JPH04169365A - 自動車運転操作システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車運転操作システムに関し、特に安全運
転に配慮したペダル操作のための床構造を有する自動車
運転操作システムに関するものである。

（従来の技術） 従来の自動車運転席の床構造は、平坦な床面上にブレー
キペダルと、アクセルペダルとクラッチペダルとを並列
配置しているが、ブレーキペダルは、アクセルペダルに
比較してその踏み込みストロークがはるかに長く形成さ
れている。したがってペダル操作は股間節を支点とした
脚全体の大きな運動になるとともに、操作足の踵位置を
空間移動しながらのＵ字型のフットワークとならざるを
得ないものであった。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来のこのような運転操作システムでは
ペダル操作のモーシロンが脚全体のおおきなＵ字型とな
らざるを得ないため、勢い迅速な操作が要求される場合
にトラブルが発生し易かった。

すなわち、運転中の操作足の踵位置が各ドライバーの個
性によりまちまちで定まっていないため、肝心の緊急時
にペダルの踏み違え或いは、踏み遅れというアクシデン
トが生じ易かった。特にオートマチック車では、片足操
作となるため本来的に操作リズムがとり難いということ
も相俟ってこのような事故が多いことが報告されている
。

とりわけ今までクラッチ車に乗っていてオートマチック
車へ乗り換えた時に特にアクシデントが多発している。

また、平坦な床面で操作中の足の充分な支持手段乃至は
係止手段がないために、減速や停止の際に慣性の法則に
よってドライバーの重心が前方に移動するときにアクセ
ルペダルやブレーキペダル自体に体重が乗ってしまった
り、緊急或いは）暴走の際に足が硬直状態となって過剰
な踏み込みとなり、急発進や急ブレーキ又は急停車とな
って自分自身の追突事故やスリップ事故、後続車の追突
事故、スリップ事故、さらにはバック方向への暴走事故
等の原因となっていた。

さらには、−旦車が暴走を開始すると、足が硬直してし
まい、アクセルペダルから足を離してブレーキペダルを
踏むことは困難であった。

一方、足の支持点がないためドライバーの体勢バランス
の維持をハンドルを持つ腕によって為すこととなり、ハ
ンドルの握力度が増す為緊急時の対応に支障を来すとい
う問題もあった。

本発明の目的は、上述した欠点に鑑みなされたもので、
各ペダル間で足を踏み換える時の踏み換え時間を著しく
短縮するとともに、−旦暴走が始まった場合に誘導滑面
の作用によりアクセルペダルからブレーキペダルへ足を
誘導することのできる自動車運転操作システムを提供す
ることにある。

（課題を解決するための手段） 本発明に係る自動車運転操作システムは、運転席の床面
正面に設けられたブレーキペダルの正面対向位置の床面
にブレーキ操作足の踵を回転及び平行移動自在に支承す
る踵支承点と、ブレーキ操作足の一部を支えるとともに
暴走時にブレーキペダルへと導く誘導部と、該誘導部の
直上に位置し、前記ブレーキ操作足の小指付根部で操作
するアクセルペダル押圧機構と、ブレーキペダルとを備
え、前記アクセルペダル押圧機構とブレーキペダルとを
踵支承点を中心とする同心円状に配設したこと及び運転
席の床面正面に設けられたブレーキペダルの正面対向位
置の床面にブレーキ操作足の踵を回転及び平行移動自在
に支承する踵支承点と、ブレーキペダルの側方にペダル
面を垂直に配設したアクセルペダルと、該アクセルペダ
ルの下部に配設した誘導部とを備えた構成としたもので
ある。

（作用） このように、本発明に係る自動車運転操作システムは、
アクセルペダルをアクセルペダル押圧機構により操作足
を踵を支点として横方向にひねることにより操作できる
ので、ブレーキペダルからの踏み替えが容易となる。つ
まり、踵を軸芯として横方向に円周移行させ、その横押
圧力コントロールに膝を外開き運動させ、長時間運転の
楽な姿勢を維持できる。更に、膝の反動を使えばブレー
キペダル方向へのリターンも容易となる。

