JPH041631A - ハロゲン化銀写真感光材料及び写真フイルム包装体 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料及び写真フイルム包装体

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JPH041631A
JPH041631A JP10200790A JP10200790A JPH041631A JP H041631 A JPH041631 A JP H041631A JP 10200790 A JP10200790 A JP 10200790A JP 10200790 A JP10200790 A JP 10200790A JP H041631 A JPH041631 A JP H041631A
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silver halide
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hydrogen atom
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JP10200790A
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English (en)
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Shinpei Ikegami
眞平 池上
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐カビ性と耐菌性を改良したハロゲン化銀写真
感光材料及びその包装体に関する。さらに本発明は耐カ
ビ性と耐菌性を改良した現像法ハロゲン化銀写真感光材
料及びその包装体に関する。
(従来の技術) −aに、殺菌、防カビに際して用いられる殺菌、防カビ
剤としては非常に多くのものが知られており、また実用
化されているものも数多い。例えば「微生物の滅菌、殺
菌、防黴技術J衛生技術余線(昭和57年発行)に示さ
れている。
ハロケン化jllt写真の分野においても、ハロゲン化
銀写真感光材料に防菌防黴剤を適用する提案がいくつか
成されている0例えば、ハロゲン化銀写真感光材料用処
理液に防菌防黴剤を添加することで画像上のカビの発生
を抑制する方法が特開昭59−126533、同60−
260952、同5B−105145、同6]−390
47、同6175354、特公昭62−62334、西
独特許3436862A、およびR,D、20526な
どに開示されているが、これらの場合現行の処理工程の
中に防菌防黴剤を含む処理浴(防菌防黴浴、安定浴)を
新たに設置する必要があり、設備の改造を伴なったり、
防菌防黴剤の水への溶解性が乏しいため処理浴中に析出
し、写真感光材料の表面に付着するなどの問題がある。
また、大量の廃液が出るので環境保全上も問題がある。
一方、ハロゲン化銀写真感光材料の感光層にあらかじめ
防菌防黴剤を添加しておいてカビの発生を抑制する方法
が示されており、この場合処理済の写真画像のみならず
未処理の写真感光材料のカビ発生も抑えることができる
。この方法は例えば、特開昭60−263938、同5
9−84237、同5EI−166343、同60−1
14239などに開示されている。
しかし、感光層に直接添加できる防菌、防カビ剤の種類
、量などが、それらの写真特性に対する影響のために大
きな制約を受けるために、十分な防菌、防カビ効果を得
るのが困難であった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の第1の目的は、すぐれた写真特性および十分な
耐カビ性、耐菌性を有するハロゲン化銀写真感光材料お
よびその包装体を捉供することにある。
本発明の第2の目的は、すぐれた耐カビ性、耐菌性を有
する現像済写真感光材料およびその包装体を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の前記諸口的は、以下の構成により達成された。
(1)ハロゲン化銀乳剤を含有する感光層を光透過性支
持体の片側に有し、前記支持体の残る片側にバック層を
有するハロゲン化銀写真感光材料において、前記バック
層が下記一般式(、I )から選ばれる少くとも1種の
化合物を含有することを特長とするハロゲン化銀写真感
光材料。
一般式(r) 式中、R,は水素原子、アルキル基、アリール基、又は
アラルキル基を表わす、Xはハロゲン原子、ニトロ基、
ヒドロキシ基、シアノ基、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、−COR,、子、−0M、低級アルキル基、ア
リール基、アラルキル基、低級アルコキシ基、アリール
オキシ基、およびR4は水素原子、低級アルキル基、ア
リール基、アラルキル基、−COR,、−3o、R。
を表わし、互いに同じであっても異なっていてもよく、
RSおよびR4は水素原子、低級アルキル基、アリール
基、アラルキル基を表わし、互いに同じであっても異な
っていてもよく、R7は低級アルキル基、アリール基、
アラルキル基を表わし、Mは水素原子、アルカリ金属原
子、および1価のカチオンを形成するに必要な原子群を
表わし、mはO〜4の整数を表わし、nは0〜4の整数
を表わす。Zはチアゾリル環を構成する原子群を表わす
(2)前記ハロゲン化銀写真感光材料の感光層が一般式
(II)、(I[[)から選ばれる少くとも1種の化合
物を含有することを特徴とする請求項(])記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料。
一般式(II) 式中、R1は低級アルキレン基を表わし、Xは一般式(
1)におけるXと同じ意味を表わし、PはOまたはlを
表わし、qは0〜5の整数を表わす。
一般式(III) υ 式中、R9は水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
ラルキル基、アリール基、複素環基、R10、R11は
各々水素原子、アルキル基、アリール基、シアノ基、複
素環基、アルキルチオ基、アルキルスルホキシ基、アル
キルスルホニル基を表わし、R1゜とRoは互に結合し
て芳香環を形成してもよい。
R1Z% RIffは各々水素原子、アルキル基、了り
−ル基、アラルキル基を表わす。
(3)フィルムカートリッジと8亥カートリツジ内にロ
ール状に巻かれたハロゲン化銀写真感光材料からなる請
求項(1)記載の写真フィルム包装体。
(4)フィルムカートリッジと該カートリッジ内にロー
ル状に巻かれた、現像処理済の特許項(1)に記載のハ
ロゲン化銀写真感光材料からなる現像済写真フィルム包
装体。
本発明の化合物H)はすぐれた防菌、防カビ効果を有す
るが、感度、保存性などの写真特性への影響のために、
特に撮影用のハロゲン化銀写真感光材料の感光層に導入
することが困難であ、た。
本発明者は、種々の検討を重さねた結果、驚くべきこと
にハロゲン化銀写真感光材料のバック層に本発明の化合
物(I)を含有せしめることによって本発明を達成でき
ることを見い出した。
最も多く使用されている逼影用のハロゲン化銀写真感光
材料はロール状に巻かれてカートリッジに詰められてい
る。この形態は非常に便利なため、今後も継続すると考
えられる。カートリッジ内のロール状のハロゲン化銀写
真感光材料は、バンク層の表面と感光層の表面が接した
状態で存在する。
このために上記実施態様で、写真特性を損うことなく十
分な耐カビ性、耐菌性が達成されたと推測される。
また最近、現像済のハロゲン化銀写真感光材料を6駒ご
とに裁断してネガ袋に入れる代りに、現像済のフィルム
をロール状に巻いてカートリッジに収納することが提案
された。(特開平1−279250号、特開平1−28
9948号)前記の方法を採用すると、現像済のハロゲ
ン化銀写真感光材料の耐カビ性、耐菌性を大巾に向上さ
せることができたのである。
以下本発明の詳細な説明する。
まず一般式(1)で示される化合物について詳しく説明
する。
一般式(1)において、R1は水素原子、置換もしくは
無置換のアルキル基(例えば、メチル、エチル、2−ヒ
ドロキシエチル、2−シアノエチル、n−ヘキシル)、
置換もしくは無置換のアリールII(例iば、フェニル
、p−クロルフェニル)、または置換もしくは無置換の
アラルキル基(例えば、ベンジル、P−メトキシベンジ
ル)を表わす。
Xはハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、沃素
原子)、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基、低級アル
キル基(炭素数1〜5のアルキル基で、例えば、メチル
、エチル、ブチル、t−ブチル、t−ペンチル)、低級
アルコキシ基(炭素数1〜5のアルコキシ基で、例えば
、メトキシ、エトキシ、ブトキシ)、−CORt (例
えば、カルボキシル、アセチル、エトキシカルボニル、
)(例えば、アミノ、ジメチルアミノ、アセトアミド、
メタンスルホンアミド)、−3O,M(例えば、スルホ
)を表わす。
R,は好ましくは水素原子、Xは好ましくは水素原子、
炭素数1〜3のアルキル基、アミノ基、ニトロ基、スル
ホ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、mは好ましくはl
