JPH04166310A - アンテナ用反射板の製造方法 - Google Patents

アンテナ用反射板の製造方法

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JPH04166310A
JPH04166310A JP29445590A JP29445590A JPH04166310A JP H04166310 A JPH04166310 A JP H04166310A JP 29445590 A JP29445590 A JP 29445590A JP 29445590 A JP29445590 A JP 29445590A JP H04166310 A JPH04166310 A JP H04166310A
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JP
Japan
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resin film
film
mold
cavity
movable mold
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JP29445590A
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Hiroshi Izumihara
泉原 博
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Navitas Co Ltd
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    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/1418Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure
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    • B29L2031/34Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
    • B29L2031/3456Antennas, e.g. radomes

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、衛星放送受信用等に用いられるアンテナ用反
射板の製造方法に関する。
(従来の技術) 上記の衛星放送受信用等に用いられるパラボラアンテナ
においては、その反射板に、所定の強度と電波反射機能
とが備えられねばならないと共に、屋外に設置使用する
ための良好な耐候性が要求されることになる。
そのため、たとえば特開平1−144704号公報には
、アンテナ本体を金型に装置すると共に、導電性金属シ
ートの上に耐候性フィルムを被着させた薄葉体を、該導
電性金属シートからなる電波反射層がアンテナ本体の反
射面に嵌合するように載置し、真空圧空成形によってア
ンテナ本体と薄葉体とを一体化してパラボラアンテナを
製造する技術が開示されている。
これによれば、上記真空圧空工程によって一挙に電波反
射層とこれを覆う耐候性層とを備えたアンテナ用反射板
が製作できることになる。
しかし、上記の反射板製造方法は、まずアンテす本体と
薄葉体とを別々の工程で製作し、次に上記の真空圧空成
形によって両者を一体化させることになるから、工程数
が増え、コストが上昇すると共に、製造が煩雑になり、
能率的でない欠点がある。
これに対しては、電波反射層および耐候性層を備えた熱
可塑性樹脂フィルムを可動型のキャビティ構成面に吸着
させた状態で、該可動型に対して固定型を型締めし、該
固定型側から溶融樹脂をキャビティ内に射出することに
より、該溶融樹脂によってアンテナ本体を成形すると同
時に、該アンテナ本体表面に上記樹脂フィルムを被着さ
せることが考えられる。そして、この方法によればアン
