JPH0418162A - 高密度布帛の製造方法 - Google Patents
高密度布帛の製造方法Info
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- JPH0418162A JPH0418162A JP2120949A JP12094990A JPH0418162A JP H0418162 A JPH0418162 A JP H0418162A JP 2120949 A JP2120949 A JP 2120949A JP 12094990 A JP12094990 A JP 12094990A JP H0418162 A JPH0418162 A JP H0418162A
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Landscapes
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- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、風合および外観の優れた高密度布帛の製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
従来の技術
従来から、引取速度が3500m/分以上の、いわゆる
1工程方式の高速紡糸で得られるナイロン6フィラメン
ト繊維からなるマルチフィラメント糸条(以下「ナイロ
ン6POY糸条」という)が、紡糸と延沖の2工程方式
で得られたナイロン6マルチフイラメント糸粂(以下「
ナイロン6 FDY糸条」という)に比較的よく似た性
質を有していることは周知である。複屈折か0.035
〜0.045のナイロン6POY糸条は、その物性にお
いて切断伸度が40〜70%、沸騰水収縮率が10%以
下であるのでナイロン6FDY糸条と同様に愚物用とし
てよく用いられている。しかし、ナイロン6 POY糸
条を用いて得られた織物は、この糸条の沸騰水収縮率が
10%以下、最大熱応力が0.1g/d以下と低いため
、熱処理しても収縮量が少なく高密度布帛を得ることが
できなかった。
1工程方式の高速紡糸で得られるナイロン6フィラメン
ト繊維からなるマルチフィラメント糸条(以下「ナイロ
ン6POY糸条」という)が、紡糸と延沖の2工程方式
で得られたナイロン6マルチフイラメント糸粂(以下「
ナイロン6 FDY糸条」という)に比較的よく似た性
質を有していることは周知である。複屈折か0.035
〜0.045のナイロン6POY糸条は、その物性にお
いて切断伸度が40〜70%、沸騰水収縮率が10%以
下であるのでナイロン6FDY糸条と同様に愚物用とし
てよく用いられている。しかし、ナイロン6 POY糸
条を用いて得られた織物は、この糸条の沸騰水収縮率が
10%以下、最大熱応力が0.1g/d以下と低いため
、熱処理しても収縮量が少なく高密度布帛を得ることが
できなかった。
そこで高密度布帛を製造するに際し、高収縮糸と低収縮
糸を組み合わせて製mまたは製編することが従来より行
なわれている。
糸を組み合わせて製mまたは製編することが従来より行
なわれている。
発明が解決しようとする課題
この場合、両繊維を単に引揃えるかあるいは合撚して使
用するのが一般的な方法であるが、特に後者の場合加熱
による糸条の形態からくる、いわゆる杢斑が出やすく、
得られた布帛の表面には肉繊維が露出しやすくなるとい
う欠点があった。
用するのが一般的な方法であるが、特に後者の場合加熱
による糸条の形態からくる、いわゆる杢斑が出やすく、
得られた布帛の表面には肉繊維が露出しやすくなるとい
う欠点があった。
また、布帛表面に低収量1m雌のみを露出させる方法と
して、肉繊維をエアー交絡により複合糸とする方法が行
なわれている0例えば特公昭61−40778号公報に
は、エアー交絡により高酸1繊維を芯部に、低収縮繊維
を鞘部とした複合加工糸にし、布帛となす前または布帛
となした後熱処理して起毛する方法か提案されている。
して、肉繊維をエアー交絡により複合糸とする方法が行
なわれている0例えば特公昭61−40778号公報に
は、エアー交絡により高酸1繊維を芯部に、低収縮繊維
を鞘部とした複合加工糸にし、布帛となす前または布帛
となした後熱処理して起毛する方法か提案されている。
しかし、コスト的に有利なナイロン6POY糸条を低収
縮糸として用い、高収縮糸として通常のポリエステル糸