又は2、nは好ましくは0、Zが形成するチアゾリン環
は、5−チアゾリル基である。
(I (I (I (I 一般式(1)の化合物のバック層への添加量は、好まし
くはO,]〜200g/イ、より好ましくは0. 2〜
100mg/ポ、特に好ましくは0.5〜50■/イで
ある。一般式(1)の化合物を感光層へ0.01−15
mg/イ、好ましくは0. 1〜8■/ボ添加すると、
写真特性を損うことなく耐カビ性、耐菌性が一層向上す
るので好ましい。
本発明のバック層は親水性ポリマーおよび/又は親油性
ポリマーを含有する。
少なくとも一種の親水性ポリマーを含有するバンク層が
耐カビ性、耐菌性の向上に好ましい。
本発明のバック層に使用される親水性ポリマーとして下
記のものを例示できるがこれに限定されるものではない
。ゼラチン、コロイド状アルブミン、カゼイン、カルボ
キシメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズな
どのセルロース誘導体、寒天、アルギン酸ソーダ、デン
プン誘導体、デキストランなどの#a誘導体、合成親水
性ポリマーたとえばポリビニルアルコール、ポリN−ビ
ニルピロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリ
ルアミドまたはこれらの誘導体、部分加水分解物、ゼラ
チン誘導体などを使用できる。特にゼラチンが好ましい
ここで使われるゼラチンとしては、製造過程において、
ゼラチン抽出前にアルカリ浴に浸漬されるいわゆる石灰
処理ゼラチン、酸浴に浸漬される酸処理ゼラチンおよび
その両方の処理を経た二重浸漬ゼラチン、酵素処理ゼラ
チンのいずれでもよい。
本発明の写真フィルムのバック層は、感光層の総膜厚の
15%以上90%以下、好ましくは20%以上70%以
下、さらに好ましくは25%以上60%以下である。
本発明の写真フィルムの感光層の総膜厚は30μm以下
、好ましくは25μm以下、さらに好ましくは21.c
rm以下、12μm以上である。感光層の総膜厚には、
ベースに接するアンチハレーシラン層、最上層の保護層
、その他の中間層も含まれる。
次に本発明の一般式(II)および(]II)で示され
る化合物について詳しく説明する。
一般式(II)において、R1はアルキレン基(例えば
、メチレン、エチレン、1.3−プロピレン、12−プ
ロピレン、1.4−ブチレン)を表わす。
Xとして好ましいものは、水素原子、低級アルキル基、
アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子である。
以下に、一般式CI+)で表わされる化合物の具体例を
挙げるが、これらに限定されるものではない。
(II−1)          (II−2)(II
−3) (n−4) (II−5) (II−6) (■ (■ (II−7) (II−8) (n−9) (II−10) (■ 0■ (II−11) (■ (II−17) (■ OLIIzLII!UL;112 しυNHL+znS (n−18) (n−20) (I[−21) (n−22) (n−24) (II−25) (II−36) (II−26) (■ (If−28) (II−29) (II−31) (II−32) −G式(III)において、R9は水素原子、直鎖もし
くは分岐鎖の置換または未置換のアルキル基(例えばメ
チル基、エチル基、tert−ブチル基、n−オクタデ
シル基、2−ヒドロキシエチル基、2−カルボキシエチ
ル基、2−シアンエチル基、スルホブチル基、N、N−
ジメチルアミノエチル基など)、置換または未置換の環
状アルキル基(例えばシクロヘキシル基、3−メチルシ
クロヘキシル基、2−オキソシクロペンチル基など)、
置換または未置換のアルケニル基(例えばアリル基、メ
チルアリル基など)、置換または未置換のアラルキル基
(例えばベンジル基、P−メトキシベンジル基、o−ク
ロロベンジル基、p−is。
−プロピルベンジル基など)、置換または未置換のアリ
ール基(例えばフェニル基、ナフチル基、0−メチルフ
ェニル基、m−ニトロフェニル基、3.4−ジクロロフ
ェニル基など)、複素環基(2−イミダゾリル基、2−
フリル基、2−チアゾリル基、2−ピリジル基など)、 R2゜、R11は各々水素原子、置換または未置換のア
ルキル基(例えばメチル基、エチル基、クロロメチル基
、2−ヒドロキシエチル基、tert−ブチル基、n−
オクチル基など)、置換または未置換の環状アルキル基
(例えばシクロヘキシル基、2−オキソシクロペンチル
基など)、置換または未置換のアリール基(例えばフェ
ニル基、2−メチルフェニル基、3.4−ジクロロフェ
ニル基、ナフチル基、4−ニトロフェニル基、4−アミ
ノフェニル基、3−アセトアミドフェニル基など)、シ
アノ基、複素環基(例えば2−イミダゾリル基、2−チ
アゾリル基、2−ピリジル基など)、置換または未置換
のアルキルチオ基(例えばメチルチオ基、2−シアノエ
チルチオ基、2−エトキシカルボニルチオ基など)、置
換または未置換のアリールチオ基(例えばフェニルチオ
基、2−カルボキシフェニルチオ基、P−メトキシフェ
ニルチオ基など)、置換または未置換のアルキルスルホ
キシ基(例えばメチルスルホキシ基、2−ヒドロキシエ
チルスルホキシ基など)、置換または未置換のアルキル
スルホニル基(例えばメチルスルホニル基、2−ブロモ
エチルスルホニル基など)を表わし、R1゜とR1+は
互に結合して芳香環(例えばベンゼン環、ナフタレン環
など)を形成してもよい。
RI!、RI3は各々水素原子、置換または未置換のア
ルキル基(例えばメチル基、エチル基、is。
プロピル基、2−シアノエチル基、2−n−ブトキシカ
ルボニルエチル基、2−シアンエチル基など)、置換ま
たは未置換のアリール基(例えばフェニル基、ナフチル
基、2−メトキシフェニル基、m−ニトロフェニル基、
3.5−ジクロロフェニル基、3−アセトアミドフェニ
ル基など)、置換または未置換のアラルキル基(例えば
ベンジル基、フェネチル基、p−1so−プロピルベン
ジル基、0−クロロベンジル基、m−メトキシベンジル
基など)を表わす。
次に一般式(1)で表わされる化合物の具体例を以下に
示すが、これらに限定されるものではない。
(I[[−1) (III−5) (I[[−6) (III−2) (I[l−7) (III−3) (III−8) (I[l−4) (I[I−9) (I[l−10) (II−11) (III−12) (III−13) (III−18) (III−19) (II−20) (Ill−21) (l[l−14) (■ (III−16) (II−17) (■ (■ (■ (■ (I[l−27) (■ 2日) (■ (III−34) (■ (II−36) (■ (■ (III−31) (I[l−32) (In−33) (II−38) (Ill−39) (I[[io) (II−41) (■〜42) (I[l−43) 一般式(f[)で示される化合物の感光層への添加量は
、好ましくは、1〜3000■/ml、特に好ましくは
、50〜1000■/ボである。一般式(In)で示さ
れる化合物の感光層への添加量は、好ましくは、0.1
〜300■/ボ、特に好ましくは1〜50■/nlであ
る。
1〜20001g/ポ、好ましくは50〜1000■/
イの一般式(Ill)で示される化合物を本発明のバッ
ク層に添加すると、耐カビ性、耐菌性が一層向上するの
で好ましい。
0、 1〜100+g/ITf、好ましくは1〜505
g/rrfの一般式(III)で示される化合物を本発
明のバック層に添加すると、耐カビ性、耐菌性が一層向
上するので好ましい。
本発明においては、一般弐N)の化合物と一般式(II
)の化合物の併用が好ましい。
とりわけ(1−1)と(II−9)の併用、および(1
−1)と(If−11)の併用、および(■−1)と(
II−18)の併用が好ましい。
一般式(r)、(II)及び(nl)で表わされる化合
物を写真感光材料中に含有せしめるためには、メタノー
ル、エタノール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ベンジルアルコール
、エタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノ
ールアミンなどのを機溶媒に溶解して添加したり、エマ
ルジッン状にして添加することが好ましい。
本発明の一般式(1)で表わされる化合物と、−a式(
II)および(III)で表わされる化合物から選ばれ
る少なくとも1種の化合物とを併用することによる防カ
ビ作用は、ハロゲン化銀写真画像に生じるカビ種のいず
れに対しても有効に作用するが、なかでも下記のカビに
対してより効果がある。
すなわち、AspergNIus nIger 、 A
sperg目1usgracilis、 Asperg
illus penicilloides 。
Pu1lularia  pullulansS Ch
aetomium  globosus  。
C1adosporius+ resinaeSAsp
ergillus flavus。
Aspergillus 0ryZaC%  Pent
cilliu+* citrinum。
Penicillium  luteum、   Tr
ichoderma  utride。
Asperg目1us restrictus、 As
pergillus glaucus 。
Chrysosporium  、 Aspergil
lus versirolor。
Eurotium rubru+a  、、 Euro
