JPH0416803B2 - - Google Patents
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- JPH0416803B2 JPH0416803B2 JP56101847A JP10184781A JPH0416803B2 JP H0416803 B2 JPH0416803 B2 JP H0416803B2 JP 56101847 A JP56101847 A JP 56101847A JP 10184781 A JP10184781 A JP 10184781A JP H0416803 B2 JPH0416803 B2 JP H0416803B2
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 14
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 claims description 2
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 5
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- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
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- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
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- 238000012886 linear function Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/416—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control of velocity, acceleration or deceleration
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はロボツト制御装置に関し、特にロボツ
トのアームやマニピユレータが目標指示軌跡へ高
い精度で追従しつつ移動する際にともなつて発生
するアームの振動を有効に抑制することができる
ロボツト制御装置に関する。
トのアームやマニピユレータが目標指示軌跡へ高
い精度で追従しつつ移動する際にともなつて発生
するアームの振動を有効に抑制することができる
ロボツト制御装置に関する。
従来、ロボツトのアームのように、3次元空間
上を自由に移動するアームの制御装置において
は、アームの3次元空間上での位置を正確に検出
できる小型で使い易いセンサが得られないという
理由で、アームの位置については制御が行われて
いないのが現状である。このため従来のロボツト
の制御装置では、第1図に示す如く、関数発生部
1から逐次関節軸の目標指示位置信号(以後、指
示位置信号と書く)yDと関節軸の指示回転加速度
信号yaを出力し、この指示回転加速度信号yaに応
じて関節軸を駆動するモータ3を駆動するととも
に、このモータ3によりアームの如き機械系部を
駆動している。そしてモータ3に設けたエンコー
ダ(図示省略)によりモータ3の回転位置を検出
して得られる位置信号ynと前記指示位置信号yDと
を比較して位置偏差信号enを求め、位置偏差補償
器2により位置偏差補償信号を得、この位置偏差
補償信号と前記回転加速度信号yaを加算してモー
タ操作信号uを算出し、これによりモータ3の回
転を制御していた。
上を自由に移動するアームの制御装置において
は、アームの3次元空間上での位置を正確に検出
できる小型で使い易いセンサが得られないという
理由で、アームの位置については制御が行われて
いないのが現状である。このため従来のロボツト
の制御装置では、第1図に示す如く、関数発生部
1から逐次関節軸の目標指示位置信号(以後、指
示位置信号と書く)yDと関節軸の指示回転加速度
信号yaを出力し、この指示回転加速度信号yaに応
じて関節軸を駆動するモータ3を駆動するととも
に、このモータ3によりアームの如き機械系部を
駆動している。そしてモータ3に設けたエンコー
ダ(図示省略)によりモータ3の回転位置を検出
して得られる位置信号ynと前記指示位置信号yDと
を比較して位置偏差信号enを求め、位置偏差補償
器2により位置偏差補償信号を得、この位置偏差
補償信号と前記回転加速度信号yaを加算してモー
タ操作信号uを算出し、これによりモータ3の回
転を制御していた。
このように、モータ3にエンコーダ等を取りつ
けモータの回転角を位置信号としてフイードバツ
クすることにより、関節角を駆動するモータに対
