JPH04153372A - 耐久性に優れた制電ポリエステル布帛 - Google Patents

耐久性に優れた制電ポリエステル布帛

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JPH04153372A
JPH04153372A JP27615490A JP27615490A JPH04153372A JP H04153372 A JPH04153372 A JP H04153372A JP 27615490 A JP27615490 A JP 27615490A JP 27615490 A JP27615490 A JP 27615490A JP H04153372 A JPH04153372 A JP H04153372A
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polyester
antistatic
core
group
fiber
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JP27615490A
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Setsuo Yamada
山田 浙雄
Motoyoshi Suzuki
鈴木 東義
Hiroshi Fujita
寛 藤田
Toshimasa Kuroda
黒田 俊正
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Teijin Ltd
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、低温低湿度下でも優れた制電性を有し、かつ
洗濯耐久性、耐摩擦耐久性等の耐久性に優れた制電ポリ
エステル布帛に関する。
〈従来の技術〉 従来、ポリエステル布帛に制電性や吸汗性を付−リする
ために、種々の後加工を施す方法が提案されている。例
えば、親水性高分子化合物を繊維表面に付着させる方法
く特公昭53−47435号公報等)、親水性基を有す
る重合可能なモノマーを繊維表面で重合して皮膜形成さ
せる方法(特開昭53−130396号公報等)等が提
案されている。しかし、いずれも低温低湿度下での制電
性に劣っているだけでなく、洗濯処理回数が増えると制
電性能が低下しなり、染色堅牢度が低下しなりする場合
が多いといっな欠点がある。 一方、芯鞘型複合繊維と
なし7、該芯成分にポリオキシアルキレングリコールと
スルホン酸金属塩とからなる制電剤を配合させる方法も
提案されている。この方法によれば、減量率約25重量
%といっな高アルカリ減量加工を施しても比較的制電性
の良好なポリエステル繊維を得ることができるが、20
°C以下の低温下、あるいは相対湿度40%以下の低湿
度下では充分な制電性を発揮できず、しかも制電性の洗
濯耐久性は劣るものであった。
〈発明の目的〉 本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みなされたもので、
その目的は、低温低湿度下でも優れた制電性を有し、か
つ耐洗濯性、耐摩擦性等の耐久性に優れた制電性ポリエ
ステル布帛を提供することにある。
〈発明の構成〉 本発明者らは、芯成分にポリオキシエチレン系ポリエー
テルと有機スルホン酸塩化合物を含有する芯鞘型複合ポ
リエステル繊維にポリマー型カチオン系帯電防止剤を付
与し、制電性の向上とその洗濯耐久性を向上させるべく
鋭意検討を行なった。
その結果、驚くべきことに使用するポリオキシエチレン
系ポリエーテルの種類によっては、低温・低湿度条件下
での制電性能が極めて向上すると共に、制電性の洗濯耐
久性および摩耗耐久性も極めて向上することを知見しな
。そして、これらの知見に基づいてポリオキシエチレン
系ポリエーテルの構造について鋭意検討した結果、従来
用いられていたポリオキシエチレングリコールやブロッ
クポリエーテルアミド等に代えて、ポリオキシエチレン
グリコールの両末端に特定の高級オレフィンオキサイド
の特定量をブロック共重合せしめることによって水不溶
化ぜしめなポリオキシエチレン系ポリエーテルの特定分
子量のものを使用すればよいことを知った。すなわち、
上記の特殊なポリオキシエチレン系ポリエーテルは水不
溶性であるにもかかわらず、水溶性のポリオキシエチレ
ングリコールよりも高い吸湿性を示す(例えば温度20
℃、相対湿度86%下では、前者は後者の3倍の吸湿性
を示す)ためと推定されるが、低温・低湿度下での制電
性能の耐久性が向上することを知った。
さらには、芯部に配合されたスルホン酸塩化合物は熱処
理によって鞘部のポリニスデル層を拡散し、その一部が
繊維表面に到達するなめ〈例えば、芯部にスルホン酸塩
化合物を配合しな芯鞘型繊維を180℃1分熱処理した
