JPH0417417Y2 - - Google Patents

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JPH0417417Y2
JPH0417417Y2 JP16987387U JP16987387U JPH0417417Y2 JP H0417417 Y2 JPH0417417 Y2 JP H0417417Y2 JP 16987387 U JP16987387 U JP 16987387U JP 16987387 U JP16987387 U JP 16987387U JP H0417417 Y2 JPH0417417 Y2 JP H0417417Y2
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valve
plunger
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casing
switch
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばコンクリートミキサ車等に用
いて最適な作業用補助制動装置用切換弁に関す
る。
〔従来の技術及びその問題点〕
この種の装置としては、例えば、特公昭60−
9941号公報に開示されているが、補助ブレーキは
サイドブレーキもしくはパーキングブレーキをか
けた上でかけることが必要であるが、手動操作で
もこの補助ブレーキの作動・解除の双方を行える
ようにしているので、サイドブレーキをかけるこ
となく作動が可能である。これでは非常に危険な
場合である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題に鑑みてなされ、手動操作で
は補助ブレーキの作動ができないようにして常に
安全を保証する作業用補助制動装置用切換弁を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的は、エアレザーバに連絡される入口
と、ブレーキ作動器に連絡される出口と、前記入
口と出口との間に配置され外部からの指令に応じ
て動作する電磁弁とを備え、前記電磁弁が、前記
入口と出口とを連絡する通路に設けられる弁座
と、該弁座に向かつて弁ばねにより付勢される弁
体と、該弁体を前記弁ばねの付勢力により前記弁
座に着座させる第1の位置と前記弁体を前記弁ば
ねの付勢力に抗して前記弁座から離座させる第2
の位置との間で所定ストロークをもつて移動可能
なプランジヤと、該プランジヤの周囲に配置され
通電により前記プランジヤを移動させる電磁コイ
ルと、該電磁コイル及び前記プランジヤをおおう
ケーシングと、前記プランジヤに設けられ前記ケ
ーシングを貫通して外部に突出する手動操作用の
延出部と、該延出部に取付けられた操作部材とを
備えている作業用補助制動装置用切換弁におい
て、前記操作部材は、前記延出部の端部をおお
い、当該延出部に対して前記プランジヤの前記所
定ストローク以上の相対的移動を許容して結合さ
れるとともに、前記ケーシングに対して前記プラ
ンジヤが前記第1の位置から第2の位置に向かつ
て前記所定ストローク分移動するまでに当接可能
に向かい合つている作業用補助制動装置用切換弁
によつて達成される。
〔作用〕
プランジヤを第1の位置から第2の位置に向か
つて移動させるとき、電磁コイルへの通電による
場合は、操作部材がケーシングに当接しても、延
出部はそれに拘束されることなくプランジヤに追
随し得るので、プランジヤが第2の位置に到達し
て弁体を弁座から離座させるが、操作部材を手動
により押圧した場合は、操作部材がケーシングに
当接し延出部の押し込みを阻止するため、プラン
ジヤは第2の位置には至らず弁体を弁座に着座さ
せた状態に保ち、その結果、手動による補助ブレ
ーキの作動は禁止される。また、手動操作により
プランジヤを第2の位置から第1の位置に向かつ
て移動させるときには、操作部材をケーシングか
ら引き離す方向に牽引すれば、これに延出部が追
随して動き、プランジヤは第1の位置に到達して
