JP2002167761A - 埋設コンクリート杭の抜去方法及び引抜き用掛止具 - Google Patents

埋設コンクリート杭の抜去方法及び引抜き用掛止具

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JP2002167761A JP2000364957A JP2000364957A JP2002167761A JP 2002167761 A JP2002167761 A JP 2002167761A JP 2000364957 A JP2000364957 A JP 2000364957A JP 2000364957 A JP2000364957 A JP 2000364957A JP 2002167761 A JP2002167761 A JP 2002167761A
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孟 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】埋設コンクリート杭の撤去を短時間で、かつ、
コスト的な負担もあまりかけずに行うことができる埋設
コンクリート杭の抜去手法の提供。 【解決手段】土中に埋設されたコンクリート杭11の周
囲にケーシングチューブ16を設置する工程と、コンク
リート杭11の長さ方向に貫通孔13を穿設する工程
と、該貫通孔13を介して引抜き用掛止具21を挿入
し、該引抜き用掛止具21が先端部23に備える掛止片
25をコンクリート杭11の下底面14に自動掛止さ
せ、かつ、抜き用掛止具21に設けた通孔26を介して
流体5を圧入しながら引抜き用掛止具21をコンクリー
ト杭11ともども強制的に引き上げる工程とを少なくと
も経ることによりコンクリート杭を引き抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解体建造物の基礎
杭として打ち込まれて埋設された状態にあるコンクリー
ト杭を取り除く上で特に好適な埋設コンクリート杭の抜
去方法及び引抜き用掛止具に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、建造物が解体された後には、基礎
杭として地中深く打ち込まれていたコンクリート杭を撤
去する必要がある。
【0003】このような埋設コンクリート杭を撤去する
従来手法としては、例えば「ロックオーガー」と称され
る掘削機を用いてコンクリート杭を外周面側から順次砕
いて破砕片とした後、地上に搬出する手法が一般に採用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
手法による場合には、1本のコンクリート杭に対し掘削
機を例えば8回打ち込んで破砕片とする必要があるな
ど、1本の埋設コンクリート杭を撤去するだけでも多大
な時間と費用とがかかってしまう不都合があった。ま
た、上記した掘削機を用いる場合には、その設置スペー
スを確保する必要があり、かかるスペースを確保できな
い場所においては対応できないという不具合もあった。
【0005】本発明は、従来手法にみられた上記課題に
鑑み、埋設コンクリート杭の撤去を短時間で、かつ、コ
スト的な負担もあまりかけずに行うことができる埋設コ
ンクリート杭の抜去方法及び引抜き用掛止具の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべくなされたものであり、そのうちの第1の発明に係
る埋設コンクリート杭の抜去方法は、地中に埋設された
コンクリート杭の周囲にケーシングチューブを設置する
工程と、前記コンクリート杭の長さ方向に貫通孔を穿設
する工程と、穿設後の前記貫通孔内に流体を圧入する工
程とを少なくとも経て前記コンクリート杭を引き抜くこ
とに特徴がある。
【0007】この場合、前記貫通孔を介して引抜き用掛
止具を挿入し、該抜き用掛止具が先端部に備える掛止片
をコンクリート杭の下底面に自動掛止させて前記引抜き
用掛止具をコンクリート杭ともども強制的に引き上げる
工程を含むものであってもよい。また、前記貫通孔内へ
の流体の圧入は、前記引抜き用掛止具がその長さ方向に
備える通孔を介して行うものであってもよい。
【0008】また、第2の発明に係る引抜き用掛止具
は、その周囲にケーシングチューブが設置されて地中に
埋設されているコンクリート杭の長さ方向に設けられた
貫通孔への挿通が自在で、かつ、前記コンクリート杭の
