JP2544473Y2 - 液体塗布容器 - Google Patents

液体塗布容器

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JP2544473Y2
JP2544473Y2 JP1991023826U JP2382691U JP2544473Y2 JP 2544473 Y2 JP2544473 Y2 JP 2544473Y2 JP 1991023826 U JP1991023826 U JP 1991023826U JP 2382691 U JP2382691 U JP 2382691U JP 2544473 Y2 JP2544473 Y2 JP 2544473Y2
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Japan
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cylinder
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valve
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茂雄 飯塚
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本案は、例えばアイシャドー
や眉墨等の化粧液を塗布する場合に用いる液体塗布容器
に係る。
【0002】
【従来の技術】この種塗布容器として、化粧液収納用の
胴部上端から口頸部を起立し、かつ該口頸部の内面に通
水性棒状塗布体の下部外面を嵌合させ、使用量分の化粧
液と外気とを置換させるよう形成した容器が周知であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものは、収
容化粧液が置換外気と接触するため、化粧液に含まれる
揮発性成分が放散し易い等の不都合があり、また、棒状
塗布体が常時化粧液に浸漬した状態にあるから、化粧液
を含み過ぎて塗布部に過剰に塗布されることがあった。
【0004】本案は、ポンプ機構により一定量の化粧液
を棒状塗布体に供給するよう形成し、かつ容器体胴部の
下部内面に、容器体内負圧化により上昇する中蓋を嵌合
させることで、上記不都合を解消するよう設けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】直筒状の胴部5の底部内
に水密かつ上方摺動可能に中蓋6を嵌合させた容器体1
と、この容器体1の口頸部7に嵌合装着されて上方に延
び、上端部に小径の筒状口部8を形成した筒状口部部材
2と、この筒状口部部材2から容器体1内上部にかけて
内設固定されかつ底部に吸込み弁を設けたシンリダ9
と、該シリンダ内に嵌合させたピストン12の外周面か
ら上外方へ逆スカート状弾性弁筒10を一体に起立する
と共に、該逆スカート状弾性弁筒の外面をシリンダ9の
上部内面に摺動自在かつ水密に嵌合させて、シリンダ9
の上部内壁面を弁座とする吐出弁22を形成し、かつ圧
縮ばね11で上方付勢された摺動部材3と、上記筒状口
部8内へ、下端面をピストン12上面に接して、かつ上
端部を上方に残して、通水性棒状体を押下げ可能に挿入
させた塗布具4とからなり、該塗布具材を介して摺動部
材3を押下げ可能に形成した。
【0006】
【作用】図示状態からキャップ20を取り外して、塗布
具4の上端を塗布部に押し当てると、塗布具4が内方へ
押し込まれて、ピストン12を圧縮ばね11の弾性に抗
して押下げるので、シリンダ9内の化粧液が加圧され、
かつ逆スカート状弾性弁筒10が弾性変形して吐出弁2
2が開弁し、化粧液が塗布具4に供給される。塗布具4
の上端を塗布部から離すと、逆スカート状弾性弁筒10
が弾性復元して吐出弁22が閉弁し、かつピストン12
が圧縮ばね11によって押上げられるので、シリンダ9
内が負圧化して、シリンダ9底部の吸込み弁が開弁し、
容器体1内の化粧液がシリンダ9内へ吸上げられ、ま
た、中蓋6が上方摺動して容器体1内が負圧化すること
を防止する。
【0007】
