JPH04182416A - パール状シャンプー組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はシャンプー組成物、さらに詳しくは、毛髪に対
して優れたヘアコンデイショニング性（櫛通り性、サラ
サラ感、艶、髪のまとまり性等）を付与するパール状シ
ャンプー組成物に関する。

従来の技術および課題 従来より、高分子ジメチルシリコーンが、洗髪による毛
髪損傷の防止に効果的であることがよく知られている。

しかしながら、該高分子ジメチルシリコーンは水に不溶
で、水よりも比重が小さいため、安定配合が難しい。そ
のため、高分子ジメチルシリコーンをキサンタンガムと
併用することで安定化する方法（米国特許第４７２８４
５８号）が提案されているが、この方法は起泡力を著し
く阻害し、また、シャンプー中でのシリコーンの粒径が
大きいため、高分子ジメチルシリコーンの一部が４０〜
５０℃の温度で遊離するという問題がある。

かかる問題を解消するため、最近、高分子ジメチルシリ
コーンを乳化させる技術が開発されている（特開昭６３
−１８３５１７号）。

一方、最近、毛髪損傷に関する消費者への啓蒙が進み、
ヘアケア意識の高揚に伴ない、エチレングリコールジス
テアレート等によりバール状の光沢を付与したパール状
シャンプーの需要が拡大しつつあるが、このようなンヤ
ンプーに、毛髪に対するヘアコンデイショニング性を改
善するため、前記技術により得られたジメチルシリコー
ンの乳化物を多量に配合すると、特に、ジメチルシリコ
ーン換算て鉤０１重量％以上になると、パール分離が生
じるという問題がある。

発明が解決しようとする課題 本発明者らは、高分子ジメチルシリコーンの乳化物を多
量に配合したバール状シャンプー組成物におけるパール
分離を防止するために鋭意研究を重ねた。その結果、意
外にも、ある種のエステル化合物の混合物を併用するこ
とにより、パール分離が効果的に防止できることを見出
した。

課題を解決するための手段 本発明は、 （１）式： ［式中、Ｒ４およびＲ２はＣＨ３またはＨ，ｎは４００
０〜９０００の整数を意味する］で示されるジメチルシ
リコーンの乳化物を、ジメチルシリコーン換算で０．０
１〜１重量％、および （ｉｌ）式 ％式％［］ ［式中、Ｒ１は炭素数１１〜１７のアルキル基を意味す
る］ で示されるエステル化合物と、式・ Ｊ　　Ｃｏｏ　　ＣＨ２ＣＨ２０Ｈ［１１］［式中、Ｒ
１は炭素数１１〜１７のアルキル基を意味する］ で示されるエステル化合物の混合物を０．１〜３重量％
配合したことを特徴とするパール状シャンプー組成物を
提供するものである。

本発明のシャンプー組成物に用いる式［１］で示される
ジメチルシリコーンの代表的なものとしては、例えば、
東芝シリコーンＴＳＥ−２００、ＴＳＥ−２００Ａなど
が挙げられ、単独でも２種以上を併用してもよく、シャ
ンプー組成物全量に対して０．０１〜１重量％、好まし
くは０１〜１重量％配合する。配合量が０．０１重量％
より少ないと、毛髪へのヘアコンデイショニング性の付
与が充分ではない。一方、配合量が１重量％を越えると
、起泡性を損なう。本発明においては、このジメチルシ
リコーンを乳化物の形態にして配合する。すなわち、水
溶性多価アルコールおよび界面活性剤の水性混合物を式
［Ｉ］のジメチルシリコーン、所望によりその他の油性
成分からなる油相とを混合して乳化したものを配合する
。水溶性多価アルコールとしては、分子内に２個以上の
水酸基を有し、水に透明に溶解するもの、例えば、プロ
ピレングリコール、１．３−ブチレングリコール、イソ
プレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、
ソルビトール、キシリトール、ンプロピレングリコール
、ジエチレングリコール、シグリセリン、ポリエチレン
グリコール、ポリグリセリン、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル
などが挙げられる。界面活性剤としては、ラウリル硫酸
塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸塩
などのようなアニオン界面活性剤、ステアリルトリメチ
ルアンモニウム塩、セチルトリメチルアンモニウム塩、
ペンシルトリメチルアンモニウム塩、ジセチルシメチル
アンモニウム塩、ジベンジルジメチルアンモニウム塩な
どのようなカチオン界面活性剤、ラウリルベタイン、ラ
ウリルアミドベタイン、イミダゾリニウム系活性剤など
のような両性界面活性剤、脂肪酸グリセリンエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、プルロニック型界
面活性剤、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオ
キンエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどのようなノ
ニオン界面活性剤が挙げられる。油相に加えてもよい油
性成分としては、式［Ｉ］　ジメチルシリコーンの他に
、低分子ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコー
ン、ポリエーテル変性シリコーン、環状シリコーン、流
動パラフィン、−級アルコール、スクワラン、スクワレ
ン、脂肪酸エステル油、液状トリグリセライドラノリン
およびその誘導体などが挙げられる。これらは、通常、
油相１０〜９０重量％、水溶性多価アルコール０１〜５
重量％、界面活性剤０．５〜１０重量％、残部水の割合
で用いて乳化物とする。かかるンメチルシリコーン乳化
物の配合温度は６０℃以下が好ましく更に好ましくは、
４５℃以下で、この温度以上では乳化の破壊が生じ、シ
リコーンの安定配合に影響を与える。

