JP2007091662A - 関節痛改善用食品組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来品よりも関節痛の改善効果が大きく、かつ、従来品よりも短期間でその効果を示し、しかも、摂取を中止しても関節痛が再発しにくい食品組成物を提供する。
【解決手段】クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類とを有効成分として含有する関節痛改善用食品組成物。1日の摂取量がクレアチン類0.3〜5g、グルコサミン類0.1〜2g、グリコサミノグリカン類0.1〜2gになるように調製してあることが好ましい。さらに、コラーゲン、緑貽貝、亜麻仁、MSM(メチルスルフォニルメタン)、S−アデノシルメチオニン及びキャッツクローから選択される1種以上のものを添加してあることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、新規な関節痛改善用食品組成物に関する。詳しくは、関節炎などの関節痛の症状を軽減・治療・予防(再発防止)することができる新規な食品組成物に関する。
従来から、関節炎などの関節痛の症状を緩和・軽減するために多くの食品成分が研究され、利用されてきた。これらは大きく2つに分けられ、一つは、磨り減った軟骨の再生に寄与するグルコサミンやコンドロイチン硫酸などの成分、もう一つは、炎症を抑えるMSM(メチルスルフォニルメタン)やキャッツクロー、カンランなどの成分が挙げられる。
関節の中でも特に問題になるのは膝関節や股関節であり、これらの部位は体重の負荷がかかるため、他の関節より変形が生じやすく、変形の結果、関節炎や関節痛を引き起こしやすい。
従来の関節痛緩和剤は、関節の変形が起こった後からその症状の軽減に対応するものであった。また、関節自体への直接の作用を訴求しているため、体重の多い人への鎮痛効果は限定的になる傾向があった。すなわち、関節痛の直接的原因は、その磨り減った軟骨によるものであるが、従来の技術は、その関節部分にのみ着目したものであり、関節を支えている筋肉を含めて関節痛を軽減・予防することは検討されていなかった。
このため、関節痛に対して有効とされてきた従来の飲食品は、摂取を止めてしまうと、関節の軟骨形成が不足し、また、炎症軽減作用がなくなることにより、再度関節痛に悩まされることになった。さらに、関節痛の再発防止のためには相対する軟骨が互いに接触しても新たに形成された軟骨の磨耗を回避することが必要と考えられる。また、変形関節疾患は、老齢化によって引き起こされることが多い。その原因はいくつか考えられるが、加齢による筋力の低下も関節への負担を増す大きな要因と考えられる。
そこで本発明者らは、新規な関節痛改善用食品組成物を開発するに際し、関節を支えている筋力を強化することによって関節を保護し、それによって関節の軟骨再生促進が期待できるのではないかと考えた。そして、高齢者における筋力の低下を防ぎ、かつ、低下した筋力を復活させる効果が知られているクレアチンに着目し、従来からこの分野で使用されている素材であるグルコサミンやコンドロイチン硫酸などとの相乗効果を検討することとし、まず、先行技術文献を調査したところ、以下の特許公報が検出された。
特開2001−120226号公報 特表2002−521440号公報 特開平7−109222号公報 特表平9−503197号公報 特開2002−145779号公報 特開2003−155250号公報 特開2004−26846号公報
特許文献1には、クレアチンを有効成分として含有する骨強化剤と骨強化用食品組成物について開示されている。また、特許文献2には、クレアチン化合物が骨粗鬆症・関節炎又は歯周炎の治療・予防用処置に用いられる旨が開示されている。特許文献3には、コンドロイチン硫酸ナトリウムを有効成分とする経口用骨粗鬆症予防及び治療剤について開示されている。さらに、特許文献4には、グルコサミン又はグルコサミン塩とコンドロイチン塩などのグリコサミノグリカンとを併用する関節炎の治療或いは治療状態の維持のための組成物について開示されている。特許文献5と特許文献7には、ビタミンB1とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類とを含む関節痛治療又は予防用組成物について開示されている。さらに、特許文献6には、キャッツクローの抽出物とグルコサミンとコンドロイチン硫酸とコラーゲンを含有する関節痛緩和用経口組成物について開示されている。