全長を上回る長さが付与された支杆体と、該支杆体の先
端部を前記コンクリート杭の下底面から突出させた際に
該下底面への自動掛止を自在に配設された掛止片を備え
てなる自動掛止機構と、地上に設置される引揚げ装置が
備える牽引部に連結させるべく前記支杆体の基端部側に
設けた連結部とを少なくとも具備させたことに特徴があ
る。
【0009】この場合、前記自動掛止機構は、前記支杆
体の長さ方向に流体の圧入流下を自在に形成された通孔
と、該通孔を介して圧入される流体の圧力による押し下
げを自在に支持された押圧ピンと、常態では前記支杆体
の長さ方向に納まり、前記押圧ピンが押し下げられた際
に前記支杆体と直交する方向への強制的な回動を自在に
軸支された掛止片とを少なくとも具備させて形成するこ
とができる。この場合、支杆体に形成される前記通孔
は、前記ケーシングチューブの先端部との対面側である
側面方向に向けた側面開口部をその終端側に設けておく
のが好ましい。
【0010】また、前記自動掛止機構は、一端を前記支
杆体の側に支持固定させた固定端とし、他端を自由端と
したねじりコイルばねと、該ねじりコイルばねの前記他
端と当接して前記支杆体と直交する方向への強制的な回
動が自在となってに前記支杆体に軸支された掛止片とを
少なくとも具備させて形成することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、第1の発明に係る埋設コ
ンクリート杭の抜去方法の一例につき、(a)〜(e)
としてプロセス別に示す説明図である。
【0012】同図によれば、(a),(b)として示す
ように地中1に埋設されたコンクリート杭11の周囲に
ケーシングチューブ16を設置する工程と、(c)に示
すコンクリート杭11の長さ方向に少なくとも1本の貫
通孔13を穿設する工程と、(d)に示す該貫通孔13
内にコンプレッサ等により流体5を圧入する工程とを少
なくとも経ることにより、(e)に示されているように
コンクリート杭11を浮き上がらせることができ、これ
ら一連の工程を経ることにより、埋設されているコンク
リート杭11を地中1から容易に抜去できる。なお、図
示は省略してあるがコンクリート杭11を地中1から抜
去した後は、ケーシングチューブ16も引き抜いて撤去
されることになる。
【0013】すなわち、図1(a)に示す工程において
は、地中1に埋設されているコンクリート杭11の周面
12との間に適宜の間隔を確保し得る内径を備え、先端
に位置する周縁16aにビット(図示せず)を有するケ
ーシングチューブ16を図示しないオーガーを用いて回
転させながらコンクリート杭11の長さ方向に沿わせて
押し込む。これにより、ケーシングチューブ16は、図
1(b)に示すようにコンクリート杭11の全長を上回
る長さ確保してこれを地中1内にて覆うようにして設置
されることになる。なお、この場合におけるケーシング
チューブ16の送込みは、土砂2との間の摩擦係数を低
減する観点からケーシングチューブ16とコンクリート
杭11との間にベントナイト液等の液状物を供給しなが
ら行われるので、その間に位置する土砂2も順次流動化
された流動土砂3に変化するに至る。
【0014】かくして、ケーシングチューブ16の設置
を終えた後は、図1(c)に示すようにコンクリート杭
11の略中心位置にてその長さ方向に向けた適宜口径の
貫通孔13が、例えばダウンザホールドリルなどの図示
しない穿孔装置を用いて穿設される。なお、貫通孔13
の穿設は、ケーシングチューブ16を設置する前に行う
こともできる。また、コンクリート杭11に穿設される
貫通孔13の位置は、図示例のように略中心位置とする
のが好ましいものの、ある程度偏心させた状態で2本以
上を穿設するものであってもよい。
【0015】コンクリート杭11に貫通孔13を穿設し
た後は、図1(d)に示すようにセメントミルクや水、
空気などからなる適宜の流体5を貫通孔13の頂端13
a側から下端13b方向に向けて適宜の加圧力のもとで
圧入する。これにより、流体5は、コンクリート杭11
の貫通孔13の下端13bからケーシングチューブ16
の下端部17に位置する流動土砂3内へと送り込まれ
る。
【0016】かくして、土圧によりシールされた状態に
ある流動土砂3内に流体5を貫通孔13を介して圧入し
続けることにより、逃げ場を失った流体5は、昇圧され
てやがてコンクリート杭11の下底面14を押し上げる
方向に作用するに至る。そして、コンクリート杭11
