JPH04173061A - 液状の食品添加物の製造方法およびそれによって得られた食品添加物ならびに該食品添加物を添加した加工食品 - Google Patents

液状の食品添加物の製造方法およびそれによって得られた食品添加物ならびに該食品添加物を添加した加工食品

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JPH04173061A
JPH04173061A JP2298466A JP29846690A JPH04173061A JP H04173061 A JPH04173061 A JP H04173061A JP 2298466 A JP2298466 A JP 2298466A JP 29846690 A JP29846690 A JP 29846690A JP H04173061 A JPH04173061 A JP H04173061A
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food additive
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lactic acid
composition
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Ranko Inoue
井上 蘭子
Kozo Yamamoto
晃三 山本
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Fujix Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高濃度のイオン化カルシウム組成物を含有す
る液状の食品添加物の製造方法、およびそれによって得
られた食品添加物ならびに該食品添加物を添加した加工
食品に関する。
(発明の技術的背景) よく知られているように、ビタミン類および/またはカ
ルシウムの如きミネラル類が人体に不足すると、人間は
健康を維持するのが困難になり病気になりやす(なる。
特に、成人病あるいは老人病の原因がカルシウムの如き
ミネラル類の不足によることが見出されている。しかし
、人間にとって通常の食事のみでカルシウムを十分に摂
取することは必ずしも容易でなく、その為、治療だけで
なく健康の増進のために各種の経口カルシウム剤が開発
され、利用されてきた。
総理府の資源調査会による調査報告によれば、健康維持
のために人間が摂取すべきカルシウムの理想量は表1に
示されるものが基準となることを教示している。
それにも拘らず1日本人が通常の食事で摂取するカルシ
ウムの実際量は平均1日当たり約540 wagと推定
され、これは表1に示された理想必要量より相当に少な
(、かつ健康を維持するにはあまりにも不足している。
その結果、骨粗しよう症、虫歯、骨折等が成人病と共に
多発している。それ故、これらの疾患や骨の損傷を防止
すべく、小魚や牛乳のような、見掛は上カルシウム分を
多(含む食品を飲食するように努めている。しかしなが
ら、かかる食事の改善によっては、カルシウム摂取量を
表1に示された理想量まで増加させるのに殆ど役立たな
いことが判明している。このため、人々は食事以外の手
段でカルシウム剤の摂取に頼わざるを得ないのが現状で
ある。
本出願人(旧社名、株式会社富士企画)は、食べられ、
かつ腸内で効果的に吸収されるイオン化カルシウム組成
物の製法について特許出願をし、この出願は既に日本お
よび米国において登録されている(特公昭60−567
95号公報および米国特許第4.684,529号明細
書)。
この発明に開示された方法によって製造されたイオン化
カルシウム組成物は、その飽和水溶液の比電気伝導度が
25℃でIo、 000yaicro−sievaen
s/ctmの値を示し、これは従来のカルシウム剤が示
す比伝導度の13ないし124倍に当たること、ならび
に、腸内吸収性が従来のカルシウム剤より優れている、
と云う特徴を持つことが見出されている。
そのため、このカルシウム組成物は、大学病院をはじめ
多くの医療機関において、成人病の予防および/または
治療に屡々用いられている。また、本出願人は、前記カ
ルシウム組成物の味の改善について研究を継続しており
、その研究の結果として、前記カルシウム組成物と還元
麦芽糖およびクエン酸との混合物または前記カルシウム
組成物と還元麦芽糖およびリンゴ酸、アスコルビン酸、
酢酸含有粉末のうちの少なくとも1つとの混合物からな
