JPH04166511A - 電柱支線用アンカー - Google Patents
電柱支線用アンカーInfo
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- JPH04166511A JPH04166511A JP29404990A JP29404990A JPH04166511A JP H04166511 A JPH04166511 A JP H04166511A JP 29404990 A JP29404990 A JP 29404990A JP 29404990 A JP29404990 A JP 29404990A JP H04166511 A JPH04166511 A JP H04166511A
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- Granted
Links
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Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は電柱支線用アンカーの新規な設置方法および該
方法に用いる新規なアンカーに関し、施工が極めて容易
で埋戻しのための仮舗装や本舗装を必要としないことを
特徴とするものである。
方法に用いる新規なアンカーに関し、施工が極めて容易
で埋戻しのための仮舗装や本舗装を必要としないことを
特徴とするものである。
従来、電柱支線用アンカーとしては、実公昭48−37
446号公報や実開平1−138931号公報に開示さ
れている考案が知られている。前者の考案は、上下二つ
折り可能とした幅広ベース板状の抵抗板を上引板の下端
にリンクを介して回動可能に軸支したもので、全体を地
中に埋め込んだ後抵抗板の上部を打ち込むことにより、
軸支部を中心に旋回させて抵抗板をほぼ水平状に位置さ
せるようにしたものである。また、後者の考案は第10
図に示す如く、設定位置の地面@に一定区画の掘り下げ
部@を形成し、そこから(a)の如く案内板0に一対の
連結板◎0とリベット00・・・・・・で連結した第1
抵抗板体■を、その突出した打込み用突部0を利用して
打込み具0で土地に打撃進入せしめた後、第2抵抗板体
Bを案内板0に嵌装し、この状態で前述の打込み具0に
より案内板0に沿って(b)の如く打撃埋設してハ字状
の抵抗体を構成し、その後(C)の如く案内板0を傾斜
させて第2抵抗板体■のせり上りを防止し、前記掘り下
げ部0を仮舗装した後、後日、前記の仮舗装を剥して改
めて本舗装していた。
446号公報や実開平1−138931号公報に開示さ
れている考案が知られている。前者の考案は、上下二つ
折り可能とした幅広ベース板状の抵抗板を上引板の下端
にリンクを介して回動可能に軸支したもので、全体を地
中に埋め込んだ後抵抗板の上部を打ち込むことにより、
軸支部を中心に旋回させて抵抗板をほぼ水平状に位置さ
せるようにしたものである。また、後者の考案は第10
図に示す如く、設定位置の地面@に一定区画の掘り下げ
部@を形成し、そこから(a)の如く案内板0に一対の
連結板◎0とリベット00・・・・・・で連結した第1
抵抗板体■を、その突出した打込み用突部0を利用して
打込み具0で土地に打撃進入せしめた後、第2抵抗板体
Bを案内板0に嵌装し、この状態で前述の打込み具0に
より案内板0に沿って(b)の如く打撃埋設してハ字状
の抵抗体を構成し、その後(C)の如く案内板0を傾斜
させて第2抵抗板体■のせり上りを防止し、前記掘り下
げ部0を仮舗装した後、後日、前記の仮舗装を剥して改
めて本舗装していた。
前記実公昭48−37446号公報の考案においては、
機構が複雑で大きな打撃力を要する他、打撃により抵抗
板体を地中にて展開する際に土を乱すので負荷をかけた