テナ本体の別製作が必要なく、反射板の製作工程が簡易
化され、かつコストも廉価になる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の射出成形による反射板の製造において
は、可動型のキャビティ構成面を反射板の反射面に倣っ
た凸状の放物曲面とし、該可動型に送り込んだ樹脂フィ
ルムとキャビティ構成面との間の空気を真空引きして排
出させて、樹脂フィルムをキャビティ構成面側に吸着さ
せた状態で樹脂を射出成形し、その際の射出樹脂の熱と
圧力で樹脂フィルムをキャビティ構成面に完全に密着す
るように伸展させながら変形させ、かつその状態で該樹
脂フィルムをアンテナ本体である樹脂成形品の表面に被
着させることになる。
ところが、熱可塑性樹脂フィルムを上記吸着状態から熱
と射出圧とで強制的に曲げてキャビティ構成面に密着さ
せると、該フィルムに伸びと曲げによる応力が生じ、フ
ィルム中に残る。このため製作された反射板においては
反射面に上記残留応力にる歪みが発生し、該反射面に適
正な放物曲面が得られなくなって電波反射機能が損なわ
れる虞れがある。
そこで本発明は、樹脂フィルムの残留応力による歪みを
生じさせることなくアンテナ用反射板を製造できる方法
の提供を課題とする。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明のアンテナ用反射板の製造方法は、フ
ィルム基材の一面に電波反射層と耐候性層とが積層され
ている熱可塑性樹脂フィルムを、上記フィルム基材側を
加熱盤に吸着させて加熱すると共に、該加熱状態を保ち
ながら可動型のキャビティ構成面の前面に搬入する工程
と、上記可動型に対し加熱盤を圧接させて両者間に樹脂
フィルムの周囲を挟持させ、かつ上記キャビティ構成面
と樹脂フィルムとの間の空気を吸引することによって樹
脂フィルムを可動型に吸着する工程と、上記加熱盤を可
動型の前面位!から退出させたのち該可動型と固定型と
を型締めし、両金型閏に形成されるキャビティ内に固定
型側から溶融樹脂を射出する工程とからなることを特徴
とする。
(作   用) 上記の方法によれば、熱可塑性樹脂フィルムを加熱盤に
よって吸着かつ加熱し、該加熱状態を保って可動型の前
面に搬入させ、この加熱されている樹脂フィルムを可動
型のキャビティ構成面に対接させて吸着した状態から反
射板を射出成形するので、この樹脂射出時には、樹脂フ
ィルムは上記の加熱によって充分に柔軟化されており、
射出樹脂による熱と圧力による伸展力と曲げ力が働いて
も該フィルムに応力が生じない。したがって、この方法
によって得られたアンテナ用反射板には、その電波反射
面にフィルム内の残留応力に基づく歪みが生じない。
(実 施 例) 次に、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図および第2図は本発明方法によって製造されるア
ンテナ用反射板Aを示し、該反射板Aはそのアンテナ本
体Bが射出成形された合成樹脂からなり、その表側の反
射面に反射層と耐候性層を備えた樹脂フィルムXが上記
本体Bの射出成形時に一体に被着されると共に、裏面に
おいて本体Bに適宜数のボス部Cが突設されている。
この実施例に使用される上記熱可塑性樹脂フィルムXと
しては第3図に示すように、射出樹脂と同材質の樹脂、
たとえばポリスチロール系の樹脂からなる基材シートX
1に、ニッケルまたは銅のような金属パウダーを樹脂に
添加させてなるシートと、アクリル系樹脂等からなるシ
ートとを接着により積層させたものが一例として考えら
れ、上記金属パウダーを添加させたシートによって反射
層X2が中間層として、その上にアクリル樹脂シートに
よって耐候性層X、が形成される。しかし、後述する本
発明方法を適用できるものであれば、上記のフィルム構
成に限定されるものではない。たとえば上記のアクリル
樹脂シートによる耐候性層X、と反射層X2に対して基
材シートX1に代わる接着剤層を設けたものを樹脂フィ
ルムとして用いることもできる。
第4図は上記構造のアンテナ用反射板Aを本発明方法に