tium  tonophilum  、Artbri
um Pe5talotiaなどである。
本発明の感光層の最上部に保!I層を設けるのが好まし
い。保護層の厚みは0.5μ〜5μ、好ましくはlp〜
3μとするのがよい。保護層は複数層になってもよい、
保護層に実質的に非感光性のハロゲン化銀微粒子を添加
するとバック層中の一般式(1)の化合物が、感光層の
写真特性におよぼす影響を軽減できるので好ましい。
本発明に有効に使用しうる、実質的に非感光性ハロゲン
化w1(以下、「非感光性ハロゲン化銀」と言う)乳剤
とは、当該感光材料に適正な露光量を与えた後当該感材
の通常現条件条下において処理されたときに、実質的に
現像されないようなハロゲン化銀粒子を言う。
本発明に使用しうる非感光性ハロゲン化銀粒子のハロゲ
ン組成としては、塩化銀、臭化銀、沃化銀あるいは塩臭
化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀のいずれでもよいが、好ま
しくは臭化銀含量が60モル%以上で塩化銀含量が30
モル%以下でかつ沃化銀含量が40モル%以下である粒
子が好ましい。
より好ましくは、現像活性が低い点で、沃化銀含量が0
〜約20モル%の沃臭化銀が使用できる。
ハロゲン化銀粒子の可視域の光吸収を増加させない点で
、沃化銀含量が0.3〜約5モル%の沃臭化銀がさらに
好ましい。
本発明の非感光性ハロゲン化銀の粒子サイズとしては、
比較的小サイズの方が、光感度が低い点と可視域の吸収
が少ない点で好ましい。平均粒子サイズ約0.2μ以下
のものが好ましく、0015μ以下のものがさらに好ま
しく、0.10μ以下のものが最も好ましい(以下、平
均粒子サイズ約0.2μ以下の非感光性ハロゲン化銀粒
子を[微粒子ハロゲン化銀」と呼ぶ。)非感光性ノ\ロ
ゲン化銀乳剤は、任意の粒子サイズ分布を存していても
よい。好ましくは粒子サイズ分布の狭い方が好ましく、
特にハロゲン化銀粒子の重量に関して全体の90%を占
める粒子のサイズ範囲が平均粒子サイズの±40%以内
にあることがより好ましい。
本発明に用いられる微粒子ハロゲン化銀は公知の方法を
用いて調製することができる。すなわち酸性法、中性法
、アンモニア法などのいずれの方法でもよく、また可溶
性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式としては片
側混合法、同時混合法、それらの組合せなどのいずれを
用いてもよい。
同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成され
る液相中のf’Agを一定に保つ方法、すなわちコント
ロール−ダブルジェット法を用いることができる。本方
法は粒子サイズの分布が狭いので本発明の微粒子乳剤の
調製法として好ましい。
微粒子乳剤粒子は立方体、八面体、十二面体、十四面体
のような規則的な結晶形を有するものでもよく、また球
状、平板状などの結晶形のものでもよい。乳剤粒子の内
部と表面が異なるハロゲン組成から成り立っていても、
均一なハロゲン組成でもよい。微粒子乳剤には不純物と
してカドミウムイオン、鉛イオン、イリジウムイオン、
ロジウムイオンなどを含ませてもよい。ロジウムなどの
減感剤を粒子内部に含むものは好ましい。微粒子乳剤は
表面潜像型でも内部潜像型でもよく、また内部にはかぶ
り核を有するものでもよい。内部潜像型の乳剤は本発明
で通常使用される表面現像液によって現像されにくいの
で、本発明の非感光性ハロゲン化銀として使用するのに
好ましい。
微粒子乳剤は通常の化学増悪、すなわち、硫黄増感、金
増感、還元増感のいずれを行ってもよい。
本発明には化学増感を行なわない、いわゆる未後熟乳剤
の使用が好ましい。
微粒子乳剤にはシアニン色素、メロシアニン色素、複合
シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポーラ−シ
アニン色素、ヘミンアニン色素、スチレン色素およびヘ
ミオキソノール色素などを含ませてもよい。減感が大き
く通常のネガ乳剤では好ましくない減感色素でも好まし
く用いることができる。微粒子にはかぶり防止剤や安定
剤を含んでもよい0例えばアゾール類、ペテロ環、メル
カプト化合物類、チオケト化合物、アザインデン類、ベ
ンゼンチオスルホン酸類、ヘンゼンスルフィン酸などの
かぶり防止剤または安定剤を加えることができる。
非現像ハロゲン化銀の塗布銀量は0.03〜2g/ポで
あり、好ましくは0.05〜Ig/ポである。非現像ハ
ロゲン化銀含有層のバインダーは親水性ポリマーならな
んでもよいが特にゼラチンが好ましい。バインダー量は
ハロゲン化!!1モル当り250gより少ないのが好ま
しい。
次に本発明のカートリッジについて説明する。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料をロールの状態で収
納するカートリッジとしては、数10年間の使用実績を
有する135フオーマツトのパトロー7や最近特願平1
−21862号、同1−172594号、米国特許第4
834306号、同4846418号などで提案されて
いる新しい形式の1軸型のカートリッジや特願平]−9
6624号、特願平1−966.25号などで提案され
ている2軸型のカートリッジを使用できる。
又本発明の現像済のハロゲン化銀写真怒光材料も特開平
1−279250号、特開平1−289948号などに
提案されているように前記と同じカートリッジを使用で
きる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料や、現像済のハロゲ
ン化銀写真感光材料をロール状態にして感光層とバック
層が接する状態で保存したときに本発明の効果が顕著に
なるのである。
従って以下に定義する空隙率■であられされるカートリ
ッジ内部の自由空間をある程度以下に小さくするのが好
ましい。■を0.25以下にするのが好ましい。
B        ここでAは フィルムの巻き断面積、Bはカートリッジ内部の断面積
で、それぞれ以下のように定義される。
A=(フィルムの厚さ)×(フィルムの長さ)B−(カ
ートリッジ胴体断面積)−(スプール断面積) 単位は例えば閾で統一する。寸法の測定はいずれも温度
25°C1相対湿度55%の雰囲気下で行なう。
フィルムの長さは、フィルムの先端から末端までの長さ
である。フィルムの先端がまつすくでないときは、その
もっとも突き出ている端を先端とする。フィルムの末端
がスプールに差し込まれているときはスプールの差し込
み口をフィルムの末端とする。
フィルムの厚さはフィルム支持体や乳剤を含むゼラチン
層などすべての構成物の厚さの総和であり、接触式膜厚
計(アンソラ)で任意の10点の厚さを測定し平均する
ことにより求められる。
スプール断面積はスプールのフィルムが巻かれる部分の
断面積を意味する。
カートリッジ胴体断面積はカートリッジの上端や下端で
なくフィルムが収納される部分の断面におけるカートリ
ッジの内側の断面積を意味する。
カートリッジの内側にフィルムの位置を制御する目的や
スベリをよくする目的で設けた突起物(リブ)がある場
合にはその突起物の内側の断面積を採用する。カートリ
ッジ本体以外のフランジなどによりフィルムの巻姿を整
える方式の場合には、フィルムの最外周の位置を規定す
るフランジの突起物などの内側の断面積を採用する。
空隙率■の値はQ<V≦0.25であるが、0゜04≦
V≦0.22であることがより好ましく、0.08≦V
≦0.18であることが最も好ましい。
第1図(a) 、(b)に本発明のカートリッジの例を
示す、写真フィルムカートリッジ20はスプール1、ス
プール1に一端を係止してスプール1にロール状に巻か
れた写真フィルム2及びカートリッジ本体3からなる。
スプール1はカートリッジ本体3内部に軸線回りに回転
可能に取り付けられ、カートリッジ本体3外部から回転
させることができる。カートリッジ本体3には写真フィ
ルム2を引き出すための写真フィルム引き出し口4が設
けられており、この写真フィルム引き出し口4の内面に
はカートリッジ本体3内部を遮光状態に保つ遮光部材4
aが取り付けられている。
本実施例の写真フィルムカートリッジ20においては、
カートリッジ本体3の内面に沿って円周方向に延び、フ
ィルム幅の15〜20%程度の幅を有する一対のリブ8
がフィルム20幅方向の両端部に設けられている。リブ
8は写真フィルム2をフィルム引き出し口4から引き出
すことができるようにフィルム引き出し口4の方向に開
口している。また、フィルム2の先端6は写真フィルム
引き出し口4の先端7に合わせて配置されている。
リブ8はフィルム2の最外周面に当接してロール状に巻
かれたフィルム2を最外周面から押圧してフィルム2が
スプール1に密に巻かれた状態を維持する。
[カートリッジ胴体断面積」はこの場合リブ8の内側の
面積である。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料特にそのハック層に
さらに例えば日本防菌防黴学余線「防菌防黴ハンドブッ
ク」、堀口博著「防菌防黴の化学」、衛生技術合繊「微
生物の滅菌、殺菌、防黴技術」、日本防菌防黴学余線「
防菌防黴事典」などに記載のものを併用できる。
好ましくは下記一般式(Q−1)〜(Q−■)で表わさ
れる化合物を併用すると良い。
一般式(Q−1) 一般式(Q−V) 一般式(Q−Vl) 一般式(Q−11) 一般式(Q−■) )71? 一般式(Q−I[1) 一般式(Q−IV) R″ P−〇 〔式中、R’ SR”SR’、R’、R’、#よびR6
