JPH0415199Y2 - - Google Patents

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JPH0415199Y2
JPH0415199Y2 JP1986188856U JP18885686U JPH0415199Y2 JP H0415199 Y2 JPH0415199 Y2 JP H0415199Y2 JP 1986188856 U JP1986188856 U JP 1986188856U JP 18885686 U JP18885686 U JP 18885686U JP H0415199 Y2 JPH0415199 Y2 JP H0415199Y2
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clothing
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、衣類乾燥装置に係り、衣類を収容
する部材が袋体で構成されたものに関する。
〔従来の技術〕
ふとん乾燥機を応用し、その温風吹きだし用の
袋を衣類収納体に利用することにより、衣類の乾
燥を行うことが公知である(特公昭57−11240号
公報)。そこでは衣類を掛けたハンガを袋内に収
容し、ハンガと袋を壁面等に吊り下げ支持し、袋
の下端から温風を吹き込んで衣類を乾燥させてい
る。
本出願人はハンガ等の保形部材を用いることな
く、衣類の乾燥を効率よく行えるようにした袋状
の衣類収納体を先に提案した(実願昭61−159779
号)。これは袋内において衣類をハンモツク様の
衣類支持体で支持して、衣類の上下両面に乾燥風
が同時に接触するようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種の衣類乾燥装置は衣類を静置した状態の
まま乾燥させる。このため袋内を通過する熱風と
衣類の接触度合や衣類の放湿状況等にバラツキを
を生じて乾燥ムラを生じやすい。例えば、袋の一
側端に熱風入口を他側端に熱風出口を設ける場合
は、熱風が衣類から放出される湿気を含みながら
袋内を通過するため、たとえ熱風と衣類の接触度
合が同じであつても出口に近付くほど衣類の乾燥
が悪くなる。
この考案は袋体に収容した衣類を静置状態のま
まで乾燥するものにおいて、衣類の収容位置に拘
わらず乾燥を均一に行えるようにすることを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、第1図に示すごとく温風供給装置1
と、温風供給装置1と、乾燥すべき衣類Aを収容
する袋体2とからなり、袋体2の内部に網状の衣
類支持体19を配置してあり、袋体2の内部が、
衣類支持体19と袋体2の上外皮17とで形成さ
れる上側の衣類収容室24と、衣類支持体19と
袋体2の下外皮18とで形成される下側の通気室
25とに区画されている衣類乾燥装置において、
前記衣類収容室24に臨む袋体2の上外皮17に
複数の排風口27を形成してあること、排風口2
7は袋体2に設けた乾燥風の吹込口23からの距
離に比例して通風度が大きくなるように設定して
あることを要件とする。
〔作用〕
吹込口23から吹き込まれる乾燥風は、衣類収
容室24と通気室25に充満し袋体2全体を膨ら
ませる。この充満状態のとき袋体2の内部圧力は
ほぼ同一であるが、衣類収容室24に排風口27
が設けてあるので、乾燥風は通気室25から衣類
収容室24に向かつて流れ、湿気を含む乾燥風の
大半が袋体2の外部に放出される。従つて、衣類
収容室24には常に乾燥度の高い乾燥風が供給さ
れる。一方、吹込口23から遠く離れた排風口2
7ほど通風度が高く、乾燥風の入れ換わりが頻繁
に行われるので、乾燥風と衣類の接触機会が増加
することになる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、袋体2に温風が充満して袋体
2の全体が膨らんだ状態において、下側の通気室
25上に上側の衣類収容室24が宙吊り状態で支
持される。従つて、通気室25を通る温風は衣類
収容室24内の衣類Aに網状の衣類支持体19を
介して下面側から接するとともに、衣類収容室2
4に衣類支持体19を通して流入した温風が衣類
Aの上面側にも広範囲で接する。しかも衣類収容
室24内に入つた温風は大半が滞留することなく
湿気を多く含んだまま排風口27より外側に放出
されて行く。その結果、衣類収容室24には全体
にわたつて常に乾燥度の高い温風が連続的に供給
され、衣類Aの乾燥効率が良い。
更に、衣類収容室24を形成する袋体2の上外
皮17に設けた排風口27は、吹込口23から離
れて行くに従つて通風度が大きくなるように設定