よって製造する射出成形用金型装置を示し、固定型1に
対し可動型2が離接可能に対向して配置されると共に、
両金型1,2の直上位置に、可動ブロック3が配備され
、固定型1から可動型2が離反している状態で、可動ブ
ロック3が実線に示す上昇位置と鎖線に示す下降位置と
にわたって昇降可能とされている。
上記可動ブロック3は前述の熱可塑性樹脂フィルムXを
上昇位置で吸着し、かつ該フィルムXを適温に加熱する
と共に、この加熱状態を保って下降し、可動型2の前面
に搬入するように作動する。すなわち、可動ブロック3
は支持フレーム4と、該支持フレーム4に取り付けられ
た吸着ヘッド5とを備え、支持フレーム4に、上端が図
示しない固定部に連結されている流体圧シリンダ6のピ
ストンロッド7が連結され、この流体圧シリンダ6の伸
縮作動によって可動ブロック3が上述のように昇降され
る。
また、上記吸着へラド5は下降状態で可動型2に対し離
接するように構成されている。このため吸着ヘッド5の
背面に連結されたロッド8,8が支持フレーム4に横方
向にスライド自由に軸支されると共に、支持フレーム4
にこれらのロッド8.8を押し引きするソレノイド9,
9が装備され、該ソレノイド9,9の励磁により吸着ヘ
ッド5が可動型2に接当する方向に移動され、励磁の解
除によりバネ部材10.10の力で可動型2から離反す
る方向に戻されるようになされている。
さらに、吸着ヘッド5は、樹脂フィルムXを吸着する側
から加熱盤11、空気流路形成板12、ヒーター板13
、および絶縁板14の順に複合かつ積層された一体構造
とされて、これらによる構造で該吸着ヘッド5が樹脂フ
ィルムXの吸着と加熱、後記する真空圧空成形時の樹脂
フィルムXの圧力的な解き放しどの各作用が行えるよう
にしている。
すなわち、上記の加熱盤11は熱伝導性に優れた金属板
から製作され、第5図のように該加熱盤11を表裏に貫
通する多数の小径の通気孔15・・・15が等ピッチ間
隔で配列されると共に、加熱盤11の表面(フィルム吸
着面)にフィルム真空圧空成形時の良好なフィルム離反
性を確保するためにテフロンコーティングが施されてい
る。
この加熱盤11の裏面に位置する空気流路形成板12も
同じく熱伝導性に優れた金属板であって、加熱盤裏面に
対接する面部に、上記の通気孔15・・・15を通して
空気を吸引し、また反対に圧縮空気を噴出させるため、
通気孔15・・・15に対応して縦横の溝(もしくはす
べての通気孔に連通する大きさの空気室であってもよい
)16が刻成されると共に、該空気流路形成板12の中
心部に上記の溝16に連通ずる空気通路17が貫設され
ている。この空気通路17は前述のヒータ板13および
絶縁板14の中心部をも貫通して該絶縁板14の背面に
開口されており、該空気通路17にエアホース18が接
続されている。そして、エアホース18が三方切り換え
弁1つによって真空ポンプ20とコンプレッサ21とに
切り換え接続されるようになされている。真空ポンプ2
0はエアホース18を経て吸着ヘッド5に空気吸引力を
作用させ、コンプレッサ21は吸着ヘッド5に圧縮空気
を供給する。
また、ヒータ板13には内部に多数本のヒータ22・・
・22が装備され、図示していないが、これらヒータ2
2・・・22に給電するための配線が施されている。
さらに、絶縁板14はヒータ22・・・22が発する熱
を吸着ヘッド前面の加熱盤11に効果的に及ぼす働きを
する。
前述の固定型1と可動型2において、固定型1は固定盤
23に取り付けられ、可動型2は可動盤24に取り付け
られ、可動盤24が油圧シリンダ25.25によって固
定盤23に対し遠近移動されることにより、可動型2と
固定型1とが図示しないタイバーをガイドとして開閉さ
れる。そして両金型1.2の接合時に金型間にパラボラ
アンテナ形状のキャビティが形成されるようになされて
いる。
上記の固定型1では第6図に示すように、キャビティプ
レート26が支持ブロック27によって把持され、かつ
キャビティプレート26に型合わせ面28に囲まれた凹