は、水素原子、アルキル基、またはアリール基を表わし
、R1は、アルキレン基またはアリーレン基を表わす、
R″、R9、およびR11+は、ハロゲン原子、または
アルキル基を表わし、RIIおよびRatはそれぞれア
ルキル基、アリール基、−CORまたは−sowN((
但し、R,R’R’ およびR″はそれぞれアルキル基、またはアリール基を
表わす。)を表わす。但し、RIIおよびRatは窒素
原子と共に環を形成してもよい。
R″3およびR14は、水素原子、アルキル基、アリー
ル基、または含窒素複素環残基を表わす。
RISは、水素原子、アルキル基、アリール基、ニトロ
基、カルボキシ基、スルホ基、スルファモイル基、ヒド
ロキシ基、ハロゲン原子、アルコキシ基、またはチアゾ
リル基を表わす、R16はアルキル基、または置換アル
キル基を表わし、R1はアルキル基、または−〇〇NH
R“ (但し、R″はアルキル基を表わす、)を表わす
、RIIは水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ア
ルキル基、アルキルスルホニル基、アミノ基、または置
換アミノ基を表わし、lはO〜5の整数を表わす、但し
lが複数のとき、複数のR11は同じでも異なっていて
も良く、また、複数のR11で環を形成しても良い0m
は1または2を表わす。
−a式(Q−J )〜(Q−■)で表わされる化合物の
具体例を以下に示すが、本発明はこれらによって限定さ
れるものではない。
(A−1) (A−2) (A−3) (A−4> (A−5) (A (A−7) (A−12) (A−13) I C,H。
(A (A−15) (A−8) (A−9) (A−10) (A (A−16) (A (A (A−19) (A−20) (A (A−22) (A (A−28) (A (A−30) (A−31) (A−24) (A 、(A−26) ■ (A−27) CONHCHg(C)It)zclls(A−32) (A (A−34) (A−35) I (A−36) (J (A−37) (A−38) Nl( FIzsC+t−NflCH2 これらの化合物は2種以上組合せて使用してもよい、添
加量は1〜1000■/ボ、好ましくは5〜500■/
イである。
本バック層はIN以上の層より成る。ハック層と支持体
との間の接着力を強固にせしめるために少なくとも1層
に高沸点有機溶剤を含有せしめるこよが好ましい。
高沸点有機溶剤としては当業界でよく知られているもの
はいづれも用いることが出来る。
たとえばフタール酸アルキルエステル(ジブチルフタレ
ート、ジオクチルフタレート、ジシクロへキシルフタレ
ートなど)、リン酸エステル(ジフェニルフォスフェー
ト、トリフェニルフォスフニート、トリクレジルフォス
フェート、ジオクチルブチルフォスフェート、トリオク
チルホスフェート、トリへキシルホスフェート、トリシ
クロヘキシルホスフェートなど)クエン酸エステル(た
とえばアセチルクエン酸トリブチル)、安息香酸エステ
ル(たとえば安息香酸オクチル)、アルキルアミド(た
とえばジエチルラウリルアミド)、脂肪酸エステル類(
たとえばジブトキシエチルサクシネート、ジオクチルア
ゼレート)、トリメシン酸エステル類(たとえばトリメ
シン酸トリブチル)など、を挙げることが出来る。
本発明に於る高沸点有機溶剤の使用量は1平方メートル
当り0.01〜0.40g、特に0.05〜0.30g
であることが好ましい。
本発明のバック層には、さらに必要により界面活性剤、
帯電防止剤、硬膜剤、すべり剤、マット剤染料等を含有
せしめることが出来る。
バンク層の層の数は2層以上とするのが好ましい、支持
体に近い層に高沸点有機溶剤を含有させると支持体との
接着力向上に効果的である。高沸点有a溶剤とゼラチン
の比率は0.1〜0.7が好ましい、(Wt比)また支
持体から遠い層にマット剤、易滑剤などを添加するのは
バンク面と表面の接着防止、スベリ性の付与に効果的で
ある。
耐傷性付与には、支持体から遠い層のオイル/ゼラチン
比を支持体に近い層より下げるのが効果的である。
本発明のバック層で用いられる帯電防止剤としては、特
に制限はなく、たとえばアニオン性高分子電解質として
はカルボン酸及びカルボン酸塩、スルホン酸塩を含む高
分子で例えば特開昭4822017号、特公昭46−2
4159号、特開昭51−30725号、特開昭51−
129216号、特開昭55−95942号に記載され
ているような高分子である。カチオン性高分子としては
例えば特開昭49−121523号、特開昭48−91
165号、特公昭49.24582号に記載されている
ようなものがある。またイオン性界面活性剤もアニオン
性とカチオン性とがあり、例えば特開昭49−8582
6号、特開昭4933630号、US2,992,10
8号、US3.206,312、特開昭4FJ−878
26号、特公昭49−11567号、特公昭49−11
568号、特開昭55−70837号などに記載されて
いるような化合物を挙げることができる。
さらに特開昭62−215949に記載されている含フ
ツ素化合物、第4級窒素を有する化合物を併用すること
もできる。
さらに本発明のバンク層の帯電防止剤として好ましいも
のは、ZnO,T io3.5nOt、Alto3、I
nzOs、Sin、、MgO,BaO1M0O3の中か
ら選ばれた少くとも1種の結晶性の金属酸化物あるいは
これらの複合酸化分の微粒子である。
本発明に使用される導電性の結晶性酸化物又はその複合
酸化物の微粒子はその体積抵抗率が101Ω1以下、よ
り好ましくは105ΩQ以下である。またその粒子サイ
ズは0.01〜0.7μ、特に0.02〜0.5μです
ることが望ましい。
本発明に使用される導電性の結晶性金属酸化物あるいは
複合酸化物の微粒子の製造方法については特開昭56−
143430号及び同60−258541号の明細書に
詳細に記載されている。第1に金属酸化物微粒子を焼成
により作製し、導電性を向上させる異種原子の存在下で
熱処理する方法、第2に焼成により金属酸化物微粒子を
製造するときに導電性を向上せる為の異種原子を共存さ
せる方法、第3に焼成により金属微粒子を製造する際に
雰囲気中の酸素濃度を下げて、酸素欠陥を導入する方法
等が容易である。異種原子を含む例としてはZnOに対
して/l、In等、Tie。
に対してはNb、Ta等、SnO,に対してsb、Nb
、ハロゲン元素等が挙げられる。異種原子の添加量は0
.01〜30mo1%の範囲が好ましいが0.1〜10
mo 1%であれば特に好ましい。
疑似ズームプリントでは有効ネガ面積が小さくプリント
時の拡大率が高いのでネガに付着したゴミによるプリン
ト品質の劣化が、通常のプリントより大きくなる。処理
後のネガの帯電が十分抑制されているとゴミの付着が減
少するので好ましい。
従って処理液中に流出しない帯電防止剤を本発明のバッ
ク層が含有するのは好ましい。
ポリマー化された帯電防止剤、水離溶性の無機化合物な
どが上記の目的に有効である。又本発明のバンク層に二
酸化ケイ素、酸化マグネシウム、二酸化チタン、炭酸カ
ルシウムのような無機化合物の微粒子やポリメチルメタ
クリレート、セルロースアセテートプロピオネート、フ
ン素樹脂などの有機化合物の微粒子を含有させ、ロール
状態で保存したときに感光層とバンク層の接着を防止す
るのは好ましい。好ましいサイズは1μ〜10μである
バック層のマット剤量を感光層のマ・ノド剤量より多く
するのは、特に疑似ズームプリントのシャープネス劣化
を防止するのに有効である。好ましくは、バック層と感
光層のマット剤量の比率を1.2:1以上、より好まし
くは2:1以上とする。
本発明の感光材料に適用する化撓性支持体として有用な
ものは、例えば、セルロースエステル(特にセルロース
トリアセテート、セルロースジアセテート、セルロース
プロピオネート、セルロースアセテートプロピオネート
、セルロースブチレート、セルロースアセテートブチレ
ート)、ポリアミド(米国特許第2,856,385号
、2゜848.439号、英国特許第542,509号
)ポリカーボネート(ベルギー特許第593.040号
〜593,047号、英国特許第853,587号、米
国特許第3,023,101号、西独特許第1,060
,710号、1,062,544号、仏画特許第1,2
59,156号)、ポリエステル(特公昭48−404
14号、英国特許第789,317号、特願昭63−7
1308号)(特にポリエチレンテレフタレート、ポリ
−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、
ポリエチレン1,2−ジフェノキシエタン−4゜4′−
ジカルボキシレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート金属スルホネートを存する芳香
族ジカルボン酸を共重合成分とする共重合ポリエステル
、金属スルホネートを有する芳香族ジカルボン酸と脂肪
族ジカルボン酸を共重合成分とする共重合ポリエステル
)、ポリスチレン(英国特許第991.702号)、ポ
リプロピレン(英国特許第964,780号、BP第9
21,635号)、ポリエチレン(仏画特許第1,26
4.407号)、ポリメチルペンテン、ポリスルフォン
、ポリエーテルスルフォン、ボリアリレート、芳香族ポ
リエーテルイミド、芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミ
ドイミド、ポリフェニレンオキサイド(英国特許第1.
