JPH04176288A - 直交多重伝送及び受信装置 - Google Patents

直交多重伝送及び受信装置

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JPH04176288A
JPH04176288A JP30271490A JP30271490A JPH04176288A JP H04176288 A JPH04176288 A JP H04176288A JP 30271490 A JP30271490 A JP 30271490A JP 30271490 A JP30271490 A JP 30271490A JP H04176288 A JPH04176288 A JP H04176288A
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JP
Japan
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signal
orthogonal
amplitude
video
additional
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JP30271490A
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English (en)
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Susumu Komatsu
小松 進
Tatsuya Ishikawa
達也 石川
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、現行のテレビジョン信号に付加信号を含む
直交変調波を多重し伝送し、またその多重信号を受信す
る直交多重伝送及び受信装置に関する。
(従来の技術) 近年、テレビジョンシステムにおいて画質及び音質を向
上させるための研究が行われている。
その一つに現行テレビジョン放送の映像搬送波に、質向
上のための映像付加情報またはデジタル音声情報を含む
直交変調波を多重させる直交多重方式が提案されている
直交多重方式は、参考文献としてし影山他。
“直交変調を用いたワイドテレビにおける妨害低減”、
TV技法 VOL、13.NO,41,pp、49〜5
4、BC3’89−9(Sep、1989)コ及び[野
田能、″映像搬送波の直交多重変調による映像色相ジッ
タの解析”、TV誌 VOL、43 、NO,3、pp
、 281〜267 、1989コに示されている。
映像搬送波と直交変調波との完全な直交変調が実現され
れば、映像信号と付加信号とは受信側の同期検波により
完全に分離されて復調される。また受信側のナイキスト
フィルタにより直交多重信号は、一部映像信号と同相の
成分を生じることになるが、これをキャンセルするため
に送信側て逆ナイキスト特性を有する等化回路か用いら
れる。
この等化により上記直交変調の直交性が保たれると同時
に、理想的な同期検波が行われていない既存受信機に与
えるクロストーク妨害も低減される。
第7図は直交多重伝送及び受信システムのブロックを示
している。
入力端子1に導入された映像信号は、振幅変調器2に人
力されて規定変調度で映像搬送波を振幅変調する。振幅
変調波は、残留側波振幅変調波とされるためにVSBフ
ィルタ3を介して加算器7に入力される。一方、入力端
子4に導入された付加信号は、搬送波抑圧振幅変調器5
に入力されて、映像搬送波の位相を90°移和した直交
搬送波を搬送波抑圧振幅変調する。この搬送波抑圧振幅
変調波は、受信側のナイキストフィルタと逆の伝達特性
を有する等化回路、つまり逆ナイキストイコライザ6で
スペクトル整形されて加算器7に入力される。加算器7
では、残留側波振幅変調波(映像変調波)と搬送波抑圧
振幅変調波(直交変調波)とを規定の比で合成して、直
交多重テレビジョン−5−′ 信号として出力する。
受信側においては、端子15に導入された直交多重テレ
ビジョン信号を、ナイキストフィルタ8と帯域通過フィ
ルタ11に分配する。ナイキストフィルタ8は、既存の
受信機で用いられるものと同様であり、映像キャリア周
波数に対して対称のスロープを有するフィルタである。
後述するように、ナイキストフィルタ8の出力では、直
交変調波は映像変調波に対して直交関係にあるため、同
期検波を行うことにより映像変調波に含まれる映像信号
のみを付加信号のクロストークなしで復調することかで
きる。ナイキストフィルタ8の出力は、同期検波器9に
入力され同期検波され、これにより出力端子10には復