弁体を弁座に着座させる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例による作業用補助制動装
置用切換弁について、図面を参照して説明する。
第1図において、ブレーキ弁1はブレーキペダ
ル2と排気口3を有しており、その入力口4,5
は配管6,7を介して空気溜8と接続しており、
その送出口9,10は配管11,12を介して、
ダブルチエツクバルブ13,14の入力口15,
16と接続している。ダブルチエツクバルブ1
3,14の出力口17,18は、配管19,20
を介してエアオーバ・ハイドロリツクブースタ2
1,22に接続している。ハイドロリツクブース
タ21,22は配管23,24を介して、図示し
ない車輪に接続し、公知のようにハイドロリツク
ブースタは、圧縮空気が入力されると圧液を出力
して車輪にブレーキをかけるブレーキアクチユエ
ータを構成している。ダブルチエツクバルブ1
3,14の他方の入口33,34は、配管32,
31を介して電磁部29の出力口30と接続して
いる。又電磁部29の入力口28は配管27を介
して調圧弁26と接続し、この調圧弁26は配管
25を介して空気溜8と接続している。又圧力ス
イツチ36は、配管35を介して配管31と接続
している。なお、一点鎖線で囲まれた部分は、ダ
ブルチエツクバルブ13,14、電磁部29、調
圧弁26などを含んで一体形成されており、第2
図に全体を示す電磁弁装置37を表わすものであ
る。バツテリー38の(−)端子は車体にアース
されており、(+)端子は配線39を介してエン
ジン作動時に閉じるメインスイツチ40の一端に
接続されている。また、メインスイツチ40の他
方の端子は、パーキングブレーキを引いたとき閉
じるパーキングスイツチ41の一端に接続され、
またこの他方の端子は、配線42を介してブレー
キロツク操作スイツチ43のA接点スイツチ43
Aの一端に接続される。メインスイツチ40の他
端はまた、配線44を介してブレーキロツク操作
スイツチ43のB接点スイツチ43Bの一端にも
接続される。このブレーキロツク操作スイツチ4
3は、非作動時、B接点スイツチ43Bが閉じ
て、A接点スイツチ43Aが開く。作動時は反対
に、A接点スイツチ43Aが閉じて、B接点スイ
ツチ43Bが開く。A接点スイツチ43Aの他端
は、配線45を介して後に詳述する電磁部29の
第1コイル88に接続される。またB接点スイツ
チ43Bの他端は、配線46を介して電磁部29
の第2コイル89に接続される。第1コイル88
及び第2コイル89の他端は、配線47を介して
車体にアースされる。
次に、ダブルチエツクバルブ13,14、調圧
弁26、電磁部29などを一体とした電磁弁装置
37について、第2図、第3図を用いて説明す
る。
まず、第2図においてダブルチエツクバルブ1
3,14は、電磁部29の左側に、調圧弁26は
その右側に配設され、これらは本体50を共有し
ている。本体50の中央部に形成される弁孔52
の下端開口は、盲栓61により閉じており、シー
ルリング125により気密を保つようになつてい
る。弁ばね62は、この盲栓61に当接すると共
に弁部材64を上方に付勢している。よつて、通
常は弁部材64は弁座63に着座している。すな
わち第1の位置をとつている。上方の弁部材68
は、案内部材69によつて案内され、上下に摺動
可能であるが、通孔65、弁孔51、及び通孔6
6を貫通する軸部70と連結し、上述の弁部材6
4と一体となつており、通常は弁座67から離座
している。電磁部29の直下方にある空所90
は、図示しないが大気と連通しており、弁部材6
8は下動時、弁座67に着座し、シールリング7
8によつて弁孔51と大気との連通を完全に遮断
するようになつている。また、軸部72−及びこ
の先端に一体的に形成されたフランジ部74も、
弁部材68と一体となつているが、フランジ部7
4の下面は、クリアランス吸収ばね71によつて
保持されているクリアランス吸収部材73の凹部
の底面と当接している。また、このフランジ部7
4の径は、プランジヤ85の下面の穴75の径よ