は、図1(e)に示すように地上4方向へと浮き上がら
せることができる。
【0017】図2は、第1の発明に係る埋設コンクリー
ト杭の抜去方法の他例につき抜去時の状態を一部を省略
した縦断面構造として示した説明図である。この場合、
図1に示すプロセスにおける(a)〜(c)までは、同
一であるので、その説明を省略する。
【0018】同図によれば、ケーシングチューブ16が
設置され、コンクリート杭11に貫通孔13が穿設され
た後は、該貫通孔13内に引抜き用掛止具21が挿入さ
れる。
【0019】図3〜図5は、この際に用いられる第2の
発明に係る引抜き用掛止具の一例を一部を省略して示す
説明図である。
【0020】これらの図によれば、引抜き用掛止具21
は、地中1に埋設されたコンクリート杭11の長さ方向
に設けられた貫通孔13への挿通が自在で、かつ、コン
クリート杭11の全長を上回る長さとなるように連結さ
れた棒状鋼材などからなる支杆体22と、コンクリート
杭11の下底面14から突出させた際に該下底面14へ
の自動掛止が自在に配設された掛止片25を備えて支杆
体22の先端部23側に配設される自動掛止機構24
と、図2に示すようにケーシングチューブ16の上端1
6aに支脚部6aを支持させて地上4に設置されるクレ
ーン等の引揚げ装置6が備える図示しない牽引部に連結
させるべく支杆体22の基端部39側に設けた例えば断
面が正六角形形状とするなどして形成された連結部40
とを少なくとも具備して形成されている。なお、図中の
符号38は、支杆体22を構成する各連結部材相互間に
介在配置されるリングパッキンを示す。また、支杆体2
2は、大径パイプ内に小径パイプを配置して一体化した
いわゆる「スクリューロッド」と称されるパイプ材を連
結部材として用いて形成することもでき、このときの通
孔26は、小径パイプの中空部により確保されることに
なる。
【0021】この場合、自動掛止機構24は、図3〜図
4に示されるように支杆体22の長さ方向に流体5の圧
入流下を自在に形成された通孔26と、該通孔26を介
して圧入される流体5の圧力を受けて押し下げられる押
圧ピン27と、常態では支杆体22の長さ方向に納ま
り、押圧ピン27が押し下げられた際に支杆体22と直
交する方向への強制的な回動を自在に軸支された掛止片
25とを少なくとも具備して形成されている。
【0022】これを図示例に従い詳しく説明すれば、掛
止片25は、該掛止片25を支杆体22の側に軸支して
いる支軸31を介して巻装されている図4に示すねじり
コイルばね28により、常態のもとで図3(a)に示す
ように支杆体22の長さ方向に沿って納まるように付勢
されて軸支されている。
【0023】すなわち、ねじりコイルばね28は、その
一端29が支杆体22の側に突設された掛止ピン32に
掛止され、掛止片25を支杆体22方向へと常時押圧で
きる配置関係のもとで他端30を掛止片25の側に掛止
させた状態で支軸31に巻装配置されている。なお、掛
止片25に付与される上記付勢力は、ねじりコイルばね
28に代えて油圧シリンダやエアシリンダなどのように
流体圧力により作動する公知のシリンダ構造に担当させ
て得ることもできる。
【0024】また、押圧ピン27は、流体5の圧力を受
けることにより図3(b)に示す所定位置まで押し下げ
られた際、通孔26の側を支杆体22の先端部23にて
迂回流路35を形成するための上側バイパス孔34と連
通させるための弁作用としての機能をも果たしている。
【0025】このため、掛止片25の一側25a側が押
圧ピン27より押し下げられて図5に示すように支杆体
22の長さ方向と直交する方向に強制的に回動された際
には、図3(a)に示す通孔26→上側バイパス孔34
→下側バイパス孔36→側面開口部37との間に連通流
路33が形成されることになる。また、この状態のもと
で掛止片25が図5(a)に示すようにコンクリート杭
11の下底面14に自動掛止されることになる。さら
に、掛止片25は、押圧ピン27からの押圧力が解除さ
れるとこれを押し上げながら支杆体22の長さ方向へと
自動的に納まり、通孔26と上側バイパス孔34との間
に形成されていた迂回流路35が閉止されることにな
る。
【0026】かくして、引抜き用掛止具21は、その先
端部23に掛止片25を備え、かつ、その長さ方向に通
孔26が設けられているので、貫通孔13を介して送り
込まれて下底面14から掛止片25を含む先端部23側
を突出させた上で、通孔26にに流体5を圧入すること
