JPH04181977A

JPH04181977A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH04181977A
Application number: JP2312059A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Ide; 敦井出
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1990-11-16
Filing date: 1990-11-16
Publication date: 1992-06-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、上下に対設したローラで定着工程を行う画像
形成装置に関し、特に定着装置におけるジャミングを確
実に解消できる画像形成装置に関する。

（従来の技術）複写機の使い勝手の向上を図る上で、ジャミング処理は
重要である。かかるジャミングは主として、定着装置に
おいて発生する。

従来の複写機においては、ジャミングを発生すると、上
ヒートローラと下圧力ローラを上下に対設してなる一対
のローラを逆回転させて、ジャミング紙を給紙方向と反
対方向に押し出し、上ヒートローラの給紙側上方に設け
られる比較的大きな空間内で、用紙の腰を利用してジャ
ミング紙を上ヒートローラの周面から剥離して、ジャミ
ングを解消していた。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記従来方法においては、用紙の種類や
画質によってはジャミング紙を上ヒートローラの周面か
ら確実に剥離できず、ジャミング紙が上ヒートローラに
巻き付くトラブルを生じるという欠点がある。

すなわち、腰の弱い用紙や画像濃度の高い用紙において
は、上記した構成では剥離機能を十分に発揮できないか
らである。

本発明はこのような従来技術の欠点を解決するものであ
り、用紙の種類や画質に関係なく、ジャミングを確実に
解消できる画像形成装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明の画像形成装置は、上下に対設したローラで定着
工程を行う画像形成装置において、上ローラの給紙方向
上流側に設けた分離爪と、該分離爪を該上ローラの周面
に対して接離移動させる移動手段とを備えてなり、そのことにより上記目的が達成される。

該移動手段として、好ましくは、サクション搬送部に設
けられ、前記分離爪と連動して前記上ローラの周面に対
して接離方向に揺動するし／イー又はソレノイドを用い
る。

（作用）上記構成によれば、ジャミング発生時に移動手段により
分離爪を上ローラの周面に圧接させ、この状態で上下の
ローラを逆転すると、ジャミング紙が両ローラ間の摩擦
力により給紙方向と反対側に押し出され、後端が分離爪
に当接し、その後、ジャミング紙が後端側より順次上ロ
ーラの周面から剥離され、ジャミングが解消される。

（実施例）本発明の実施例について以下に説明する。

第１図は本発明を適用した複写機を示しており、複写機
本体１の上端には、原稿金工１に多数枚セットされる原
稿を１枚ずつ原稿載置台１２上に給紙し、スキャン後の
原稿を原稿受は部１３に搬送するＡＤＦＩＯが装備され
る。原稿載置台１２は透明ガラスからなる。

原稿載置台１２の下方には原稿画像をスキャンする光学
系２が装備される。光学系２は、原稿に光を照射する光
源（図示せず）と、該光源と一体的に矢印Ａ方向及びこ
れと反対方向に往復移動する第１ミラー２０と、第１ミ
ラー２０からの反射光を受光し、該反射光の光路を矢印
入方向に変更し、レンズユニット２３を通して第４ミラ
ー２４に導く第２、第３ミラー２１．２２とを有してな
る。第４ミラー２４に導かれた反射光は複写機本体１の
略中央部に設けられる感光ドラム３０に露光される。

感光ドラム３０の周囲には、帯電チャージャ３１、現像
装置３２、転写チャージャ３４、クリーナ３３等が配置
され、これらで画像形成プロセス３が構成される。感光
ドラム３０の露光部には静電潜像が形成され、該静電潜
像に現像装置３２よりトナーを供給してトナー像が形成
される。トナー像は感光ドラム３０の矢印Ｂ方向への回
転に伴い転写チャージャ３４の位置に搬送される。

