JPH04176287A - 直交多重信号処理方式及び伝送・受信装置 - Google Patents

直交多重信号処理方式及び伝送・受信装置

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JPH04176287A
JPH04176287A JP30271390A JP30271390A JPH04176287A JP H04176287 A JPH04176287 A JP H04176287A JP 30271390 A JP30271390 A JP 30271390A JP 30271390 A JP30271390 A JP 30271390A JP H04176287 A JPH04176287 A JP H04176287A
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JP
Japan
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orthogonal
signal
video
wave
carrier wave
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JP30271390A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Ishikawa
達也 石川
Susumu Komatsu
小松 進
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明は、現行のテレビジョン信号に付加信号を含む
直交変調波を多重し伝送し、またその多重信号を受信す
る直交多重信号処理方式及び伝送受信装置に関する。
(従来の技術) 近年、テレビジョンシステムにおいて画質及び音質を向
上させるための研究が行われている。
その一つに現行テレビジョン放送の映像搬送波に、質向
上のための映像付加情報またはデジタル音声情報を含む
直交変調波を多重させる直交多重方式が提案されている
直交多重方式は、参考文献として[影山他。
“直交変調を用いたワイドテレビにおける妨害低減”、
TV技法 VOL、13.NO,41,pp、49〜5
4、BC3’89−9(Sep、1989)コ及び[野
田他、“映像搬送波の直交多重変調による映像色相ジッ
タの解析”、TV誌 VQL、43.NO,3,pp、
2B) −2B7.1989]に示されている。
映像搬送波と直交変調波との完全な直交変調が実現され
れば、映像信号と付加信号とは受信側の同期検波により
完全に分離されて復調される。また受信側のナイキスト
フィルタにより直交多重信号は、一部映像信号と同相の
成分を生じることになるが、これをキャンセルするため
に送信側で逆ナイキスト特性を有する等化回路が用いら
れる。
この等化により上記直交変調の直交性が保たれると同時
に、理想的な同期検波が行われていない既存受信機に与
えるクロストーク妨害も低減される。
第8図は直交多重伝送及び受信システムのブロックを示
している。
入力端子1に導入された映像信号は、振幅変調器2に入
力されて規定変調度で映像搬送波を振幅変調する。振幅
変調波は、残留側波振幅変調波とされるためにVSBフ
ィルタ3を介して加算器7に入力される。一方、入力端
子4に導入された付加信号は、搬送波抑圧振幅変調器5
に入力されて、映像搬送波の位相を90°移相した直交
搬送波を搬送波抑圧振幅変調する。この搬送波抑圧振幅
変調波は、受信側のナイキストフィルタと逆の伝達特性
を有する等化回路、つまり逆ナイキストフィルタ6でス
ペクトル整形されて加算器7に入力される。加算器7で
は、残留側波振幅変調波(映像変調波)と搬送波抑圧振
幅変調波(直交変調波)とを規定の比で合成して、直交
多重テレビジョン信号として出力する。
受信側においては、端子15に導入された直交多重テレ
ビジョン信号を、ナイキストフィルタ8と帯域通過フィ
ルタ11に分配する。ナイキストフィルタ8は、既存の
受信機で用いられるものと同様であり、映像キャリア周
波数に対して対称のスロープを有するフィルタである。
