JPH0418494Y2 - - Google Patents

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JPH0418494Y2
JPH0418494Y2 JP10609586U JP10609586U JPH0418494Y2 JP H0418494 Y2 JPH0418494 Y2 JP H0418494Y2 JP 10609586 U JP10609586 U JP 10609586U JP 10609586 U JP10609586 U JP 10609586U JP H0418494 Y2 JPH0418494 Y2 JP H0418494Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば液状眉墨や液状口紅等を塗布
するめの化粧筆に関する。
「従来の技術」 この種化粧筆として、吐出弁付き上筒部材の下
部内に吸込み弁付き下筒部材の上部を上下動自在
にかつ下方付勢状態に嵌合させて、これ等両部材
の内部でポンプ室を形成させ、上記上筒部材の上
端からは上記吐出弁に液体吐出パイプを介し連通
させて筆穂を上方へ起立させると共に上筒部材外
面から筒状の筆軸を垂下させ、また下筒部材の下
部外面に、上記筆軸内に上下動自在に挿入された
容器体の口頸部を嵌着させ、該容器体を筆軸に対
し押上げすると、ポンプ室内の液体が吐出弁より
液体吐出パイプを通つて筆穂に供給され、また押
上げを解放すると、容器体が下降して該容器体内
液体が吸込み弁よりポンプ室に流入するよう設け
た所謂ノツク式のものがある(実願昭60−63571
号、実願昭60−179337号等参照)。
「考案が解決しようとする問題点」 上記化粧筆にあつては、上筒部材の上端部から
固定的に起立する液体吐出パイプを、塗布時にお
ける筆穂の肌ざわりが悪くなるのを防止するため
に、筆穂軸芯部分の上下方向中間部までしか導出
していなかつた。そのため、容器体押上げによる
ポンプ室内液体の吐出時には、液体が筆穂の穂先
まで十分行き届かずに筆穂の中途側面からにじみ
出て、使いづらくなるという問題点があつた。
本考案は、そのような問題点を、簡単な構造変
更で除去できるようにした化粧筆を提供すること
を目的とする。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案は、吐出弁
10付き上筒部材1の下部内に吸込み弁22付き
下筒部材2の上部を上下動自在にかつ下方付勢状
態に嵌合させて、これ等両部材の内部でポンプ室
3を形成させ、上記上筒部材の上端からは上記吐
出弁に液体吐出パイプ28を介し連通させて筆穂
29を上方へ起立させると共に上筒部材外面から
筒状の筆軸30を垂下させ、また下筒部材の下部
外面に、上記筆軸内に上下動自在に挿入された容
器体35の口頸部を嵌着させ、該容器体を筆軸に
対し押上げすると、ポンプ室内の液体が吐出弁よ
り液体吐出パイプを通つて筆穂に供給され、また
押上げを解放すると、容器体が下降して該容器体
内液体が吸込み弁よりポンプ室に流入するよう設
けた化粧筆において、上記筆穂内に上下動自在に
上部を挿入させた液体吐出パイプ28の下部を、
上筒部材内へ上下動自在に嵌合された筒状摺動体
4内へ水密に嵌着させ、該筒状摺動体下面と上記
下筒部材上面との間に、上記下筒部材付勢用の第
1圧縮ばね14を、また筒状摺動体上面と上筒部
材上端部との間に、上記第1圧縮ばねよりばね定
数が小さい第2圧縮ばね17をそれぞれ介装さ
せ、かつ筒状摺動体下部に上記吐出弁10を上記
液体吐出パイプ28と連通させて付設させたこと
を特徴とする。
「作用」 例えば、第1図の状態から押釦40を介して容
器体35及びこれと一体の下筒部材2を、筆軸3
0及びこれと一体の上筒部材1に対して押上げす
ると、第1及び第2圧縮ばね14,17のばね定
数の違いにより、筒状摺動体4が上筒部材内を、
該摺動体と下筒部材との間に形成されたポンプ室
3の容積を縮小することなく上昇し、やがて第2
図のように上限位置に達する。この時、下部が上
記摺動体に支持された液体吐出パイプ28の上部
は、筆穂29内を摺動体と一体動して上昇し、そ
の上端開口部が穂先に近接する。即ち、液体吐出
パイプの長さが予めこのように設定されているの
である。
上記状態から更に容器体押上げを続行すると、
筒状摺動体4等に対し下筒部材2が上昇するた
め、ポンプ室3内が高圧化し、吸込み弁22が閉
じて吐出弁10が開く。
これにより、ポンプ室内液体が吐出弁及びこれ
