JPH0377100B2 - - Google Patents

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JPH0377100B2
JPH0377100B2 JP62073875A JP7387587A JPH0377100B2 JP H0377100 B2 JPH0377100 B2 JP H0377100B2 JP 62073875 A JP62073875 A JP 62073875A JP 7387587 A JP7387587 A JP 7387587A JP H0377100 B2 JPH0377100 B2 JP H0377100B2
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JP
Japan
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brake
valve
negative pressure
pressure chamber
parking
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Ichiro Koshiba
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Jidosha Kiki Co Ltd
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Jidosha Kiki Co Ltd
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本発明は車両用ブレーキ装置に適用されるブレ
ーキロツク装置に関する。
b 従来の技術 クレーン車などの作業用大型車では通常のパー
キングブレーキの他にブレーキロツク装置が搭載
されている。このブレーキロツク装置は、ブレー
キペダルを開放した後もホイルシリンダに油圧な
いし空気圧が維持され、パーキングブレーキとの
併用により確実な駐車制動力を得られるようにし
たものである。例えば、ホイルシリンダを油圧で
駆動するブレーキ装置では第4図または第5図に
示すようなブレーキロツク装置が知られている。
この第4図はパーキングブレーキレバー1をブレ
ーキ操作すると、電磁逆止弁2が閉塞するように
したものである。従つてブレーキペダル3を踏み
込んだ状態でパーキングブレーキレバー1をブレ
ーキ操作するか、あるいはパーキングブレーキレ
バー1をブレーキ操作した後にブレーキペダル3
を踏込むと、配管4内にオイルが閉じ込められ、
この状態でブレーキペダル3の踏込みを止めて
も、ホイルシリンダ5内の油圧はそのまま維持さ
れるようになつている。
一方、第5図は手動レバー6の操作によつて逆
止弁7を閉塞できるようにしたものであつて、こ
のブレーキロツク装置も上述のブレーキロツク装
置と同様の働きをする。なお第4図および第5図
において8はマスタシリンダ、9は負圧式ブレー
キ倍力装置、10はコントローラである。
c 発明が解決しようとする問題点 従来のブレーキロツク装置は例えば上述の如く
構成されているが、この装置には次のような問題
点が指摘されている。すなわち第4図および第5
図に示すブレーキロツク装置はいずれも配管4内
にオイルを閉じ込めるものであるから、周囲の温
度変化によつて配管4等が伸縮すると、配管4内
の油圧が変化し、これによつて負圧式ブレーキ倍
力装置9の出力が変化し、ひいては車両の制動力
が変化してしまう。従つて特に大幅な温度上昇が
あつた場合には駐車制動力が不足するおそれが生
ずる。また第4図に示すような電磁逆止弁2を用
いたタイプでは、電気系に不測の欠陥が生じた場
合に電磁逆止弁2が開放し、駐車制動力がいつき
に低下してしまうおそれもある。一方、第5図に
示すような手動式の逆止弁7を用いたタイプで
は、電気系の欠陥が生じても駐車制動力は確保さ
れるが、手動レバー6がパーキングブレーキレバ
ー(第5図では図示せず。)とは別個独立に配設
されている関係で、ともすればパーキングブレー
キレバーをブレーキ操作しないで、ブレーキロツ
ク装置のみで駐車制動を行なつてしまう可能性が
ある。このようなブレーキロツク装置のみによる
駐車制動では規定の制動力が得られないので、駐
車場所の条件によつては駐車制動力が不足するお
それもある。
本発明は上述した問題点を有効に解決すべく創
案するに至つたものであつて、その目的は、周囲
温度の変化や電気系の欠陥によつて駐車制動力の
変化や喪失を生ずることがなく、またパーキング
ブレーキレバーをブレーキ操作しなければブレー
キロツク装置を作動させ得ないブレーキロツク装