場合抜は上りの生じる場合がある。
機構が複雑で大きな打撃力を要する他、打撃により抵抗
板体を地中にて展開する際に土を乱すので負荷をかけた
場合抜は上りの生じる場合がある。
また、実開平1−138931号公報の考案は、現在広
〈実施されている構造のものであるが、この場合は抵抗
板体■■がハ字状に打ち込まれるだけであるため負荷を
かけた場合抜けやすく、また、施工後掘り下げ部を仮舗
装し、その後改めて本舗装を必要とするなど、大変作業
効率の悪いものであった。また、これら従来品において
は、アースは別に設けなければならないという問題も含
んでいた。
〈実施されている構造のものであるが、この場合は抵抗
板体■■がハ字状に打ち込まれるだけであるため負荷を
かけた場合抜けやすく、また、施工後掘り下げ部を仮舗
装し、その後改めて本舗装を必要とするなど、大変作業
効率の悪いものであった。また、これら従来品において
は、アースは別に設けなければならないという問題も含
んでいた。
本発明は、上記のような面倒な工程を要することなく、
スクリューオーガー等により小径の深孔を掘削した後、
この深孔に埋込スリーブを打ち込み、スリーブ内に挿入
した昇降体を地上から引き上げることによりスリーブ側
壁のガイド孔から爪を7字状に張り出させてロックする
ようにしたことを特徴とするものである。そしてアース
の設置についても埋込スリーブの外周面やロッドを利用
して容易かつ確実に設置できるものである。
スクリューオーガー等により小径の深孔を掘削した後、
この深孔に埋込スリーブを打ち込み、スリーブ内に挿入
した昇降体を地上から引き上げることによりスリーブ側
壁のガイド孔から爪を7字状に張り出させてロックする
ようにしたことを特徴とするものである。そしてアース
の設置についても埋込スリーブの外周面やロッドを利用
して容易かつ確実に設置できるものである。
すなわち、本発明は、側面に複数の爪開き用ガイド孔を
有する埋込スリーブを地中に埋め込み、該埋込スリーブ
の内部に挿入した複数の爪を有する昇降体を地上からロ
ッドを介して引き上げることにより、該昇降体に設けた
複数の爪を前記埋込スリーブの爪開き用ガイド孔から斜
め上方に向けて地中に張り出させることを特徴とする電
柱支線用アンカーの設置方法、および、この方法に使用
するための、パイプの外周に複数の爪開き用ガイド孔を
有する埋込スリーブと、上端部が外方へ開脚可能な複数
の爪を備えるとともにロッドとの結合手段を中心部に備
えてなる前記埋込スリーブ内に挿入可能な昇降体と、前
記昇降体の結合手段と結合して該昇降体を上方へ引き上
げるためのロッドとからなる電柱支線用アンカー、およ
び、同じく前記方法に使用するための、下端を密封して
尖らせるか、あるいは開放したパイプの外周に複数の爪
開き用カイト孔を有する埋込スリーブと、上端部が外方
へ開脚可能な複数の爪を上半部外周に備えるとともに複
数の鉤溝を下端外周に備えてなる前記埋込スリーブ内に
挿入可能な筒状の昇降体と、中央上部にねじ孔を備える
とともに側部外周に前記鉤溝と係合可能な複数の突起を
有するロックプレートと、前記ロックプレートの中央上
部のねじ孔にねじ込み可能なおねじを先端に設けた長尺
状のロッドとからなる電柱支線用アンカーに係るもので
ある。
有する埋込スリーブを地中に埋め込み、該埋込スリーブ
の内部に挿入した複数の爪を有する昇降体を地上からロ
ッドを介して引き上げることにより、該昇降体に設けた
複数の爪を前記埋込スリーブの爪開き用ガイド孔から斜
め上方に向けて地中に張り出させることを特徴とする電
柱支線用アンカーの設置方法、および、この方法に使用
するための、パイプの外周に複数の爪開き用ガイド孔を
有する埋込スリーブと、上端部が外方へ開脚可能な複数
の爪を備えるとともにロッドとの結合手段を中心部に備
えてなる前記埋込スリーブ内に挿入可能な昇降体と、前