り、口を刺激せず不快感なしに摂取できる新規なカルシ
ウム剤を発明し、出願したところ、特公平]−1369
3号公報および特公平1−13692号公報として出願
公告がなされ、すでに登録されている。
(発明が解決すべき技術的課題) このような従来からの技術的背景をもとに、従来のカル
シウム剤が粉末または錠剤の形態で販売され、−射的に
食事と関係なしに摂取するよう使用されていることに鑑
み、本出願人は、前記のイオン化カルシウム組成物を溶
解状態でかつ比較的に高濃度で含有し、各種の食品と容
易に混合可能でそれによって食事中に十分な量のカルシ
ウムの摂取を可能にする、液状食品添加物の製造可能性
を検討してきた。しかしながら、この研究は初期段階で
1つの問題にぶつかった。それは、水中に懸濁させた前
記カルシウム組成物の粉末を溶解してその水溶液を得る
ために、食用有機酸として最も多用されているクエン酸
を使用したところ、結果として得られた溶液はしばしば
クエン酸カルシウムの沈殿を生じ、したがって、前記カ
ルシウム組成物の溶解量があまりにも低下しすぎて比較
的高濃度のカルシウムを含有する液状食品添加物を提供
することができないということであった。
(発明の目的) そこで本発明の目的は、食品添加物としての味感を備え
、かつ、高濃度のイオン化カルシウム組成物を含有する
液状の食品添加物を、沈澱を生じることな(均一な溶液
として製造するための方法、ならびにか(して得られた
食品添加物および該食品添加物を添加した加工食品を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため提案されたものであ
って、水中に懸濁状態で含有されるイオン化カルシウム
組成物を、乳酸水溶液を添加した後に撹拌することによ
って均一に溶解されたイオン化カルシウム組成物を高濃
度で含有する液状の食品添加物かえられるという、本発
明者によって発見された知見をもとに完成したものであ
る。
すなわち、本発明によれば、 アルカリ性のイオン化カルシウム組成物の粉末を水に懸
濁させた後、この懸濁液に乳酸水溶液を混合して、攪拌
下に前記懸濁粉末を溶解させることを特徴とする液状の
食品添加物の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、前記製造方法によってえられた
液状の食品添加物ならびに該食品添加物を添加した加工
食品が提供される。
(発明の具体的構成) イオン化カルシウム組成物 本発明において使用されるイオン化カルシウム組成物と
は、水に多少とも溶解してイオン化することが可能であ
り、それによって水中でアルカリ性を示す無機質のカル
シウム組成物である。
このイオン化カルシウム組成物は、たとえば、酸化カル
シウム、水酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムからな
る群より選ばれた少くとも1種を含有するものであって
、組成物中におけるカルシウム分の含有量は、約50%
である。本発明によって得られる液状の食品添加物は、
このイオン化カルシウム組成物と乳酸との反応によって
生成された乳酸カルシウムと、さらに乳酸の残量または
該アルカリ性イオン化カルシウム組成物の加水分解物を
含むことを許容する。
本発明のイオン化カルシウム組成物としては、好ましく
は、貝殻をそれが少なくとも部分的に分解して酸化カル
シウムを生ずるように加熱することによって製造される
カルシウム組成物の粉末が使用される。更には、前記の
特公昭60−56795号公報と米国特許第4,684
,529号明細書に開示された方法によって製造された
カルシウム組成物粉末を使用することが好ましい。すな
わち、この粉末は、牡蠣殻の粉末を500ないし1,2
00℃で加熱し、次いで同温度に加熱した粉末に、電気
を通じて該粉末の分解が実質的に促進されるように、電
圧を印加することによって製造される。この予め加熱さ
れた牡蠣殻粉末に印加する電圧は、たとえば、約6.0
00ボルトである。かかる加熱と放電処理により、牡蠣
殻の炭酸カルシウム成分は相当に分解されて酸化カルシ
ウムと二酸化炭素とになる。更には、上記の製造法を実
施するに当たり、牡蠣殻粉末に代えて、帆立貝の貝殻粉
末が効果的に使用可能であり、帆立貝から製造された粉
末は腸からの吸収性に優れていることが判明している。
礼1」幻1掖 本発明においては、光学的に異なる種類の乳酸のすべて
が使用可能である。すなわち、D−乳酸、L−乳酸、D
L−乳酸のいずれもが、それらが化学合成法によって製
