JPH0415086A - ポケットセッターのラベル付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はポケットセッターのラベル付け装置に関する
ものである。

〔従来の技術］ 一般に、ズボン等の衣服には第７図に示すようにポケッ
ト布片Ｐか縫製により取着され、必要に応じてラベルし
かポケット布片Ｐの縫製時に衣服とポケット布片Ｐとの
間に縫い付けられる。

前述した縫製に先立ってミシンテーブルの上面に例えば
前身頃を載置した状態でその上面にはポケット布片Ｐと
ラベルＬか予めセットされるが、この従来のセット方法
を説明すると次のようになる。ここで、ポケットセッタ
ーとしては特開昭６３−２６７３８８号公報等に記載さ
れたものが公知であり、同公報記載のポケットセッター
を使用した場合のセット方法を説明する。なお、ゲージ
板２４には支持板５０が予め固定されているものとする
。

まず、ミシンテーブルの上面に前身頃を載置した状態で
、その上方において第８図に示すようにゲージ板２４を
位置させ、該ゲージ板２４の上面にポケット布片Ｐを載
置するとともに、ポケット布片Ｐの上面に二つ折り状態
のラベルＬを支持片５０により係止し、該ポケット布片
Ｐ及びラベルＬの外周縁を図示しない折曲げ押え板によ
りゲージ板２４の下方に折り曲げ、さらに図示しない折
曲げ片をゲージ板２４の下方に突出させて前記ポケット
布片Ｐ及びラベルＬの垂下部をゲージ板２４の下面側へ
折り込んだ状態でゲージ板２４を折曲げ押え板及び折曲
げ片とともに前記前身頃上面に下降させ、折曲げ片を退
避位置に移動させた後、前記折曲げ押え板及び折曲げ片
を上方へ離隔させる。

そして、前記ポケット布片Ｐの上面を図示しない送り板
により押圧した状態で前記ゲージ板２４を抜き取り、そ
の後送り板によりポケット布片Ｐ及びラベルＬとともに
前身頃をミシンの縫製位置へ移動してポケット布片Ｐ及
びラベルＬをミシンにより前身頃に縫着するようになっ
ていた。

〔発明が解決し７ようとする課題〕 しかしなから、上記従来のラベルのセット方法ではポケ
ットの上にラベルをセットする際、ポケット布片がずれ
てしまい作業性が悪いという問題点かあった。又、二つ
折りのラベル以外のものをセットすることが非常に困難
という問題かあった。

すなわち、二つ折りでないラベルは位置決めが難しくセ
ット後の保持が不完全となり易いため、折曲げ片をゲー
ジ板２４の下方に突出させた時にラベルしか支持片５０
から外れてセットされた位置から移動してしまうので、
事実上不可能であった。

この発明の目的はラベルを容易にセットできるとともに
、二つ折りのラベル以外のラベルもポケットに容易に付
けることができるポケットセッターのラベル付け装置を
提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記目的を達成するため、テーブルの上方に
おいて布片を載置可能なゲージ板と、前記ゲージ板の上
方から該ゲージ板に接近離隔可能に支持され、ゲージ板
の外周縁に沿って布片の外周縁部を下方へ折曲げ可能な
折曲げ体と、前記ゲージ板の下方へ進入することによっ
て前記折曲げ体により下方へ折り曲げられた布片の外周
縁部をゲージ板の下面側へ折り曲げる作用位置と、ゲー
ジ板から離隔する退避位置との間で切替え可能に前記折
曲げ体の側方に配置された複数の折曲げ片とを具備する
ポケットセッターにおいて、前記折曲げ体にラベル把持
機構を装着し、該ラベル把持機構により把持されたラベ
ルを前記折曲げ片により布片の折曲げ部下面に折り曲げ
可能な位置に配置するという手段をとっている。

〔作　用〕

テーブル上面に身頃生地を載置するとともに、ゲージ板
の上面にポケット布片を載置する。この状態で折曲げ体
を前記ゲージ板の上面に押圧することによりゲージ板の
外周縁に沿ってポケット布片の外周部を下方へ折り曲げ
る。

次に、前記折曲げ体に装着されたラベル把持機構にラベ
ルの上縁を把持させ、複数の折曲げ片を退避位置から前
記ゲージ板の下面側へ移動させることにより、前記ポケ
ット布片の下側を該ゲージ板の下面側へ折り曲けるとと
もに、前記ラベルの下側をケージ板の下面側へ折り曲げ
る。この状態で前記ゲージ板、折曲げ体及び複数の折曲
げ片をテーブルの上面の身頃生地上へ下降し、その後前
記折曲げ片を作用位置から退避位置へ移動しケージ板及
び折曲は体を上方へ移動し、さらにゲージ板を後方へ退
避させることによって身頃生地上面にポケット布片とラ
ベルかセットされる。

「実施例〕 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基ついて
説明する。

第３図に示すように、テーブル１４上に設けたミシン１
１は、アーム部１２とペッド部１３とを備え、アーム部
１２には下端に針１５を有する針棒Ｉ６か上下動可能に
支持されている。ベット部１３内には針１５とともに縫
目形成装置を構成する糸環捕捉器（図示路）が配設され
ている。