記昇降体の結合手段と結合して該昇降体を上方へ引き上
げるためのロッドとからなる電柱支線用アンカー、およ
び、同じく前記方法に使用するための、下端を密封して
尖らせるか、あるいは開放したパイプの外周に複数の爪
開き用カイト孔を有する埋込スリーブと、上端部が外方
へ開脚可能な複数の爪を上半部外周に備えるとともに複
数の鉤溝を下端外周に備えてなる前記埋込スリーブ内に
挿入可能な筒状の昇降体と、中央上部にねじ孔を備える
とともに側部外周に前記鉤溝と係合可能な複数の突起を
有するロックプレートと、前記ロックプレートの中央上
部のねじ孔にねじ込み可能なおねじを先端に設けた長尺
状のロッドとからなる電柱支線用アンカーに係るもので
ある。
本発明においては、予めスクリューオーガー等にて小径
の深孔を設けるかそれ自体を直接打ち込むことにより埋
込スリーブを地中に埋め込み、この埋込スリーブの中に
予めセットしておくか、あるいは後から挿入した爪付き
の昇降体を地上からロッドを介して引き上げることによ
り、埋込スリーブ側壁のガイド孔から複数の爪が地中に
7字状に拡がって突出し、昇降体自体かロックされる。
の深孔を設けるかそれ自体を直接打ち込むことにより埋
込スリーブを地中に埋め込み、この埋込スリーブの中に
予めセットしておくか、あるいは後から挿入した爪付き
の昇降体を地上からロッドを介して引き上げることによ
り、埋込スリーブ側壁のガイド孔から複数の爪が地中に
7字状に拡がって突出し、昇降体自体かロックされる。
従って、この昇降体と連結されたロッドもそれ以上の引
き上げが不能となりアンカーを形成する。
き上げが不能となりアンカーを形成する。
なお、本発明においては、埋込スリーブの外周面やロッ
ドを利用して避雷針や各種機器のアースを、容易に設置
することができる。
ドを利用して避雷針や各種機器のアースを、容易に設置
することができる。
〔実施例1〕
以下、本発明の一実施例を図面に基き説明する。
第1図において、■は埋込スリーブで、長尺状のパイプ
■の中間部側壁左右に爪開き用ガイド孔■■が設けられ
、下端は尖頭形■に形成されているがこの下端は開放状
態でもよい。該ガイド孔■■の形状は方形状でその孔の
上縁部外周は斜め上方に向う傾斜面■となっている。
■の中間部側壁左右に爪開き用ガイド孔■■が設けられ
、下端は尖頭形■に形成されているがこの下端は開放状
態でもよい。該ガイド孔■■の形状は方形状でその孔の
上縁部外周は斜め上方に向う傾斜面■となっている。
■は、第3図にも示す如く上半部左右に外方へ開脚可能
な長足状の爪■■を対称に備え、下端外周に複数の鉤溝
■■を有する筒状の昇降体で、該爪の先端部■は尖らせ
て少し外方へそらせてあり、爪の下部外面には爪を曲り
やすくするための窪み0が設けられている。そしてこの
昇降体の外径は、前記埋込スリーブ■の内部に挿入可能
な寸法となっている。
な長足状の爪■■を対称に備え、下端外周に複数の鉤溝
■■を有する筒状の昇降体で、該爪の先端部■は尖らせ
て少し外方へそらせてあり、爪の下部外面には爪を曲り
やすくするための窪み0が設けられている。そしてこの
昇降体の外径は、前記埋込スリーブ■の内部に挿入可能
な寸法となっている。
0は第4図にも示す如く、前記昇降体の鉤溝■にはめ込
み可能な突起◎0を外周に備え、その中心部にねし孔O
を有するロックプレートである。
み可能な突起◎0を外周に備え、その中心部にねし孔O
を有するロックプレートである。
図示のロックプレートの下端は逆円錐状Oに形成されて
いるが、この下端の形状は必ずしも円錐状にする必要は
なく、また、上部中心にはポスOを設け、この中央部に
ねじ孔Oを形成しているが、このボスはねじ強度を確保
するためのもので、ロックプレートが厚ければ必要はな
いものである。
いるが、この下端の形状は必ずしも円錐状にする必要は