と連通する液体吐出パイプ28を通つて筆穂29
に吸収される。この時、液体吐出パイプの上端部
が上記したように筆穂の穂先に近接して開口して
いるため、ポンプ室内液体が穂先に十分かつ速や
かに供給される。
一方、上記した状態から容器体押上げを解放す
ると、先ず第1圧縮ばね14の復元力に下筒部材
及びこれと一体の容器体が筒状摺動体等に対して
下降し、次いで第2圧縮ばね17の復元力により
筒状摺動体が上記容器体等と一体となつて上筒部
材及びこれと一体の筆軸30に対して下降する。
上記筒状摺動体4等に対する下筒部材2等の下
降により、ポンプ室3内が負圧化し、依って吸込
み弁22が開いて(この時、吐出弁10は既に閉
じている。)容器体内液体がポンプ室内に吸い込
みされる。尚、容器体内液体の減少による容器体
内の負圧化は、容器体の底蓋38によつて防止さ
れる。
「実施例」 以下添付図面に基づいて、本考案の実施例を説
明する。
第1図及び第2図に示すように、上筒部材1の
下部内に下筒部材2の上部を上下動自在にかつ下
方付勢状態に嵌合させて、これ等両部材の内部で
ポンプ室3を形成させている。
図示例では、上記上筒部材1の上部内に、筒状
摺動体としての上端筒部4を上筒部材内面に摺接
させると共に、該筒部の下端内周縁から左右一対
をなす弧状の弾性圧縮板部5を垂下し、該板部下
方に付設した弁体6を付設した弁体付き部材7が
上下動自在に収装されている。
更に、上記上端筒部の下端外周縁からは段付き
筒体9が一体的に垂下され、その筒体内の上向き
段部に、上昇弁体6が圧接して吐出弁10を形成
する弁座11が付設されている。
そして、上記段付き筒体下部と上筒部材下部と
の周間隙内に下筒部材2上部が嵌合されると共
に、上記段付き筒体9上端に付設の外向きフラン
ジ12と上記下筒部材2上部に形成の上向き段部
13との間に、上記下筒部材付勢用の第1圧縮ば
ね14が、また上端筒部4の中間部外面に形成の
外向きフランジ15と上筒部材1の上端内縁に形
成の内向きフランジ16との間に上記第1圧縮ば
ねよりばね定数が小さい第2圧縮ばね17がそれ
ぞれ介装されている。
上記下筒部材2は、その上部における単筒部1
8と該単筒部下端から分岐形成された内筒19a
及び外筒19bの二重筒部19とからなる。そし
て、上記内筒19aの下部内面に付設した弁座2
0上にボール弁体21を接離自在に載置して吸込
み弁22を形成している。
更にまた、上記吐出弁10と吸込み弁22との
間に形成されるポンプ室3内には、該室内の圧縮
比を高めるための棒状部材23が収装されてい
る。該部材23は棒部の下部外面から放射状にス
ペーサ24を突出し、これ等スペーサ24先端を
上記内筒19aの下部内面に圧接させることで下
筒部材2に対して固定させてあり、棒部下端はボ
ール弁体21上方に位置させて該ボール弁体の自
由な動きを規制している。また、棒状部材は、上
筒部材1に対して下筒部材2が上限まで押上げら
れた時にだけ、棒部上端が弁体6下端を突上げ、
該突上げにより吐出弁10が強制的に開弁される
ように設けてある。尚、図中25は段付き筒体9
下部内に上半部が嵌着されて下部外面が下筒部材
2の内筒19a内面に摺接されたシール用筒体
で、26は上筒部材下部に穿設の長孔26aと下
筒部材中間部に穿設の突起26bとからなる抜け
止め手段である。また、27は段付き筒体9と下
筒部材2との間の上記と同様の抜け止め手段であ
る。
上記上筒部材1の上端からは上記吐出弁10に
液体吐出パイプ28を介し連通させて筆穂29を
上方へ起立させると共に上筒部材外面から筒状の
筆軸30を垂下させている。
図示例では、上記上端筒部4内に液体吐出パイ
プ28の下部が水密に嵌着され、該パイプ28の
上部が、上記上筒部材の内向きフランジ16上面
に固設された筆穂29軸芯内に上下動自在に挿入
されている。上記筆穂29は、その下部外面にお
いてテーパ筒状の金属筒31及びゴム筒32を介
して、上記上筒部材1の上部外面に下部を嵌合さ
せた押え筒33上部のテーパ筒部内面により抜け
止め状態で固定保持されている。上記筆軸30は
その上部内面を上筒部材1の下部外面に嵌合させ
ると共に下端部一側には切欠き34が形成されて
いる。
上記下筒部材2の下部外面に、上記筆軸30内
に上下動自在に挿入された容器体35の口頸部3
6を嵌着させている。
図示例では、容器体口頸部36がその上端面を
外筒19b下端面に当接させて内筒19a外面に
嵌着されると共に、容器体胴部37の下部内には
底蓋38が上昇可能にかつ水密に嵌合されてい
