JPH04169034A - 黒色樹脂層転写シートとアノード形成方法 - Google Patents

黒色樹脂層転写シートとアノード形成方法

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JPH04169034A
JPH04169034A JP29579890A JP29579890A JPH04169034A JP H04169034 A JPH04169034 A JP H04169034A JP 29579890 A JP29579890 A JP 29579890A JP 29579890 A JP29579890 A JP 29579890A JP H04169034 A JPH04169034 A JP H04169034A
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豊 西村
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孝二 松尾
Hiroshi Iwamoto
洋 岩本
Noboru Aikawa
相川 昇
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、陰極線管のドーミング及びハレーションを防
止できるメタルバンク層の効率的な形成を可能とする黒
色樹脂層転写シートと、それを用いたアノード形成方法
に関するものである。
従来の技術 従来のカラーテレビの陰極線管アノードの製造工程は、
蛍光面を構成するガラス基板に適当な表面処理を施した
のち、PVA−重クロム酸アンモニュウム感光液で、パ
ターン露光・現像し、グラファイト等の黒色物質を流転
し、リフトオフしてブラックマトリックス層を形成する
ものであった。
蛍光体パターンの形成には、PVA−重クロム酸アンモ
ニュウム感光液中に蛍光体顔料を分散したスラリーを塗
布・乾燥・露光・現像・乾燥という工程を3回繰り返し
R,G、  Bの各層を形成するというプロセスを用い
てい九 さらに蛍光体層を形成した徴 鏡面の金属膜を得るため
ニトロセルロース等を含有する有機高分子膜を形成した
跣 真空蒸着法やスパッタリング法等によりメタルバッ
ク層を形成し  内在する有機物を焼成分解して蛍光面
を形成してい九また シャドウマスクカラー管では 通
常電子ビームの15〜20%がシャドウマスクを通過じ
蛍光体を発光させ残りの80〜85%の電子ビーム(表
 シャドウマスクに衝突してシャドウマスクを昇温させ
、その結果シャドウマスクが熱膨張してパネルフェース
方向に凸状に熱変形を起こす(この現象をドーミングと
いう)。この現象が発生するとマスク孔とフェースパネ
ル上の位置関係がずれ極端な場合色ずれが発生した また 上記ドーミングを防止するため&へ ハレーショ
ンを抑制する目的も兼ねて、メタルバック層上に黒色樹
脂層をスプレー法等で形成していた。
発明が解決しようとする課題 上記した黒色樹脂層を膏したアノードの形成プロセスは
、工程が非常に長くかつ複雑であり、大型の装置が必要
となりコストアップの原因となっていた。
すなわち、ドーミング対策及びハレーション対策として
、メタルバック層のアルミ膜背面に黒色樹脂膜を形成さ
せると、出画時のマスクからの輻射熱を吸収し易くなり
アルミ面からの熱反射か少なくなるのでマスクの温度上
昇が抑えられる。このためドーミングレベルが、改善さ
れると共に黒浮きレベルの改善も図れる。
しかし、この場合には、黒色樹脂層の塗布状態が均一で
なければ、電子ビームの透過効率に大きな差が生じ、こ
のため輝度ムラが発生する原因となっていた。
従来は、この黒色樹脂層の形成は、スプレー等テアクリ
ルエマルジョンをメタルバック層上に塗布してバリヤ層
を形成し、その上からグラファイトスラリーをスプレー
で塗布してグラファイト膜を形成するのが一般的な方法
であるA 得られる黒色樹脂層の厚みが不均質となり易
りも そのた数例えば黒色樹脂層の厚膜部で6表 蛍光
面の焼成時に内在する有機物の排出がスムースに行われ
ないために メタルバック層のアルミ膜が膨れる原因と
なっていた なお上記したメタルバック層の膨れ 膨れの破裂(表 
焼成時にメタルバック層下面から発生する有機物の分解
ガスの圧力が原因であム 課題を解決するための手段 上記課題を解決するための手段6表 以下の通りであも 離型性が良好な基板シート上に 黒色物質を含有した樹
脂材料で黒色樹脂層を塗布して黒色層転写シートを形成
すも そして、この黒色層転写シート上の黒色樹脂層を
メタルバック層上に転写すム 転写により黒色層を有し
