JPH04153146A - 画像形成装置の用紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プリンター、ファックス、複写機等の印字装
置及び画像形成装置に関し、さらに詳細には用紙保持手
段より剥離された用紙の搬送を行なう搬送装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 従来の紙の搬送の一例である静電吸着方式の搬送装置を
備えた画像形成装置についてに第４図から第７図を参照
して説明する。

第４図に於いて、用紙保持手段であるトラム１２０は、
画像形成装置内の図示しない側板に回動可能に支持され
ている。その周囲には剥離装置１３０、帯電手段１４０
、露光手段１５０、現像手段１６０、除電手段１７０、
給紙手段１８０か設けられており、前記剥離手段１３０
の上方には乾燥手段１９０１斜め上方には搬送装置１０
０が設けられている。これらの手段で構成される各装置
は画像形成装置内にそれぞれ個々に保持されている。

前記剥離装置１３０は、用紙１２１を前記ドラム１２０
から剥離させるため鋭角な先端を有する剥離爪１３１、
該剥離爪１３１の先端を常に前記ドラム１２０側へ押し
つけるねじりバネ１３２、前記剥離爪１３１を回動可能
に保持する軸１３３、該軸１３３を保持するフレーム１
３４、該フレーム１３４を保持するアングル１３５、該
アングル１３５を回動軸ａａ’　を中心に回動させるソ
レノイド１３６、該ソレノイド１３６のＯＦＦ時に前記
アングル１３５を初期の位置に復帰させるコイルバネ１
３７により構成されている。前記剥離爪１３１は前記軸
１３３に列状に配置されており、また前記フレーム１３
４を介して前記アングル１３５に着脱可能に設けられて
いる。

一方、前記搬送装置１００は、フレーム１１０に取り付
けられた導電性ゴムローラ１１３、駆動ローラ１１４、
テンションローラ１１５の計３本のゴムローラによりベ
ルト１１１が張られており、前記テンションローラ１１
５により前記ベルト１１１の張り具合いを調整すること
が出来る。また、ホルダ１１７に納められた帯電ブラシ
１１２が前記導電性ゴムローラ１１３と平行に配置され
ており、前記ベルト１１１の表面は前記帯電ブラシ１１
２に、前記ベルト１１１の裏面は前記導電性ゴムローラ
１１３にそれぞれ接し、前記帯電ブラシ１１２により前
記ベルト１１１の表面が帯電される。更に、前記駆動ロ
ーラ１１４と前記テンションローラ１１５の間には除電
ブラシ１１６が設けられており、搬送後の前記ベルト１
１１の表面の除電が行なわれる。

この画像形成装置の場合、排紙を行なう際には前記剥離
装置１３０のソレノイド１３６が作動し前記アングル１
３５が回動軸ａａ’　を中心に回動する。すると、前記
剥離爪１３１の先端が前記ドラム１２０上に当接し、前
記ドラム１２０の回転に伴い前記剥離爪１３１の先端が
前記ドラム１２０と前記用紙１２１の間に挿入され、前
記用紙１２１が前記ドラム１２０上から剥離され、前記
搬送装置１００へ送られる。該搬送装置１００は図示さ
れていないモータにより前記駆動ローラ１１４が回転し
、前記ベルト１１１が矢印の方向に移動する。この時、
前記帯電ブラシ１１２に印加された高電圧により、前記
ベルト１１１の表面が順次帯電される。そして前記用紙
１２１との間に生じる静電気力により前記用紙１２１が
前記ベルト１１１に吸着されて前記用紙１２１の搬送か
行なわれ、前記用紙１２１が前記ベルト１１１の表面か
ら分離した後、前記除電ブラシ１１６にて前記へルト１
１１の表面の除電を行なっていた。