り小さい。
次に、電磁部29について説明する。
下方の固定極部76は、固定極部材77によつ
て、かしめられて固定されている。上方の固定極
部材81とケーシング79の間に、膜板部材80
が配設され、ケーシング79内への水や、ほこり
の侵入を防いでいる。また、この膜板部材80を
貫通するプランジヤ85の延出部82は、操作部
材123を装着している。プランジヤ案内筒87
は、プランジヤ85を上下に摺動自在に案内し、
ボビン86によつて固定されている。ボビン86
の外周には、磁性体であるプランジヤ85を上動
させるように磁化させる第2コイル89が配設さ
れ、また、プランジヤ85を上方位置に保持する
ための永久磁石91が固定極部材81に当接して
配設されている。第2コイル89の外周には、プ
ランジヤ85を下動させるように磁化させるため
に、第2コイル89とは反対巻きのコイルである
第1コイル88が配設されている。また、プラン
ジヤ85を、下方位置に保持する永久磁石92
が、固定極部材77に当接して配設されている。
次に、調圧弁26について説明する。
ボルト96は、シールリング127を介在させ
て、板95を本体50を固定し、調圧ばね93
は、板95によつて受けられ、この調圧ばね93
は、ピストン94を下方に付勢し、このピストン
94の段部をシールリング97に圧着させて、上
方の弁孔59の気密を保持している。下方の弁孔
103内において、弁部材100は弁ばね99に
よつて上方に付勢されているが、通孔102を貫
通しているピストン94の軸状部94aに、この
弁部材100と一体となつている軸部98が挿通
して、弁部材100はばね99の付勢力を受けて
ピストン94の軸状部94aと当接している。ま
た、上方のばね93の付勢力を受けて通常は図示
するごとく、弁部材100は弁座101から離座
している。なお、空気室は、図示しないが本体
50に形成された通孔を介して大気と連通してお
り、空気室をシールによる密封空間とした場
合、ピストン94の上方への移動を圧縮される空
気が妨げて、正確な調圧ができないということを
防いでいる。
さらに、第3図を用いてダブルチエツクバルブ
13,14について説明する。
弁孔56,57内には、複数の通気穴106,
107を備えた弁案内筒108,109が固定さ
れ、その左方開口部には、蓋部材105,105
がシールリング126,126を備えて螺着して
おり、弁孔56,57の気密を保つている。弁部
材110,111は、プラスチツクにより形成さ
れており、弁案内筒108,109内において摺
動自在である。また、弁部材110,111は、
図において左側面にシール部116,117を備
えており、蓋部材105,105の内面に形成さ
れた弁座118,119に着座するときは、通孔
15a,16aと出力口17,18とを遮断する
が、通孔54,55と出力口17,18とは連通
状態とする。また反対に、その右側面にシール部
114,115を備えた弁部材110,111が
右方の弁座112,113に着座したときは、通
孔54,55と出力口17,18とを遮断する
が、通孔15a,16aと出力口17,18とは
連通状態とする。なお、通孔53の開口端にはシ
ールリング128を介して上述した圧力スイツチ
36が装着されている。また、第1図における配
管27,31,32は第3図において、それぞれ
通孔58,53,54,55に対応するものであ
る。
次に、本考案の要旨である手動操作部83につ
いて、第4図、第5図を用いて説明する。
第4図において、プランジヤ85の延出部82
は、筒状の操作部材123の内周部123a内に
おいて摺動自在であり、また第5図に示すよう
に、延出部82に形成した長孔120を貫通して
いるピン121は、操作部材123に固定されて
いるのであるが、第2図に示すように、プランジ
ヤ85の下面と下方の固定極部76との間隔d
は、操作部材123の下面123bとケーシング
79の上面79aとの間隔より十分大きい。よ
つて第4図に示すように、プランジヤ85を手動
で下方位置に保持させようとしても、長孔120