後カチオン染料C,1,Ba5ic Red 12で染
色すると繊維表面が染色可能となるのに対して、スルホ
ン酸塩化合物を配合しない場合は染色されないことより
確認できる〉、ポリエステル繊維表面が濡れ易くなって
加工剤溶液が均一に付着し均一皮膜が形成される、ある
いは該スルホン酸塩化合物がポリエステルと加工剤皮膜
間との親和性を向上するといっな作用効果が奏せられる
ことをも知見しな。そして、効果は芯部に特定のポリオ
キシエチレン系ポリエーテルを併用する際そのブリード
アウト速度が適正となるためと推定されるが、同時に制
電性の耐久性も向上することを知った。本発明は、かか
る知見にもとづいて更に検討を重ねた結果完成したもの
である。
すなわち、本発明は、ポリエステル繊維の表面の少なく
とも一部がポリマー型カチオン系帯電防止剤皮膜で覆わ
れた繊維から構成される制電ポリエステル布帛であって
、前記ポリエステル繊維の10%以上が芯鞘型ポリエス
テル複合繊維であり、該芯成分には(a)平均分子量が
5000〜16000の、「記一般式(1,)で表わさ
れる水不溶性比ランダム共重合型ポリオキシエチレン系
ポリエーテルが1〜10重量%及び(b)有機スルホン
酸塩化合物が0.1〜5重量%存在していることを特徴
とする耐久性に優れた制電ポリエステル布帛 Z ’c (CH2CH20)*  +R10+−R2
] k・・・(工)1式中、Zは1〜6の活性水素を有
する分子量300以下の有機化合物残基、R1は炭素原
子数6以上の未置換または置換アルキレン基、R2は水
素原子、炭素原子数1〜40の一価の炭化水素基又は炭
素原子数2〜40の一価のアシル基、kは1−〜6の整
数5.0はkX、I)が70以上となる整数、mは1以
上の整数を表わす。] である。
本発明で用いる複合繊維における鞘成分及び芯成分の基
体となるポリエステルは、芳香環を重合体の連鎖単位に
有する芳香族ポリエステルであって、例えば二官能性芳
香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体とジ
オールまたはそのエステル形成性誘導体との反応により
得られる重合体である。具体的に好ましい芳香族ポリエ
ステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
ヂレンテレフタレート、ポリヘキシレンテレフタレート
、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレー
ト、ポリエチレン−1,2−ビス〈フェノキシ)エタン
−4,4′−ジカルボキシレート等のほか、ポリエチレ
ンインフタレート・テレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート・イソフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート・デカンジカルボキシレート等のような共重合ポリ
エステルをあげることができる。なかでも機械的性質、
成形性などのバランスのとれたポリエチレンテレフタレ
ートおよびポリブチレンテレフタレートが特に好ましい
かかる芳香族ポリエステルは任意の方法によって合成さ
れる。例えばポリエチレンテレフタレートについて説明
すれば、テレフタル酸とエチレングリコールとを直接反
応させるか、テレフタル酸ジメチルの如きテレフタル酸
の低級アルキルエステルとエチレングリコールとをエス
テル交換反応させるかまたはテレフタル酸とエチレンオ
キサイドとを反応させるかして、テレフタル酸のグリコ
ールエステルおよび/またはその低重合体を生成させる
第1段反応、次いでその生成物を減圧上加熱して所望の
重合度になるまで重縮合反応させる第2段の反応とによ
って容易に製造される。なお以上の如きポリニスデルに
、ポリエステル本来の物性を損なわない程度に他の熱可
塑性ポリマー、例えばナイロン−6等のポリアミド類、
ポリエチレン、ポリスチレン等のポリオレフィンなどを
含有せしめてもよい。また、鞘成分、芯成分に用いるポ
リエステルは同一のポリエステルを使用するのが好まし
いが、親和性を有するものであれば異種のポリエステル
を組合せることもできる。
かかる芯鞘型ポリエステル複合繊維にあっては、芯成分
の芳香族ポリエステルに対して、水不溶性のポリオキシ
エチレン系ポリエーテルを配合する。
本発明でいう水不溶性とは、純水100g中に試料5g
をいれて100℃で60分間加熱処理した後、室温まで
放冷し、次いでJIS規格5種Aの濾紙を用いて自然濾
過した際、90重量%以上が濾別されるものをいう。
かかる水不溶性のポリオキシエチレン系ポリエーテルは
、下記一般式<I)で表わされるポリオキシエチレンブ
ロックを主鎖とし、該ポリオキシエチレン分子鎖末端を
特定のオキシアルキレン成分で封鎖したポリオキシエチ
レン系ポリエーテルが好適に使用される。