しては指示位置に偏差なく追従できるが、このモ
ータにより駆動されるアーム等の機械系について
は、この機械系が開ループとなつているため、ア
ームの移動中、特に加速、減速、停止時に極めて
大きな振動が発生するという欠点を有していた。
けモータの回転角を位置信号としてフイードバツ
クすることにより、関節角を駆動するモータに対
しては指示位置に偏差なく追従できるが、このモ
ータにより駆動されるアーム等の機械系について
は、この機械系が開ループとなつているため、ア
ームの移動中、特に加速、減速、停止時に極めて
大きな振動が発生するという欠点を有していた。
例えば塗装や溶接作業等のように、移動経路が
重視される場合には、振動によるアームの指示軌
跡からのずれが作業内容を低下させ、また停止時
の振動が作業空間内の器具や組立部品の摩耗や破
損を招くという欠点があつた。さらにこのような
振動はロボツト自身の機械的要素をガタを生み、
ロボツトの性能を低下させる原因ともなり、みた
目もよくない。そのためこのような振動の発生を
防止するために従来は高速性を犠牲にして低速駆
動して加速度を小さくし、振動の抑制を計つてい
た。そのため作業能率の高速性を向上する場合、
大きな問題となつていた。
重視される場合には、振動によるアームの指示軌
跡からのずれが作業内容を低下させ、また停止時
の振動が作業空間内の器具や組立部品の摩耗や破
損を招くという欠点があつた。さらにこのような
振動はロボツト自身の機械的要素をガタを生み、
ロボツトの性能を低下させる原因ともなり、みた
目もよくない。そのためこのような振動の発生を
防止するために従来は高速性を犠牲にして低速駆
動して加速度を小さくし、振動の抑制を計つてい
た。そのため作業能率の高速性を向上する場合、
大きな問題となつていた。
したがつて本発明の目的は、このような問題を
改善するために、ロボツトにセンサを取りつけて
機械系の振動を検出し、それを関数発生部の指示
値に追従するようにする振動抑制補償器を備える
ことにより、移動に伴つて発生する振動を抑制す
ること、さらその補償器がすでにある位置偏差補
償器と調和するように設定することにより、高速
性を失うことなくアームを忠実に追従させること
を満たすロボツト制御装置を提供することにあ
る。
改善するために、ロボツトにセンサを取りつけて
機械系の振動を検出し、それを関数発生部の指示
値に追従するようにする振動抑制補償器を備える
ことにより、移動に伴つて発生する振動を抑制す
ること、さらその補償器がすでにある位置偏差補
償器と調和するように設定することにより、高速
性を失うことなくアームを忠実に追従させること
を満たすロボツト制御装置を提供することにあ
る。
そしてこの目的を達成するために、本発明のロ
ボツト制御装置は、ロボツトのアームやマニピユ
レータの3次元空間あるいは関節軸での指示加速
度信号、指示速度信号、及び指示位置信号を出力
する関数発生器と、モータ系からの位置信号と指
示位置信号との偏差であるモータ系の位置偏差信
号とモータ系の操作信号に基づきモータ系の状態
量を推定するモータ系状態観測器と、モータ系の
位置偏差信号を積分する位置偏差積分器を有する
位置偏差補償器と、上記アームやマニピユレータ
タに設けられ、加速度計により振動状態を検出す
る振動検出手段と、関数発生部からの指示加速度
信号と振動検出手段の加速度信号との偏差である
加速度偏差信号及びモータ系からの位置信号を入
力して機械系の状態量を推定する機械系状態観測
器及び加速度偏差信号を積分する振動抑制積分器
を有する振動抑制補償器と、関数発生部から出力
される指示加速度信号、指示速度信号及び指示位
置信号と、前記位置偏差補償器のモータ系の状態
観測器の出力信号と位置偏差積分器出力信号と、
前記振動抑制補償器の機械系の状態観測器の出力
信号と振動抑制積分器の出力信号とを、各々係数
器を介して加算する加算手段を具備し、その出力
をモータ系の操作信号に使用し、上記各係数器の
係数を過渡振動の抑制と高い位置決め精度を得る
よう最適な値に決定補正することを特徴とする。
ボツト制御装置は、ロボツトのアームやマニピユ
レータの3次元空間あるいは関節軸での指示加速
度信号、指示速度信号、及び指示位置信号を出力
する関数発生器と、モータ系からの位置信号と指
示位置信号との偏差であるモータ系の位置偏差信
号とモータ系の操作信号に基づきモータ系の状態
量を推定するモータ系状態観測器と、モータ系の
位置偏差信号を積分する位置偏差積分器を有する
位置偏差補償器と、上記アームやマニピユレータ
タに設けられ、加速度計により振動状態を検出す
る振動検出手段と、関数発生部からの指示加速度
信号と振動検出手段の加速度信号との偏差である
加速度偏差信号及びモータ系からの位置信号を入
力して機械系の状態量を推定する機械系状態観測
器及び加速度偏差信号を積分する振動抑制積分器
を有する振動抑制補償器と、関数発生部から出力
される指示加速度信号、指示速度信号及び指示位