の頂部とピン121が当接する前に、操作部材1
23の下面123bがケーシングの上面79aに
当接してしまい、プランジヤ85を下方位置に保
持させることができないが、第1コイル88が励
磁されたときには、プランジヤ85が磁化され、
下方への移動力を受けて、その下面が、固定極部
76に当接して、プランジヤ85が下方位置に保
持されるまで、その延出部82の長孔120の頂
部は、ピン121に当接しないように、長孔12
0の長さとピン121の取付位置、及び操作部材
123の下面123bとケーシングの上面79a
との間隔とプランジヤ85の下面と固定極部7
6との間隔dなどの関係は設定されている。
以上、本考案による実施例についてその構成を
述べたが、次にその作用について説明する。
今、車両が走行しているとすると、メインスイ
ツチ40は閉じられ、パーキングスイツチ41は
開いており、ブレーキロツク操作スイツチ43は
非作動状態にあるので、A接点スイツチ43Aが
開いて、B接点スイツチ43Bが閉じている。よ
つて第2コイルが励磁され、プランジヤ85は上
方位置にあり、ダブルチエツクバルブ13,14
の一方の入力口33,34には、圧縮空気は入力
されない状態である。運転者がブレーキペダル2
を踏むと、ブレーキ弁1の送出口9,10から配
管11,12を介して、ダブルチエツクバルブ1
3,14の入力口15,16に圧縮空気が入力さ
れる。するとダブルチエツクバルブ13,14の
弁部材110,111は、第3図において右動し
て弁座112,113に着座するので、弁孔5
6,57と通孔54,55とを遮断し、弁孔5
6,57と通孔15a,16aとを連通させる。
よつて圧縮空気は出力口17,18から出力さ
れ、配管19,20を介してエアオーバハイドロ
リツクブースタ21,22に入力される。エアオ
ーバハイドロリツクブースタ21,22は、これ
を油圧に変換し、配管23,24を介して図示し
ない車輪にブレーキをかける。
運転者がブレーキペダル2から足を離すと、エ
アオーバハイドロリツクブースタ21,22に入
力されていた圧縮空気は、配管19,20、ダブ
ルチエツクバルブ13,14の入力口15,1
6、及び配管11,12を介してブレーキ弁1の
排気口3から排気されてブレーキは弛む。
次に車両を停車させ、作業を行なう場合を説明
する。まずパーキングブレーキを引き、ブレーキ
ロツク操作スイツチをロツクの位置に操作する
と、パーキングスイツチ41が 閉じられ、ブレ
ーキロツク操作スイツチ43のB接点スイツチ4
3Bは開き、A接点スイツチ43Aが閉じる。よ
つて、バツテリー38の電流はA接点スイツチ4
3Aから配線45を介して第1コイル88に供給
される。励磁された第1コイルはプランジヤ85
を第2コイルとは反対の極性に磁化する。プラン
ジヤ85は上方の固定極部84からは反発され、
下方の固定極部76に吸引されて下動する。この
時プランジヤ85は磁力により瞬間的に固定極部
76に当接しようとするが、プランジヤ85の下
面は、固定極部76の上面に当接するより先に、
クリアランス吸収部材73に当接する。よつて、
弁部材68及びこれと一体となつている軸部7
0、弁部材64はクリアランス吸収ばね71を介
して比較的ゆるやかに下動させられる。よつて第
2の位置をとる。このことにより、プランジヤ下
面と固定極部76上面の摩耗、及び弁座67、弁
部材68、シールリング78の摩耗や破損にとも
なう気密不足や開弁不良を防いでいる。
弁部材64が弁座63から離座することによ
り、調圧弁26によつて所定の圧力に調圧されて
弁孔52内で遮断されていた圧縮空気は、通孔6
5、弁孔51、通孔53,54,55を介して弁
孔56,57に入り、通常のブレーキ作動により
弁座112,113に着座していた弁部材11
0,111を左動させ、弁座118,119に着
座させる。よつて、圧縮空気はダブルチエツクバ
ルブ13,14の出力口17,18から配管1
9,20を介してエアオーバハイドロリツクブー
スタ21,22に入力される。エアオーバハイド
ロリツクブースタ21,22は圧縮空気を油圧に