Z  [(CIF(2CH20)  o  (二RIO
+m R2]  k ・  (工)上記式中、Zは1〜
6個の活性水素を有する有機化合物の残基であり、メタ
ノール、プロパツール、ブクノール、フェノール、エチ
レングリコール、ビスフェノールA、プロピレングリコ
ール。
ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール。
グリセリン、トリメチロールプロパン、トリエタノール
アミン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビ
トール等のヒドロキシル基含有化合物の残基およびエチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレント
リアミン等の1級および2級アミン類の残基等を挙げる
ことができ、なかでもヒドロキシル基含有化合物が好ま
しい。R1は炭素原子数6以上の未置換アルキレン基ま
たは置換アルキレン基であり、なかでも炭素原子数6〜
50の置換アルキレン基が好ましく、その中でも]−〇 炭素原子数6〜50のアルキルエチレン基がより好まし
い。かかるR1の具体例としては、シクロヘキシレン基
7フエニルエチレン基、ヘキシルエチレン基、メチル−
ペンチルエチレン基7ヘプチルエチレン基、メチル−ヘ
キシルエチレン基等をあげることができる。また、R1
は上記2種以上の混合であってもよい。
R2は水素原子、炭素原子数1〜40の一価の炭化水素
基または炭素原子数2〜40の一価のアシル基であり、
該炭化水素基としてはアルキル基、アルケニル基、シク
ロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基または
ヒドロキシアルキル基が好ましい。また該アシル基とし
てはアルカメイル基。
アルケノイル基、シクロアルキルカルボニル基。
アリールカルボニル基またはアルキルアリールカルボニ
ル基が好ましい。kはZの元になる有機化合物が有する
活性水素原子数に対応する1〜6の整数である。gは]
< X 、Qが70以上となる整数であることが必要で
あり、分子間または分子内で同一であっても異なっても
よい。kX、Qの値が70未満]−]− であるときには最終的に得られるポリエステル繊維の制
電性の初期性能および熱水耐久性、洗濯耐久性が共に不
充分となる。また、kXρの値が大きくなるに従って制
電性およびその耐久性が向上するが、この値が300を
越えると最早著しい制電性およびその耐久性の向上は認
められ難くなり、かえって該ポリオキシエチレン系ポリ
エーテルの水不溶化が困難になる傾向があるので1.Q
としてはkXρの値が300以下となる整数であるのが
好ましい。kXρのより好ましい範囲は80〜200の
範囲である。mは1以上の整数であり、分子間または分
子内で同一であっても異なっていてもよいがZに結合し
なに個の分枝内でmはすべて1以上の整数である必要が
ある。mが○である分校が存在するときには、最終的に
得られるポリエステル繊維の制電耐久性が不充分になる
。かがるポリオキシエチレン系ポリエーテルを構成する
CH2CH2O単位およびRIO単位の配列は、CR2
CR20単位からなるポリオキシエチレンブロックが主
鎖を構成し、該ポリオキシエチレン分子鎖末端にR’O
単]−2 位が1単位でまたは2単位以上のブロックを形成して局
在化する配列をとる必要がある。かかる特定の構造を取
ることによってはじめて、少量のR10単位の導入で該
ポリオキシエチレン系ポリエーテルの高度な水不溶化と
高度な吸湿性向上を可能にすることができ、高度な制電
性およびその耐久性の達成が可能になると共に、適度な
スルホン酸塩化合物のブリードアウト性が得られて制電
性の洗濯耐久性および摩擦耐久性を得ることができる。
CR2CR20単位とR10単位とがランダムに配列し
ている場合は、本発明の目的は達成されない。
上記した水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテルの
分子量は5000〜16000の範囲である。分子量が
5000未満のときは前記RjO単位をいくら増やして
も該ポリオキシエチレン系ポリエーテルの熱水、熱アル
カリ、洗濯水等への脱落を防止するのは困難であり、最
終的に得られるポリエステル繊維の制電性およびその耐
久性が共に不充分となる。
分子量が16000を越えると該ポリオキシエチレン系
ポリエーテルの芳香族ポリエステル中での溶融混和性が
急激に悪化し、分散性が不良化するので、溶融成形が困
難になるばかりでなく、制電性や機械的強度等の成形品
物性が不良となるので事実上実施不可能な領域になる。
更に、分子量が大きくなることにより、低温度・低湿度
条件下での制電性も不良となる。これは該ポリオキシエ
チレン系ポリエーテルのポリエステルマトリックス中で
