JPH04148784A

JPH04148784A - エレベータの制御装置

Info

Publication number: JPH04148784A
Application number: JP27224290A
Authority: JP
Inventors: Hajime Koike; 小池　一
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-10-12
Filing date: 1990-10-12
Publication date: 1992-05-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、エレベータの制御装置に関する。

（従来の技術）産業、民生用の他の分野と同様に、エレベータの制御装
置においても近年、多数のマイクロコンピュータが応用
されるようになり、従来のリレー式、ロジック回路式に
比べて、高度な機能を実現することが可能となって来て
いる。そして、このようなエレベータの制御装置におい
ては、運転制御、モータ制御、データ制御、群管理機能
などの多様な機能において、各々マイクロコンピュータ
が応用されている。

このような機能のうちで、エレベータの制御においても
っとも基本的機能としてエレベータの位置検出機能があ
る。

この位置検出機能を実現するためには、エレベータの昇
降動作に同期してパルスを発生するパルス発生器からの
パルスを用いて位置を検出する方式が用いられている。

そこで従来は、カウント用ＩＣを用いて前記パルス発生
器からのパルスをカウントし、運転制御用マイクロコン
ピュータによって読み書きしていたが、最近になってカ
ウント機能を有するマイクロコンピュータが開発された
結果、パルスカウント用のマイクロコンピュータによっ
て直接パルスをカウントし、共通バスラインなどを介し
て運転制御用マイクロコンピュータにパルスカウント結
果を送るようになっている。

このような、パルスカウント機能を備えたマイクロコン
ピュータを搭載した従来のエレベータの制御装置の構成
と作用について第２図を参照して説明する。

第２図において、１は運転制御用マイクロコンピュータ
、２はマイクロプロセッサ（ＣＰ　Ｕ）、３はＲＯＭ、
４はＲＡＭ、５はバスライン、６は共通バスラインイン
タフェース、７はモータ制御用マイクロコンピュータ、
８は上記のマイクロコンピュータのマイクロプロセッサ
（ＣＰＵ）　、９は同じ（ＲＯＭ、１０は同じ（ＲＡＭ
、１１は同じくバスライン、１２は共通バスラインイン
タフェース、１３は各マイクロコンビエータ間を接続す
る共通バスライン、１４は位置検出用マイクロコンピュ
ータ、１５は前記マイクロコンピュータ用マイクロプロ
セッサ（ＣＰＵ）　、１６はエレベータの動きに同期し
て動作するパルス発生器、１７はパルス入力回路、１８
はバスライン、１９は共通バスラインインタフェースで
ある。

次に、このような構成を備えた従来のエレベータの制御
装置の動作について説明する。

エレベータが所定の建て厘に据え付けられ、配線などが
終了すると電源が投入される。これにより、マイクロコ
ンビ二一夕が動作を開始するが、エレベータの位置につ
いては特定されていない。

そのために、パルス以外の何らかの手段によって終端階
の情報などを得て、エレベータの位置を認識する。これ
らは、運転制御用マイクロコンピュータ１にて行われる
。そしてこのときの基準データをＲＯＭ３から読出して
バスインターフェース６を介して共通バスライン１３に
送り、さらにバスインターフェース１９を介してＣＰＵ
１５に読み込まれ、カウントの初期値としてセットされ
る。

また、各階に相当する位置パルスデータも同時に位置検
出用マイクロコンピュータ１４に送られる。そして、他
の運転準備動作なども終了すると、ホール、かごなどか
らの呼びの入力を検出して運転制御用マイクロコンピュ
ータ１は、共通バスライン１３を介してモータ制御用マ
イクロコンピュータ７に送る。

モータ制御用マイクロコンビニ−タフにおいては、安全
確認、速度基準などの演算を行い、モータを駆動する。

これにより、パルス発生器１６が駆動され、動く速度に
応じてパルスを発生するために、マイクロプロセッサ１
５におけるパルスカウントデータを確認することにより
エレベータのかごの相対位置を知ることができる。

このようにして得られたエレベータの位置データは共通
バスライン１３を介して運転制御用マイクロコンビエー
タｌに送られ、運転制御用マイクロコンピュータ１は、
この位置データを基にして減速開始点などの演算を行い
、減速時の速度基準などと共にモータ制御用マイクロコ
ンビニ−タフに送り、エレベータを運転する。