後述するように、ナイキストフィルタ8の出力では、直
交変調波は映像変調波に対して直交関係にあるため、同
期検波を行うことにより映像変調波に含まれる映像信号
のみを付加信号のクロストークなして復調することがで
きる。ナイキストフィルタ8の出力は、同期検波器9に
入力され同期検波され、これにより出力端子10には復
調された映像信号が得られる。また帯域通過フィルタ1
1は、直交多重テレビジョン信号から両側波が揃ってい
る周波数成分のみを抽出するフィルタであり、帯域通過
フィルタ11の出力は、逆ナイキスト等化された搬送波
抑圧振幅変調波(付加信号側)と、残留側波振幅変調波
(映像信号側)から抽出された両側波振幅変調波である
。故に、映像復調側と同様に同期検波器12において同
期検波(ただし映像復調側の復調キャリアとは直交する
キャリアで行う)を行えば、出力端子13には映像信号
のクロストークなしで付加信号のみを復調して得ること
ができる。
第9図は、映像変調波(残留側波振幅変調波)と、直交
変調波(搬送波抑圧振幅変調波)の波形を示している。
直交変調波の振幅は、映像変調波のそれに対して十分小
さく減衰されている。これは直交多重伝送方式の両立性
を考慮して同期検波を用いていない既存受信機で受信し
ても映像信号に付加信号のクロストークが生じにくいよ
うにするためである。
第10図は以上述べた直交多重伝送の原理を示すスペク
トル図である。
同図(a)は送受入力される直交多重テレビジョン信号
のスペクトルであり、既存伝送方式の伝送帯域内に納ま
っている。同図(b)は受信機でのナイキストフィルタ
を通過させた後の直交多重テレビジョン信号のスペクト
ルであり、映像信号は既存の受信機と全く同様なフィル
タリングを施される。また、付加信号は、送信側で予め
逆ナイキスト等化されているために、ナイキストフィル
タ出力では図示するように完全に両側波が揃った振幅変
調波となる。故に、直交変調波は、映像搬送波に対して
直交成分しかもたないことがわかる。
次に、同図(C)は帯域通過フィルタ]1を通過した後
の直交多重テレビジョン信号のスペクトルを示している
。前述のように、このフィルタ11は、映像信号の両側
波振幅変調成分のみを抽出するために映像信号は映像搬
送波と同相の成分しかもたず、付加信号にクロストーク
を生じることはない。故に、この信号を同期検波すれば
イ」角信号のみを復調することができる。
以上述べたように直交多重伝送方式では、理想的な同期
検波か可能であれば映像信号と付加信号との間にクロス
トークなして各信号を伝送しまた再生できる。しかし既
存の受信機で受信するときはそれが包路線検波等を用い
ているときある程度のクロストークが映像信号に妨害を
与えることになる。また、仮に同期検波器を用いても、
理想的な同期検波特性を得るためには理想的に搬送波成
分のみを抽出しなければならない。
(発明が解決しようとする課題) 従来の直交多重伝送方式において、映像信号と(=I加
倍信号のクロストークは理想的な同期検波が行われて初
めて完全に除去可能となる。なお、ここでの理想的な同
期検波とは映像搬送波のスペクトルのみを抽出すること
であり、理論的にこれが不可能であることを、第11図
を参照して説明する。
第11図は、直交多重伝送系の送信部と、受信部の映像
復調系について示す図である。同図上段はブロック図、
中段は付加信号により変調された直交変調波のスペクト
ル及び伝送系の周波数特性、下段は直交変調波のベクト
ル・図である。ここでは簡単のために映像信号は一定振
幅Yの信号、付加信号は単一各周波数ωpを有する振幅
2Pの正弦波2 P eosωptとする。また、映像
搬送波角周波数をωCとする。故に、図に示されるよう
に、映像変調波は(A−Y) CO3(IJCtoたた
しYは映像信号振幅である。VSBフィルタ3を通った
としても映像変調波は同じであり(A−Y)CO8ωC
tである。一方、2Pcosωptなる付加信号は、直
交搬送波を搬送波抑圧振幅変調するために、    ゛ 2Pcos  ω p  t  争 sin  ω c
  t=Psin  (ωc+ωp) を 十Psin  (llJJc+(IJC) tとなり、
図の下段の■て示されるスペクトル及びベクトルとなる