を用いた場合には、布帛表面にナイロン6POY糸条の
みを位置させることは困難であり、布帛表面に低収縮繊
維と高収縮繊維との染色性の差による“イラツキ”が生
じるなどの欠点があった。
縮糸として用い、高収縮糸として通常のポリエステル糸
を用いた場合には、布帛表面にナイロン6POY糸条の
みを位置させることは困難であり、布帛表面に低収縮繊
維と高収縮繊維との染色性の差による“イラツキ”が生
じるなどの欠点があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、コスト的に
有利なナイロン6POY糸条を低収縮糸として用い、布
帛表面に“イラツキ”、杢斑などの欠点がなく、かつ均
一に低収縮繊維を露出させ、高収縮繊維が露出しないよ
うにして、風合および外観の優れた高密度布帛を得るこ
とができるようにすることを目的とするものである。
有利なナイロン6POY糸条を低収縮糸として用い、布
帛表面に“イラツキ”、杢斑などの欠点がなく、かつ均
一に低収縮繊維を露出させ、高収縮繊維が露出しないよ
うにして、風合および外観の優れた高密度布帛を得るこ
とができるようにすることを目的とするものである。
課題を解決するための手段
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討の
結果、後に述べる特定の低収縮ナイロン6マルチフィラ
メントと高収縮ポリエステルマルチフィラメントを用い
ることにより、十分な風合および外観の優れたそしてコ
スト的にも有利な高密度布帛が得られることを見い出”
し、本発明に到達した。
結果、後に述べる特定の低収縮ナイロン6マルチフィラ
メントと高収縮ポリエステルマルチフィラメントを用い
ることにより、十分な風合および外観の優れたそしてコ
スト的にも有利な高密度布帛が得られることを見い出”
し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、3500m /分量上の紡糸引取速
度で得られる複屈折率が0.035〜0.045 、切
断伸度が40〜70%、沸騰水数a率が10%以下、最
大熱応力値が0.1g/d以下の低収縮ナイロン6マル
チフィラメントと、沸騰水収縮率が20%以上、最大熱
応力値が0.4 t / d以上の特性を有する高収縮
ポリエステルマルチフィラメントとを、混繊交絡および
/または合撚した複合糸として用い、製mまたは製編し
て布帛とした後、熱処理することを要旨とするものであ
る。
度で得られる複屈折率が0.035〜0.045 、切
断伸度が40〜70%、沸騰水数a率が10%以下、最
大熱応力値が0.1g/d以下の低収縮ナイロン6マル
チフィラメントと、沸騰水収縮率が20%以上、最大熱
応力値が0.4 t / d以上の特性を有する高収縮
ポリエステルマルチフィラメントとを、混繊交絡および
/または合撚した複合糸として用い、製mまたは製編し
て布帛とした後、熱処理することを要旨とするものであ
る。
本発明における低収縮ナイロン6マルチフィラメントは
、複屈折率が0.035〜0.045 、沸騰水収縮率
が10%以下、最大熱応力値が0.11g/d以下の特
性を有するものである。複屈折率が0.035未満の場
合は経時変化による糸質の変動が大きく好ましくなく、
複屈折率が0.045を超えるものの場合はコスト的に
有利な1工程法で得ることが龍しい。低収縮ナイロン6
マルチフィラメントとして、ナイロン6POY糸条をそ
のまま用いてもよいが、仮撚加工糸として用いてもよい
、仮撚加工糸として用いると風合および高収縮糸のカバ
ーがより好ましくなる。
、複屈折率が0.035〜0.045 、沸騰水収縮率
が10%以下、最大熱応力値が0.11g/d以下の特
性を有するものである。複屈折率が0.035未満の場
合は経時変化による糸質の変動が大きく好ましくなく、
複屈折率が0.045を超えるものの場合はコスト的に
有利な1工程法で得ることが龍しい。低収縮ナイロン6
マルチフィラメントとして、ナイロン6POY糸条をそ
のまま用いてもよいが、仮撚加工糸として用いてもよい
、仮撚加工糸として用いると風合および高収縮糸のカバ
ーがより好ましくなる。
一方高収縮ポリエステルマルチフィラメントとは、沸騰
水数1率が20%以上で最大熱応力値が0.4g、/d
以上の特性を有する繊維である。布帛に適度な張り、腰
を与える意味から単糸繊度は1.0−5.0子ニー11
でトータル襟度は低収縮ナイロン6POY糸条のトータ
