JPH0416440Y2 - - Google Patents

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JPH0416440Y2
JPH0416440Y2 JP6688490U JP6688490U JPH0416440Y2 JP H0416440 Y2 JPH0416440 Y2 JP H0416440Y2 JP 6688490 U JP6688490 U JP 6688490U JP 6688490 U JP6688490 U JP 6688490U JP H0416440 Y2 JPH0416440 Y2 JP H0416440Y2
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heat sink
electronic component
latching
stopper
edge
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、放熱板に対する電子部品の取付構造
に関するものである。
従来の技術 一般に、トランジスタ等の帯熱する電子部品を
放熱板に取付けるには第5図で示すように放熱板
にあてがい配置する電子部品Eを止め金具2で挟
圧固定することが行なわれている。その止め金具
2は平板材を折曲成形したもので、上端側を放熱
板1にビス3でねじ止め固定すると共に電子部品
Eを自由端側で押圧することにより、電子部品E
を放熱板1にあてがい固定するよう取り付けられ
ている。然し、この電子部品の取付構造では止め
金具2を放熱板1にねじ止め固定するのに手間が
掛るばかりでなく、部品群中でドライバーを操作
しなければならないから極めて非能率的な作業が
必要とされる。また、ねじが弛緩することにより
止め金具2が緩んで電子部品Eを放熱板1に密着
させて保持し得ない事態も生ずる。
それに代えて、従来、基部側が橋絡辺部で互い
に連結された放熱板の掛止め辺部と電子部品の押
圧辺部とを相対向させて折曲成形したバネ性を有
する金属板材の止め金具で電子部品を放熱板に挟
込み圧接することが提案されている(実開昭58−
180684号)。この止め金具は自由な状態で基部側
の対向間隔が自由端側の対向間隔よりも大きく、
挟持状態で放熱板、絶縁板、電子部品を含む部品
厚みの総和と略等しくなるよう形成されている。
考案が解決しようとする課題 然し、上述した止め金具では基部側の対向間隔
が挟持状態で放熱板、絶縁板、電子部品を含む部
品厚みの総和と略等しくなるよう形成されている
ことにより部品厚みに対する自由度がないので、
電子部品や放熱板等の部品厚みが異なるものを組
て立るのに汎用することができない。その部品厚
みに対する自由度は基部側の対向間隔を部品厚み
の総和よりも広く設定すれば持たせることができ
るが、上述した止め金具のように相対向する掛止
め辺部と押圧辺部とで放熱板、絶縁板、電子部品
を唯単に挟持するだけでは基部側が自由端側を支
点に前後方向に動くことによりガタ付きが生ずる
ことになる。
また、この止め金具では放熱板に係合する掛止
め辺部を電子部品の押圧辺部よりも多少長く形成
することにより掛止め辺部の自由端側を放熱板の
縁部に引つ掛けて押圧辺部と共に嵌込めるから容
易に組立できる。然し、これに伴つても自由端側
を大きく拡開保持させて嵌込まねばならないの
で、必ずしも作業性に優れるとはいえない。ま
た、その相対向する各辺部を必要以上に拡開する
ことは材料を塑性変形させて必要なバネ力を喪失
させることにもなるので、多数量を取り扱う製造
業では致命的な欠陥となる。
本考案は、部品厚みに対する自由度を持つ止め
金具を用いても、止め金具がガタ付かずしかも電
子部品を放熱板に確実に圧接保持できるよう構成
する電子部品の取付構造を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 本考案に係る電子部品の取付構造においては、
放熱板、電子部品を含む部品厚みの総和よりも止
め金具の相対向する掛止め辺部、押圧辺部の上端
側間隔を広く形成すると共に、その止め金具の掛
止め辺部を押圧辺部よりも短く形成し、更に、放
熱板の板面に押え縁を設け、この押え縁に掛止め
辺部を差し込んで止め金具を放熱板に位置決め固
定することにより構成されている。
作 用 この電子部品の取付構造では、放熱板、電子部
品を含む部品厚みの総和よりも止め金具の相対向
する掛止め辺部、押圧辺部の上端側間隔を広く形
成して部品厚みに対する自由度を持たせても、掛
止め辺部を放熱板の背面側に設けた押え縁で係止