調された映像信号が得られる。また帯域通過フィルタ1
1は、直交多重テレビジョン信号から両側波が揃ってい
る周波数成分のみを抽出するフィルタであり、帯域通過
フィルタ11の出力は、逆ナイキスト等化された搬送波
抑圧振幅変調波(付加信号側)と、残留側波振幅変調波
(映像信号側)から抽出された両側波振幅変調波である
。故に、映像復調側と同様に同期検波器12において同
期検波(たたし映像復調側の復調キャリアとは直交する
キャリアで行う)を行えば、出力端子13には映像信号
のクロストークなしで付加信号のみを復調して得ること
かできる。
第8図は、映像変調波(残留側波振幅変調波)と、直交
変調波(搬送波抑圧振幅変調波)の波形を示している。
直交変調波の振幅は、映像変調波のそれに対して十分小
さく減衰されている。これは直交多重伝送方式の両立性
を考慮して同期検波を用いていない既存受信機で受信し
ても映像信号に付加信号のクロストークか生じにくいよ
うにするためである。
第9図は以上述べた直交多重伝送の原理を示すスペクト
ル図である。
同図(a)は送受信される直交多重テレビジョン信号の
スペクトルであり、既存伝送方式の伝送帯域内に納まっ
ている。同図(b)は受信機でのナイキストフィルタを
通過させた後の直交多重テレビジョン信号のスペクトル
であり、映像信号は既存の受信機と全く同様なフィルタ
リングを施される。また、付加信号は、送信側で予め逆
ナイキスト等化されているために、ナイキストフィルタ
出力では図示するように完全に両側波が揃った振幅変調
波となる。故に、直交変調波は、映像搬送波に対して直
交成分しかもたないことがわかる。
次に、同図(C)は帯域通過フィルタ11を通過した後
の直交多重テレビジョン信号のスペクトルを示している
。前述のように、このフィルタ11は、映像信号の両側
波振幅変調成分のみを抽出するために映像信号は映像搬
送波と同相の成分しかもたず、付加信号にクロストーク
を生じることはない。故に、この信号を同期検波すれば
付加信号のみを復調することができる。
上記の直交多重方式とは別に、テレビジョン信号に対し
て3次元周波数領域を工夫して付加信号を多重する技術
も開発されている。これは、画面の縦横の比が3・5あ
るいは9:16というような例えばワイドアスペクト比
の信号を現行方式の3.4のアスペクト比のテレビジョ
ン信号に変換して伝送する技術として開発されている。
その一つとして[安本他、“アスペクト比拡大のための
多重手法の検討”TV投技法VOL、13.No、]、
]4.ppL9−24.BC3’89−4 (Aug、
1989 ’) ]では、ワイド画面化のために画面サ
イド部を多重伝送している。
伝送する情報は、輝度信号については周波数領域毎に分
けた3つ(Yl、Y2.Y3) 、色信号については2
つ(CI、C2)の計5つの付加信号を扱っている。多
重方法としては、水平オーバースキャン部、垂直オーバ
ースキャン部への多重および周波数多重を利用している
。また、[影山他。
“レターボックス方式における垂直周波数特性向上の一
手法”TV投技法VOL、13.NO,14,pp、3
7〜42、BC3’89〜7(Sep、1989) ]
ではレターボックス式において垂直解像度向上用補助信
号を多重伝送している。
以上説明したようにテレビジョン放送の高画質、高音質
化のためには多数の付加情報が考えられており、高画質
、高音質を実現するには多くの付加情報を多重伝送する
必要がある。
(発明が解決しようとする課題) 前述したように、高品質テレビジョン放送を実現するた
めには、多数の付加情報を伝送しなければならないが、
現行テレビジョン受像機に対して両立性を保つためには
現行テレビジョン信号の伝送帯域内に効率良く多くの種
類の付加情報を多重する必要がある。
しかしながら、従来の直交多重伝送方式によると付加情
報としては1種類であり、多くの伺加情報を必要とする
場合これに対応できない。
そこでこの発明は、直交多重により効率良く多くの種類
の付加情報を多重することができる直交多重送信および
受信装置を提供することを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) この発明は、映像信号で変調された映像搬送波と、この
映像搬送波と直交する搬送波を付加信号により変調した
直交搬送波とを作成し、前記映像様送波と直交変調波と
を多重して伝送する直交多重送信装置において、 前記付加信号としては、第1と第2の付加信号を用意し
、前記第1の付加信号であるデジタル信号のスレッショ
ルド値よりも小さな振幅を有しかつ前記デジタル信号と
同一レートでサンプリングされた第2の付加信号である