［発明か解決しようとする課題］ しかしながらこの方式の場合、剥離爪先端の鋭角が損な
われていたり、剥離爪列がドラムに当接する際に剥離爪
の先端が均一に当たっていない場合には、剥離爪先端が
用紙とトラムの間に進入出来ずに用紙の上側を通過して
しまい用紙の剥離が出来すにジャムになることがあった
。しかし、剥離装置、搬送装置は画像形成装置内に固定
されており、又ドラムの周囲にはシステムを構成する他
の装置が存在するため剥離爪とドラムの間に挟まった用
紙を容易に取り除く事が出来ず、特に剥離爪とドラムの
間は作業を行なう十分な空間を確保出来ないため、ジャ
ムになった用紙を取り除（のに時間がかかるという問題
点があった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、剥離ミスによるジャム処理を迅速に行える画
像形成装置の用紙搬送装置を提供することを目的として
いる。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明の搬送装置は搬送手
段の搬送方向上流側先端に設けられ用紙保持装置から用
紙を剥離させる剥離手段と、搬送装置本体に設けられ前
記搬送手段を回動可能に支持する回動軸と、前記搬送手
段を画像形成装置内の所定の位置に保持する保持手段と
を備えている。

［作用］ 上記の構成を有する本発明によれば、ドラム上のジャム
を処理する際には搬送手段を画像形成装置内に保持して
いる保持手段による保持を解除し、搬送手段を回動軸を
中心に回転させて搬送手段の先端についている剥離爪を
ドラム上方へ移動させ、ジャムとなった用紙を取り除い
た後、搬送手段を所定の位置に戻し保持手段により保持
する。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

最初に第１図から第３図を参照して本実施例の搬送装置
の構成を説明する。

本搬送装置は、ベルト１１を含む搬送ユニット１０と、
剥離爪３１を含む剥離ユニット３０の二つのユニットか
ら構成されている。搬送ユニ・ソト１０の基本構成は第
５図に示す従来例と同じであり、コ字状の搬送フレーム
１５の側板１５ａ、１５ｂの間に位置し紙を吸着搬送す
る為のベルト１１が、前記側板１５ａ、１５ｂに回転可
能に支持され前記ベルト１１を帯電させる際に電極の役
割を果たす導電性ローラー１２と、前記ベルト１１を駆
動するための駆動ローラー１３と、前記ベルト１１を常
に一定の力で張るためのテンションローラー１４により
保持されている。また、前記導電性ローラ１２の下方に
は前記ベルト１１に接して前記ベルト１１を帯電させる
ための図示しない帯電ブラシが設けられている。さらに
、前記駆動ローラー１３と前記テンションローラ１４の
間には前記ベルト１１に接するように図示しない除電ブ
ラシが設けられており、搬送後の前記ベルト１１の表面
の除電が行なわれる。前記剥離ユニ・７）３０は、用紙
４１を前記ドラム４０から剥離させるため鋭角な先端を
有する剥離爪３１、該剥離爪３１の先端を常に前記ドラ
ム４０側へ押しつけるねじりバネ３２、前記剥離爪３１
を回動可能に保持する軸３３、該軸３３を保持するフレ
ーム３４、前記導電性ローラ１２と同一軸に設けられ、
前記フレーム３４を保持するアングル３５、該アングル
３５を回動軸ａａ’　を中心に回動させるソレノイド３
６、該ソレノイド３６のＯＦＦ時に前記アングル３５を
初期の位置に復帰させるコイルバネ３７により構成され
ている。前記剥離爪３１は前記軸３３に列状に配置され
ており、又前記フレーム３４を介して前記アングル３５
と着脱可能に設けられている。前記側板１５ａ、１５ｂ
には軸１６が設けられており、該軸１６の両端にある固
定板１７ａ、１７ｂにより画像形成装置内に回動可能に
支持されている。また、前記搬送ユニ・ソト１０の後部
には側板１５ａ、１５ｂに回動可能に支持された軸１９
の両側に固定されたロックレバ−１８ａ、１８ｂが設け
られており、画像形成装置内に設けられたロックビン４
５により搬送装置を画像形成装置内の所定の位置に保持
している。

