JPH04173461A - 自動車のスリップ制御装置 - Google Patents

自動車のスリップ制御装置

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Publication number
JPH04173461A
JPH04173461A JP2302891A JP30289190A JPH04173461A JP H04173461 A JPH04173461 A JP H04173461A JP 2302891 A JP2302891 A JP 2302891A JP 30289190 A JP30289190 A JP 30289190A JP H04173461 A JPH04173461 A JP H04173461A
Authority
JP
Japan
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braking
slip
piezoelectric element
control
fluid pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2302891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Matsumura
松村 泰彦
Kazuaki Nada
一昭 名田
Mineharu Shibata
柴田 峰東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2302891A priority Critical patent/JPH04173461A/ja
Publication of JPH04173461A publication Critical patent/JPH04173461A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/18Electric or magnetic
    • F16D2121/28Electric or magnetic using electrostrictive or magnetostrictive elements, e.g. piezoelectric elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のスリップ制御装置に関するものである
(従来技術) 最近の自動車では、スリップ制御を行なうもの、すなわ
ちアンチロックブレーキ制rB(以下ABS制御と称す
)あるいはトラクション制御(Lスリップ制御と称す)
を行なうものが多くなっている。このABS制御は、車
輪へ制動力を与えるブレーキ時に、ブレーキ力が大き過
ぎることに起因して車輪が路面に対してロックするのを
防止するためのものであり、車輪速か車体速よりも小さ
いときのスリップ制御となる。これに対してTRC制御
は、発進時や加速時等に、駆動軸への付与トルクが大き
過ぎることに起因して駆動軸が路面に対してスリップす
るのを防止するものであり、駆動輪速が車体速よりも大
きいときのスリップ制御となる。そして、TRC制御に
おいては、駆動軸への過大な付与トルクを低減するため
に、駆動軸へブレーキ力を印加することが一般に行なわ
れている。
ところで、自動車を減速あるいは停止させるための自動
車のブレーキ装置は、一般に油圧式とされている。すな
わち、運転者がブレーキペダルを足踏み操作することに
より、ブレーキ液圧発生源としてのマスクシリンダにブ
レーキ液圧が発生され、このブレーキ液圧が、各車輪に
設けられたディスクブレーキやドラムブレーキ等のホイ
ールシリンダに伝達されて、各車輪に対してブレーキ力
が付与されることになる。このような油圧式のブレーキ
は、十分なブレーキ力を得るのに好都合なばかりでな(
、信頼性やブレーキフィーリング等の面でも有利である
一方、従来のスリップ制御装置においては、上述の油圧
式のブレーキに付設されるが、その付設機器として、別
途ブレーキ液圧発生用のポンプを必要としていた。すな
わち、運転者による非ブレーキ時が前提となるTRC制
御ではブレーキ液圧そのものを発生させるため、またA
BS制御においては、−旦ブレーキ液圧を減圧して再び
ブレーキ液圧を増圧させるため、上述のようにポンプを
必要としていた。
しかしながら、スリップ制御用に別途ポンプを要すると
いうことは、重量増大、コスト上昇、ブレーキ液系統の
複雑化等をもたらすことになっていた。
一方、最近では、ポンプに代わるABS制御用のアクチ
ュエータとして、圧電素子を用いることが提案されてい
る(特開昭63−266266号公報参照)。この公報
記載のものは、ディスクブレーキのキャリパに圧電素子
を組込み、この圧電素子をデユーティ制御することによ
