JPH04177109A - 布目曲がり検出装置 - Google Patents

布目曲がり検出装置

Info

Publication number
JPH04177109A
JPH04177109A JP30556390A JP30556390A JPH04177109A JP H04177109 A JPH04177109 A JP H04177109A JP 30556390 A JP30556390 A JP 30556390A JP 30556390 A JP30556390 A JP 30556390A JP H04177109 A JPH04177109 A JP H04177109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
pattern
signal
image
fourier transform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30556390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2909192B2 (ja
Inventor
Keiichi Watanabe
恵一 渡辺
Takayuki Kato
隆幸 加藤
Hideo Arakawa
英男 荒川
Susumu Kawabata
川端 行
Masayuki Hattori
服部 真幸
Takao Hasegawa
長谷川 隆男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP30556390A priority Critical patent/JP2909192B2/ja
Publication of JPH04177109A publication Critical patent/JPH04177109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2909192B2 publication Critical patent/JP2909192B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、布目曲がり検出装置に係り、特に、走行中の
織物の布目曲がり量を検知する布目曲がり検出装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、織物の経糸に対する緯糸の方向が直角でなく、傾
斜または湾曲した状態であるいわゆる布目曲がりを検知
する代表的な装置として、光源から走行織物に投光し、
織物を透過した光をスリットを通過させてモアレを発生
させ、このモアレを光電変換器によって電気信号に変換
し、さらに緯糸の傾斜角に比例した信号に変換して出力
する布目曲がり検出装置(特開昭56−73161号公
報)がある。
また、あらかじめ織物の画像をカメラで撮像して、その
織り柄を「0」と「1」との2値信号レベルで標準状態
として記憶しておき、次に走行中の織物をカメラで撮像
して同様に「0」と「1」との2値信号レベルに変換し
、それらの2値信号レベル「0」、「1」と、標準状態
として記憶した2値信号レベル「0」、「1」との間に
生じる相異により布目曲がりを計測する装置(特開昭6
3−219676号公報)がある。
また、織物の全幅を横切って移動する光学スリットを内
蔵した投受光器対からなる検出器を用いて緯糸凹曲がり
角度を出力する装置(特開昭58−186668号公報
)がある。
また、帯状生産物の全幅を横切って移動する1個又は複
数個の走査頭を有し、両端での走査頭からの信号を比較
して調整する緯糸位置測定装置(特開昭55−7615
9号公報)がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
織物の裏面または表裏両面に樹脂溶液を被覆する裏打仕
上や樹脂加工を行った織物では、織物を光がほとんど透
過せずモアレが得られないたt、上記特開昭55−73
161号公報に示された装置では布目曲がりを検出する
ことができない。