してある。従つて、吹込口23から離れた位置に
ある衣類Aほど温風との接触度合いが大きくな
り、温風の温度および乾燥度の低下が補われてい
る。しかも吹込口23に近い側の衣類Aに接触し
た温風の大半は排風口27を介して外部に放出さ
れているので、吹込口23に遠い側の衣類Aに湿
気を多く含んだ温風が供給されて来るのをよく防
止できる。その結果、袋体2の衣類収容室24に
おいて、吹込口23に対する衣類Aの収容位置に
遠近の違いがあつても、これに関係なく全ての衣
類Aを均一に乾燥することができる。
〔第1実施例〕 第1図ないし第3図は旅行等に携行するのに好
適な本考案の衣類乾燥装置の第1実施例を示す。
第1図において衣類乾燥装置は、温風供給装置
1と、衣類Aを収容する袋体2とからなる。
温風供給装置1はヘアドライヤ3と接続ユニツ
ト4とからなり、ヘアドライヤ3で発生した温風
は接続ユニツト4で中継して袋体2内に送り込ま
れる。
ヘアドライヤ3はそのケース5内にモータ6で
回転駆動されるフアン7やヒータ8等を備えてお
り、図外のスイツチを切換え操作することによ
り、冷風と温風が吹出口9から吹き出る。
接続ユニツト4のケース11の上面と右側面と
にヘアドライヤ3の吹出口9を挿嵌して連結する
ための接続口12と、袋体2が接続される送風口
13とがそれぞれ開口してある。この接続ユニツ
ト4はケース11の内部に時限タイマ14とドラ
イヤ制御回路15を備えている。ヘアドライヤ3
を接続口12に接続した状態において、ヘアドラ
イヤ3の内部回路あるいは電源回路が前記制御回
路15と電気的に接続されて、接続ユニツト4側
でヘアドライヤ3の運転制御が行える。例えば、
時限タイマ14でヘアドライヤ3の運転時間を設
定したり、ドライヤ制御回路15でヒータ8に印
加される電圧を一定範囲内で降下調節して、長時
間にわたつて連続運転する場合でもヘアドライヤ
3が過熱状態に陥ることを防止する。
第2図および第3図において、袋体2は上外皮
17と下外皮18、および両外皮17,18の内
部を上下に区画する衣類支持体19の周縁どうし
を縫着して横長矩形状に形成する。上外皮17は
ポリプロピレン等の耐熱性を備えた透明プラスチ
ツクシート材で形成し、袋内部を透かして見るこ
とができる。下外皮18は適度の通気性を備えた
ナイロンタフタ等の織布で形成する。
第2図に示すように袋体2の一方の長辺部に沿
つてスライドフアスナ20を縫着してあり、この
フアスナ20を全開操作することにより、衣類A
を袋体2に出し入れできる。袋体2の短辺部の隅
寄りに吹込口23を設けてあり、この吹込口23
が接続ユニツト4の送風口13に内嵌して接続さ
れる。
第2図および第3図において、衣類支持体19
は網、レース生地等の網体で形成してあり、袋体
2の内部を上側の衣類収容室24と下側の通気室
25とに区画する。さらにその中途部を上外皮1
7と下外皮18に対して左右および前後方向に交
互に止着具26で止着する。これにより、衣類収
容室24および通気室25のそれぞれが、点状の
止着部で複数室に区画される。止着具26はスナ
ツプフアスナや面フアスナなどで着脱可能に構成
し、これを分離して袋体2を裏返しにすることに
より、袋体2の内部および衣類支持体19を外面
に露出させて洗たくを行えるものとした。
各衣類収容室24に臨む上外皮17を開口して
排風口27を形成する。排風口27の開口面積は
全て同一に設定し、その内面側を塞ぐ膜体28の
通気度を異ならせて、吹込口23からの距離に比
例して排風口27の通風度を大きく設定する。そ
して、この膜体28は布目幅の異なる布生地や、
孔径あるいは孔ピツチを異ならせた多孔シートな
どで形成し、縫着・接着・溶着等により上外皮1
7に固定した。
以上のようにした衣類乾燥装置は、スライドフ
アスナ20を全開して各衣類収容室24に衣類A
を収め、衣類支持体19上に衣類Aを展開状に拡
げて載置する。この後にスライドフアスナ20を
閉じて、吹込口23を接続ユニツト4の送風口1
3に接続し、ヘアドライヤ3を運転して温風を袋
体2内に吹き込む。
吹き込まれた温風は、第1図に示すごとく衣類
支持体19の網目を通過しながら通気室25と衣
類収容室24に充満し、衣類Aと上下両面で接触
して乾燥を行う。
この乾燥状態において、衣類収容室24内で衣
類Aと接触して湿気を含んだ温風の殆どは、各収
容室24に設けられた排風口27から外部に放出
される。これにより吹込口23から遠く離れた衣
類収容室24に湿気を多く含んだ温風が供給され
るのを防止できる。吹込口23から遠い位置にあ
る衣類収容室24の排風口27ほど通風度が大き
く温風の入れ換わりが頻繁に行われる。従つて、
袋体2内における衣類Aの収容位置が異なつてい
