JPH0418820Y2 - - Google Patents

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JPH0418820Y2
JPH0418820Y2 JP1987027245U JP2724587U JPH0418820Y2 JP H0418820 Y2 JPH0418820 Y2 JP H0418820Y2 JP 1987027245 U JP1987027245 U JP 1987027245U JP 2724587 U JP2724587 U JP 2724587U JP H0418820 Y2 JPH0418820 Y2 JP H0418820Y2
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skin material
molds
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は表皮一体成形シートを成形するため
の型構造に関し、特にその端末部に筋が生じるも
のを防止するための構造に関する。
《従来の技術》 表皮一体成形シートは、パツド材の型内発泡成
形時に表皮材も一体に張付けることによつて、組
み立て時における面倒な被泡作業を省き、シート
の製造上に合理化を図るものである。
このため、発泡成形に先立つて下型の型面上に
は予め縫製などによつて袋状に形成された表皮材
がセツトされ、該表皮材の周縁部を前記上下型の
パーテング間に挟んだ状態で、型締めして内部に
注入された発泡性樹脂の発泡硬化によりパツドと
表皮を一体化した状態に成形している。
《考案が解決しようとする問題点》 この成形技術におるけ難問題の一つにパーテン
グライン部分に表皮材の押し筋跡が形成される点
があげられる。
第3図はその下型1および上型2に形成された
パーテイングライン1a,2aの形状を示し、両
パーテイングライン1a,2a間に表皮材3が挟
まれている。表皮材3は、合成皮革材料である塩
化ビニールシート等の表皮3aの裏面にワデイン
グ材3bを裏打ちしたものであり、ワデイング材
3bは連続気泡性のウレタンスラブ材であつて、
含浸性を持つている。
したがつて、表皮材3を挟んだ状態で上下型
1,2間に形成されたキヨビテイ内に発泡ウレタ
ン原液などの発泡性樹脂液を注入充填し、内部発
泡させると、ワデイング材3b内に発泡性樹脂液
が含浸し、その状態で硬化するので、前記パーテ
イングラインの当接部分は筋押しされた状態に固
定される。
したがつて、この筋はその後の端末処理工程に
おいても引き伸ばすことはできず、固定されたま
まとなり、不自然な筋は外見城の見栄えを損ね、
商品化値を著しく低下させる結果となる。
この考案は以上の問題を解決するものであつ
て、型構造の工夫によつて、成形時における筋押
し状態の発生を未然に防止することを目的とす
る。
《問題点を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、下型の
型面に、ワデイング材を裏打ちした表皮材を配置
し、該下型上に上型を係合し、両型のパーテイン
グラインに沿つて前記表皮材の端部を挟み込んだ
状態で、両型間に成形されたキヤビテイ内に発泡
性樹脂を注入充填し、発泡させて、前記表皮材を
表面に一体化してシートパツドを成形するための
成形型であつて、前記上型を延長して前記下型側
に突出する楔状の突起を前記上型に一体に設け、
前記両型の型締時に前記突起の先端でワデイング
材の末端部を圧縮した状態で仕切ることによつて
パーテイングラインを形成することを特徴とす
る。
《作用》 前記突起はその先端が型締め時に表皮材裏面に
当接する結果、表皮材法面に設けたワデイング材
を圧縮し、発泡性樹脂液の含浸を防止する。成形
完了状態で表皮材の端末は形成されたパツドと分
離しているので、表皮材をフレームにセツトする
際に引つ張ることによつて一端形成された筋は消
滅する。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
第1図はこの考案を適用した表皮材を発泡成形
型にセツトし型締した状態を示している。
なお、この考案の構成部分は従来とほぼ同様で
あるので、同一部分の符号は共通とし、異なる部
分に付いてのみ異なる符号を用いて説明する。
図において、発泡成形型は従来とほぼ同様にシ
ートパツドの外形状に形成された下型1と、該下
型1の上面に係合する上型2とからなつている。
そして前記下型1および上型2の係合面である
パーテイングライン1a,2a間に表皮材3を挟
み込んだ状態で両型間に形成されたキヤビテイ内
で発泡性ウレタン原液などの発泡性樹脂液の発泡
作用は行われる。
表皮材3は、合成比較材料である塩化ビニール
シート等の表皮3aの裏面にワデイング材3bを
裏打ちしたものであり、ワデイング材3bは連続
気泡性のウレタンスラブ材であつて含浸性を持つ
ている。
そして、ワデイング材3bの表皮3aに対する
ラミネート方法は、それぞれの原反を連続的に繰
り返しつつフレーム処理し、次いで圧着ローラで
両者を重合することによつてワデイング材3bに
含浸された熱可塑性樹脂が溶融し、ホツトメルト