ル繊度の60%以下にすることが好ましい。トータル繊
度を60%より大きくすると、高収縮ポリエステルマル
チフィラメントが布帛表面に露出したり、布帛の風合が
硬くなり好ましくない。高収縮ポリエステルマルチフィ
ラメントとしては、特に重合体連鎚中の85モル%以上
の構造単位がポリエチレンテレフタレートであり、残り
の15モル%以下の構造単位か他のポリエステル単位で
ある共重合ポリエステルは、沸騰水収縮率、最大熱応力
値が大きく好適である。
水数1率が20%以上で最大熱応力値が0.4g、/d
以上の特性を有する繊維である。布帛に適度な張り、腰
を与える意味から単糸繊度は1.0−5.0子ニー11
でトータル襟度は低収縮ナイロン6POY糸条のトータ
ル繊度の60%以下にすることが好ましい。トータル繊
度を60%より大きくすると、高収縮ポリエステルマル
チフィラメントが布帛表面に露出したり、布帛の風合が
硬くなり好ましくない。高収縮ポリエステルマルチフィ
ラメントとしては、特に重合体連鎚中の85モル%以上
の構造単位がポリエチレンテレフタレートであり、残り
の15モル%以下の構造単位か他のポリエステル単位で
ある共重合ポリエステルは、沸騰水収縮率、最大熱応力
値が大きく好適である。
低収縮ナイロン6マルチフィラメントは沸騰水収縮率が
10%以下、最大熱応力値が0.1g/’d以下であり
、さらに高収縮ポリエステルマルチフィラメントは沸騰
水収縮率が20%以上、最大熱応力値が0.4g/d以
上でないと、複合糸を用いて布帛となし熱処理しても、
布帛表面を低収縮ナイロン6マルチフィラメントで完全
にカバーするに至らない、布帛となした後の熱処理によ
り高収縮ポリエステルマルチフィラメントを充分に収縮
させるなめには、沸騰水数a率だけでなく、加熱された
ときに収縮する力である「熱応力」も充分に大きいこと
が必要である。
10%以下、最大熱応力値が0.1g/’d以下であり
、さらに高収縮ポリエステルマルチフィラメントは沸騰
水収縮率が20%以上、最大熱応力値が0.4g/d以
上でないと、複合糸を用いて布帛となし熱処理しても、
布帛表面を低収縮ナイロン6マルチフィラメントで完全
にカバーするに至らない、布帛となした後の熱処理によ
り高収縮ポリエステルマルチフィラメントを充分に収縮
させるなめには、沸騰水数a率だけでなく、加熱された
ときに収縮する力である「熱応力」も充分に大きいこと
が必要である。
次に低収縮ナイロン6マルチフィラメントと高収縮ポリ
エステルマルチフィラメントとを混繊、交絡および/ま
たは合撚して複合糸とする。混繊交絡方法は公知の混繊
交絡糸の製造方法によって適切な条件を選択することに
より達成される。具体的には流体交絡付与装置、例えば
タスラン加エノスルを用いて達成される。また、合撚方
法も公知の合撚糸の製造方法によればよい。合撚の場合
は合撚数が50〜600T/Hの範囲が好ましい。かく
して得られた複合糸を製1aまたは製編して布帛とする
。製織時には複合糸を経糸、緯糸の少なくとも一方に用
い、製編時には一部または全部に複合糸を用いる9本発
明の方法によれば、製編機時には特に高密度である必要
はなく、一般の製編織技術で能率よく布帛にすることが
でき、高密度化は高収縮ポリエステルマルチフィラメン
トを熱処理により収縮させることにより達成されるので
ある。
エステルマルチフィラメントとを混繊、交絡および/ま
たは合撚して複合糸とする。混繊交絡方法は公知の混繊
交絡糸の製造方法によって適切な条件を選択することに
より達成される。具体的には流体交絡付与装置、例えば
タスラン加エノスルを用いて達成される。また、合撚方
法も公知の合撚糸の製造方法によればよい。合撚の場合
は合撚数が50〜600T/Hの範囲が好ましい。かく
して得られた複合糸を製1aまたは製編して布帛とする
。製織時には複合糸を経糸、緯糸の少なくとも一方に用
い、製編時には一部または全部に複合糸を用いる9本発
明の方法によれば、製編機時には特に高密度である必要
はなく、一般の製編織技術で能率よく布帛にすることが
でき、高密度化は高収縮ポリエステルマルチフィラメン
トを熱処理により収縮させることにより達成されるので
ある。
次に製編織した布帛は熱処理して収縮せしめ高密度化す
る。熱処理は乾熱でも温熱でも、またそれらの併用でも
よく、布帛にて゛きるたけ張力を掛けず、繊維の持つ収
縮力が最大限に発揮されて均一に熱処理されればよい6
特に温熱処理の場合には、80〜130°Cの浴中でビ