置を提供することにある。
d 問題点を解決するための手段 上述した問題点を解決するため本発明は、パワ
ーピストンの両側に負圧室と大気圧室が形成さ
れ、上記負圧室が負圧源に接続されるとともに、
上記大気圧室がコントロールチユーブを介してリ
レーバルブと接続され、マスタシリンダの吐出油
圧に反応して上記リレーバルブが作動して上記大
気圧室に大気が導入されてパワーピストンが作動
するように構成された負圧式ブレーキ倍力装置に
おいて、上記大気圧室の大気導入口にダブルチエ
ツク弁の出力ポートを接続し、上記ダブルチエツ
ク弁の一端側ポートに上記コントロールチユーブ
を接続し、上記ダブルチエツク弁の他端側ポート
をパーキングチユーブによつて上記負圧源に接続
し、上記パーキングチユーブの途中に、定差減圧
機構を組込んだ切換弁を配設し、上記切換弁を、
手動レバーの操作によつて上記定差減圧機構を作
動させる作動モードと、上記負圧源と上記ダブル
チエツク弁とを直接的に接続する非作動モードと
に切換可能に構成し、かつ上記切換弁の非作動モ
ードから作動モードへの切換えを阻止するロツク
手段を設け、上記ロツク手段をパーキングブレー
キのブレーキ解除操作と連動してロツク作動させ
るとともに、パーキングブレーキのブレーキ操作
と連動してロツク解除作動させるようにしたもの
である。
e 作用 上述の如く構成したブレーキロツク装置におい
ては、パーキングブレーキのブレーキ操作により
ロツク手段がロツク解除され、手動レバーの操作
により定差減圧機構を作動モードに切換えること
ができるようになる。定差減圧機構が作動モード
に切換わると、負圧源の圧力が所定圧だけ減圧
(大気圧に近付くという意味。)され、この減圧さ
れた圧力がダブルチエツク弁を介して大気圧室に
導入される。これにより大気圧室と負圧室との間
に一定の差圧が生じ、この差圧によつてパワーピ
ストンが作動して一定のブレーキ力が働く。ま
た、パーキングブレーキのブレーキ解除操作によ
りロツク手段がロツクされ、手動レバーの操作に
より定差減圧機構を作動モードに切換え得ないよ
うになる。定差減圧機構が非作動モードになつて
いると、負圧源の圧力がそのままダブルチエツク
弁の他端ポートに作用する。一方、マスタシリン
ダの吐出油圧が0であれば、負圧室の圧力がリレ
ーバルブおよびコントロールチユーブを介してダ
ブルチエツク弁の一端側ポートに作用する。従つ
て、ダブルチエツク弁の両端ポートの圧力はとも
に負圧源の圧力と等しくなり、いずれか又は両方
のポートから負圧が大気圧室に導入され、大気圧
室の圧力が負圧室と等しくなる。このためパワー
ピストンには差圧が作用せず、ブレーキ力は働か
ない。
f 実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本発明に係るブレーキ装置の配管
構成を示したものである。同図に示す如く、本発
明は切換弁21、電磁弁22およびダブルチエツ
ク弁23を新規な構成として加えた点に特徴があ
る。切換弁21は入力ポート24、出力ポート2
5、大気ポート26およびロツク用ポート27を
有しており、入力ポート24は配管28によつて
負圧源としてのバキユームタンク29に接続さ
れ、出力ポート25は配管30によつてダブルチ
エツク弁23の他端側ポート23aに接続されて
いる。また大気ポート26は配管31によつてエ
アクリーナ32と接続され、さらにロツク用ポー
ト27は配管33によつて電磁弁22と接続され
ている。なお切換弁21の詳細構造は後述する。
電磁弁22は詳しくは三方電磁弁であつて、そ
の第1ポート22aは配管34によつてバキユー
ムタンク29と接続され、第2ポート22bは配
管35,31によつてエアクリーナ32と接続さ
れ、第3ポート22cは配管33によつて切換弁
21のロツク用ポート27と接続されている。電
磁弁22のON、OFF切換えはスイッチ36にて
なされ、電磁弁22がONのときは第1ポート2
2aと第3ポート22cが連通し、電磁弁22が
OFFのときは第2ポート22bと第3ポート2
2cが連通するように構成されている。上記スイ
ッチ36はパーキングブレーキレバー1と連動す
るようになつており、同レバー1をブレーキ操作
するとスイッチ36がONになり、ブレーキ解除
操作するとスイッチ36がOFFになるように構
成されている。
ダブルチエツク弁23は詳しくはその一端側ポ
ート23bがコントロールチユーブ37によつて
負圧式ブレーキ倍力装置38のリレーバルブ39
に接続されている。またダブルチエツク弁23の
出力ポート23cは倍力装置38の大気圧室40
に接続され、他端側ポート23aは既述の如く切
換弁21の出力ポート25に接続されている。
負圧式ブレーキ倍力装置38は詳しくはエアシ