なく、また、上部中心にはポスOを設け、この中央部に
ねじ孔Oを形成しているが、このボスはねじ強度を確保
するためのもので、ロックプレートが厚ければ必要はな
いものである。
Oは長尺状のロッドで、下端には前記ムじ孔Oにねじ込
まれるおねじOが設けられており、その上端部は地上に
突出して電柱等の支線と連結されるものである。
まれるおねじOが設けられており、その上端部は地上に
突出して電柱等の支線と連結されるものである。
前記は、昇降体下端の鉤溝■にロックプレート0の突起
Oをはめ込む形態の昇降体について説明したが、この昇
降体は第5図に示す如く昇降体Oの下端にナツトOを溶
着またはカシメ固定して一体化したものでもよい。
Oをはめ込む形態の昇降体について説明したが、この昇
降体は第5図に示す如く昇降体Oの下端にナツトOを溶
着またはカシメ固定して一体化したものでもよい。
なお、上記埋込スリーブの寸法は、電柱の支線用として
は外径約10〜15cm、長さ約150cm、爪の長さ
約30an程度のものであるが、張力の程度に応じて適
宜調節すればよい。
は外径約10〜15cm、長さ約150cm、爪の長さ
約30an程度のものであるが、張力の程度に応じて適
宜調節すればよい。
なお、避雷針や各種機器等のアースの設置については、
特に図示しないが、埋込スリーブの外周面やロッドを利
用することにより体裁よく、簡単かつ、経済的に設置で
きる。
特に図示しないが、埋込スリーブの外周面やロッドを利
用することにより体裁よく、簡単かつ、経済的に設置で
きる。
(1)電柱の側部にスクリューオーガーにて小径の深孔
@壬垂直または斜め方向に設ける。
@壬垂直または斜め方向に設ける。
(2)深孔に埋込スリーブ■を埋め込む。
(3)第3図の昇降体■の下端の鉤溝■にロックプレー
ト0の突起Oをはめ込み回転させて両者を結合した後、
上部からロッドOのねじ部Oをロックプレートのねじ孔
Oにねじ込み、この昇降体■を地上からロッドを押し込
むようにして埋込スリーブ内に押し込み挿入する。この
昇降体の挿入に際しては、爪の先端部■は埋込スリーブ
の内壁によりやや狭められた状態で挿入されるが、少く
とも第1図の状態にて爪の先端部が爪開き用ガイド孔■
にはまる位置までは押し込む必要かある。
ト0の突起Oをはめ込み回転させて両者を結合した後、
上部からロッドOのねじ部Oをロックプレートのねじ孔
Oにねじ込み、この昇降体■を地上からロッドを押し込
むようにして埋込スリーブ内に押し込み挿入する。この
昇降体の挿入に際しては、爪の先端部■は埋込スリーブ
の内壁によりやや狭められた状態で挿入されるが、少く
とも第1図の状態にて爪の先端部が爪開き用ガイド孔■
にはまる位置までは押し込む必要かある。
(4)地上から前記埋込スリーブ■の上端部を抜けない
ように押圧しながら、前記ロッドOを油圧装置を用いて
引き上げ、昇降体を上昇させる。
ように押圧しながら、前記ロッドOを油圧装置を用いて
引き上げ、昇降体を上昇させる。
(5)昇降体■の上昇により、爪■■の先端部■■はガ
イド孔の傾斜面■に沿って上部外方へと拡がりながら上
昇し、二点鎖線にて示す如く、地中に7字状となって張
り出す。この状態で最大の負荷となり、アンカーが形成
される。
イド孔の傾斜面■に沿って上部外方へと拡がりながら上
昇し、二点鎖線にて示す如く、地中に7字状となって張
り出す。この状態で最大の負荷となり、アンカーが形成
される。
(6)アンカー形成後は、埋込スリーブ■の上端開口部
に適宜な割型の栓0をした後、その上部をセメント又は
アスファルトOにて埋めればよい。
に適宜な割型の栓0をした後、その上部をセメント又は
アスファルトOにて埋めればよい。
(7)上記ロッドOの地上側先端部は支線と連結され張
力が加えられる。
力が加えられる。
なお、上記は垂直埋込みの形態について説明したが、斜