ても、乾燥速度にバラツキが生じるのを解消して
衣類Aを均一に乾燥することができる。
〔別実施例〕
第4図および第5図は排風口27に関する本考
案のそれぞれ異なる別実施例を示す。
第4図に示すものは、単に排風口27の開口面
積を大小に設定することで通風度を変えるもので
ある。この場合、同一通気度の膜体28で排風口
27を塞いでもよい。
第5図に示すものは、各衣類収容室24に臨む
上外皮の布目幅をそれぞれ異ならせることによ
り、通風度を変える。つまりこの実施例では、排
風口27を開口として形成するのではなく、上外
皮17に通気性を与えることでその全表面を排風
口27とする。
上記以外に、上外皮17は必ずしも全面が透明
である必要はなく、部分的に窓状の透明部を設け
たり、不透明な部材で形成してもよい。
温風供給装置1はふとん乾燥機や温風式のヘア
アイロンなど他の温風発生手段を利用してもよ
い。
衣類収容室24は必ずしも複数室を要さず単一
であつてもよい。この場合は上外皮17に複数の
排風口27を形成し、吹込口23から離れるほど
排風口27の通風度が増加するものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示
しており、第1図は衣類乾燥装置の原理構造を示
す縦断面図、第2図は一部を破断した袋体の平面
図、第3図は第2図におけるB−B線断面図であ
る。第4図および第5図ははそれぞれ本考案の異
なる別実施例を示す袋体の平面図である。 1……温風供給装置、2……袋体、3……ヘア
ドライヤ、4……接続ユニツト、17……上外
皮、18……下外皮、19……衣類支持体、23
……吹込口、24……衣類収容室、25……通気
室、27……排風口、28……膜体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 温風供給装置1と、乾燥すべき衣類Aを収容
    する袋体2とからなり、 袋体2の内部に網状の衣類支持体19を配置
    してあり、 袋体2の内部が、衣類支持体19と袋体2の
    上外皮17とで形成される上側の衣類収容室2
    4と、衣類支持体19と袋体2の下外皮18と
    で形成される下側の通気室25とに区画されて
    おり、 前記衣類収容室24に臨む袋体2の上外皮1
    7に複数の排風口27を形成してあり、 これら排風口27は、袋体2に設けた乾燥風
    の吹込口23からの距離に比例して通風度が大
    きくなるように設定してあることを特徴とする
    衣類乾燥装置。 (2) 吹込口23からの距離に比例して排風口27
    の開口面積が大きく設定されている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の衣類乾燥装置。 (3) 排風口27が通気性を有する膜体28で塞が
    れている実用新案登録請求の範囲第1項又は第
    2項記載の衣類乾燥装置。 (4) 各排風口27の開口面積を同一にし、吹込口
    23からの距離に比例して通気度が大きくなよ
    うにした膜体28で排風口27が塞がれている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の衣類乾燥
    装置。
JP1986188856U 1986-12-08 1986-12-08 Expired JPH0415199Y2 (ja)

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JPS6395595U JPS6395595U (ja) 1988-06-20
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JP2015223452A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 日立アプライアンス株式会社 洗濯乾燥機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55125898A (en) * 1979-03-22 1980-09-29 Hitachi Ltd Drying bag of drier

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JPS55128695U (ja) * 1979-03-05 1980-09-11
JPS58157488U (ja) * 1982-04-16 1983-10-20 酒井 友治 衣類乾燥具

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