JPH0415576Y2 - - Google Patents

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JPH0415576Y2
JPH0415576Y2 JP1987025450U JP2545087U JPH0415576Y2 JP H0415576 Y2 JPH0415576 Y2 JP H0415576Y2 JP 1987025450 U JP1987025450 U JP 1987025450U JP 2545087 U JP2545087 U JP 2545087U JP H0415576 Y2 JPH0415576 Y2 JP H0415576Y2
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JP
Japan
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hood
vehicle
resin
receiving hole
locking protrusion
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JP1987025450U
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JPS63131868U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は樹脂製ボデー車両のフード位置決め
構造に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来より車両の軽量化のために、ボデーの構造
やその材料などについて種々の試みが行なわれて
いる。その一環として、本願出願人は、樹脂をボ
デーの材料として使用した第3図および第4図に
示す車両を開発した。第3図はその車両の金属性
フレーム1の斜視図を示し、第4図はそのフレー
ム1に樹脂製ボデー2を組み付けた外観斜視図を
示す。
この樹脂製ボデー2の車両の場合、車両の軽量
化をはかれるだけでなく、ボデーデザインの自由
度が大幅に向上するという利点が得られる。とこ
ろが、このような樹脂製ボデー2の車両におい
て、第4図に示すようにフードFの両側3,3を
運転席の両側まで延長したデザインに仕上げて、
フードFがその前端側を支点にして開閉動作され
るように構成した場合、走行中、フードFの両側
3,3に横方向の振れが生じるという問題を有す
る。
上記問題を解決する1つの対策として、車両本
体側およびこれと対向するフード側の一方に係止
突部を、他方に受け穴をそれぞれ形成し、上記係
止突部と受け穴とを係合させることによりフード
を車幅方向について位置決めすることが考えられ
る。
しかしながら、フードが樹脂製であることを考
えると、上記構成の場合、フードFにねじれ変形
が生ずるなどしてフード閉鎖時に上記係止突部と
受け穴とが正確に一致しないおそれがあり、不一
致の場合はフードを車両本体に係止できなくなる
という問題が生じる。
(考案の目的) この考案は、ボデーの材料として樹脂を使用す
る車両における上記問題を解決するためになされ
たもので、フードをその両側が運転席の両側まで
延長したデザインとした場合に、走行中でのフー
ドの横振れを防止できるように、閉鎖時のフード
を車両本体に確実に係止できる樹脂製ボデー車両
のフード位置決め構造を提供することを目的とす
る。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するための技術的手段は、前端
側を支点にして開閉動作される樹脂製フードの両
側を運転席の両側まで延長してなる樹脂製ボデー
車両のフード位置決め構造において、車両本体の
フロント部両側に係止突部が上向き突出状に設け
られ、この係止突部と対向するフードインナパネ
ルの側方下部に下方に向けて左右に拡開するテー
パ状のガイド部を有する受け穴が形成され、フー
ドの閉鎖姿勢で受け穴内に係止突部が左右方向に
略間隙を有しない状態で係合されてなる点にあ
る。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である樹脂製ボデ
ー車両のフード位置決め構造の縦断面図を示し、
第2図はそのフード位置決め構造の車両本体側の
斜視図を示す。第2図では、樹脂製ボデー車両の
本体(第3図に示す金属製フレーム1に相当)の
右側フロントロアピラー4が実線で示され、その
上から閉鎖姿勢で係止しているフード5が仮想線
で示されている。そして第1図は、上記フロント
ロアピラー4にフード5が係合した第2図の状態
のA−A矢視断面図に相当している。
このフード位置決め構造では、上記フロントロ
アピラー4の表面に係止突部としての係止突部材
6が上向き突出状に取付けられる一方、樹脂製フ
ード5の側部の上記係止突部材6と対向する下部
にその係止突部材6を受け入れこれと係合する受
け穴7が形成され、係止突部材6と受け穴7の係
合によりフード5の位置決めをはかるように構成
されている。
上記樹脂製フード5はフードアウタパネル8と
フードインナパネル9とからなり、フードインナ
パネル9側に上記受け穴7が形成されている。こ
の受け穴7は下方に向けて左右に拡開するテーパ
状に形成される一方、同様に下半部が互いに左右
に拡開する左右一対のガイド部としてのガイド片
10がさらに受け穴7に貫挿され、これらガイド
片10の下半部は受け穴7の対応する左右のテー
パ状下面に図示しないポツプリベツトで固定され
ている。
一方、受け穴7に係合する係止突部材6には、
その下半部をナツト11とで挾着するようにして
ボルト12が設けられており、このボルト12を
フロントロアピラー4の裏面に固定されたナツト
13にボルト挿通穴14を通して螺合することに