って、デユーティ比に応じて得られる圧電素子の機械的
変位に応じた力で摩擦パッドを押圧するものとなってい
る。換言すれば、自動車を減速あるいは停止させるため
のブレーキが全て電子制御式とされて、運転置がブレー
キペダルを踏込むと、この踏込みに応じた電気信号をブ
レーキ要求信号として取り出して、当該ブレーキ要求信
号に応じたブレーキ力が得られるように、圧電素子に対
する制御信号(デユーティ比)を決定するようにしてい
た。この圧電素子は、電圧変化に対する機械変位の変化
が極めて早く、応答性を満足させるという点では極めて
優れたものである。
しかしながら、上記公報記載のものでは、ブレーキペダ
ルと摩擦パッドとが圧電素子を介して電気的に結合され
ているだけなので、信頼性という点で大きな問題となる
。特に、ブレーキは重要保安部品である関係上、上述の
ように電子制御とした場合はフェイルセーフが必ず必要
とされるがその設定がむずかしくなる。これに加えて、
スリップ制御時のみならず、通常のブレーキ時における
ブレーキ力も圧電素子を利用して得ることになるが、運
転者の微妙なブレーキ操作に応じたブレーキ力を得るの
がむずかしい上、ブレーキ反力というものを運転者に付
与することもむずかしくなり、たとえこの点を満足し得
るとしても、全体として極めて制御が複雑になってしま
う。しかも、圧電素子はその機械的変位量が小さいとい
う特性を有するので、通常の油圧式ブレーキに要求され
る制動力の変化量全域に渡る調整を行なうことは事実上
困難となる。
(発明の目的) 本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、
油圧式ブレーキの利点を得つつ、スリップ制御用のポン
プを別途用いることなく極めて簡単な構成によって応答
よくスリップ制御をなし得るようにした自動車のスリッ
プ制御装置を提供することを目的とする。
(発明の構成、作用、効果) 前記目的を達成するため、本発明にあっては、基本的に
、油圧式の第1ブレーキ手段の他に、圧電素子の機械的
変位を利用して制動力を得る第2ブレーキ手段とを設け
て、この第2ブレーキ手段を、第1ブレーキ手段のキャ
リパに組込んである。そして、スリップ制御を行なわな
い通常ブレーキ時のブレーキ力は、ブレーキ液圧を利用
した制動力と圧電素子を利用した制動力との加算値とな
る。そして、スリップ制御時には、圧電素子による制動
力調整が行なわれることになる。
本発明にあっては、スリップ制御が必要とされないとき
は、少なくとも油圧式ブレーキを利用したブレーキ力が
得られるので、その信頼性やブレーキフィーリングの点
で好ましいものとなる。また、圧電素子を利用してスリ
ップ制御時の制動力調整を行なうので、スリップ制御用
に別途ポンプを用いたものに比して、重量、コスト、ブ
レーキ液系統の構成簡素化等の点で有利となる。しかも
、圧電素子を利用した応答性の極めて優れたスリップ制
御を行なうことができる。勿論、圧電素子による制動力
調整幅は、油圧式ブレーキにより得ている分の制動方針
だけ軽減されるので、小さ(てすむものであり、圧電素
子の機械的変位量が小さいという特性が何等問題となら
ないものとなる。また、制動用摩擦要素およびその押圧
用ピストンは、第1ブレーキ手段と第2ブレーキ手段と
で個々独立して設けられているので、圧電素子を利用し
た第2ブレーキ手段に何等かの異常が生じた場合でも、
油圧式の第1ブレーキ手段の機能に何等の影響を与えな
いという利点を奏することになる。
非スリツプ制御時となる通常のブレーキ時には、圧電素
子を利用した第2ブレーキ手段の異常時に対処するため
、油圧式の第1ブレーキ手段により得られる制動力が、
第2ブレーキ手段により得られる制動力よりも大きくな
るように圧電素子の制御を行なうのが好ましい。
また、非スリツプ制御時の圧電素子に対する制御信号(
通常は電圧値)は、第1ブレーキ手段による制動力を示
す第1ピストンに作用するブレーキ液圧に比例したもと
なるように設定するのが、自然なブレーキフィーリング
を得る上でより好ましいものとなる。この場合、第1ピ
ストンに作用するブレーキ液圧の検出を、応答性に優れ
た圧電素子を利用して構成するのが好ましい。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明する
。なお、以下の説明で、右前輪用は「FR」の識別符号
を、右前輪用はrFLjの識別符号を、右後輪用はrR
RJの識別符号を、左後輪用はrRLJの識別符号を用
いて区別するものとし、これ等を特に区別する必要のな
いときはこの識別符号を用いないで説明するものとする
第1図 第1図において、lFRは右前輪、IFLは右前輪、I
RRは右後輪、IRLは左後輪である。
また、2はエンジンであり、該エンジン2の発生トルク