めに設ける支線用としては、その支線の延長線に沿って
斜めに埋込スリーブが埋め込まれるものである。
めに設ける支線用としては、その支線の延長線に沿って
斜めに埋込スリーブが埋め込まれるものである。
(8)一方、上記アンカーを撤去する場合には、前記の
アスファルトOを取り除いた後、油圧又は打撃にてロッ
ドOを下方へ押し込めば昇降体■は下降し、これに伴い
爪も元に戻って埋込スリーブ■内に第1図の如く納まる
。
アスファルトOを取り除いた後、油圧又は打撃にてロッ
ドOを下方へ押し込めば昇降体■は下降し、これに伴い
爪も元に戻って埋込スリーブ■内に第1図の如く納まる
。
この状態で上部の割型の栓0を外し、スリーブ上端部に
予め設けておいた孔O○にスリーブの上方から別のフッ
ク付きのスリーブ引上げ治具(図示せず)のフックを引
っかけ、強く引き上げると埋込スリーブは内部の昇降体
と共に引き抜かれ撤去することができる。
予め設けておいた孔O○にスリーブの上方から別のフッ
ク付きのスリーブ引上げ治具(図示せず)のフックを引
っかけ、強く引き上げると埋込スリーブは内部の昇降体
と共に引き抜かれ撤去することができる。
前記の手順は、オーガーにて予め深孔@を設けて埋込ス
リーブを埋め込んだが、図示のように下端が尖頭形■に
なった埋込スリーブの場合には、直接打ち込んで埋め込
むことも可能である。
リーブを埋め込んだが、図示のように下端が尖頭形■に
なった埋込スリーブの場合には、直接打ち込んで埋め込
むことも可能である。
また、昇降体■の形態は、ロックプレート0を用いない
第5図に示すものでも同じ手順でアンカーの設置、撤去
が可能である。
第5図に示すものでも同じ手順でアンカーの設置、撤去
が可能である。
さらに、ロックプレートの下端または昇降体の下端が逆
円錐状に形成されているのは、下端が開放された埋込ス
リーブを用いた場合、長期間の間に埋込スリーブの下部
に土砂が埋まることがあり、この土砂が撤去に際し、昇
降体を押し下げるときの邪魔になるので、この時ロッド
上部から打撃を加えて土砂の中に昇降体を進めるための
ものである。従って、下端が封鎖されている埋込スリー
ブの場合にはこの逆円錐状部Oは不要である。
円錐状に形成されているのは、下端が開放された埋込ス
リーブを用いた場合、長期間の間に埋込スリーブの下部
に土砂が埋まることがあり、この土砂が撤去に際し、昇
降体を押し下げるときの邪魔になるので、この時ロッド
上部から打撃を加えて土砂の中に昇降体を進めるための
ものである。従って、下端が封鎖されている埋込スリー
ブの場合にはこの逆円錐状部Oは不要である。
〔実施例2〕
第6図〜第8図は、本発明における昇降体の別の実施例
を示すもので、アングル材にて爪を形成することにより
強度の大きなアンカーを得るものである。
を示すもので、アングル材にて爪を形成することにより
強度の大きなアンカーを得るものである。
図中0は、前後の支持板O■の上端部にスペーサーを兼
ねた連結具Oを有する昇降体で、その下部に、上端部を
外方にわん曲させた横断面アングル型の左右一対の爪○
○の下端がカラー〇を介して回動可能に軸支Oされ、上
記連結具Oの中心部には、ロッドとの連結用のネジ孔ま
たは貫通孔Oが設けられている。Oは下端にネジを有す
るロッドで、貫通孔Oに通された後、固定ピンOを支持
板とロッドを貫通させて設け、ロッドの下端にナツトO
をねじ込んで固定される。Oは埋込スリーブ■の側壁左
右に設けられた爪開き用のガイド孔で、この実施例の場
合は爪の断面形とほぼ同じL型に形成されている。
ねた連結具Oを有する昇降体で、その下部に、上端部を
外方にわん曲させた横断面アングル型の左右一対の爪○
○の下端がカラー〇を介して回動可能に軸支Oされ、上
記連結具Oの中心部には、ロッドとの連結用のネジ孔ま
たは貫通孔Oが設けられている。Oは下端にネジを有す