【実施例】第1実施例(図1) 1は容器体であり、該容器体は、直筒状の胴部5上端か
ら口頸部7を起立すると共に、胴部5の下端部内面に、
有底の筒状底蓋15上部を嵌着させ、かつ該筒状底蓋直
ぐ上方の胴部5部分内面に中蓋6を上方摺動可能かつ水
密に嵌合させている。
【0008】2は筒状口部部材であり、該筒状口部部材
は、下部を大内径として該大内径部を上記口頸部7の外
面に嵌着させ、かつ上端部を小径の筒状口部8として、
該筒状口部を下方へ延長形成している。
【0009】上記筒状口部部材2から容器体1内上部に
かけてシリンダ9が内設固定されている。該シリンダ
は、底壁周縁から起立する周壁19の上部を、上記筒状
口部部材2の中間部内面と筒状口部8の下半外面との間
の下向き周溝内へ嵌着させ、また、底壁の中央部から芯
軸17を起立し、かつ底壁外周部および該底壁部分に連
らなる周壁下端部分に吸込み孔18を複数穿設してい
る。
【0010】13は吸込み弁体であり、上記芯軸17の
下端部外面にフランジ状小板のフランジ孔を嵌合させる
と共に、該フランジ状小板の上面外周部から斜め上外方
へ起立する弾性弁部の上端部外面を、上記吸込み孔18
直ぐ上方のシリンダ9周壁19部分の内面へ圧接させ
て、その周壁部分の内壁面を弁座とする吸込み弁を形成
している。
【0011】3は摺動部材であり、該摺動部材は、上記
シリンダ9の中間部内面に嵌合させたピストン12の外
周面上端から上外方へ逆スカート状弾性弁筒10を一体
に起立すると共に、該逆スカート状弾性弁筒の外面を上
記シリンダ9の上部内面に摺動自在かつ水密に嵌合させ
て、シリンダ9の周壁19上部内壁面を弁座とする吐出
弁22を形成している。当該摺動部材は、ピストン12
の上端壁下面と上記吸込み弁体13のフランジ状小板上
面との間に介装された圧縮ばね11により上方付勢され
ている。
【0012】4は塗布具であり、下端面を上記ピストン
12上面に接して、かつ上端部を上方に残して、通水性
棒状体を既述筒状口部8内へ押下げ可能に挿入させ、か
つ当該塗布具を介して上記摺動部材3を押下げ可能に形
成している。また、当該塗布具は、腰が強く充分通水性
のある材料、例えばフェルト等で形成する。尚、16は
パッキング、20はキャップである。
【0013】第2実施例(図2) 第2実施例では、シリンダ9の底壁中央部を舌片状に切
り離して板状の吸込み弁体13を形成し、また、容器体
1の口頚部7下端に内向きフランジ状壁を付設して、該
内向きフランジ状壁のフランジ孔を吸込み孔18とし、
かつその内向きフランジ状壁の上面壁へ上記吸込み弁体
13の下面外周部を着座させ、内向きフランジ状壁の上
面壁を弁座とする吸込み弁を形成している。該実施例で
は、吸込み弁体13とシリンダ9とを一体として部品数
を削減している。
【0014】第3実施例(図3) 第3実施例では、筒状口部8直ぐ下方の筒壁部分内面に
スポンジ等の筒状多孔質材21の外面を嵌合させて、該
筒状多孔質材へシリンダ9内化粧液を供給できるよう形
成し、また、シリンダ9の周壁19上部に内外二重の支
持筒23を嵌合させて、該支持筒の上端面で上記筒状多
孔質材21を下方から支持している。該実施例では、塗
布具4と筒状多孔質材21に化粧液を含浸させるから、
シリンダ9内の化粧液を化粧具4へ供給する頻度が減少
して、逆スカート状弾性弁筒10等が損耗することが防
がれ、耐久性が向上する。
【0015】第4実施例(図4) 第4実施例では、第3実施例と同様に筒状多孔質材21
を筒状口部部材2の上端部内面に嵌合させ、かつシリン
ダ9の周壁19上端部内面に支持筒23の下部を嵌着さ
せて、該支持筒の上端面で筒状多孔質材21を下方から
支持している。また、ピストン12の上部外面に上方小
径のテーパ面24を、かつ支持筒23の下部内面に上方
小径のテーパ面を、それぞれ形成し、それ等両テーパ面
を圧接させることで気密性を高めて、シリンダ9内化粧
液から揮発性成分が放散されること等を防止している。
【0016】上記各実施例において、筒状口部部材2と
容器体1を一体成形してもよい。
【0017】
【考案の効果】本案は上記構成とするものであり、筒状
口部部材2から容器体1内上部にかけて内設固定された