。次にこの直交変調波は、逆ナイキストフィルタ特性H
EQ(ω)のイコライザ6で等化される。このイコライ
ザ6の特性は図の中段■のような特性である。これによ
り直交変調波は、次式で現され、そのスペクトル及びベ
クトルは、図の■で示すようになる。
REQ((dp) Psin  ((IJC+ωp )
  t+HEQ(−ωp)Psin  (ωc −ωp
 )  を逆ナイキストフィルタ特性HEQ(ω)から
明らかなように、ωキ0てHEQ(ω)キHEQ(−ω
)であるから、等化後の直交変調波の上側と下側の側波
振幅は等しくならず、故に、図の■で示すようにベクト
ルの先端の軌跡は楕円となり、直交及び同相成分を有す
ることになる。
この直交変調波は、映像変調波と合成された後伝送され
る。即ち、直交多重信号は、 (A−Y)cosωct +HEQ(ω) Psin  (ωc +ωp ) を
十HEQ(−ωp)Psin  ((IJc −ωp 
)  tである。
受信側においては、直交多重信号をナイキストフィルタ
8に入力される。このフィルタは、図中■で示す特性H
NY(ω)を有するものとする。故にフィルタ出力とし
ては (1/2)  (A−Y) eos (LI Cを十H
EQ(ωp)HNY(ω) x2Pcos (1)p t 令sjn (J)Ctと
なる。上式eO5ωctの項、即ち同相成分と、sin
ωctの項、即ち直交成分はそれぞれ図中の■■で示す
ようなベクトルで表される。この信号は理想的に同期検
波すれば当然映像信号と付加信号とは全くタロストーク
なしで復調可能である。
ここで同期検波について考える。同期検波は入力信号の
搬送波成分のみを位相ロック回路等で再生し、この復調
キャリアと入力信号との積を求めることにより検波か行
われる。ここで、位相ロック回路を見ると、狭帯域の帯
域通過フィルタと等化である。故に、この帯域通過フィ
ルタの帯域が零になれば、理想的な同期検波となるかこ
れは不可能である。またこのキャリア再生用の帯域通過
フィルタ内に直交成分のスペクトルが存在しなければよ
いが、上式からもわかるようにωpは、この範囲にも存
在するからやはり理想的な同期検波とはならない。
以上説明したように、従来の直交多重伝送方式では、理
想的な同期検波を前提として映像信号と付加信号とを分
離するものであるが、理想的な同期検波そのものが理論
的に不可能であり、実現可能な同期検波では必ず映像信
号と付加信号との間にクロストークが生じるという問題
があった。
そこでこの発明は、映像信号と付加信号のとの分離を理
想的に得られる直交多重信号処理方式及び伝送・受信装
置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、送信側では、映像信号により搬送波を変調
して映像変調波を得、付加信号により前記搬送波と位相
が直交する直交搬送波を変調して直交変調波を得、前記
映像変調波と直交変調波を合成して直交多重テレビジョ
ン信号を伝送し、受信側では、受信した直交多重テレビ
ジョン信号から前記映像信号と付加信号をそれぞれ同期
検波により復調するシステムにおいて、 少なくとも前記映像信号の水平同期パルスの前半に相当
する期間では、前記直交変調波の振幅を抑圧して伝送し
、受信側では前記抑圧期間の直交多重テレビジョン信号
の情報を映像搬送波再生のための位相同期引き込み情報
とするものである。
(作用) 上記の手段により、以下の作用を得ることができる。直
交多重伝送では映像搬送波に対して同相成分の映像信号
と直交成分の付加信号の分離に関して、映像搬送波(復
調用キャリア)成分の抽出が重要であることは先に述べ
た。即ち、直交成分の影響を全く受けない映像搬送波の
再生が可能であれば上記分離を理想的に実現できる。
そこで、送信側においては、少なくとの映像水平同期パ
ルス先端に相当する期間(無信号)のうち垂直ブランキ
ング期間の等化パルスの期間分だけのタイミング信号を
用いて、この期間で直交変調波を抑圧している。すると
、抑圧期間では直交変調波が全く存在しないことになり
、直交多重を行わないテレビジョン伝送方式と同じにな
る。
一方、受信側では、上記抑圧期間の映像搬送波を搬送波