が、クラッチ3、変速機4、プロペラシャフト5、作動
装置6へ伝達された後、駆動シャフト7Rを介して右後
輪IRRへ、また駆動シャフト7Lを介して左後輪IR
Lへ伝達される。
上記エンジン2の吸気通路8には、アクセルペダル9の
踏込み操作に応じて開閉される主スロットル弁10が配
設されると共に、該主スロットル弁10の下流において
副スロツトル弁11が配設されている。この副スロツト
ル弁11は、電磁式のアクチユエータ12によって開閉
駆動されるもので、常時は全開状態とされ、TRC制御
時に閉方向に駆動されて、エンジン2の発生トルクを低
減させる。
各車輪IFR〜IRLには、それぞれブし一キ装置13
FR〜13RLが設けられている。このブレーキ装置1
3FR〜l 3RLは、車輪と一体回転するディスク1
4と、ホイールシリンダを内蔵したキャリパ15とを備
えている。
21は、ブレーキ液圧発生手段としてのマスクシリンダ
で、運転者によるブレーキへダル22の踏込み力が既知
の倍力装置23を介して人力されて、この踏込み力に応
じたブレーキ液圧が発生される。このマスクシリンダ2
1は、2つの吐出口21aと21bとを有するタンデム
型とされている。一方の吐出口21aから伸びるブレー
キ配管24Aが途中で2本に分岐されて、一方の分岐管
2EiFLが左前輪用のブレーキ装置13FL(のホイ
ールシリンダ)に接続され、他方の分岐管25RRが右
後輪用のブレーキ装置13RR(のホイールシリンダ)
に接続されている。他方の吐出口21bから伸びるブレ
ーキ配管24Bが途中で2本に分岐されて、一方の分岐
管25FRが右前輪用のブレーキ装置13FR(のホイ
ールシリンダ)に接続され、他方の分岐管25RLが左
後輪用のブレーキ装置13RL (のホイールシリンダ
)に接続されている。
分岐配管25FR〜25RLには、制御弁26FR12
6FL、26RRあるいは26Rが接続されている。ま
た、後輪用配管25RR125RLには、上記制御弁の
上流側において、Pバルブ(プロポーショニングバルブ
)28RR128RI、が接続されているが、これは既
知のように、前輪用ブレーキ液圧よりも所定分減圧させ
て後輪用ブレーキ液圧とするためのものである。なお、
各ブレーキ装置のキャリパ15には、第2ブレーキ手段
27FR〜27RLが構成されているが、この点につい
ては後述する。2 第1図中81〜S6はセンサあるいはスイッチである。
センサS1〜S4は、各車輪IFR−IRLの回転速度
を検出するものである。スイッチS5はブレーキペダル
が踏込まれたときにONとなるブレーキスイッチである
。スイッチS6はアクセルペダル9が踏込まれていない
とき、すなわち主スロットル弁lOが全開のときにON
となるアクセルスイッチである。
第2図 第2図は、前述の制御弁26FR〜26RLと、油圧式
とされた第1ブレーキ手段としてのブレーキ装置13F
R〜13RLおよびこれに組込まれた第2ブレーキ手段
27FR〜27RLの詳細を示すものであるが、これ等
は各車輪について共通構成となっているので、左右前後
の車輪の識別符号rFRj〜RLJを省略して以下の説
明を行なう。
先ず、制御弁26は、2ボート2ポジシヨンの電磁切換
弁により構成されて、第2図に示す位置では遮断状態を
示す。ただし、この遮断状態では、制御弁26に組込ま
れたチエツク弁29にょリ、キャリパ15側からマスク
シリンダ21へ向けての流れのみが許容される。勿論、
制御弁26は、第2図に示す位置から制御弁26が左方
へ変位した位置で開通状態とさ、この開通状態では制御
弁26上流圧力(−次液圧)P、と下流圧力(二次液圧
)P2とが等しくされる。
第1ブレーキ手段としての油圧式ブレーキは、既知のよ
うに、第1摩擦パツド31と、キャリパ15に形成され
たホイールシリンダ32に嵌挿された第1ピストン33
とを有し、第1ピストン33右方に画成された液室34
に前記ブレーキ配管25が接続されている。このように
、第1ブレーキ手段による制動力は、液室34の圧力に
対応したものとなる。なお、液室34内には、圧電素子
からなる液圧検出センサS7が配設されている。
第2ブレーキ十段27は、前記第1摩擦パツド31と第
1ピストン33に対して並列に設けられている。すなわ
ち、キャリパ15にはさらに第2摩擦パツド37が保持
されると共に第2摩擦パツド側に向けて開口する有低状
のガイド孔38が形成されて、該ガイド孔38内に第2
ピストン35が嵌挿されている。そして、ガイド孔38
内には、第2ピストン35の背後において、これを駆動
するための圧電素子36が配設されている。
いま、圧電素子36に電圧を印加すると、当該圧電素子
が左右方向に伸長して第2ピストン35が左方動され、
これにより第2摩擦パツド37がディスク14に押し付
けられ、この押付は力すなわち制動力が、圧電素子36