また、特開昭63−219676号公報の装置でも、織
り柄が単純な斜め縞でコントラストがはっきりした場合
にはある程度適用できるが、柄が複雑になると標準状態
からの相異と布目曲がり量との間の対応がとれなくなっ
て布目曲がり量を検出できない。
さらに、特開昭58−186668号公報や特開昭55
−76159号公報記載の技術では、各部の緯糸の方向
を算出することはできるが、斜行、湾曲の矯正に必要な
織物両端でのずれ量、たわみ量を算出することができな
い。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、樹脂
加工等により光が透過しない織物や複雑な織り柄を持つ
織物、コントラストのはっきりしない織物に対しても布
目曲がり量を検出することができる布目曲がり検出装置
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために第1の発明は、第1図に示す
ように、被測定織物■の柄を撮像して画像信号を出力す
る撮像装置■と、前記撮像装置■から出力される画像信
号をフーリエ変換して柄の方向を示す柄方向信号を出力
するフーリエ変換手段■と、被測定織物の正規状態にお
ける柄方向信号を基準柄信号として記憶する記憶手段■
と、前記フーリエ変換手段■から出力される柄方向信号
と前記記憶手段■に記憶されている基準柄信号とに基づ
いて織物の布目曲りを表す斜行度を演算する演算手段V
と、を含んで構成したものである。
〔作用〕
第1の発明の作用を第1図を参照して説明する。
撮像装置■は、被測定織物Iの柄を撮像して画像信号を
出力する。フーリエ変換手段■は、画像信号をフーリエ
変換して柄の方向を示す柄方向信号を出力する。記憶手
段■は、被測定織物1の正規状態における柄方向信号を
基準柄信号として予め記憶する。演算手段■は、柄方向
信号と基準柄信号とに基づいて、織物の斜行度を演算、
出力する。
これにより、織物の布目曲がりを検出することができる
すなわち、織物の布目が曲がると、その量に対応して織
柄の方向が変化する。織柄を撮像装置で撮像して、その
画像にフーリエ変換を行うと、織柄の周期と方向に対応
した領域に明るい点を持つフーリエ画像が得られる。こ
のフーリエ画像上の明るい点の方向は織柄の方向に対応
するため、織柄の方向を求めて織物の斜行度を演算すれ
ば布目曲がりを知ることができる。そこで、第1の発明
では織物を撮像装置で撮像し、得られた画像をフーリエ
変換手段に入力してフーリエ変換を行い、得られたフー
リエ画像上の明るい点の方向から織柄の方向を算出する
ことによって布目曲がりを算出する。
〔発明の効果〕
以上説明したように第1の発明によれば、織物の柄を撮
像して得られた画像信号をフーリエ変換して柄方向信号
を求め、この柄方向信号と基準柄信号とに基づいて織物
の斜行度を演算しているため、光が透過しない織物や複
雑な織り柄を持つ織物、コントラストのはっきりしない
織物に対しても布目曲がりを検出することができる、と
いう効果が得られる。
〔その他の発明の説明〕
上記目的を達成するために第2の発明は、第2図に示す
ように、第1の発明の布目曲がり検出装置に、前記撮像
装置■を被測定織物Iの全幅を横切って連続的あるいは
間欠的に移動させる移動装置■を加えたものである。
本発明の移動装置■は、撮像装置■を被測定織物■の全
幅を横切って連続的あるいは間欠的に移動させる。これ
により、撮像装置■は織物の全幅を横切って撮像できる
ようになるので、織物の全幅にわたる布目曲がりの状態
を知ることができる。
このように、撮像装置を織物の全幅にわたって移動させ
ることにより、各点での布目曲がりを算出して緯糸の角
度を求め、緯糸の斜行、湾曲の状態を関数で表して織物
の両端でのずれ量、中央部でのたわみ量を算出すること
ができる。
また、第3の発明は、第3図に示すように、上記第1の
発明及び第2の発明の布目曲がり検出装置に、前記撮像
装置Hの光学レンズ前面にエアーカーテンを形成するエ
アーパージ装置■を更に設け、塵、埃等から撮像装置■
を保護する防塵機能を付加したものである。
第3の発明のエアーパージ装置■は、撮像装置■の光学