再生情報として用いる。抑圧期間では、映像搬送波は無
変調であるためにその位相情報は搬送波位相そのものを
正確に表しているからである。よって抑圧期間の映像搬
送波に位相ロックした連続キャリアを再生して同期検波
を行うことにより理想的な検波を実現できる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例である。映像信号は入力端
子1に導入され、振幅変調器2にて振幅変調され、ここ
で得られる映像変調波はVSBフィルタ3において残留
側波信号とされ、加算器7に入力される。振幅変調器2
における映像搬送波は、発振器103から供給されてい
る。一方、付加信号は、入力端子4に導入され搬送波抑
圧振幅変調器5にて搬送波抑圧振幅変調される。ここで
の搬送波は、発振器103の出力が90°移送器104
にて移相された直交搬送波である。搬送波抑圧振幅変調
器5て得られた直交変調波は、逆ナイキストイコライザ
6においてスペクトル整形され可変アッテネータ106
を介して加算器7に入力される。これにより加算器7か
らは、直交変調波と映像変調波とか合成された直交多重
テレビジョン信号が出力される。
ここで、可変アッテネータ106は、直交変調波を周期
的に抑圧するものであり、PINダイオード、ダブルバ
ランスミキサ、又は可変利得増幅器などを用いて容易に
実現できる。次にこの可変アッテネータの動作について
説明する。
可変アッテネータ106は、第2図に示すように、映像
水平同期パルス先頭期間のうち、等化パルス先頭期間に
相当する分だけ直交変調波の振幅を抑圧する。第2図は
映像変調波と、等化パルス期間の同期パルスと、直交変
調波と、ゲートパルスを示している。従って、可変アッ
テネータ106は、同期パルスの期間に直交変調波の利
得を零とするように制御される。
第1図に戻って説明する。上記同期パルスは、同期分離
回路101の出力を処理するタイミング発生器102に
より作成されている。同期分離回路101は、入力映像
信号から同期信号を分離し、タイミング発生器102に
供給している。タイミング発生器102は、各回路ブロ
ックに必要はタイミングパルスを作成している。尚、タ
イミング発生器102の出力同期パルスを可変アッテネ
ー夕106に導入する帯域通過フィルタ105は、可変
アッテネータ106の変調波スペクトルの拡大を防ぐた
めに抑圧過度特性をゆるやかにするものである。
次に受信部について説明する。
加算器7から出力された直交多重テレビジョン信号は、
受信部において、ナイキストフィルタ8、帯域通過フィ
ルタ11、搬送波再生回路107に入力される。ナイキ
ストフィルタ8は、既存の受信機で用いられるものと同
様であり、映像キャリア周波数に対して対称のスロープ
を有するフィルタである。ナイキストフィルタ8の出力
は、同期検波器9に入力される。同期検波器9では、後
述する搬送波再生回路107からの映像搬送波を用いた
同期検波が行われる。ここで復調された映像信号は出力
端子10に導出される。
一方、帯域通過フィルタ11は、直交多重テレビジョン
信号から両側波が揃っている周波数成分のみを抽出する
フィルタであり、帯域通過フィルタ11の出力は、逆ナ
イキスト等化された搬送波抑圧振幅変調波(付加信号側
)と、残留側波振幅変調波(映像信号側)から抽出され
た両側波振幅変調波である。故に、映像復調側と同様に
直交同期検波器12において同期検波(たたし映像復調
側の復調キャリアとは直交するキャリアで行う)を行わ
れることにより、出力端子13には映像信号のクロスト
ークなして付加信号のみを復調して得ることができる。
次に、上記同期検波のために用いる搬送波の再生は以下
のように行われる。搬送波再生回路107に入力された
信号は、第2図で示したように周期的に直交変調波か振
幅はぼ零に抑圧されているために、この抑圧期間の映像
搬送波は無変調である。そこで、搬送波の位相情報とし
ては、この抑圧期間の信号のろが利用される。このため
搬送波再生回路107は、抑圧期間の信号のみを取込む
ために、タイミング発生器109がらのゲートパルスに
より制御されている。タイミング発生器109は、同期
分離回路108からの同期信号を用いて各回路ブロック