リンダ部38aとハイドロリツクシリンダ部38
bとで構成され、エアシリンダ部38a内部はパ
ワーピストン41によつて大気圧室40と負圧室
42とに区画され、大気圧室40は既述の如くダ
ブルチエツク弁23の出力ポート23cに接続さ
れ、負圧室42は配管43によつてバキユームタ
ンク29に接続されている。また、ハイドロリツ
クシリンダ部38bは配管44によつてマスタシ
リンダ45と接続されるとともに、セフテイバル
ブ46を介して各ホイルシリンダ47と接続され
ている。そして常時は負圧室42がリレーバルブ
39、コントロールチユーブ37およびダブルチ
エツク弁23を介して大気圧室40と連通し、パ
ワーピストン41が復動している。
次に切換弁21の構造を第2図に基づいて詳細
に説明する。この切換弁21は定差減圧機構を組
込んだものであつて、手動レバー51の操作によ
つて、入力ポート24と出力ポート25とを直接
的に接続する非作動モード(第2図に示す状態。)
と、上記定差減圧機構を作動させる作動モードに
切換えることができるようになつている。上記手
動レバー51は、切換弁21のハウジング52上
部に設けられたブラケツト53にピン54によつ
て左右方向に回動自在に取付けられている。手動
レバー51の下端部には三角カム55が形成され
ており、この三角カム55によつて上下方向に摺
動自在なキヤツプ56の上面を押圧できるように
なつている。
キヤツプ56の下方の切換弁21の内部にはカ
ラー57が上下方向に摺動自在に配設され、この
カラー57のさらに下方にピストン58が同じく
上下方向に摺動自在に配設されている。カラー5
7とピストン58との間には圧縮ばね59が配設
されており、この圧縮ばね59によつてカラー5
7とピストン58が互いに離間する方向に附勢さ
れている、なお、ピストン58上面には係止ボル
ト60が植設され、この係止ボルト60の頭部6
0aがカラー57に係合し、これによつてカラー
57とピストンとの最大相互間距離が規制される
ようになつている。
上記ピストン58の下方の切換弁21の内部に
はダイヤフラム61が水平方向に配設され、この
ダイヤフラム61とピストン58との間に負圧室
62が形成され、またダイヤフラム61とハウジ
ング52の下部離壁63との間に調圧室64が形
成されている。この負圧室62は入力ポート24
に連通し、また調圧室64は出力ポート25に連
通している。ダイヤフラム61の中央部には円形
の切欠孔65が形成され、またダイヤフラム61
上面にはこの切欠孔65と連通した透孔66を持
つ皿状部材67が取付けられている。一方、ダイ
ヤフラム61の下面には上記切欠孔65と連通し
た弁座孔68を持つ別の皿状部材69が取付けら
れている。上側の皿状部材67の上面には上方へ
延出した押圧ロツド70が固定され、この押圧ロ
ツド70の上端部はピストン58下面に当接して
いる。また下側の皿状部材69と下部隔離63と
の間には圧縮ばね71が配設され、この圧縮ばね
71の附勢力は押圧ロツド70を介して最終的に
は手動レバー51の三角カム55にて支持されて
いる。
下部隔離63のやや下方にはプレート75が水
平に配設され、このプレート75はリテーナ76
によつてハウジング52に固定されている。下部
隔離63とプレート75との間には大気室77が
形成され、この大気室77は大気ポート26に連
通されている。下部隔離63の中央部には弁座孔
78が形成されており、この弁座孔78を通じて
調圧室64と大気室77とが相互に連通されてい
る。前記調圧室64内には皿状部材69の弁座孔
68を開閉可能な真空弁79が配設されている。
一方、大気室77内には弁座孔78を開閉可能な
大気弁80が配設されいる。そして、これら真空
弁79と大気弁80は連結ロツド81によつて互
いに連結されて一体化されている。なお大気弁8
0とプレート75との間には圧縮ばね82が配設
され、常時はこの圧縮ばねに附勢力によつて弁座
孔78が閉塞されている。
カラー57の摺動面を構成するハウジング52
側壁85内には、第2図で左右方向に摺動可能な
ロツクピストン86が配設されている。このロツ
クピストン86の外側(第2図では右側。)には
プレート87が垂直に配設され、このプレート8
7はリテーナ88によつてハウジング52に固定
されている。そしてロツクピストン86とプレー
ト87との間に作動圧室89が形成され、この作
動圧室89がロツク用ポート27に連通されてい
る。ロツクピストン86とプレート87との間に
は圧縮ばね90が配設され、この圧縮ばね90の
附勢力によつてロツクピストン86が第2図で左
方向に附勢されている。そしてロツクピストン8
6の先端部86aは常時はカラー57と摺接する
ハウジング52側の摺接面に突出しており、この
