JPH0415587Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0415587Y2
JPH0415587Y2 JP1986067265U JP6726586U JPH0415587Y2 JP H0415587 Y2 JPH0415587 Y2 JP H0415587Y2 JP 1986067265 U JP1986067265 U JP 1986067265U JP 6726586 U JP6726586 U JP 6726586U JP H0415587 Y2 JPH0415587 Y2 JP H0415587Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
weight
engine mounting
tiller
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986067265U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62178281U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986067265U priority Critical patent/JPH0415587Y2/ja
Publication of JPS62178281U publication Critical patent/JPS62178281U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0415587Y2 publication Critical patent/JPH0415587Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、耕うん機、特にロータリを一体に組
込んだ小型の耕うん機に係り、詳しくは耕うん機
のウエイトに関する。
(ロ) 従来の技術 従来、耕うん機におけるウエイト3′,3″は、
第4図bに示すように、着脱式の場合は機体フレ
ーム1″先端に溶接されたヒツチ26に取り付け
られており、また常装の場合は、第4図aに示す
ように、機体フレーム1′の垂直面12に取り付け
られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、上述ウエイト3′,3″の取付けで
は、特に小型の耕うん機の場合、ウエイト位置と
エンジン重心位置とが離れてしまい、エンジン2
の防振効果を期待することができず、またウエイ
ト取付部の剛性を必要とし、更に耕うん機を何か
にぶつけた場合、エンジンが直接ぶつかつて、エ
ンジンを破損してしまうことがある。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は、上述問題点を解消することを目的と
するものであつて、合せケース1aからなる機体
フレーム1の前方にエンジン取付け部1bを一体
に形成し、該エンジン取付け部にエンジン2を固
定してなる耕うん機において、前記エンジン取付
け部1bの両側に、断面L字状の補助板12,1
2を、前記合せケース1aのシールド用ボルト1
6及びエンジン取付け用ボルト15にて共締して
固定し、前記エンジン取付け部1bのエンジン取
付け箇所に近接する位置に、平面視コ字状に形成
したウエイト3をその前後方向重心位置近傍1
1,11にて固定して、該ウエイト3にて、前記
エンジン2前方下部を囲むと共に該エンジンの振
動を吸収するように構成してなる、ことを特徴と
している。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、エンジン取付部1bへ直接
にかつエンジン2に接近して固定したウエイト3
3がエンジン2の振動を吸振する。また該ウエイ
ト3を平面視コ字状に形成してエンジン2を囲う
ように固定したことにより、耕うん機5を何かに
ぶつけた場合、エンジンを保護して破損を防ぐ。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
耕うん機5は、第2図に示すように、機体フレ
ーム1を構成するミツシヨンケースを備えてお
り、かつ該ケース1aは第1図に示すように、プ
レスにより形成された合せケースからなる大型の
部材からなり、その前方に一体に形成されたエン
ジン取付け部(面)1bにエンジン2が搭載され
ると共に、その先端部にウエイト3が配置されて
いる。また、該ケース1aの斜め後方に向けて延
びるようにハンドルフレーム6及びハンドル7が
取付けられ、更にその八字状ケース部の先端部分
にそれぞれ走行車輪9及びロータリ10が装着さ
れている。
そして、ウエイト3は、第1図に示すように、
機体フレーム1の重心位置をほぼ走行車輪上にす
るためにエンジン取付面1bの先端部へウエイト
3の前後方向重心位置をボルト11により固定す
ると共に、該エンジン取付面1bの下側にエンジ
ン2の固定用ボルト15,15とミツシヨンケー
ス1aのシールド用ボルト16とで固定された断
面L字形の補強板12の縦壁12aへボルト13
により固定されている。また、ウエイト3は、平
面視においてコ字状に形成されていると共に、そ
の前部3aによりエンジン2前方下部を、また左
右ガード部3b,3cにより左右を囲うように配
設されており、これによりバンパーを構成してい
る。
また、第2図及び第3図に示すように、耕うん
機5のハンドル7には安全レバー兼用のクラツチ
レバー17が配設されており、該クラツチレバー
はワイヤー19を介してクラツチ20を操作する
ように構成されている。そして、該クラツチ20
は、ミツシヨンケース1aのシール用ボルト16
の軸16aを延長し、該軸16aに回転自在に嵌
合されているカラー20aと、該カラー20aに
固定されたS形アーム20bと、該S形アーム2
0bに回動自在に支持されたタイトプーリー20
cとワイヤー19を接続するためのS形アーム2
0bに固定されたワイヤー接続部材20dとによ
り構成されている。また、ミツシヨンケース1a
の縁部が一部切欠かれており、該切欠き部1cは
該S形アーム20bが当接して切位置を保持する