アナログ信号の符号化信号の振幅値を、前記デジタル信
号の振幅値に加算し、この加算信号で前記搬送波を変調
して前記直交変調波を得る手段を備えるものである。
さらにこの発明は、直交多重受信装置において、第1の
付加信号であるデジタル信号のスレッショルド値よりも
小さな振幅を有しかつ前記デジタル信号と同一レートで
サンプリングされた第2の付加信号であるアナログ信号
の符号化信号の振幅値が、前記デジタル信号の振幅値に
加算されることにより得られた加算信号で、搬送波を変
調することにより得られた直交変調波と、映像信号で変
調された映像搬送波とか多重された多重信号を受信する
手段と、 前記直交変調波を検波する直交同期検波手段と、この直
交同期検波手段の出力から前記デジタル信号と前記符号
化信号を分離する分離手段とを備えるものである。
(作用) 上記の手段により、直交変調波にはデジタル信号とアナ
ログ信号の2つの付加信号を含ませて伝送することがで
き、伝送帯域を効率良く利用できることになる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例である。映像信号は入力端
子1を介して振幅変調器2に入力されて規定変調度で映
像搬送波を振幅変調する。映像搬送波は、発振器103
から得られている。振幅変調波は、残留側波振幅変調波
とされるためにVSBフィルタ3を介して加算器7に入
力される。
一方、付加信号としては、この実施例では音声信号と、
映像信号の品質を向上するための高精細信号か用意され
ている。音声信号は、入力端子201を介してアナログ
デジタル(A/D)変換器202に入力されデジタル音
声信号に変換される。また、高精細信号は、入力端子3
01を介してA/D変換器302に入力されデジタル高
精細信号に変換される。
ここで、サンプリングクロックについて説明しておく。
入力端子1の映像信号は、同期分離回路101にも入力
される。同期分離回路101で分離された水平及び垂直
同期信号は、タイミング発生器102に入力される。タ
イミング発生器102では水平同期信号に同期したブラ
ンキングパルスが作成され、このパルスはクロック発生
器200に入力される。クロック発生器200では、位
相同期ループ(P L L)回路を用いてタイミングパ
ルスに位相同期したクロックか作成される。
このクロックは、音声信号及び高精細信号を処理するの
に用いられる。このクロックとしては、連続信号用クロ
ックCK1とブランキング期間用クロックCK2とかあ
る。
音声信号処理系統について説明する。
デジタル音声信号は、符号化回路203に入力されて符
号化される。符号化回路203は3値打号化を行うもの
で、例えばデュオバイナリ−符号化方式が利用される。
デュオバイナリ−符号化は、例えば第2図に示すような
回路で実現される。同図(a)は、デュオバイナリ−(
パーシャルレスポンスIVと呼ばれる)符号化回路であ
り、同図(b)はその入力出力データ例を示している。
mod2の加算器51に入力した入力データUは、2ク
ロックデイレイ回路52からの出力と加算され、信号V
となる。この信号Vは、2クロックデイレイ回路53と
通常の加算器54に入力され、加算器54では、信号W
を得る。加算器5]と2クロックデイレイ回路52とは
、ブリエンコーダと呼ばれる差分回路である。また2ク
ロックデイレイ回路53と加算器54はエンコーダ部を
構成している。
信号Wは、3値の信号であり、受信側の3値識別部55
において3値識別がなされる。3値信号の振幅を±2A
XOとすると、±2Aのとき“1′、0のとき”0”と
してデコードされる。
その出力は、2値判定部56において2値データとして
出力端子57に導出される。同図(b)は各部の信号形
態を示している。また同図(C)は、伝送信号Wの周波
数応答特性であり、このような処理を行うことにより伝
送周波数帯域を実線で示す範囲に圧縮して伝送すること
かできる。この発明は上記符号化方式に限定されるもの
ではないか、3値符号となる代表的な符号化方式である
ことと、同図(c)に示したように符号化出力信号Wの
パワースペクトルかDC成分を持たす、直交多重したと
きに既存受信機に与える妨害か少ないという利点がある
ために例示している。
第1図に戻って説明する。符号化回路203の出力は、
バッファメモリ204に書込まれる。このバッファメモ
リ204は、付加信号をブランキング期間のみに多重す
るためのもので、連続的に入力されるデジタル音声信号
をブランキング期間に時間圧縮している。従って、書込
み時は連続したクロックCKIにより書込まれ、読出し
時はブランキング期間用クロックCK2で読み出される