により、掛止片25をコンクリート杭11の下底面14
に自動掛止させることができる。
【0027】したがって、この状態のもとで引抜き用掛
止具21に形成される連通流路33を介して流体5を圧
入し続けながら引抜き用掛止具21を引揚げ装置6によ
りコンクリート杭11ともども強制的に引き上げること
により、簡単にコンクリート杭11を地中1から抜脱す
ることができる。
【0028】なお、図示は省略してあるが、上記自動掛
止機構24を別の構造のもとで形成することもできる。
これを図5の例に対応させて説明すれば、一端29を支
杆体22の側に支持固定させた固定端とし、他端30を
自由端としたねじりコイルばね28と、該ねじりコイル
ばね28の他端30と当接して常に支杆体22と直交す
る方向への強制的な回動が自在となってに支杆体22に
軸支された掛止片25とを少なくとも具備させて自動掛
止機構24を形成することもできる。この場合は、掛止
片25を支杆体22の長さ方向に沿うように強制的に押
し付けながら貫通孔13内に自動掛止機構24部位を送
り込み、コンクリート杭11の下底面14から突出する
と同時にねじりコイルばね28の付勢力によりコンクリ
ート杭11の下底面14に掛止片25が自動掛止される
ことになる。
【0029】次に、図3〜図5に示す引抜き用掛止具2
1につきその作用を説明すれば、地中1に埋設されたコ
ンクリート杭11に設けられた貫通孔13内に支杆体2
2を挿入してコンクリート杭11の下底面14から掛止
片25を含む自動掛止機構24を突出させる。
【0030】引抜き用掛止具21を固定させた状態のも
とで通孔26から流体5を圧入することにより、押圧ピ
ン27が押し下げられので、これと当接する掛止片25
は、その一側25aが強制的に押し下げられて支杆体2
2と直交する方向に自動的に回動される。
【0031】掛止片25をこのように回動させた状態で
支杆体22の連結部40に連結させた牽引部を引き揚げ
装置6により引き揚げることにより、掛止片25は、コ
ンクリート杭11の下底面14に確実に掛止される。
【0032】しかも、このとき、引抜き用掛止具21に
は、通孔26→上側バイパス孔34→下側バイパス孔3
6→側面開口部37という連通流路33が形成されてい
るので、該連通流路33を介して流体5をコンクリート
杭11の下底面14側に圧送することができる。特に、
支杆体22に形成される通孔26がケーシングチューブ
16の先端部17との対面側である側面方向に向けた側
面開口部37をその終端に有している場合には、ケーシ
ングチューブ16との間で流体5を好ましい圧力となる
まで確実に昇圧できる。
【0033】かくして、コンクリート杭11は、流体5
の押圧力と引抜き用掛止具21の牽引力とにより容易に
地上4側に引き抜かれることになる。
【0034】なお、本発明は、コンクリート杭11を例
に説明してあるが、これに限定されるものではなく、例
えばコンクリート杭11に代え電柱のようなコンクリー
ト柱に適用することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明によれ
ば、地中に埋設されたコンクリート杭を流体の押圧力を
利用して浮かしながら容易に引き抜くことができる。特
に貫通孔を介して挿入した引抜き用掛止具を用いてコン
クリート杭を引き抜く場合には、ワイヤーを利用する場
合とは異なり、流体の押圧力と引抜き用掛止具の牽引力
とにより確実、かつ、迅速に引き抜くことができるばか
りでなく、コスト的な負担もあまりかけずに作業を円滑
に遂行することができる。
【0036】また、第2の発明によれば、コンクリート
杭に単に貫通孔を設けることにより容易に挿入出来、し
かも、掛止片を介してコンクリート杭の下底面を確実に
掛止することができるので、コンクリート杭の引き抜き
作業の効率化に有効に寄与させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る埋設コンクリート杭の抜去方
法の一例につき、(a)〜(e)としてプロセス別に示
す説明図。
【図2】第1の発明に係る埋設コンクリート杭の抜去方
法の他例につき抜去時の状態を一部を省略した縦断面構
造として示す説明図。
【図3】第2の発明に係る引抜き用掛止具の一例を示す
一部を省略した説明図であり、そのうちの(a)は常態
時における掛止片の仕舞い状況を、(b)はコンクリー
ト杭と掛止片との間の掛合状況をそれぞれ示す。