変換し、配管23,24を介して図示しない車輪
にブレーキをかける。なおこの時、配管35を介
して接続される圧力スイツチは、圧力を検知して
ランプもしくはブザー等によつて運転者にブレー
キロツクが働いていることを知らせる。又もし
も、いづれかのスイツチが開いたり、断線などに
よつて第1コイルが消磁しても、永久磁石92に
よつてプランジヤ85は下方位置を保持し、ブレ
ーキが弛むことはない。なお、調圧弁26は弁孔
59に入る圧縮空気の圧力が所定圧力以上になる
と、弁部材100を弁座101に着座させて遮断
しエアオーバハイドロリツクブースタ21,22
に所定値以上の圧力が入らないようにしている。
次にブレーキロツクを解除する場合、ブレーキ
ロツク操作スイツチを非作動側として、第2コイ
ルを励磁させ、プランジヤ85を第1コイルとは
反対の極性に磁化することによりプランジヤ85
は下方の固定極部76から反発され、上方の固定
極部84に吸引されて上動する。よつて、弁部材
64は弁ばね62により上方に付勢されて弁座6
3に着座し、これと一体となつている弁部材68
は弁座67から離座する。したがつて空気溜8か
らの圧縮空気は弁孔52内で遮断され、弁孔51
は通孔66を通じて大気と連通する。これにより
エアオーバ−ハイドロリツクブースタにかゝつて
いた圧縮空気は大気に解放されてブレーキは弛
む。
また、一度ブレーキロツク操作をすると、第2
コイルが励磁し、プランジヤ85は磁化されて、
下方位置へと下動するのであるが、メインスイツ
チ40を開いたあとも永久磁石92によつてプラ
ンジヤ85は下方位置に保持されているので、手
動操作部83を用いて手動によりブレーキロツク
を解除する時は、操作部材123を持つて上方に
引き上げるのであるが、このときピン121は、
第4図図示の状態に比べ、プランジヤ85のスト
ローク分、更に長孔120の上側頂部に接近した
位置にあるものの、頂部との間にはまだ隙間があ
るため、ピン121が長孔120の頂部に当接す
るまでは延出部82に対して操作部材123のみ
が上動し、ピン121が長孔120の頂部に当接
したあと、なおも手動操作部83を引き上げると
プランジヤ85も連動して上動し、上述の開閉弁
作動によりブレーキロツクが解除できる。
しかし、プランジヤ85が上方位置にある時、
第2図に示すようにプランジヤ85の下面と固定
極部76との間隔dは、手動操作部83の下面1
23bとケーシング上面79aとの間隔より充
分大きいので先にこの手動操作部83の下面12
3aがケーシング上面79aに当接してしまい手
動でプランジヤを下方位置とすることはできな
い。よつて、ブレーキロツク操作はスイツチを用
いて電気的にのみしか行なえないが、その解除は
電気的にも手動でも行なうことができる。
以上本考案の実施例について説明したが、もち
ろん本考案はこれに限定されることなく、本考案
の技術的思想に基ずいて種々の変形が可能であ
る。
例えば、第6図に示すように手動操作部の筒部
130において、筒部下面130cが膜板部材8
0に当接している状態で、プランジヤの延出部上
面82aと筒部130内の上面130bとの隙間
d2を、筒部下面130cとケーシング上面79a
との隙間d1より充分広くとるようにしてもよい。
あるいは、第7図に示すように手動操作部の筒
部134の内周下部に段部134bを設け、この
段部134bと係合するフランジ部82cを備え
た軸部82bは延出部82とは別体で、筒部13
4に取手133を取付ける前に、筒部134の段
部134bを貫通して延出部82にねじ込まれ、
しかるのちに筒部134に取手133を取付ける
のであるが、これは接着によつてもよいし、雄ね
じと雌ねじとにより螺合させてもよい。あるいは
凹凸のつめを設けて係合させるようにしてもよ
い。このような構成による手動操作部によつて実
施例の長孔とピンを省くようにしてもよい。
又第8図に示すように、運転者がブレーキ操作
スイツチをロツク操作したまゝ発車しようとした
時に起るエンスト防止回路として、パーキングブ
レーキをかけたとき閉じるA接点スイツチ41A