テーブル１４上には送り腕１７が第３図の前後、左右、
上下（Ｘ、Ｙ、Ｚ’）方向へ移動可能に配設され、その
前部には針案内溝１８を有する送り板１９が着脱可能に
装着されている。そして、前身頃等の生地Ｗ及びその生
地Ｗに縫い付けられるポケット布片Ｐは前記送り板１９
によってテーブル１４に押圧される。

第３図に示すように、テーブル１４に突設した土台１４
ａには支持部材２０が支軸２０ａによって回動可能に支
持され、土台１４ａに装着されたエアシリンダ２１の動
作に基づいて支持部材２０が回動される。支持部材２０
の下面に装着されたエアシリンダ２２のシリンダロッド
２２ａにはゲージ板支持体２３が装着されている。この
ゲージ板支持体２３にはポケット布片Ｐが載置されると
ともにポケット布片Ｐの外形形状を決定するゲージ板２
４がその基端部にて着脱可能に装着されている。

前記支持部材２０に突設した一対の軸支部２５には支軸
２６が架設され、その支軸２６には折曲げ押え板支持体
２７が上下方向の回動可能に装着されている。この支持
体２７には折曲げ体としての折曲げ押え板２８がその基
端部にて着脱可能に装着されるとともに、支持部材２０
には基端が上下方向の回動可能に設けたエアシリンダ２
９のシリンダロッド３０が連結され、折曲げ押え板２日
を上下方向に回動するようにしている。

前記支軸２６の両端部に上下方向の回動可能に設けた一
対の支持ブロック３１には、板材によって平面略し字状
に形成された折曲げ片支持体３２がその基端部にて着脱
可能に装着されている。前記折曲げ押え板２８の外周に
位置するように、折曲げ片支持体３２上には５個のエア
シリンダ３３が装着され、それらのシリンダロット３４
先端には折曲げ片３５かそれぞれ装着されている。各折
曲げ片３５はエアシリンダ３３に上下位置調節可能に装
着されている。さらに、前記支持ブロック３１の上端と
支持部材２０の両側部との間にはエアシリンダ３６が配
設され、その基端が支持部材２０に上下方向の回動可能
に連結されるとともに、そのシリンダロッド３７が前記
支持ブロック３１の上端に連結されている。なお、前記
各エアシリンダ２１，２２，２９．３６によって、ゲー
ジ板２４、折曲げ押え板２８及び折曲げ片支持体３２を
テーブル１４に対して接近離間させるための駆動装置Ｅ
が構成されている。

次に、前記折曲げ押え板２８に装着されたラベル把持機
構Ｇについて第１図及び第２図を中心に説明する。

第１図に示すように、前記折曲げ押え板２８の外周寄り
上面にはシリンダ保持ブロック４１かボルト４４ａによ
り締付け固定され、該シリンダ保持ブロック４１にはシ
リンダ４２が保持されている。該シリンダ４２のシリン
ダロッド４２ａ先端にはラベルはさみ板４３が連結され
、このラベルはさみ板４３は前記保持ブロック４１にボ
ルト４４ｂによりＸ方向の位置調節可能に取り付けたラ
ベル支持板４５との間にラベルＬを挟み込んだり開放し
たりするためにシリンダ４２により往復動される。前記
ラベルはさみ板４３にはラベルＬのＸ方向の位置決め用
のストッパ４６がボルト４７によりＸ方向の位置調整可
能に設けられている。

次に、前記のように構成したポケットセッターについて
その動作を説明する。

最初に、第４図に示すように、テーブル１４上に生地Ｗ
を載置するとともに、ケージ板２４を前記生地Ｗから所
定距離上方に離隔した水平位置にある状態でゲージ板２
４の上面先端部にポケット布片Ｐを載置する。その時、
折曲げ押え板支持体２８及び折曲げ片支持体３２は斜め
上方へ開放した状態となっている。

次に、第２フツトスイツチＦＳ２をオンし、折曲げ押え
板２８を第４図において下方へ回動し、ゲージ板２４の
上面に折曲げ押え板２８を第５図に示すように押圧接触
する。この結果、第６図（ａ）に示すようにポケット布
片Ｐの周縁部が垂直に折曲げられる。

この状態で、ラベル把持機構ＧにラベルＬを次のように
セットする。第２フツトスイツチＦＳ２をオンすると、
ラベル保持用のシリンダ４２が動作されてラベルはさみ
板４３かラベル支持板４５に向かって移動され、第１図
及び第６図（ａ）に二点鎖線で示すように両部材の間に
ラベルＬの上縁部が挟持される。ラベルＬのセットを再
度行う場合は、第２フツトスイツチＦＳ２をオンすれば
ラベル保持用のシリンダ４２が開放され、ラベルセット
後第２フットスイッチＦＳ２をオンすれば、ラベル保持
用のシリンダ４２によりラベルしか挟持される。