の熱運動が小さくなるので、特に低温でイオン伝導によ
る制電性能が低下するためと推定される。
なかでも該ポリオキシエチレン系ポリエーテルの好まし
い分子量範囲は5500〜14000である。
かかる非ランダム共重合型のポリオキシエチレン系ポリ
エーテルは、活性水素化合物にエチレンオキサイドを反
応させる第1段反応、次いでその生成物に炭素原子数6
以上のオレフィンオキサイドを反応させる第2段反応お
よび必要に応じてその生成物のヒドロキシル末端基を炭
化水素基もしくはアシル基で封鎖する第3段反応とによ
り合成することができる。かかるオレフィンオキサイド
としではなかでもノネンオキサイド、シクロヘキセンオ
キサイド、炭素原子数12〜40のα=ニオレフインオ
キサイド特に好ましい。
上記のポリオキシエチレン系ポリエーテルの特に好まし
い具体例を第1−表に示す。
L7 第1表で示した化合物におけるR2のH以外の具体例と
してはR2−−CH3,C6H6,CH2C6H5、C
l2H25,Cl8H37,C1,8H35゜C11H
23CO、C17H3sCO−、C17H3sCO等が
好ましい。かかるポリオキシエチレン系ポリエーテルは
、1種のみ単独で使用しても2種以上を併用してもよい
かかる水不溶性のポリオキシエチレン系ポリエーテルの
配合量は前記芳香族ポリエステルに対して1〜10重量
%の範囲である。好ましくは2〜7重量%の範囲である
。1重量%より少ないときは親水性が不足して充分な制
電性を呈することができない。また、10重量%より多
くしても最早制電性の一層の向上効果は認められず、か
えって繊維の機械的性質、耐熱性、耐光性が損なわれる
ようになる。
本発明で用いられるポリエステル複合繊維にあっては、
芯部のポリエステルに対して、前述した水不溶性のポリ
オキシエチレン系ポリエーテルと211に、その制電性
を向上させるために、有機スルホン酸塩化合物を配合す
る。かかる有機スルホン酸塩化合物としては、前記芳香
族ポリエステルと非反応性の有機スルホン酸塩、例えば
有機スルホン酸金属塩および有機スルホン酸第4級ホス
ホニウム塩がすべて使用できるが、なかでも好ましいも
のとして下記一般式(II)〜(V)で表わされる化合
物を挙げることができる。
R803M                ・・・(
I)RS 03 P RIR2R3R4−< III 
)RsO(RsO)  。 (CH2>  、  SO
3M        −<IV)Rho (R,、O)
。(CH2) 、 5O3PRtRzR3R4・・・(
V)上記式中、Rは炭素原子数3〜30のアルキル基あ
るいは炭素原子数7〜40のアリール基またはアルキル
アリール基、Mはアルカリ金属を示す。Rがアルキル基
のときはRは直鎖状であってもまたは分岐を有していて
もよい。Mは、アルカリ金属でありなかでもLi、 N
a、 Kが好ましい。R1,R2ゐおよび川はアルキル
基またはアリール基でなかでも低級アルキル基、フェニ
ル基またはベンジル基が好ましい。艮は一価の炭化水素
基を示し、ア1つ ルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアルキ
ルアリール基が好ましい。灸はアルキレン基であり、通
常2〜4のアルキレン基が好ましい。
具体的にはエチレン基、プロピレン基7テトラメチレン
基が例示される。なかでもエチレン基であるのが特に好
ましい。口は重合度を示す正の整数であり、1〜100
の範囲が好ましく、なかでも2〜30の範囲が特に好ま
しい。pは2〜4の整数である。
上記<m>で表わされる化合物の好ましい具体例として
は、ステアリルスルホン酸ナトリウム。
ドデシルスルホン酸ナトリウム、炭素原子数の平均が1
4であるアルキルスルホン酸ナトリウム化合物、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸リチウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カリウ
ム等をあげることができる。
上記(II[>で表わされる化合物の好ましい具体例と
しては、炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホ
ン酸のテトラブチルホスホニウム、炭素原子数の平均が
14であるアルキルスルホン酸のテトラフェニルホスホ
ニウム7 ドデシルベンゼンスルホン酸テI〜ラブチル
ホスホニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラフェ
ニルホスホニウムドデシルベンゼンスルホン酸ベンジル
トリフェニルホスホニウム等を挙げることができる。
上記(TV>で表わされる化合物の好ましい具体例とし
ては、 C8H170(CH2CH20) 7 CH2CHzC
HzSO3NaC16H330(CH2CH2C) 2
