JPH0419376Y2 - - Google Patents

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JPH0419376Y2
JPH0419376Y2 JP1986188862U JP18886286U JPH0419376Y2 JP H0419376 Y2 JPH0419376 Y2 JP H0419376Y2 JP 1986188862 U JP1986188862 U JP 1986188862U JP 18886286 U JP18886286 U JP 18886286U JP H0419376 Y2 JPH0419376 Y2 JP H0419376Y2
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air
cold air
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condenser
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、横方向に蛇行したパイプと縦方向の
フインとで構成した熱交換ユニツトの上半部を蒸
発器部に、下半部を凝縮器部にそれぞれ構成した
クロスフイン型の熱交換器と、内部空間を前記蒸
発器部側空間と前記凝縮器部側空間とに仕切る仕
切り部と、前記蒸発器部側空間に設けられる冷風
用送風機と、前記凝縮器部側空間に設けられる温
風用送風機と、前記熱交換器に冷媒を流動する圧
縮機とを備えた空気調和機に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の空気調和機としては、例えば、
実公昭54−3011号公報に示すようなものがあつ
た。
第7図の縦断面図に示すように、横方向に蛇行
したパイプ01と縦方向のフイン02とで構成さ
れた熱交換ユニツト03の2個が隙間04を設け
て並設されている。
そして、ケーシング05の内部空間が区画壁0
6によつて仕切られるとともに、熱交換ユニツト
03も仕切られて、上半部が室内側07、即ち、
蒸発器部とされるとともに、下半部が室外側0
8、即ち、凝縮器部とされている。09は、蒸発
用空気を横側方から吸い込んで流通させる室内側
フアン、010は、凝縮用空気を横側方から吸い
込んで流通させる室外側フアンである。
これらの構成により、パイプ01内の冷媒が室
内側07を通る空気から蒸発熱を奪つて室内側空
気を冷却するときに、空気中の水分が凝集してド
レンが発生しても、そのドレンをフイン02をつ
たわせ、凝縮器部としての室外側08に流下さ
せ、室外側08において、パイプ01内を通る高
温高圧の冷媒によりドレンを加熱して蒸発するよ
うになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成を有する従来例
の場合では、室内側フアン09および室外側フア
ン010のいずれにおいても、そこへの空気の吸
い込み方向が横側方となつているため、熱交換ユ
ニツト03の区画壁06に近い位置において、室
内側07の空気と室外側08の空気とが互いに接
近して流れ、室外側08を流れる高温空気の一部
が、フイン間の隙間から室内側07に流れ込み、
室内側07内を流れる空気に混入して熱ロスを発
生する欠点があつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、蒸発器側で発生するドレンを凝縮器
側に流下させ、凝縮時の熱を利用してドレンを蒸
発できるものでありながら、蒸発器側の熱ロス発
生を防止できるようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような目的を達成するために、
冒頭に記載した空気調和機において、 熱交換器1の蒸発器部5側を通つた冷風の吸い
込み口22を冷風用送風機11の上側に設けると
ともに、熱交換器1の凝縮器部6を通つた温風の
吸い込み口23を温風用送風機12の下側に設け
て構成する。
(作用) 上記構成によれば、冷風は冷風用送風機11の
上側に向かつて吸い込まれる状態で流動し、逆
に、温風は温風用送風機12の下側に向かつて吸
い込まれる状態で流動し、蒸発器部5と凝縮器部
6との境界付近を流動する空気の密度を低くする
ことができて、凝縮器部6側から蒸発器部5側へ
の空気の流動を抑制することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本考案の実施例に係る空気調和機の
縦断正面図、第2図は、その縦断側面図である。
これらの図において、1はクロスフイン型の熱
交換器、2は、熱交換器1に冷媒を流動する圧縮
機である。
前記熱交換器2においては、横方向に蛇行した
パイプ3,3と縦方向のフイン4……とで構成し
た熱交換ユニツトの上半部が蒸発器部5に、下半
