JPH0934299A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0934299A JPH0934299A JP18293195A JP18293195A JPH0934299A JP H0934299 A JPH0934299 A JP H0934299A JP 18293195 A JP18293195 A JP 18293195A JP 18293195 A JP18293195 A JP 18293195A JP H0934299 A JPH0934299 A JP H0934299A
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- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 定着装置の加圧ニップ部に侵入したまま停止
した用紙の紙詰まり処理を容易に行うことができる画像
形成装置を提供すること。 【構成】 加圧によりニップを形成する定着装置30を
備える画像形成装置において、画像形成装置本体1に対
して開閉可能な前カバー(カバー)46の開閉動作と前
記定着装置30のニップ加圧解除動作(加圧ローラ35
の加圧による加圧ニップの解除動作)とを連動させる手
段(加圧解除レバー37等)を設ける。本発明によれ
ば、前カバー46の開閉動作に連動して定着装置30の
ニップ加圧解除がなされるため、定着装置30の加圧ニ
ップ部に侵入したまま停止した転写材シート(用紙)2
3の紙詰まり処理を容易に行うことができる。
した用紙の紙詰まり処理を容易に行うことができる画像
形成装置を提供すること。 【構成】 加圧によりニップを形成する定着装置30を
備える画像形成装置において、画像形成装置本体1に対
して開閉可能な前カバー(カバー)46の開閉動作と前
記定着装置30のニップ加圧解除動作(加圧ローラ35
の加圧による加圧ニップの解除動作)とを連動させる手
段(加圧解除レバー37等)を設ける。本発明によれ
ば、前カバー46の開閉動作に連動して定着装置30の
ニップ加圧解除がなされるため、定着装置30の加圧ニ
ップ部に侵入したまま停止した転写材シート(用紙)2
3の紙詰まり処理を容易に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着装置を備える
画像形成装置に関する。
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、定着フィルム方式を採用する定着
装置を用いた電子写真複写機等の画像形成装置は、定着
装置よりも上流側の用紙搬送路で生じた紙詰まりを処理
するために図5に示すような構成を採用している。
装置を用いた電子写真複写機等の画像形成装置は、定着
装置よりも上流側の用紙搬送路で生じた紙詰まりを処理
するために図5に示すような構成を採用している。
【0003】図5は主にパーソナルユースで利用される
超小型複写機の概略断面図であり、同図において、50
は定着装置であって、該定着装置50は加熱体である定
着ヒータ51と定着フィルム52及び加圧部材である加
圧ローラ53を含んで構成されており、加圧ローラ53
は通常は定着ヒータ51と定着フィルム52に対して所
定の圧力で圧接されてニップを形成している。
超小型複写機の概略断面図であり、同図において、50
は定着装置であって、該定着装置50は加熱体である定
着ヒータ51と定着フィルム52及び加圧部材である加
圧ローラ53を含んで構成されており、加圧ローラ53
は通常は定着ヒータ51と定着フィルム52に対して所
定の圧力で圧接されてニップを形成している。
【0004】而して、本複写機においては、定着装置5
0よりも上流側の用紙搬送路、即ち、給紙ローラ54か
らレジストローラ55を通って搬送ベルト56に至る経
路に用紙が残って紙詰まりが発生した場合には、図6に
示すように用紙搬送路を開放して紙詰まりの処理ができ
るようになっている。
0よりも上流側の用紙搬送路、即ち、給紙ローラ54か
らレジストローラ55を通って搬送ベルト56に至る経
路に用紙が残って紙詰まりが発生した場合には、図6に
示すように用紙搬送路を開放して紙詰まりの処理ができ
るようになっている。
【0005】つまり、移動式の原稿載置台57を図6の
左側へ寄せた後、ヒンジ58を中心としてドラムカート
リッジ59を含んだままカートリッジ支持枠59Aを回
動させることによって用紙搬送路を開放することができ