3 CH2CH2CH2S 03 N aC12H25
0(CH2CH2O) 10CH2CH2CH2S 0
3NaC6H50(CH2CH2O) 22CH2CH
2CH2S 03Na等〈K塩またはLi塩であっても
よい)を挙げることかできる。
上記(V)で表わされる化合物の好ましい具体例として
は、上記(IV)で表わされる化合物の好ましい具体例
における金属塩をテトラn−ブチルホスホニウム塩、テ
トラフェニルホスホニウム塩。
n−ブチルトリフェニルホスホニウム塩またはフェニル
I・すn−ブチルホスホニウム塩に変換した化合物等を
挙げることができる。
上記(n)〜(V)の有機スルホン酸塩は1種のみ単独
で使用しても2種以上を混合して使用してもよい。
更に、上記した有機スルホン酸塩化合物の中でも、とり
わけ、上記式<n>においてRが炭素原子数10〜40
のアルキルフェニル基でかつMがLiまなはNaである
化合物が、最終的に得られるポリエステル繊維の制電性
およびその耐久性に優れるのみならず、未変性ポリエス
テルに近似したアルカリ減量速度を与え、さらにアルカ
リ減量処理を施した後の視感染色性、耐フィブリル性を
与える等の点で他に比較して格段に優れるなめ特に好ま
しい。具体例としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ジオクチルベンゼンスルホン酸ナトリウム等
を挙げることができる。
芯部のポリエステルへの有機スルホン酸塩化合物の配合
量は、芯部のポリエステルに対して0.1〜5重量%の
範囲にあることが必要である。有機スルホン酸塩化合物
か5重量%を越えた場合、減量加工前に圧力が加わった
部分があると、その部分の繊維が減量によりフィブリル
化が促進されて、染色布が白化して実用に耐えなくなる
。一方0.1重量%未満では、得られるポリエステル繊
維の制電性改善の効果が小さい。なかでも0.2〜3重
量%の範囲にあることがより一層好ましい。
なお、本発明で用いるポリエステル複合繊維においては
、アルカリ減量処理は必須工程ではなく、使用する用途
によって、アルカリ減量を施していないものでもよい。
また、本発明で用いるポリエステル複合繊維の芯部およ
び鞘部のポリエステルには、酸化防止剤。
熱安定剤、紫外線吸収剤等を配合してもよく、またそう
することは好ましいことである。その他、必要に応じて
、難燃剤、蛍光増白剤、艶消剤1着色剤、不活性微粒子
その他の任意の添加剤を配合してもよい。
制電成分であるポリエステルを得る方法としては、前記
ポリオキシエチレン系ポリエーテル、有機スルホン酸塩
および必要に応じて酸化防止剤等を、ポリエステルの合
成開始時から紡糸工程までの任意の時期にそれぞれ別々
に、または予め混合して添加することができる。
本発明で用いるポリエステル複合繊維の芯/鞘の面積複
合比率は5/95〜50150が好ましい。この芯/鞘
の面積複合比率が5/95未満のときは、ポリエステル
繊維の芯部に配合されたポリオキシエチレン系ポリエー
テルと有機金属塩による効果が充分に発揮されず、制電
性、特に低温・低湿度条件下での制電性が不良となる。
逆に、この面積複合比率が50150を越えると、鞘成
分を構成するポリエステル成分の厚さが薄くなり、この
ため繊維強度、耐フィブリル性、耐熱性等の物性が劣る
ようになる。また、アルカリ減量処理や染色処理を施し
た後の制電性およびその洗濯耐久性が不充分となり、更
に、色の深みや鮮明性が著しく劣ったものになるばかり
でなく、圧力減量白化欠点(減量加工前に応力がかかっ
た部分があると、その部分がフィブリル化して白く見え
る現象)が頻発するようになり、本発明の目的が達成さ
れなくなる。
本発明で用いるポリエステル複合繊維の外形なり、びに
芯部分の形状は、織編物の電性、張り、風合、光沢など
の目的に応じて任意の形状をとることができ、例えば、
円形断面の他、三角7偏平。
四角、五角、星形、六角、ブーメラン形等を例示できる
。また、繊維の外形と芯部の形状とは同心形状である必
要はなく、芯部の中心が繊維の中心から偏った形状のも
のでもよく、繊維の外形と芯部分の形状とは同じ形状で
あってもよいし異なった形状であってもよい。
本発明のポリエステル繊維を製造するには、従来公知の
複合紡糸装置を用い、鞘部に通常の芳香族ポリエステル
を、芯部に水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテル
および有機スルホン酸塩ならびに必要に応じて酸化防止
剤を配合した芳香族ポリエステルを使用して、任意の製
糸条件を何らの支障なく採用することができる。例えば
500〜2500m/分の速度で溶融紡糸し、延伸、熱
処理する方法、1500〜5000m/分の速度で溶融
紡糸し、延伸と仮撚加工とを同時にまたは続いて行う方
法、5000m 7分以上の高速で溶融紡糸し、用途に