（発明が解決しようとする課題）ところがこのような従来のエレベータの制御装置では、
通常の運転時には特に問題が生じないが、停電その他の
電源遮断時に問題が生じていた。

すなわち、何らかの原因で電源を遮断する必要がある場
合、あるいは停電によりて電源がオフしたような場合、
位置検出用マイクロコンピュータ１４に送られていた位
置のデータおよび現状の位置データなどが消えてしまい
、再度終端階にエレベータを移動してカウント値を再度
セットする必要があり、あるいは、位置検出用マイクロ
コンピュータ１４をバッテリなどでバックアップする必
要があり、回路が複雑になり、停電時の復旧に時間を要
し、乗客に不安感を与えることになる問題点があった。

この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、電源遮断後に電源が復旧すわすぐに運転制御の
復旧できるエレベータの制御装置を提供することを目的
とする。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）この発明は、エレベータを制御するのに必要な機能を分
担する複数個のマイクロコンピュータと、前記マイクロ
コンピュータ間でデータの交換を行う共通のバスライン
と、エレベータの昇降動作に同期してパルスを発生する
パルス発生器とを備え、前記マイクロコンピュータのう
ちの１つはエレベータの位置検出用のものであって、前
記パルス発生器からのパルスを計数する機能を有するエ
レベータの制御装置において、前記位置検出用のマイクロコンピュータに、前記パルス
発生器からのパルスの計数結果に基づいてエレベータの
各階床位置を判別するための基準データを記憶する電気
的消去書き込み可能読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ
）を設けたものである。

（作用）この発明のエレベータの制御装置では、複数このマイク
ロコンピュータにより運転制御、モータ制御およびエレ
ベータ位置検出などの必要な機能を分担させ、これらの
各マイクロコンピュータ間を共通バスラインによって接
続して互いにデータを交換する。

そして、特に位置検出用のマイクロコンピュータにあっ
ては、エレベータの昇降動作に同期してパルスを発生す
るパルス発生器からの／くバスを計数し、その計数結果
に基づいて、エレベータの各階床位置を判別するための
基準データを生成して電気的消去書き込み可能読み出し
専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）に記憶させておく。

こうして、エレベータの電源が停電その他の原因で遮断
された場合でも、再電源投入時にこのＥＥＰＲＯＭが記
憶している基準データを読み出してきて再度各階床位置
とパルス発生器からのパルスカウント数とを対照させて
再設定することができ、電源遮断後の立ち上げをすばや
く行うことができる。

（実施例）以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。

第１図はこの発明の一実施例のブロック図である。この
実施例のエレベータの制御装置は従来例として第２図に
示したブロック図と共通の要素については同一の符号を
付して示しである。

このエレベータの制御装置は、従来例と同様に運転制御
用マイクロコンピュータ１と、モータ制御用マイクロコ
ンピュータ７と、位置検出用マイクロコンピュータ１４
との３つのマイクロコンピュータにより構成され、各マ
イクロコンピュータ間は共通バスライン１３によって接
続され、データのやりとりができるようになっている。

そして、運転制御用マイクロコンピュータ１およびモー
タ制御用マイクロコンピュータ７は１２図の従来例と同
一の構成を有している。

この発明の実施例の特徴は、位置検出用マイクロコンピ
ュータ１４にあり、従来例と同様に、マイクロプロセッ
サ（ＣＰＵ）１５と、パルス発生器１６と、このパルス
発生器１６からのパルス信号に対するパルス入力回路１
７と、内部のバスライン１８と、共通バスライン１３と
この内部のバスライン１８とを接続する共通バスインタ
ーフェース１９とを備えており、加えてさらに、電気的
消去書き込み可能読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）
２０を設けている。

次に、上記の実施例のエレベータの制御装置の動作につ
いて説明する。

エレベータの据え付けられた建て屋に関する情報は、あ
らかじめ出荷時に運転制御用マイクロコンピュータ１の
ＲＯＭＢに書き込まれている。そして、据え付は調整時
には、運転制御用マイクロコンピュータ１より共通バス
ライン１３を介して位置検８用マイクロコンピュータ１
４に必要なデータが送り込まれる。そして、位置検出用
マイクロコンピュータ１４では、ＣＰＵＩ　５を介して
電気的消去書き込み可能読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲ
ＯＭ）２０にこのデータが送り込まれて記憶される。