に対する印加電圧の大きさに対応したものとなる。
匙l且−玉A] 第3図、第4図は制御系を示すものである。この第3図
、第4図において、第3図はその入出力関係の概要を示
すのみなので、その詳細を第4図を参照しつつ説明する
先ず、41.42はCPUで、各センサS1〜S6から
の信号が、入力インタフェース43を介して入力される
。各CP[J41.42は、それぞれ後述するスリップ
制御を行なうもので、出力インターフェース44を介し
て、制御弁26FR〜26RLの駆動制御(ソレノイド
に対する通電制御)と、制動力調整手段27FR−RL
の制御(圧電素子36に対する電圧制御で、実施例では
デユーティ制御)とを行なう。ただし、第4図では、簡
単化のため、後輪用の制御弁26RR126RLと第2
ブレーキ手段(の圧電素子)27RR127RLのみを
示し、前輪用のそれは図示を略しである。
出力インタフェース44は1両方のCPU41.42か
らの指令信号が同じ場合のみ、制御弁26FR〜26R
L、第2ブレーキ手段27FR〜27RLの駆動(通電
)を、スイッチングトラ、 ンジスタTRI〜TR4を
介して行なう(前述のように、前輪用のスイッチングト
ランジスタは図示を略されている)。
両CPU同士は相互監視を行なって、異常がある場合は
、出力インタフェース45を介して警報ランプ等の!雑
器46を作動させる(このことは、他の異常が検出され
た場合も同じ)。なお、各CPU41.42は、ウドッ
チドッグタイマ50あるいは51によってもその異常が
監視される。
ヰ 第1図中、46は通常電圧−窓回路(実施例では12V
用)、47は高電圧−窓回路(実施例では24V用)、
48は電圧監視回路、49はタイマおよび電圧切換回路
である。通常電圧−窓回路46は、正常時における圧電
素子6に対する駆動用電圧を調整するためのものである
。高電圧−窓回路47は、ブレーキ液系統に異常、特に
油圧失陥が生じたとき(このための油圧センサは図示略
)に、圧電素子36に対して高電圧を供給して(電圧切
換えは、回路49によって行なわれる)、十分なブレー
キ力を得るためのものである。電圧監視回路48は、各
電圧−窓回路46.47を監視して、異常時には、CP
U41が制御のシステムダウンを行なう(制御弁26は
消磁されて開通状態とされる)。回路49は、前述の電
圧切換を行なうと共に、ブレーキ液系統失陥以外のフェ
イル発生時に圧電素子36に印加していた電圧を徐々に
Oとするためのものである。
このようにして、何等かの異常が生じたときは、各制御
弁26FR〜26RLが全て開通状態とされると共に、
圧電素子36は縮長状態に戻されて、各車輪へのブレー
キ力はマスクシリンダ21で発生されたブレーキ液圧に
のみ依存される。
第5A図、第5B図、第6図 第5A図、第5B図、第6図は、制御ユニットUによる
スリップ制御の内容を示すもので、以下これについて説
明する。なお、スリップ制御は、ABS制御にあっては
各軍令てが制御対象とされるが、TRC制御にあっては
駆動軸のみが制御対象となるものである。
先ず、第5A図のP(ステップ−以下同じ)■において
、各センサS1〜S7からの信号が読込まれた後、P2
において、ブレーキスイッチがONであるか否か、すな
わちブレーキへダル22が踏込まれているか否かが判別
される。
P2の判別でYESのときは、ABS制御を行なう可能
性が考えられるときである。このときは、先ずP3にお
いて、圧電素子36に対する制御電圧■が、センサS7
で検出されたブレーキ液圧に比例した大きさとなるよう
に決定される。この場合、第7図に示すように、油圧式
のブし・−キ手段による制動力f1よりも圧電素子36
を利用した第2ブレーキ手段による制動力fzの方が小
さくなるように設定するのが好ましい。
次いで、P4において、ABS制御用のスリップ値Rが
計算される。このスリップ値Rは、例えば、次式(1)
に基づいて算出されが、この(1)式に用いられる車速
は、従来一般に行なわれているように、各車輪速から推
定された疑似車速が用いられる。
R=(車速−車輪速)/車速 ・・・ (11P4の後
、P5において、ABSフラグが1であるか否かが判別
される。このABSフラグは、1のときが現在ABS制
御中であることを示し、当初はOにイニシャライズされ
ているのでこのP4の判別がNOとなって、P6へ移行
する。
P6では、スリップ値Rが小さいか否か、すなわちスリ
ップ値RがABS制御開始条件としての所定のしきい値
よりも小さいか否かが判別される。このP6の判別のN
oのときは、車輪にロックが生じていないときで、AB
S制御は不用であるということで、PLOにおいて、P
3で決定された制御電圧Vがそのまま圧電素子36に対
して出力される。
P6の判別でYESのときは、ABS制御を必要とされ
るときである。このときは、先ずP7において、制御弁