よっては延伸工程を省略する方法、などにおいて任意の
製糸条件を採用することができる。また得られた繊維ま
たはこの繊維から製造された織編物を100℃以上の温
度で熱処理して、構造の安定化と繊維中に含有されてい
るポリオキシエチレン系ポリエーテルおよび有機スルホ
ン酸塩、さらに必要に応じて弛緩熱処理なども併用する
ことができる。
本発明においては、以上に詳述しな制電性ポリエステル
複合繊維単独からなる、または他のポリエステル繊維と
交織・交編してなる布帛をポリマー型カチオン型帯電防
止剤で加工する。なお、かかる帯電防止剤で処理するに
先立って、アルカリ減量加工を施すことは、得られる布
帛の風合が改善されるなめ好ましいことである。他のポ
リエステル繊維の交織・交編比率は、あまりに多いと本
発明の目的とする制電性能が低下するので、90%以下
、換言すれば前記制電性ポリエステル複合繊維の比率を
10%以上とする必要がある。
次に、本発明において用いられる、上記ポリエステル繊
維を被覆するポリマー型カチオン性帯電防止剤としては
、分子内に第4級アンモニウムカヂオンを含有するポリ
マーからなるものであれば特に限定されず、例えば下記
モノマーの重合体又は該モノマーを少なくとも10重量
%含む共重合体を必要に応じて4級化処理されたものが
例示される。なかでも、アクリル酸エステル系モノマー
を構成成分とするビニル系重合体が望ましい。
(1)アクリル酸エステル系モノマー (CH2 CH2 0)。
/ −N \ (CH2 CH2 0)。
C0CH= CH2 アクリル酸アミド系千ツマ− [C)12 =C−CONH / CH3 CH2 CH2 N(C2H5)  CH3 CH3 ビニルエーテル系モノマー CH2 =CH− CH2 CH2 N (CH3 CH2 CH− CH2 CH2 (C2H5) [CH2・CH−0CH2CH2内(CH3)2]CC
H2C0NHCH20CI(3 (4)ビニルピリジン系モノマー かかるモノマーと共重合さぜるモノマーも特に限定する
必要はなく、得られる共重合体の皮膜形成性7機械的強
度及び最終的に得られる布帛の風合といっな観点から、
適宜選択すればよい。具体的には、例えば、炭素数12
〜22のアルキル基を含有するアルキルメタクリレート
またはアルキルアクリレート、アクリル酸アミド7メタ
クリル酸アミド、ビニルシクロヘキシルエーテル、酢酸
ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、スチレン、pスチ
レンスルホン酸等を例示することができる。
なお、前記モノマーとして第4級アンモニウムカチオン
の前駆体である例えば第3級アミン含有モノマーを用い
る場合には、該モノマーを重合体となした後、p−1〜
ルエンスルホン酸、ジメチル硫酸、アルキルハライド等
の第4級アンモニウム塩化剤と反応させればよい。 ま
た、上記ビニル系重合体の他に下記のカチオン性化合物
を使用することもできる。
(5)ポリアミン系樹脂 ・ポリエチレングリコールジクロライド/ポリアミン樹
脂反応生成物 ・ポリエチレングリコールジクロライド/エチレンオキ
シド付加ジエチレントリアミン反応生成物 ・ポリエチレングリコール/エピクロルヒドリン/ポリ
アミン反応生成物 ・β、β′ −ビス−1−ニレイドジエチルアミン/ジ
メチル硫酸/ホルムアルデヒド反応生成物 付与方法としては、パッド−ドライ法、パッドスチーム
法、ならびに洛中で処理する方法などいずれの方法を採
用してもよい。
パッド−ドライ法の場合、パッド後、80℃以上、好ま
しくは100℃以上の温度で乾燥し、次いで140〜1
70°Cで30秒〜2分間熱処理する。
パッド−スチーム法の場合、パッド後80℃以上、好ま
しくは100℃以上の温度で2〜60分間処理する。
浴中処理法では、60〜140°Cの洛中で30〜60
分間処理する。
付与量としては、被処理物に対して、該化合物が純分換
算で0.05%owf以上、好ましくは屹3〜2%ow
fが効果的経済的に適している。
〈発明の作用および効果〉 このようにして得られる本発明のポリエステル布帛が、
従来の素材に比較して優れた制電性の耐久性を有してい
る理由は、その全容か解明されているわけではないが、
次のようなメカニズムに因ると推定される。
ポリエステル繊維は親油性く疎水性)であることはよく
知られているが、該芯鞘型複合ポリエステル繊維の場合
、高温熱処理によって芯部の有機スルホン酸塩化合物が
ブリードアウトし、鞘部ボッエステル層内部やその繊維
表面に存在すること3]− によって表面特性がより親水性→カイトになり、加工剤
の皮膜形成性や水中での静電気的反椀性が減少して均一
かつ強固に接着した皮膜が形成されるためと考えられる
それ故に、本発明によれば、制電性ポリエステル複合繊
維単独からなる布帛に限らず、他繊維例えばレギュラー
ポリエステル繊維を交織・交編・混紡された布帛におい