に必要なタイミングパルスを作成している。同期分離回
路108は、同期検波器9から得られた映像信号より同
期信号を分離して、タイミング発生器109に供給して
いる。
搬送波再生回路]07は、抑圧期間の信号を取込み、位
相ロックループ内の電圧制御発振器の制御信号を作成し
ている。搬送波再生回路107で得られる映像搬送波は
、同期検波器9に再生用キャリアとして供給されるとと
もに、90’移相器110で90°移相され、直交搬送
波となり再生用キャリアとして直交同期検波器12に供
給される。
第3図は搬送波再生回路1.07の原理的な構成例であ
る。入力端子31には直交多重テレビジョン信号が入力
されている。この信号は、位相検波器32において電圧
制御発振器306がらの発振信号と位相比較される。こ
の結果得られた位相誤差信号は、サンプルホールド回路
33に人力される。サンプルホールド回路33は、位相
誤差情報のうち前述した抑圧期間の位相誤差情報のみを
サンプリングして保持する。従って、端子34に与えら
れる先のゲートパルスによりサンプリングを行っている
。ここにホールドされた位相誤差情報は、低域通過フィ
ルタ(LPF)35を介して電圧制御発振器36の制御
端子に供給される。これにより電圧制御発振器36から
出力される発振信号は、抑圧期間における映像搬送波に
位相ロックした信号、つまり連続した映像搬送波となる
。この連続映像搬送波は、同期信号の先端における映像
変調波に位相同期したものである。この抑圧期間におけ
る映像変調波は、同期信号先端が無信号期間であり、か
つ直交変調波が合成されていない信号であるから、映像
搬送波の位相そのものを現しているため、電圧制御発振
器36の発振信号も映像搬送波を正確に再現することに
なる。この連続映像搬送波は、出力端子37を介して同
期検波器9および90°移相器110に入力される。
この発明は上記の実施例に限定されるものではない。
第4図はこの発明の他の実施例である。第1図の実施例
と共通する部分には同一符号を付して、異なる部分を説
明する。この実施例は、直交変調波により伝送される信
号処理部が先の実施例とことなる。付加信号は例えば音
声信号であり、入力端子4を介してA/D変換器202
に入力される。
デジタル化された音声信号は、符号化回路203に入力
されて符号化される。符号化回路203は、3値打号化
を行う回路であり、例えばデュオバイナリ−(パーシャ
ルレスポンスIVと呼ばれる)符号化回路である。符号
化された信号は、バッファメモリ204に供給される。
バラアメモリ204は、書込みでは符号化信号を連続し
て書込むが、読出しては抑圧期間ではデータがブランク
となるように、抑圧期間に対応するデータを時間圧縮し
て読出している。バッファメモリ204の出力は、ゲー
ト回路205に入力される。このゲート回路205は、
抑圧期間では非導通状態に制御され、他の期間では導通
状態に制御される。ゲート回路205の出力は、D/A
変換器206に人力されアナログ信号に変換される。以
後の処理は先の実施例と同じであり搬送波抑圧振幅変調
器5において振幅変調され直交変調波として送信される
。ここでバッファメモリ204においてはデータ書込み
と読出しに関して、クロックCKIとCR2が用いられ
る。クロックCKIとCR2は、タイミング発生器10
2の出力が供給されるタイミング発生器200において
作成されている。タイミング発生器102は、先に述べ
た抑圧期間に相当する同期パルスを作成している。従っ
てこの同期パルスは、ゲート回路205の非導通と導通
状態を制御するためにも用いられている。
次に、受信側について説明する。
帯域通過フィルタ11により抽出された信号は、直交同
期検波器12において直交検波される。これによりアナ
ログの符号化信号が復調される。このアナログ符号化信
号は、A/D変換器20gにてデジタル化され元の符号
化信号に変換される。
さらにこの符号化信号は、抑圧期間のデータを再現する
ためにバッファメモリ209に入力される。そして連続
した符号化信号となり復号化回路210に入力される。
復号化回路210では、もとのデジタル音声信号か再現
され、さらにアナログに戻すためにD/A変換器211