置信号と、前記位置偏差補償器のモータ系の状態
観測器の出力信号と位置偏差積分器出力信号と、
前記振動抑制補償器の機械系の状態観測器の出力
信号と振動抑制積分器の出力信号とを、各々係数
器を介して加算する加算手段を具備し、その出力
をモータ系の操作信号に使用し、上記各係数器の
係数を過渡振動の抑制と高い位置決め精度を得る
よう最適な値に決定補正することを特徴とする。
以下本発明の一実施例を第2図〜第5図にもと
づき説明する。
づき説明する。
第2図は本発明の一実施例構成図、第3図は本
発明の構成を伝達関数して示したもの、第4図は
本発明における補償器の詳細説明図であり、第5
図は指示軌跡を示すものである。
発明の構成を伝達関数して示したもの、第4図は
本発明における補償器の詳細説明図であり、第5
図は指示軌跡を示すものである。
図中、5は振動検出器であつてロボツトのアー
ムの振動を検出するものであり、一例として加速
度を検出する加速度計が使用され、6は振動抑制
補償器であつて、関数発生部1から出力された3
次元空間上の振動検出器が設置されている場所で
の指示加速度信号yaと振動検出器5から検出され
た機械系加速度信号ypの差に応じた信号が入力さ
れ、これに応じてモータ系3を制御するものであ
る。
ムの振動を検出するものであり、一例として加速
度を検出する加速度計が使用され、6は振動抑制
補償器であつて、関数発生部1から出力された3
次元空間上の振動検出器が設置されている場所で
の指示加速度信号yaと振動検出器5から検出され
た機械系加速度信号ypの差に応じた信号が入力さ
れ、これに応じてモータ系3を制御するものであ
る。
関数発生部1は、第5図a−3のような、始点
及び終点近傍で一定加速度の加減速を行わせる指
示値yaを発生する場合の伝達関数モデルであり、
またモータ系3(モータ、モータ駆動回路、エン
コーダ位置カウンタ等)は、電流の2回積分が位
置信号ynとなるのでKm/s2、アームのような機械
系4は、その振動検出器5まで含めると第3図に
示す如き2次の振動系Kpω0 2s2/(s2+2ζω0s+
ω0 2)で表される。
及び終点近傍で一定加速度の加減速を行わせる指
示値yaを発生する場合の伝達関数モデルであり、
またモータ系3(モータ、モータ駆動回路、エン
コーダ位置カウンタ等)は、電流の2回積分が位
置信号ynとなるのでKm/s2、アームのような機械
系4は、その振動検出器5まで含めると第3図に
示す如き2次の振動系Kpω0 2s2/(s2+2ζω0s+
ω0 2)で表される。
まず、各制御系を状態方程式で記述する。
関数発生部は、xrを位置xr1、速度xr2、加速度
xr3からなる3次の状態ベクトルとすると、 xr△=xr1 xr2 xr3 x〓(t)=Arxr(t) (1) で表される。
xr3からなる3次の状態ベクトルとすると、 xr△=xr1 xr2 xr3 x〓(t)=Arxr(t) (1) で表される。
ここで、Arは3×3の係数行列である。
Ar=0,1,0
0,0,1
0,0,0
次にyrを指示位置yD、指示加速度yaからなる2
次の出力ベクトルとすると yr(t)=yD(t) ya(t) (2) =c′rD c′raxr(t) (3) で表される。
次の出力ベクトルとすると yr(t)=yD(t) ya(t) (2) =c′rD c′raxr(t) (3) で表される。
ここで、c′rD、c′raは3次の出力ベクトルであ
り、 c′rD=〔1,0,0〕 c′ra=〔0,0,Kp〕 であれば、指示位置yDはxr1と、またKp=1であ
れば指示加速度yaはxr3と等しくなる。
り、 c′rD=〔1,0,0〕 c′ra=〔0,0,Kp〕 であれば、指示位置yDはxr1と、またKp=1であ
れば指示加速度yaはxr3と等しくなる。
モータ系はxnを2次の状態ベクトル、uをス
カラーの操作量およびynをスカラー出力(モー
タの位置信号)とすると、 x〓n(t)=Anxn(t)+bnu(t) (4) yn(t)=cnxn(t) (5) となる。ここで、Anは系の2×2係数行列、bn
は2次の駆動ベクトル、c′nは2次の出力ベクト
ルである。ここで、 An=0,1 0,0,bn=0 Kn c′n=〔1,0〕 である。
カラーの操作量およびynをスカラー出力(モー
タの位置信号)とすると、 x〓n(t)=Anxn(t)+bnu(t) (4) yn(t)=cnxn(t) (5) となる。ここで、Anは系の2×2係数行列、bn
は2次の駆動ベクトル、c′nは2次の出力ベクト
ルである。ここで、 An=0,1 0,0,bn=0 Kn c′n=〔1,0〕 である。
なお、上記(4)、(5)式は下記のようにして得られ
る。
る。
モータ系の伝達関数はKn/s2で表される。こ
れをラプラス変換すると下記の如くなる。
れをラプラス変換すると下記の如くなる。
Yn(s)=Kn/s2U(s)
これを微分方程式で表すと、
y¨n=Knu
