JPH0418181Y2 - - Google Patents

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JPH0418181Y2
JPH0418181Y2 JP4297486U JP4297486U JPH0418181Y2 JP H0418181 Y2 JPH0418181 Y2 JP H0418181Y2 JP 4297486 U JP4297486 U JP 4297486U JP 4297486 U JP4297486 U JP 4297486U JP H0418181 Y2 JPH0418181 Y2 JP H0418181Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスイツチ装置に係り、特にクリツク感
触付のスイツチ装置に関する。
〔従来の技術〕
この種のクリツク感触付のスイツチ装置として
は、従来より第3図に示す如きものが知られてい
る。
同図において、1は可撓性を有するフイルムか
らなる上部電極、2は透孔2aを有するスペーサ
シート、3は同じく可撓性を有するフイルムから
なる下部電極で、上部電極1の下面と下部電極3
の上面とにそれぞれ印刷形成した上部接点1aと
下部接点3aとは、上記透孔2a内において離反
状態で対向しており、これら上部電極1、スペー
サシート2、下部電極3とで所謂メンブレンスイ
ツチを構成している。4は開口4aを有するスペ
ーサボード、5はスイツチ装置の外殻を形成する
ケースで、これらは図示せぬ両面接着テープ等を
用いて、上記メンブレンズスイツチの上方、すな
わち上部電極1の上面に順次固着されている。6
は円椀状にフオーミングされたクリツクばね、7
はこのクリツクばね6を押圧するためのキートツ
プであり、クリツクばね6は上記スペーサボード
4の開口4a内に位置決め保持され、またキート
ツプ7は上記ケース5に上面の一部が突出するよ
うに保持されている。なお8は上記メンブレンズ
スイツチを支持する固定板である。
このように構成されたスイツチ装置において、
指先にてキートツプ7を押し下げるとクリツクば
ね6が反転し、このクリツクばね6の反転によつ
て上部電極1が撓んで両接点1a,3aが接触
し、電気的導通が得られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このように構成された従来のスイツ
チ装置であつては、作動者(オペレータ)が感じ
るクリツク感の時点と実際にスイツチが0Nする
タイミングとの間にズレを生じ易く、スイツチが
0Nする前に作動者がクリツク感をもつて押圧動
作を停止してしまうという不具合があつた。以
下、その理由を第4図を基に説明する。
第4図は上記構成からなるスイツチ装置の作動
力−ストローク特性を示しており、ストロークを
増していくと頂点Tにてクリツクばね6が反転し
始め、谷底の0Nタイミング理想点Bに達するま
で作動力が低下していくので、この頂点Tと0N
タイミング理想点Bとの作動力落差によつて作動
者の手指に所謂クリツク感触(節度感)が生じ
る。そして、この作動力の落差が最大となる0N
タイミング理想点Bにてスイツチが0Nすれば、
クリツク感触と同時にスイツチが0Nすることに
なつて理想的である。しかしながら、上記従来の
スイツチ装置では、上部電極1とクリツクばね6
との間に空〓部9が存在するため、下部電極1が
下降を始めるのはクリツクばね6の頂点が空〓部
9に相当するストローク量だけ変形した後であつ
て、実際にスイツチが0Nするのは第4図のPの
位置である。このため、0Nタイミング理想点B
からさらに図示aなるストロークだけキートツプ
7を押し込まなければスイツチが0Nせず、作動
者がキートツプ7を介して感じる操作感触(クリ
ツク感触)と電気的導通(スイツチ0N)との間
にタイミングのズレを生じる。
そこで本出願人は、このような不具合を解消す
るべく、上記空〓部9内における上部電極1の上
面にシリコン等のストローク調整体を印刷形成
し、該ストローク調整体の膜厚によつて上述した
タイミングのズレを補正可能としたスイツチ装置
を提案した(実開昭60−62734号公報)。この先願
によれば、第4図における0Nタイミング理想点
Bにスイツチの0N位置Pをある程度近づけるこ
とが可能であるが、長期間使用するとクリツクば
ねからの押圧力によりストローク調整体の膜厚が
次第に薄くなるという欠点があり、またストロー
ク調整体を印刷によつて形成するためコスト高と
なるという欠点がある。
さらに、この先願や第3図に示す従来例を含め
てクリツク感触付のスイツチ装置を組立てる場
合、クリツクばねを対応する接点の上方に精度良
く位置決めする必要があり、例えば第3図のスイ
ツチ装置にあつては上部電極1の所定位置にスペ
ーサボード4を貼着した後、該スペーサボードの
各開口4a内にクリツクばね6を1枚ずつ挿入し
なければならず、この作業が煩雑であつた。
従つて、本考案の目的は、上記従来技術の欠点
を解消し、スイツチ動作の誤認が少なく、かつ安
価で組立作業性の良いスイツチ装置を提供するに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は、下部電
極と、この下部電極の上方にスペーサを介して配
設された可撓性を有する上部電極と、この上部電
極に載置されたクリツクばねとを備え、このクリ
ツクばねの反転動作を伴つて前記上部電極と下部
電極とが電気的に導通するスイツチ装置におい
て、前記クリツクばねの裏面が接着層を介して前
記上部電極の上面に固着されていることを特徴と