ても、極めて良好な制電性能を有し、かつその耐久性も
優れているといった効果を奏するのである。
したがって、本発明の布帛は以上に述べたように極めて
優れた制電性の耐久性を有しているため、ランジェリ−
、ファンデーション用途、裏地、インナー、無埃衣料、
ユニホームなどのテキスタイル商品中心に使用すること
ができるものである。
〈実施例〉 以下、具体的な実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例における摩擦帯電圧などの測定
法は以下の条件で測定した。
(1)摩擦帯電圧 ロータリースタティックテスター〈求人・化研式〉を用
いて、JIS L−10948,2B法に従った。
摩擦布は綿金巾、測定条件は20℃×40%RHとした
(2)吸汗性 JIS L−1096A法く滴下性)に準じた。
(洗濯処理) JIS L−1018−776j6 H法に準じ、洗濯
は30回繰り返した。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸カルシウム1水塩0.06部〈テレフタル酸
ジメチルに対して0.066モル%)および整色剤とし
て酢酸コバルト4水塩0.009部(テレフタル酸ジメ
チルに対して0.007モル%)をエステル交換缶に仕
込み、窒素ガス雰囲気下4時間かけて140℃から22
0まで昇温しで生成するメタノールを系外へ留去しなが
らエステル交換反応させた。
ニスデル交換反応終了後、反応混合物に安定剤としてリ
ン酸トリメチル0.058部(テレフタル酸ジメチルに
対して0.080モル%)および消泡剤としてジメチル
ポリシロキサン0.024部を加えた。
次いで10分後、三酸化アンチモン0.04部(テレフ
タル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加し、
同時に過剰のエチレングリコールを追出しながら240
℃まで昇温した後、重合反応缶に移した。次に、この反
応混合物に、下記化学式 %式% ] く但し、mは平均値として3、pは平均値として111
 、jは18〜28の整数で平均21である)で表わさ
れる平均分子量6930の水不溶性ポリオキシエチレン
系化合物を生成するポリエステルに対して4%添加し、
引き続いて反応缶内の圧力を1時間かけて760 mm
Hgから3 mm Hgまで減圧し、減圧度が3 mm
 Hgに到達した時点から10分後に、有機スルホン酸
塩化合物としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
を2%減圧下に添加した。さらに]、mmHgまで減圧
し、同時に反応混合物の温度を1時間30分かけて24
0℃から280℃まで昇温しな。
]、mmHg以下の減圧下、重合温度280°Cでさら
に2時間重合し、この段階で反応混合物に酸化防止剤と
してサイアノックス1790 (アメリカン・サイアナ
ミツド社製)0.1部と共にマークAO−4123(ア
デカ・アーガス化学社製)0.3部を減圧上添加し、そ
の後さらに30分間重合しな。得られたポリマーの極限
粘度は0.650であり、軟化点は261.5℃であっ
な。このポリマーを常法によりチップ化した。
こうして得られた水不溶性ポリオキシエチレン系化合物
を含有したポリエステルを芯部用ポリマーとし、常法に
より乾燥後スクリュー型押出機で溶融し、ギヤポンプを
経て二成分複合紡糸ヘッドに供給しな。一方、鞘部用ポ
リマーとして、極限粘度0.64のポリエチレンテレフ
タレートチップを常法により乾燥後スクリュー型押出機
で溶融し、同様に複合紡糸ヘッドに供給しな。芯部用ポ
リマ−と鞘部用ポリマーの供給量は、芯部の面積比率が
30%となるように設定した。同時に供給された芯部と
鞘部の溶融ポリマーは、ノズル口径0.3mmの円形複
合紡糸孔を24個穿設した複合紡糸口金を使用して、2
85℃で押出した後、ゴデツトロールを介して1500
m/分の速度で一旦巻き取った。
次いで、得られる延伸糸の伸度が35%になるような延
伸倍率で、90℃の加熱ローラーと170°Cの延伸加
熱ヒーターにより延伸熱処理して、50デニール/24
フイラメントの延伸糸を得た。
得られた延伸糸を緯絹地となし、精練→プレセット−ア
ルカリ減量→染色→ファイナルセットの順に下記の加工
条件で処理しな。
精練 スコアロール#900 0.5 g/n  70℃×2
0分Na2C030,5g / fJ プリセット 190℃×1分で乾熱ヒートセット アルカリ減量 ・パッディング NaOH200g/ρ水溶液を使用して、マングル圧力
3 kg / cAで絞り、ピックアップ率90%とし
た。
・スチーミング条件 上記Na0I−1水溶液をパッディングした絹地を直ち
にスチーミングした。
蒸気の質  飽和蒸気 温度    100°C 処理時間  20分 ・スチーミング後、100’CXS分の条件で乾燥した