レンズ前面にエアーカーテンを形成する。
これにより、塵、埃等から撮像装置■が保護されるので
、長期使用時にも撮像状態が劣化することが無い。
また、第4の発明は、第4図に示すように、被測定織物
■を照明する光源装置■と、該光源装置■と対向配置さ
れかつ、前記被測定織物■を透過する光を検出する撮像
装置■と、該撮像装置■から出力される透過光信号をフ
ーリエ変換して柄方向信号を算出するフーリエ変換手段
■と、被測定織物の正規状態における柄方向信号を基準
柄信号として記憶する記憶手段■と、前記柄方向信号と
基準柄信号とに基づいて被測定織物■の斜行度を演算す
る演算手段■とから成る。
第4の発明の布目曲がり検出装置では、光源装置■が被
測定織物Iを照射する。光源装置■と対向配置された撮
像装置■は、被測定織物■を透過する光を検出し、透過
光信号を出力する。フーリエ変換手段■は、該撮像装置
■から出力される透過光信号をフーリエ変換して柄方向
信号を出力する。演算手段■は、柄方向信号と基準柄方
向信号とから被測定織物の斜行度を演算する。これによ
り、織物を透過した光による画像から織物の布目曲がり
を検出することができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明の演算手段によって、
被測定織物の幅方向の各点における柄方向信号の差異を
演算し、斜行、湾曲を有する布目の織物両端でのずれ量
及びたわみ量を検出するものである。
第6の発明は、被測定織物を照明する光源装置と、当該
光源装置と対向配置され、前記被測定織物を透過する光
を検出する撮像装置と、該撮像装置から出力される透過
光信号をフーリエ変換して緯糸方向を演算するフーリエ
変換手段と、該フーリエ変換手段から出力される緯糸方
向信号から織物の斜行度を演算する演算手段と、を含む
ものである。
第7の発明は、第6の発明の前記演算手段によって、被
測定織物の幅方向の各点における緯糸方向信号の差異を
演算し、斜行、湾曲を有する布目の織物両端でのずれ量
及びたわみ量を検出するものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
本実施例の構成を第5図に示す。この実施例は、被測定
織物Iの下側に被測定織物の走行方向と直交する方向に
配置された移動装置■と、織物を撮像して撮像信号を出
力する撮像装置■とを備えている。この撮像装置■は、
移動装置■に取り付けられ、走行方向と直交する方向に
移動される。撮像装置Hには塵、埃などから撮像装置■
を保護するエアーパージ装置■が設けられている。撮像
装置■は、画像信号を2次元フーリエ変換し、得られた
特徴量を柄方向信号として出力するフーリエ変換手段■
に接続されている。フーリエ変換手段■は、あらかじめ
被測定織物■の正規状態における柄方向を基準方向とし
て記憶し、基準柄方向信号を出力する記憶手段■が接続
されると共に、柄方向信号と基準柄信号とから織柄の各
部の歪みを測定する斜行度算出装置Vに接続されている
移動装置■は、第6図に示すように、撮像装置■及びエ
アーパージ装置■が取り付けられたカメラ保持台5a、
カメラ保持台6aを移動させるベル)6b、モータ6c
、モータ6cの回転に応じてパルスを出力するエンコー
ダー6dを備えている。これらは支持台6hに取り付け
られている。
エンコーダー6dはエンコーダー5dの出力パルスをカ
ウントするアップダウンカウンター5e。
比較器6f及びモーター制御回路6gから成る制御装置
6に接続されている。
カメラ保持台6aは織物■の幅方向にモーター6Cによ
って連続して往復移動される。カウンター6eは、エン
コーダー6dの出力パルス数をカウントし、保持台6a
の織物Iの端部を基準とする位置を演算し位置信号Xc
を出力する。モーター1回転あたりのエンコーダー6d
の出力パルス数をN、モータ1回転あたりのカメラ保持
台6aの移動距離を51カウンター6eのカウント値を
nとすれば、位置信号Xcは以下のように表わされる。
Xc=  ’  s・・・(1) 比較器6fは、保持台6aの位置が織物の幅を越さない
よう、位置信号Xcと織物の幅dとを比較する。保持台