また、足をブレーキペダル上に置いた時に、足の小指部
側端がアクセル押圧機構のペダルに当接しているので、
踏み替え時間を著しく短縮し暴走を防止することができ
る。

更に、車の暴走初期段階において、誘導部の働きにより
突張った足がブレーキペダルに導かれ暴走の阻止が容易
となる。

（実施例） 以下、添付図面に従って本発明の一実施例を説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示す自動車運転操作シス
テムの平面図、第２図は、その左側面図、第３図は、そ
の縦断面図である。図において、自動車運転操作システ
ムは、運転席の床面正面に設けられたブレーキペダル１
の正面対向位置の床面にブレーキ操作足の踵を回転及び
平行移動自在に支承する踵支承点２と、ブレーキ操作す
る足の一部を支える誘導部３と、該誘導部３の直上に位
置し、前述ブレーキ操作足の小指付根部で操作するアク
セルペダル押圧機構（横押圧機構）４とを備えている。

ブレーキペダル１の横には、アクセルペダル５が配設さ
れており、アクセルペダル押圧機構（横押圧機構）４の
レバーにより押圧操作される。

ここで、アクセルペダル押圧機構（横押圧機構）４は、
運転席の床面に固定支持するための脚部４ａと該脚部４
ａに回動自在に支承された軸部４ｂと、該軸部４ｂに対
して垂直に固着された操作ペダル４ｃと軸部４ｂから延
設され、前述のアクセルペダル５の真上に届くアクセル
操作杆４ｄ及び操作ペダル４ｃが常に初期位置に復帰す
るよう付勢するバネ４ｅ等から構成されている。脚部４
ａは、運転席の床面にボルト６等で固着されている。

踵支持点２は、第１図、第２図に示すように床面に操作
足の踵が回転及び水平方向移動自在に係止されるよう床
７及びマット８に踵に合う四部をもって形成する（例え
ば半球杖）。

第６図は、踵支持点２を更に拡大した縦断面図である。

図において踵支持点２はマット８に形成されており、マ
ット８の下部には、空隙あるいは弾性部材が床７との間
に存在する。したがって、操作足（右足）は、踵を中心
として回動できるとともに、膝を伸ばすことにより水平
移動することができる。

このように足が水平移動できることは、車の暴走時に足
が突張ってしまった場合にも、足がアクセルから離れブ
レーキペダルに行くので、確実に暴走を阻止できる。つ
まり、アクセルペダルは横方向に配設されているので、
アクセルペダルの方向へ足が伸びることがない。

第７図は、ブレーキペダル１とアクセルペダル押圧機構
４の操作ペダル４ｃ及び誘導部３との関係を示す平面図
である。

ここで１１足のブレーキペダル踏圧中心１０と操作ペダ
ル押圧点１１とは、夫々足の異なる位置である。このた
め、アクセルを操作ペダル４ｃを介して押圧している状
態から、ブレーキペダル１を押圧する踏み替え動圧をほ
とんど時間遅れなく行うことができる。つまり、そのま
まの状態で同時にアクセル動作、或いはブレーキ動作を
瞬時に行うことができる。

更に、誘導部３の滑面３ａは、滑らかに形成されている
ので、アクセルからブレーキペダルへの踏み替え動作を
容易としている。また、長時間アクセルペダルを踏みつ
づける場合には、誘導部３の平坦部に乗せておけば、フ
ットレストとしての役目をはたすこともできる。

第４図は、本発明の他の実施例を示す自動車運転操作シ
ステムの平面図、第５図は、その右側面図である。両図
において、自動車運転操作システムは、運転席の床面正
面に設けられたブレーキペダル１の正面対向位置の床面
にブレーキ操作する足の踵を回転及び平行移動自在に支
承する踵支承点２と、ブレーキペダル１の側方にペダル
面を垂直に配設したアクセルペダル２０と、該アクセル
ペダル２０の下部に配設した誘導部２１とを備えている
。本実施例において、踵支持点２は、前出の実施例と同
様であるため説明を省略する。

アクセルペダル２０は、運転席の床面に固定された支持
台２２にアーム２３を介して回動自在に支承されている
。アーム２３の他端は、キャブレターに連結された操作
ロッド２４に接続されており、ペダル２０を横に押圧す
ることによりアクセル操作が可能である。