るロッドで、貫通孔Oに通された後、固定ピンOを支持
板とロッドを貫通させて設け、ロッドの下端にナツトO
をねじ込んで固定される。Oは埋込スリーブ■の側壁左
右に設けられた爪開き用のガイド孔で、この実施例の場
合は爪の断面形とほぼ同じL型に形成されている。
前記は、昇降体下部に軸支する爪が、横断面アングル状
の強度の大きなものについて説明したが、この爪は、第
9図に示す如く、直線棒状の2本の爪COの下端を、上
部にネジ孔0を有する軸状の昇降体Oの下端部に7字状
に軸支Oしてもよい。
の強度の大きなものについて説明したが、この爪は、第
9図に示す如く、直線棒状の2本の爪COの下端を、上
部にネジ孔0を有する軸状の昇降体Oの下端部に7字状
に軸支Oしてもよい。
この実施例2の形態においても各部の寸法は、前記の実
施例1と同様でよい。
施例1と同様でよい。
この実施例2についても施工手順は基本的に実施例1と
同じであり、異るのは、昇降体の構造の相違による点の
みである。
同じであり、異るのは、昇降体の構造の相違による点の
みである。
すなわち、地中に埋め込まれたスリーブ■内に、第6図
に示す昇降体Oを予めロッドOと結合した状態にて挿入
し、ガイド孔■の位置に爪Oの先端部を臨ませた状態で
昇降体を引き上げることにより爪を上部外方へ拡げるも
ので、その他の手順と要領は実施例1と同じであるため
説明は省略する。
に示す昇降体Oを予めロッドOと結合した状態にて挿入
し、ガイド孔■の位置に爪Oの先端部を臨ませた状態で
昇降体を引き上げることにより爪を上部外方へ拡げるも
ので、その他の手順と要領は実施例1と同じであるため
説明は省略する。
本発明によれば、埋込スリーブを直接地中に打ち込むか
、スクリューオーガー等にて小径の深孔をあけて埋め込
んだ後、スリーブ底部に設置した昇降体を引き上げるこ
とにより複数の爪を地中に7字状に張り出させるという
新規な方式を採用したため、施工が簡単で、路面の掘削
に関しても埋込スリーブの外径とほぼ同じ径の孔をあけ
るだけでよく、施工後の路面舗装もきわめて小さい範囲
のものとなり、さらにこの舗装部分は支線の保護カバー
にて完全に覆われる大きさであるため復旧の手間と時間
が大巾に省略でき、きわめて体裁のよい工事が可能とな
る。
、スクリューオーガー等にて小径の深孔をあけて埋め込
んだ後、スリーブ底部に設置した昇降体を引き上げるこ
とにより複数の爪を地中に7字状に張り出させるという
新規な方式を採用したため、施工が簡単で、路面の掘削
に関しても埋込スリーブの外径とほぼ同じ径の孔をあけ
るだけでよく、施工後の路面舗装もきわめて小さい範囲
のものとなり、さらにこの舗装部分は支線の保護カバー
にて完全に覆われる大きさであるため復旧の手間と時間
が大巾に省略でき、きわめて体裁のよい工事が可能とな
る。
また、本発明方法によれば、従来のように比較的広い範
囲を掘り下げて大きな装置を埋め込むものではなく、ま
た、スリーブや昇降体の撤去も容易なため、埋め戻し後
の陥没現象もなくなる。
囲を掘り下げて大きな装置を埋め込むものではなく、ま
た、スリーブや昇降体の撤去も容易なため、埋め戻し後
の陥没現象もなくなる。
さらに、本発明に係るアンカーの埋込スリーブや昇降体
はパイプやアングル等を素材として製作できるため安価
に得られ嵩もとらず使用勝手のよいものである。
はパイプやアングル等を素材として製作できるため安価
に得られ嵩もとらず使用勝手のよいものである。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断側面図、第2図は
爪が突出した状態の部分正面図、第3図は昇降体の斜視
図、第4図はロックプレートの斜視図、第5図は昇降体
の別の形態を示す縦断側面図、第6図は爪にアングル材
を用いた昇降体の縦断側面図、第7図はガイド孔の部分
正面図、第8図は第6図のA−A断面図、第9図は昇降