第１フツトスイツチＦＳ’ｌをオンすれば、折曲げ片支
持体３２をエアシリンダ３６により動作して第５図に示
す上方退避位置から下方へ回動させて第６図（ｂ）に示
すように折曲げ押え板２８と対応する水平位置に移動保
持する。そして、第６図（Ｃ）に示すように各エアシリ
ンダ３３を動作して各折曲げ片３５をゲージ板２４の下
方まで移動させてポケット布片Ｐの周縁部をゲージ板２
４の下面に重ね合わせるように折り曲げる。この時、ポ
ケット布片Ｐの周縁部とともにラベルＬの下側部が内側
へ水平に折り曲げられる。

次いで、第６図（ｄ）に示すようにシリンダ２１の作用
により、支持部材２０とともに各部材２４．２８．３２
をテーブル１４上まで降下させる。

引き続き、第６図（ｅ）に示すように各エアシリンダ３
３を動作させて各折曲げ片３５をポケット布片Ｐから離
脱させるとともに、ラベル把持機構ＧによるラベルＬの
把持を解除した後、再びシリンダ２９．３６を動作させ
て第６図（ｆ）に示すように、折曲げ片支持体３２及び
折曲げ押え板２８を上昇させ、それらをポケット布片Ｐ
から離間させる。

この状態で、送り板１９を第６図（ｆ）の二点鎖線で示
す位置へ移動させ、さらに下降させることにより、ゲー
ジ板２４とともにポケット布片Ｐ及びラベルＬを生地Ｗ
上に押圧する。

次いで、第３図に示すエアシリンダ２２を動作させ、ゲ
ージ板２４を後方へ移動してポケット布片Ｐから離間さ
せた後、送り板１９を針落下点まで移動させる。そして
、ミシン１１が作動されるとともに、送り板Ｉ９がＸ、
Ｙ方向へ移動されることにより、ポケット布片Ｐがラベ
ルＬとともに生地Ｗに縫い付けられ、第７図に示すよう
にラベルＬ付のポケットＰか形成される。

さて、この発明の実施例では第１図に示すように、折曲
げ押え板２８の上面に対しラベルＬをラベル保持用のシ
リンダ４２によりラベルはさみ板４３とラベル支持板４
５の間に挟持するラベル把持機構Ｇを装着したので、二
つ折り以外のラベルＬもゲージ板２４と折曲げ押え板２
８との間に挟着されたポケット布片Ｐの折曲げ部と平行
に把持することができ、従って、折曲げ片３５によりラ
ベルＬの下部をポケット布片Ｐとともにゲージ板２４の
下面に折り曲げることができ、ラベル付けを容易に行う
ことができる。

〔発明の効果］ 以上詳述したように、この発明は身頃生地とポケット布
片との間に二つ折りのラベルもそうでないラベルも簡単
かつ確実に取り付けることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はラベル把持機構を示す断面図、第２図はラベル
把持機構の斜視図、第３図はポケットセッター全体を示
す斜視図、第４図及び第５図はケージ板、折曲げ押え板
及び折曲げ片支持体の側面図、第６図（ａ）〜（ｆ、　
）はポケット布片をラベルとともに折り曲げて生地上面
にセットするための動作行程を示す正面図、第７図はポ
ケットの形成状態を示す平面図、第８図は従来のラベル
のセット方法を説明するための斜視図である。 １４・・・テーブル、２４・・・ケージ板、２７・・・
折曲は押え板支持体、２８・・・折曲げ押え板、３２・
・・折曲げ片支持体、３５・・・折曲げ片、４１・・・
シリンダ保持ブロック、４２・・・シリンダ、４３・・
・ラベルはさみ板、４５・・・ラベル支持板、４６・・
・ストッパＧ・・・ラベル把持機構、Ｌ・・・ラペノ呟
Ｐ・・・ポケット布片、Ｗ・・・生地。 特許出願人　　　ブラザー工業株式会社代　理　人　　
　弁理士　　恩１）博宣（ほか１名） 第１図 Ｘ ＦＳＩへ［コ ロコ−ＦＳ２ ＦＳＩヘロコ ロコーＦＳ２ 第６！！！ し し

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、テーブルの上方において布片を載置可能なゲージ板
   と、 前記ゲージ板の上方から該ゲージ板に接近離隔可能に支
   持され、ゲージ板の外周縁に沿って布片の外周縁部を下
   方へ折曲げ可能な折曲げ体と、前記ゲージ板の下方へ進
   入することによって前記折曲げ体により下方へ折り曲げ
   られた布片の外周縁部をゲージ板の下面側へ折り曲げる
   作用位置と、ゲージ板から離隔する退避位置との間で切
   替え可能に前記折曲げ体の側方に配置された複数の折曲
   げ片と を具備するポケットセッターにおいて、 前記折曲げ体にラベル把持機構を装着し、該ラベル把持
   機構により把持されたラベルを前記折曲げ片により布片
   の折曲げ部下面に折り曲げ可能な位置に配置したことを
   特徴とするポケットセッターのラベル付け装置。