接着によつて一体にラミネートされる。
そして、これをシートの各部分の寸法にしたが
つてトリムカツトし、縫合などによつて組合わせ
ることで表皮材3は丁度シートパツドの外形に沿
つた形の袋状に形成される。
そして、前記上型2のパーテイングライン2a
の内側には下型1の方向に向かつて下型1の型面
の周縁に対向する突起10が形成され、該突起1
0の先端部は、型締め前は下型1の開口寸法より
内方に向かつて小さく設定されており、両型1,
2を型締め時に前記表皮材3の裏面に当接させ、
ワデイング材3bを圧縮した状態で端末部分を仕
切つている。該突起10は図示のごとく楔状断面
をなしており、下型1に対して鋭角に当接してい
る。
以上の構成において、上下型1,2間に形成さ
れたキヤビテイ内で発泡性ウレタン原液などの発
泡性樹脂を発泡硬化させると、前記突起10の内
側部分においては発泡樹脂がワデイング材3bに
含浸した状態で一体化され、また突起10の外側
は完全に分離した状態で成形が完了する。
成形完了時点では第2図aに示すように、前記
突起10によつて仕切られる部分Pに筋が生じて
いるが、その筋は型締めによる押圧力が前記突起
10によつて下型面側へ十分に分散されるために
従来に比べて明確なものでなく、しかも同図bに
示すように突起10の内側によつて構成されるパ
ツド12の側面部は表皮材と接合されないので表
皮材3の端末部をパツド12の側面部に沿つて引
つ張ることにより、筋はアツセンブリ時に容易に
吸収消滅され、平滑な側面となる。
《考案の効果》 以上実施例によつて詳細に説明したように、こ
の考案であつては、上型と下型とのパーテイング
ラインにおいて、突起の先端が型締時に表皮材裏
面に当接してワデイング材の端末部を圧縮した状
態で仕切ることによつてパーテイングラインを形
成するので、発泡樹脂液の含浸を防止して、成形
完了状態で表皮材の端末は形成されたパツドと分
離することとなり、表皮材をフレームにセツトす
る際に引つ張ることによつて、一旦突起によつて
形成された筋を消滅させることができ、したがつ
て、不自然な筋のない外観の良好なシートが得ら
れることとな
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る発泡成形型に表皮材を
セツトし型締め状態を示す断面図、第2図a,b
は同成形型を用いて成形された表皮一体成形シー
トを示し、aは脱型後の状態を、bは筋を延ばし
た状態を示す部分拡大図、第3図は従来の発泡成
形型に表皮材をセツトし型締め状態を示す断面図
である。 1……下型、2……上型、1a,2a……パー
テイングライン、3……表皮材、3a……表皮、
3b……ワデイング材、10……突起、12……
パツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型の型面に、ワデイング材を裏打ちした表皮
    材を配置し、該下型上に上型を係合し、両型のパ
    ーテイングラインに沿つて前記表皮材の端部を挟
    み込んだ状態で、両型間に成形されたキヤビテイ
    内に発泡性樹脂を注入充填し、発泡させて、前記
    表皮材を表面に一体化してシートパツドを成形す
    るための成形型であつて、前記上型を延長して前
    記下型側に突出する楔状の突起を前記上型に一体
    に設け、前記両型の型締時に前記突起の先端でワ
    デイング材の端末部を圧縮した状態で仕切ること
    によつてパーテイングラインを形成することを特
    徴とする表皮一体成形シートの成形型。
JP1987027245U 1987-02-27 1987-02-27 Expired JPH0418820Y2 (ja)

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JP1987027245U JPH0418820Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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Publication Number Publication Date
JPS63134710U JPS63134710U (ja) 1988-09-05
JPH0418820Y2 true JPH0418820Y2 (ja) 1992-04-27

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ID=30829088

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JP (1) JPH0418820Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720334Y2 (ja) * 1973-08-25 1982-04-30

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JPS63134710U (ja) 1988-09-05

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