上記特許公報によれば、クレアチン類もグルコサミン類もグリコサミノグリカン類も、それぞれ、関節痛の緩和剤として従来から用いられていることが認められる。しかしながら、クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類とを組み合わせた関節痛改善用や再発防止用の食品組成物に関しては、未だ研究されていないものと認められる。
上記の状況に鑑み、本発明者らは、クレアチンによって筋力の低下を防ぐことが単に関節への負担を軽減するだけでなく、従来から関節痛緩和剤として使用されているグルコサミンやコンドロイチン硫酸などの軟骨再生効果を促進するのではないかとの考えに基づいて鋭意研究を行ない、これらを一定の分量で含む飲食品を一定期間継続して摂取すると、関節痛の症状が緩和され、その緩和に至るまでの期間を従来品よりも短縮して体感できることを知見した。本発明者らは、これらの知見に基づいてさらに研究を続けた結果、本発明を完成するに至った。
本発明は、従来品よりも効果の大きい関節痛改善用の食品組成物を提供することを第1の課題とする。また本発明は、従来品よりも短期間で関節痛改善効果を示すことができる食品組成物を提供することを第2の課題とする。さらに本発明は、摂取を中止しても、関節痛が再発しにくい食品組成物を提供することを第3の課題とする。
上記の諸課題を解決するための本発明のうち、特許請求の範囲・請求項1に記載する発明は、クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類とを有効成分として含有する関節痛改善用食品組成物である。
同請求項2に記載する発明は、1日の摂取量がクレアチン類0.3〜5g、グルコサミン類0.1〜2g、グリコサミノグリカン類0.1〜2gになるように調整してある請求項1に記載の食品組成物である。
同請求項3に記載する発明は、クレアチン類がクレアチン又はその化合物である請求項1又は2に記載の食品組成物である。
同請求項4に記載する発明は、グルコサミン類がグルコサミン又はその誘導体もしくはこれらの塩である請求項1から3のいずれかに記載の食品組成物である。
同請求項5に記載する発明は、グリコサミノグリカン類がコンドロイチン硫酸又はその塩もしくはこれらの分解物である請求項1から4のいずれかに記載の食品組成物である。
同請求項6に記載する発明は、さらに、コラーゲン、緑貽貝、亜麻仁、MSM(メチルスルフォニルメタン)、S−アデノシルメチオニン及びキャッツクローから選択される1種以上のものを添加してある請求項1から5のいずれかに記載の食品組成物である。
本発明によって、従来品よりも関節痛の改善効果が大きい新規な食品組成物を提供できる。また、従来品よりも短期間で関節痛の症状を改善できる新規な食品組成物を提供できる。さらに、本発明は、摂取を中止しても関節痛が再発しにくい、すなわち、関節痛再発防止効果の大きい新規な食品組成物を提供することができる。
すなわち、後記する試験例1・試験例2・参考例1にも示すとおり、例えば、本発明に係るクレアチン、グルコサミン及びコンドロイチン硫酸を有効成分とする食品組成物は、従来から知られている、グルコサミンとコンドロイチン硫酸、グルコサミンとMSM、グルコサミンとコンドロイチン硫酸とMSM、グルコサミンとコンドロイチン硫酸と緑貽貝をそれぞれ有効成分とする食品組成物に比べて、また、クレアチン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸のそれぞれ単体を有効成分とする食品組成物に比べて、関節痛の改善及び再発防止効果がはるかに大きいことが本発明によって解明された。本発明の意義はきわめて大きいものがある。