となる。ここで、
xn1△=yn
xn2△=x〓n1
と定義して、状態方程式で表すと
x〓n1=xn2
x〓n2=Knu
となる。これをベクトル表現すると
x〓n1
x〓n2=0,1
0,0xn1
xn2+0
Knu
x〓n=Anxn+bnu
yn=〔1,0〕xn
=c′nxn
となる。
また機械系はxpを2次の状態ベクトル、ypをス
カラー出力(機械系の加速度信号)とすると、 x〓p(t)=Apxp(t)+bpyn(t) (6) yp(t)=c′pxp(t)+dpyn(t) (7) で表わすことができる。ここで、Apは系の2×
2係数行列、bpは2次の駆動ベクトル、c′pは2次
の出力ベクトルであり、dpはスカラーの伝達係数
である。ただし、「’」は転置を意味するもので
ある。ここで、 Ap=0, −ωp 2, 1 −2ζωp bp=0 Kpωp 2 c′p=〔−ωp 2,−2ζωp〕 dp=Kpωp 2Cp で表される。なお、上記(6)、(7)式は下記のように
して得られる。機械系の伝達関数は K0ω0 2s2/s2+2ζω0s+ω0 2 で表される。これをラプラス変換すると下記の如
くなる。
カラー出力(機械系の加速度信号)とすると、 x〓p(t)=Apxp(t)+bpyn(t) (6) yp(t)=c′pxp(t)+dpyn(t) (7) で表わすことができる。ここで、Apは系の2×
2係数行列、bpは2次の駆動ベクトル、c′pは2次
の出力ベクトルであり、dpはスカラーの伝達係数
である。ただし、「’」は転置を意味するもので
ある。ここで、 Ap=0, −ωp 2, 1 −2ζωp bp=0 Kpωp 2 c′p=〔−ωp 2,−2ζωp〕 dp=Kpωp 2Cp で表される。なお、上記(6)、(7)式は下記のように
して得られる。機械系の伝達関数は K0ω0 2s2/s2+2ζω0s+ω0 2 で表される。これをラプラス変換すると下記の如
くなる。
Yp(s)=K0ω0 2s2/s2+2ζω0s+ω0 2Yn(s)
これをさらに
Yp(s)=s2Z(s)
ただし、
Z(s)=K0ω0 2/s2+2ζω0s+ω0 2Yn(s)
書き直して、微分方程式で表すと
x¨+2ζω0z〓+ω0 2z=Koω0 2yn
となる。ここで、
xp1△=z
xp2△=x〓p1
と定義して、状態方程式で表すと
x〓p1=xp2
x〓p2=−ω0 2xp1−2ζω0xp2+Kpω0 2yn
となる。これをベクトル表現すると
x〓p1
x〓p2=0,
−ωp 2, 1
−2ζωpxp1
xp2
+0
Kpωp 2yn
x〓p=Apxp+bpyn
また、
yp=x¨p1
=x〓p2
=−ω0 2xp1−2ζω0xp2+Kpω0 2yn
yp=〔−ωp 2,−2ζωp〕xp1
xp2
+Kpω0 2yn
=c′pxp+dpyn
となる。
モータ系についての位置偏差補償器2内の位置
偏差積分器および機械系の定常加速度偏差ep(∞)
を零にするための振動抑制積分器については、そ
れぞれ、 x〓ni(t)=en(t) (8) =yD(t)−yn(t) (9) x〓pi(t)=ep(t) (10) =ya(t)−yp(t) (11) と示すことができる。
偏差積分器および機械系の定常加速度偏差ep(∞)
を零にするための振動抑制積分器については、そ
れぞれ、 x〓ni(t)=en(t) (8) =yD(t)−yn(t) (9) x〓pi(t)=ep(t) (10) =ya(t)−yp(t) (11) と示すことができる。
さて振動抑制補償器6を位置偏差補償器2と調
和させて、 en(∞)=0 (12) ep(∞)=0 (13) にするサーボ問題は、各制御系を合成することに
より最適レギユレータ問題に帰着できる。前記(1)
〜(11)式を合成した複合系を x〓(t)=Ax(t)+bu(t) (14) y(t)=Cx(t) (15) ここでy(t)は下記の通り記述できる。
和させて、 en(∞)=0 (12) ep(∞)=0 (13) にするサーボ問題は、各制御系を合成することに
より最適レギユレータ問題に帰着できる。前記(1)
〜(11)式を合成した複合系を x〓(t)=Ax(t)+bu(t) (14) y(t)=Cx(t) (15) ここでy(t)は下記の通り記述できる。
y(t)=en(t)
ep(t)=yD(t)−yn(t)
ya(t)−yp(t)
=c′rDxr(t)−c′nxn(t)
c′raxr(t)−(c′pXp(t)+dpyn(t))
=c′rDxr(t)−c′nxn(t)
c′raxr(t)−(cpxp(t)−dpc′nxn(t)
=c′rD,
c′ra,0,
0, 0,
−c′p0,
0,−c′n
−dpc′nxr
xpi
xp
xni
xn
ここで系の係数行列A、駆動ベクトルbおよび
出力行列Cは次のように表される。
出力行列Cは次のように表される。
x=xr
xpi
xp
xni
xn、
A=Ar,
c′ra,
0,
−c′rD,