【図4】図2に示す引抜き用掛止具とねじりコイルばね
との配置関係を一部を省略して示す説明図。
【図5】図3に示す引抜き用掛止具のコンクリート杭へ
の掛止時の状態説明図であり、そのうちの(a)はコン
クリート杭の側面側からみた状態を、(b)はコンクリ
ート杭の底面側からみた状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 地中 2 土砂 3 流動土砂 4 地上 5 流体 6 引揚げ装置 6a 支脚部 11 コンクリート杭 12 周面 13 貫通孔 13a 頂端 13b 下端 14 下底面 16 ケーシングチューブ 16a 上縁 16b 下縁 17 先端部 21 引抜き用掛止具 22 支杆体 23 先端部 24 自動掛止機構 25 掛止片 26 通孔 27 押圧ピン 28 ねじりコイルばね 29 一端 30 他端 31 支軸 32 掛止ピン 33 連通流路 34 上側バイパス孔 35 迂回流路 36 下側バイパス孔 37 側面開口部 38 リングパッキン 39 基端部 40 連結部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設されたコンクリート杭の周囲
    にケーシングチューブを設置する工程と、前記コンクリ
    ート杭の長さ方向に貫通孔を穿設する工程と、穿設後の
    前記貫通孔内に流体を圧入する工程とを少なくとも経て
    前記コンクリート杭を引き抜くことを特徴とする埋設コ
    ンクリート杭の抜去方法。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔を介して引抜き用掛止具を挿
    入し、該抜き用掛止具が先端部に備える掛止片をコンク
    リート杭の下底面に自動掛止させて前記引抜き用掛止具
    をコンクリート杭ともども強制的に引き上げる工程を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の埋設コンクリート
    杭の抜去方法。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔内への流体の圧入は、前記引
    抜き用掛止具がその長さ方向に備える通孔を介して行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の埋設コンクリート杭
    の抜去方法。
  4. 【請求項4】 その周囲にケーシングチューブが設置さ
    れて地中に埋設されているコンクリート杭の長さ方向に
    設けられた貫通孔への挿通が自在で、かつ、前記コンク
    リート杭の全長を上回る長さが付与された支杆体と、該
    支杆体の先端部を前記コンクリート杭の下底面から突出
    させた際に該下底面への自動掛止を自在に配設された掛
    止片を備えてなる自動掛止機構と、地上に設置される引
    揚げ装置が備える牽引部に連結させるべく前記支杆体の
    基端部側に設けた連結部とを少なくとも具備させたこと
    を特徴とする引抜き用掛止具。
  5. 【請求項5】 前記自動掛止機構は、前記支杆体の長さ
    方向に流体の圧入流下を自在に形成された通孔と、該通
    孔を介して圧入される流体の圧力による押し下げを自在
    に支持された押圧ピンと、常態では前記支杆体の長さ方
    向に納まり、前記押圧ピンが押し下げられた際に前記支
    杆体と直交する方向への強制的な回動を自在に軸支され
    た掛止片とを少なくとも具備させてなることを特徴とす
    る請求項4に記載の引抜き用掛止具。
  6. 【請求項6】 支杆体に形成される前記通孔は、前記ケ
    ーシングチューブの先端部との対面側である側面方向に
    向けた側面開口部をその終端側に有することを特徴とす
    る請求項5に記載の引抜き用掛止具。
  7. 【請求項7】 前記自動掛止機構は、一端を前記支杆体
    の側に支持固定させた固定端とし、他端を自由端とした
    ねじりコイルばねと、該ねじりコイルばねの前記他端と
    当接して前記支杆体と直交する方向への強制的な回動が
    自在となってに前記支杆体に軸支された掛止片とを少な
    くとも具備させてなることを特徴とする請求項4に記載
    の引抜き用掛止具。
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