部が凝縮器部6にそれぞれ構成され、蒸発器部5
で発生したドレンを凝縮器部6側に流下して蒸発
できるようになつている。前記フイン4は、図示
しないが、上下方向で隣合つて挿通されるパイプ
3間において、上下方向にブリツジ形状に立ち上
げられて、そこに水平方向に通気可能なスリツト
を形成したスリツトフインが用いられている。な
お、フイン4としては、平板状のフインでも良
い。
7は、室内空気を取り入れる通気グリルであ
る。
前記蒸発器部5の最下端部のパイプ3と凝縮器
部6の最上端部のパイプ3との上下間隔L1が他
のパイプ3,3の上下間隔L2よりも大に(約2
倍)設定されており、蒸発器部5と凝縮器部6と
の相互間の熱的影響を抑制できるように構成され
ている。
蒸発器部5の最下端部のパイプ3と凝縮器部6
の最上端部のパイプ3との間に対応位置させて、
通気路形成用のスクロール部材8から仕切り部9
が一体延設され、ケーシング10の内部空間が前
記蒸発器部5側の空間R1と前記凝縮器部6側の
空間R2とに仕切られている。
前記スクロール部材8内には、前記蒸発器部側
空間R1に位置させて、室内空気を蒸発器部5を
通して導く冷風用送風機11が設けられ、そし
て、前記凝縮器部側空間R2に位置させて、室内
空気を凝縮器部6を通して導く温風用送風機12
が設けられている。
前記冷風用送風機11および温風用送風機12
は、一体のシロツコフアンで構成されている。
即ち、プレス成形により、仕切り用盲板13を
間にしてその両側に羽根部14……が一体形成さ
れ、その上側が前記冷風用送風機11に、そし
て、下側が前記温風用送風機12にそれぞれ構成
されている。
ケーシング10内の上方において、吹き出し口
15と排気口16とを備えた風向制御室17が形
成され、その風向制御室17の底板18にモータ
19が設置され、そのモータ19の駆動軸20に
仕切り用盲板13が取り付けられて一体駆動する
ように構成されている。
前記スクロール部材8は、第3図に示すよう
に、二つ割りに構成されていて、その前方側部材
8aに前記仕切り部9が一体形成され、そして、
前方側部材8aおよび後方側部材8bそれぞれの
上下方向中間位置において、前記仕切り用盲板1
3の外周面に近接する送風機用仕切り部21が一
体形成されている。
また、前方側部材8aと後方側部材8bとを突
き合わせ状態で一体化することにより、前記冷風
用送風機11および温風用送風機12を外嵌し、
その状態で、冷風用送風機11の上側に、前記蒸
発器部5側を通つた冷風の吸い込み口22が設け
られるとともに、前記凝縮器部6を通つた温風の
吸い込み口23が前記温風用送風機12の下側に
設けられている。
スクロール部材8には、冷風用送風機11に連
通する冷風通路Cと温風用送風機12に連通する
温風通路Hとが形成され、第1図および第2図、
第4図a,bに示すように、前記冷風用送風機1
1により、室内空気を蒸発器部5を通過させて冷
風とし、その冷風を冷風用送風機11の上側の冷
風吸い込み口22から吸い込んで冷風通路Cに流
動し、一方、室内空気を凝縮器部6を通過させて
温風とし、その温風を温風用送風機12の下側の
温風吸い込み口23から吸い込んで温風通路Hに
流動するように構成されている。
風向制御室17の底板18には、冷風通路Cの
冷風吹き出し口24と温風通路Hの温風吹き出し
口25とが切り欠き形成されている。
前記モータ19は、そのモータ駆動軸20の回
転軸心が、平面視において、風向制御室17内の
中心に位置するように設置され、そして、風向制
御室17内には、第5図の一部分解斜視図に示す
ように、モータ駆動軸20の回転軸心と同軸心周
りで回転自在に、左右対称形状の風向制御板26
が設けられている。
風向制御板26の左右両端それぞれには、回転
に伴なう側壁との隙間を無くすためのゴム垂れ2
7が付設され、かつ、風向制御板26の支軸28
がケーシング10の上部より上方に突出され、ダ
イヤル式操作具29に一体回転自在に連結されて
いる。
これらの構成により、ダイヤル式操作具29に
よつて前記風向制御板26を回転し、所定位置に
おいて固定することにより、吹き出し口15およ
び排気口16それぞれに連通する冷風吹き出し口
24および温風吹き出し口25それぞれの面積を
変更して、次の各種の状態が得られるようになつ
ている。
() 冷風状態 第6図aに示すように、冷風吹き出し口24の
すべてを吹き出し口15に、そして、温風吹き出
し口25のすべてを排気口16にそれぞれ連通
し、機体前面から冷風を吹き出してスポツト冷房
を行なう。
() 温風状態 第6図bに示すように、温風吹き出し口25の
すべてを吹き出し口15に、そして、冷風吹き出
し口24のすべてを排気口16にそれぞれ連通
し、機体前面から温風を吹き出してスポツト暖房
を行なう。
() 冷風気味除湿状態 第6図cに示すように、吹き出し口15に連通
する冷風吹き出し口24の面積を、吹き出し口1
5に連通する温風吹き出し口25の面積よりも大
