JP2611549B2 - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置

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JP2611549B2
JP2611549B2 JP3001108A JP110891A JP2611549B2 JP 2611549 B2 JP2611549 B2 JP 2611549B2 JP 3001108 A JP3001108 A JP 3001108A JP 110891 A JP110891 A JP 110891A JP 2611549 B2 JP2611549 B2 JP 2611549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの群管理制御
装置に関するもので、特に、相互バックアップ機能を有
する複数の演算回路を備えた群管理制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータの群管理制御
装置として、図3に示すものを挙げることができる。
【0003】図3はこの従来の群管理制御装置の電気的
構成を示すブロック図である。
【0004】図において、6,7はマイクロコンピュー
タからなる演算手段としての第1及び第2の演算回路で
あり、第1の演算回路6は主に乗場呼制御、割当制御等
を行ない、第2の演算回路7は主に運行状態の学習制
御、交通予測制御等を行なうようになっている。また、
8,9は前記第1及び第2の演算回路6,7の異常を検
出する異常検出手段としての異常検出回路10のウオッ
チドグタイマ(以下、WDTという)、11はシステム
バス、12,13はシステムバス11と前記第1及び第
2の演算回路6,7を接続するゲートであり、図示しな
い制御回路を内蔵している。また、14は前記第1及び
第2の演算回路6,7により共有されるメモリ、15は
各エレベータかごを制御する各台制御装置16との伝送
を制御する伝送制御回路、17は乗場装置等を含めたそ
の他のインターフェイスである。
【0005】なお、前記第1及び第2の演算回路6,7
は相互バックアップ機能を有し、他方の演算回路6,7
が異常により停止した場合には、その処理を代行するよ
うになっている。
【0006】次に、上記のように構成されたエレベータ
の群管理制御装置の動作を説明する。
【0007】前記したように第1の演算回路6は乗場呼
制御や割当制御等を、第2の演算回路7は運行状態の学
習制御や交通予測制御等を行なうとともに、前記メモリ
14を通じて、例えば、操作制御情報等の群管理の上で
必要なデータ交信を行なう。なお、前記システムバス1
1の専有は、それぞれの演算回路6,7上に設けられて
いる図示しないバス調停回路により切り換えられるよう
になっている。また、前記各台制御装置15からのデー
タや乗場からの入出力データ等は伝送制御回路16にて
処理され、システムバス11を経て第1の演算回路6と
データの受渡しが行われる。
【0008】今、第2の演算回路6に異常が発生した場
合について説明すると、その異常は前記異常検出回路1
0のWDT9により検出され、WDT9からの異常検出
信号9aを入力したゲート13は遮断状態に切り換えら
れ、その結果、第2の演算回路7がシステムバス11か
ら切り離される。その後、正常な第1の演算回路6は、
第2の演算回路7の処理である運行状態の学習制御や交
通予測制御等を代行する。
【0009】また、逆に第1の演算回路6の異常時は、
その処理がWDT8からの異常検出信号8aに基づいて
第2の演算回路7にて代行され、各種制御が正常に継続
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの群
管理制御装置は、上記のように相互バックアップ機能を
備えているだけのため、一方の演算回路6,7の処理を
他方の演算回路6,7が代行しているときに、その処理
を代行している演算回路6,7にノイズ等の一時的な障
害が生じた場合でも、WDT8,9により異常検出がな
されて演算回路6,7がシステムバス11から切り離さ
れてしまう。したがって、その時点でシステムダウンと
なり、前記ノイズ等の障害が解消しても制御を再開する
ことができなかった。
【0011】そこで、本発明はノイズ等の一時的な障害
によるシステムダウンを未然に防止し、乗客へのサービ
スを継続することができるエレベータの群管理制御装置
の提供を課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエレベー
タの群管理制御装置は、複数の演算手段を異常時に相互
バックアップさせるものにおいて、前記全ての演算手段
について異常検出手段により異常が検出されたとき、各
演算手段に対し再起動を指令する再起動指令手段を設け
たものである。
【0013】