そして、エレベータの運転に従って発生するパルスを入
力して、ＣＰＵ１５はエレベータの位置の検出を行うが
、必要に応じてＥＥＦＲＯＭ２０のデータを参照してエ
レベータの位置に相当する信号を演算し、運転制御用マ
イクロコンピュータ１に送り、エレベータを所定の階ま
で運転する。

次に、このようにして調整が終了した後、電源が遮断さ
れた場合の動きについて説明する。

調整終了後において、電源が遮断された時には、位置検
出用マイクロコンピュータ１４は電源電圧の低下を早期
に検出して、マイクロコンピュータが動作している間に
カウント値データをＥＥＦＲＯＭ２０に記憶する。また
、据え付は調整後に記録したデータはそのまま記憶して
いる。そして、電源が遮断された状況でも、ＥＥＦＲＯ
Ｍ２０においては、電源がなくてもデータが消されるこ
とはない。

そして、再度電源が投入されたり、あるいは停電が復旧
した場合、データは消えることがなく、ＣＰＵ１５に再
セットされることになる。

こうして、通常の電源再投入時は、運転制御用マイクロ
コンピュータ１より建物固有のデータを入力する必要が
なく、直ちにエレベータの位置に関するデータを復旧す
ることができる。また、トラブルなどで位置検出用マイ
クロコンピュータ１４を交換する必要が生じた場合には
、ＥＥＦＲＯＭ２０を元に戻すことによって同様に復旧
することができることになる。またバッテリーなどの寿
命を有する部品を使用する必要がなく、メンテナンスフ
リーな装置とすることができる。

なお、通常の電気的書き込み可能読み出し専用メモリ（
ＥＦＲＯＭ）による場合には、停電などの電源遮断によ
っても記憶データは消去されないが、この場合には工場
出荷時にデータを書き込む必要があり、どの建て屋でも
広く利用する点でＥＥＰＲＯＭはどの汎用性を持たない
。

［発明の効果］以上のようにこの発明によれば、位置検出用マイクロコ
ンピュータにおいて、パルス発生器からのパルスを計数
して得られる各階床位置のデータをＥＥＦＲＯＭに記憶
させるようにしているために、停電その他の理由で電源
遮断があった場合でも、その電源復旧の際にＥＥＦＲＯ
Ｍの記憶データを再度読み出してくるだけで各階床位置
のデータを再セットすることができ、電源遮断時の電源
復旧後の再起動がすばやく行えて、停電時に乗っていた
乗客をかご内に長く待たせることがなく、閉じ込められ
る不安を少なくすることができる。

また、さらに現場での各階床位置のデータの書き込みが
できるので、出前時や再調整時に作業者の負担を軽減す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実縄例のブロック図、第２図は従
来例のブロック図である。１・・・　運転制御用マイクロコンピュータ２・・・マ
イクロプロセッサ３・・・ＲＯＭ　　　　　　　４・・・ＲＡＭ５・・・
バスライン６・・・共通バスインターフェース８・・・マイクロプロセッサ９・・・ＲＯＭ　　　　　　　１０・・・ＲＡＭ１１・
・・バスライン１２・・・共通バスインターフェース１３・・・共通バスライン１４・・・位置検出用マイクロコンピュータ１５・・・
マイクロプロセッサ１６・・・パルス発生器　　１７・・・パルス入力回路
１８・・・バスライン１９・・・共通バスインターフェース２０・・・電気的消去書き込み可能専用メモリ（ＥＥＰ
ＲＯＭ）代理人　弁理士　則　近　　憲　佑

Claims

【特許請求の範囲】　エレベータを制御するのに必要な機能を分担する複数
個のマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュー
タ間でデータの交換を行う共通のバスラインと、エレベ
ータの昇降動作に同期してパルスを発生するパルス発生
器とを備え、前記マイクロコンピュータのうちの１つは
エレベータの位置検出用のものであって、前記パルス発
生器からのパルスを計数する機能を有するエレベータの
制御装置において、前記位置検出用のマイクロコンピュータに、前記パルス
発生器からのパルスの計数結果に基づいてエレベータの
各階床位置を判別するための基準データを記憶する電気
的消去書き込み可能読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ
）を設けて成るエレベータの制御装置。