突出した先端部86aによつてカラー57の下降
作動が阻止されるようになつている。
ハウジング52側壁85内にはまた、切換弁2
1の軸線を挟んで上記ロツクピストン86と対向
するように検知スイッチ91が配設されている。
この検知スイッチ91は、カラー57と摺接する
ハウジング52側摺接面に突出したボール状の作
動突起92を有しており、カラー57が下降して
作動突起92を検知スイッチ91内へ押込むと、
第1図に示すブレーキロツクランプ93が点灯す
るように構成されている。
ブレーキロツク装置は上述の如く構成されてお
り、通常走行時にブレーキペダル3を踏込むと、
マスタシリンダ45の吐出油圧が配管44を通じ
てリレーバルブ39に作用し、エアクリーナ32
を通過した大気圧がコントロールチユーブ37お
よびダブルチエツク弁23を通つて負圧式ブレー
キ倍力装置38の大気圧室40に導入される。こ
の結果、パワーピストン41が大気圧室40と負
圧室42との差圧により往動し、ハイドロリツク
シリンダ部38bのブレーキオイルがホイルシリ
ンダ47側へ圧送されてブレーキが働く。
一方、車両停車時においてはパーキングブレー
キレバー1をブレーキ操作した後、手動レバー5
1をブレーキロツク位置(第2図で鎖線にて示す
位置。)に回動操作すると、負圧式ブレーキ倍力
装置38の大気圧室40に所定の圧力が導入され
てパワーピストン41が往動し、ブレーキが働
く。詳しくはパーキングブレーキレバー1をブレ
ーキ操作すると、スイッチ36がONになり電磁
弁22がONになる。電磁弁22がONになると
その第1ポート22aと第3ポート22cが連通
し、バキユームタンク29の負圧が切換弁21の
ロツク用ポート27を通つて作動圧室89に導入
される。作動圧室89に負圧が導入されると、ロ
ツクピストン86が圧縮ばね90に抗して第2図
で右方向に後退し、ロツクピストン86の先端部
86aがハウジング52の側壁85内に引込む。
この状態で手動レバー51を第2図で矢印a方
向に回動させると、手動レバー51下端部の三角
カム55がキヤツプ56上面を押圧する。この押
圧力はカラー57、圧縮ばね59、ピストン58
および押圧ロツド70を介してダイヤフラム61
に作用し、このダイヤフラム61を圧縮ばね71
に抗して押下げる。ダイヤフラム61が第2図で
下方に撓むと、皿状部材69の弁座孔68が真空
弁79に当接して閉塞されるとともに、大気弁8
0が圧縮ばね82に抗して押下げられ、弁座孔7
8が開放される。弁座孔78が開放されると、エ
アクリーナ32を通過した大気圧が、大気ポート
26、大気圧77および弁座孔78を通つて調圧
室64に導入され、その分だけ調圧室64の圧力
が上昇する。調圧室64の圧力がダイヤフラム6
1に作用する圧力差と圧縮ばね59の附勢力と釣
合う程度まで上昇すると、ダイヤフラム61がこ
の圧力と圧縮ばね71の力によつて第2図で上方
へ押上げられ、弁座孔68が閉塞されたまま、弁
座孔78が再び閉塞されつり合い状態で保持され
るこのような調圧ないし減圧作用によつて調圧室
64内の圧力は負圧室62の圧力よりも一定圧だ
け高い圧力になり、この圧力が配管30およびダ
ブルチエツク弁23を介して負圧式ブレーキ倍力
装置38の大気圧室40に導入されるので、パワ
ーピストン41が往動してブレーキが働く。ま
た、検知スイッチ91の作動突起92がカラー5
7によつて押されて検知スイッチ91がONにな
り、ブレーキロツクランプ93が点灯する。な
お、大気を直接大気圧室40に導入してもブレー
キを働かせることはできるが、パワーピストン4
1に必要以上の過大な差圧を作用させることは過
大な出力液圧をホイールシリンダへ圧送すること
になりホイールシリンダへの配管ホイールシリン
ダのシール部材等の耐久性を損なうばかりでな
く、パワーピストン41の往動力がバキユームタ
ンク29の圧力変動の影響を受けることにもな
り、ひいてはブレーキ力のむらを生ずる結果とな
る。従つて一定のブレーキ力を得るためには、切
換弁21の定差減圧機構は欠くことができないも
のである。
次に、パーキングブレーキレバー1をブレーキ
解除操作しているときのブレーキロツク装置の状
態を説明する。この場合はスイッチ36がOFF
になり電磁弁22がOFFになつているので、電
磁弁22の第2ポート22bと第3ポート22c
が連通している。このためエアクリーナ32を通
過した大気が切換弁21の作動圧室89に導入さ
れており、ロツクピストン86は圧縮ばね90の
附勢力によつて第2図で左方向に前進している。
そしてロツクピストン86の先端部86aはハウ
ジング52の側壁85から内側へ突出しており、
このためカラー57の下降が先端部86aによつ