このバッファメモリ204の出力は、ゲート回路205
で映像信号期間にゲーティングされて(3値の中間値(
0レベル)とされ)、ブランキング期間のみ通過された
後、D/A変換器206でアナログ信号に変換される。
そして、加算器306に入力される。
次に高精細信号処理系統について説明する。
端子301より入力された映像高精細信号は、A/D変
換器302でデジタル化され、バッファメモリ303に
書込まれる。バッファメモリ303では、映像高精細信
号をブランキング期間に時間圧縮する。バッファメモリ
303の出力は、ゲート回路307により映像信号期間
にゲーティングされてブランキング期間のみに通過され
た後、D/A変換器304でアナログ信号に変換され、
アッテネータ305において減衰され、符号化された音
声信号の振幅に合わせられる。アッテネータ305の出
力は、加算器306に入力される。
音声信号と映像高精細信号の多重について説明する。上
記のように第1の実施例では、ブランキング期間のみに
多重信号を伝送できるようになっている。
音声符号化については説明を簡単にするために2値符号
とし、直交多重を行うブランキング期間について述べる
音声信号と高精細信号とは同一レートでサンプリングさ
れ、音声信号は2値符号化されている。
そして第3図(a)のアイパターンに示すように振幅か
±2人となるようにD/A変換される。デコーダでは、
OレベルをスレッショールドレベルとしてA/D変換す
れば、元の2値符号を得ることができる。一方、サンプ
リングされた高精細信号は、第3図(b)に示すように
、最大振幅か±2Aよりも小さくなるように減衰され、
同図(C)に示すように音声符号化信号と多重される。
この図(C)からもわかるように、多重信号も0レベル
(スレッショールドレベル)を越えていないので、デコ
ーダで音声符号化信号を2値識別することかきる。従っ
て、多重信号からデコードされた音声符号化信号の振幅
(±2A)を減算し増幅すれば、残りの高精細信号を再
生することができることになる。
この実施例では、音声符号化信号は、3値符号であり、
この場合は、第3図(d)に示すような多重信号となる
。高精細信号は、振幅が±Aよりも小さくなるように減
衰されて多重されている。
上記したように、音声符号化信号に高精細信号を多重す
ると、音声符号化信号のアイ開口率は小さ、くなりデコ
ーダでの3値識別が不利となることが考えられる。直交
多重伝送においては、既存受信機に対する妨害を軽減す
るために直交変調波の振幅を映像変調波の振幅に対して
十分減衰させる必要があるか、上記の多重信号を分離す
るためには十分な振幅が必要である。
そこでこの実施例では、第4図(a)、(b)に示すよ
うにブランキング期間のみに限定し、振幅の抑圧を行わ
ないようにしている。これにより、既存受信機に対する
妨害をなくし、多重信号の復元を可能とするものである
加算器306で得られた多重信号は、搬送波抑圧振幅変
調器5に入力され、直交搬送波を振幅変調する。直交搬
送波は、発振器103の搬送波を90°移相器104で
移相し、映像搬送波とは直交関係にある搬送波である。
搬送波抑圧振幅変調器5からの直交変調波は、逆ナイキ
ストイコライザ6でスペクトル整形された後、加算器7
において映像変調波と合成され、直交多重テレビジョン
信号として送信端子14に導出される。
次に受信側について説明する。
直交多重テレビジョン信号は、受信端子15を介してナ
イキストフィルタ8及び帯域通過フィルタ11に入力さ
れる。ナイキストフィルタ8は、従来の映像復調と同様
に残留側波をナイキストスロープでスペクトル整形する
。ナイキストフィルタ8の出力は、同期検波器9に入力
され同期検波される。ここでは映像信号の検波が行われ
、復調された映像信号は出力端子]0に導出されるとと
もに、同期分離回路108に入力される。同期分離回路
108は、復調映像信号から同期信号を分離し、タイミ
ング発生器]09に供給する。タイミング発生器109
ては、ブランキングパルスを発生し、これをクロック発
生器207に入力する。
クロック発生器207では、ブランキング期間に対応し
たクロックCK22と、連続したクロックCK 11を
作成しており、後述する多重信号分離部に供給している
一方、帯域通過フィルタ11ては、従来と同様に両側波
成分を抽出してこれを直交同期検波器12に入力する。
直交同期検波器12は、先の同期検波器って用いた搬送
波とは直交関係にある直交搬送波を用いた同期検波が行
われる。この直交同期検波器12から得られる信号は、
第3図(d)で示したような多重信号である。この多重
信号は、A/D変換器208に入力される。A/D変換