る。このとき、不図示のリンク機構によってカートリッ
ジ支持枠59Aの回動と定着装置50の加圧ローラ53
の加圧解除機構とが連動しており、カートリッジ支持枠
59Aを開放すると加圧ローラ53の加圧が解除され、
定着装置50のニップが開放される。従って、用紙の進
行方向先端部が定着装置50へ侵入した状態で紙詰まり
が発生した場合であっても、定着フィルム52に何らダ
メージを与えることなく用紙の紙詰まり処理が可能であ
る。
左側へ寄せた後、ヒンジ58を中心としてドラムカート
リッジ59を含んだままカートリッジ支持枠59Aを回
動させることによって用紙搬送路を開放することができ
る。このとき、不図示のリンク機構によってカートリッ
ジ支持枠59Aの回動と定着装置50の加圧ローラ53
の加圧解除機構とが連動しており、カートリッジ支持枠
59Aを開放すると加圧ローラ53の加圧が解除され、
定着装置50のニップが開放される。従って、用紙の進
行方向先端部が定着装置50へ侵入した状態で紙詰まり
が発生した場合であっても、定着フィルム52に何らダ
メージを与えることなく用紙の紙詰まり処理が可能であ
る。
【0006】又、図7に比較的複写速度の遅い小型複写
機の概略断面を示す。
機の概略断面を示す。
【0007】図7に示す複写機も定着装置60を備えて
おり、該定着装置60は加熱体である定着ヒータ61と
定着フィルム62及び加圧部材である加圧ローラ63を
含んで構成されている。そして、複写機本体は上部ユニ
ット64と下部ユニット65とに分割されており、該複
写機は上部ユニット64を図8に示すようにヒンジ66
を中心として回動させることによって用紙搬送路が開放
される所謂クラムシェルタイプと称される構成を採用し
ている。
おり、該定着装置60は加熱体である定着ヒータ61と
定着フィルム62及び加圧部材である加圧ローラ63を
含んで構成されている。そして、複写機本体は上部ユニ
ット64と下部ユニット65とに分割されており、該複
写機は上部ユニット64を図8に示すようにヒンジ66
を中心として回動させることによって用紙搬送路が開放
される所謂クラムシェルタイプと称される構成を採用し
ている。
【0008】ところで、定着装置60においては、前記
定着ヒータ61と定着フィルム62が上部ユニット64
に支持されており、加圧ローラ63は下部ユニット65
に不図示の加圧バネを介して支持されている。尚、通常
は定着ヒータ61と定着フィルム62が加圧ローラ63
を所定量だけ押し下げることによって前記加圧バネを撓
ませ、これによって定着ヒータ61と定着フィルム62
が加圧ローラ63に所定の圧力で圧接されてニップを形
成している。
定着ヒータ61と定着フィルム62が上部ユニット64
に支持されており、加圧ローラ63は下部ユニット65
に不図示の加圧バネを介して支持されている。尚、通常
は定着ヒータ61と定着フィルム62が加圧ローラ63
を所定量だけ押し下げることによって前記加圧バネを撓
ませ、これによって定着ヒータ61と定着フィルム62
が加圧ローラ63に所定の圧力で圧接されてニップを形
成している。
【0009】而して、定着装置60よりも上流側の用紙
搬送路、即ち、給紙ローラ67から搬送ローラ68及び
レジストローラ69を通って搬送ベルト70に至る経路
に用紙が残って紙詰まりが発生した場合には、図8に示
すように上部ユニット64をヒンジ66を中心として回
動させて用紙搬送路を開放することによって、紙詰まり
の処理ができる。尚、用紙搬送路を開放すると、この動
作に連動して定着装置60の定着ニップも開放されるた
め、用紙の進行方向先端部が定着装置60へ進入した状
態で紙詰まりが発生した場合であっても、定着フィルム
62に何らダメージを与えることなく用紙の紙詰まり処
理が可能である。
搬送路、即ち、給紙ローラ67から搬送ローラ68及び
レジストローラ69を通って搬送ベルト70に至る経路
に用紙が残って紙詰まりが発生した場合には、図8に示
すように上部ユニット64をヒンジ66を中心として回
動させて用紙搬送路を開放することによって、紙詰まり
の処理ができる。尚、用紙搬送路を開放すると、この動
作に連動して定着装置60の定着ニップも開放されるた
め、用紙の進行方向先端部が定着装置60へ進入した状
態で紙詰まりが発生した場合であっても、定着フィルム
62に何らダメージを与えることなく用紙の紙詰まり処
理が可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のような本体構成は、比較的複写速度が速くて耐久