250.206号)、ポリフェニレンサルファイド等の
半合成又は合成ポリマーからなるフィルムが上げられる
これら支持体は柔軟性付与等の目的で可塑剤を添加使用
される事もある。特にセルロースエステルではトリフェ
ニルフォスフェート、ビフェニルフォスフェート、ジメ
チルエチルフォスフェート等の可塑剤含有物が通常であ
る。支持体の厚みは、100μ以下の場合が本発明の目
的に好ましく、90μ〜50μの場合がさらに好ましく
80μ〜60μの場合が特に好ましい。
支持体強度は、破断強度4hg/as”以上、初期弾性
率150 kg/、、’以上、曲げ弾性率150 kg
/、2以上のものが好ましい。
これら支持体ポリマーの分子量は、1万以上のものが使
用可能であるが通常は2万〜80万のものが使用される
これらのポリマーを支持体に使用する場合、支持体がい
ずれも疎水性の表面を有するため、これら支持体上にゼ
ラチンが主である保護コロイドからなる写真層(たとえ
ば感光性ハロゲン化銀乳剤層、中間層、フィルター層な
ど)を強固に接着させる事は非常に困難である。この様
な難点を克服するために試みられた従来技術としては(
1)薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、火焔処理
、紫外線処理、高周波処理、グロー放電処理、活性プラ
ズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸化処理、
などの表面活性化処理をしたのち、直接写真乳剤を塗布
して接着力を得る方法と、 (2)−旦これらの表面処理をした後、あるいは表面処
理なしで下塗層を設けたこの上に写真乳剤層を塗布する
方法との二方法がある。(例えば米国特許第2,693
,241号、2,764,520号、2,864,75
5号、3. 462. 335号、3,475,193
号、3. 143. 421号、3,501,301号
、3,460,944号、3,674,531号、英国
特許第788.365号、804.005号、891,
469号、日本特許特公昭48−431、特公昭514
46等)。これらの表面処理は、いずれも、本来は疎水
性であった支持体表面に多少共、極性基を作らせる事、
表面の架橋密着を増加させることなどによるものと思わ
れ、その結果として下塗液中に含有される成分の極性基
との親和力が増加すること、ないし接着表面の堅牢度が
増加すること等が考えられる。又下塗層の構造としても
種々の工夫が行われており、第1層として支持体によく
接着する層(以下、下塗第1Nと略す)を設け、その上
に第2層として写真層とよ(接着する親水性の樹脂層(
以下、下塗第2Nと略す)を塗布する所謂重層法と、疎
水性基と親水性基との両方を含有する樹脂層を一層のみ
塗布する単層法とがある。
(1)の表面処理のうち、コロナ放電処理はもっともポ
ピユラーであり従来知られているいずれの方法、例えば
特公昭4B−5043号、特公昭47−51905号、
特開昭47−28067号、特開昭49−83767号
、特開昭51−41770号、特開昭51131576
号等に開示された方法によりたつ甘いすることができる
。放電周波数は5011z〜5000 KHz好ましく
は5 K)12〜数100KH,が適当である。放電周
波数が小さすぎると、安定な放電が得られずかつ被処理
物にピンホールが生じ好ましくない。又周波数が高過ぎ
るとインピーダンスマツチングのための特別な装置が必
要となり、装置の価格が大となり好ましくない。被処理
物の処理強度に関しては、通常のポリエステル、ポリオ
レフィン等のプラスチックフィルムの濡れ性改良の為に
は、0. 00 +、KVA分/rrl 〜5KVA分
/d、好ましくは0.01KVA/I′I?〜IKVA
/mが適当である。電極と誘電体ロールのギャンブクリ
アランスは0.5u〜2.5鰭好ましくは1.0■讃〜
2.0mlが適当である。
多くの場合もっとも効果的な表面処理であるグロー放電
処理は、従来知られているいずれの方法例えば、特公昭
35−7578号、同36−10336号、同45−2
2004号、同45−22005号、同45−2404
0号、同46−43480号、米国特許3,057.7
92号、同3.057,795号、同3,179.48
2号、同3,288,638号、3.309,299号
、同3.424,735号、3.462,335号、同
3,475,307号、同3,761.299号、英国
特許997.093号、特開昭53−129262号等
を用いることができる。
グロー放電処理条件は、一般に圧力は0.005〜20
 T o r r 、好ましくは0.02〜2Torr
が適当である。圧力が低すぎると表面処理効果が低下し
、また圧力が高すぎると過大電流が流れ、スパークがお
こりやすく、危険でもあるし、被処理物を破壊する恐れ
もある。放電は、真空タンク中で1対以上の空間を置い
て配置された金属板或いは金属棒間に高電圧を印加する
ことにより生じる。この電圧は、雰囲気気体の組成、圧
力により色々な値を取り得るものであるが、通常上記圧
力範囲内では、500〜5000Vの間で安定な定常グ
ロー放電がおきる。接着性を向上せしめるのに特に好適
な電圧範囲は、2000〜4000■である。
又、放電周波数として、従来技術に見られるように、直
流から数10100O+z、好ましくは50H1〜20
KII2が適当である。
放電処理強度に関しては、所望の接着性能が得られるこ
とから0.01にνA分/d〜5 KVA分/m′好ま
しくは0.15KVA分/n(〜IKVA分7dが適当
である。
次に(2)の下塗法であるが これらの方法はいずれもよく研究されており、重層法に
おける下塗第一層では、例えば塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、ブタジェン、メタクリル酸、アクリル酸、イタコ
ン酸、無水マレイン酸などの中から選ばれた単量体を出
発原料とする共重合体を始めとして、ポリエチレンイミ
ン、エポキシ樹脂、グラフト化ゼラチン、ニトロセルロ
ースなど数多くのポリマーについて、下塗第二層では主
にゼラチンについてその特性が検討されてきた。
単層法においては多くは支持体と下塗ポリマーの界面混
合を利用する事によって良好な接着性を達成しているケ
ースが多く、セルロース誘導体支持体に対しよく用いら
れる。
セルロース誘導体に対しては表面処理の効果が少なく、
メチレンクロライド/ケトン/アルコール混合県有ll
1fJ剤に分散したゼラチン液を単11布し、支持体の
膨潤、ゼラチンの拡散を利用した界面混合を用いて下塗
層を付与するのが最も用いられる方法である。
ゼラチン硬化剤としてはクロム塩(クロム明ばんなど)
、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、ゲルタールアルデ
ヒドなど)イソシアネート類、活性ハロゲン化合物(2
,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンなど
)、エピクロルヒドリン樹脂などを挙げることができる
これら下塗液には、必要に応じて各種の添加剤を含有さ
せることができる。例えば界面活性剤、帯電防止剤、ア
ンチハレーション剤、着色用染料、顔料、塗布助剤、カ
ブリ防止剤等である。本発明の下塗液を使用する場合に
は、レゾルシン、泡水クロラール、クロロフェノールな
どの如きエツチング剤を下塗液中に含有させることもで
きる。
本発明の下びき層にはSiO□、TiO2、の如き無機
物微粒子又はポリメチルメタクリレート共重合微粒子(
1〜10μm)をマット剤として含有することができる
(塗布法) 本発明にかかわる下塗液は、一般によく知られた塗布方
法、例えばディンデコート法、エアーナイフコート法、
カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバーコ
ード法、グラビヤコート法、或いは米国特許第2,68
1,294号明細書に記載のホッパーを使用するエクス
トルージョンコート法等により塗布することができる。
必要に応じて、米国特許第2,761,791号、同3
゜508.947号、同2,941,898号、及び同
3,526,528号明細書、原崎勇次著「コーティン
グ工学」253頁(1973年朝倉書店発行)などに記
載された方法により2層以上の層を同時に塗布すること
ができる。
本発明はすべてのハロゲン化銀写真感光材料に適用でき
るが、特にハロゲン化銀カラーネガ感光材料に好ましく
適用できる。以下撮影用ハロゲン化銀カラー感光材料に
ついて詳しく説明する。
本発明の写真フィルムは、支持体上に青感色性層、緑感
色性層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層の少なくとも
1層が設けられていればよく、ハロゲン化銀乳剤層およ
び非感光性層の層数および層順に特に制限はない、典型
的な例としては、支持体上に実質的に感色性は同じであ
るが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤層から成る
感光性層を少なくとも1つ有するハロゲン化銀写真感光
材料であり、該感光性層は青色光、緑色光、および赤色
光の何れかに感色性を有する単位感光性層であり、多層
ハロゲン化銀カラー写真感光材料においては、一般に単
位感光性層の配列が、支持体側から順に赤感色性層、緑
感色性層、青感色性の順に設置される。しかし、目的に
応じて上記設置順が逆であっても、また同一感色性層中
に異なる感光性層が挟まれたような設置順をもとりえる
上記、ハロゲン化銀感光性層の間および最上層、最下層
には各種の中間層等の非感光性層を設けてもよい。
該中間層には、特開昭61−43148号、同54に1
13438号、同5’J−113440号、同61−2
0037号、同61−20038号明細書に記載される
ようなカプラー、DIR化合物等が含まれていてもよく
、通常用いられるように混色防止剤を含んでいてもよい
各単位感光性層を構成する複数のハロゲン化銀乳剤層は
、西独特許第1,121.470号あるいは英国特許第
923,045号に記載されるように高感度乳剤層、低
感度乳剤層の2層構成を好ましく用いることができる。
通常は、支持体に向かって順次感光度が低くなる様に配
列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤層の間には非
感光性層が設けられていてもよい。また、特開昭571
12751号、同62−200350号、同62−20
6541号、同62−206543号等に記載されてい
るように支持体より離れた側に低感度乳剤層、支持体に
近い側に高感度乳剤層を設置しでもよい。
具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青感光
性層、(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度緑
感光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感度
赤感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)の順、
またはB H/B L/G L/G H/RH/RLの
順、またはBl(/BL/GH/GL/RL/RHの順
等に設置することができる。
また特公昭55−34932号公報に記載されているよ
うに、支持体から最も遠い側から青感光性層/GH/R
H/GL/RLの順に配列することもできる。また特開
昭56−25738号、同62−63936号明細書に
記載されているように、支持体から最も遠い側から青感
光性層/GL/RL/G H/RHの順に配列すること
もできる。
また特公昭49−15495号公報に記載されているよ
うに上層を最も感光度の高いハロゲン化銀乳剤層、中層
をそれよりも低い感光度のハロゲン化銀乳剤層、下層を
中層よりも更に感光度の低いハロゲン化銀乳剤層を配置
し、支持体に向かって感光度が順次低められた感光度の
異なる3Nから構成される配列が挙げられる。このよう