ーチインクや液噴射、揉みなどを行ない収縮を助長する
ことが好ましい。
る。熱処理は乾熱でも温熱でも、またそれらの併用でも
よく、布帛にて゛きるたけ張力を掛けず、繊維の持つ収
縮力が最大限に発揮されて均一に熱処理されればよい6
特に温熱処理の場合には、80〜130°Cの浴中でビ
ーチインクや液噴射、揉みなどを行ない収縮を助長する
ことが好ましい。
かくして布帛の表面はナイロン6繊維でカバーされ、ポ
リエステル繊維は内部で布帛に張り、腰を与え、風合、
外観とも優れた高密度布帛が得られる。本発明の製造方
法によれば布帛表面はナイロン繊維でカバーされている
ため、得られた高密度布帛は必要に応じて撥水加工、透
湿防水加工などを行なうことか好ましい。また、布帛の
触感を一層ソウドで充実感のあるものにするため、パフ
加工を施すことも好ましい、さらには防風性をレベルア
ップするためカレンダー加工するのも好ましい。
リエステル繊維は内部で布帛に張り、腰を与え、風合、
外観とも優れた高密度布帛が得られる。本発明の製造方
法によれば布帛表面はナイロン繊維でカバーされている
ため、得られた高密度布帛は必要に応じて撥水加工、透
湿防水加工などを行なうことか好ましい。また、布帛の
触感を一層ソウドで充実感のあるものにするため、パフ
加工を施すことも好ましい、さらには防風性をレベルア
ップするためカレンダー加工するのも好ましい。
本発明における最大熱応力値は、次の測定方法によって
得るものて・ある。すなわち、カネボウエンジニアリン
グ社製のKET−1型熱応力測定器を用い、試料に0.
015g/dの初荷重を掛け、昇温速度180秒/30
0℃で昇温を行なって熱応力曲線を得、この曲線の最大
応力を示す値をもって最大熱応力値とする。
得るものて・ある。すなわち、カネボウエンジニアリン
グ社製のKET−1型熱応力測定器を用い、試料に0.
015g/dの初荷重を掛け、昇温速度180秒/30
0℃で昇温を行なって熱応力曲線を得、この曲線の最大
応力を示す値をもって最大熱応力値とする。
また、本発明における沸騰水収縮率の測定方法は次の通
りである。
りである。
糸条の一端を固定し、他端に糸条の1/10g/dの初
荷重を吊し、正しく 500 rmの間隔を計って両端
に印を付け、初荷重を取り、これを沸騰水中に30分間
浸漬した後、取り出して軽く吸取紙または布で水を切り
、水平状態で自然乾燥後、再び初荷重を掛けて前記両端
間の長さρ關を計り、次式により沸騰水収縮率を算出す
る。
荷重を吊し、正しく 500 rmの間隔を計って両端
に印を付け、初荷重を取り、これを沸騰水中に30分間
浸漬した後、取り出して軽く吸取紙または布で水を切り
、水平状態で自然乾燥後、再び初荷重を掛けて前記両端
間の長さρ關を計り、次式により沸騰水収縮率を算出す
る。
作用
本発明は、従来得ることができなかった、布帛表面をナ
イロン6POY糸条でカバーされた高密度布帛を得んと
するものであり、その作用は次の通りと考えられる。
イロン6POY糸条でカバーされた高密度布帛を得んと
するものであり、その作用は次の通りと考えられる。
すなわち、本発明はナイロン6POY糸条からなる低収
縮糸と、先に述べた特定の沸騰水収縮率および熱応力値
を有する高収縮糸とを複合糸にすることにより高密度布
帛の製造が可能となるものである。すなわち、かかる構
成からなる複合糸を布帛となし熱処理を施すことにより
、高収縮糸は充分に収縮すると共に、一方のナイロン6
POY糸条からなる低収縮糸は高収縮糸との糸長差を増
大することにより高収縮糸を被覆する構造となり、充分
に収縮させた布帛上の外観からは、高収縮糸か看取され
なくなることにより、本発明の目的が達成されるもので
ある。
縮糸と、先に述べた特定の沸騰水収縮率および熱応力値
を有する高収縮糸とを複合糸にすることにより高密度布
帛の製造が可能となるものである。すなわち、かかる構
成からなる複合糸を布帛となし熱処理を施すことにより
、高収縮糸は充分に収縮すると共に、一方のナイロン6
POY糸条からなる低収縮糸は高収縮糸との糸長差を増
大することにより高収縮糸を被覆する構造となり、充分
に収縮させた布帛上の外観からは、高収縮糸か看取され
なくなることにより、本発明の目的が達成されるもので
ある。
実施例
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1
紡糸引取速度が4500m /分で得られた複屈折率が
0.045 、切断伸度が58%、沸騰水収縮率が9.
