JPH0417428Y2 - - Google Patents

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JPH0417428Y2
JPH0417428Y2 JP1986028981U JP2898186U JPH0417428Y2 JP H0417428 Y2 JPH0417428 Y2 JP H0417428Y2 JP 1986028981 U JP1986028981 U JP 1986028981U JP 2898186 U JP2898186 U JP 2898186U JP H0417428 Y2 JPH0417428 Y2 JP H0417428Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はキヤブオーバ型車両の車体の前部構
造に関し、特に車体前部の動的外力の吸収性を向
上させた前部構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図においてキヤブオーバ型車両の車体の従
来の前部構造について説明する。第2図はチルト
キヤブ形式のキヤブオーバ型車両の車体の前部構
造を示しており、シヤシフレーム10の前端には
バンパステー12を介してフロントバンパ14が
結合している。1対のキヤブヒンジブラケツト1
6は、互いに揺動可能に結合しており、それぞれ
シヤシフレーム10及びメインシル18の前部に
結合している。メインシル18の上面にはフロア
パネル20が固定され、フロントクロスメンバ2
2がメインシル18の前端に固定されている。ス
テアリングコラムサポート24は、下端において
ブラケツト26を介してフロントクロスメンバ2
2に固定され、ステアリングコラム28を支持す
るとともに、クラツチペダル30のアーム32の
上端を回転可能に支持している。ステアリングホ
イール34は、ステアリングコラム28内に延長
しているステアリングシヤフト(図示せず)の上
端に結合している。ダツシユパネル36は、下端
においてフロントクロスメンバ22に固定されて
いるとともに、上部においてはアツパクロスメン
バ38に結合し、前部においてはフロントレイン
フオースメント40を固定されている。フロント
パネル42はフロントレンイフオースメント40
の前方に配設され、下端においてフロントクロス
メンバ22に固定され、フロントウインドガラス
44はウエザストリツプ46を介してフロントパ
ネル42に取付けられる。計器盤48は上下の端
においてそれぞれアツパクロスメンバ38及びロ
アクロスメンバ50に結合し、ロアクロスメンバ
50はステアリングコラムサポート24を固定し
ている。フロントグリル52はフロントパネル4
2の下部に配設されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしこのようなキヤブオーバ型の車両の前部
構造ではボンネツト型のものに比べて動的外力を
吸収するスペースが小さくなつている。
この考案の目的は動的外力を車体の前部で吸収
し車体の後部の損傷をより少なくさせるキヤブオ
ーバ型車両の車体の前部構造を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するためにこの考案は、前方が
開口した断面構造をなすフロントクロスメンバの
前部にフロントメンバを固定することにより、こ
のフロントメンバとフロントクロスメンバとで共
働して閉じた横断面空間を構成する。また、前記
フロントクロスメンバととの結合部より前方に突
出する延長部分を前記フロントメンバに設け、こ
の延長部分の先端にフロントパネルの下端を結合
することにより、前記フロントメンバ(延長部
分)におけるフロントパネルの下端との結合部を
同じフロントクロスメンバとの結合部から前方に
離間させたことを特徴としている。
〔作用〕
フロントメンバ(延長部分)とフロントパネル
の下端との結合部を同じくフロントクロスメンバ
との結合部より前方に離間させている(フロント
パネルの下端と横断面空間との間に延長部分を介
在させている)ために、フロントパネルに動的外
力が作用した場合は両者の結合部間に存するフロ
ントメンバの延長部分が変形してこの動的外力を
吸収する。従つて、フロントクロスメンバ及びフ
ロントメンバによる横断面空間部分に伝達される
動的外力が小さくなる。
また、フロントクロスメンバとフロントメンバ
で形成された閉じた横断面空間が補強作用を行な
うために、この横断面空間より後方の車体の変形
がきわめて小さなものとなる。
〔実施例〕
以下にこの考案の実施例を第1図に基づいて詳
細に説明する。なお、第2図に示した従来例と実
質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を
付してその説明を省略する。
第1図において、シヤシフレーム10の前端に
フロントバンパ14を取付けるバンパステー11
には蛇腹部分54を形成している。フロントクロ
スメンバ22は前方に向つて開口する断面コ字状
に形成されており、このフロントクロスメンバ2
2と共働してほぼ長方形状の閉じた横断面空間5
8を形成するフロントメンバ56はフロントクロ
スメンバ22の前部に開口を覆うように固定され
ている。
前記フロントメンバ56にはフロントクロスメ
ンバ22との結合部aより前方に向つて突出する
延長部分59を設け、この延長部分36にダツシ
ユパネル36の下端を固定している。また、フロ