性も高い装置には不向きである。中速機以上の複写機等
の画像形成装置では、通常はクラムシェルタイプを採用
せず、1枚ずつの前後側板と底板及び数個のステー部材
で装置本体の枠体を構成している。従って、定着装置よ
りも上流側の用紙搬送路で紙詰まりが生じた場合は、装
置本体の前面に開閉可能に設けられた前カバーを開き、
詰まった用紙を取り除くようにしている。
来例のような本体構成は、比較的複写速度が速くて耐久
性も高い装置には不向きである。中速機以上の複写機等
の画像形成装置では、通常はクラムシェルタイプを採用
せず、1枚ずつの前後側板と底板及び数個のステー部材
で装置本体の枠体を構成している。従って、定着装置よ
りも上流側の用紙搬送路で紙詰まりが生じた場合は、装
置本体の前面に開閉可能に設けられた前カバーを開き、
詰まった用紙を取り除くようにしている。
【0011】ところが、薄くて傷付き易い定着フィルム
を用いた定着装置を備える画像形成装置においては、用
紙の進行方向先端部が定着装置のニップ部で加圧挟持さ
れたままの状態で前カバーを開放して用紙を引き抜こう
とすると、定着フィルムが用紙との摩擦力でスラスト方
向手前側にずらされてしまい、最悪の場合には定着フィ
ルムが破損してしまうという問題があった。
を用いた定着装置を備える画像形成装置においては、用
紙の進行方向先端部が定着装置のニップ部で加圧挟持さ
れたままの状態で前カバーを開放して用紙を引き抜こう
とすると、定着フィルムが用紙との摩擦力でスラスト方
向手前側にずらされてしまい、最悪の場合には定着フィ
ルムが破損してしまうという問題があった。
【0012】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、定着装置の加圧ニップ部に侵
入したまま停止した用紙の紙詰まり処理を容易に行うこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
で、その目的とする処は、定着装置の加圧ニップ部に侵
入したまま停止した用紙の紙詰まり処理を容易に行うこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
【0013】又、本発明の目的とする処は、定着装置の
加圧ニップ部に侵入したまま停止した用紙の紙詰まり処
理を容易に行うことができるとともに、用紙が定着装置
に進入した後に紙詰まりが生じた場合であっても、その
用紙を任意の方向に取り除いて定着フィルムの破損等を
防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
加圧ニップ部に侵入したまま停止した用紙の紙詰まり処
理を容易に行うことができるとともに、用紙が定着装置
に進入した後に紙詰まりが生じた場合であっても、その
用紙を任意の方向に取り除いて定着フィルムの破損等を
防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、加圧によりニップを形成す
る定着装置を備える画像形成装置において、装置本体に
対して開閉可能なカバーの開閉動作と前記定着装置のニ
ップ加圧解除動作とを連動させる手段を設けたことを特
徴とする。
め、請求項1記載の発明は、加圧によりニップを形成す
る定着装置を備える画像形成装置において、装置本体に
対して開閉可能なカバーの開閉動作と前記定着装置のニ
ップ加圧解除動作とを連動させる手段を設けたことを特
徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記カバーの開放動作と前記定着装置のニ
ップ加圧解除動作とを連動させることを特徴とする。
明において、前記カバーの開放動作と前記定着装置のニ
ップ加圧解除動作とを連動させることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、加圧によりニップ
を形成する定着装置と、該定着装置よりも上流側の用紙
搬送路で生じた紙詰まりを処理するために開閉可能なカ
バーを備える画像形成装置において、前記カバーの開閉
動作と前記定着装置のニップ加圧解除動作とを連動させ
る手段を設けたこと特徴とする。
を形成する定着装置と、該定着装置よりも上流側の用紙
搬送路で生じた紙詰まりを処理するために開閉可能なカ
バーを備える画像形成装置において、前記カバーの開閉
動作と前記定着装置のニップ加圧解除動作とを連動させ
る手段を設けたこと特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記カバーの開放動作と前記定着装置のニ