たメタルバック層が形成された徽 有機物を焼成してア
ノードとするようにしていも 作用 上記手段の作用(友 次の様になも 塗布により、基板シート上には膜厚ムラのない且つ任意
の厚みの黒色樹脂層を容易に形成することができも この黒色樹脂転写シートの黒色樹脂層を接着層を介して
、例えばフェースプレート等のガラス基板上のメタルバ
ック層に押圧した徽 基板シートを剥離すると、離型性
が良好な基板シートと黒色樹脂層との間で剥離が生し 
黒色樹脂層力丈 メタルバック層側へ転写される。
この転写された黒色層の材料としてCL  特に解重合
性の材料を選定しておけば 焼成工程に於て素早く加熱
により熱分解し 黒色物質のみ力(メタルバック層上に
残存す4 その結果 メタルバック層の膨れ あるいは膨れの破裂
力丈 完全に防止されも 上記手段によれば 必要な厚さの黒色樹脂層を支持体面
上に容易に均一に塗布形成でき、簡単に前記メタルバッ
ク層表面に厚みむらの無い黒色樹脂層が形成できるので
あム 実施例 以下、本発明の黒色樹脂層転写シートとその製造法及び
アノードの形成方法に関して、図面を参照にしながら説
明すも (第1実施例) 本実施例に付いて、まず概要を、その後に詳細を説明す
も 第1図(よ 本発明の黒色樹脂層転写シートの一実施例
の要部断面図であム 第1図に於て、 IC戴  機械的強度・耐溶剤性の優
れた支持体であり、ポリエチレンテレフタレート、 ポ
リイミド、 ポリアミド、 ポリエチレン、 ポリプロ
ピレン等の各種樹脂フィルムが用いられ該フィルムの厚
さは3〜100μm好ましくは5〜50μmの範囲が好
適であム 2は 基板シート1上に形成された離型層であり、シリ
コーン・フッ素・アクリル・ワックスなど、離型性が優
れた材料を薄層にして用いられもただし 黒色樹脂層の
転写性が良好で有るなら(L 離型層は必ずしL 必要
ではな(℃3は 黒色樹脂層あり、グラファイト及びカ
ーボンを含有した2〜3μmの薄層の黒色樹脂層であム
 黒色樹脂層の結着剤としてζ戴 解重合性の樹脂が用
いられ アクリル樹脂が好適であもこの様にして、黒色
樹脂層転写シート5が形成されも 第2図4&  第1図に示す黒色層転写シート5を、接
着層4を介して、ガラス基板7上に形成されたブラック
ストライプ8、蛍光体層9、メタルバック層6に押圧し
た後、離型層2を有する基板シート1を剥すようにして
、黒色層転写シート5上の黒色樹脂層をメタルバック層
3上に転写している状態を示していも 黒色樹脂層3は 詳細は後述する力(メタルノ(ツタ層
6に対して接着性が良好玄 且つ離型層2に対しては 
接着性が極端に弱いので黒色樹脂層3(よ 離型層2よ
り剥離してメタルバック層6上に転写されも かくして
、メタルバック層6上に目的とする黒色樹脂層3を有す
るアノードが形成されも 以下に本実施例を更に詳細に説明すも 基板シート1の厚さは 通常3〜100μm程度であれ
ばよい戟 5〜50μmの範囲が好適であり、本実施例
では 25μmである。
接着層2(表 シリコン樹脂を1μmの厚さに塗布した
ものであム 黒色樹脂層3は 母材のアクリル樹脂100重量部に対
して、平均粒径1μmのグラフフィトを50重量服 カ
ーボンブラックを5重量訊 溶剤としてトルエンを10
00重量部添加し ホモミキサーにて20分間混練して
得られた塗料を、ワイヤーバーにて前記基板シート上の
離型層2面に乾燥後2μmの厚さになるよう塗布したも
ので、黒色樹脂層3上に4表 接着剤4としてアクリル
樹脂(イソブチルメタアクリレート)を3μmの厚さに
塗布していも 第2図に示す様にして、離型層2上に形成された黒色樹
脂層3をメタルバック層6に圧着転写し支持体1を剥離
して、ガラス基板7上に黒色樹脂層3を有するアノード
を形成した 本実施例と比較のた数 従来のスプレー法で作成したア
ノード(以眞 このアノードを比較例と呼ぶ)を、作成
した 上記の様にして得られた本実施例並びに比較例のアノー
ドについて、有機成分を除去する為ζミ450℃で1時
間の焼成を行った その結果 本実施例の場合には接着層4等に含まれる有
機物IL  完全に焼失 熱分解されると共に メタル
バック層であるアルミ膜に(よ 膨れが全く発生してお
らず、極めて良好な表面状態を保っており、黒色樹脂層
もバインダーがすべて熱分解しグラファイト等の黒色層
が形成され 良好なアノードが得られ九 一人 比較例のアノードで(よ アルミ膜の一部に大き
な膨れが発生しており、中には膨れが破裂に至ったもの
も認められる状態であっ九 この原因として考えられる
のは 黒色樹脂層の厚みむらであム この様番ζ 本実施例で1よ 黒色樹脂層の厚みが均−