ントパネル42の下端を前記延長部分59の先端
に固定することにより、フロントメンバ56にお
けるフロントパネル42の下端との結合部bをフ
ロントメンバ56とフロントクロスメンバ22と
の結合部aより前方に離間させている。そして、
前記のようにバンパステー11に蛇腹部分54を
設けるとともに左右方向に沿うビード60を前記
延長部分59に設けることにより、車両の後方に
向う動的外力を受けた場合にバンパステー11並
びに延長部分59が容易に変形するようにしてい
る。
従つて、後方に向う動的外力がフロントパネル
42に作用した場合は、この外力がフロントパネ
ル42の下端から延長部分59の前端に伝達され
る。しかしながら、延長部分59が座屈等の変形
をして前記動的外力を吸収するために、フロント
メンバ56とフロントクロスメンバ22とが形成
する横断面空間58に伝達される動的外力がきわ
めて小さなものとなる。なお、動的外力がフロン
トバンパ14に加えられた場合は、バンパステー
11の蛇腹部分54が変形して動的外力を吸収す
るために、シヤシフレーム10に伝達される動的
外力も小さなものとなる。
なお、実施例では本考案をチルトキヤブ型のキ
ヤブオーバ型トラツクに適用した場合について説
明しているが、例えばバス等のような他の形式の
キヤブオーバ型車両に本考案を適用することもで
きる。
また、実施例ではフロントメンバ56の延長部
分59にダツシユパネル36の下端をも結合して
横断面空間58より前方における動的外力の吸収
範囲をより大きくしているが、このダツシユパネ
ル36の下端を延長部分59に結合する必要はな
い。さらにまた、実施例ではフロントメンバ56
の延長部分59におけるフロントパネル42の下
端との結合部bより後方にビード60を設けて後
方に向かう動的外力による延長部分59の変形を
容易化しているが、このビード60を省略するこ
ともできる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなようにこの考案による
キヤブオーバ型車両の車体の前部構造において
は、フロントクロスメンバとフロントメンバで剛
性が高い閉じた横断面空間を車体の前部に構成
し、両メンバの結合部より前方に突出する延長部
分をフロントメンバに設けることにより、この延
長部分の先端にフロントパネルの下端を結合して
フロントメンバ(延長部分)におけるフロントパ
ネルとの結合部を同じくフロントクロスメンバと
の結合部より前方に離間させたものである。
従つて、フロントパネルに動的外力が加わつた
場合は、このフロントパネルの下端と横断面空間
との間に介在するフロントメンバの延長部分が変
形して前記動的外力を吸収するために、閉じた横
断面空間より前方における車体前部の動的外力の
吸収機能が増加し、前記横断面空間による補強作
用と相俟つて該横断面空間より後方の車体の損傷
をより少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るキヤブオーバ型車両の
車体の前部構造の一実施例を示す断面図、第2図
は従来例を示す断面図である。 22……フロントクロスメンバ、42……フロ
ントパネル、56……フロントメンバ、58……
横断面空間、59……延長部分、a……フロント
メンバ56におけるフロントクロスメンバ22と
の結合部、b……フロントメンバ56におけるフ
ロントパネル42の下端との結合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前方が開口した断面構造をなすフロントクロス
    メンバの前部に固定されて該フロントクロスメン
    バと共働して閉じた横断面空間を構成するフロン
    トメンバを設け、前記フロントクロスメンバとの
    結合部より前方に突出する延長部分を前記フロン
    トメンバに設け、該延長部分の先端にフロントパ
    ネルの下端を結合することにより、前記フロント
    メンバにおけるフロントパネルの下端との結合部
    をフロントクロスメンバとの結合部から前方に離
    間させたことを特徴とするキヤブオーバ型車両の
    車体の前部構造。
JP1986028981U 1986-02-27 1986-02-27 Expired JPH0417428Y2 (ja)

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JPS62139787U JPS62139787U (ja) 1987-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2591433Y2 (ja) * 1992-07-31 1999-03-03 三菱自動車工業株式会社 キャブチルト車両のキャブ構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745485B2 (ja) * 1977-05-13 1982-09-28
JPS5812871A (ja) * 1981-07-10 1983-01-25 Mazda Motor Corp 自動車の車体構造

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JPS5745485U (ja) * 1980-08-29 1982-03-12

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