湾曲状のキャビティ構成面29が設けられ、このキャビ
ティ構成面29に樹脂射出用のゲートが開口される一方
、取り付は板30に備えられたスプールブツシュ31の
スプル32がゲートに連通され、これによって射出ノズ
ル33からスプル32に供給した溶融樹脂がゲートより
前記のキャビティ内に射出されるようになされている。
また上記キャビティ構成面29には、第2図に示したボ
ス部Cを形成するための凹所部34が設けられると共に
、この凹所部34に上記取り付は板30に取り付けたピ
ン35の先端が突入されている。さらにキャビティ構成
面29と型合わせ面28との境界に該キャビティ構成面
2つを囲んで環状の突条36が設けられている。
可動型2においては、キャビティプレート37が支持ブ
ロック38に把持されており、このキャビティプレート
37に、固定型1のキャビティ構成面29に対向する凸
湾曲状のキャビティ構成面39が型合わせ面40に囲ま
れて形成されている。またキャビティプレート37にリ
ング板41が外嵌される。−力支持ブロック38の背面
にはキャビティプレート37を囲む位置において複数の
凹部42,42が陥設され、支持ブロック38を前後に
貫通するスライドロッド43,43の一端がこれら凹部
42,42に係合され、これらスライドロッド43,4
3が一定量前後にスライド可能となっていると共に、こ
れらスライドロッド43.43の他端が支持ブロック3
8の前面で、かつキャビティプレート37を囲む部位に
おいて突出して上記のリング板41に連結される。その
場合、支持ブロック38とリング板41との間にバネ部
材44.44が介設されて、リング板41がキャビティ
プレート37の型合わせ面40がら固定型側に突出する
ように押圧付勢される。また固定型1と可動型2との型
締めによってバネ部材44.44に抗しリング板41が
後退された際に、リング板41が型合わせ面40と面一
となるように構成されている。
なお、リング板41の前面にはシール用の○リング45
が嵌着されると共に、キャビティプレート37にはリン
グ板41との摺接面に同じく0リング46が嵌着されて
いる。
上記キャビティプレート37の型合わせ面40にはキャ
ビティ構成面39を囲んで環状の切り込み渭47が陥設
されている。この切り込み渭47は先に述べた固定型1
の突条36に対応して設けられなもので、型締め時、切
り込み溝47に突条36が突入することによって樹脂フ
ィルムXがこの部分で切断される。
また、上記切り込み渭47は樹脂フィルムXの真空圧空
成形時の空気吸引に使用され、該部47の底部に溝環状
方向に一定間隔で所定数の吸引通路48.48が開口さ
れている。これらの吸引通路48.48はキャビティプ
レート37の背部まで導設されて、鎖部に設けられてい
る環状の空気通路49を介し図示しない空気吸引手段に
連通されている。なお、第6図に示すように切り込み渭
47の部分以外にも直接キャビティ構成面39に連通ず
る吸引通路50を設けてもよく、また設ける部位は特に
限定されるものではない。
次に、上記構造の金型装置における成形動作を説明する
第4図のように固定型1と可動型2とが一定の間隔をお
いて離反され、かつ可動ブロック3が上昇位置にあると
共に、ヒータ22・・・22に通電されて吸着ヘッド5
が加熱されている状態を待機状態として、吸着ヘッド5
の前面に樹脂フィルムXが適宜の手段で供給される。こ
の樹脂フィルムXはアンテナ用反射板Aの反射面の大き
さ、換言すればキャビティ構成面29.39よりもかな
り大きく裁断されたものであって、吸着ヘッド5側では
、三方切り換え弁19が真空ポンプ20を吸着ヘッド5
につないで空気吸引力を該ヘッドに作用させ、加熱盤1
1の通気孔15・・・15を通して空気吸引し、その吸
着力で供給された樹脂フィルムXを加熱盤表面に吸着さ
せる。なお、この吸着は、樹脂フィルムXの基材シート
x1を加熱盤表面に密着させる状態で行われる。
上記吸着後、流体圧シリンダ6の伸長作動により、可動
ブロック3は第3図に示す鎖線位置にむけて下降し、こ
の下降中に加熱盤11により樹脂フィルムXが加熱され