する。
〔作用〕
すなわち、上記手段によれば、クリツクばねへ
の押圧力は接着層を介して上部電極にも伝達され
るため、クリツクばねが変形を開始するとそれに
追従して上部電極も撓みはじめ、手指がクリツク
感触を感じた直後にイミング良くスイツチが0N
する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係るスイツチ装置
の断面図で、図中符号10は両面接着テープであ
り、第3図に対応する部分には同一符号を付して
ある。
同図に示すように、合成樹脂製のケース5から
はキートツプ7の上端が突出しており、このキー
トツプ7の下面は円椀形状クリツクばね6の中央
頂部に当接している。このクリツクばね6は、該
クリツクばね6より幾分小さ目な両面接着テープ
10によつて上部電極1の上面に貼着されてお
り、上部電極1はクリツクばね6の円椀形状に沿
つて部分的に膨出したものになつている。この上
部電極1の膨出部中央の下面には上部接点1aが
印刷してあり、この上部接点1aはスペーサシー
ト2の透孔2aを介して下部電極3上の下部接点
3aと対向している。かかる上部電極1とスペー
サシート2および下部電極3とでメンブレンズス
イツチを構成し、該メンブレンズスイツチは上記
ケース5と固定板8との間に支持されている。
いま、指先にてキートツプ7を押し下げると、
この押圧力がキートツプ7を介してクリツクばね
6に伝えられ、キートツプ7が所定量押し下げら
れた時点でクリツクばね6が反転する。また、ク
リツクばね6への押圧力は両面接着テープ10を
介して上部電極1に伝えられるため、上記クリツ
クばね6の反転動作に追従して上部電極1も下方
へ撓み始め、両接点1a,3aが接触して電気的
導通が得られる。
このときの作動力−ストローク特性を示したも
のが第2図で、上部電極1はクリツクばね6とほ
ぼ同時に変形を開始するため、上部接点1aと下
部接点3aとが接触するスイツチの0N位置P1
0Nタイミング理想点Bと一致させることや、あ
るいは破線で示すようにスイツチの0N位置P2
0Nタイミング理想点Bの近傍に設定することが
できる。このため、作業者が手指にクリツク感触
を感じるのとほぼ同時に電気的導通を得ることが
でき、スイツチ動作の誤認の心配はなくなる。
この一実施例にあつては、クリツクばね6を両
面接着テープ10によつて上部電極1の所定位置
に固着できるため、クリツクばね6の位置決めが
容易となり組立作業製が向上する。
なお、上記実施例では両面接着テープ10を用
いてクリツクばね6を上部電極1上に貼着した場
合について説明したが、この両面接着テープ10
に代えて接着剤を用いることも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、手指が
クリツク感触を感じた直後にタイミング良くスイ
ツチを0Nさせることができ、しかもクリツクば
ねを接着層により上部電極の所定位置に配設する
ことができ、よつてスイツチ動作の誤認が少な
く、かつ安価で組立作業の良いスイツチ装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るスイツチ装置
の断面図、第2図はその作動力−ストローク特性
を示す説明図、第3図は従来のスイツチ装置の断
面図、第4図はその作動力−ストローク特性を示
す説明図である。 1……上部電極、1a……上部接点、2……ス
ペーサシート、2a……透孔、3……下部電極、
3a……下部接点、6……クリツクばね、7……
キートツプ、10……両面接着テープ(接着層)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下部電極と、この下部電極の上方にスペーサ
    を介して配設された可撓性を有する上部電極
    と、この上部電極に載置されたクリツクばねと
    を備え、このクリツクばねの反転動作を伴つて
    前記上部電極と下部電極とが電気的に導通する
    スイツチ装置において、前記クリツクばねの裏
    面が接着層を介して前記上部電極の上面に固着
    されていることを特徴とするスイツチ装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
    て、前記接着層が両面接着テープであることを
    特徴とするスイツチ装置。
JP4297486U 1986-03-26 1986-03-26 Expired JPH0418181Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4297486U JPH0418181Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4297486U JPH0418181Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62155431U JPS62155431U (ja) 1987-10-02
JPH0418181Y2 true JPH0418181Y2 (ja) 1992-04-23

Family

ID=30859398

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4297486U Expired JPH0418181Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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