本発明において用いる式［ＩＩ］で示されるエステル化
合物としては、例えば、ンステアリン酸エチレングリコ
ール、ジラウリル酸エチレングリコール等が挙げられ、
式［ｍ］で示されるエステル化合物としては、例えば、
モノステアリン酸エチレングリコール、ミリスチン酸エ
チレングリコール等が挙げられ、各々、単独でも２種以
上を併用してもよい。両方のエステル化合物を混合撹拌
して得られる混合物は、シャンプー組成物全量に対して
０１〜３重量％、好ましくは１〜２重量％配合する。配
合量が０１重量％より少ないと、パールの分離防止効果
が得られず、３重量％を越えると、起泡性を失い、好ま
しくない。

バール成分としては、トリエチレングリコールジステア
レート、パルミチン酸モノエタノールアミド等が挙げら
れる。

本発明のパール状ノヤンブー組成物は常法により、所望
の成分を混合、撹拌することにより製造することができ
る。また、要すれば本発明のンヤンブー組成物には、そ
の性能を損なわない範囲で、さらに他の香料、着色料、
防腐剤、アニオン界面活性剤などの添加剤を配合しても
よい。

実施例 つぎに、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳
しく説明する。

実施例１〜５および比較例１〜１３ 後記第１表に示す成分にて混合、撹拌してシャンプー組
成物を得た。これらを用いてつぎの項目について評価し
た。結果を第１表に示す。

（評価方法） 試験サンプルの評価はつぎの方法で行った。

起泡性： シャンプー組成物の１％水溶液２００ｍＡをシリンダー
中にとり、これにオレイン酸４ｇを加え、恒温槽に保っ
た（４０℃）。この温度にて回転数１５００ｒｐｍで５
分間切り羽根式プロペラを用いて撹拌した。撹拌停止後
３０秒後の泡量を測定し、つぎの基準にしたがって評価
した。

○・泡量５００冨を以上 ×・泡量５００＋＋Ａ’未満 外観安定性 サンプルを５５℃で１ケ月間放置し、その外観を目視で
評価した。

Ｏ：外観に変化なし ×、外観に変化あり 使用感： ハーフヘッド法に従い、専門パネラ−５名による官能評
価を行った。乾燥後の感覚は２０℃、６０ＲＨ％中に３
０分以上安静にした後に行った。なお、対照品として実
施例３のンヤンブー組成物を用いた。

○：対照品と同等以上の評価が３名以上×：対照品と同
等以上の評価が２名以下総合評価・ ○・すべての評価が○ ×　少なくとも１つ以上の評価が× 発明の効果 本発明のンヤンブー組成物は、毛髪に対して優れたヘア
ーコンデイショニング性を付与するとともに、パール分
離を効果的に防止する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ｉ）式： ▲数式、化学式、表等があります▼［ I ］ ［式中、Ｒ＿１およびＲ＿２はメチル基または水素、ｎ
   は４０００〜９０００の整数を意味する］で示されるジ
   メチルシリコーンの乳化物を、ジメチルシリコーン換算
   で０．０１〜１重量％、および （ｉｉ）式： Ｒ＿１−ＣＯＯ−ＣＨ＿２ＣＨ＿２−ＯＯＣ−Ｒ＿１［
   II］［式中、Ｒ＿１は炭素数１１〜１７のアルキル基を
   意味する］ で示されるエステル化合物と、式： Ｒ＿１−ＣＯＯ−ＣＨ＿２ＣＨ＿２−ＯＨ［III］［式
   中、Ｒ＿１は炭素数１１〜１７のアルキル基を意味する
   ］ で示されるエステル化合物の混合物を０．１〜３重量％
   配合したことを特徴とするパール状シャンプー組成物。