、該加熱によって充分に軟化された樹脂フィルムXが可
動型2の前面に搬入される。
次に、可動ブロック3においては、ソレノイド9.9が
励磁され、吸着ヘッド5が可動型2にむけて前動して該
可動型2に密着される。この密着で第7図に示すように
加熱盤11がリング板41に接当するが、該リング板4
1はバネ部材44゜44の力によって突出状態を保ち、
後退はしない、したがって樹脂フィルムXはキャビティ
構成面39の前面に位置された状態で、その周縁部が加
熱盤11とリング板41との間に挟持されると共に、該
挟持箇所が0リング45によってシールされることにな
る。
この状態から樹脂フィルムXの真空圧空成形に移行する
。つまり、可動型2では空気吸引手段が作動されて、樹
脂フィルムXとキャビティ構成面39との間の空気が切
り込み溝47、各吸引通路48.50を経て空気通路4
9から外部に排出される。そして、樹脂フィルムXとキ
ャビティ構成面39との閏が真空化されたのち、吸着ヘ
ッド5において三方切り換え弁19の切り換えでコンプ
レッサ21から圧縮空気がエアホース18を介し空気流
路形成板12の溝16に供給され、該圧縮空気が加熱盤
11の通気孔15・・・15から噴出される。したがっ
て樹脂フィルムXとキャビティ構成面39との間が真空
引きされることによる吸引作用と、加熱盤11から吹き
出された空気圧が樹脂フィルムXを加熱盤表面から離反
させてキャビティ構成面39に押しやる作用とによって
、樹脂フィルムXがキャビティ構成面39にほぼ倣う状
態となる。なお、樹脂フィルムXはその基材シートx1
側を加熱盤11に吸着されていたので、キャビティ構成
面39には耐候性層X3が向いていることになる。
上記真空圧空成形後、吸着ヘッド5は後退し、かつ可動
ブロック3が上昇する。しかし可動型2においては空気
吸引手段による空気吸引力を樹脂フィルムXとキャビテ
ィ構成面39との間に働かせ続けて該フィルムの吸着状
態を保持すると共に、該空気吸引を溶融樹脂の射出完了
まで継続させる。
可動ブロック3の上昇に伴い、固定型1と可動型2とが
型締めされる。この型締めによってリング板41はバネ
部材44.44に抗して型合わせ面40と面一状態に後
退すると共に、切り込み溝47に突条36が突入して樹
脂フィルムXがキャビティ構成面29.39と同等の大
きさに切り抜かれる。つまり樹脂フィルムXの周縁部が
切り取られる(第8図の状態)、またゲートからキャビ
ティ内に溶融樹脂Yが射出されて樹脂成形がなされ、そ
の際の熱と圧力で樹脂フィルムXが適度の伸びを示しな
がらキャビティ構成面39に完全密着し、この状態でア
ンテナ本体Bが樹脂成形される(第9図の状態)、そし
て、この成形時、樹脂フィルムXの基材シートXiが溶
融して射出樹脂と一体化することで、樹脂フィルムXが
アンテナ本体Bの反射面側に被着される。
これによって、耐候性層Xiが最外面に露呈し、その内
側に電波反射層X2が存在する反射面を有したアンテナ
用反射板Aが製造される。
このように、アンテナ本体Bの射出成形時に、該本体B
に同時に樹脂フィルムXを被着させて電波反射層X2お
よび耐候性層X3を形成するので、反射板Aの製作工程
が簡略化されるのであるが、樹脂フィルムXの真空圧空
成形が加熱盤11によって樹脂フィルムXを充分に軟化
させて行うから、該真空圧空成形によって樹脂フィルム
Xをキャビティ構成面39に吸着させると共に、射出成
形で該フィルムXをキャビティ構成面39に密着するよ
うに伸展させながら変形させても、該伸びおよび変形に
伴う応力がフィルム内部に生じない、このため製造され
た反射板Aでは反射面に被着されている樹脂フィルム部
分に残留応力がないので、該残留応力に基づく歪みが反
射面にできなくなる。
なお、上記の方法で製造される反射板Aには本体裏面に
ボス部Cが形成される。このボス部Cはアンテナ本体B
の肉厚に比べ大きな長さを有している。このように局部
的に肉厚の大きい部位を有する製品を樹脂成形した場合
、通常の射出成形であれば本体Bの反射面側に引けと呼
ばれる窪みが樹脂成形品の冷却と共にできる。つまりボ