また、ブレーキペダル１の側部とアクセルペダル２０の
押圧面とは、接近して設けられているため第４図に示す
如く、右足を踵支持点２におけば、はぼ同時に両ペダル
の操作開始位置にある。

つまり、右足のブレーキペダル踏圧中心１０とアクセル
ペダル押圧点１１とは、夫々足の異なる位置で操作する
ため両ペダル間の踏み替え時間を著しく短縮できる。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明に係る自動車運転操
作ンステムは、踵支承点に操作足の踵を載せたまま、ア
クセルペダル、ブレーキペダルヲ操作できるので、両足
を床面につけたまま姿勢を保持できるので安定したハン
ドル操作、ペダル操作を行うことができる。また、操作
足を所定の位置に配置すれば、ブレーキペダルの踏み語
間始点であると同時にアクセルペダルの押圧開始点でも
ある。このため、アクセルペダルからブレーキペダルへ
の踏み替え動作を著しく短縮できる。これは、従来の一
旦足を戻してから行うＵ字型の空間移動方式に比べ、移
動時間を略零とすることができる。

更に、アクセルペダルは、横方向へ押圧し、ブレーキペ
ダルは、縦方向へ踏圧するため、車が一旦暴走した場合
に、足を突張っても誘導部の滑面の作用で自然にブレー
キペダルへ導かれるので容易に暴走を停止することがで
きる。踵を軸芯として横方向に円周移行させ、その横押
圧カコントロールに膝を外開き運動させ、長時間運転の
楽な姿勢を維持できる。更に、膝の反動を使えばブレー
キペダル方向へのリターンも容易となる。

これに反して、従来の自動車運転操作システムでは、暴
走すると人間は、恐怖心から足を突っ張ってしまい、誤
ってアクセルを踏んでしまって、暴走を加速する虞もあ
った。

つまり、従来は片足で体重を調整しながらアクセルペダ
ルを踏んでいたが、本発明では対向面にアクセルペダル
がないため、間違えてアクセルペダルを踏んでしまうこ
とがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動車運転操作システ
ムの平面図、第２図は本発明の一実施例を示す自動車運
転操作システムの左側面図、第３図は本発明の一実施例
を示す自動車運転操作システムの縦断面図、第４図は本
発明の他の実施例を示す自動車運転操作システムの平面
図、第５図は本発明の他の実施例を示す自動車運転操作
システムの右側面図、第６図は、踵支持点部の拡大縦断
面図、第７図は、ブレーキペダル、アクセルペダル押圧
機構との関係を示す平面図である。 １・・・・・・ブレーキペダル、　　２・・・・・・踵
支承点、３・・・・・・誘導部、　　　４・・・アクセ
ルペダル押圧機構（横押圧機構）、 ４ａ・・・・・・脚部、　　　　　　４ｂ・・・・・・
軸部、４ｃ・・・・・・操作ペダル、　　４ｄ・・・・
・・アクセル操作杆、５・・・・・・アクセルペダル、
７・・・・・・床、８・・・・・・マット、１０・・・
・・・ブレーキペダル踏圧中心、１１・・・・・・操作
ペダル押圧点、２２・・・・・・誘導部、２３・・・・
・・アーム、　　　２４・・・・・・操作ロッド。 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）運転席の床面正面に設けられたブレーキペダルの
   正面対向位置の床面にブレーキ操作足の踵を回転及び平
   行移動自在に支承する踵支承点と、ブレーキ操作足の一
   部を支えるとともに暴走時にブレーキペダルへと導く誘
   導部と、該誘導部の直上に位置し、前記ブレーキ操作足
   の小指付根部で操作するアクセルペダル押圧機構と、ブ
   レーキペダルとを備え、前記アクセルペダル押圧機構と
   ブレーキペダルとを踵支承点を中心とする同心円状に配
   設したことを特徴とする自動車運転操作システム。
2. （２）運転席の床面正面に設けられたブレーキペダルの
   正面対向位置の床面にブレーキ操作足の踵を回転及び平
   行移動自在に支承する踵支承点と、ブレーキペダルの側
   方にペダル面を垂直に配設したアクセルペダルと、該ア
   クセルペダルの下部に配設した誘導部とを備えたことを
   特徴とする自動車運転操作システム。