転写チャージャ３４には感光ドラム３００回転と同期を
とって多段カセット４からコピー用紙が搬送され、該コ
ピー用紙にトナー像が転写される。

多段カセット４は、異種サイズのコピー用紙がそれぞれ
収納された上下３段のカセット４０．４１．４２を備え
てなる。多段カセット４の下方には非常に多くのフビー
紙が収納された大容量カセット５が配置され、該大容量
カセット５からもコピー用紙が転写チャージャ３４の位
置に搬送されるようになっている。

トナー像を転写されたコピー用紙は、サクションユニッ
ト６のサクションベルト６０により定着装置７の位置に
搬送される。定着装置７は、ヒータランプを内蔵する上
ヒートローラ７０と、これの下方に対設される下圧力ロ
ーラ７１を備えてなり、トナー像の定着を行う。定着工
程を終えたコピー用紙は、定着装置７の出側に設けられ
る上剥離爪７２、上剥離爪７３（第２図参照）によって
上ヒートローラ７０及び下圧力ローラ７１の周面から剥
離され、次いで、定着後ベーパガイド７４に案内されて
排出ローラ装置８に送給され、該排出ローラ装置８によ
り排出トレイ９に排出される。

なお、定着時において、上ヒートローラ７０の表面は高
温になるため、上、上剥離爪７２．７３は、ポリイミド
やＰＥＥＫ　（ポリエーテルエーテルケトン）系の耐熱
性樹脂で形成される。

次に、第２図に従い定着装置７及びサクションユニット
６周りの詳細について説明する。上ヒートローラ７０の
入側（給紙方向上流側）における上方位置には、ジャミ
ング処理時において上ヒートローラ７０の周面に接触し
、上ヒートローラ７０の周面からジャミング紙７５を確
実に剥離する分離爪７６が設けられる。該分離爪７６は
、サクションユニット６に設けられる揺動レバー６１に
より、上ヒートローラ７０の周面に圧接する位置と、該
周面から離反する位置とにわたって接離移動される。

分離爪７６は中央部を挿通する支持ビン７７により回動
自在に支持される。また、分離爪７６の上端部は連結リ
ンク７８を介して揺動レバー６１の上端に連結され、こ
れで両者が連動するようになっている。なお、分離爪７
６は上ヒートローラ７０の高温雰囲気下にさらされるた
め、ポリイミドやＰＥＥＫ系の耐熱性樹脂で形成される
。

揺動レバー６１は、サクションベルト６０が巻き掛けさ
れた上、下流側一対のローラ６２．６３の内の、下流側
のローラ６３の軸方向一端部に連結されている。ローラ
６２．６３及びサクションベルト６０を支持するサクシ
ョンユニット６のフレーム６４の下部には、ジャミング
処理時においてサクションユニット６を下方に下げるサ
クンヨンレバ−６５が支点６６回りに回動自在に設けら
れる。

なお、第１図において、複写機本体１の前面におけるサ
クションユニット６配置部に対応する部分には、該複写
機本体１に対して開閉可能になった前面ｎ１００が設け
られる。

次に、ジャミング処理について説明する。第２図に示す
ように、上ヒートローラ７０、下圧力ローラ７１間にコ
ピー用紙が詰まるジャミングを発生すると、複写機本体
１の駆動が停止され、オペレータにジャミング発生が報
じられる。そうすると、オペレータが前面扉１００を開
放し、次いでサクションレバー６５を矢印Ｘ１方向に回
動してサクションユニット６を下方に下げる。

そうすると、これに伴い揺動レバー６１が矢印Ｘ２方向
に揺動し、分離爪７６をこれの下端が上ヒートローラ７
０の周面に圧接する矢印Ｘ３方向に移動させる。次いで
、この状態から、例えば上ヒートローラ７０の軸に連結
される図外のノブを回転すると、上ヒートローラ７０が
矢印ｙ１で示す方向に回転し、これに伴って下圧力ロー
ラ７１が矢印Ｘ２方向に連れ回りする。ここで、矢印ｙ
１、Ｘ２方向は定着時における回転方向と逆になってい
る。