であり、必要とする黒色層の最低限の厚みにコントロー
ルすることが可能であるのに対し 比較例のスプレーで
黒色層を形成する方法で沫 厚みのコントロールが難し
く、厚い部分で41  膨れの破裂といった損傷を受け
るのであ親 木実施例で得られた金属膜法 陰極線管のメタルバック
層として充分な特性を有するものであり、更にグラファ
イト等の黒色層の効果で、 ドーミングを抑制し さら
に二次電子も前記黒色層に吸収され 極めて鮮明な画像
が得られ九 本実施例で(よ 従来の技術でガラス基板上に蛍光面を
形成した丸 蛍光体層の表面平滑化の為有機膜を形成し
 ガラス基板ごと蒸着装置内に導入してアルミ蒸着を行
し\ 更に黒色樹脂層をスプレー等でアルミ膜上に吹き
付けて黒色層を形成していた従来の工程に比べ 大幅な
工数の短縮及びコストの低減が可能となム また 金属膜をニッケルとしても良好なメタルバック層
が得ることが出来ることを確認し九尚基板シート力(黒
色樹脂層との接着性が極めて悪い場合(よ 特に離型層
を形成せずとk 黒色樹脂層が転写され4 更く 黒色
樹脂層内で凝集破壊させて、黒色樹脂層の一部を、転写
させても構わな(t (第2実施例) 厚さ12μmのPETフィルムの基板シートエ上へ シ
リコン膜を1μmの厚さに塗布し 離型層2を形成した
 この離型層2上囮 下記組成の黒色樹脂層3を3μm
の厚さに塗布し池上記の黒色層転写シートを、ガラス基
板上に形成された蛍光面上のメタルバック層に形成され
た接着層(アクリル樹脂)を介して圧着し 黒色層を有
するメタルバックを作成した その微450℃で焼成し
 陰極線管のアノードとして、 ドーミング・ハレーシ
ョン等の光学特性を測定したところ良好な結果を得た 
また焼成後の金属膜にに全く膨れも見られず黒色物質の
金属膜への付着強度も満足のいくものであっ九 発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれE今まで経
験にたよっていた黒色樹脂層の形成を極めて均一な厚さ
で形成することが可能となったそして、本願発明によっ
て、メタルバック層を歩留まりよく形成でき、メタルバ
ック層上に形成された黒色樹脂層により、 ドーミング
現象が抑制され 更に二次電子対策にも貢献するた敢 
大幅な画質の向上が図れも
【図面の簡単な説明】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シートと前記シート上に形成された、黒色樹脂層
    を具備した黒色樹脂層転写シート。
  2. (2)黒色樹脂層に少なくともグラファイトとカーボン
    が含有されていることを特徴とする請求項1記載の黒色
    樹脂層転写シート。
  3. (3)黒色樹脂層に含有される結着剤が解重合性の有機
    材料であることを特徴とする請求項1または2記載の黒
    色樹脂層転写シート。
  4. (4)結着剤がアクリル樹脂であることを特徴とする請
    求項1または2記載の黒色層転写シート。
  5. (5)シートと黒色樹脂層との間に離型層が介在する事
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の黒色樹脂層
    転写シート。
  6. (6)請求項1〜5の何れかに記載の黒色層転写シート
    を用い、前記黒色層転写シート上の黒色膜を、ガラス基
    板上のメタルバック層に接着剤を介して押圧し、その後
    黒色層転写シートをシートと黒色樹脂層との間で剥離し
    て黒色樹脂層をメタルバック層上に転写により形成する
    事によりアノードを形成することを特徴とするアノード
    形成方法。
  7. (7)接着剤が、解重合性の材料であることを特徴とす
    る請求項6記載のアノード形成方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413767A (en) * 1977-07-04 1979-02-01 Toppan Printing Co Ltd Transfer unit for producing crt fluorescent surface and method of transferring same
JPH03254040A (ja) * 1990-03-02 1991-11-13 Reiko Co Ltd Crt画面の電極用材料

Patent Citations (2)

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