2%、最大熱応力値が0.07g/、dである70デニ
ール/34フイラメントのナイロン6POY糸条を低収
縮糸とし、30デニール/12フイラメントで沸騰水収
縮率が25%、最大熱応力値が0.5t/dのイソフタ
ル酸成分が12モル%の共重合ポリエステル繊維糸条を
高収縮系として用い、市販のインターレースノズルを用
いて、処理速度700m/分、空気圧4kr/−で混繊
交絡処理して複合糸を得た。得られた複合糸を経糸に用
い、緯糸にはナイロン6の75デニール/72フイラメ
ント糸を用いて、緯糸密度85本/インチ、経糸密度1
20本/インチの平織物を製織した。
0.045 、切断伸度が58%、沸騰水収縮率が9.
2%、最大熱応力値が0.07g/、dである70デニ
ール/34フイラメントのナイロン6POY糸条を低収
縮糸とし、30デニール/12フイラメントで沸騰水収
縮率が25%、最大熱応力値が0.5t/dのイソフタ
ル酸成分が12モル%の共重合ポリエステル繊維糸条を
高収縮系として用い、市販のインターレースノズルを用
いて、処理速度700m/分、空気圧4kr/−で混繊
交絡処理して複合糸を得た。得られた複合糸を経糸に用
い、緯糸にはナイロン6の75デニール/72フイラメ
ント糸を用いて、緯糸密度85本/インチ、経糸密度1
20本/インチの平織物を製織した。
次いで、低張力型連続精練機を用いて95℃で精練熱処
理後、液流染色機を用いて90℃で酸性染料で染色を実
施した。得られた織物は経方向に38%収締し、緯糸密
度117本/インチ、経糸密度125本/インチの高密
度織物となった。得られた織物は、適度な張り、腰とイ
ラツキ、杢斑のない外観、風合共良好な高密度lll物
であった。
理後、液流染色機を用いて90℃で酸性染料で染色を実
施した。得られた織物は経方向に38%収締し、緯糸密
度117本/インチ、経糸密度125本/インチの高密
度織物となった。得られた織物は、適度な張り、腰とイ
ラツキ、杢斑のない外観、風合共良好な高密度lll物
であった。
比較例1
30デニール/12フイラメントで沸騰水収縮率が40
%、最大熱応力値が0.3t/dのポリエステル繊維糸
条を高収縮糸として用いる以外は実施例1と同様にして
得な織物は収縮量が17%と低く、風合に腰がなく、外
観もイラツキがあり、不良であった。
%、最大熱応力値が0.3t/dのポリエステル繊維糸
条を高収縮糸として用いる以外は実施例1と同様にして
得な織物は収縮量が17%と低く、風合に腰がなく、外
観もイラツキがあり、不良であった。
比較例2
60デニール/24フイラメントで沸騰水収縮率が23
%、最大熱応力値か0.5t/dのイソフタル酸成分が
12モル%の共重合ポリエステル繊維を高収縮系として
用いた以外は実施例1と同様にして得た織物は、イラツ
キが強く外観が不良であった。
%、最大熱応力値か0.5t/dのイソフタル酸成分が
12モル%の共重合ポリエステル繊維を高収縮系として
用いた以外は実施例1と同様にして得た織物は、イラツ
キが強く外観が不良であった。
実施例2
実施例1と複合糸を用い、26ゲージの丸編機を用いて
インターロック編地を編成した。生機のウェール密度は
35本/インチ、コース密度は63本/インチであった
。実施例1と同様にして精練熱処理後染色して得られた
絹地は風合、外観共良好で、ウェール密度が55本/イ
ンチ、コース密度が70本/インチの高密度編地であっ
た。
インターロック編地を編成した。生機のウェール密度は
35本/インチ、コース密度は63本/インチであった
。実施例1と同様にして精練熱処理後染色して得られた
絹地は風合、外観共良好で、ウェール密度が55本/イ
ンチ、コース密度が70本/インチの高密度編地であっ
た。
実施例3
実施例1の高収縮糸および低収縮糸を用いて、石川製作
所製リング撚糸機を用い、合撚数3007/Hの合撚糸
を得た。この合撚糸を経糸に用いる以外は実施例1と同
様にして繊物を得た。得られた織物は実施例1の場合と
同様風合、外観共良好な高密度繊物であった。
所製リング撚糸機を用い、合撚数3007/Hの合撚糸
を得た。この合撚糸を経糸に用いる以外は実施例1と同
様にして繊物を得た。得られた織物は実施例1の場合と
同様風合、外観共良好な高密度繊物であった。
尚、合撚数を8007/Nとした場合は、杢斑があり、
外観が好ましくなかった。
外観が好ましくなかった。
発明の効果
以上のように本発明によれば、特定の高収縮ポリエステ
ルマルチフィラメントとナイロン6マルチフィラメント
を用いて複合糸となし、製m織後熱処理することにより