な感光度の異なる3層から構成される場合でも、特開昭
59−202464号明細書に記載されているように、
同一感色性層中において支持体より離れた側から中感度
乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳剤層の順に配置されて
もよい。
上記のように、それぞれの感光材料の目的に応じて種々
の層構成・配列を選択することができる。
本発明に用いられる写真フィルムの写真乳剤層に含有さ
れる好ましいハロゲン化銀は約30モル%以下のヨウ化
銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀、もしくはヨウ塩臭
化銀である。特に好ましいのは約2モル%から約25モ
ル%までのヨウ化銀を含むヨウ臭化銀もしくはヨウ塩臭
化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶を有するもの、球状、板状
のような変則的な結晶形を有するもの、双晶面などの結
晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複合形でもよい
ハロゲン化銀の粒子は、約0.2ミクロン以下の微粒子
でも投影面積直径が約0ミクロンに至るまでの大サイズ
粒子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、例えばリ
サーチ・ディスクロージャー(RD)m17643 (
1978年12月)、22〜23頁、″1.乳剤製造(
E+wulsion preparation and
types) ” 、および同m18716 (197
9年11月)、648頁、グラフキデ著「写真の物理と
化学」、ポールモンテル社刊(P、Glafkides
、Chemicet Ph1sique Photog
raphique、Paul Montel、  19
67)、ダフィン著「写真乳剤化学」、フォーカルプレ
ス社刊(G、F、Duffin、Photograph
icEmulsion Chemistry (Foc
al Press+ 1966 ) )  :ゼリクマ
ンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社
刊(V、L、Zelik+wan et al。
Making and Coating Photog
raphic Emulsion。
Focal Press、 1964 )などに記載さ
れた方法を用いて調製することができる。
米国特許第3,574,628号、同3,655.39
4号および英国特許第1,413,748号などに記載
された単分散乳剤も好ましい。
また、アスペクト比が約5以上であるような平板状粒子
も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガトフ著、フォ
トクラフィック・サイエンス・アンドエンジニアニング
(Cutoff、 PhotographicScie
nce and Engineering)、第14巻
248〜257頁(1970年);米国特許第4,43
4゜226号、同4,414,310号、同4,433
.048号、同4,439,520号および英国特許第
2,112,157号などに記載の方法により簡単に調
製することができる。
結晶構造は−様なものでも、内部と外部とが異質なハロ
ゲン組成からなるものでもよく、層状構造をなしていて
もよい、また、エピタキシャル接合によって組成の異な
るハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例えばロ
ダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合
されていてもよい。
また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理成熟、化学成熟および
分光増感を行ったものを使用する。このような工程で使
用される添加剤はリサーチ・ディスクロージャー陽17
643および同11k18716に記載されており、そ
の該当箇所を後掲の表にまとめた。
本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つの
リサーチ・ディスクロージャーに記載されており、下記
の表に関連する記載箇所を示した。
桑放剋1■  肚ル荊    肛uu鉦l 化学増感剤
   23頁    648頁右欄2 感度上昇剤  
        同 上3 分光増感剤、  23頁〜
24頁 648頁右欄強色増感剤         6
49頁右欄4 増白剤     24頁 5 かふり防止剤  24頁〜25頁 649頁右欄お
よび安定剤 6 光吸収剤、 フィルター染料、 紫外線映収剤 7 スティン防止剤 25頁右欄 8 色素画像安定剤 25頁 9 硬膜剤     26頁 lOバインダー   26頁 11  可塑剤、潤滑剤 27頁 12  塗布助剤、   26頁〜27頁表面活性剤 13  スタチック 防止剤 また、ホルムアルデヒドガスによる写真性能の劣化を防
止するために、米国特許4.411.987号や同第4
,435.503号に記載されたホルムアルデヒドガス
と反応して、固定化できる化合物を感光材料に添加する
ことが好ましい。
本発明には種々のカラーカプラーを使用することができ
、その具体例は前出のリサーチ・ディス650頁左横 同上 650頁左〜右欄 651頁左欄 同上 650頁右欄 650頁右欄 25頁〜26頁 649頁右欄〜 27頁 クロージヤー(RD)患17643、■−C−Gに記載
された特許に記載されている。
イエローカプラーとしては、例えば米国特許第3.93
3,501号、同第4,022,620号、同第4,3
26,024号、同第4.401752号、同第4,2
48,961号、特公昭58−10739号、英国特許
第1. 425. 020号、同第1,476.760
号、米国特許第3゜973.968号、同第4,314
.023号、同第4,511.649号、欧州特許筒2
49゜473A号、等に記載のものが好ましい。
マゼンタカプラーとしては5−ピラゾロン系及びピラゾ
ロアゾール系の化合物が好ましく、米国特許第4.31
0,619号、同第4.351897号、欧州特許筒7
3,636号、米国特許第3.061.432号、同第
3.725,064号、リサーチ・ディスクロージャー
&24220(1984年6月)、特開昭60−335
52号、リサーチ・ディスクロージャー&24230(
1984年6月)、特開昭60−43659号、同61
−72238号、同60−35730号、同55−11
8034号、同60−185951号、米国特許第4.
500,630号、同第4540.654号、同第4.
556,630号、wo (PcT)  8 B104
795号等に記載のものが特に好ましい。
シアンカプラーとしては、フェノール系及びナフトール
系カプラーが挙げられ、米国特許第4052.212号
、同第4.146.396号、同第4,228.233
号、同第4,296,200号、同第2,369,92
9号、同第2,801.171号、同第2.772,1
62号、同第2,895,826号、同第3,772.
002号、第3,758,308号、同第4,334.
011号、同第4,327.173号、西独特許公開筒
3.329,729号、欧州特許筒121゜365A号
、同第249,453A号、米国特許第3,446,6
22号、同第4,333,999号、同第4,753,
871号、同第4,451.559号、同第4,427
,767号、同第4.690,889号、同第4,25
4.212号、同第4,296.199号、特開昭61
−42658号等に記載のものが好ましい。
発色色素の不要吸収を補正するためのカラード・カプラ
ーは、リサーチ・ディスクロージャー隘17643の■
−G項、米国特許第4,163゜670号、特公昭57
−39413号、米国特許第4,004,929号、同
第4,138.258号、英国特許第1.146.36
8号に記載のものが好ましい。
発色色素が適当な拡散性を有するカプラーとしては、米
国特許第4,366.237号、英国特許第2,125
,570号、欧州特許筒96,570号、西独特許(公
開)第3,234,533号に記載のものが好ましい。
ポリマー化された色素形成カプラーの典型例は、米国特
許第3,451,820号、同第4.080.211号
、同第4,367.282号、同第4.409,320
号、同第4,576.910号、英国特許2,102,
173号等に記載されている。
現像時に画像状に造核剤もしくは現色促進剤を放出する
カプラーとしては、英国特許第2,097.140号、
同第2.131.188号、特開昭59−157638
号、同5!11−170840号に記載のものが好まし
い。
その他、本発明の感光材料に用いることのできるカプラ
ーとしては、米国特許第4,130,427号等に記載
の競争カプラー、米国特許第4283.472号、同第
4,338.393号、同4,310,618号等に記
載の多光量カプラ、特開昭60−185950号、特開
昭6224252号等に記載のDIRレドックス化合物
放出カプラー、DIRカプラー放出カプラーDIRカプ
ラー放出レドックス化合物もしくはDIRレドックス放
出レドックス化合物、欧州特許筒173,302A号に
記載の離脱後後色する色素を放出するカプラー、R,D
、11449、同24241.特開昭61−20124
7号等に記載の漂白促進剤放出カプラー、米国特許第4
゜553.477号等に記載のリガンド放出カプラ、特
開昭63−75747号に記載のロイコ色素を放出する
カプラー等が挙げられる。
本発明に使用するカプラーは、種々の公知分散方法によ
り感光材料に導入できる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許
第2.322.027号などに記載されている。
本発明に従ったカラー写真感光材料は、前述のRDll
に17643028〜29頁、および開隔187]6の
651左欄〜右欄に記載された通常の方法によって現像
処理することができる。
本発明の感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好
ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分と
するアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬として
は、アミノフェノール系化合物も有用であるが、p−フ
ェニレンジアミン系化合物が好ましく使用され、その代
表例としては3−メチル−4−アミノ−N、N−ジエチ
ルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N
−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−ア
ミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチ
ルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N
−β−メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩
酸塩もくしはp−)ルエンスルホン酸塩などが挙げられ
る。これらの化合物は目的に応じ2種以上併用すること
もできる。
発色現像液は、アルカリ金属の戻酸塩、ホウ酸塩もくし
はリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩、沃化物塩、
ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくはメ
ルカプト化合物のような現像抑制剤またはカプリ防止剤
などを含むのが一般的である。また必要に応じて、ヒド
ロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、亜硫酸
塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、トリエタ
ノールアミン、カテコールスルホン#[、トリエチレン
ジアミン(1,4−ジアザビシクロ〔22,2〕オクタ
ン)類の如き各種保恒剤、エチレングリコール、ジエチ
レングリコールのような有機溶剤、ベンジルアルコール
、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、アミ
ン類のような現像抑制剤、色素形成カプラー、競争カプ
ラーナトリウムボロンハイドライドのようなカブラセ剤
、1−フェニル−3−ピラゾリドンのような補助現像主
薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン酸、アミノポリホ
スホン酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカルボン酸に
代表されるような各種キレート剤、例えば、エチレンジ
アミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロキシエ
チルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1
−ジホスホン酸、ニトリロ−N、N、N−トリメチレン
ホスホン酸、エチレンジアミン〜N、N。
N’、N’−テトラメチレンホスホン酸、エチレングリ
コ−ル(0−ヒドロキシフェニル酢酸)及びそれらの塩
を代表例として挙げることができる。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類、■−フェニルー3−ビ
ラゾリト′ンなどの3−ピラゾリドン類またはN−メチ
ル−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類な
ど公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用
いることができる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpH9〜12であ
ることが一般的である。またこれらの現像液の補充量は
、処理するカラー写真感光材料にもよるが、一般に感光
材料1平方メートル当たり3I!以下であり、補充液中
の臭化物イオン濃度を低減させておくことにより50〇
−以下にすることもできる。補充量を低減する場合には
処理槽の空気との接触面積を小さくすることによって液
の蒸発、空気酸化を防止することが好ましい、また現像
液中の臭化物イオンの蓄積を抑える手段を用いることに
より補充量を低減することもできる。
発色現像処理の時間は通常2〜5分の間で設定されるが
、高温、高pHとし、且つ発色現像主薬を高濃度に使用
することにより、更に処理時間の短縮を図ることもでき
る。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいしく漂白
定着処理)、個別に行なわれてもよい、更に処理の迅速
化を図るため、漂白処理後漂白定着処理する処理方法で
もよい、さらに二槽の連続した漂白定着浴で処理するこ
と、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定
着処理後漂白処理することも目的に応じ任意に実施でき
る。漂白剤としては、例えば鉄(Ill) 、コバル)
 (III)、クロム(■)、銅(II)などの多価金
属の化合物、過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用い
られる。
代表的漂白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩
:鉄(III)もしくはコバルト(III)の有機錯塩
、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミ
ノニ酢酸、1.3−ジアミノプロパン四酢酸、グリコー
ルエーテルジアミン四酢酸、などのアミノポリカルボン
酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯塩;
過硫酸塩;臭素酸塩;過マンガン酸塩;ニトロベンゼン
類などを用いることができる。これらのうちエチレンジ
アミン四酢酸鉄(t[1)tft塩を始めとするアミノ
ポリカルボン酸鉄cm>錯塩及び過硫酸塩は迅速処理と
環境汚染防止の観点から好ましい、さらにアミノポリカ
ルボン酸鉄(I[l)錯塩は漂白液においても、漂白定
着液においても特に有用である。
これらのアミノポリカルボン酸鉄(Ill)錯塩を用い
た漂白液又は漂白定着液のpHは通常5.5〜8である
が、処理の迅速化のために、さらに低いpHで処理する
こともできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤の具体例は、米国特許第3,893.
858号等に明細書に記載されている。更に、米国特許
第4,552.834号に記載の化合物も好ましい、こ
れらの漂白促進剤は感材中に添加してもよい、撮影用の
カラー感光材料を漂白定着するときにこれらの漂白促進
剤は特に有効である。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエー
テル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等をあげる
ことができるが、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特
にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使用できる。漂白
定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩や重亜硫酸塩あるい
はカルボニル重亜硫酸付加物が好ましい。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、脱銀処理
後、水洗及び/又は安定工程を経るのが−S的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗
タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他
種々の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多
段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnalof the 5ociety of Mo
tion Picture and Te1eviso
on Engineers 第64巻、P、248〜2
53(1955年5月号)に記載の方法で、求めること
ができる。
前記文献に記載の多段向流方式によれば、水洗水量を大
幅に減少し得るが、タンク内における水の滞留時間の増
加により、バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感光
材料に付着する等の問題が生しる0本発明のカラー感光
材料の処理において、このような問題の解決策として、
特開昭61〜131.632号に記載のカルシウムイオ
ン、マグネシウムイオンを低減させる方法を極めて有効
に用いることができる。また、特開昭57−8,542
号に記載のイソチアゾロン化合物やサイアベンダゾール
類、塩素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌
剤、その他ヘンシトリアゾール等、堀口博著「防菌防黴
剤の化学J、衛生技術会&Wr微生物の滅菌、殺菌、防
黴技術」、日本防菌防黴学余線「防菌防黴剤事典」に記
載の殺菌剤を用いることもできる。
本発明の感光材料の処理における水洗水のPHは、4−
9であり、好ましくは5−8である。水洗水温、水洗時
間も、感光材料の特性、用途等で種々設定し得るが、一
般には、15−45℃で20秒−10分、好ましくは2
5−40°Cで30秒−5分の範囲が選択される。更に
、本発明の感光材料は、上記水洗に代り、直接安定液に
よって処理することもできる。このような安定化処理に
おいては、特開昭57−8,543号、同58−14.
834号、同60−220,345号に記載の公知の方
法はすべて用いることができる。
又、前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合も
あり、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴と
して使用される、ホルマリンと界面活性剤を含有する安
定浴を挙げることができる。
この安定浴にも各種キレート剤や前述の防黴剤を加える
こともできる。
上記水洗及び/又は安定液の補充に伴うオーバーフロー
液は脱銀工程等信の工程において再利用することもでき
る。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料には処理の簡略化
及び迅速化の目的で発色現像主薬を内蔵しても良い。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料は、必要に応じて
、発色現像を促進する目的で、各種の1フェニル−3−
ピラゾリドン類を内蔵しても良い、典型的な化合物は特
開昭56−64,339号、同57−144,547号
、および同58115.438号等記載されている。
本発明における各種処理液はlO℃〜50℃において使
用される0通常は33℃〜38℃の温度が標準的である
が、より高温にして処理を促進し処理時間を短縮したり
、逆により低温にして画質の向上や処理液の安定性の改
良を達成することができる。また、感光材料の節銀のた
め西独特許第2.226,770号または米国特許第3
.674.499号に記載のコバルト補力もしくは過酸
化水素補力を用いた処理を行ってもよい。
また、本発明のハロゲン化銀感光材料は米国特許第4,
500,626号、特開昭60−133449号、同5
9−218443号、同61−238056号、欧州特
許210,660A2号などに記載されている熱現像感
光材料にも適用できる。
以下に実施例を示してさらに説明する。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明する。
実施例1 1)カラーネガフィルムの作成 両側に下塗りを施した厚さ110μの三酢酸セルロース
フィルム支持体上の片側に下記組成のバンク層を塗設し
、さらにもう一方の側に下記組成の感光層を塗設し、カ
ラーネガフィルムAを作成した。
(バック層組成) 各成分に対応する数字は、g/−単位で表した塗布量を
示す。
第16層(第1バンク層) ゼラチン            4,20EX−14
2,40 第17層(第2バック層) ゼラチン            0680第18層(
第3バンク層) ゼラチン            1.79ポリメチル
アクリレ一ト粒子 (直径 約 1.5μm)     0.30各層には
上記の成分の他に、ゼラチン硬膜剤や界面活性剤を添加
した。     (膜厚8μ)(感光層組成) 各成分に対応する数字は、g/n(単位で表した塗布量
を示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す、ただし増感色素については、同−IIIのハロゲン
化銀1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀       銀 0.1日ゼラチン 
           l、40第2層(中間層) 2.5−ジ−t−ペンタデシル ハイドロキノン        0.18EX−10,