0,0,
0,
0,
0,
0, 0,
−C′p,
Ap,
0,
0,0,
0,
0,
0,
0, 0
−dpc′n
bpc′n
−c′n
An
b=0
0
0
0
bn、
C′=c′rD,
c′ra,0,
0, 0
−c′p,0,
0,−c′n,
−dpc′n (16)
と表す。
ここで、高い位置決め精度を実現しつつ機械系
の振動を抑制するために次式に評価関数を設定す
る。
の振動を抑制するために次式に評価関数を設定す
る。
J(u(t))=∫∞ 0xni 2(t)
+σxpi 2(t)+λu2(t)dt (17)
ただし、第1項は高い位置決め精度を実現する
ために挿入した位置偏差の積分値の2乗であり、
第2項は振動を抑制するために挿入した機械系に
ついての加速度偏差の積分値2乗である。第3項
はモータへの操作エネルギーを表している。ま
た、σ、λは第1項を1としたときの重み係数で
ある。(14)式〜(16)式を制約条件としてこの
評価関数を最小にする最適な操作量u(t)は一意
に求めることができ、次式で与えられる。
ために挿入した位置偏差の積分値の2乗であり、
第2項は振動を抑制するために挿入した機械系に
ついての加速度偏差の積分値2乗である。第3項
はモータへの操作エネルギーを表している。ま
た、σ、λは第1項を1としたときの重み係数で
ある。(14)式〜(16)式を制約条件としてこの
評価関数を最小にする最適な操作量u(t)は一意
に求めることができ、次式で与えられる。
u(t)=f′x(t) (18)
f′=−b′K/λ (19)
ここで、Kは次のリツカチの代数方程式によつ
て求める。
て求める。
Kbb′K/λ−KA−A′K−cnic′ni
−cpic′piσ=0 (20)
ここで、
c′ni=〔0,0,0,1,0〕
c′pi=〔0,1,0,0,0〕
である。
また上記(18)式は、
u(t)=f′rxr(t)+fnixni(t)+fpixpi(t)
+f′nx^n(t)+f′px^p(t) (21)
と書ける。モータ系や機械系の内部状態ベクトル
xn、xpについては直接測定できないので、推定
値x^n、x^pを用いる。
xn、xpについては直接測定できないので、推定
値x^n、x^pを用いる。
x^nは、
x^n(t)=Anx^n(t)+bnu(t)
+gn(en(t)+c′nx^n(t)) (22)
のモータ系状態観測器2−0から生成される。た
だし、gnはこのモータ系状態観測器2−0の2
次のゲインベクトルである。
だし、gnはこのモータ系状態観測器2−0の2
次のゲインベクトルである。
またxpは、
x^p(t)=Apx^p(t)+bpyn(t)+gp(ep(t)
+c′px^p(t)+dpyn(t)) (23)
の機械系状態観測器6−0から生成される。ただ
し、gpは機械系状態観測器6−0の2次のゲイン
ベクトルである。
し、gpは機械系状態観測器6−0の2次のゲイン
ベクトルである。
これは閉ループ系を漸近的に安定する安定化補
償器としても働いている。また(21)式第1項は
関数発生部1からのフイードフオワードなループ
で、目標位置に関する値を加えるものであり、ア
ームの指示軌跡への追従特性を向上させる働きを
している。
償器としても働いている。また(21)式第1項は
関数発生部1からのフイードフオワードなループ
で、目標位置に関する値を加えるものであり、ア
ームの指示軌跡への追従特性を向上させる働きを
している。
以上のようにして得られた、本発明における位
置偏差補償器2および振動抑制補償器6の構成
は、第4図に示すようになる。また(18)式のf
については、評価関数の重みσ、λをパラメータ
として高い位置決め精度を実現でき、振動が抑制
するように(19)式、(20)式を用いて予め計算
される。
置偏差補償器2および振動抑制補償器6の構成
は、第4図に示すようになる。また(18)式のf
については、評価関数の重みσ、λをパラメータ
として高い位置決め精度を実現でき、振動が抑制
するように(19)式、(20)式を用いて予め計算
される。
本発明の実施例によれば、第5図a−1〜a−
3のような場合に限らず、第5図b,cのような
指示軌跡がステツプ関数や、ランプ関数の場合に
も、アームがそれらに偏差なく追従し、移動中お
よび停止時の振動を充分に抑制することができ
る。また関数発生部の伝達関数モデルの積分器の
数がL個の場合には、位置偏差補償器および振動
抑制補償器内の積分器の数をそれぞれL−2個以
上にすることにより、L−1次関数を含む指示軌
跡に対して、アームを偏差なく追従させ、振動を
抑制させることができる。このようにして第5図
d−1〜d−4のような、始点および終点近傍で
加速度の変分を一定とする場合においても極めて
有効である。さらに機械系の次数をm次にするこ
とによつて、m/2個の共振点をもつような振動
に対しても十分抑制効果がある。
3のような場合に限らず、第5図b,cのような
指示軌跡がステツプ関数や、ランプ関数の場合に