【作用】全ての演算手段に異常が生じたときには、異常
検出手段の検出に基づいて再起動指令手段にて再起動が
試みられ、ノイズ等の一時的な異常で停止していた演算
手段は、そのノイズ等の不具合が解消した時点で再起動
される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例の群管理制御装置
の電気的構成を示すブロック図である。なお、この実施
例の群管理制御装置の全体的な構成は、従来技術で説明
したものとほぼ同一である。したがって、この実施例で
は、相違点を重点的に説明する。
【0016】この図において、1はANDゲート、2は
ANDゲート1の出力に応じてリセット信号2aを出力
する再起動指令手段としてのリセット信号発生回路、3
はリセット信号発生回路2からのリセット信号2aの出
力回数をカウントするリセット信号カウンタ、4は監視
センタ、5は異常検出回路である。なお、通常時のリセ
ット信号カウンタ3はANDゲート1にハイレベルの信
号3aを入力し、前記WDT8,9はそれぞれの演算回
路6,7の正常時にANDゲート1にローレベルの異常
検出信号8b,9bを入力するようになっている。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
エレベータの群管理制御装置の動作を説明する。
【0018】図2は第1の演算回路が実行する処理のフ
ローチャートである。
【0019】まず、この図2にしたがって第1の演算回
路6の処理を説明すると、ステップ1で初期設定を行
い、ステップ2でこの第1の演算回路6の主な処理であ
る乗場呼制御や割当制御等を実行する。そして、ステッ
プ3でシステムバス11を通じて第2の演算回路7に異
常が生じているか否かを判定し、正常であるときには前
記ステップ1に戻って処理を繰返す。また、ステップ3
で第2の演算回路7に異常が生じていると判定したとき
には、ステップ4で第2の演算回路7の主な処理である
運行状態の学習制御や交通予測制御等を代行する。
【0020】その結果、第1の演算回路6にて第2の演
算回路7がバックアップされ、群管理機能が維持され
る。なお、第2の演算回路7も同様の処理を実行してお
り、第1の演算回路6に異常が生じたときにはその処理
を代行する。
【0021】今、第2の演算回路7に継続的な異常が発
生し、その後に第1の演算回路6にノイズ等の一時的な
異常が発生した場合について説明する。
【0022】まず、第2の演算回路7に異常が発生した
時点で、その異常が異常検出回路5のWDT9により検
出され、WDT9からの異常検出信号9aを入力したゲ
ート13は遮断状態に切り換えられ、その結果、第2の
演算回路7がシステムバス11から切り離される。そし
て、前記したように第2の演算回路7の処理は第1の演
算回路6にて代行され、群管理機能が維持される。ま
た、第2の演算回路7の異常によりWDT9からAND
ゲート1に入力される異常検出信号9bはハイレベルに
切り換えられる。
【0023】次いで、第1の演算回路6にノイズ等の一
時的な異常が発生すると、WDT8からの異常検出信号
8aにてゲート12が遮断状態に切り換えられ、第1の
演算回路6がシステムバス11から切り離される。同時
に、WDT8からANDゲート1に入力される異常検出
信号8bがハイレベルに切り換えられ、ANDゲート1
の全ての入力がハイレベルとなることから、その出力1
aがハイレベルに切り換えられる。その結果、リセット
信号発生回路2からリセット信号2aが出力され、シス
テムバス11を通じて第1及び第2の演算回路6,7と
伝送制御回路16をイニシャライズして再起動させる。
【0024】また、前記リセット信号2aはリセット信
号カウンタ3にも入力されてカウントアップさせるとと
もに、両WDT8,9にも入力されて初期状態、即ち、
演算回路6,7の異常を検出する以前の状態に戻す。し
たがって、両ゲート12,13が投入状態に切り換えら
れ、両演算回路6,7がシステムバス11に接続されて
再起動される。ここで、第2の演算回路7に生じた異常
は継続的なもので回復していないため、再びWDT9に
て異常が検出されてシステムバス11から切り離され
る。しかしながら、第1の演算回路6の異常は一時的な
もので回復しているため、システムバス11との接続状
態が保持されてこの第1の演算回路6にて全ての処理が
行われ、群管理機能が維持される。
【0025】一方、この時点で第1の演算回路6の異常
が回復しない場合には、ANDゲート1の全ての入力が
再びハイレベルとなり、再度リセット信号発生回路2か
らリセット信号2aが出力されて両演算回路6,7が再
起動が試みられる。また、そのリセット信号2aが入力
されてリセット信号カウンタ3がカウントアップさせ
る。このようにいずれの演算回路6,7も回復しないと
きには、順次再起動が繰返し試みられるとともにリセッ