に入力される。
これにより出力端子212には、元の付加信号(音声信
号)か得られる。
タイミング発生器109は、上記した抑圧期間に対応し
たタイミングでゲートパルスを作成している。また、こ
のタイミング発生器109の出力に同期してクロック発
生器207はクロックCK22とCKIIを作成してい
る。クロックCK22は、バッファメモリ209にデー
タを書込むために利用されるもので、抑圧期間では、ゲ
ート回路213により非導通となり、バッファメモリ2
09の書込みタロツクが停止状態となる。ゲート回路2
13は、タイミング発生器109からのゲートパルスに
より導通、非導通が制御されており抑圧期間では非導通
となる。バッファメモリ209の読出しは連続クロック
CKIIにより行われる。
この実施例においても、直交変調波は、所定の期間では
抑圧されている。よってこの抑圧期間の映像変調波を利
用して搬送波再生回路107にて搬送波を再生すれば、
理想的は搬送波を得ることができ、理想的な直交検波を
実現することができる。
なお、デュオバイナリ−符号化は、例えば第5図に示す
ような回路で実現される。同図(a)は、デュオバイナ
リ−(パーシャルレスポンスIVと呼ばれる)符号化回
路であり、同図(b)はその入力出力データ例を示して
いる。
mod2の加算器51に入力した入力データUは、2ク
ロックデイレイ回路52からの出力と加算され、信号V
となる。この信号Vは、2クロックデイレイ回路53と
通常の加算器54に入力され、加算器54では、信号W
を得る。加算器51と2クロックデイレイ回路52とは
、ブリエンコーダと呼ばれる差分回路である。また2ク
ロックデイレイ回路53と加算器54はエンコーダ部を
構成している。
信号Wは、3値の信号であり、受信側の3値識別部55
において3値識別がなされる。3値信号の振幅を±2A
、、0とすると、±2Aのとき“1”、Oのとき“O”
としてデコードされる。
その出力は、2値判定部56において2値データとして
出力端子57に導出される。同図(b)は各部の信号形
態を示している。また同図(C)は、伝送信号Wの周波
数応答特性であり、このような処理を行うことにより伝
送周波数帯域を実線で示す範囲に圧縮して伝送すること
ができる。この発明は上記符号化方式に限定されるもの
ではないが、3値打号となる代表的な符号化方式である
ことと、同図(C)に示したように符号化出力信号Wの
パワースペクトルがDC成分を持たず、直交多重したと
きに既存受信機に与える妨害が少ないという利点がある
ために例示している。
第6図は、上記実施例における直交変調波の波形例を示
している。3値信号の波形が中心のレベルに固定される
ことにより、直交変調波振幅が抑圧されている。
第7図は、直交同期検波部及び搬送波再生回路10゛7
の他の実施例を示している。入力端子400に入力され
た直交多重テレビジョン信号の第1中間周波は、周波数
変換器401に入力されて、電圧制御発振器(VCO)
408からの変換用キャリアで周波数変換され第2の中
間周波とされる。第2の中間周波は。ナイキストフィル
タ402に入力されるとともに帯域通過フィルタ(BP
F)40Bに入力される。帯域通過フィルタ403は映
像搬送波に対して対象な周波数帯域制限特性をもつ。帯
域通過フィルタ403の出力は、リミッタ404を介し
てA/D変換器405に入力されデジタル化される。A
/D変換器405のタロツクとしては、第2の中間周波
の例えば4倍のキャリアを出力する基準周波数源409
からの基準周波数信号が用いられている。
A/D変換器405の出力は、位相及び周波数比較器4
06に入力されて、基準周波数信号と位相及び周波数比
較される。但し、この比較タイミングは、端子300か
らのゲートパルスにより制御されており、先に説明した
抑圧期間に限定されている。この位相及び周波数比較に
より得られた位相及び周波数誤差データは、低域通過フ
ィルタ(LPF)407に入力され雑音除去されたのち
、電圧制御発振器408の制御信号として用いられる。
電圧制御発振器408は、予め第1の中間周波を第2の
中間周波に変換できる発振周波数に設定されている。