本発明に係る関節痛改善用食品組成物は、クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグルカン類とを有効成分とすることを基本とする。本発明に係る関節痛改善用食品組成物において、クレアチン類の配合量は、食品組成物全体に対して1〜90重量%、好ましくは10〜80重量%、通常20〜60重量%程度である。また、グルコサミン類の配合量は、食品組成物全体に対して0.5〜90重量%程度の広い範囲から選択でき、例えば1〜90重量%、好ましくは5〜80重量%、通常は10〜50重量%程度である。さらに、グリコサミノグリカン類の配合量は、食品組成物全体に対して1〜90重量%、好ましくは5〜80重量%、通常は10〜60重量%程度である。
本発明において、クレアチン類とは、クレアチン又はその化合物のことである。クレアチンとしては、クレアチンモノハイドレード(CHNOHO) を用いることが好ましい。また、クレアチンに代えて又はクレアチンと共に、ホモクレアチン、シクロクレアチン、ホモシクロクレアチン、クレアチンリン酸塩、クレアチンピルビン酸塩、クレアチンクエン酸塩などのクレアチン化合物を用いても差し支えない。なお、クレアチン類は市販品を用いて差し支えない。
クレアチンは、そもそもヒトの体内で作られ、その総貯蓄量は平均成人男性(体重70kg)で約140gである。このうち、一日のクレアチン代謝量は2〜3g(総貯蓄量の約1.6%)と推定されている。クレアチンは、体内のアミノ酸から合成されるが、その合成量は1日の必要量の半分であり、残りは食事から摂らざるを得ない。クレアチンは、乳製品には少ししか含まれていないが(牛乳で0.1g/kg)、畜肉や魚肉には多量に含まれている(牛肉と豚肉にはそれぞれ5g/kg、ニシンには10g/kg)。食事で摂取したクレアチンは、腸管からそのまま吸収されて血液に入り込むが、血漿水中のクレアチンは、心臓・脳・精巣などの体組織に運ばれ、その多くは骨格筋に貯えられる。
本発明において、グルコサミン類とは、グルコサミン又はグルコサミン塩酸塩、グルコサミン硫酸塩、N−アセチルグルコサミンなどのグルコサミンの誘導体もしくはこれらの塩のことである。グルコサミン類は天然物であることが好ましいが、本発明では合成品でも使用可能である。グルコサミン類は、体内でグルコースから作られるアミノ酸の一種で動物の体内では糖タンパク質の成分として、軟骨・腱・靱帯などの結合組織に分布して、その代表的なものはプロテオグリカンである。本発明ではグルコサミン類も市販品を用いて差し支えない。
グルコサミンは、変形性関節症の治療にも利用されている。グルコサミンは、糖のヒドロキシル基がアミノ基に置換されたもので、天然には動物、植物、微生物の多糖、ムコ多糖、糖タンパク質、糖脂質、細菌細胞壁ペプチドグリカン、リポ多糖に含まれ、化学系統名としては2−アミノ−2−デオキシグルコースと言われている。グルコサミンは、工業的には、例えばキチンを原料として、これを加水分解することにより得られる。グルコサミンやその分解物、コンドロイチン硫酸及びその分解物は、関節の中で軟骨の再生に寄与しているが、高齢者においてはその代謝は若年者と比べて遅くなる傾向がある。
本発明において用いるグリコサミノグリカン類とは、コンドロイチンないしコンドロイチン酸又はヒアルロン酸もしくはこれらの塩もしくはこれらの分解物のことである。すなわち、グリコサミノグリカン類は、グルコサミンを含む一連のムコ多糖類又は酸性ムコ多糖類のことである。グリコサミノグリカン類の代表例であるコンドロイチン酸やヒアルロン酸又はこれらの塩は、動物の軟骨又はコラーゲンなどの天然物から得ることができ、市販品を利用することもできる。また、精製したコンドロイチンだけでなく、コンドロイチン又はその塩を含有する動物の軟骨の粉末やエキス抽出物を使用することができる。塩類としては塩酸塩、硫酸塩など生理学的に許容できる塩であればよい。精製したコンドロイチン又はコンドロイチン酸もしくはこれらの塩は、安全性の面から好ましいが、吸収性の面から言えば、その分解物の方が好ましい。本発明では、グリコサミノグリカン類も市販品を用いて差し支えない。
コンドロイチン又はその塩は、動物の軟骨又はコラーゲンなどの天然物から得ることができ、市販品を利用することもできる。本発明では精製したコンドロイチンだけでなく、コンドロイチン又はその塩を含有する動物の軟骨の粉末やエキス抽出物を使用することができる。塩類としては塩酸塩、硫酸塩など生理学的に許容できる塩であればよい。精製したコンドロイチン又はコンドロイチン硫酸もしくはこれらの塩は、安全性の面から好ましいが、吸収性の面から言えば、その分解物の方が好ましい。