させて放熱板にあてがい固定するから、電子部品
を押圧辺部で放熱板に確実に圧接固定できて止め
金具がガタ付くのも防ぐことができる。また、掛
止め辺部を押圧辺部よりも短く形成するので、放
熱板の押え縁に差込む掛止め辺部の下端側と電子
部品の前面側に位置する押圧辺部の下端側との距
離間隔内に放熱板、電子部品を含む部品を位置さ
せれば、掛止め辺部、押圧辺部の下端側間隔を強
制的に広げなくても止め金具を所定位置まで嵌込
むことができる。
実施例 以下、第1〜4図を参照して説明すれば、次の
通りである。
この電子部品の取付構造は第1図で示すように
熱伝導性が良好で熱放散効率のよいアルミ板等の
金属板材を裁断成形した放熱板10を用い、電子
部品Eの発熱を速やかに放散可能な大きな放熱面
を持つ放熱板10の板面に電子部品Eを止め金具
11で挟圧固定するのに適用されている。
その放熱板10には、止め金具11の掛止め辺
部11aを差込む押え縁10aが一体的に設けら
れている。この押え縁10aは放熱板10の上端
寄り板面を背面側に突出成形させて設けることが
でき、止め金具11の幅、板厚と略相応したスリ
ツト10bを隔てて放熱板10の板面を切り起す
ことにより形成できる。それに代えて、左右一対
の掛止め爪を切曲げて押え縁として形成すること
ができる。
止め金具11は比較的剛直でバネ性を有する平
板材を折曲成形したものであり、第2図で示すよ
うに放熱板10に係止する掛止め辺部11aと電
子部品Eを押える押圧辺部11bと掛止め辺部1
1a、押圧辺部11bの各上端側を連続する橋絡
辺部11cとから折曲成形されている。この止め
金具11は放熱板10、電子部品Eを含む部品厚
みの総和Wに対し、相対向する掛止め辺部11
a、押圧辺部11bの上端側間隔W′を広く形成
するよう折曲成形されている。また、掛止め辺部
11aは押圧辺部11bの長さよりも短くl1<l2
形成することにより、掛止め辺部11aの下端側
と押圧辺部11bの下端側との距離間隔を長く取
るよう形成されている。
なお、上述した止め金具11の掛止め辺部11
aには第1図で示すように切欠11dを下端側か
ら上端側に向う板面に設け、放熱板10の背面側
には板面を突押し或いは軸部材を植設することに
より掛止め辺部11aの切欠10cを嵌め込む突
出ピン10cを設けることができる。また、第3
図で示す如く突出ピン10cと同様に板面を突押
し或いは軸部材を植設することにより電子部品E
の下部側を係止するストツパピン10dを設ける
こともできる。更に、電子部品Eが中心部に素子
を内蔵するものである場合には、上述した止め金
具11の押圧辺部11bは電子部品Eの略中心部
を前面側から押込み支持できる長さに形成すると
よい。
その止め金具11においては掛止め辺部11a
が押え縁10aよりも短く形成されているから、
第3図aで示す如く嵌込み初期には掛止め辺部1
1a、押圧辺部11cの各下端間隔内に放熱板1
0、電子部品Eを位置させ、且つ、掛止め辺部1
1aの下端側を放熱板の押え縁10aに引つ掛け
ると共に押圧辺部11bを電子部品Eの前面側に
引つ掛けて位置させることができる。この引掛け
状態から止め金具11を押圧すると、止め金具1
1は第3図bで示すように掛止め辺部11aが押
え縁10aに差込まれるのに伴つて向きを徐々に
変え、放熱板10、電子部品Eを含む部品厚みW
に応じて止め金具11がバネ偏位するところか
ら、掛止め辺部11aと押圧辺部11bの下端側
を強制的に拡開保持しなくても止め金具11を嵌
込むことができる。この嵌込みの終了状態では第
3図cで示すように掛止め辺部11aが押え縁1
0aで放熱板10の背面側にあてがい固定され、
また、掛止め辺部11bの切欠11dが放熱板1
0の突出ピン10cに嵌り込むところから、止め
金具11は押え縁10aで前後方向に動かないよ
う掛止め固定できると共に左右方向にズレ動くの
も防げるようになる。従つて、止め金具11は掛
止め辺部11a、押圧辺部11bの上端側間隔
W′が部品厚みの総和Wより広くても止め金具1
1がガタ付くことはない。また、その止め金具1
0は正確に位置決めさせて抜け外れないよう放熱
板10に嵌合せ固定できる。更に、電子部品Eは
掛止め辺部11aを押え縁10aで係止すること
による反力で押圧辺部11bを電子部品Eに強く
圧接するところから、放熱板10に極めて強固に
押え込み固定されるようになる。
この止め金具11を用いては、放熱板10、電
子部品Eを夫々個々にプリント基板に取付けた後
両者は挟み込むよう取付けることができる。それ
に代えて、止め金具11で電子部品Eを放熱板1