にし、一方、排気口16に連通する冷風吹き出し
口24の面積を、排気口16に連通する温風吹き
出し口25の面積よりも小にし、機体前面から低
温の除湿風を吹き出して室内空気に対して冷風気
味の除湿を行なう。
() 温風気味加湿状態 第6図dに示すように、吹き出し口15に連通
する冷風吹き出し口24の面積を、吹き出し口1
5に連通する温風吹き出し口25の面積よりも小
にし、一方、排気口16に連通する冷風吹き出し
口24の面積を、排気口16に連通する温風吹き
出し口25の面積よりも大にし、機体前面から高
温の加湿風を吹き出して室内空気に対して温風気
味の加湿を行なう。
前記風向制御板26の吹き出し口15側には、
モータ19を外嵌して覆う円筒状のカバー体30
が一体連接され、一方、風向制御板26の排気口
16には、第2図に示すように、開口31が形成
され、その開口31からモータ19の外面が排気
口16側に露出され、冷風または温風のいずれか
をモータ19に常に吹き付け、モータ19を冷却
して過加熱を防止できるようになつている。
前記熱交換器1の下方には、凝縮器部6での流
下途中で蒸発しきれなかつたドレンを受け止める
ドレンパン32が設けられるとともに、そのドレ
ンパン32の下方に、そこをオーバーフローした
ドレンを受け止めて貯留可能にケーシング10の
底板33が設けられている。
前記ドレンパン32が鉄製で、かつ、圧縮機2
がドレンパン32と底板33との間に設けられて
おり、圧縮機2から発生する熱によつてドレンパ
ン32を下面から加熱するとともに、底板33内
に貯留されたドレンをも加熱し、ドレンタンクを
用いることなく、熱交換器1から発生するドレン
の全量を蒸発除去できるようになつている。
この空気調和機においては、排気口16から排
出される空気をケーシング10の後面から室内側
に戻して、上述のようにスポツト冷房や暖房を行
なう場合に限らず、例えば、排気口16にダクト
を連通接続するとか、ケーシング10を窓に取り
付けるなどして、排気口16からの空気を室外に
排出するようにして使用しても良い。
上記実施例では、一体構成のシロツコフアンに
より、冷風用送風機11と温風用送風機12とを
構成しているが、本考案としては、冷風用送風機
11および温風用送風機12それぞれを専用構成
するものでも良い。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、凝縮器部6側
の高温の空気が蒸発器部5側に流動することを低
減できるから、蒸発器部5を通つた空気に対する
凝縮器部6側空気による加熱を防止でき、蒸発器
部5で発生したドレンを凝縮器部6側に流下し、
その凝縮器部6の熱を利用して蒸発できるもので
ありながら、そのドレン流下構成に起因する蒸発
器部5での熱ロスを良好に防止できるようになつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る空気調和機の
全体縦断正面図、第2図は、全体縦断側面図、第
3図は、スクロール部材の分解斜視図、第4図
は、通気状態を示す横断面図、第5図は、内部構
成を示す分解斜視図、第6図は、空調状態を示す
横断面図、第7図は、従来例の全体縦断面図であ
る。 1……熱交換器、2……圧縮機、3……パイ
プ、4……フイン、5……蒸発器部、6……凝縮
器部、11……冷風用送風機、12……温風用送
風機、22……冷風吸い込み口、23……温風吸
い込み口、R1……蒸発器部側空間、R2……凝縮
器部側空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横方向に蛇行したパイプ3と縦方向のフイン4
    とで構成した熱交換ユニツトの上半部を蒸発器部
    5に、下半部を凝縮器部6にそれぞれ構成したク
    ロスフイン型の熱交換器1と、 内部空間を前記蒸発器部側空間R1と前記凝縮
    器部側空間R2とに仕切る仕切り部9と、 前記蒸発器部側空間R1に設けられる冷風用送
    風機11と、 前記凝縮器部側空間R2に設けられる温風用送
    風機12と、 前記熱交換器1に冷媒を流動する圧縮機2とを
    備えた空気調和機であつて、 前記蒸発器部5側を通つた冷風の吸い込み口2
    2を前記冷風用送風機11の上側に設けるととも
    に、前記凝縮器部6を通つた温風の吸い込み口2
    3を前記温風用送風機12の下側に設けて成る空
    気調和機。
JP1986188862U 1986-12-08 1986-12-08 Expired JPH0419376Y2 (ja)

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JPS6392130U JPS6392130U (ja) 1988-06-15
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