ップ加圧解除と動作とを連動させることを特徴とする。
明において、前記カバーの開放動作と前記定着装置のニ
ップ加圧解除と動作とを連動させることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明において、前記定着装置を、加熱体と支持体に
張設された定着フィルムと該定着フィルムを介して前記
加熱体に圧接される加圧部材を含んで構成したことを特
徴とする。
載の発明において、前記定着装置を、加熱体と支持体に
張設された定着フィルムと該定着フィルムを介して前記
加熱体に圧接される加圧部材を含んで構成したことを特
徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3,4又は
5記載の発明において、前記カバーの開閉動作と前記定
着装置のニップ加圧解除動作とを連動させる手段は、前
記カバーを開放することによって用紙をその搬送方向に
対して略直角方向に引き抜くことを可能とするものであ
ることを特徴とする。
5記載の発明において、前記カバーの開閉動作と前記定
着装置のニップ加圧解除動作とを連動させる手段は、前
記カバーを開放することによって用紙をその搬送方向に
対して略直角方向に引き抜くことを可能とするものであ
ることを特徴とする。
【0020】従って、請求項1乃至4記載の発明によれ
ば、カバーの開閉動作又は開放動作に連動して定着装置
のニップ加圧解除がなされるため、定着装置の加圧ニッ
プ部に侵入したまま停止した用紙の紙詰まり処理を容易
に行うことができる。
ば、カバーの開閉動作又は開放動作に連動して定着装置
のニップ加圧解除がなされるため、定着装置の加圧ニッ
プ部に侵入したまま停止した用紙の紙詰まり処理を容易
に行うことができる。
【0021】又、請求項5又は6記載の発明によれば、
定着装置の加圧ニップ部に侵入したまま停止した用紙の
紙詰まり処理を容易に行うことができるとともに、用紙
が定着装置に進入した後に紙詰まりが生じた場合であっ
ても、その用紙を任意の方向に取り除くことができ、定
着フィルムの破損等を防ぐことができる。
定着装置の加圧ニップ部に侵入したまま停止した用紙の
紙詰まり処理を容易に行うことができるとともに、用紙
が定着装置に進入した後に紙詰まりが生じた場合であっ
ても、その用紙を任意の方向に取り除くことができ、定
着フィルムの破損等を防ぐことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0023】先ず、本発明に係る画像形成装置の概略構
成を図4に基づいて説明する。
成を図4に基づいて説明する。
【0024】図4は本発明に係る画像形成装置の概略断
面図であり、同図において、1は画像形成装置本体、2
は画像形成装置本体1の上面に配設された固定の原稿台
ガラスである。この原稿台ガラス2上に複写すべき原稿
Oをその画像面を下向きにして載置し、その上に原稿圧
着板3を被せてセットする。
面図であり、同図において、1は画像形成装置本体、2
は画像形成装置本体1の上面に配設された固定の原稿台
ガラスである。この原稿台ガラス2上に複写すべき原稿
Oをその画像面を下向きにして載置し、その上に原稿圧
着板3を被せてセットする。
【0025】而して、上述のようにセットされた原稿O
の下向き画像面の画像情報が光学系移動型の走査露光部
4にて感光ドラム12の面にスリット露光5される。
尚、走査露光部4において、4aは原稿照明ランプ、4
b,4c,4dは移動第1〜第3ミラー、4eは結像レ
ンズ、4f,4g,4hは固定第4〜第6ミラーであ
る。原稿照明ランプ4aと移動第1ミラー4bが原稿台
ガラス2の下面に沿って図4の右方へVの速度で往復移
動し、又、移動第2・第3ミラー4c,4dが同方向に
V/2の速度で往復駆動することによって、原稿Oの下
向き画像面が光学走査される。
の下向き画像面の画像情報が光学系移動型の走査露光部
4にて感光ドラム12の面にスリット露光5される。
尚、走査露光部4において、4aは原稿照明ランプ、4
b,4c,4dは移動第1〜第3ミラー、4eは結像レ
ンズ、4f,4g,4hは固定第4〜第6ミラーであ
る。原稿照明ランプ4aと移動第1ミラー4bが原稿台
ガラス2の下面に沿って図4の右方へVの速度で往復移
動し、又、移動第2・第3ミラー4c,4dが同方向に
V/2の速度で往復駆動することによって、原稿Oの下
向き画像面が光学走査される。