これにより、電圧制御発振器408は、抑圧期間におけ
る映像搬送波の中間周波数に位相ロックし、直交多重変
調波に影響を受けない。これは、周波数変換を受けた映
像搬送波の第2の中間周波は、基準周波数に位相ロック
することを意味する。
次に同期検波部について説明する。この実施例では直接
搬送波を再生するのではなく、基準周波数に中間周波を
同期させている。従って、前記基準周波を再生用の搬送
波として用いることができる。
基準周波は、1/4分周器で分周されて、可変移相器4
18.425に入力され、位相調整を受ける。映像信号
の復調部から説明する。可変移相器418は、その移相
量が低域フィルタ417からの出力により制御される。
可変移相器418の出力は、移相比較器4]5に入力さ
れナイキストフィルタ402からの中間周波と位相比較
される。
移相比較器415て得られた移相誤差信号は、サンプル
ホールド回路416に入力されて、保持され低域フィル
タ417にて雑音を除去されたのち可変移相器418の
移相量制御信号として用いられる。サンプルホールド回
路416は、ゲートパルス期間(抑圧期間)に移相誤差
情報を取り込みホールドする。可変移相器418から出
力された復調用キャリアは、90°移相器414を介し
て検波器411に入力される。同相検波器411では、
ナイキストフィルタ402からの中間周波を検波し、検
波出力(映像信号)は低域通過フィルタ412を介して
出力端子413に導出される。
一方、付加信号の復調部も同様な構成であり、映像信号
の復調部と異なる点は、90°移相器414がないだけ
である。従って、付加信号復調部は可変移相器425、
位相比較器422、サンプルホールド回路423、低域
通過フィルタ424、直交検波器419、低域通過フィ
ルタ420により構成されている。
この実施例において、映像復調部と付加信号復調部にそ
れぞれにキャリア調整用の移相量調整ループを設けてい
るのは次の理由からである。
すなわち、ナイキストフィルタ402、帯域通過フィル
タ403とは、相対的な遅延が存在している。このとき
、同相検波部と、直交検波部とに正確に90′位相の異
なる搬送波を供給したとしても各検波部に人力する信号
自体に遅延差があるために、正確な同期検波が不可能で
ある。そこで、上記のような移相量調整ループを各復調
部に設けて、供給キャリアの位相を調整するものである
このようにすれば、ナイキストフィルタ402及び帯域
通過フィルタ403の遅延量に影響を受けずに一層理想
的な同期検波が得られ、出力端子413に得られる映像
信号、出力端子421に得られる付加信号のタロストー
ク改善を一層良好なものとすることができる。
なお、位相ロックループ及び移相量制御ループn においては、ゲートパルスによる動作から起因するバー
スト周期の逆数の整数倍に生じるスプリアスが問題とな
ることがあるが、これは各ループ内のループフィルタの
最適化及びループ利得の最適化を行うことによりループ
帯域を上記バースト周期の逆数に対して十分小さくすれ
ば容易に解決できる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、映像信号と付加
信号のとの分離を理想的に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路図、第2図は第
1図の回路の動作を説明するために示したタイミングチ
ャート、第3図は第1図の搬送波再生回路の例を示す図
、第4図はこの発明の他の実施例を示す回路図、第5図
は符号化回路の例とその動作説明図、第6図は第5図の
直交変調波のアイパターンを示す図、第7図は搬送波再
生回路の他の実施例を示す回路図、第8図は従来の直交
多重伝送・受信装置を示す図、第9図は映像変調+A− 波と直交変調波の説明図、第10図は第8図の回路の各
部信号スペクトル説明図、第11図は従来の直交多重伝
送・受信装置の問題点を説明するために示した説明図で
ある。 2・・・振幅変調器、3・・・VSBフィルタ、5・・
搬送波抑圧振幅変調器、6・・・逆ナイキストイコライ
サ、7・・・加算器、8・・・ナイキストフィルタ、9
・・・同期検波器、]]・帯域通過フィルタ、]2・・