26(のソレノイド)を励磁して遮断状態(第3図の状
態)とする。次いで、P8においてABS制御が行なわ
れた後、P9においてABSフラグが1にセットされる
。P8でのABS制御は、スリップ値Rが所定の目標値
となるように、圧電素子36をデユーティ制御すること
により行なわれ、その制御状態を第6図に示しである。
この際、ABS制御として一般的な、減圧と増圧と保持
との3つのモードを利用した制御を行なうこともできる
(ただしP2≦PI )。なお、ABS制御に際しては
、左右前輪については互いに独立した独立制御が行なわ
れ、左右後輪については統合制御(セレクトハイ、セレ
クトローのいずれでも可)が行なわれる。
前述のP7以降の処理が行なわれた後は、P4の判別が
YESとなる、このときは、pHにおいて、スリップ値
Rが大きいか否か、すなわちスリップ値RがABS制御
中止条件としてのしきい値よりも大きいか否かが判別さ
れる。なお、Pllのしきい値とP6のしきい値は、互
いに等しい値としであるいは異なる値として設定できる
pHの判別がNoのときは、P8へ移行してABS制御
が続行される。P 1 ’1の判別でYESのときは、
PI3において制御弁26が開通状態とされ、PI3に
おいてABS制御が中止され、PI3においてABSフ
ラグが0にリセットされ、PI3において圧電素子36
に対する制御電圧■がP3で決定された値に復帰される
なお、ABS制御中にブレーキペダル22が戻し操作さ
れると、チエツク弁29を通して二次液圧(P2)がす
みやかに低下されて、ブレーキ力のすみやかな低下が得
られる。
前記P2の判別でNoのときは、第5B図のP21へ移
行する。このP21では、アクセルスイッチS6がON
とされているか否かが判別される、このP21の判別で
YESのときは、アクセルペダル9が踏込み操作されて
いなくてTRC制御が不用なときであり、このときはP
22において圧電素子36に対する電圧がOにされ、P
23においてTRCフラグがOにリセットされる。なお
、TRCフラグは、1のときがTRC制御中であること
を意味する。
P21の判別でNoのときは、P24において、TRC
制御用のスリップ値Sが、次式(2)に基づいて算出さ
れるが、この(2)式に用いる車速としては、従動輪速
に基づく推定車速とされる。
S=(駆動輪速−車速)/車速 ・・・ (2)P24
の後、P25において、TRCフラグが1であるか否か
が判別される。このP25の判別でNoのときは、P2
6において圧電素子36に対する電圧をOにした後、P
27において、スリップ値Sが大きいか否か、すなわち
スリップ値SがTRC制御開始用として設定された所定
のしきい値以上であるか否かが判別される。このP27
の判別でNOのときは、TRC制御が不用なときである
としてそのままリターンされる。
P26の判別でYESのときは、TRC制御を行なうと
きである。このときは先ずP28において制御弁26が
開通状態とされ、次いでP29においてTRC制御が行
なわれ、P2OにおいてTRCフラグが1にセットされ
る。上記P29でのトラクション制御は、駆動輪のスリ
ップ値Sが、所定の目標値となるように、圧電素子36
をデユーティ制御することにより行なわれる。
前述のP28以降の処理を経た後は、P25の判別がY
ESとなる、このときは、P31において、スリップ値
Sが小さいか否か、すなわちスリップ値SがTRC制御
中止用として設定された所定のしきい値よりも小さいか
否かが判別される、このP31の判別でNOのときは、
P29に移行してTRC制御が続行される。なお、P2
7とP31とのしきい値は、互いに等しい値としである
いは異なる値として設定できる。
P31の判別でYESのときは、P32において、圧電
素子36い対する制御電圧を徐々に0にしていき、P3
3でこの制御電圧が0になったことが確認された後、P
34においてTRCフラグがOにリセットされる。
ここで、TRC制御に際しては、上述のブレーキ制御と
共に、エンジン制御をも行なわれる。すなわち、駆動輪
のスリップ値Sが大きいときは、アクチュエータ12を
制御して副スロツトル弁113を閉方向に駆動すること
により、エンジン2の発生トルクが低下させる。この場
合、エンジンによるTRC制御の目標値(駆動輪の目標
スリップ値)と、ブレーキによるトラクション制御の目
標値とは、互いに等しい値としであるいは異なる値とし
て設定することができるが、エンジン用の目標値をブレ
ーキ用の目標値よりも小さく設定するのが好ましい(エ
ンジンを主としたTRC制御)。
以上実施例について説明したが、制御弁26はな(でも
よいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体系統図。 第2図は制御弁と第1ブレーキ手段と第2ブレーキ手段