クラツチストツパを構成している。また、該クラ
ツチ20は、エンジン2の駆動側プーリー21と
ミツシヨンの従動側プーリー22とに張架された
ベルト23を入位置Aにて緊く張ると共に、切位
置Bではベルト23を緩めるように構成されてい
る。
ついで、本実施例の作用について説明する。
耕うん機5により作業をする際、ウエイト3に
より耕うん機5全体の重心がほぼ走行車輪9上に
調節されているので、オペレータはハンドル7を
軽く保持するだけで耕うん機5を前進し、耕うん
作業を行う。また、耕うん機5を回向する際、オ
ペレータはハンドル7を軽く上に持ち上げてロー
タリ10を耕面から離し、該ハンドル7を左右い
ずれか一方に回すことにより左右いずれか一方に
耕うん機5は回向する。
また、エンジン2は、ピストンの動きに基づき
振動特に上下方向の振動を生ずるが、該振動は、
エンジン2の前後方向重心位置に直接固定されて
いるウエイト3がその大きな質量に基づき吸収
し、かつ該ウエイト3がその前後方向重心位置に
て固定されることによるダイナミツクダンパ様の
吸収をも加味されて、機体フレーム1に伝播する
振動を大幅に減少する。
そして、エンジン2の回転は駆動側プーリー2
1からベルト23を介して従動側プーリー22に
伝達され、更にミツシヨンを介して車輪9及びロ
ータリ10に伝達されるが、この際、オペレータ
はクラツチレバー17をハンドル7と共に握つた
状態にあり、タイトプーリー20cがベルト23
を緊張したクラツチ20の接続状態にある。ま
た、オペレータの意志により又はオペレータがこ
ろぶ等してハンドル7から手が離れ、クラツチレ
バー17を第2図に示す状態にすると、タイトプ
ーリー20cによりベルト23の緊張は解放さ
れ、クラツチ20は切断状態となつて耕うん機5
の運転は停止する。この際、クラツチ20のS形
アーム20bはミツシヨンケース1aの切欠き部
1cに当接して、プーリー20cがベルトカバー
25に当接しないストツプ位置Bに保持される。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によると、合せケ
ース1aからなる機体フレーム1の前方にエンジ
ン取付け部1bを一体に形成した、軽量で比較的
剛性の低い構造でありながら、エンジン取付け部
1bの両側に断面L字状の補助板12,12を固
定したので、平面視コ字状の大型のウエイト3を
固定することができ、エンジン2の前方及び左右
側方を保護することができると共に、エンジン2
の発する振動を大幅に低減することができる。
また、前記補助板12,12は、合せケース1
aのシールド用ボルト16及びエンジン取付け用
ボルト15にて共締して固定したので、補助板固
定用の特別のボルトを必要とせず、重量の増加及
び製造工程の大幅の増加を招くことなく、かつエ
ンジン取付け部1b及び補助板12のボルト孔の
数も少なくして、これらエンジン取付け部1b及
び補助板12にその上下幅が比較的小さいものを
用いても強度を充分に維持することができる。
更に、エンジン取付け部1bのエンジン取付け
箇所に近接する位置に、ウエイト3をその前後方
向重心位置近傍11,11にて固定したので、エ
ンジン2の振動を、大きなウエイト3による質量
にて受けて吸収すると共に、ウエイト3の重心位
置近傍での固定によるダイナミツクダンパ様の吸
収をも加味されて、大幅に減衰することができ、
更にウエイト3の重心位置近傍の固定に基づき、
ウエイト取付け部分に大きなモーメントを発生す
ることがなく、大型のウエイト3に拘らず、該ウ
エイト取付け部分が剛性の低い上下幅の小さいも
ので足りる。
そして、これらにより、平面視コ字状の大型の
ウエイト3を用いるにも拘らず、エンジン取付け
部1bの上下幅を小さくすることができ、作業時
の土押し等を亡くして操作性を向上し、該ウエイ
トによるエンジン前部分の保護及び振動吸収と相
俟つて、耕うん機としての使い勝手を大幅に向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るウエイト装置を示す図
で、aは平面図、bはその側面図、cはa,bの
−線による断面図、第2図は本考案を適用し
た耕うん機を示す全体側面図、第3図はクラツチ
を示す図で、aは平面図、bはその側面図であ
る。そして、第4図a,bはそれぞれ従来例を示
す側面図である。 1……機体フレーム、1a……合せケース、1
b……エンジン取付部(面)、2……エンジン、
3……ウエイト、5……耕うん機、12……補助
板、11……ウエイト固定用ボルト、15……エ
ンジン取付けボルト、16……シールド用ボル
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合せケースからなる機体フレームの前方にエン
    ジン取付け部を一体に形成し、該エンジン取付け
    部にエンジンを固定してなる耕うん機において、 前記エンジン取付け部の両側に、断面L字状の
    補助板を、前記合せケースのシールド用ボルト及
    びエンジン取付け用ボルトにて共締して固定し、 前記エンジン取付け部のエンジン取付け箇所に
    近接する位置に、平面視コ字状に形成したウエイ
    トをその前後方向重心位置近傍にて固定して、該
    ウエイトにて、前記エンジン前方下部を囲むと共
    に該エンジンの振動を吸収するように構成してな
    る、 耕うん機におけるウエイト装置。
JP1986067265U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0415587Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986067265U JPH0415587Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986067265U JPH0415587Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62178281U JPS62178281U (ja) 1987-11-12
JPH0415587Y2 true JPH0415587Y2 (ja) 1992-04-08