より、フロントロアピラー4への係止突部材6の
取付けがはかられている。
なお、係止突部材6の上半部には、受け穴7へ
の係合動作のさいのガイド片10との間の摺動摩
擦を小さくするためにコーテイング15が施され
ている。
第1図および第2図では、車両の右側部におけ
るフード位置決め構造について示しているが、同
様のフード位置決め構造は車両の左側部について
も構成されている。
上記したフード位置決め構造により、フード5
の閉鎖時においてフード5のねじれ変形などのた
めに、フロントロアピラー4側の係止突部材6と
フード5側の受け穴7とが位置ずれして一致しな
い場合でも、受け穴7の下部で左右に拡開するガ
イド片10のテーパ状ガイド面10aと係止突部
材6との間の相対ガイド作用により、係止突部材
6は受け穴7内に円滑に案内され、第1図に示さ
れる如く、左右方向に略間隙を有しない状態で係
合される。
また、係止突部材6は、フロントロアピラー4
のナツト13に螺合する係止突部材6側のボルト
12によつて第1図に矢符号Wで示す車幅方向に
位置調整できるので、車両の組付け時に生じる係
止突部材6と受け穴7の間の位置のバラツキをこ
れによつて吸収することもできる。
そして、上記係止突部材6の受け穴7との係合
により、車両本体に対してフード5が左右方向に
対して位置規制されることになる。このため、フ
ード5の両側を運転席の両側まで延長させたデザ
インの樹脂製ボデー車両の場合でも、走行中での
フード5の横振れは確実に防止される。
(考案の効果) 以上のように、この考案の樹脂製ボデー車両の
フード位置決め構造によれば、フードのねじれ変
形などによりフード閉鎖時に係止突部と受け穴の
位置が一致しなくなる場合でも、受け穴のテーパ
状のガイド部の案内により係止突部を受け穴内に
確実に係合させて車両本体へのフードの位置決め
をはかることができ、また左右方向に略間隙を有
しない状態で係合されるため、フードは左右方向
に対して有効に位置規制され、ここに走行中での
フードの横振れを防止できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である樹脂製ボデ
ー車両のフード位置決め構造を示す縦断面図、第
2図はそのフード位置決め構造の車両本体側の斜
視図、第3図は樹脂製ボデー車両の提案例のフレ
ーム構造を示す斜視図、第4図はそのフレームに
樹脂製ボデーを組み付けた状態を示す斜視図であ
る。 4……フロントロアピラー(車両本体)、6…
…係止突部材、7……受け穴、9……フードイン
ナパネル、10……ガイド片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前端側を支点にして開閉動作される樹脂製フー
    ドの両側を運転席の両側まで延長してなる樹脂製
    ボデー車両のフード位置決め構造において、車両
    本体のフロント部両側に係止突部が上向き突出状
    に設けられ、この係止突部と対向するフードイン
    ナパネルの側方下部に下方に向けて左右に拡開す
    るテーパ状のガイド部を有する受け穴が形成さ
    れ、フードの閉鎖姿勢で受け穴内に係止突部が左
    右方向に略間隙を有しない状態で係合されてなる
    ことを特徴とする樹脂製ボデー車両のフード位置
    決め構造。
JP1987025450U 1987-02-23 1987-02-23 Expired JPH0415576Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987025450U JPH0415576Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987025450U JPH0415576Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63131868U JPS63131868U (ja) 1988-08-29
JPH0415576Y2 true JPH0415576Y2 (ja) 1992-04-08

Family

ID=30825615

Family Applications (1)

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JP1987025450U Expired JPH0415576Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

Country Status (1)

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JP (1) JPH0415576Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58211974A (ja) * 1982-06-02 1983-12-09 Nissan Motor Co Ltd フ−ドストツパ構造
JPS619087U (ja) * 1984-06-25 1986-01-20 義政 堀内 耐火厨子

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58211974A (ja) * 1982-06-02 1983-12-09 Nissan Motor Co Ltd フ−ドストツパ構造
JPS619087U (ja) * 1984-06-25 1986-01-20 義政 堀内 耐火厨子

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JPS63131868U (ja) 1988-08-29

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