染色 Sumikalon Red E−FBL  (
住友化学製)2%owf CHaCOOHOj g/ρ Disper VG  (閉成化学工業製)0.5g/
、Q 130°C×60分染色後、100℃×5分の条件で乾
燥した。
一方、ジメチルアミノエチルメタクリレ=1〜とステア
リルメタクリレートからなるコポリマーをジメチル硫酸
で処理し、得られた第4級化塩を常温の水中に攪拌しな
がら投入して、約10%の水分散液としな。
この水分散液8部、及び水92部よりなる液に前記の染
色加工した編物を浸漬し、絞り率100%に絞り、温度
80°Cで5分間乾燥してから、170℃の温度で30
秒間熱処理しな。得られた布帛の性能を第2表に示す。
制電性は初期も洗濯後も極めて良好なレベルにあった。
更に、布帛の耐摩耗性も4〜5級でまったく問題のない
水準であっな。
実施例2 実施例1で得られな芯鞘型複合ポリエステル糸を経糸に
し、次に述べる方法で作成したレギュラーポリエステル
糸を緯糸にして、交織物を作成した他はすべて実施例1
−に従った。
・レギュラーポリエステル糸の製造 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸カルシウム1水塩0.06部を重合した。得
られたポリマーを常法に従ってチップ化しな。
得られたチップを常法により乾燥後孔径0.3mmの円
形紡糸孔を24個穿設した紡糸口金を使用して285℃
で溶融紡糸し、次いで最終的に得られる延伸糸の伸度が
30%になる延伸倍率で84°Cの加熱ローラーと18
0°Cのスリットヒーターを使って延伸熱処理して50
デニール/24フイラメントの延伸糸を得な。
得られた布帛の性能を第2表に示す。約21%の減量加
工が施されており、しかもレギュラーポリエステル繊維
との交織品であるにもがかわらず、摩擦帯電圧は洗濯後
も1.5kV以下であり、耐摩耗性も4〜5級と良好な
レベルにあった。
実施例3 ポリマー型カチオン系帯電防止剤として、ジエチルアミ
ノエチルポリオキシエチレンメチルメタクリレートのホ
モポリマーをジメチル硫酸で第4級化したものを使用し
た以外は実施例]−に準じな。
得られた布帛の性能を第2表に示したが、制電耐久性、
耐摩耗性共に良好なレベルにあった。
3つ 比較例1 実施例2において得られたレギュラーポリエステル繊維
を経糸と緯糸に使用して、平織物を作成しな。他の加工
条件などはすべて実施例1に準じた。
得られた布帛の結果を第2表に示す。
制電性は初期値も30回洗濯後も1.5kVをオーバー
しており、まつわりつきなどの静電気障害を起こし、実
用的な商品として展開できないものであった。
第 表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル繊維の表面の少なくとも一部がポリ
    マー型カチオン系帯電防止剤皮膜で覆われた繊維から構
    成される制電ポリエステル布帛であって、前記ポリエス
    テル繊維の10%以上が芯鞘型ポリエステル複合繊維で
    あり、該芯成分には(a)平均分子量が5000〜16
    000の、下記一般式( I )で表わされる水不溶性非
    ランダム共重合型ポリオキシエチレン系ポリエーテルが
    1〜10重量%及び(b)有機スルホン酸塩化合物が0
    .1〜5重量%存在していることを特徴とする耐久性に
    優れた制電ポリエステル布帛。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) [式中、Zは1〜6の活性水素を有する分子量300以
    下の有機化合物残基、R^1は炭素原子数6以上の未置
    換または置換アルキレン基、R^2は水素原子、炭素原
    子数1〜40の一価の炭化水素基又は炭素原子数2〜4
    0の一価のアシル基、kは1〜6の整数、lはk×lが
    70以上となる整数、mは1以上の整数を表わす。](
    2)ポリエステル繊維の表面が、アルカリ減量加工処理
    された後ポリマー型カチオン系帯電防止剤皮膜でその少
    なくとも一部が覆われている請求項(1)記載の耐久性
    に優れた制電ポリエステル布帛。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010150732A (ja) * 2008-11-21 2010-07-08 Teijin Fibers Ltd 制電性布帛および衣料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010150732A (ja) * 2008-11-21 2010-07-08 Teijin Fibers Ltd 制電性布帛および衣料

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