【0026】ところで、前記感光ドラム12は図示矢印
方向(時計方向)に所定の周速度で回転駆動され、一次
帯電器13で所定の極性及び電位に一様に帯電処理さ
れ、その帯電面に対して前述のようにスリット露光5が
なされることによって、該感光ドラム12の面に原稿O
の画像情報に対応した静電潜像が形成されていく。そし
て、この静電潜像は現像器14によってトナー画像とし
て現像される。
方向(時計方向)に所定の周速度で回転駆動され、一次
帯電器13で所定の極性及び電位に一様に帯電処理さ
れ、その帯電面に対して前述のようにスリット露光5が
なされることによって、該感光ドラム12の面に原稿O
の画像情報に対応した静電潜像が形成されていく。そし
て、この静電潜像は現像器14によってトナー画像とし
て現像される。
【0027】一方、給紙カセット15に積載収納された
記録材としての転写材シート23が給紙ローラ16によ
り1枚ずつ給紙され、該転写材シート23は搬送ローラ
17及びレジストローラ18の経路を通って感光ドラム
12と転写帯電器19との間の転写部に所定のタイミン
グで給送され、感光ドラム12上のトナー画像が転写材
シート23の面に転写されていく。そして、トナー画像
の転写を受けた転写材シート23は、分離帯電器20に
よって除電されて感光ドラム12の面から分離され、搬
送装置21により後述する定着装置30へ搬送導入され
て転写トナー画像の定着を受け、排紙ローラ24により
複写物(コピー)として機外の排紙トレイ25上へ送り
出される。
記録材としての転写材シート23が給紙ローラ16によ
り1枚ずつ給紙され、該転写材シート23は搬送ローラ
17及びレジストローラ18の経路を通って感光ドラム
12と転写帯電器19との間の転写部に所定のタイミン
グで給送され、感光ドラム12上のトナー画像が転写材
シート23の面に転写されていく。そして、トナー画像
の転写を受けた転写材シート23は、分離帯電器20に
よって除電されて感光ドラム12の面から分離され、搬
送装置21により後述する定着装置30へ搬送導入され
て転写トナー画像の定着を受け、排紙ローラ24により
複写物(コピー)として機外の排紙トレイ25上へ送り
出される。
【0028】尚、転写材シート23にトナー画像を転写
した後の感光ドラム12の面はクリーニング装置26に
より残留トナーが除去されて清掃され、感光ドラム12
は繰り返して作像に供される。
した後の感光ドラム12の面はクリーニング装置26に
より残留トナーが除去されて清掃され、感光ドラム12
は繰り返して作像に供される。
【0029】ここで、前記定着装置30の構成及びその
加圧解除機構を図1乃至図3に基づいて説明する。尚、
図1は定着装置とその解除機構を示す正面図、図2は図
1の矢視X方向の断面図、図3は定着装置とその解除機
構を示す画像形成装置要部の破断斜視図である。
加圧解除機構を図1乃至図3に基づいて説明する。尚、
図1は定着装置とその解除機構を示す正面図、図2は図
1の矢視X方向の断面図、図3は定着装置とその解除機
構を示す画像形成装置要部の破断斜視図である。
【0030】定着装置30において、31は定着装置本
体に固定支持された低熱容量の加熱体である定着ヒー
タ、32は定着ヒータ31に当接して定着動作時に矢印
A方向に無端回動する耐熱性フィルムから成る定着フィ
ルムであり、該定着フィルム32は駆動ローラ33と従
動ローラ34に巻装されて張設された状態で回転駆動さ
れる。
体に固定支持された低熱容量の加熱体である定着ヒー
タ、32は定着ヒータ31に当接して定着動作時に矢印
A方向に無端回動する耐熱性フィルムから成る定着フィ
ルムであり、該定着フィルム32は駆動ローラ33と従
動ローラ34に巻装されて張設された状態で回転駆動さ
れる。
【0031】又、35はシリコンゴム等の離型性の良い
ゴム弾性層を有する加圧ローラであり、該加圧ローラ3
5の端部軸は軸受36によって回転自在に支持されてい
る。軸受36は加圧解除レバー37のU溝37aに嵌合
しており、加圧解除レバー37はその中間部が定着装置
本体に固定された支軸40を中心として回動可能に支持
されている。
ゴム弾性層を有する加圧ローラであり、該加圧ローラ3
5の端部軸は軸受36によって回転自在に支持されてい
る。軸受36は加圧解除レバー37のU溝37aに嵌合
しており、加圧解除レバー37はその中間部が定着装置
本体に固定された支軸40を中心として回動可能に支持
されている。
【0032】上記加圧解除レバー37の一端には円孔3
8が形成されており、加圧解除レバー37は円孔38と