次に本搬送装置の搬送の動作について説明する。

ます前記剥離ユニット３０のソレノイド３６が作動し前
記アングル３５の回動輪ａａ’　を中心に前記剥離ユニ
ッｌ−３０が回転する。この時、図示されていないモー
タにより前記駆動ローラ１３か回転し、前記ベルト１１
が移動しはじめる。前記アングル３５が回転すると、前
記剥離爪３１の先端が前記ドラム４０上に当接し、前記
ドラム４０の回転に伴い前記剥離爪３１の先端が前記ド
ラム４０と前記用紙４１の間に挿入され、前記用紙４１
が前記ドラム４ｏ上から剥離され前記ベルト１１上へ送
られる。該ベルト１１の表面は前記帯電ブラシに印加さ
れた高電圧により順次帯電され、前記用紙４１との間に
生じる静電気力により前記用紙４１が前記ベルト１１に
吸着されて前記用紙４１の搬送が行なわれ、前記用紙４
１が前記ベルト１１の表面から分離した後、除電ブラシ
にて前記ベルト１１の表面の除電が行なわれる。

次に第２図と第３図を参照して本実施例の搬送装置にお
けるドラム上のジャム処理について説明する。

ジャムが発生した際にはシステム前部のハウジングの扉
をあけて、ジャムの発生場所を確認する。

前記ドラム４０上に用紙か巻回された状態でシステムが
停止してしまった場合、前記搬送装置の剥離ユニット３
０の手押しレバー３８を押して前記剥離爪３１を手動で
ドラム４０に当接し、前記ドラム４０を回転させて用紙
を前記ドラム４０上から剥離させて取り除く。また剥離
ミスにより用紙が前記剥離爪３１とかみ合うジャムか発
生した場合、前記ロックレバ−１８を画像形成装置内に
固定されたロックピン４５より外し、搬送装置を前記軸
１６を中心に回転させて搬送装置の先端部に位置する剥
離爪３１をドラム上部に引き上げ、ドラム４０と剥離爪
３１の間の空間を広げて作業性の向上を図り、ジャムと
なった用紙を取り除く。

そして、再び搬送装置を前記軸１６を中心に回転させて
搬送装置の先端部を降ろし、前記ロックレバ−１８を前
記ロックピン４５に係留して搬送装置を所定の位置に固
定する。

本発明は以上詳述した実施例に限定されるものではなく
、その趣旨を逸脱しない範囲に於いて種々の変更を加え
ることが出来る。

例えば、本実施例に於いては、軸１６により剥離爪３１
を含む剥離ユニット３０をドラム４０の上方へ移動させ
たが、軸１６の位置を搬送装置の後方（搬送方向の下流
側）に変更して搬送装置全体をドラム４０の上方へ移動
するようにしてもよい。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、搬送手段の搬送方向上流側先端に設けられたドラム等
の用紙保持装置から用紙を剥離させる剥離手段と、前記
搬送装置本体に設けられ、前記搬送装置を回動可能に支
持する回動軸と、前記搬送装置をシステム内の所定の位
置に保持する保持手段とを備えているので搬送手段を回
動させてドラムとの間の空間を広げることが出来るので
ドラム上でのジャムを容易に取り除くことが出来、ジャ
ム処理に要する時間を短縮することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は、本搬送装置の構成を示す斜視図、
第２図は本搬送装置をシステム内に係留した状態を示す
側面図、第３図は係留をはずした状態を示す側面図であ
り、第４図は従来の搬送装置を設けたシステムの一例を
示す側面図、第５図及び第６図は従来の搬送装置の構成
を示す斜視図、第７図は従来の剥離装置の構成を示す斜
視図である。 図中、１６．１９．３３は軸、１８はロックレバ−１３
０は剥離ユニット、３１は剥離爪、３２はねじりバネ、
３４はフレーム、３５はアングル、３６はソレノイド、
２０．３７はコイルバネ、４５はロックピンである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、表面に用紙を吸着保持して搬送する搬送手段と該搬
   送手段を駆動させる駆動手段とを備えて前記用紙の搬送
   を行なう画像形成装置の用紙搬送装置に於いて、 前記搬送手段の搬送方向上流側先端に設けられ用紙保持
   装置から用紙を剥離させる剥離手段と、前記搬送装置本
   体に設けられ前記搬送手段を回動可能に支持する回動軸
   と、 前記搬送手段を画像形成装置内の所定の位置に保持する
   保持手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置の用
   紙搬送装置。