6aが移動して織物の反対側の端部にくると位置信号X
cが織物の幅と等しくなるので、比較器6fは反転信号
Mrを出力する。モーター制御回路6gは反転信号Mr
に基づいてモーター6Cを逆方向に回転させ、保持台6
aを逆方向に移動させる。回転方向が逆になれば、エン
コーダー6dの回転方向が変わり、エンコーダー6dが
出力するアップ/ダウン信号udがダウン方向に変化す
る。カウンター6eは、アップ/ダウン信号u’dがダ
ウン方向になるとカウントダウンするため、エンコーダ
ー6dが出カスるパルス数だけカウント数nは減少する
。このとき、保持台6aの位置は、(1)式から同様に
求められる。
保持台6aが織物の端まで移動すると、位置信号Xcは
0となり(n=o)、比較器6fは反転信号Mrを出力
する。反転信号Mrに基づき、モーター60は逆回転し
て保持台6aを逆方向に移動させる。同時に、エンコー
ダー6dの回転方向が変わり、エンコーダー6dの出力
するアップ/ダウン信号udがアップ方向となり、カウ
ント数nは増加する。
この動作を繰り返すことによって保持台6aは織物■の
幅方向に往復移動されるので、撮像装置Hによって織物
の全幅を撮像することができる。
保持台6aに取り付けられた撮像装置■は、第7図に示
すように、ズーム及びオートアイリス付きレンズ2a及
びズームコントローラ2bと、シャッター付きCCDカ
メラ2cから成る。
CCDカメラ2cは、斜行度算出回路Vから撮像タイミ
ング信号tsが入力されると高速シャッターにより短時
間織物■を撮像し画像信号gを出力する。このとき撮像
される織物の画像は、レンズ2aのオートアイリスによ
って適度な明るさに自動的に調整される。また、CCD
カメラ2cのシャッター速度は織物の走行速度によって
画像にボケを生じないよう適切な速度に選択しである。
ズームコントローラ2bは、織柄の特徴量が最も良く求
められるように織柄と緯糸密度との関係を考慮して、ズ
ームレンズ2aの画角を調整する。
エアーパージ装置■は、第7図に示すように、カメラケ
ース7a及びカメラケースとの間にエアー通路を形成す
るようにカメラケース7a内に収納されたカメラケース
7bと、カメラケース7aの開口を閉鎖するように設け
られた保護ガラス7Cと、エアー通路に連通されたエア
ーホースフdと、エアー供給ポンプ7eとから成る。
カメラケース7a及び7bと保護ガラス7cは、カメラ
2C及びレンズ2aの保護および防塵を行う。また、カ
メラ2c及びレンズ2aに装置設置場所の粉塵、油など
や織物の糸屑が付着しないよう、ケースの間に形成れた
エアー通路からエアーを吹き出すようにしてエアーカー
テンが形成される。エアーは、供給ポンプ7eからホー
ス7dを通じて供給される。
フーリエ変換手段■は、第8図に示すように、織物■の
画像信号gを取り込む画像入力回路3a’=取り込んだ
画像信号gのコントラストを上げる画像強調回路3b、
二次元フーリエ変換を行うFFT(高速フーリエ変換)
回路3C及びフーリエ画像から織柄の方向を算出する柄
方向算出回路3dから成る。
撮像装置■で得られた織物■の画像は画像信号gとして
出力され、このフーリエ変換手段■により2次元フーリ
エ変換されて、織柄の方向を示す特徴量を表す柄方向信
号○dとして出力される。
フーリエ変換手段■の動作を第9図を用いて更に詳細に
説明する。
撮像装置■で得られた織物の画像信号g(第9図(a)
)は画像入力装置3aに取り込まれる。
画像強調回路3bは画像信号gのコントラストを上げて
織柄を強調し強調画像信号cg(第9図(b))を出力
する。画像強調回路3bは、第12図に示すように、す
べての濃度値において画素数のヒストグラムが同じにな
るように濃度変換を行う。FFT回路3Cは、強調画像
信号cgを2次元フーリエ変換してフーリエ画像信号f
g(第9図(C))を出力する。第9図(C)のフーリ
エ画像信号fg上の明るい点(特徴点)の位置は、織物
の画像の周期的な特徴を表している。この点の原点から
の距離が織柄の周期に、その方向が織柄の方向に対応す
る。従って、これらの点を結ぶ直線は織柄の方向を示し
ている。柄方向算出回路3dは、フーリエ画像信号fg