定着装置本体の一部を構成するフック42との間に張設
された引張りバネ41によって支軸40を中心として図
1の反時計方向に付勢されており、該加圧解除レバー3
7のU溝37aに嵌合する軸受36によって支持された
加圧ローラ35は定着ヒータ31に圧接されている。そ
して、未定着のトナー画像を担持した転写材シート23
は加圧ローラ35と定着フィルム32とのニップ部に図
4の右方向から導かれて所定の加熱定着処理を受ける。
8が形成されており、加圧解除レバー37は円孔38と
定着装置本体の一部を構成するフック42との間に張設
された引張りバネ41によって支軸40を中心として図
1の反時計方向に付勢されており、該加圧解除レバー3
7のU溝37aに嵌合する軸受36によって支持された
加圧ローラ35は定着ヒータ31に圧接されている。そ
して、未定着のトナー画像を担持した転写材シート23
は加圧ローラ35と定着フィルム32とのニップ部に図
4の右方向から導かれて所定の加熱定着処理を受ける。
【0033】又、加圧解除レバー37の他端は直角に折
り曲げられたカム形状部39を構成しており、該カム形
状部39は画像形成装置本体の枠体を構成している前側
板44(図2及び図3参照)に形成された矩形孔43を
通って前側板44の前側へ延設されている。
り曲げられたカム形状部39を構成しており、該カム形
状部39は画像形成装置本体の枠体を構成している前側
板44(図2及び図3参照)に形成された矩形孔43を
通って前側板44の前側へ延設されている。
【0034】他方、図2及び図3に示すように、画像形
成装置本体1の前面は開閉可能な前カバー46で覆われ
ており、該前カバー46は支軸48を中心に開閉可能に
支持されている。尚、支軸48は不図示のヒンジ板によ
って前側板44に固定されている。
成装置本体1の前面は開閉可能な前カバー46で覆われ
ており、該前カバー46は支軸48を中心に開閉可能に
支持されている。尚、支軸48は不図示のヒンジ板によ
って前側板44に固定されている。
【0035】而して、前カバー46が閉じられていると
きには、該前カバー46の下面端部47は図2及び図3
に実線にて示すように加圧解除レバー37のカム形状部
39から離間しており、カム形状部39に対して何ら作
用しない。
きには、該前カバー46の下面端部47は図2及び図3
に実線にて示すように加圧解除レバー37のカム形状部
39から離間しており、カム形状部39に対して何ら作
用しない。
【0036】ところが、前カバー46を支軸48を中心
として手前側(図2及び図3の矢印a方向)に回動させ
てこれを開けると、該前カバー46の下面端部47は図
2に鎖線にて示すように支軸48を中心とする円弧軌跡
を描いて加圧解除レバー37のカム形状部39に当接
し、該カム形状部39を上方(矢印b方向)に所定量だ
け押し上げる。すると、加圧解除レバー37は引張りバ
ネ41の付勢力に抗して支軸40を中心として図1及び
図3の矢印c方向(時計方向)に回動し、該加圧解除レ
バー37に支持された加圧ローラ35を定着ヒータ31
及び定着フィルム32から離間させて定着ニップを開放
する。つまり、前カバー46の開放動作に連動して定着
装置30のニップが開放される。
として手前側(図2及び図3の矢印a方向)に回動させ
てこれを開けると、該前カバー46の下面端部47は図
2に鎖線にて示すように支軸48を中心とする円弧軌跡
を描いて加圧解除レバー37のカム形状部39に当接
し、該カム形状部39を上方(矢印b方向)に所定量だ
け押し上げる。すると、加圧解除レバー37は引張りバ
ネ41の付勢力に抗して支軸40を中心として図1及び
図3の矢印c方向(時計方向)に回動し、該加圧解除レ
バー37に支持された加圧ローラ35を定着ヒータ31
及び定着フィルム32から離間させて定着ニップを開放
する。つまり、前カバー46の開放動作に連動して定着
装置30のニップが開放される。
【0037】従って、複写等の画像形成中に、何らかの
要因により紙詰まりが生じてしまい、定着装置30の上
流側の搬送装置21(図4参照)の近傍に転写材シート
23が残っている場合は、操作者は前カバー46を図2
及び図3に鎖線にて示すように開放した後、搬送装置2
1上の転写材シート23を手前側に引き抜いてこれを取
り除くことができる。この場合、前述のように前カバー
46の開放動作と加圧ローラ35のニップ開放動作が連
動するため、たとえ転写材シート23の進行方向先端部
が定着装置30に進入してニップ部に挟持された後に生