Family

ID=30906009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986067265U Expired JPH0415587Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0415587Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166944A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移動農機
WO2018021157A1 (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 ヤンマー株式会社 歩行型作業機のバンパ部ロープフック構造

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4593799B2 (ja) * 2001-01-17 2010-12-08 本田技研工業株式会社 歩行型管理機
JP6827375B2 (ja) * 2017-06-27 2021-02-10 株式会社クボタ バランスウエイト

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5766976U (ja) * 1980-10-08 1982-04-21

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166944A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移動農機
JP4512552B2 (ja) * 2005-12-20 2010-07-28 三菱農機株式会社 移動農機
WO2018021157A1 (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 ヤンマー株式会社 歩行型作業機のバンパ部ロープフック構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62178281U (ja) 1987-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1254926A (en) Tractor cabin
JPH0415587Y2 (ja)
US4930743A (en) Vibration proofing support structure for engine of vehicle
JPH0811558A (ja) 走行作業機の防振装置
JPH085328B2 (ja) 作業車
US7108283B2 (en) Industrial truck with a rear weight and an internal combustion engine
JP3476642B2 (ja) 水田作業機のエンジン搭載構造
JPH0732360Y2 (ja) 歩行型作業車
JPS59100019A (ja) トラクタ
JPH0248306Y2 (ja)
JPH0341983Y2 (ja)
JP2633419B2 (ja) 乗用型田植機のエンジン搭載構造
JPS5837203Y2 (ja) ロ−タリ作業機
JP2696154B2 (ja) 作業機におけるハンドルの振動吸収装置
JPH0625390Y2 (ja) エンジンのマウント構造
JPS6181816A (ja) 乗用作業機のエンジンマウント構造
JP3376589B2 (ja) 移動車両のハンドル支持装置
JPH02109787A (ja) 自動二輪車のスプロケットカバー遮音構造
JPH08496Y2 (ja) エンジンの補機取付構造
JP3469085B2 (ja) 走行車両のエンジンルーム構造
JP2517058Y2 (ja) 農機エンジンマウント構造
JPH0739731Y2 (ja) 歩行型農作業機のボンネット構造
JP3151373B2 (ja) モーア
JP2576329Y2 (ja) 携帯作業機用肩掛け装置
JPH0344578Y2 (ja)