から、画像上の明るい点く特徴点)を結ぶ直線の傾きα
(第9図(d))を柄方向信号odとして出力する。
記憶手段■は、上記撮像装置■とフーリエ変換手段■を
用いて得られる織物が斜行していない場合(正規状態)
のフーリエ画像上の明るい点く特徴点)を結ぶ直線の傾
きαrを基準値として記憶しており、この傾きαrを基
準柄信号rdとして出力する。
斜行度算出装置■は、第10図に示すように、CCDカ
メラ3cのシャッタータイミングを決める撮像タイミン
グ信号tsを発生するタイミング信号発生回路5aと、
織物の各部位の柄方向信号から各部位の斜行度を算出す
る斜行度算出回路5bと、各部位の斜行度から織物の布
目歪みを算出する布目歪み算出回路5cとから成る。
タイミング信号発生回路5aは、カウンター6eの出力
するカメラの位置信号Xcに基づいて、カメラ3Cが織
物の全幅dの1/9移動する毎に撮像タイミング信号t
sを出力する。従って、カメラ3cが織物の全幅を一回
移動する間に10回織柄が撮像され、それぞれの画像に
対し柄方向信号○dが出力される。斜行度算出回路5b
は、柄方向信号Odと基準柄信号rdとの差、すなわち
傾きαrの直線を基準とした傾きαの直線の傾きを求め
、この差を織柄を撮像した点における織物■の斜行度θ
iとして算出する。布目歪み算出回路5cは、以下の演
算を行い織物の布目歪みを算出し布目角度信号θを出力
する。すなわち、第11図に示すように、斜行度算出回
路5bは、織物Iの幅方向10点に対応する部位(Xi
、i=Q〜9)で得られた画像から各点(Xi)の斜行
度θiを出力する。織物の緯糸を、同図に示すように、 y=−ax2+bx・ (2) と表せば、斜行度は、x=X iの点での傾きで表され
る。傾きは、 y’=−2ax+b・・・(3) で表され、また織物の各点の斜行度θiは斜行度算出回
路5bで算出しであるので、次の関係が成り立つ。
θi =−2aX i+b・= (4)実際には、θi
、Xiとも測定誤差を含む。そこで、織物の各点Xiと
斜行度θ1とから第〔2)式のa、bを最小自乗法で求
める。布目歪み算出回路5cは、上記演算を行うと共に
、得られたalbを用いて緯糸の各部位のXでの方向θ
を布目歪みとして次式で算出し、その値を布目角度信号
θとして出力する。
θ=−2ax+b  (5) 以上の構成により、織物の全幅に対し、各部位の布目歪
みを算出し出力することができる。本実施例では、更に
、シャッター付きカメラを用いているので、織物が高速
に走行している場合でもブしの無い画像が得られ、布目
歪みを精度良く求めることができる。また、エアーパー
ジ装置を用いてレンズ、カメラへの粉塵、油、糸屑の付
着を防いでいるので、長期間使用してもはっきりした画
像が得られ、布目歪みを精度良く求めることができる。
また、ズームレンズを用いて織柄に応じて最適なカメラ
の画角をコントロールしているので、布目歪みを精度良
く求めることができる。またオートアイリスレンズ、画
像強調回路により暗い場所や黒くてコントラストの無い
織物でも、織柄をはっきりと撮像できるので、布目歪み
を精度良く求めることができる。
尚、本実施例では織柄の方向をフーリエ画像上の明るい
点く特徴点)を結ぶ直線としたが、原点と特徴点とを結
ぶ直線の角度を用いても良い。また、緯糸を2次式で表
し、幅方向に10点の部位の画像から布目歪みを求めた
が、歪みが単純な場合には数枚の画像から算出できる。
また、緯糸を示す関数をより高次の多項式やスプライン
関数などで表し、多数の画像から各部位の布目歪みをよ
り正確に求めることもできる。
また、フーリエ変換手段は光学式、電気式(ソフトウェ
アを含む)のどちらを用いても良い。
また、画像強調回路は、画像信号の最も暗い濃度値P○
から最も明るい濃度値Pnを、処理回路の扱える最も小
さい濃度値So (<Po)から最も大きな濃度値Sn
 (>Pn)に濃度変換する回路でもよい。変換式は、
例えば次のようなものがある。
本発明の第2の実施例は、第6及び第7の発明を適用し
たものである。
本実施例の構成を第13図に示す。この実施例では、被
測定織物■を挟んで撮像装置■と対向して設けられた光