ス部Cは肉厚であるから、内部までの冷却に時間が掛か
るのに対して、該ボス部Cの反射面側が直接金型に接し
ていて、この表面部分の冷却が急速に進むので、その差
に基づき上記の引けが発生する。
しかし、本発明では、ボス部Cの反射面側とキャビティ
構成面39との間には樹脂フィルムXが介在されている
ので、該フィルムXが一種の断熱層の働きをなして、反
射面側の冷却が急速に進まない、したがってボス部内部
までの冷却速度とあまり差が生じなくなって上記の引け
が抑止されるに至る。
この結果、製造された反射板Aでは反射面に歪み、窪み
がなく、−層電波反射機能に優れたアンテナが得られる
また、この実施例では、真空圧空成形によって可動型2
に樹脂フィルムXを吸着させたが、可動型2からの真空
引きのみによって吸着させることも可能である。そして
、その場合、吸着ヘッド5においては、可動型2からの
真空引きと同時または真空引きに先立って通気孔15・
・・15を大気に連通させるものとする。
さらに、上記の樹脂フィルムXに文字、絵等の絵柄を印
刷しておけば、反射板本体Bに樹脂フィルムXが被着さ
れることによって、反射板Aに絵付けを行うこともでき
る。
(発明の効果) 以上の記載によって明らかなように、本発明によれば、
熱可塑性樹脂フィルムを加熱盤によって吸着かつ加熱し
、該加熱状態を保って可動型の前面に搬入させ、この加
熱されている樹脂フィルムを可動型のキャビティ構成面
に対接させて吸着した状態から反射板を射出成形するの
で、この樹脂射出時には、樹脂フィルムは上記の加熱に
よって充分に柔軟化されており、射出樹脂による熱と圧
力による伸展力と曲げ力が働いても該フィルムに応力が
生じない、したがって、この方法によって得られたアン
テナ用反射板には、その電波反射面にフィルム内の残留
応力に基づく歪みが生じない、したがって適正な放物曲
面からなる反射面が形成されることになって、電波反射
機能に優れたアンテナ用反射板が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明にかかるアンテナ用反射板の製造方法の実
施例を示し、第1図は本発明方法によって得られる反射
板の斜視図、第2図は反射板の一部破断拡大側面図、第
3図は樹脂フィルムの構成図、第4図は上記反射板の製
造に用いられる金型装置の概略図、第5図は可動ブロッ
クの拡大断面図、第6図は金型の拡大断面図、第7図な
いし第9図は成形動作の説明図であって、第7図は真空
圧空成形時の断面図、第8図は型締め時の断面図、第9
図は射出成形時の断面図である。 X・−・熱可塑性樹脂フィルム、xl・・・フィルム基
材(基材シート)、X2・・・電波反射層、X3・・・
耐候性層、1・・・固定型、2・・・可動型、11・・
・加熱盤、39・・・キャビティ構成面。 [図 第4図 第5図 第6 第7図 第8図 二A−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィルム基材の一面に電波反射層と耐候性層とが
    積層されている熱可塑性樹脂フィルムを、上記フィルム
    基材側を加熱盤に吸着させて加熱すると共に、該加熱状
    態を保ちながら可動型のキャビティ構成面の前面に搬入
    する工程と、上記可動型に対し加熱盤を圧接させて両者
    間に樹脂フィルムの周囲を挟持させ、かつ上記キャビテ
    ィ構成面と樹脂フィルムとの間の空気を吸引することに
    よって樹脂フィルムを可動型に吸着する工程と、上記加
    熱盤を可動型の前面位置から退出させたのち該可動型と
    固定型とを型締めし、両金型間に形成されるキャビティ
    内に固定型側から溶融樹脂を射出する工程とからなるこ
    とを特徴とするアンテナ用反射板製造方法。
JP29445590A 1990-10-30 1990-10-30 アンテナ用反射板の製造方法 Pending JPH04166310A (ja)

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