本発明に係る関節痛改善用食品組成物は、クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類に加えて、さらに、コラーゲン、緑貽貝(ムール貝)、亜麻仁、MSM(メチルスルフォニルメタン)、S−アデノシルメチオニン及びキャッツクローから選択される1種以上のものを添加すると、関節痛の改善予防効果がさらに大きくなる。
コラーゲンは、皮膚、血管、腱、歯などの組織に存在する繊維状のタンパク質で、身体を構成する全タンパク質の約30%を占めている。コラーゲンは健康食品として「骨・関節疾患に伴う症状の緩和に適している」などと言われている。コラーゲンを多く含む食品として、鶏の手羽やフカヒレ、牛すじ、鶏皮などがある。
緑貽貝(ムール貝)はペルナカナリキューラスと称し、ニュージーランドのコロマンデル半島の特定水域で生育される緑色をした二枚貝である。1970年代からニュージーランド国立オークランド大学などでさまざまな研究が行なわれている。その結果、緑貽貝エキスには炎症を抑制する作用(抗炎症作用)と滋養強壮作用があることが判明した。このことから、特に関節疾患に悩む人々に愛用され、世界各国で臨床試験が行なわれている。
亜麻仁は、中央アジア原産の一年草で夏には紫色又は白色の花をつける亜麻の種子である。亜麻仁には、n−3系不飽和脂肪酸のα−リノレン酸が約60%含まれている。α−リノレン酸は必須脂肪酸であり、体内において炎症を助長する化合物の合成を阻害するなど抗炎症効果があることが知られている。亜麻仁は、通常は粉末化するか又は亜麻仁油として使用されている。
キャッツクロー(Uncvaria tomentosa DC) は、中南米の熱帯に生育するアカネ科の植物である。キャッツクローは、アマゾンのいろいろな部族により医療目的で使用されてきた歴史を有し、特にtomentosa 種においては長い年月の間リウマチなどの痛みに対する治療薬として利用されてきた。
MSM(メチルスルフォニルメタン)は、自然界の動植物中に存在する硫黄化合物であり、これはほとんどの動植物に吸収され、体内の硫黄源として利用されている。さらに近年、MSMが抗炎症効果を有することが報告されている。
本発明に係る関節痛改善用食品組成物は、関節痛の改善予防に有用な上記有効成分ないし上記有効成分を含有する原料の他に、通常の食品組成物の製造に用いられる、例えば、賦形剤、増粘剤、乳化剤、増量剤、着色料、香味料、調味料、香辛料などを適宜配合して差し支えない。
本発明に係る関節痛改善用食品組成物の好ましい形態としては、まず、クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグルカン類とを主原料とし、これに好みの甘味料や賦形剤などを加えてタブレット状やカプセル状に成形した食品(栄養補助食品)を挙げることができる。また、その他の食品組成物の形態として、クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類とを有効成分として含有する液状ないしクリーム状の食品、例えば、ジュース類、ヨーグルト類、ショートニング、スプレッド類、マヨネーズ類、チョコクリーム、ごま豆腐、飴類などを挙げることができる。また、粉末状の食品として、例えば、粉末飲料などを挙げることができる。
本発明の関節痛改善用食品組成物は、連続して3週間以上、好ましくは6週間以上、毎日摂取することが好ましい。その1日当たりの好適な摂取量は、クレアチン類が0.3〜5g、グルコサミン類が0.1〜2g、グリコサミノグリカン類が0.1〜2gである。そのため、本発明に係る関節痛改善用食品組成物は、クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類とがそれぞれ上記の数値範囲になるようにそれぞれの配合量と服用量を調整してあることが好ましい。