る。上記底蓋38は周縁を断面弧状の弾性周壁3
9に形成し、この弾性周壁39を胴部37内面に
圧接させている。そして、容器体胴部の下端開口
には、有底筒状の押釦40が嵌着されている。こ
の押釦の底壁41中央部には息抜き孔42が、ま
た筒壁43内面には、上端面が筒壁より上方へ突
出して上記底蓋38下面に当接する複数本のリブ
44がそれぞれ形成されている。
従つて、本実施例では、筆軸30の切欠き34
を利用して押釦40を押圧操作し、筆軸に対して
容器体35を押上げすることになる。
上記実施例にて、ポンプ室3は筆穂29に充分
ではあるが余分でない適量の流量を収容する容積
に設定される。また、各部は金属筒31、ゴム筒
32、第1及び第2圧縮ばね14,17等を除き
適宜合成樹脂材で成形製作される。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、液体吐出
パイプを筆穂内において上下動自在に構成して、
ポンプ室内液体の吐出時のみ液体吐出パイプの上
端が筆穂の穂先に近接して開口するようにしたの
で、塗布時において筆穂の肌ざわりが悪くなるの
を効果的に防止しつつ、吐出時には筆穂の穂先へ
十分かつ速やかにポンプ室内液体を供給でき、使
用上頗る便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す半断面図、第
2図はその作用状態を示す半断面図である。 1……上筒部材、2……下筒部材、3……ポン
プ室、7……弁体付き部材、14……第1圧縮ば
ね、17……第2圧縮ばね、28……液体吐出パ
イプ、29……筆穂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吐出弁10付き上筒部材1の下部内に吸込み弁
    22付き下筒部材2の上部を上下動自在にかつ下
    方付勢状態に嵌合させて、これ等両部材の内部で
    ポンプ室3を形成させ、上記上筒部材の上端から
    は上記吐出弁に液体吐出パイプ28を介し連通さ
    せて筆穂29を上方へ起立させると共に上筒部材
    外面から筒状の筆軸30を垂下させ、また下筒部
    材の下部外面に、上記筆軸内に上下動自在に挿入
    された容器体35の口頸部を嵌着させ、該容器体
    を筆軸に対し押上げすると、ポンプ室内の液体が
    吐出弁より液体吐出パイプを通つて筆穂に供給さ
    れ、また押上げを解放すると、容器体が下降して
    該容器体内液体が吸込み弁よりポンプ室に流入す
    るよう設けた化粧筆において、上記筆穂内に上下
    動自在に上部を挿入させた液体吐出パイプ28の
    下部を、上筒部材内へ上下動自在に嵌合された筒
    状摺動体4内へ水密に嵌着させ、該筒状摺動体下
    面と上記下筒部材上面との間に、上記下筒部材付
    勢用の第1圧縮ばね14を、また筒状摺動体上面
    と上筒部材上端部との間に、上記第1圧縮ばねよ
    りばね定数が小さい第2圧縮ばね17をそれぞれ
    介装させ、かつ筒状摺動体下部に上記吐出弁10
    を上記液体吐出パイプ28と連通させて付設させ
    たことを特徴とする化粧筆。
JP10609586U 1986-07-09 1986-07-09 Expired JPH0418494Y2 (ja)

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JP10609586U JPH0418494Y2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09

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JPS6312310U JPS6312310U (ja) 1988-01-27
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Families Citing this family (3)

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JP5246706B2 (ja) * 2009-03-31 2013-07-24 株式会社吉野工業所 吐出容器
JP5246704B2 (ja) * 2009-03-31 2013-07-24 株式会社吉野工業所 蓄圧式吐出容器

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