JPH04166269A - 透明感を有する上塗り塗装 - Google Patents

透明感を有する上塗り塗装

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JPH04166269A
JPH04166269A JP29247990A JP29247990A JPH04166269A JP H04166269 A JPH04166269 A JP H04166269A JP 29247990 A JP29247990 A JP 29247990A JP 29247990 A JP29247990 A JP 29247990A JP H04166269 A JPH04166269 A JP H04166269A
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cobalt oxide
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の外板あるいは部品などに適用して好
ましい上塗り塗装に関(7、特に、琺瑯(はうろう)加
工に類似した鮮映感、深み感を与える上塗り塗装である
(従来の技術) 従来の自動車塗装としては、ソリッド塗装、メタリック
塗装等が知られている。ソリッド塗装は、着色顔料によ
って所定の色彩を呈する1層からなる上塗り塗装である
か、メタリック塗装は、着色顔料とアルミ片とを含有す
るメタリックベース層と、透明のクリヤ層の2層から構
成される装である。
すなわち、第3図に示すように、被塗物である鋼板1上
に電着塗装を施こし、焼き付けることにより電着塗膜2
を形成した後に、中塗り塗料を塗布して焼き付け、中塗
り塗膜3を形成する。この中塗り塗膜3上に、着色顔料
とアルミ片4とを含有するメタリックベース塗料5を塗
布し、ウェットオンウェットでクリヤ塗料6を塗布し、
これらメタリックベースとクリヤとを同時に焼き付ける
このようにして得られたメタリック塗膜は、クリヤ塗膜
6を通過してメタリックベース塗膜5の色彩かアルミ片
4による光の乱反射と相俟って、いわゆる「キラキラ感
」たる意匠を奏でることとなる。
(発明が解決しようとする課題) ところか、−1−述した従来の塗装は、同一色彩の範囲
内で多少異なった色彩感覚を提供するものであるから、
琺瑯処理のような鮮映感、深み感を提供することはでき
なかった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、簡便な方法で、しかも琺瑯処理のような
鮮映感および深み感を有する上塗り塗装を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明の模様付き上塗り塗装は、
被塗物表面に形成された下地上に、」二塗り層を形成し
てなる上塗り塗装において、前記上塗り層に、二酸化チ
タン−酸化コバルト系化合物、若しくは二酸化チタン−
酸化コバルト−酸化リチウム系化合物を5乃至30重量
%含有することを特徴としている。
このとき、前記下地の最上層は、マンセル表色系におけ
る色票がN8であることが好ましい。
さらに、前記−上塗り層の最上層に、クリヤ塗膜層を形
成することか好ましい。
(作用) このように構成した本発明は、下地の最上層をマンセル
表色系における色票がN8となるように形成し、着色顔
料に無機顔料である二酸化チタン−酸化コバルト系化合
物、若しくは二酸化チタン−酸化コバルト−酸化リチウ
ム系化合物を5乃至30重量%含有する」二塗り塗料を
用いて上塗り塗膜を形成すると、無機顔料が有する高彩
度、低隠蔽性の特質によって、上塗り塗膜の膜厚が厚い
部分は下地色が十分に隠蔽されて上塗り色となるが、膜
厚が薄い部分は下地色が十分に隠蔽せず、下地色か逓け
て見えることになる。
このように、下地色が隠蔽する部分と隠蔽しない部分と
のコントラストによって、あたかも琺瑯処理を施したよ
うな塗装となる。
また、−1−塗り層」−にクリヤ塗膜層を形成すれば、
表面かさらに平滑になるため、光沢および耐候性に優れ
た琺瑯調の1−塗り塗装を提供することができる。
(実施例) 以下、本発明の〜実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る上塗り塗装を施した被
塗物を示す斜視図、第2図は同実施例の塗装構成を示す
塗膜断面図である。
本実施例の上塗り塗装は、第2図に示すように自動車車
体あるいは部品の下地上に形成される。
本実施例の下地は、−船釣な自動車の前処理、電着2お
よび中塗り塗装3により構成されているが、さらに詳述
すれば、車体溶接工程から搬送された塗装前のボデーは
、洗浄工程でプレス工程時上塗布された防錆油や車体溶
接工程時にボデーに付着した塵埃等が除去される。この
洗浄工程は、40〜50°Cの湯洗、脱脂、化成処理等
の工程から構成されており、除塵と、後述する電着塗料
と鋼板との密着性を向上させる化成被膜の生成がその主
な目的である。この洗浄、化成処理工程を終えたボデー
はその後乾燥され、下塗り工程に搬送される。下塗り工
程は、乗用車にあっては、通常、エポキシ系樹脂からな
る塗料により電着塗装が施されるのが一般的であるが、
静電塗装を行なうことも可能である。この電着塗装にあ
っては、ボデーが電着塗料か収容された電着槽に全没さ
れる、いわゆるフルデイツプ塗装により行なわれ、塗料
側をプラスに、ボデー側をマイナスに電圧を付加して塗
装を行なうカチオン型電着が、防錆性能上好ましい。つ
ぎに、この電着塗装が行なわれたボデーを、約200℃
の高温で加熱乾燥させ、乾燥膜厚が10〜25μmの電
着塗膜2を形成する。
電着塗膜2が形成されたボデーは、中塗りブースに搬入