スポーツ界ではクレアチンの摂取量に関して、ローディング期(摂取開始1週間)には1日に20gを、メンテナンス期には1日に3〜5gを目安としている。しかし、スポーツマンでない一般人や高齢者は、最初から1日5gの摂取量で十分である。また、コンドロイチン硫酸などのグリコサミノグリカン類はグルコサミン類の補強的な位置付けと考えられ、グルコサミン類の3分の1ないし4分の1程度の摂取量にすることが多い。これらを総合的に勘案すると、本発明に係る関節痛改善用食品組成物については、クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類の摂取量は、グリコサミノグリカン類に含まれているグルコサミンを加えて、1日当たり5g・2g・2gを上限とすることが適切であると考えられる。
以下、試験例と実施例・参考例をもって本発明をさらに詳しく説明する。
<タブレット状食品の製造例1>
クレアチン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ソルビトール粉末を表1に記載の割合で混合し、これに賦形剤、滑沢剤などの成形用材として還元麦芽糖、ショ糖エステルなどを適当な割合で混合して添加して、1錠の重量が800mgのタブレット状の本発明品1(栄養補助食品)を作った。同様の方法・配合によって、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ソルビトール粉末によって対照品1を、グルコサミン、MSM(メチルスルフォニルメタン)、ソルビトール粉末によって対照品2を作った。
なお、クレアチンは、DEGUSSA 社製「CREAPURE」を用いた。グルコサミンとコンドロイチン硫酸は、それぞれ市販品を購入して用いた。
《試験例1》
<関節痛改善効果確認試験(その1)>
(1)試験方法
実施例1で作った本発明品1、対照品1及び対照品2を、膝の関節に痛みを感じている15名のボランティア(全て50歳以上の者:試験例2と参考例1の試験に参加した者は除外した。)を5名ずつに分けて各人1日当たり5錠を6週間毎日続けて摂取させた。
(2)試験結果
摂取開始後、1週間ごとに関節痛の状態について、関節痛が「改善された」「若干改善された」「変わらない」の基準で各人に自己評価してもらった。その結果を表2に示す。
(3)所見
表2から、クレアチンを配合していない対照品1と対照品2(どちらも従来品)に比べると、本発明品1(クレアチンを配合してある。)の方が関節痛の改善効果が短期間で現れ、しかも、改善効果がはるかに大きいことが確認された。
なお、本発明品1の1錠(800mg)には、クレアチン400mg、グルコサミン200mg、コンドロイチン硫酸80mgが含まれているので、関節痛の改善・予防のためには、通常1日につき5錠を目安として継続して摂取することが好ましい。
<タブレット状食品の製造例2>
クレアチン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、MSM、ソルビトール粉末を表3に記載の割合で混合し、これに賦形剤、滑沢剤などの成形用材として還元麦芽糖、ショ糖エステルなどを適当な割合で混合して添加して、1錠の重量が1000mgのタブレット状の本発明品2(栄養補助食品)を作った。同様の方法・配合によって、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、MSM、ソルビトール粉末によって対照品3を、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、緑貽貝、ソルビトール粉末によって対照品4を作った。
なお、クレアチンは、DEGUSSA 社製「CREAPURE」を用いた。グルコサミンとコンドロイチン硫酸は、それぞれ市販品を購入して用いた。
《試験例2》
<関節痛改善効果確認試験(その2)>
(1)試験方法
実施例2で作った本発明品2、対照品3及び対照品4を、膝の関節に痛みを感じている15名のボランティア(全て50歳以上の者:試験例1と参考例1の試験に参加した者は除外した。)を5名ずつに分けて各人1日当たり5錠を6週間毎日続けて摂取させた。
(2)試験結果
摂取開始後、1週間ごとに関節痛の状態について、関節痛が「改善された」「若干改善された」「変わらない」の基準で各人に自己評価してもらった。その結果を表4に示す。(3)所見