との詳細を示す図。 第3図は制御ユニットへの入力上記出力関係を示す図。 第4図は第3図に示す制御ユニットの詳細を示す図。 第5A図、第5B図は本発明の制御例を示すフローチャ
ート。 第6図は本発明によるABS制御の内容を図式%式% 第7図は第1ブレーキ手段による制動力と第2ブレーキ
手段による制動力との好ましい設定例を示す図。 IFR,IFL:前輪 IRRlIRL:後輪(駆動輪) 13FR〜13RL:第1ブレーキ手段15:キャリパ 21:マスタシリンダ 22ニブレーキペダル 25FR〜25RLニブレーキ配管 26FR〜26RL :制御弁 27FR〜27RL :第2ブレーキ手段31:第1摩
擦パツド 33:第2ピストン 35:第2ピストン 36:圧電素子 37:第2摩擦パツド S7:センサ(ブレーキ液圧) U:制御ユニット 特許出願人 マ ツ ダ 株式 会社 第2図 第5A図 第6図 第7図 7し一人i[/l

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)運転者のマニュアル操作によってブレーキ液圧が
    発生されるブレーキ液圧発生手段と、 キャリパに保持された第1ピストンと第1制動用摩擦要
    素とを備え、該第1ピストンが前記ブレーキ液圧発生手
    段により発生されたブレーキ液圧を受けて該第1制動用
    摩擦要素を押圧することによって車輪に対して制動力を
    付与する第1ブレーキ手段と、 前記第1ブレーキ手段のキャリパに組込まれ、第2制動
    用摩擦要素と第2ピストンと該第2ピストンを介して該
    第2制動用摩擦要素を押圧して車輪に制動力を付与する
    ための圧電素子とを備えた第2ブレーキ手段と、 ブレーキ液圧発生時に前記圧電素子を制御して、車輪に
    対して制動力を付与する通常時用制御手段と、 車輪の路面に対するスリップを検出するスリップ検出手
    段と、 前記スリップ検出手段でスリップが検出されたとき、前
    記通常時用制御手段に優先して、スリップが収束するよ
    うに前記圧電素子を制御するスリップ時制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動車のスリップ制御装
    置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、 前記通常時用制御手段による前記圧電素子に対する制御
    が、前記第2ブレーキ手段により得られる制動力が前記
    第1ブレーキ手段により得られる制動力よりも小さくな
    るように行なわれるもの。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、 前記第1ピストンに作用するブレーキ液圧の大きさを検
    出する液圧検出手段をさらに備え、前記通常時用制御手
    段による前記圧電素子に対する制御信号が、前記液圧検
    出手段で検出されたブレーキ液圧の大きさに比例したも
    のとなるように設定されるもの。
  4. (4)特許請求の範囲第3項において、 前記液圧検出手段が、圧電素子によって圧力を電気信号
    に変換するものとして構成されているもの。
  5. (5)特許請求の範囲第1項において、 前記スリップ検出手段が、車輪の回転速度が車速に比し
    て小さくなり過ぎる傾向を示すスリップ値を検出するも
    のとされ、 前記スリップ時制御手段が、前記ブレーキ液圧発生手段
    でブレーキ液圧が発生されるブレーキ時に、前記スリッ
    プ検出手段で検出されるスリップ値が所定の値よりも小
    さくならないように前記圧電素子を制御するもの。
  6. (6)特許請求の範囲第1項において、 前記スリップ検出手段が、車輪の回転速度が車速に比し
    て大きくなり過ぎる傾向を示すスリップ値を検出するも
    のとされ、 前記スリップ時制御手段が、前記ブレーキ液圧発生手段
    でブレーキ液圧が発生されない非ブレーキ時に、前記ス
    リップ検出手段で検出されるスリップ値が所定の値より
    も大きくならないように前記圧電素子を制御するもの。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017086277A1 (ja) * 2015-11-19 2017-05-26 Ntn株式会社 ブレーキ装置

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WO2017086277A1 (ja) * 2015-11-19 2017-05-26 Ntn株式会社 ブレーキ装置

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