され、乾燥膜厚で15〜30μmの中塗り塗膜が形成さ
れる。中塗り塗料は、ポリエステル−メラミン樹脂を主
成分に構成した熱硬化性塗料であって、塗膜耐候性及び
上塗り塗膜との付着性に優れた性質を有していることが
好ましい。特に、本実施例の中塗り塗料は、マンセル表
色系における色票がN8、すなわち高明度となるように
調色している。
このようにして、本実施例の下地層が形成されるが、特
に上述した具体例に限定されることはない。
この下地3上に、着色顔料として高彩度の無機顔料であ
る、 二酸化チタン−酸化コバルト系化合物 (Co ”r、□05)、 若しくは、 二酸化チタン−酸化コバルト−酸化リチウム系化合物 
 (L :2Co T 1308 )を5乃至30重量
%含有する上塗り塗料を塗布する。
ここで、二酸化チタン−酸化コバルト系化合物、若しく
は、二酸化チタン−酸化コバルト−酸化リチウム系化合
物の配合量を5乃至30重量%としたのは、5重量%以
下の場合には、上塗り塗料の隠蔽性か低下し過ぎて琺瑯
処理のような色味を現出することができず、逆に30重
量%以上の配合量であると、顔料濃度の増加にともなっ
て光沢の低下がみられるからである。
このように構成した本実施例の上塗り塗装によれば、高
彩度の−1―塗り塗料が厚膜傾向となる被塗物(例えば
ドアパネル等)の中央部分は下地を充分に隠蔽すること
かできるため上塗り色となるが、パネルの周囲は薄膜傾
向となるため下地である高明度の中塗り色が透けて見え
、これらパネルの中央と周囲とのコントラストによって
、あたかも琺瑯処理を施したような意匠を奏でることと
なり、従来全く存在しなかった新規な上塗り塗装を得る
ことができる。しかも、この塗装は、従来のメタリック
塗装と同様の工程により簡便な工法により行うことがで
きる。
なお、上述した実施例においては、上塗り層を1層のみ
により構成したが、この上塗り層の上にさらにクリヤ塗
料を塗布してクリヤ層を形成しても良い。このようにク
リヤ層を最外層に形成すれば、耐候性および光沢が向上
し、本発明の琺瑯調塗装をさらに優れた塗装とすること
ができる。
さらに本発明を具体化して説明する。
実施例1 鋼板製テストピース(70X150XO18mm)をリ
ン酸塩素系被膜化成処理剤であるグラノジン5D500
0 (日本ペイント(株)社製)を用いて前処理し、つ
いでカチオン電着塗料としてパワートップU−100(
日本ペイント(株)社製)を用い、これを乾燥膜厚で2
0μm上塗装し、180℃で20分間焼き付けた。
次に、この電着塗膜上に、中塗り塗料としてハイエピコ
N0I(日本油脂(株)社製)を乾燥膜厚て35μm上
塗装し、140°Cで20分間焼き付けた。得られた中
塗り塗膜上に、ベースコー上塗料としてメラミN020
00 (日本油脂(株)社製)に二酸化チタン−酸化コ
バルト系化合物であるC0T1□05を5重量%混入し
た塗料を塗装した後に、140℃で20分間焼き付けた
実施例2 実施例1におけるC0T1□O1の配合量を15重量%
にした以外は、実施例1と同じよう上塗装した。
実施例3 実施例1におけるC0T1□0.の配合量を30重量%
にした以外は、実施例1と同じよう上塗装した。
実施例4 実施例1におけるC8T、O9を二酸化チタン−酸化コ
バルト−酸化リチウム系化合物であるり、2COT、3
08に変更した以外は、実施例1と同じよう上塗装した
実施例5 実施例4におけるL12CoT1308の配合量を15
重示%にした以外は、実施例4と同じよう上塗装した。
実施例6 実施例4におけるL12CoT1308の配合量を30
重目%にした以外は、実施例4と同じよう上塗装した。
このようにして得られた実施例1〜6の各テストピース
の光〆尺は、J l5K−5400(6,7)により評
価すると共に、促進耐候性は、JISK−5400(6
,17)により評価した。この結果を表に示す。なお、
促進耐候性の評価において、500時間後の目視評価は
、塗膜状態に変化がない場合は「O」、僅かに変化がみ
られる場合は「△」、著しく変化した場合は「×」とし
た。
(以下余白) (発明の効果) 以−L述べたように本発明の模様付き上塗り塗装によれ
は、簡便な方法で、しかも琺瑯処理のような鮮映感およ
び深み感を有する上塗り塗装を実現することができ、従
来のソリッド塗装あるいはメタリック塗装では見られな
い新規な意匠性を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る上塗り塗装を施した被
塗物を示す斜視図、第2図は同実施例の塗装構成を示す
塗膜断面図、第3図は従来のメタリック塗装を示す塗膜
断面図である。 1・・・鋼板(被塗物)、   2・・・電着(下地)
、3・・・中塗り層(下地)、  7・・・上塗り層、
8・・・無機顔料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)被塗物表面に形成された下地上に、上塗り層を形成
    してなる上塗り塗装において、前記上塗り層に、二酸化
    チタン−酸化コバルト系化合物、若しくは二酸化チタン
    −酸化コバルト−酸化リチウム系化合物を5乃至30重
    量%含有することを特徴とする上塗り塗装。2)前記下
    地の最上層は、マンセル表色系における色票がN8であ
    ることを特徴とする請求項1記載の上塗り塗装。 3)前記上塗り層の最上層に、クリヤ塗膜層を形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の上塗り塗装。
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