造されたかそれとも乳酸醗酵法によって製造されたかに
関係なく使用できるが、好ましくは、L(+)型または
DL型の醗酵乳酸が使用される。何故ならば、これら乳
酸は比較的まろやかな味の液状食品添加物をもたらすか
らである。かかる効果は、恐らくは、乳酸醗酵中に形成
され、精製後も当該乳酸中に残留するある種の副生成物
によるものとして推定される。
この乳酸は、通常90%の水溶液として使用されるが、
食品添加物の全量に対して10ないし35容量%、と(
に20ないし30容量%の水溶液として使用されること
が好ましい。乳酸の含有率が10%未満の場合は、得ら
れた食品添加物のまろやかな味が失なわれて全体に水っ
ぽいものとなり、また35容量%を超える場合には、酸
味が強過ぎて、食品に添加した場合食品添加物本来の味
を損ねる恐れがある。
1確垂豊頃匁x1 本発明においては、イオン化カルシウム組成物は、−旦
水に懸濁した後に、乳酸の水溶液と混合し、十分に攪拌
することによって、はじめて高濃度のカルシウムを完全
に溶解した均一な液状の食品添加物の製造が達成される
この現象は、本発明者によってはじめて見出された驚(
べき事実であり、これによって、イオン化カルシウムを
高濃度で含有する乳酸水溶液からなるまろやかな味を有
する食品添加物の製造が可能になったものである。
−eに、貝殻の加熱分解によって製造されたカルシウム
組成物は、水にほんの僅かしか溶解しない。たとえば、
前記特公昭60−56795号公報記載の方法で造られ
たカルシウム組成物の溶解度は100ff11の水に対
し常温で僅か約0.3gである。このような少量のカル
シウムしか含有することができなくては、カルシウム不
足を補うことを目的とする液状の食品添加物としては到
底使用し得ないものであり、如何にすればカルシウム分
を高濃度で含有する液状の食品添加物が得られるかとい
う技術的課題を解決した点に本発明の意義がある。
本発明の液状食品添加物を製造するためには、当該カル
シウム組成物をそれが200から300メツシユまたは
それ以上の平均粒径を持つように粉砕し、得られた微粉
末を水に均一に懸濁し、この懸濁液を乳酸の水溶液と混
合し、およびこの混合物をそれが実質的に透明な溶液に
変化するまで撹拌することが推奨される。これに対して
、該粉末を予め調製した乳酸水溶液に直接混合してこの
混合物を撹拌した場合は、使用した乳酸に対する該粉末
の量的比率が比較的小さい場合を除き、該粉末は乳酸水
溶液中ではより少な(しか溶解できず、あるいは、たと
え常温以上の温度で該混合物から透明な混合溶液が得ら
れたとしても、この混合溶液は常温まで冷却後に徐々に
乳酸カルシウムの沈澱を生じてしまい、高含有量のカル
シウムを均一な溶解状態で含有する液状食品添加物を得
ることは困難である。
既に述べたように、本発明によって得られる液状の食品
添加物は、乳酸カルシウムおよび乳酸とカルシウム組成
物との混合比率によっては乳酸の残量かまたはアルカリ
性カルシウム組成物の加水分解生成物を含むことがある
。本液状の食品添加物は、高濃度のカルシウムを含有し
ているため、カルシウム不足に伴う前記症状の治療と健
康の促進のため、使用されるものであるが、人々が本液
状食品添加物を不快感なしに摂取できるようにするため
には、本食品添加物の味を考慮しなければならないのは
当然である。本液状食品添加物の調製のために90%乳
酸の水溶液を使用した場合における実験の結果から、食
品添加物としての味感を保持しつつ、かつ、均一な溶解
状態で存在しつるカルシウム組成物の量は、水および乳
酸の混合溶液100m1に対して最大で2.4g、つま
り、カルシウム分に換算して約1.2gであり、それを
超える場合には、添加する乳酸の量を増やすことによっ
てカルシウム組成物を溶解状態にすることは出来るが、
この場合は、苦味や酸味が強(なる傾向があり、食品添
加物として好適なものとはいい難いものとなる。
すなわち、本発明によれば、好ましくは2本カルシウム
組成物2.4g以下を懸濁させた水90ないし65m1
に、前記乳酸溶液10ないし35fi11を混合し、こ
れを撹拌することによって、味感を好適に保持しつつ、
かつ、高濃度のカルシウムを含有する食品添加物を容易
に得ることができる。
これに対して、従来技術においては、前述したように、
水に対するカルシウムの溶解度は、水100m1に対し
てわずかに0.3gであることを併せ考えれば、水と乳
酸の混合溶液100 mlに対して、カルシウム含有量
として約1.2gもの高濃度でカルシウムを含有するこ