0に挟圧固定することができ、この組立体は第4
図で示すように電子部品Eの端子ピンe,e並び
に放熱板10の半田付け脚部12,12をプリン
ト基板13に挿入することにより組立体をプリン
ト基板13の板面上に植立し、端子ピンe,e並
びに半田付け脚部12,12を半田付け固定すれ
ば放熱板10と共に電子部品Eをプリント基板1
3に取付けることができる。その止め金具11は
着脱できるところから、事後のメインテナンスに
あたつては電子部品Eを交換するのも容易に行え
る。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る電子部品の取付構造
に依れば、電子部品を放熱板に密着させて確りと
固定できると共に止め金具のガタ付きを防止で
き、止め金具が部品厚みに対する自由度を持つと
ころから多様な厚みの部品の組立てに適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電子部品の取付構造を示
す展開斜視図、第2図は同側面図、第3図a〜c
は本考案に係る電子部品の取付構造で止め金具の
嵌込み手順を示す説明図、第4図は同取付構造の
背面側斜視図、第5図は従来例の一例に係る電子
部品の取付構造を示す説明図である。 E……電子部品、10……放熱板、10a……
押え縁、10c……突出ピン、10d……ストツ
パピン、11……押え金具、11a……掛止め辺
部、11b……押圧辺部、11c……橋絡辺部、
l1……掛止め辺部の長さ、l2……押圧辺部の長さ、
11d……切欠、W……電子部品、放熱板を含む
部品厚みの総和、W′……掛止め辺部、押圧辺部
の各上端側間隔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 放熱板10の上端寄りから背面側に係止する
    掛止め辺部11aと、電子部品Eを前面側より
    押え込む押圧辺部11bと、これら掛止め辺部
    11aと押圧辺部11bとを相対向させて上端
    側で連続する橋絡辺部11cとからなる止め金
    具11で、電子部品Eを放熱板10に挟込み圧
    接するところの電子部品の取付構造において、
    上記放熱板10、電子部品Eを含む部品厚みの
    総和Wよりも止め金具11の相対向する掛止め
    辺部11a、押圧辺部11bの上端側間隔
    W′を広く形成と共に、その止め金具11の掛
    止め辺部11aを押圧辺部11bよりも短くl1
    <l2形成し、更に、放熱板10の板面に押え縁
    10aを設け、この押え縁10aに掛止め辺部
    11を差し込んで止め金具11を放熱板10に
    位置決め固定したことを特徴とする電子部品の
    取付構造。 (2) 上記押え縁11aが、放熱板10の板面に一
    体的に形成されているところの実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電子部品の取付構造。 (3) 上記止め金具11が、掛止め辺部11aの下
    端側から上端側に向けて板面に設けた切欠11
    dと放熱板10の板面に設けた突出ピン10c
    とを係合することにより位置決め固定させてい
    るところの実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電子部品の取付構造。 (4) 上記電子部品Eが、放熱板10の板面より突
    出したストツパピン10dで下端部を係止する
    ことにより位置決め配置されているところの実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の電子部品の
    取付構造。
JP6688490U 1990-06-25 1990-06-25 Expired JPH0416440Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010079337A (ko) * 2001-07-07 2001-08-22 유동수 전력용 반도체소자를 히트씽크에 고정시키는 고정구
JP6882932B2 (ja) * 2017-05-12 2021-06-02 矢崎総業株式会社 電子部品の固定構造

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JPH0310546U (ja) 1991-01-31

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