も、アームがそれらに偏差なく追従し、移動中お
よび停止時の振動を充分に抑制することができ
る。また関数発生部の伝達関数モデルの積分器の
数がL個の場合には、位置偏差補償器および振動
抑制補償器内の積分器の数をそれぞれL−2個以
上にすることにより、L−1次関数を含む指示軌
跡に対して、アームを偏差なく追従させ、振動を
抑制させることができる。このようにして第5図
d−1〜d−4のような、始点および終点近傍で
加速度の変分を一定とする場合においても極めて
有効である。さらに機械系の次数をm次にするこ
とによつて、m/2個の共振点をもつような振動
に対しても十分抑制効果がある。
以上説明の如く、本発明よれば、ロボツトのア
ームやマニピユレータの移動のときに生じる振動
を有効に抑制することができるので、これらを速
い速度で駆動することが可能となり、その作業性
能を向上させることができる。
ームやマニピユレータの移動のときに生じる振動
を有効に抑制することができるので、これらを速
い速度で駆動することが可能となり、その作業性
能を向上させることができる。
第1図は従来のロボツト制御装置を示し、第2
図は本発明の一実施例構成図、第3図は第2図を
伝達関数として示したもの、第4図は本発明にお
ける補償器の詳細説明図、第5図は各種の指示軌
跡を示すものである。 図中、1は関数発生部、2は位置偏差補償器、
3はモータ系、4は機械系、5は振動検出器、6
は振動抑制補償器をそれぞれ示す。
図は本発明の一実施例構成図、第3図は第2図を
伝達関数として示したもの、第4図は本発明にお
ける補償器の詳細説明図、第5図は各種の指示軌
跡を示すものである。 図中、1は関数発生部、2は位置偏差補償器、
3はモータ系、4は機械系、5は振動検出器、6
は振動抑制補償器をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ロボツトのアームやマニピユレータの3次元
空間あるいは関節軸での指示加速度信号、指示速
度信号、及び指示位置信号を出力する関数発生器
と、 モータ系からの位置信号と指示位置信号との偏
差であるモータ系の位置偏差信号とモータ系の操
作信号に基づきモータ系の状態量を推定するモー
タ系状態観測器及びモータ系の位置偏差信号を積
分する位置偏差積分器を有する位置偏差補償器
と、 上記アームやマニピユレータに設けられ、加速
度計により振動状態を検出する振動検出手段と、 関数発生部からの指示加速度信号と振動検出手
段の加速度信号との偏差である加速度偏差信号及
びモータ系からの位置信号を入力して機械系の状
態量を推定する機械系状態観測器及び加速度偏差
信号を積分する振動抑制積分器を有する振動抑制
補償器と、 関数発生部から出力される指示加速度信号、指
示速度信号及び指示位置信号と、 前記位置偏差補償器のモータ系の状態観測器の
出力信号と位置偏差積分器出力信号と、 前記振動抑制補償器の機械系の状態観測器の出
力信号と振動抑制積分器の出力信号とを、 各々係数器を介して加算する加算手段を具備
し、その出力をモータ系の操作信号に使用し、上
記各係数器の係数を過渡振動の抑制と高い位置決
め精度を得るよう最適な値に決定することを特徴
とするロボツト制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10184781A JPS583001A (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | ロボツト制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10184781A JPS583001A (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | ロボツト制御方式 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3317388A Division JPH0673086B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | ロボット制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS583001A JPS583001A (ja) | 1983-01-08 |
JPH0416803B2 true JPH0416803B2 (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=14311440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10184781A Granted JPS583001A (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | ロボツト制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583001A (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0676004B2 (ja) * | 1985-03-27 | 1994-09-28 | 日本電装株式会社 | 自動車用空気調和装置 |