源装置■と、織物Iの下側に設けられ織物の走行方向と
直交する方向にカメラ保持台を移動する移動装置■と、
移動装置■に取り付けられ、織物Iを透過した光を検出
し透過光信号を出力する撮像装置■と、塵、埃などから
撮像装置■を保護するエアーパージ装置■と、織物■の
全幅にわたって得られた透過光信号から緯糸の織物Iの
両端でのずれ量とたわみ量を算出し出力するコンピュー
タ■とから成る。
以下、各部の構成及び動作、作用について詳細に説明す
る。
光源装置■は、織物■に光を投光し、透過光が撮像装置
■によって検出される。
撮像装置■、制御装置6、移動装置■及びエアーパージ
装置■の構成及び動作は、第1の実施例と同じであるの
で、ここでは説明を省略する。
コンピューター■は、第14図に示すように、画像入力
ボード9aSDAボード9b、デジタル入出力ボード9
Cが組み込んである。コンピュータ■には、以下で説明
する制御ルーチンや上記の基準値を示す傾きαrが記憶
されている。
以下、コンピューター■の制御ルーチンを第14図に示
すフローチャートを用いて説明する。
スタート時の初期設定について説明する。まず、コンビ
ニ−ター■は、デジタル入出力ボード9Cからモーター
制御回路6gにリセット信号mrを送り、移動台■のカ
メラ保持台を織物の端点(第11図x0)に移動させる
(ステップ31)。次に、カウンター6eの出力する位
置信号Xcをデジタル入出力ボード9Cを用いて取り込
み、移動台■が端点に移動したことを確認する(Xc=
0)(ステップ32)。そして、カメラ保持台6aが織
物Iの全幅にわたって繰り返し移動するようスタート信
号stを出力する(ステップ、S3)。
モーター制御回路6gは、スタート信号stに基づいて
モーター6Cを制御し、上記往復移動を繰り返す。
次に、計測ルーチンについて説明する。まず、イニシャ
ライズしくステップS4)、カウンター6eの出力する
位置信号Xcを取り込み(ステップS5)、上述した織
物■の各部位(Xi=i/9dS i=o〜9)にカメ
ラ保持台6aがあるか否かを判別する(ステップ36)
。カメラ保持台6aが各部位Xiにある場合には、デジ
タル入出力ボード9Cより撮像タイミング信号tsを撮
像装置■に出力しくステップS7)、織物■を透過した
光を撮像する。撮像装置■から出力される透過光信号t
g(CCDカメラから出力される画像信号)は画像入力
ボード9aによりデジタル信号に変換されてコンピュー
ター■に取り込まれる(ステップS8)。カメラ保持台
6aが各部位X】に無い場合には、その位置に台が移動
するまで待機する。
取り込まれた透過光信号(透過光画像、画素サイズ=5
12画素×512画素)は、コントラストをつける強調
処理が行われる(ステップS9)。
更に、2次元フーリエ変換が行われフーリエ画像が得ら
れる(ステップ510)。次に、フーリエ画像上の明る
い点く特徴点)が探索され(ステップ511)、この点
を結ぶ直線が求められる(ステップ512)。この直線
の傾きαrの直線を基準とする傾きは、その部位X1に
おける緯糸の方向(斜行角)θ1である。
一般には、512画素×512画素のフーリエ画像では
特徴点の画素の位置データを用いても十分な精度が得ら
れない。そこで、第17図に示すように、特徴点近傍の
縦、横それぞれ5画素を用い、その濃度値を2次式で近
似して特徴点の位置(PxiSPyi)(i=l 〜n
;nは特徴点の数)を算出する。この点(Pxi、Py
i)を結ぶ直線は、最小自乗法によって求められる。
織物の一方の端点からもう一方の端点まで10点の部位
で撮像を行い、各点の緯糸の方向θ1が算出されると、
コンピュータ■は、(2)式のa、 bを算出しくステ
ップ515)、得られたa、bを用いて任意の点Xでの
布目角度信号が求められる。
また、第16図に示すように、織物■の両端における緯
糸のずれ量Δyとたわみ量ΔWは、緯糸の形状を表す(
2)式から次式で求められる。
Δy=y (d)  ・・・ (7) 従って、コンピューターは、得られたa、bを用いて(
6)式、(7)式の演算を行い、DAボード9bからず
れ量Δyまたわみ量ΔWを出力する(ステップS16.