従って、上ヒートローラ７１、下圧力ローラ７１の矢印
ｙ１、Ｘ２方向への回転によって、ジャミング紙７５が
給紙方向上流側に向けて後端部から押し出される。なお
、ノブと上ヒートローラ７０の軸との間には、定着方向
への回転に対してフリーとなるワンウェイクラッチが圧
入されており、これにより定着工程が支障な（行われる
。

押し出されたジャミング紙７５は、上面側が特に加熱さ
れるため、上方にカールし、上ヒートローラ７０の周面
に巻き付かんとするが、分離爪７６に当接し、該分離爪
７６の剥離機能により後端側より順次剥離され、定着前
ベーパガイド７９上に落下し、その後、サタンヨンベル
ト６０上に送られ、オペレータにより回収される。

ジャミング紙７５の回収が完了すると、オペレータが上
記と逆の手順て前面ｎ１００を閉合し、サクションレバ
ー６５をＸ１方向と逆方向に回動する。これにより、揺
動レバー６１がＸ２方向と逆方向に揺動し、分離爪７６
の先端部が上ヒートローラ７００周面から離反する。従
って、以後定着工程が支障な（行われる。

第３図は本発明の他の実施例を示しており、この実施例
ではソレノイド２００に、より分離爪７６を上ヒートロ
ーラ７０の周面に対して接離移動させる構成をとる。す
なわち、ソレノイド２００のプランジャ２０１の先端に
は連結リンク２０２を介して分離爪７６の上端部を連結
してあり、図外の通電手段によりソレノイド２００をＯ
Ｎすると、プランジャ２０１が矢印Ｚで示すように退入
し、分離爪７６が、これの下端部が上ヒートローラ７０
の周面に圧接する方向に回動する。

一方、ソレノイド２００をＯＦＦすると、プランジャ２
０１が進出し、分離爪７６の下端部が上ヒートローラ７
０から離反する。なお、上記実施例と対応する部分には
同一の番号を付して説明を省略する。

゛　ソレノイド２００のＯＮ、　ＯＦＦにより分離爪７
６を接離移動させる構成によれば、簡潔な構成で実現で
きる利点があるが、ソレノイド２００以外の押し引き手
段を用いることもできる。

また、上記実施例では本発明を複写機に適用したが、プ
リンタ等の他の画像形成装置についても同様に適用でき
る。

（発明の効果）以上の本発明によれば、ジャミング発生時に上ローラの
局面に接触される分離爪によりジャミング紙が上ローラ
の局面から確実に剥離される。従って、用紙の種類や画
質に関係なくジャミングを確実に解消でき、画像形成装
置の使い勝手を格段に向上できる。

また、特に請求項２記載の画像形成装置によれば、既存
の装置構成に僅かな設計変更を加えるだけで実現できる
利点がある。

また、特に請求項３記載の画像形成装置によれば、簡潔
な構成で実現でき、定着装置周りの省スペースが図れる
利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した複写機の正面断面図、第２図
は定着装置周りの詳細を示す図面、第３図は本発明の他
の実施例を示す図面である。１・・・複写機本体、６・・・サクションユニット、６
０・・・サタンヨンベルト、６１・・・揺動レバー、６
５・・・サクンヨンレバー、７・・一定着装置、７０・
・・上ヒートローラ、７１・・・下圧力ローラ、７５・
・・ジャミング紙、７６・・・分離爪、７８・・・連結
リンク、１００・・・前面扉、２００・・・ソレノイド
。以上比願人　シャープ株式会社

Claims

【特許請求の範囲】１、上下に対設したローラで定着工程を行う画像形成装
置において、上ローラの給紙方向上流側に設けた分離爪と、該分離爪
を該上ローラの周面に対して接離移動させる移動手段とを備えた画像形成装置。２、前記移動手段が、サクション搬送部に設けられ、前
記分離爪と連動して前記上ローラの周面に対して接離方
向に揺動するレバーである請求項１記載の画像形成装置
。３、前記移動手段がソレノイドである請求項１記載の画
像形成装置。