器208は、スレッショールドレベル±Aにより3値識
別を行い音声符号化信号のみを分離し、これ’t−/<
ラフアメモリ209に供給する。バッファメモリ209
は、多重期間(ブランキング期間)にブランキング期間
用クロックCK22によりデータ書込みが行イっれる。
そして連続信号用クロックCKIIによりデータ読出し
か行われ(データ伸張)、この伸張データは復号化回路
210に入力される。これによりデジタル音声信号の復
号か行われ、D/A変換器211により元のアナログ音
声信号が再生され出力端子212に導出される。
次に、高精細信号についてであるが、この信号は、A/
D変換器208で得られた音声符号化信号を元の多重信
号から減算すれば得られる。そこで、音声符号化信号は
、D/A変換器309において再度0.±2Aのレベル
のアナログ信号に変換され、減算器308に入力される
。減算器308では、多重信号から音声符号化信号を減
算する処理が行われ、これにより高精細信号が分離され
る。この高精細信号は、A/D変換器310に入力され
デジタル化され、バッファメモリ311に供給される。
バッファメモリ311では高精細信号のタイミングに合
わせてブランキング期間用クロックCK22により書込
みが行われ、連続信号用クロックCKIIによる読出し
が行われる(データ伸張)。伸張された高精細信号は、
D/A変換器312に入力されアナログ変換され、さら
に増幅器313にて増幅され元の高精細信号として出力
端子314に導出される。増幅器313で増幅するのは
、送信側で第3図(d)に示したように±Aに減衰され
ているからである。
上記の実施例では、ブランキング期間のみに音声信号と
高精細信号とを時間圧縮して多重して、この多重信号を
直交変調することにより伝送し受信するシステムを示し
た。しかし、この発明はこの実施例に限定されるもので
はない。
第5図は第2の実施例を説明するだめの信号波形図であ
り、先の実施例と異なる部分は、音声信号のデータ圧縮
が行われない点と、この音声信号の伝送に関しては、映
像期間で振幅抑圧され、ブランキング期間では十分な振
幅で伝送されるという点である。
第5図(a)は、映像変調波を示しており、同図(b’
)は直交変調波を示している。そしてこの直交変調波は
、ブランキング期間のみは十分な振幅であり、かつ音声
符号化信号と高精細信号とか多重されており、映像信号
期間では音声符号化信号のみが伝送されかつ振幅を抑圧
されている。
前述したように、既存受信機に対する直交変調波の妨害
を低減するには、映像信号期間では直交多重変調波の振
幅を減衰させなければならい。しかし、音声符号化信号
に高精細信号を多重した多重信号の振幅を減衰させると
、受信側での音声符号化信号と高精細信号との分離性能
が劣化する。
そこで、この実施例では、映像信号期間は、音声符号化
信号のみの直交変調波とし、ブランキング期間では音声
符号化信号と高精細信号を含む直交変調波として送出す
るようにしている。しかも、ブランキング期間では、分
離か容易となるように十分な振幅の多重信号を伝送する
ものである。
これにより、弱電界であってもブランキング期間での音
声符号化信号と高精細信号との分離は確実に行われる。
映像信号期間では、音声符号化信号のみを含む直交変調
波であり、振幅か小さくても音声符号化信号を容易に検
波することができる。
第6図は上記の第5図の実施例を実現する回路例を示し
ている。第1図の実施例と異なる点のみを説明する。
この実施例の場合、音声符号化信号は、連続して伝送さ
れるので、符号化回路203とD/A変換器206の間
が直接接続されており、第1図のようなバッファメモリ
は必要としない。次に、直交変調波を第5図(b)に示
すように、ブランキング期間では振幅を十分とし、映像
期間では抑圧した形にするために、例えば逆ナイキスト
イコライザ6と加算器7との間に可変アッテネータ20
が設けられ、ブランキング期間では減衰量が小さくなる
ように制御され、映像信号期間では減衰量が大きくなる
ように制御される。この制御タイミング信号としては、
タイミング発生器102からのブランキングパルスが利
用されている。
次に受信側については、直交同期検波器12とA/D変
換器208との間に可変増幅器315が設けられ、映像
信号期間の直交変調波の振幅とブランキング期間の振幅
とが同じになるように制御される。またこの実施例では
、音声符号化信号は時間圧縮されていないので、伸張す
る必要がないので、A/D変換器208と復号化回路2
10とが直接接続されている。
上記したようにこの実施例では、限られた伝送帯域内に
おいて高品質化のための付加情報を多数伝送することか
