JPH0415826B2 - - Google Patents

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JPH0415826B2
JPH0415826B2 JP58206918A JP20691883A JPH0415826B2 JP H0415826 B2 JPH0415826 B2 JP H0415826B2 JP 58206918 A JP58206918 A JP 58206918A JP 20691883 A JP20691883 A JP 20691883A JP H0415826 B2 JPH0415826 B2 JP H0415826B2
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JP
Japan
Prior art keywords
copper powder
parts
weight
present
pps resin
Prior art date
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Application number
JP58206918A
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English (en)
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JPS6099164A (ja
Inventor
Katsumi Nishizaki
Koji Ookubo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐候性を大巾に改良したポリフエニレ
ンサルフアイド樹脂(以下PPS樹脂と略す)組成
物に関するものである。 PPS樹脂は、耐熱性,耐薬品性,機械強度に優
れており、いわゆるエンジニアリング・プラスチ
ツクとして電気・電子部品,自動車部品,機械部
品,構造部品などに巾広く使用されている。 しかし、このPPS樹脂の欠点の一つとして耐候
性が劣ることが知られている。PPS樹脂を屋外に
おいて直射日光にさらすと強度面での低下は少な
いものの、比較的短期間で表面が荒れガラス繊維
が表面に浮き出し、脱色を起すなど問題を起す。 PPS樹脂の耐候性を改良する方法は、従来全く
知られておらず、外装部品など直射日光のあたる
用途に使用することは、半ば諦らめざるを得ない
状態にあつた。その為、PPS樹脂の耐候性改良に
ついて強く望まれていた。 本発明者らは、この点に着目し鋭意検討した結
果、銅粉末を特定量添加することによつて、著し
く耐候性を改良することが出来るという驚くべき
事実を見出し、本発明に到達した。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明に使用されるPPS樹脂としては一般式
【式】で表わされるもので未架橋 のもの、例えばフイリツプス ペトローリアム社
Ryton V−1、あるいは、加熱処理などによつ
て部分架橋を行なつたもの、例えばRytonP−4,
P−6,R−6などが使用される。これら原料
PPS樹脂は、目的に応じ混合して使用することも
可能である。 次に本発明に使用される銅粉末は、平均粒径が
1〜300ミクロンである球状,針状,フレーク状
などのものが使用される。具体的には電解銅粉,
アトマイズド銅粉,還元銅粉,搗砕銅粉などがあ
げられる。これら粉末は必要に応じて有機酸,シ
ランカツプリング剤,チタネートカツプリング
剤,ワツクス,界面活性剤などにより表面処理を
施こしても良い。 添加量は0.1〜10重量部の範囲が選択される。
0.1重量部未満では耐候性改良の効果が薄く、10
重量部を越すと、耐候性は良いものの、比重が大
きくなり成形体とした場合に重くなりすぎ不利で
ある。 本発明組成物はPPS樹脂と銅粉末以外に必須成
分ではないが、各種の充填材を添加することも可
能である。例えば機械的強度,耐熱性の向上のた
めにガラス繊維,カーボン繊維などの繊維状物質
やチタン酸カリウム,チツ化ケイ素,ジルコニ
ア,アルミナ,石こうなどのウイスカー類が使用
される。又、電気特性,寸法安定性,摺動性,成
形性などの向上のために、炭酸カルシウム,タル
ク,クレー,シリカ,マイカ,アルミナ,ガラス
ビーズ,酸化チタン,カーボンブラツク,グラフ
アイト,二硫化モルブデンなどの無機フイラーや
フツ素樹脂,ポリアミド,ポリエステル,ポリイ
ミドなどの有機高分子材料を使用することもでき
る。 本発明組成物を製造する方法としては、通常の
単軸又は二軸押出機によりPPS樹脂,銅粉末、及
び必要に応じて充填材を混合混練し、ペレツト状
とする方法が採用される。 この様にして得られたペレツトは通常射出成形
によつて、様々な形状の成形体として成形され
る。あるいは、押出成形によりパイプ,異形押出
品やTダイなどによりフイルム,シートなどにも
成形され使用される。 銅は、通常銅害と言われる様に高分子材料にと
つては分解を促進し極めて有害であるというのが
常識であつたが本発明はこの常識をくつがえす極
めて特異なものであり、その作用機構は全く不明
である。 本発明組成物は、外装部品というPPS樹脂にと
つて不可能とされていた用途に新たな道を開くも
のとしてその効果は極めて大きいものがある。 以下に実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1〜3 PPS樹脂としてフイリツプス ペトローリアム
社製RytonP−4を6Kg(100重量部)長さ3mmの
チヨツプドガラス繊維を4Kg(66.7重量部)と銅
粉末として平均粒径10ミクロンのアトマイズド銅
粉を0.06Kg(1重量部),0.3Kg(5重量部),0.6
Kg(10重量部)と変えて添加しミキサーによつて
均一混合した後、40m/m単軸押出機によつて混
練ペレツト化を行なつた。 得られたペレツトは1オンス射出成形機により
3×25×120mmの短冊状試験片を金型温度130℃で
作製した。 この試験片を傾斜角35゜南向きの暴露台に設置
し6ケ月間屋外暴露試験を行なつた。 結果を表−1に示した。 比較例 実施例1と同様の要領で銅粉末を添加せずに試
験片を作製し、同一期間屋外暴露試験を行なつ
た。結果を表−2に示した。 比較例 銅粉末の量を3g(0.05重量部)に換え実施例
1と同様の試験を行なつた。結果を表−2に示し
た。
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例 4〜6 アトマイズド銅粉を平均粒径15ミクロンの電解
銅粉に換え実施例1〜3と同様の試験を行なつ
た。結果を表−3に示した。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリフエニレンサルフアイド樹脂100重量部
    に対し銅粉末0.1〜10重量部を配合してなるポリ
    フエニレンサルフアイド樹脂組成物。
JP20691883A 1983-11-05 1983-11-05 ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 Granted JPS6099164A (ja)

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JPS6099164A JPS6099164A (ja) 1985-06-03
JPH0415826B2 true JPH0415826B2 (ja) 1992-03-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5056646B2 (ja) * 2008-07-25 2012-10-24 Dic株式会社 ポリアリーレンスルフィド樹脂用可塑剤、ポリアリーレンスルフィド成形体、及びポリアリーレンスルフィド樹脂の伸び率を高める方法
JP5152590B2 (ja) * 2008-12-24 2013-02-27 Dic株式会社 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物及びその樹脂成形体

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JPS54147068A (en) * 1978-05-10 1979-11-16 Citizen Watch Co Ltd Watch parts
JPS57126848A (en) * 1981-01-30 1982-08-06 Asahi Chem Ind Co Ltd Resin composition having metallic luster

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