じた紙詰まりであっても、操作者は容易に転写材シート
23を任意の方向に取り除くことができ、該転写材シー
ト23と定着フィルム32の間に摩擦力が生じることが
なく、定着フィルム32をスラスト方向にずらせたり、
破損させてしまう可能性がなくなる。
要因により紙詰まりが生じてしまい、定着装置30の上
流側の搬送装置21(図4参照)の近傍に転写材シート
23が残っている場合は、操作者は前カバー46を図2
及び図3に鎖線にて示すように開放した後、搬送装置2
1上の転写材シート23を手前側に引き抜いてこれを取
り除くことができる。この場合、前述のように前カバー
46の開放動作と加圧ローラ35のニップ開放動作が連
動するため、たとえ転写材シート23の進行方向先端部
が定着装置30に進入してニップ部に挟持された後に生
じた紙詰まりであっても、操作者は容易に転写材シート
23を任意の方向に取り除くことができ、該転写材シー
ト23と定着フィルム32の間に摩擦力が生じることが
なく、定着フィルム32をスラスト方向にずらせたり、
破損させてしまう可能性がなくなる。
【0038】尚、転写材シート23を取り除いた後、操
作者が前カバー46を支軸48を中心として奥側に回動
させてこれを再び閉めれば、図2及び図3に実線にて示
すように該前カバー46の下面端部47が加圧解除レバ
ー37のカム形状部39から離間するため、加圧解除レ
バー37は引張りバネ41の付勢力によって支軸40を
中心として図1の反時計方向に回動し、該加圧解除レバ
ー37に支持された加圧ローラ35が定着ヒータ31及
び定着フィルム32に所定の加圧力で押圧され、これら
の間に定着ニップが形成されて次の画像形成動作に備え
られる。
作者が前カバー46を支軸48を中心として奥側に回動
させてこれを再び閉めれば、図2及び図3に実線にて示
すように該前カバー46の下面端部47が加圧解除レバ
ー37のカム形状部39から離間するため、加圧解除レ
バー37は引張りバネ41の付勢力によって支軸40を
中心として図1の反時計方向に回動し、該加圧解除レバ
ー37に支持された加圧ローラ35が定着ヒータ31及
び定着フィルム32に所定の加圧力で押圧され、これら
の間に定着ニップが形成されて次の画像形成動作に備え
られる。
【0039】ところで、以上はカバーの開閉動作と定着
装置のニップ加圧解除を連動させる手段としてリンクと
カムを利用した機構を用いた実施の形態について説明し
たが、本実施の形態のような構成に限定される訳ではな
く、カバーの開閉動作と定着装置のニップ加圧解除を連
動させる手段としてワイヤーとプーリ或は歯車列やタイ
ミングベルト等を使った力の伝達機構を用いても良い。
機械的な力の伝達手段だけでなく、モータやソレノイド
等の駆動源とセンサーを組み合わせた電気的な連動手段
を用いても差し支えない。
装置のニップ加圧解除を連動させる手段としてリンクと
カムを利用した機構を用いた実施の形態について説明し
たが、本実施の形態のような構成に限定される訳ではな
く、カバーの開閉動作と定着装置のニップ加圧解除を連
動させる手段としてワイヤーとプーリ或は歯車列やタイ
ミングベルト等を使った力の伝達機構を用いても良い。
機械的な力の伝達手段だけでなく、モータやソレノイド
等の駆動源とセンサーを組み合わせた電気的な連動手段
を用いても差し支えない。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
乃至4記載の発明によれば、カバーの開閉動作又は開放
動作に連動して定着装置のニップ加圧解除がなされるた
め、定着装置の加圧ニップ部に侵入したまま停止した用
紙の紙詰まり処理を容易に行うことができるという効果
が得られる。
乃至4記載の発明によれば、カバーの開閉動作又は開放
動作に連動して定着装置のニップ加圧解除がなされるた
め、定着装置の加圧ニップ部に侵入したまま停止した用
紙の紙詰まり処理を容易に行うことができるという効果
が得られる。
【0041】又、請求項5又は6記載の発明によれば、
定着装置の加圧ニップ部に侵入したまま停止した用紙の
紙詰まり処理を容易に行うことができるとともに、用紙
が定着装置に進入した後に紙詰まりが生じた場合であっ
ても、その用紙を任意の方向に取り除くことができ、定
着フィルムの破損等を防ぐことができるという効果が得
られる。
定着装置の加圧ニップ部に侵入したまま停止した用紙の
紙詰まり処理を容易に行うことができるとともに、用紙
が定着装置に進入した後に紙詰まりが生じた場合であっ
ても、その用紙を任意の方向に取り除くことができ、定