できる。なお、上記の実施例では付加信号として音声信
号と高精細信号を示したがこれに限定されるものではな
い。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、直交多重により
効率良く多くの柾類の付加情報を多重して伝送しまた受
信再生することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路図、第2図(a
)は第1図の符号化回路の例を示す回路図、第2図(b
)乃至(C)は同図(a)の回路の動作を説明するため
に示した説明図、第3図及び第4図は第1図の回路の動
作を説明するために示した信号説明図、第5図はこの発
明の他の実施例を説明するために示した信号説明図、第
6図はこの発明の他の実施例を示す回路図、第7図は従
来の直交多重伝送及び受信システムを示す図、第8図及
び第9図は第7図のシステムの動作を説明するために示
した信号説明図である。 2・・振幅変調器、3・・VSBフィルタ、5甲搬送波
抑圧振幅変調器、6・・逆ナイキストイコライザ、7・
・・加算器、8・・・ナイキストフィルタ、9・・同期
検波器、11・帯域通過フィルタ、]2・・直交同期検
波器、101.108・・・同期分離回路、102.1
09・・・タイミング発生器、200゜207・・・ク
ロック発生器、202.302.208.3]0・・・
A/D変換器、203・・・符号化回路、204.30
3.209.311・・・バッファメモリ、205.3
07・・・ゲート回路、206.304.211.30
9.3]2・・D/A変換器、210・・復号化回路、
305・・・アッテネータ、306・・・加算器、30
8・・・減算器、313・・・増幅器。 = 26−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)映像信号で搬送波を変調して映像変調波を得、付
    加信号で前記搬送波と直交する直交搬送波を変調して直
    交変調波を得、前記映像変調波と直交変調波とを多重し
    て伝送する直交多重送信装置において、 前記付加信号としては、第1と第2の付加信号を用意し
    、前記第1の付加信号であるデジタル信号のスレッショ
    ルド値よりも小さな振幅を有しかつ前記デジタル信号と
    同一レートでサンプリングされた第2の付加信号である
    アナログ信号を、前記デジタル信号に振幅加算し、この
    加算信号で前記直交搬送波を変調して前記直交変調波を
    得る手段を備えたことを特徴とする直交多重伝送装置。
  2. (2)第1の付加信号であるデジタル信号のスレッショ
    ルド値よりも小さな振幅を有しかつ前記デジタル信号と
    同一レートでサンプリングされた第2の付加信号である
    アナログ信号が、前記デジタル信号に振幅加算されるこ
    とにより得られた加算信号で、直交搬送波を変調するこ
    とにより得られた直交変調波と、映像信号で、前記直交
    搬送波とは位相が直交関係にある搬送波を変調すること
    により得られた映像変調波とが多重された直交多重信号
    を受信する手段と、 前記直交変調波を検波し前記直交多重信号を得る直交同
    期検波手段と、 この直交同期検波手段からの前記加算信号を用いて前記
    符号化信号を分離する第1の分離手段と、この第1の分
    離手段から得られた前記付加信号を前記加算信号から減
    算することにより前記デジタル信号を分離する第2の分
    離手段と を具備したことを特徴とする直交多重受信装置。
  3. (3)前記第1の付加信号は音声信号であり前記第2の
    付加信号は映像高品質化のための高精細信号であること
    を特徴とする請求項第2項記載の直交多重受信装置。
  4. (4)前記加算信号は、時間圧縮されており、前記映像
    信号のブランキング期間に挿入されていることを特徴と
    する請求項第2項記載の直交多重受信装置。
  5. (5)前記加算信号をなす第1の付加信号はブランキン
    グ期間において振幅大であり、映像信号期間では振幅小
    であり、前記第2の付加信号は前記ブランキング期間の
    みに時間圧縮されて振幅大であることを特徴とする請求
    項第2項記載の直交多重受信装置。
  6. (6)前記第1の付加信号であるデジタル信号は、デュ
    オバイナリー符号化されていることを特徴とする請求項
    第2項記載の直交多重受信装置。
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