JPH0415844Y2 - - Google Patents

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JPH0415844Y2
JPH0415844Y2 JP8755684U JP8755684U JPH0415844Y2 JP H0415844 Y2 JPH0415844 Y2 JP H0415844Y2 JP 8755684 U JP8755684 U JP 8755684U JP 8755684 U JP8755684 U JP 8755684U JP H0415844 Y2 JPH0415844 Y2 JP H0415844Y2
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JP
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girder
groove
connecting plate
upper connecting
column
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JP8755684U
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JPS613802U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は主としてカーポートやテラス等にお
ける支柱と桁との連結装置に関するものである。
(従来技術) カーポートやテラス等は、母屋に対して付属的
であるため、支柱の立設位置が母屋や地形等によ
つて制限を受けることがある。そこで桁に対する
支柱の取付け位置は予め決まつていないで融通性
があることが望ましい。このことから従来の支柱
と桁との連結装置では支柱の取付け位置を調節で
きるようにしたものが多い。しかし従来のこの種
連結装置では、実開昭57−168607号公報に示され
るごとく、連結ボルトの締付け位置に調節できる
ようにするために、中空の桁の下面壁に連結ボル
トの通し孔を長孔に穿設していたので、調節範囲
が長孔の寸法によつて制限を受けることは勿論、
桁が長孔の穿設の影響で強度を欠き、安全な連結
強度が得られ難いという欠点があつた。またこの
場合であると、桁が内部へ手を入れることのでき
ない完全中空であつて、その中に入れた上部連結
板を容易に移動できないため、連結作業が困難で
ある等の欠点があつた。
(考案の目的) この考案は上記のような欠点を解決したもので
あつて、桁に対する支柱の取付け位置に制限がな
くて取付け位置を自由に調節でき、また桁の強度
的安定性は何ら欠乏せず、しかも作業性が良好な
支柱と桁の連結装置を提供することを目的として
いる。
(考案の構成) すなわちこの考案の構成を図面につき説明する
と、桁Rの下面壁1に巾中央部に連結ボルト2の
通し溝3を形成してその下面壁1を左右に分断す
ると共に、その通し溝3を大きく跨ぐ内部壁4に
より連結し、且つ内部壁4を巾中央部が高い段状
に形成することによりその内側に上部連結板5が
挿入される巾広部7と上部連結板5に通された連
結ボルト2の頭部10か回転不能に納まる巾狭部
8とからなる凸形不完全中空の鞘溝9を形成し、
この鞘溝9端の開き口からその巾広部7に上部連
結板5を上記連結ボルト2を通した状態で挿入
し、支柱Pの上端に上部連結板5に対するボルト
締めの相手として桁Rを支柱Pの外側で受けるよ
うに1対の下部連結板6,6を前後へ突設したも
のである。
(実施例) 図面はこの考案をカーポートに実施した一例を
示したものである。
カーポートは前後1対の支柱P,Pをそれぞれ
左右に立設し、その上に透明なアクリル樹脂のパ
ネル11からなるアーチ形構造の屋根12を架設
し、屋根12の骨組み部材の一つとして桁Rが用
いられ、それを支柱Pの上端に載せて連結してあ
る。また他の骨組み部材としてはアーチ形の横骨
材13,13aをはじめ、その上に沿つて取り付
けられる同じくアーチ形のパネル押え部材14,
14a、更に桁Rと平行な主副経骨材15,16
および主経骨材15の上に置かれる掛止部材17
が用いられている。
桁Rは下面壁1が水平な略台形状の中空本体1
8が主体となつていて、その下面壁1は巾中央部
に支柱Pとの連結ボルト2の通し溝3を設けて分
断されているが、その通し溝3を大きく跨ぐ内部
壁4によつて連結されている。そのため内部壁4
とそれが跨ぐ下面壁1の一部によつて不完全中空
の鞘溝9ができているが、本体18は完全中空の
形態となつている。また本体18の外側面下端に
は略L字形の張出壁20を突設することにより雨
樋部21を形成し、上端面には前後両端およびそ
の間の中央に起立壁22,23,24を突設する
ことにより前部溝25と後部溝26を設け、また
桁Rの下面には段部27と垂下片28とによりそ
の間に支柱Pの上端が嵌まる浅溝29が形成して
ある。そして前部溝25にパネル11およびその
押え部材14,14aの端部を嵌めてコーキング
材30を充填し、後部溝26に横骨材13,13
aの端部を一部切欠りくことにより嵌め、更に桁
Rの端にはキヤツプ31を嵌着し、雨樋部21の
底壁に開けられた排水孔45から鎖32を伝つて
雨水が排出されるようになつている。
鞘溝9は、それを構成する内部壁4を中央部が
高い段状に形成することにより凸形空間になし、
下半が上部連結板5が納まる巾広部7に、また上
半が連結ボルト2の頭部10が回転不能に嵌まる
巾挟部8となつている。また上部連結板5は尺状
に長く形成され、両端部に1対づつボルト2の通
し孔33を設けてある。
支柱Pは、四角断面の中空に形成され、上端に
桁Rを受ける1対の下部連結板6,6を突設し、
連結板6,6には連結ボルト2の通し孔34を設
けてある。下部連結板6,6の取付け方について
は、その下部連結板6,6をL字形に形成し、支
柱Pの上端に連結板6,6が掛かる切欠部35,
35を設け、連結板6,6の取付部36,36を
支柱Pの内面に当てビス44によつて止着してあ
る。
更に屋根12の骨組み構造については、横骨材
13,13aが両桁R,R間において通しとなつ
ているのに対して、主副経骨材15,16は横骨
材13,13a間毎に別部材となつており、内側