て阻止され、ひいては手動レバー51の第2図で
矢印a方向の回動操作が阻止されている。すなわ
ち、パーキングレバー1がブレーキ解除状態にあ
る間はブレーキロツク装置を作動させ得ないわけ
であり、これによりブレーキロツク装置のみによ
る駐車制動は本発明に係る装置であり得ないこと
になる。従つてパーキングブレーキとブレーキロ
ツク装置の併用による確実な駐車制動が実現され
る。
以上本発明の一実施例について説明したが、本
発明は上記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。例えば上記実施例ではバキユー
ムタンク29の負圧によつてロツクピストン86
を後退させてロツク解除を行なうようにしたが、
第3図に示すようにロツクピストン86をパーキ
ングブレーキレバー1の操作と連動する電磁プラ
ンジヤ94によつて直接作動させるようにしても
よい。なお、この場合は第1図に示す配管33〜
35が不要になるので、構造的に簡単となる。
g 発明の効果 本発明は上述の如く、切換弁の定差減圧機構に
よつて一定の差圧をパワーピストンに作用させる
ことができるので、周囲温度の変化や負圧源の圧
力変動によつてもブレーキ力が変化せず、常に一
定の駐車ブレーキ力が得られる。また、パーキン
グブレーキのブレーキ操作によつて、切換弁の非
作動モードから作動モードへの切換えロツクが解
除されるようにしているので、ブレーキロツク装
置のみによる駐車制動を確実に防止することがで
き、パーキングブレーキとブレーキロツク装置の
併用による確実な駐車制動が図られる。また、ブ
レーキロツク装置の作動状態においてはブレーキ
力に電気系が一切関与していないので、駐車中に
電気系の欠陥が不測に生じた場合でも制動力の喪
失はまつたくあり得ない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示したも
のであつて、第1図はブレーキロツク装置の配管
構成図、第2図は切換弁の縦断面図、第3図は切
換弁の変形例の縦断面図である。また、第4図お
よび第5図はそれぞれ従来のブレーキロツク装置
の配管構成図である。 1……パーキングブレーキレバー、21……切
換弁、22……電磁弁、23……ダブルチエツク
弁、29……バキユームタンク(負圧源)、30
……配管(パーキングチユーブ)、32……エア
クリーナ、37……コントロールチユーブ、38
……負圧式ブレーキ倍力装置、39……リレーバ
ルブ、40……大気圧室、41……パワーピスト
ン、42……負圧室、45……マスタシリンダ、
47……ホイルシリンダ、51……手動レバー、
86……ロツクピストン(ロツク手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パワーピストンの両側に負圧室と大気圧室が
    形成され、上記負圧室が負圧源に接続されるとと
    もに、上記大気圧室がコントロールチユーブを介
    してリレーバルブと接続され、マスタシリンダの
    吐出油圧に反応して上記リレーバルブが作動して
    上記大気圧室に大気が導入されてパワーピストン
    が作動するように構成された負圧式ブレーキ倍力
    装置において、上記大気圧室の大気導入口にダブ
    ルチエツク弁の出力ポートを接続し、上記ダブル
    チエツク弁の一端側ポートに上記コントロールチ
    ユーブを接続し、上記ダブルチエツク弁の他端側
    ポートをパーキングチユーブによつて上記負圧源
    に接続し、上記パーキングチユーブの途中に、定
    差減圧機構を組込んだ切換弁を配設し、上記切換
    弁を、手動レバーの操作によつて、上記定差減圧
    機構を作動させる作動モードと、上記負圧源と上
    記ダブルチエツク弁とを直接的に接続する非作動
    モードとに切換可能に構成し、かつ上記切換弁の
    非作動モードから作動モードへの切換えを阻止す
    るロツク手段を設け、上記ロツク手段をパーキン
    グブレーキのブレーキ解除操作と連動してロツク
    作動させるとともに、パーキングブレーキのブレ
    ーキ操作と連動してロツク解除作動させるように
    したブレーキロツク装置。
JP62073875A 1987-03-27 1987-03-27 ブレ−キロック装置 Granted JPS63240461A (ja)

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JPH0377100B2 true JPH0377100B2 (ja) 1991-12-09

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