とのできる食品添加物の製造を可能にした本発明の意義
はきわめて大きいということができる。
本発明によってえられる高濃度のカルシウムを含有する
液状の食品添加物は、無色・無臭であリ、かつ乳酸成分
による、まろやかな適度の酸味を有するものであり、た
とえば、製造工程で水を使用する食品においては、使用
する水の一部あるいは全部を前記高濃度のカルシウムを
含有する液状の食品添加物で置き換えてやることによっ
て、また、液体ないし粘稠な食品については、そのまま
添加することによって、高濃度のカルシウムを含有した
食品かえられ、消費者は通常の飲食によって人体に必要
なカルシウム量を確実に摂取することができるようにな
る。
この食品添加物は、たとえば、ガム、ゼリー、スナック
菓子の如き菓子類、めん類、ジュース、アイスクリーム
、ヨーグルト、およびマヨネーズ、醤油、味噌の如き調
味料類に容易に添加、混合可能である。
また、一方、液状食品添加物を得るのに、乳酸に代えて
リンゴ酸またはクエン酸を使用した場合は、結果として
得られた溶液は、本発明の液状食品添加物と比べ、カル
シウム含量が非常に少ないばかりか過度の酸味を呈する
ものとなる。
(実施例) 本発明を以下の実施例によって詳細に説明する。
実施例1 特公昭60−56795号公報記載の方法で製造された
平均粒径が200メツシユのカルシウム組成物粉末の2
.0gを85m1の水に均一に懸濁させた。次いで、乳
酸醗酵によって製造され精製されたしく+)−乳酸の9
0%水溶液(比重、1.22)の15m1を上記懸濁液
を撹拌しつつこの中へ徐々に添加した。引続き、この混
合物を、30℃の恒温槽中で10分間撹拌した。この撹
拌中に混合物は透明溶液となった。このようにして得ら
れた溶液は、その後、常温に放置した。当該溶液は10
週間後でも何らの沈殿も生ぜずかつマイルドな酸味を有
していた。また、当該溶液を数種の加工食品に混合して
みたが、加工食品は本来の味を全く失なわなかった。
実施例2 実施例1において、カルシウム組成物粉末を2.4gま
で増加したが、その他の実験条件と操作は変更しなかっ
た。その結果得られた溶液は10週間後においても沈殿
を生ぜずかつ酸味が少なかった。
他方、2.5gのカルシウム組成物粉末を使用したとこ
ろ、その結果得られた溶液は3週間後に少量の乳酸カル
シウムの沈殿を生じた。
支亀■ユ 実施例1と同じ方法で製造され平均粒径が300メツシ
ユのカルシウム組成物粉末の2.5gを50■lの水に
均一に懸濁させた。次いで、30m1の水および醗酵に
よって製造され精製されたLl+1−乳酸の90%水溶
液20s+1を上記懸濁液を撹拌しつつこれに徐々に添
加した。引続き、この混合物を、30℃の恒温槽中で1
0分間撹拌した。この撹拌中に混合物は透明溶液となっ
た。その後、このようにして得られた溶液を常温に放置
した。当該溶液は10週間後においても沈殿を生ぜずか
つ弱い酸味のまろやかな味を呈した。
比較例1 実施例3で使用した平均粒径が300メツシユのカルシ
ウム組成物粉末の2.8gを60m1の水に均一に懸濁
させた。次に、乳酸醗酵によって製造され精製されたD
L−乳酸の90%水溶液(比重、1.21)の40m1
と混合し、このDL−乳酸の希釈水溶液を上記懸濁液を
撹拌しつつこれに徐々に加えた。引続き、この混合物を
30℃の恒温槽中で10分間撹拌した。撹拌中に混合物
は透明溶液となった。その後、当、該溶液を常温に放置
したところ、当該溶液は10週間後においても沈殿を生
じなかったが、食品添加物としてどうにか使用可能であ
るものの、わずかな苦味と酸味を呈した。
比較例2 実施例1において、水を92m1とし、Il+1−乳酸
の90%水溶液を8mlおよびカルシウム組成物粉末を
1.5 g使用した以外は実験条件と操作は変更しなか
った。結果として得られた混合溶液は10週間後におい
ても沈殿を生じなかった。しかしながら、この溶液は好
ましくない水っぽい味を呈した。
1血%I 4 実施例1によって得られた混合水溶液100+nlに水
飴200gとグラニラ糖200gを混合した。この混合
物を70℃ないし80℃でそのブリックス値が75ない
し76となるまで加熱し、次いで、この混合物を冷し6
0℃に放置した(材料1)。材料1とは別に、寒天15
gと水500m]と混ぜた。この混合物を90℃で10
分間加熱し、寒天に含まれていた泡を除き、更にこれに
オリゴ糖500gを混ぜ、次いで、この最終混合物のブ
リックス値が75ないし76となるまで70℃ないし8
0℃で加熱した(材料2)。次に、材料1と2とを充分