シリンダ9の底部に吸込み弁を設け、また、シリンダ9
内に嵌合させたピストン12の外周面から上外方へ逆ス
カート状弾性弁筒10を起立し、かつ該逆スカート状弾
性弁筒の外面をシリンダ9の上部内面に摺動自在かつ水
密に嵌合させて、シリンダ9の上部内壁面を弁座とする
吐出弁22を形成し、更に、筒状口部8内へ棒状の塗布
具4を押下げ可能に挿入させ、かつ該塗布具を介して摺
動部材3を押下げ可能に形成したから、塗布具4を塗布
部に押し当てて塗布具4を内方へ押し込むと、シリンダ
9内の化粧液が加圧され、かつ逆スカート状弾性弁筒1
0が弾性変形して吐出弁22が開弁し、一定量の化粧液
が塗布具4に供給されることになり、よって、従来容器
のように、塗布具4に化粧液が必要以上に含浸されて塗
布部に過剰に塗布されることがない。また、シリンダ9
内に嵌合させたピストン12の外周面から上外方へ逆ス
カート状弾性弁筒10を起立し、該逆スカート状弾性弁
筒の外面をシリンダ9の上部内面に摺動自在かつ水密に
嵌合させて、シリンダ9の上部内壁面を弁座とする吐出
弁22を形成したから、塗布具4を介してピストン12
を押下げ、シリンダ9内化粧液を加圧すると、逆スカー
ト状弾性弁筒10が弾性変形して流出口がリング状に大
きく開口することとなり、よって、シリンダ9内の化粧
液を塗布具4に容易かつ円滑に供給でき、かつピストン
9の押下げを停止すると、逆スカート状弾性弁筒10が
弾性復元してシリンダ9の上部内壁面へ着座するから、
大きく開いた流出口を確実かつ迅速に閉塞することがで
き、また、逆スカート状弾性弁筒10をピストン12の
外周面から一体に起立したから、構造が簡易となって廉
価に形成できる。更に、胴部5の底部内に水密かつ上方
摺動可能に中蓋6を嵌合させたから、容器体1内化粧液
がシリンダ9内へ吸上げられると、中蓋6が上方摺動し
て容器体1内が負圧化することを防止することができ、
かつ容器体1内化粧液が外気に接触することによる不都
合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の半部縦断面図である。
【図2】 第2実施例の半部縦断面図である。
【図3】 第3実施例の半部縦断面図である。
【図4】 第4実施例の半部縦断面図である。
【符号の説明】
1…容器体 2…筒状口部部材 3…摺動部材 4…塗布具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直筒状の胴部5の底部内に水密かつ上方
    摺動可能に中蓋6を嵌合させた容器体1と、 この容器体1の口頸部7に嵌合装着されて上方に延び、
    上端部に小径の筒状部8を形成した筒状口部部材2と、 この筒状口部部材2から容器体1内上部にかけて内設固
    定されかつ底部に吸込み弁を設けたシンリダ9と、 該シリンダ内に嵌合させたピストン12の外周面から上
    外方へ逆スカート状弾性弁筒10を一体に起立すると共
    に、該逆スカート状弾性弁筒の外面をシリンダ9の上部
    内面に摺動自在かつ水密に嵌合させて、シリンダ9の上
    部内壁面を弁座とする吐出弁22を形成し、かつ圧縮ば
    ね11で上方付勢された摺動部材3と、上記筒状口部8
    内へ、下端面をピストン12上面に接して、かつ上端部
    を上方に残して、通水性棒状体を押下げ可能に挿入させ
    た塗布具4とからなり、 該塗布具材を介して摺動部材3を押下げ可能に形成した
    ことを特徴とする液体塗布容器。
JP1991023826U 1991-03-18 1991-03-18 液体塗布容器 Expired - Fee Related JP2544473Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH064946Y2 (ja) * 1987-10-29 1994-02-09 ぺんてる株式会社 塗布具
JP2515921Y2 (ja) * 1989-04-26 1996-11-06 株式会社吉野工業所 吐出容器

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