、高収縮ポリエステルマルチフィラメントが収縮して布
帛に弦り、腰を与えると共に、布帛表面は低収縮ナイロ
ン6マルチフィラメントでカバーされるため、ナイロン
の特性とその特長、感触を有し、かつイラツキ、杢斑の
ない高密度布帛を得ることができる。
ルマルチフィラメントとナイロン6マルチフィラメント
を用いて複合糸となし、製m織後熱処理することにより
、高収縮ポリエステルマルチフィラメントが収縮して布
帛に弦り、腰を与えると共に、布帛表面は低収縮ナイロ
ン6マルチフィラメントでカバーされるため、ナイロン
の特性とその特長、感触を有し、かつイラツキ、杢斑の
ない高密度布帛を得ることができる。
代理人 森 本 義 弘
Claims (1)
- 1、3500m/分以上の紡糸引取速度で得られる複屈
折率が0.035〜0.045、切断伸度が40〜70
%、沸騰水収縮率が10%以下、最大熱応力値が0.1
g/d以下の低収縮ナイロン6マルチフィラメントと、
沸騰水収縮率が20%以上、最大熱応力値が0.4g/
d以上の特性を有する高収縮ポリエステルマルチフィラ
メントとを、混繊交絡および/または合撚した複合糸と
して用い、製織または製編して布帛とした後、熱処理す
ることを特徴とする高密度布帛の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2120949A JP3058892B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 高密度布帛の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2120949A JP3058892B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 高密度布帛の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0418162A true JPH0418162A (ja) | 1992-01-22 |
JP3058892B2 JP3058892B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=14798963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2120949A Expired - Lifetime JP3058892B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 高密度布帛の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058892B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990049140A (ko) * | 1997-12-12 | 1999-07-05 | 구광시 | 발수성 및 내수압이 우수한 고밀도 직물 및 그의 제조 방법 |
JP2011526661A (ja) * | 2008-07-04 | 2011-10-13 | テクスランド アンド ネクスコ カンパニー リミテッド | 高密度極細織物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6050875B1 (ja) * | 2015-09-15 | 2016-12-21 | かずこ 二坪 | 飲食用具 |
-
1990
- 1990-05-10 JP JP2120949A patent/JP3058892B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR19990049140A (ko) * | 1997-12-12 | 1999-07-05 | 구광시 | 발수성 및 내수압이 우수한 고밀도 직물 및 그의 제조 방법 |
JP2011526661A (ja) * | 2008-07-04 | 2011-10-13 | テクスランド アンド ネクスコ カンパニー リミテッド | 高密度極細織物 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3058892B2 (ja) | 2000-07-04 |
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