・直交同期検波器、101・・同期分離回路、102・
・タイミング発生器、103・・・発振器、104・・
・90°移相器、105・・・低域通過フィルタ、10
6・・可変アッテネータ、]07・・・搬送波再生回路
、108・・・同期分離回路、109・・・タイミング
発生器、110・・・90°移相器。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 〉      ≧     × 決    0 短     1 屑    父           ≧動    ≧ 
         IcL豊   迭       ・
 2 −  っ       護 獣     工 ♀    、、      CL  CLI゛1  。 −−ギ       ・ ≧ 1   α ?0■                  11゜。     よ      (ギ Zギ      ℃ ギ3  K   。 の 、ε、C−客  上       2 gと      〉 ハハ ααく ≧≧   77−−内     ≧ 00                       
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      、□ 一\    ≧、ε  =、    ≧♂L/1r−,
1′ 娘   ?      ≧ −a   K  、/ 妊   d      ≧ (10ズ /  ギ 句    −1− m−≧。ギ  r a工

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)送信側では、映像信号により搬送波を変調して映
    像変調波を得、付加信号により前記搬送波と位相が直交
    する直交搬送波を変調して直交変調波を得、前記映像変
    調波と直交変調波を合成して直交多重テレビジョン信号
    を伝送し、 受信側では、受信した直交多重テレビジョン信号から前
    記映像信号と付加信号をそれぞれ同期検波により復調す
    るシステムにおいて、 少なくとも前記映像信号の水平同期パルスの前半に相当
    する期間では、前記直交変調波の振幅を抑圧して伝送し
    、受信側では前記抑圧期間の直交多重テレビジョン信号
    の情報を映像搬送波再生のための位相同期引き込み情報
    とすることを特徴とする直交多重信号処理方式。
  2. (2)映像信号により搬送波を変調して映像変調波を得
    、付加信号により前記搬送波と位相が直交する直交搬送
    波を変調して直交変調波を得、前記映像変調波と直交変
    調波を合成して直交多重テレビジョン信号を伝送する直
    交多重信号伝送装置において、 少なくとも前記映像信号の水平同期パルスの前半に相当
    する期間でタイミング信号を発生するタイミング発生手
    段と、 前記タイミング信号により前記合成前の前記直交変調波
    の振幅を抑圧する抑圧手段と を具備したことを特徴とする直交多重信号伝送装置。
  3. (3)映像信号により搬送波を変調して得られた映像変
    調波と、付加信号により前記搬送波と位相が直交する直
    交搬送波を変調して得られた直交変調波とが合成されて
    おり、しかも前記直交変調波は、少なくとも前記映像信
    号の水平同期パルスの前半に相当する期間では振幅を抑
    圧されている直交多重テレビジョン信号を受信する受信
    手段と、前記映像信号の水平同期パルスの前半に相当す
    る期間でタイミング信号を発生するタイミング発生手段
    と、 前記タイミング信号により前記直交変調波の抑圧期間に
    おける前記直交多重テレビジョン信号の情報を搬送波再
    生のための位相同期引き込み情報として導入する映像再
    生搬送波発生手段と、この映像再生搬送波発生手段の出
    力をそれぞれ適性な位相で導入してそれぞれ同期検波を
    行い前記直交多重テレビジョン信号から前記映像信号と
    付加信号を復調する手段と を具備したことを特徴とする直交多重信号受信装置。
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