に嵌まる連結ピース37,38を用いて横骨材1
3,13aに突き合わせて連結してある。経骨材
15,16は四角断面の中空に形成されている
が、連結ピース37,38は下面が開放した逆チ
ヤンネル形で両側内面にビスホール39,39を
形成してある。そしてタツピングビス40,40
をビスホール39,39から横骨材13,13a
の側壁に螺入し、その締め付けによつて横骨材1
3,13aに連結ピース37,38を固着し、経
骨材15,16の端部を連結ピース37,38に
嵌め、それにビス41で止めて連結がなされてい
る。なお第6図に示すように、経骨材15の端部
に切欠部42を設けておけば、その端部を連結ピ
ース37に嵌めやすい利点がある。
(作用) 上記カーポートを組み立てる手順については、
支柱Pの上端に下部連結板6,6を取り付けた状
態で地面に立設し、屋根12は予め全体を組み立
てるが、屋根12の組み立ての際に上部連結板5
を連結ボルト2とともに桁Rの鞘溝9に端から挿
入しておく。そして屋根12支柱P上に持ち上
げ、桁Rの所定位置においてその中の上部連結板
5を移動しながら下部連結板6に合わせる。次で
屋根12を下ろしつつ連結ボルト2を下部連結板
6の通し孔34に差し込みながら桁Rを下部連結
板6の上に載せ、ナツト43を連結ボルト2に螺
着して締め付ける。この場合、連結ボルト2の頭
部10は鞘溝9の巾挟部8に回転不能に嵌まつて
いるので、空回りがなく、ナツト43を確実に締
めることができる。
(考案の効果) この考案は、以上説明した如くであるから次の
ような効果を顕著に発揮する。
1 桁にその断面形状によつて上部連結板および
連結ボルトを係合させ、その上部連結板および
連結ボルトを桁の全長に亘つて自由に移動する
ことができるため、支柱と桁との連結位置に制
限を受けることがない。
2 桁には支柱との連結のための長孔を穿設する
ような加工を要しなく、桁の強度的安定性が確
保されるので、支柱との連結強度を高めること
ができる。また桁の加工が省かれることからコ
スト的に有利となり得る。
3 上部連結板および連結ボルトは不完全中空の
鞘溝に挿入されていて、その上部連結板および
連結ボルトを鞘溝の開き口から指を入れること
により自由に移動させることができ、またナツ
トは支柱の外で確実且つ容易に締め得るため、
連結の作業性は非常に良好である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はカ
ーポートの斜視図、第2図は第1図A−A線矢視
の拡大断面図、第3図は要部を屋根の内側から見
た断面図、第4図は第1図B−B線矢視の拡大断
面図、第5図は要部分解斜視図、第6図は屋根の
一部分解斜視図である。 P……支柱、R……桁、1……桁の下面壁、2
……連結ボルト、3……通し溝、4……内部壁、
5……上部連結板、6……下部連結板、7……鞘
溝の巾広部、8……巾狭部、9……鞘溝、10…
…連結ボルトの頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 桁の下面壁の巾中央部に連結ボルトの通し溝を
    形成してその下面壁を左右に分断すると共に、そ
    の通し溝を大きく跨ぐ内部壁により連結し、且つ
    内部壁を巾中央部が高い段状に形成することによ
    りその内側に上部連結板が挿入される巾広部と上
    部連結板に通された連結ボルトの頭部が回転不能
    に納まる巾狭部とからなる凸形不完全中空の鞘溝
    を形成し、この鞘溝端の開き口からその巾広部に
    上部連結板を上記連結ボルトを通した状態で挿入
    し、支柱の上端に上部連結板に対するボルト締め
    の相手として桁を支柱の外側で受けるように1対
    の下部連結板を突設したことを特徴とする支柱と
    桁との連結装置。
JP8755684U 1984-06-12 1984-06-12 支柱と桁との連結装置 Granted JPS613802U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8755684U JPS613802U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 支柱と桁との連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8755684U JPS613802U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 支柱と桁との連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS613802U JPS613802U (ja) 1986-01-10
JPH0415844Y2 true JPH0415844Y2 (ja) 1992-04-09

Family

ID=30639883

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JP8755684U Granted JPS613802U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 支柱と桁との連結装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546565Y2 (ja) * 1987-06-15 1993-12-07
JP6144964B2 (ja) * 2013-05-21 2017-06-07 鹿島建設株式会社 仮設構造物、固定方法、仮設構造物の受桁、及び仮設構造物の敷桁
JP2018135638A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 Ykk Ap株式会社 屋外構造物及び柱部材の取付方法
JP7258519B2 (ja) * 2018-11-20 2023-04-17 三協立山株式会社 簡易建物

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JPS613802U (ja) 1986-01-10

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