表4から、クレアチンを配合していない対照品3と対照品4(どちらも従来品)に比べると、本発明品2(クレアチンを配合してある。)の方が関節痛の改善効果が短期間で現れ、しかも、改善効果がはるかに大きいことが確認された。
《参考例1》
<関節痛改善効果確認試験(その3)>
(1)試験方法
クレアチン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸の各単体粉末に、ソルビトール粉末とデキストリンを加えて表5に記載の割合で混合し、これに賦形剤、滑沢剤などの成形用材として還元麦芽糖、ショ糖エステルなどを適当な割合で混合して添加して、1錠の重量が1000mgのクレアチン錠、グルコサミン錠、コンドロイチン錠(いずれもタブレット状)を作った。
なお、クレアチンは、DEGUSSA 社製「CREAPURE」を用いた。グルコサミンとコンドロイチン硫酸は、それぞれ市販品を購入して用いた。
このクレアチン錠、グルコサミン錠、コンドロイチン錠を膝の関節に痛みを感じている15名のボランティア(全て50歳以上の者:試験例1と試験例2の試験に参加した者は除外した。)を5名ずつに分けて各人1日当たり5錠を6週間毎日続けて摂取させた。
(2)試験結果
それぞれのタブレット状単体食品を摂取開始後、1週間ごとに関節痛の状態について、関節痛が「改善された」「若干改善された」「変わらない」の基準で各人に自己評価してもらった。その結果を表6に示す。
(3)所見
表6から、クレアチン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸の各単体の錠剤であるクレアチン錠、グルコサミン錠、コンドロイチン錠のいずれについても、関節痛の改善効果は大差はなく、かつ、改善効果が大きいとは言いがたいことが確認された。
この試験結果を、試験例1の表2、試験例2の表4と比較すると、クレアチン・グルコサミン・コンドロイチン硫酸を含有する本発明品の方が、クレアチン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸の各単体に比べて、関節痛の改善効果がはるかに大きく、しかも、効き目が早いことが確認された。
なお、本発明品2の1錠(1000mg)には、クレアチン400mg、グルコサミン200mg、コンドロイチン硫酸100mgが含まれているので、関節痛の改善・予防のためには、通常1日につき5錠を目安として継続して摂取することが好ましい。
《試験例4》
<関節痛の再発防止効果確認試験>
(1)試験方法
試験例2において症状が「改善された」と答えた6名(本発明品2の摂取群4名、対照品3の摂取群1名、対照品4の摂取群1名)に対して、症状が改善されたと感じた後に本発明品又は対照品の摂取を停止してもらい、その後の症状の変化について確認した。
(2)試験結果
その結果、本発明品2を摂取した群では、摂取停止後、2名が3週目で、他の2名が5週目から関節痛の症状が再発し始めた。一方、対照品を摂取した群では、摂取停止後、1名が5日目で、他の1名が1週間後に関節痛の症状が再発した。
(3)所見
この試験結果から、本発明品は、従来品に比べると、摂取を停止した後の再発防止期間が長く、関節痛の再発を防止する効果がはるかに大きいことが確認された。
《試験例5》
<関節痛の再発改善効果確認試験>
(1)試験方法
試験例1において症状が「改善された」と答えた5名(本発明品1の摂取群4名、対照品2の摂取群1名、対照品1の摂取群は該当者なし)に対して、症状が改善されたと感じた後に本発明品又は対照品の摂取を停止してもらい、摂取停止2月後に、再び試練例1と同じタブレット状食品を、同じ摂取量・同じ摂取方法で供試し、クレアチンの摂取試験を再開した。
(2)試験結果
摂取開始後、1週間ごとに関節痛の状態について、関節痛が「改善された」「若干改善された」「変わらない」の基準で各人に自己評価してもらった。その結果を表7に示す。(3)所見
表7から、対照品(従来品)に比べると、一旦摂取を停止した後でも、本発明品の方が関節痛の改善効果が再び短期間で現れ、しかも、改善効果が大きいことが理解された。