518)。
以上の計測ルーチンを、ステップS19で終了と判断さ
れるまでカメラ保持台の往路、復路毎に1回繰り返し演
算し、ずれ量△y、たわみ量△Wを連続出力する。
以上の構成により、織物Iの両端で緯糸のずれ量、たわ
み量を連続して演算し出力することができる。また、第
1の実施例と同様に、シャッター付きカメラ、エアーパ
ージ装置、オートアイリスズームレンズを用いているの
で長期にわたりずれ量、たわみ量を精度良く求めること
ができる。
また、特徴点の位置を、縦横それぞれ近傍5画素の濃度
値を用いて求めているので精度の高い計測を行うことが
できる。
なお、ここでは近傍5画素を用いたが、特徴点近傍画素
の濃度値の状態によって適当な画素数を選択すればよい
。また、近傍画素の濃度値の重心位置から求めてもよい
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の構成図、第2図は第2の発明の構
成図、第3図は第3の発明の構成図、第4図は第4の発
明の構成図、第5図、第6図、第7図、第8図、第10
図は第1の実施例の構成図、第9図はフーリエ変換手段
の動作説明図、第11図は布目歪み算出回路の動作説明
図、第12図は強調回路の動作説明図、第13図、第1
4図は第2の実施例の構成図、第15図はコンピュータ
ーのフローチャート、第16図はずれ量、たわみ量算出
方法の説明図、第17図は特徴点の位置算出方法の説明
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被測定織物の柄を撮像して画像信号を出力する撮
    像装置と、 前記撮像装置から出力される画像信号をフーリエ変換し
    て柄の方向を示す柄方向信号を出力するフーリエ変換手
    段と、 被測定織物の正規状態における柄方向信号を基準柄信号
    として記憶する記憶手段と、 前記フーリエ変換手段から出力される柄方向信号と前記
    記憶手段に記憶されている基準柄信号とに基づいて織物
    の布目曲りを表す斜行度を演算する演算手段と、 を含む布目曲がり検出装置。
JP30556390A 1990-11-09 1990-11-09 布目曲がり検出装置 Expired - Fee Related JP2909192B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30556390A JP2909192B2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 布目曲がり検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30556390A JP2909192B2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 布目曲がり検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04177109A true JPH04177109A (ja) 1992-06-24
JP2909192B2 JP2909192B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=17946661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30556390A Expired - Fee Related JP2909192B2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 布目曲がり検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2909192B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633368A (ja) * 1992-07-14 1994-02-08 Gunze Ltd 生地の検反方法およびその装置
JP2015081821A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 東都フォルダー工業株式会社 布類の検査装置における検査部浄化装置
CN109211918A (zh) * 2018-08-28 2019-01-15 河海大学常州校区 一种基于纬纱走向的织物弓纬检测方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6263816B1 (en) * 1998-05-01 2001-07-24 L&P Property Management Company Mattress cover printing and quilting system and method
JP2020007683A (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 株式会社豊田自動織機 織機の織布検査装置
KR102497313B1 (ko) * 2021-02-08 2023-02-07 김희원 원단의 품질 측정 시스템 및 이를 이용한 품질 측정 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633368A (ja) * 1992-07-14 1994-02-08 Gunze Ltd 生地の検反方法およびその装置
JP2015081821A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 東都フォルダー工業株式会社 布類の検査装置における検査部浄化装置
CN109211918A (zh) * 2018-08-28 2019-01-15 河海大学常州校区 一种基于纬纱走向的织物弓纬检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2909192B2 (ja) 1999-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2588836B1 (en) Three-dimensional measurement apparatus, three-dimensional measurement method, and storage medium
KR101873024B1 (ko) 원단교정기에서의 원단패턴 정밀 검출장치
US20030110610A1 (en) Pick and place machine with component placement inspection
US8704888B2 (en) Imaging device and image analysis method
JPH0634366A (ja) 合焦検出方法、これを用いた非接触変位測定方法及び装置
EP1189017B1 (en) Displacement sensor
JP3999505B2 (ja) カメラ
CN108510549A (zh) 虚拟现实设备的畸变参数测量方法及其装置、测量系统
US20020191973A1 (en) Method and apparatus for focus error reduction in a camera
JPH04177109A (ja) 布目曲がり検出装置
CN106488111A (zh) 对焦位置检测装置以及对焦位置检测方法
US5852671A (en) Method for reconstructing a curved surface of a subject and an apparatus for reconstructing a curved surface of a subject
CN1715551B (zh) 纺织品纬斜的检测方法
JP2008281481A (ja) 解像測定装置及び方法
JPH04207481A (ja) 動き検出装置
JPS62103616A (ja) 合焦検出装置
JPH08327324A (ja) 位置合せ装置
JP4654817B2 (ja) 複数画像合成方法及び複数画像合成装置
JPH0341306A (ja) 断面積および体積計測装置
JP2005024618A (ja) 傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
KR101858050B1 (ko) 사행도 조절 및 위사밀도 정밀계측용 감지장치
CN209250756U (zh) 一种图像采集系统及自动光学检测设备
JP3618925B2 (ja) 撮像装置
JPH02190083A (ja) 赤外線撮像装置のオフセット値測定、及びオフセット補正方法
JP2556645B2 (ja) 移動体検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees