JPH04166123A - ワイピングクロス - Google Patents

ワイピングクロス

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JPH04166123A
JPH04166123A JP2296900A JP29690090A JPH04166123A JP H04166123 A JPH04166123 A JP H04166123A JP 2296900 A JP2296900 A JP 2296900A JP 29690090 A JP29690090 A JP 29690090A JP H04166123 A JPH04166123 A JP H04166123A
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JP
Japan
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core
sheath
fibers
type composite
components
Prior art date
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Pending
Application number
JP2296900A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ito
裕 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
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Publication of JPH04166123A publication Critical patent/JPH04166123A/ja
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  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、嵩高性及び形態安定性が良好で、耐洗濯性、
染色性、再汚染防止性の改良されたワイピングクロスに
関する。
(従来の技術) 従来、不織布を基材としたワイピングクロスについては
、多くの提案がなされてきており、例えば、20重量%
以上の熱バインダー繊維を含む不織布を熱処理またはエ
ンボス熱圧処理することによって繊維の接触部が固定さ
れている不織布をワイピングクロスとして用いることが
特開平1−314545号公報、特公平2−38708
号公報に提案されており、特公昭59−30419号公
報には、親油性ポリマーの偏平断面繊維と親水性ポリマ
ーの偏平断面繊維からなる広表面積人造繊維で構成され
た清掃用布帛が提案されており、また、特公昭60−4
7845号公報には、湿潤剤を含む平均直径10ミクロ
ン以下のポリプロピレン細繊維不織布をパターン接着し
、吸油性及び吸水性を付与した雑巾が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の熱バインダー繊維を含む不織布を
ワイピングクロスの基材とするものは、不織布の熱処理
あるいはエンボス加工時の熱圧で嵩高性が損なわれ、保
液性、風合が損なわれたり、繊維立毛面の繊維に纒れが
発生して表面摩耗性が低下するなどの問題があった。
本発明の目的は、かかる従来の欠点に鑑み、嵩高性及び
形態安定性が良好で、耐洗濯性、染色性、再汚染防止性
の改良されたワイピングクロスを提供することである。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は、芯成分がエチレンテレフタレート
単位もしくはブチレンテレフタレート単位を主体とする
ポリエステルまたはポリプロピレンであり、鞘成分がポ
リアミドまたは少なくとも金属塩スルフォネート基を有
する構成単位を1〜10モル%含有する変性ポリエステ
ルで、しかも芯成分の融点よりも少なくとも30℃低い
温度で溶融する芯鞘型複合繊維を主体構成繊維とする不
織布からなり、該不縁布の表面には部分的に凹部が形成
されており、該凹部の形成されていない表面は繊維立毛
面となっていることを特徴とするワイピングクロスであ
る。
本発明においては、ワイピングクロスを構成する繊維と
して上記の如きポリマー組成からなる芯鞘型複合繊維を
必須成分として使用しなければならず、該繊維がワイピ
ングクロス中に70重量%以上含まれていることが望ま
しい。
芯鞘型複合繊維は、エチレンテレフタレート単位もしく
はブチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステ
ルまたはポリプロピレンを芯成分をする必要があり、こ
れ以外のポリマーを使用しても本発明の目的を達成でき
ない。好ましくは、ポリエチレンテレフタレートまたは
ポリブチレンテレフタレートが使用されるが、特に、少
量の金属塩スルフォネート基を有する構成単位を共重合
させたものを使用すれば染色性がより向上されるので好
ましい。ただし、この場合鞘成分のポリマーとの融点差
が小さくなるので、その差を30℃以上とするために共
重合率等をあまり大きくしないことが望ましい。
鞘成分としては、6ナイロン、11ナイロン、12ナイ
ロンなどのポリアミドまたは少なくとも金属塩スルフォ
ネート基を有する構成単位を1〜10モル%含有する変
性ポリエステルが使用されるが、これ以外のポリマーを
使用しても嵩高性、形態安定性、耐洗濯性、染色性およ
び再汚染防止性のすべてに満足ゆくワイピングクロスを
得ることはできない。
ここで、少なくとも金属塩スルフォネート基を有する構
成単位を1〜10モル%含有するポリエステルとは、例
えば、5−ナトリウムスルフオイソフタル酸、4−ナト
リウムスルフオイソフタル酸、4−ナトリウムスルフ第
2.6−ナフタレンジカルボン酸またはそれらのエステ
ル形成性誘導体と後述する第3成分とをポリエステルの
重合体反応系に添加して所定の変性量の共重合体とする
ことができる。また、マスターバッチ方式で所定の変性
量とすることも可能である。
さらに、本発明においては、鞘成分が芯成分の融点より
少なくとも30℃低い温度で溶融または軟化することが
重要である。したがって、鞘成分として、金属塩スルフ
ォネート基を有する構成単位を1〜10モル%含有する
変性ポリエステルを使用する場合、該構成単位の外に第
3成分で共重合されていなければ、芯成分と鞘成分との
間で30℃以上の融点差をつけることは実質的に不可能
である。
この第3成分としては、従来公知の成分から選択可能で
あるが、例えば、イソフタル酸、ジエチレングリコール
、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール等
が好ましく使用され、これらの成分は単独で用いてもよ
いし併用してもよい。
また、その共重合率は、芯成分と鞘成分との間で30℃
以上の融点差をつけることができれば特に限定されない
が、概ね15モル%以上、特に、20モル%以上使用す
ることが望まれる。
本発明で使用される複合繊維の製造方法は、従来公知の
芯鞘型複合繊維の製造装置をそのまま利用でき、芯成分
と鞘成分との複合比は30/70〜70/30.好まし
くは40/60〜60/40であり、単繊維繊度は1〜
5デニ一ル程度のものである。また、断面形状は丸断面
に限定されるものではなく種々の異型断面へ応用できる
ものである。
次に、ワイピングクロスの製造方法について例示すれば
、上記の芯鞘型複合繊維をカットしてステープル(湿式
法では約5〜25m、乾式法では約30〜Loom)と
して、所望により、例えば、再生セルロース繊維、ポリ
エステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維
、ナイロン繊維、アクリル繊維等の他の繊維を40重量
%以下の割合で混綿し、まず、湿式法または乾式法で平
均重量40〜300 g/+dの繊維ウェブを作り、ニ
ードルパンチ法、高圧水流法などの処理により不織布強
力を高め、その後必要に応じて、芯鞘型複合繊維の鞘成
分重合体の軟化融着する温度以上で熱処理して繊維の交
叉・接合部の少なくとも一部を融着固定して形態を安定
化した不織布とし、次いで、■少なくとも一面を起毛機
、パフィング機、ブラッシング機などで処理して繊維立
毛面を形成する工程と、■表面に凹凸模様を彫刻したプ
レスロールあるいはプレス板を装着したプレス装置で芯
鞘型複合繊維の鞘成分の軟化融着する温度以上で熱プレ
ス処理する工程とを組み合わせて処理することによって
、立毛表面を有する不織布の一部に四部が形成された不
織布とすることができる。
このようにして得られた不織布は分散染料、カチオン染
料、酸性染料、金属錯塩染料あるいはそれらの混合染料
で染色され、さらに、親水化剤、帯電防止剤、撥水剤、
艶だし剤、油剤を適宜付与することによって本発明のワ
イピングクロスとすることができる。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本
発明は何等それらによって限定されるものではない。な
お、実施例中の部および%は断りのない限り重量に関す
るものである。
実施例1 芯成分として極限粘度〔η)=0.68のポリエチレン
テレフタレートを用い、鞘成分として5−ナトリウムス
ルフオイソフタル酸を6モル%およびイソフタル酸を2
0モル%共重合したポリエチレンテレフタレート(極限
粘度〔η)=0.50)を用いて、常法に従って芯鞘型
複合紡糸し、温水中で延伸、機械捲縮、熱処理すること
よって得られた繊度2.5デニール、繊維長51■のス
テープル繊維70部と繊度1,5デニール、繊維長51
−の通常のポリエチレンテレフタレート繊維30部を混
綿し、カード、ランダムウニバ〜を経て平均重量80 
g / nfの繊維ウェブ(1)を作り、150℃の熱
風中で2分間処理して平均厚さ0.71m+の不織布を
得た。次いで、凸部が十模様で中心点間隔が縦・横10
+mで配置した加熱ロール、!: 硬’Mゴムのバック
ロールとからなる加熱プレス装置で温度200℃、シリ
ンダー圧力1.5kg/cXlで熱プレスした。プレス
された凹部は平均厚さが約1/3に減少した形態の安定
な不織布であった。この不織布を180番のサンドペー
パーを巻いたエメリーパフ機で表面凸部をパフィングし
て繊維立毛面を形成し、分散染料でベージュ色に染色し
た後、帯電防止剤、吸湿剤、ワックスなどの仕上げ剤を
付与してワイピングクロスに仕上げた。
得られたワイピングクロスは嵩高性で形態が安定してい
て、耐摩耗性が良好なためほつれることがなく、繰り返
し洗濯して使用してもソフトさを有し、かつ再汚染防止
性にも優れているものであった。
実施例2 芯成分として極限粘度〔η:1=O138のポリエチレ
ンテレフタレートを用い、鞘成分として6ナイロンを用
いて、常法に従って芯鞘型複合紡糸し、温水中で延伸、
機械捲縮、熱処理することよって得られた繊度2.5デ
ニール、繊維長51脇のステーブル繊維100部を使用
し、カード、ランダムウニバーを経て平均重量75g/
a!の繊維ウェブ(2)を作り、該繊維ウェブを2枚積
層し、針番手40番のニードルでニードルパンチして繊
維絡合不織布を得た。次いでこの不織布を150℃の熱
風中で3分間処理して平均厚さ1.6謹、平均重量20
7 g/afの不織布を得た。次いで、この不織布を1
80番のサンドペーパーを巻いたエメリーパフ機で表面
凸部をパフィングして繊維立毛面を形成し、実施例1と
同様にして凸部が+模様で中心点間隔が縦・横10閣で
配置した加熱ロールと硬質ゴムのバックロールとからな
る加熱プレス装置で温度200℃、シリンダー圧力1゜
5 kg/Ciで熱プレスした。プレス後、引き続き分
散染料で青色系の染色し乾燥した。得られた不織布の凹
部は平均厚さが約1/3に減少し、全体に濃い青色で形
態の安定な不織布であった。
次いで該不織布に帯電防止剤、吸湿剤、ワックスなどの
仕上げ剤を付与してワイピングクロスに仕上げた。
得られたワイピングクロスは嵩高性で形態が安定してい
て、耐摩耗性が良好なためほつれることがなく、繰り返
し洗濯して使用してもソフトさを有し、かつ再汚染防止
性にも優れているものであった。
実施例3 芯鞘型複合繊維の芯成分として極限粘度〔η〕=0.9
5のポリブチレンテレフタレートを用い、鞘成分として
5−ナトリウムスルフォイソフタル酸を6モル%および
イソフタル酸を35モル%共重合したポリエチレンテレ
フタレート(極限粘度〔η]=0.70)を用いること
、および、不織布の加熱プレス温度を190℃とするこ
と以外は実施例1と同様にしてワイピングクロスを作成
した。得られたワイピングクロスは実施例1のものとほ
ぼ同じ性能を有していた。
(発明の効果) 本発明のワイピングクロスは、特定のポリマー組成から
なる芯鞘型複合繊維で構成されていることによって、染
色性および再汚染防止性に優れると共に、ワイピングク
ロスの表面の少なくとも一部に繊維の融着による凹部を
有し、かつ凹部以外の表面に繊維立毛面が形成されてい
ることによって、繊維立毛の纒れによる耐摩耗性の低下
が極めて少なく、嵩高性で形態安定性、耐洗濯性に優れ
たものとなっている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芯成分がエチレンテレフタレート単位もしくはブ
    チレンテレフタレート単位を主体とするポリエステルま
    たはポリプロピレンであり、鞘成分がポリアミドまたは
    少なくとも金属塩スルフォネート基を有する構成単位を
    1〜10モル%含有する変性ポリエステルで、しかも芯
    成分の融点よりも少なくとも30℃低い温度で溶融する
    芯鞘型複合繊維を主体構成繊維とする不織布からなり、
    該不織布の表面には部分的に凹部が形成されており、該
    凹部の形成されていない表面は繊維立毛面となっている
    ことを特徴とするワイピングクロス。
JP2296900A 1990-10-31 1990-10-31 ワイピングクロス Pending JPH04166123A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2411822A (en) * 2004-03-13 2005-09-14 David Joseph Parker Concave disposable wipe

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721518A (en) * 1980-07-16 1982-02-04 Toray Ind Inc Extremely fine conjugate fiber and its bundle
JPH01314545A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Kuraray Co Ltd ワイピングクロス
JPH0226920A (ja) * 1988-07-08 1990-01-29 Kuraray Co Ltd 耐久親水性を有する熱融着性複合繊維
JPH0291219A (ja) * 1988-09-26 1990-03-30 Kuraray Co Ltd 耐久親水性の熱融着性複合繊維

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