ト信号カウンタ3がカウントアップされ、そのカウント
値が予め設定された値、例えば、5回に達すると、リセ
ット信号カウンタ3の出力3aがローレベルに切り換え
られる。
【0026】したがって、ANDゲート1の出力1aは
ローレベルに保持され、演算回路6,7の再起動の試み
は中止される。また、リセット信号カウンタ3の出力3
aは異常検出信号として前記監視センタ4に出力され、
群管理機能が維持できなくなったことを報知する。
【0027】なお、前記したように両演算回路6,7が
再起動不能となった場合には、前記伝送制御回路16に
てサービス階に対する各階停止やスキップ運転等のバッ
クアップ運転が行われ、演算回路6,7の保守が完了す
るまで最低限の機能を維持できるようになっている。
【0028】このように本実施例のエレベータの群管理
制御装置は、同一システムバス11上に接続され、異常
時の相互バックアップ機能を有する第1及び第2の演算
回路6,7と、前記両演算回路6,7の異常をそれぞれ
検出するWDT8,9と、前記WDT8,9にて両演算
回路6,7について異常が検出されたとき、前記両演算
回路6,7の再起動を指令するリセット信号発生回路2
とを具備している。したがって、それぞれの演算回路
6,7に異常が生じたときには、その異常がWDT8,
9にて検出され、リセット信号発生回路2からリセット
信号2aが出力されて両演算回路6,7の再起動が試み
られる。その結果、いずれかの演算回路6,7の異常が
ノイズ等の一時的なものであるときには、そのノイズ等
の不具合が解消した時点でその側の演算回路6,7が再
起動され、群管理機能を維持して乗客へのサービスを継
続することができる。
【0029】ところで、上記実施例の演算手段は、マイ
クロコンピュータからなる演算回路6,7として具体化
したが、本発明を実施する場合には、これに限定される
ものではなく、エレベータの乗場呼制御や割当制御等を
行うことができるものであればよい。
【0030】また、上記実施例の異常検出手段は、第1
及び第2の演算回路6,7にそれぞれ接続されたWDT
8,9として具体化したが、本発明を実施する場合に
は、これに限定されるものではなく、各演算回路6,7
の異常が検出可能なものであればよい。したがって、例
えば、共通の1つのWDTにて両演算回路6,7の異常
をそれぞれ検出できるように構成してもよい。
【0031】さらに、上記実施例の再起動指令手段は、
リセット信号2aを出力するリセット信号発生回路2に
具体化したが、本発明を実施する場合には、これに限定
されるものではなく、各演算回路6,7に再起動を指令
できるものであればよい。一方、上記実施例はリセット
信号発生回路2から出力されるリセット信号2aをリセ
ット信号カウンタ3にてカウントし、所定のカウント数
となると再起動不能として管理センタ4に報知するよう
にしたが、これらの処理を省略してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のエレベータの群
管理制御装置は、複数の演算手段を異常時に相互バック
アップさせるものにおいて、前記各演算手段の異常をそ
れぞれ検出する異常検出手段と、前記異常検出手段にて
全ての演算手段について異常が検出されたとき、各演算
手段に対し再起動を指令する再起動指令手段とを具備す
るため、全ての演算手段に異常が生じたときには、異常
検出手段の検出に基づいて再起動指令手段にて再起動が
試みられ、ノイズ等の一時的な異常で停止していた演算
手段は、そのノイズ等の不具合が解消した時点で再起動
され、乗客へのサービスを継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の群管理制御装置の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】図2は第1の演算回路が実行する処理のフロー
チャートである。
【図3】図3は従来の群管理制御装置の電気的構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
2 リセット信号発生回路(再起動指令手段) 6 第1の演算回路(演算手段) 7 第2の演算回路(演算手段) 8,9 WDT(異常検出手段) 11 システムバス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一バスに接続され、異常時の相互バッ
    クアップ機能を有する複数の演算手段と、前記各演算手
    段の異常をそれぞれ検出する異常検出手段と、前記異常
    検出手段にて全ての演算手段について異常が検出された
    とき、各演算手段に対し再起動を指令する再起動指令手
    段とを具備することを特徴とするエレベータの群管理制
    御装置。
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