07 EX−30,02 EX−120,002 U−10,06 U−20,08 U−30,10 HBS−1 HBS−2 ゼラチン 第3層(第1赤怒乳剤層) 乳剤A 乳剤B 増感色素! 増感色素■ 増感色素■ EX−2 EX−10 J−3 B5−1 ゼラチン 第4層(第2赤感乳剤層) 乳剤G 増感色素I 増感色素■ 0、10 0、02 1、04 0、25 0、25 9X10−’ 8X10−’ lXl0−’ 0.335 0.020 0、07 0、05 0、07 0.060 0、87 銀1.0 5.1XlO−’ 1.4X10−’ 増感色素■ EX−2 EX−3 EX−10 l−2 ゼラチン 第5層(第3赤感乳剤層) 乳剤り 増感色素! 増感色素■ 増感色素■ EX−3 EX−4 EX−2 B5−1 B5−2 ゼラチン 第6層(中間層) 2゜ 3X10−’ 0.400 0.050 0.015 0、07 0、05 0、07 1゜ 30 1、60 4X10−’ 4 X 1 0−’ 4X10−’ 0.010 0.080 0.097 0、22 0、10 1、63 EX−5 B5−1 ゼラチン 第7層(第1緑感乳剤層) 乳剤A 乳剤B 増感色素V 増感色素■ 増感色素■ EX−6 EX−1 EX−7 EX−8 B5−1 B5−3 ゼラチン 第8層(第2緑怒乳剤層) 乳剤C 増感色素■ 増感色素■ 0.040 0.020 0、80 0、15 0、15 0 X 1 0−’ 0XIO−’ 8X10−’ 0.260 0.021 0.030 0.025 0.100 o、ot。
1、63 銀0.45 2、lX10−’ 7.0X10−S 増感色素■         2゜ EX−6 EX−8 EX−7 B5−1 B5−3 ゼラチン 第93W(第3緑感乳剤層) 乳剤E           銀 増感色素V          3゜ 増感色素Vl          8゜増感色素■  
       3゜ EX−13 EX−11 EX−1 HB S −1 B5−2 ゼラチン 第1O層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀       銀 6X10−’ 0.094 0.018 0゜ 026 0.160 o、oos Ol 50 1.2 5 X 1 0−’ oxio−’ OX 1 0−’ 0.015 0.100 0.025 0、25 0、10 1、54 0、05 EX−5 HBS−1 ゼラチン 第11層(第1青感乳剤層) 乳剤A 乳剤B 乳剤F 増感色素■ EX−9 EX−8 B5−1 ゼラチン 第12層(第2青感乳剤層) 乳剤G 増感色素■ EX−9 EX−10 B5−1 ゼラチン 第13層(第3青感乳剤層) 0、08 0゜ 03 0、95 0、08 0、07 0、07 5 X 10−’ 0.721 0.042 0、28 1、10 銀 0.45 2、lX10−’ 0.154 0.007 0゜ 05 0、78 乳剤■(銀 0.77 増感色素■         2.2X10−’EX−
90,20 HBS−10,07 ゼラチン            0.69第14層(
第1保護層) 乳剤■           銀 0,20U−40,
11 CI−50,17 HBS−10,05 ゼラチン            1.00第15層(
第2保護層) ポリメチルアクリレート粒子 (直径 約1,5μm)       0.543−1
              0.20ゼラチン   
         1.20各層には上記の成分の他に
、ゼラチン硬膜剤H1や界面活性剤を添加した。(膜W
−21μ)増悪色素■ 増感色素■ EX X X−3 X−4 X−7 X−8 X−5 X−6 X−10 CJ+5(n) 酸o1.wt 約20,000 H H3 X X−12 Js Js C!)1.O20,e J−3 V−5 X−13 l−1 BS ト リクレジルホスフェート ジ−n−ブチルフタレート H B S − 3 増感色素■ 増感色素■ 増感色素V 増感色素■ C112=C11−5o□−CI+、−Co)1N−C
I□CI(t=ctl−5ow−CHz−CONH−C
LX−14 (CH,−CIL)−1 0ONa カラーネガフィルムAにおいて表2に示すように本発明
の化合物を添加した。
2)カラーネガフィルムの加工 カラーネガフィルムA−1を24枚撮りの135フオー
マントのロールフィルムに裁断し、カーボンブラックを
練込んで遮光性を付与したポリスチレンを成型して作成
されたカートリッジ(図1)に巻込み9種類のカラーネ
ガロールフィルム101〜!09を各2本作成した。
カートリッジ内では感光層の表面とバンク層の表面が接
する状態で巻込まれていた。
3)現像 カラーネガフィルムA〜■の12値長のストリップス各
1枚とカラーネガロールフィルム101〜109各1本
をCN−16処理を行った。ストリップスには、ウェッ
ジと重ねて露光(4800’に、1/100秒)を与え
て感度を測定した。
4)現像済カラーネガフィルムの巻込み3)で現像した
カラーネガロールフィルムを再び図1のカートリッジに
巻込み、現像済カラーネガロールフィルム101〜10
9各1本を作成した。
カートリッジ内では、現像済の感光層とバンク層の表面
が接する状態で巻込まれていた。
このようにして作成された、未現像および現像済のカラ
ーネガフィルムのストリップスとカートリッジに巻込ま
れたカラーネガロールフィルムについてカビ耐性試験を
行なった。
カラーネガに発生するカビをポテト・デキストロース寒
天培地で培養し、胞子を採取して約1×106個/−の
濃度の胞子浮遊液を作製した。この胞子浮遊液0.5d
を試料上に滴下し乾燥後、温度30°C1相対湿度85
%に1カ月保持し、カビの発生状態を観察した。観察結
果を表3に示す。
判定基準は表4に従った。
さらにバック層と感光層の塗布液を40゛Cで48時間
放置した後、オリオンディアグノスライカ社のイジカル
トTTC菌試験板を用い40°Cで24時間培養後表5
に従って防菌性を評価した。
表3 *緑怒層と赤感層のカブリ+0.2のγ二度を与える露
光量の和の逆数の相対値(Aを100とする)表3にま
とめた結果より下記の事項が判明した。
(1)感光層にI−1を添加したサンプルB(比較)は
防カビ性にすぐれるが、サンプルA(比較)に対して感
度が低く実用性に乏しいのに幻して、バンク層に1ft
−添加したサンプルD(本発明)は、サンプルA(比較
)に対し感度間等で防カビ性が改良される。
(2)I−1と■−19を併用したサンプルE(本発明
)、I−1とlll−25を併用したサンプルG(本発
明)は、感度を損わずに防カビ性がさらに改善される。
又防菌性にもすぐれる。
(Ev@ C,D  G、s D、F)(3)バンク層
にI−1を添加し、感光層に少量の1−1を添加したサ
ンプルH(本発明)は防カビ性がさらに改善される。(
H,、D  I□ C)(4)カートリッジに巻込み、
感光層の表面とバック層の表面が接する状態で保存した
とき、11をバック層に添加した効果が一層顕著になる
(D、、104  Ev、105  Gv、107  
H,,1081、,109) (5)現像済フィルムの防カビ性防菌性の点で■19が
■−25より好ましい。
表 4 カビ耐性判定基準 表 5 防菌性判定基準
【図面の簡単な説明】
第1図はカートリッジの胴体の一部を切り欠いた斜視図
である。 図中 11・・・スプール 12・・・フィルム 13・・・パトローネ胴体 16・・・先端の係止穴 17・・・係止突起 18・・・駆動ボス 19・・・支持円形孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハロゲン化銀乳剤を含有する感光層を光透過性支
    持体の片側に有し、前記支持体の残る片側にバック層を
    有するハロゲン化銀写真感光材料において、前記バック
    層が下記一般式( I )から選ばれる少くとも1種の化
    合物を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_1は水素原子、アルキル基、アリール基、又
    はアラルキル基を表わす。Xはハロゲン原子、ニトロ基
    、ヒドロキシ基、シアノ基、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基、−COR_2、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、−SO_3Mを表わし、R_2は水素原子、−
    OM、低級アルキル基、アリール基、アラルキル基、低
    級アルコキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ
    基、▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。R_
    3およびR_4は水素原子、低級アルキル基、アリール
    基、アラルキル基、−COR_7、−SO_2R_7を
    表わし、互いに同じであっても異なっていてもよく、R
    _5およびR_6は水素原子、低級アルキル基、アリー
    ル基、アラルキル基を表わし、互いに同じであっても異
    なっていてもよく、R_7は低級アルキル基、アリール
    基、アラルキル基を表わし、Mは水素原子、アルカリ金
    属原子、および1価のカチオンを形成するに必要な原子
    群を表わし、mは0〜4の整数を表わし、nは0〜4の
    整数を表わす。Zはチアゾリル環を構成する原子群を表
    わす。
  2. (2)前記ハロゲン化銀写真感光材料の感光層が一般式
    (II)、(III)から選ばれる少くとも1種の化合物を
    含有することを特長とする請求項(1)記載のハロゲン
    化銀写真感光材料。 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_8は低級アルキレン基を表わし、Xは一般式
    〔 I 〕におけるXと同じ意味を表わし、pは0または
    1を表わし、qは0〜5の整数を表わす。 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_9は水素原子、アルキル基、アルケニル基、
    アラルキル基、アリール基、複素環基、▲数式、化学式
    、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります
    ▼を表わし、 R_1_0、R_1_1は各々水素原子、アルキル基、
    アリール基、シアノ基、複素環基、アルキルチオ基、ア
    ルキルスルホキシ基、アルキルスルホニル基を表わし、
    R_1_0とR_1_1は互に結合して芳香環を形成し
    てもよい。 R_1_2、R_1_3は各々水素原子、アルキル基、
    アリール基、アラル牛ル基を表わす。
  3. (3)フィルムカートリッジと該カートリッジ内にロー
    ル状に巻かれたハロゲン化銀写真感光材料からなる請求
    項(1)記載の写真フィルム包装体。
  4. (4)フィルムカートリッジと該カートリッジ内にロー
    ル状に巻かれた、現像処理済の特許項(1)に記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料からなる現像済写真フィルム包
    装体。
JP10200790A 1990-04-18 1990-04-18 ハロゲン化銀写真感光材料及び写真フイルム包装体 Pending JPH041631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138722A (ja) * 2007-12-11 2009-06-25 Nissan Motor Co Ltd 過給機付き内燃機関の制御装置

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JP2009138722A (ja) * 2007-12-11 2009-06-25 Nissan Motor Co Ltd 過給機付き内燃機関の制御装置

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