JPH064374B2 (ja) * | 1985-04-05 | 1994-01-19 | 日本電装株式会社 | 自動車用空気調和装置 |
JPS60173607A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-07 | Hitachi Ltd | ロボツトハンド制御方式 |
FR2561738B1 (fr) * | 1984-03-26 | 1986-08-22 | Europ Propulsion | Procede et dispositif de reduction des vibrations des machines tournantes equipees d'une suspension magnetique active |
JPH0662053B2 (ja) * | 1984-10-19 | 1994-08-17 | 日本電装株式会社 | 自動車用空調装置の制御方法 |
JPH07104687B2 (ja) * | 1984-11-15 | 1995-11-13 | 株式会社日立製作所 | ロボットの経路制御方法 |
JPH064375B2 (ja) * | 1985-11-27 | 1994-01-19 | 日本電装株式会社 | 自動車用空気調和装置 |
JPH0638212B2 (ja) * | 1986-08-14 | 1994-05-18 | 川崎重工業株式会社 | 物体の位置制御装置 |
JPS6426908A (en) * | 1987-07-23 | 1989-01-30 | Nippon Kokan Kk | Control method for arc locus of biaxial feed drive mechanism |
JPS6454504A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-02 | Japan Res Dev Corp | Control circuit for position control system |
CN1023667C (zh) * | 1988-02-19 | 1994-02-02 | 克罗斯公司 | 控制一个机床(例如一个车床)的方法和系统 |
JP5037065B2 (ja) * | 2006-08-09 | 2012-09-26 | 三菱電機株式会社 | 機械制御装置 |
DE102008062978B4 (de) * | 2008-12-23 | 2019-02-14 | Robert Bosch Gmbh | Handhabungsmaschine und Verfahren zu ihrem Betrieb |
CN111566928B (zh) * | 2018-01-09 | 2023-11-24 | 松下知识产权经营株式会社 | 电动机的控制装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5261059A (en) * | 1975-11-14 | 1977-05-20 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | Device for controlling robots axis |
JPS5327445A (en) * | 1976-08-27 | 1978-03-14 | Hitachi Ltd | Vibration tes ter |
-
1981
- 1981-06-30 JP JP10184781A patent/JPS583001A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5261059A (en) * | 1975-11-14 | 1977-05-20 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | Device for controlling robots axis |
JPS5327445A (en) * | 1976-08-27 | 1978-03-14 | Hitachi Ltd | Vibration tes ter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS583001A (ja) | 1983-01-08 |
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