体の別の形態を示す縦断側面図、第10図は従来の支線
アンカーの埋込形態を示す側面図である。 1埋込スリーブ、2パイプ、3,30爪開き用ガイド孔
、4傾斜面、6,20昇降体、7,23爪、9鉤溝、1
10ツクプレート、12突起、13ねじ孔、16.27
0ツド、21支持板、22連結具、25軸支、36深孔
、37割型の栓。 特許出願人 山 1) 五 部 椿森 信− 馬場 信二
爪が突出した状態の部分正面図、第3図は昇降体の斜視
図、第4図はロックプレートの斜視図、第5図は昇降体
の別の形態を示す縦断側面図、第6図は爪にアングル材
を用いた昇降体の縦断側面図、第7図はガイド孔の部分
正面図、第8図は第6図のA−A断面図、第9図は昇降
体の別の形態を示す縦断側面図、第10図は従来の支線
アンカーの埋込形態を示す側面図である。 1埋込スリーブ、2パイプ、3,30爪開き用ガイド孔
、4傾斜面、6,20昇降体、7,23爪、9鉤溝、1
10ツクプレート、12突起、13ねじ孔、16.27
0ツド、21支持板、22連結具、25軸支、36深孔
、37割型の栓。 特許出願人 山 1) 五 部 椿森 信− 馬場 信二
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)側面に複数の爪開き用ガイド孔を有する埋込スリー
ブを地中に埋め込み、該埋込スリーブの内部に挿入した
複数の爪を設けた昇降体を地上からロッドを介して引き
上げることにより、該昇降体に設けた複数の爪を前記埋
込スリーブの爪開き用ガイド孔から斜め上方に向けて地
中に張り出させることを特徴とする電柱支線用アンカー
の設置方法。 2)パイプの外周に複数の爪開き用ガイド孔を有する埋
込スリーブと、上端部が外方へ開脚可能な複数の爪を備
えるとともにロッドとの結合手段を中心部に備えてなる
前記埋込スリーブ内に挿入可能な昇降体と、前記昇降体
の結合手段と結合して該昇降体を上方へ引き上げるため
のロッドとからなる電柱支線用アンカー。 3)下端を密封して尖らせるか、あるいは開放したパイ
プの外周に複数の爪開き用ガイド孔を有する埋込スリー
ブと、上端部が外方へ開脚可能な複数の爪を上半部外周
に備えるとともに複数の鉤溝を下端外周に備えてなる前
記埋込スリーブ内に挿入可能な筒状の昇降体と、中央上
部にねじ孔を備えるとともに側部外周に前記鉤溝と係合
可能な複数の突起を有するロックプレートと、前記ロッ
クプレートの中央上部のねじ孔にねじ込み可能なおねじ
を先端に設けた長尺状のロッドとからなる電柱支線用ア
ンカー。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP29404990A JP2857720B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 電柱支線用アンカー |
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ID=17802620
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JP29404990A Expired - Fee Related JP2857720B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 電柱支線用アンカー |
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1990
- 1990-10-30 JP JP29404990A patent/JP2857720B2/ja not_active Expired - Fee Related
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