着フィルムの破損等を防ぐことができるという効果が得
られる。
【図1】本発明に係る画像形成装置の定着装置とその解
除機構を示す正面図である。
除機構を示す正面図である。
【図2】図1の矢視X方向の断面図である。
【図3】定着装置とその解除機構を示す画像形成装置要
部の破断斜視図である。
部の破断斜視図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の概略断面図であ
る。
る。
【図5】従来例に係る画像形成装置の概略断面図であ
る。
る。
【図6】従来例に係る画像形成装置の開放状態を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図7】他の従来例に係る画像形成装置の概略断面図で
ある。
ある。
【図8】他の従来例に係る画像形成装置の開放状態を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
1 画像形成装置本体 23 転写材シート(用紙) 30 定着装置 31 定着ヒータ(加熱体) 32 定着フィルム 33 駆動ローラ(支持体) 34 従動ローラ(支持体) 35 加圧ローラ(加圧部材) 37 加圧解除レバー 39 カム形状部 40 支軸 41 引張りバネ 46 前カバー(カバー) 47 前カバーの下面端部 48 支軸
Claims (6)
- 【請求項1】 加圧によりニップを形成する定着装置を
備える画像形成装置において、装置本体に対して開閉可
能なカバーの開閉動作と前記定着装置のニップ加圧解除
動作とを連動させる手段を設けたことを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 前記カバーの開放動作と前記定着装置の
ニップ加圧解除動作とを連動させることを特徴とする請
求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 加圧によりニップを形成する定着装置
と、該定着装置よりも上流側の用紙搬送路で生じた紙詰
まりを処理するために開閉可能なカバーを備える画像形
成装置において、前記カバーの開閉動作と前記定着装置
のニップ加圧解除動作とを連動させる手段を設けたこと
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】 前記カバーの開放動作と前記定着装置の
ニップ加圧解除動作とを連動させることを特徴とする請
求項3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記定着装置は、加熱体と支持体に張設
された定着フィルムと該定着フィルムを介して前記加熱
体に圧接される加圧部材を含んで構成されることを特徴
とする請求項3又は4記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記カバーの開閉動作と前記定着装置の
ニップ加圧解除動作とを連動させる手段は、前記カバー
を開放することによって用紙をその搬送方向に対して略
直角方向に引き抜くことを可能とすることを特徴とする
請求項3,4又は5記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18293195A JPH0934299A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18293195A JPH0934299A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0934299A true JPH0934299A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16126883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18293195A Pending JPH0934299A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0934299A (ja) |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP18293195A patent/JPH0934299A/ja active Pending
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