に対して、パーキングブレーキを解除したとき閉
じるB接点スイツチ41Bを設け、このスイツチ
に励磁するとブレーキロツク操作スイツチを強制
的に非作動側に切換えるソレノイドKを接続す
る。このような構成の回路によれば、車を停車さ
せ、作業のためにブレーキロツク操作スイツチ4
3をロツク操作したあと、メインスイツチ40を
開いても永久磁石92の作用によりプランジヤは
下方位置を保持するが、運転者がブレーキロツク
操作スイツチを非作動側に切換えないで、または
手動操作によりプランジヤを上方位置とすること
なく、発車させようとしたとしても、今閉じられ
たメインスイツチ40から、パーキングブレーキ
を解除することによつて閉じられるスイツチ41
Bを介してソレノイドKに電流が流れることによ
り、ソレノイドKは励磁されブレーキロツク操作
スイツチは強制的に非作動側とされ、作業用補強
ブレーキは緩むのでエンストは未然に防止され
る。またソレノイドKはパーキングブレーキをか
けたとき消磁して、ブレーキロツク操作スイツチ
を自由に動作させる。
又、本実施例においてはブレーキ用アクチユエ
ータとして、エアオーバーハイドロリツクブース
タを用いて空気圧を液圧に変換して、液圧により
ブレーキをかけるようにしているが、ブレーキチ
ヤンバ等を用いて空気圧により直接ブレーキをか
けるようにしてもよい。
また、電磁弁の構造も公知のものでよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の作業用補助制動装
置用切換弁によれば、手動操作部に取付けられた
操作部材は所定間隔互いに移動可能で、ケーシン
グに当接可能であるため、手動操作によりブレー
キロツクさせる、ということを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による作業用補助制動
装置の配管、配線系統図、第2図は同実施例の電
磁弁装置の断面図、第3図は第2図の−線に
おける電磁弁の断面図、第4図は手動操作部の拡
大断面図、第5図は第4図における−線にお
ける手動操作部の断面図、第6図、第7図は手動
操作部の各変形例の拡大断面図及び第8図は第1
図における配線図の変形例を示す回路図である。 なお図において、83……手動操作部、85…
…プランジヤ、37……電磁弁装置、70……ケ
ーシング、82……延出部、123……操作部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアレザーバに連絡される入口と、ブレーキ作
    動器に連絡される出口と、前記入口と出口との間
    に配置され外部からの指令に応じて動作する電磁
    弁とを備え、前記電磁弁が、前記入口と出口とを
    連絡する通路に設けられる弁座と、該弁座に向か
    つて弁ばねにより付勢される弁体と、該弁体を前
    記弁ばねの付勢力により前記弁座に着座させる第
    1の位置と前記弁体を前記弁ばねの付勢力に抗し
    て前記弁座から離座させる第2の位置との間で所
    定ストロークをもつて移動可能なプランジヤと、
    該プランジヤの周囲に配置され通電により前記プ
    ランジヤを移動させる電磁コイルと、該電磁コイ
    ル及び前記プランジヤをおおうケーシングと、前
    記プランジヤに設けられ前記ケーシングを貫通し
    て外部に突出する手動操作用の延出部と、該延出
    部に取付けられた操作部材とを備えている作業用
    補助制動装置用切換弁において、前記操作部材
    は、前記延出部の端部をおおい、当該延出部に対
    して前記プランジヤの前記所定ストローク以上の
    相対的移動を許容して結合されるとともに、前記
    ケーシングに対して前記プランジヤが前記第1の
    位置から第2の位置に向かつて前記所定ストロー
    ク分移動するまでに当接可能に向かい合つている
    作業用補助制動装置用切換弁。
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