に混合し、型に注ぎ入れ、冷却してゼリー状とし、所定
の寸法にカットし、次いで、この得られたゼリーのブリ
ックス値が82となるまで約40℃の乾燥機で乾燥した
。この乾燥ゼリーは1個の寸法が1.5 co+X 3
 cmX 1.5 cmであり1個当たり重さが13g
であった。このゼリーピースは実施例1で使用したカル
シウム組成物的10011gに相当するカルシウム分を
含んでいた。
比’j24性旦 実施例1で使用したものと同じく平均粒径が300メツ
シユのカルシウム組成物粉末の0.4gを50m1の水
に均一に懸濁させた。次いで、濃度0.7%のリンゴ酸
水溶液50m1を上記懸濁液を撹拌しつつこれに加えた
。引続き、この混合物を30℃の恒温槽中で10分間撹
拌した。この撹拌中に混合物は透明溶液となった。その
後、この溶液を常温に放置した。当該溶液は10週間後
においても沈殿を生じなかった。しかし、上記の実験で
、カルシウム組成物粉末の量を0.5gに増加させると
、結果として得られた溶液は常温で少量のリンゴ酸カル
シウムの沈殿を生じた。
工較奥A 比較例3において、その07%リンゴ酸溶液に代えて、
濃度1.2%のクエン酸水溶液50m1を使用したが、
その他の実験条件と操作は変更しなかった。結果として
得られた溶液は10週間後においても沈殿を生じなかっ
た。しかし、カルシウム組成物粉末の量を0.5gに増
加させると、結果として得られた溶液は常温で少量のク
エン酸カルシウムの沈殿を生じた。
(発明の効果) 本発明によれば、イオン化カルシウム組成物を一旦水に
懸濁させた後、これに乳酸水溶液を混合し攪拌すること
によって、通常は水1001111に対して約0.3g
程度しか溶解しないイオン化カルシウム組成物が水と乳
酸の混合溶液100m1に対して約2.4g、つまり、
カルシウム分として約1.2g迄の溶解が可能となり、
これによって人体の慢性的なカルシウム不足を解消する
ために有効な、高濃度のイオン化カルシウムを含有し、
かつ、味感に優れた食品添加物を提供することができる

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルカリ性のイオン化カルシウム組成物の粉末を
    水に懸濁させた後、この懸濁液に乳酸水溶液を混合し、
    ついで攪拌下に前記懸濁粉末を溶解させることを特徴と
    する液状の食品添加物の製造方法。
  2. (2)前記乳酸が醗酵乳酸である請求項(1)記載の製
    造方法。
  3. (3)前記イオン化カルシウム組成物が、酸化カルシウ
    ム、水酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムからなる群
    より選ばれた少くとも1種を含有するものである請求項
    (1)記載の製造方法。
  4. (4)前記イオン化カルシウム組成物が、貝殻を少くと
    も部分的に分解するように加熱することによって製造さ
    れたものである請求項(1)記載の製造方法。
  5. (5)前記イオン化カルシウム組成物が、牡蠣殻または
    帆立貝の殻の粉末を500ないし1,200℃に加熱し
    、ついでこれに通電することによって得られたものであ
    る請求項(1)記載の製造方法。
  6. (6)請求項(1)記載の方法によって製造された液状
    の食品添加物。
  7. (7)請求項(1)記載の方法によって製造された液状
    の食品添加物を添加した加工食品。
JP2298466A 1990-11-03 1990-11-03 液状の食品添加物の製造方法およびそれによって得られた食品添加物ならびに該食品添加物を添加した加工食品 Pending JPH04173061A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100502513B1 (ko) * 2002-03-02 2005-07-20 박응렬 굴 껍질과 젖산을 이용한 젖산칼슘 제조 방법
WO2006011707A1 (en) * 2004-07-30 2006-02-02 Sung-Yong Hwa Ena mineral bioactive solution, manufacturing method thereof and its application for the osteoporosis prevention

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