試験例4や試験例5に示すように、本発明に係る関節痛改善用食品組成物は、従来品に比べると、摂取を停止した後、関節痛が再発するのを防止する効能が大きい。このことから、本発明に係る関節痛改善用食品組成物は、健常者が摂取することによって関節痛の症状が発現するのを予防する効果が大きいものと推察される。したがって、本発明に係る関節痛改善用食品組成物は、関節痛の症状が発現する前からこれを摂取して、その発現を予防ないし遅らせることに有用であると考えられる。
<プレーンヨーグルトの製造例>
配合組成(重量割合)として、脱脂粉乳10.5部、クレアチン3.0部、グルコサミン0.8部、コンドロイチン硫酸0.4部を混合し、湯85.3部に溶解した後、加熱・殺菌する。これを40℃まで冷却し、スターター2.0部を混合して40℃にて4時間発酵させてプレーンヨーグルトを製造した。
<酸性乳飲料の製造例>
少量の水に脱脂粉乳3.2部を溶解・加熱し、その後室温まで冷却する。一方、果糖・ぶどう糖・液糖7.2部にHMペクチン0.3部を分散し、水85.4部を加え、その後加熱溶解し、室温まで冷却する。冷却したペクチン溶液に脱脂粉乳溶液を加え、クレアチン1.5部、コラーゲン0.6部、グルコサミン0.6部、コンドロイチン硫酸0.4部を攪拌混合し、その後、クエン酸0.2部と香料0.1部を加えて60℃まで加温し、均質化し、その後殺菌して、酸性乳飲料容器に充填した。
<粉末茶飲料の製造例>
配合組成(重量割合)として、粉末緑茶50%、クレアチン粉末40%、グルコサミン粉末7%、コンドロイチン硫酸3%の混合物を調整後、この粉末をスピード造粒機にかけて顆粒状に造粒した。これを飲用するときは、顆粒2gを100mLの湯にて溶解する。
<粉末コーンスープの製造例>
配合組成(重量割合)として、スイートコーンパウダー30%、全脂粉乳20%、澱粉14%、クレアチン粉末10%、オニオンパウダー5%、食塩4%、グルコサミン粉末4%、コンドロイチン硫酸2.5%、緑貽貝2%、乳化剤0.5%の混合物を調整後、この粉末をスピード造粒機にかけて顆粒状に造粒した。これを飲用するときは、顆粒20gを150mLの湯にて溶解する。
<ごま豆腐の製造例>
(1)配合組成(重量割合):ペースト状のごま11.0%、くず粉6.0%、ゲル化剤1.5%、食塩0.3%、クレアチン粉末3.0%、コラーゲン1.5%、グルコサミン1.2%、コンドロイチン硫酸0.5%、香料0.1%、水74.9%
(2)製法:まず、くず粉とゲル化剤を混合し、その後水に分散させる。次に食塩を添加して加熱溶解する。さらに、コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸を攪拌混合したものにクレアチンとペースト状のごまを添加し、香料を加えた後、均質化、容器に充填した後加熱殺菌して製了する。
以上詳しく説明したとおり、本発明に係る食品組成物は、従来品よりも関節痛の改善予防効果が大きく、また、従来品よりも短期間で関節痛の症状を改善できる上、摂取を中止しても関節痛が再発しにくいなどきわめてすぐれた効能を有するものであるから、本発明は、各種関節痛に悩んでいる方々にとって大いに有用である。

Claims (6)

  1. クレアチン類とグルコサミン類とグリコサミノグリカン類とを有効成分として含有する関節痛改善用食品組成物。
  2. 1日の摂取量がクレアチン類0.3〜5g、グルコサミン類0.1〜2g、グリコサミノグリカン類0.1〜2gになるように調整してある請求項1に記載の食品組成物。
  3. クレアチン類がクレアチン又はその化合物である請求項1又は2に記載の食品組成物。
  4. グルコサミン類がグルコサミン又はその誘導体もしくはこれらの塩である請求項1から3のいずれかに記載の食品組成物。
  5. グリコサミノグリカン類がコンドロイチン硫酸又はその塩もしくはこれらの分解物である請求項1から4のいずれかに記載の食品組成物。
  6. さらに、コラーゲン、緑貽貝、亜麻仁、MSM(メチルスルフォニルメタン)、S−アデノシルメチオニン及びキャッツクローから選択される1種以上のものを添加してある請求項1から5のいずれかに記載の食品組成物。






























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