JPH04148394A - 自動割引処理機能付車載端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明はタクシ−等の営業用車両に搭載して使用される
車載端末装置に係り、特に特定の利用者に対する料金の
割引サービスを行なう際に、乗務員の負担と精算間違い
の低減化、ならびに精算時間の大幅な短縮化を図り得る
ようにした自動割引処理機能付車載端末装置に関するも
のである。

［従来の技術］ 従来から、タクシ−等の営業用車両においては、料金メ
ータとオンライン接続し、−宮業毎に入力される諸料金
を集録して記憶部に記憶し、営業終了時等の必要時に記
憶部内の収録データをホスト計算機で一括処理するよう
にした車載端末装置が用いられてきている。また、最近
では、現金チケット、クーポン券、カード等の種々の精
算手段にて料金精算処理を行ない、明細が記入された領
収書を発行するようにした車載端末装置か提案されてき
ている。

第３図は、この種の従来の車載端末装置の代表的な構成
例を示すブロック図である。従来の車載端末装置は、第
３図に示すように、料金メータ１と、インタフェース（
１／Ｆ）回路２と、入カキ−３と、カードリーダー・ラ
イター４と、デイスプレィ５と、プリンター６と、制御
部７とから構成されている。

ここで、料金メータ１は、空車釦、賃走釦、迎車釦、割
増釦、支払釦等の操作釦群と、デイスプレィと、主制御
部とからなるものである。また、インタフェース回路２
は、料金メータｌとオンライン接続されて、メータ料金
データを自動的に受信するためのものである。さらに、
入カキ−３は、料金明細（メータ料金（料金メータ１と
オンラインで接続されている場合は自動入力される）と
通行料等のメータ外料金）、精算手段である現金、チケ
ット、クーポン、カード等の営業収入項目、および料金
等をそれぞれ入力するためのものである。

一方、カードリーダー・ライター４は、乗客から提示さ
れる、最近普及してきている磁気カード等からなるカー
ド（プリペイドカード、アフターペイカード、クレジッ
トカード等）に対して、データの読取り・書き込みを行
なうと共に、精算手段である営業収入項目を自動１別入
力するためのものである。また、デイスプレィ５は、メ
ータ料金、入カキ−３の入力、カードリーダー・ライタ
ー４で読取られたカード情報や、必要なガイダンス等を
表示するためのものである。さらに、プリンター６は、
精算結果の領収書を発行するためのものである。さらに
また、制御部７は、上記各要素をそれぞれ制御して精算
処理を行なわせ、領収書を発行させるためのものである
。

かかる車載端末装置において、一般的な操作は、乗客が
精算を行なう時に、メータ料金を自動人力または入カキ
−３により手入力し、さらにメータ外料金がある場合に
は、例えば通行料等を人カキ−３により手入力すること
により、精算金額が確定する。次に、精算手段である営
業収入項目と料金（例えば、精算料金が３０００円の場
合、現金で１０００円とチケットで２０００円）を入カ
キ−３により手入力することにより精算処理を開始し、
精算内訳付きの領収書を発行して精算を終了する。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、最近では、身障者割引制度が導入されてきて
いる。すなわち、この身障者割引制度は、車両を利用し
た身障者が精算を行なう際に、身障者に対して身障者運
賃割引申込書に必要事項を記入させると共に、身障者手
帳を提示してもらうことによって、料金の割引（現状で
は１０％の割引）を行なう制度である。この割引処理の
代表的な例としては、業界が実施している身障者に対す
る料金の割引サービスがあり、身障者手帳の提示者に対
して、精算時に料金メータのメータ料金について一定の
割引を行なうものである。

しかしながら、タクシ−等における従来の割引精算は、
料金メータ１が示すメータ料金の各料金段階に対応する
割引後の料金の換算−覧表をあらかじめ用意しておき、
乗客との精算時に、これを参照してメータ料金に対応し
た割引後の料金を導出し、これにメータ外料金（通行料
等）を暗算または手計算で加算して行なっている。この
ため、薄暗い車内における換算−覧表の参照と、暗算ま
たは手計算による加算は、乗務員に大きな負担がかかり
、かつ精算間違いの原因となり、しかも精算に長い時間
を要することになるばかりでなく、先々の料金改訂や割
引率の変更に対する即応性に欠け、結果として折角の福
祉割引サービスが十分に活かされないという問題があっ
た。

本発明は、上記のような問題を解決するために成された
もので、その目的は特定の利用者に対する料金の割引サ
ービスを行なう際に、乗務員の負担と精算間違いの低減
化、ならびに精算時間の大幅な短縮化を図ると共に、料
金改訂や割引率の変更に対しても柔軟に対応することが
可能な極めて信頼性の高い自動割引処理機能付車載端末
装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために、タクシ−等の営業用車両
に搭載して使用され、現金、チケット。

クーポン券、カード等の種々の精算手段にて料金精算処
理を行ない、明細が記入された領収書を発行するように
した車載端末装置において、まず、請求項（１）項に記
載の発明では、各料金段階に対応する割引額、または割
引後の割引料金テーブルを格納する記憶手段と、記憶手
段に、外部より割引料金テーブルデータをローディング
する割引料金テーブルローディング手段と、料金メータ
または手入力により料金が入力されかつ割引処理が指令
されると、記憶手段内の割引料金テーブルデータを参照
して割引後の精算料金を自動算出し精算を行なう自動割
引処理手段とを備えて構成し、 また、請求項（２）項に記載の発明では、各料金段階に
対応する割引額、または割引後の割引料金テーブルを格
納する記憶手段と、料金体系データおよび割引率が入力
されると割引料金テーブルデータを自動作成し、当該割
引料金テーブルデータを記憶手段にローディングする自
動割引料金テーブル生成手段と、料金メータまたは手入
力により料金が入力されかつ割引処理か指令されると、
記憶手段内の割引料金テーブルデータを参照して割引後
の精算料金を自動算出し精算を行なう自動割引処理手段
とを備えて構成している。

［作用］ 従って、本発明の自動割引処理機能付車載端末装置にお
いては、料金メータまたは手入力により料金が入力され
かつ割引処理が指令されると、本来の非割引処理から割
引処理に移行し、入力されたメータ料金から割引料金テ
ーブルデータを参照して割引後の精算料金が自動的に算
出され、割引明細が記入された領収書が発行されて、割
引精算が自動的に行なわれる。

これにより、特定の利用者に対する料金の割引サービス
を行なう際に、乗務員が薄暗い車内で小さな文字で書か
れた換算−覧表を参照したり、暗算や手計算をすること
なく、割引処理指令を与えるだけで割引精算処理を自動
的に行なうことが可能となるため、乗務員の負担を軽減
し、また精算の間違いを無くし、さらに精算時間を大幅
に短縮することができ、さらには料金改訂や割引率の変
更に対しても柔軟に対応することができる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。

第１図は、本発明による自動割引処理機能付車載端末装
置の構成例を示すブロック図であり、第３図と同一要素
には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異な
る要素についてのみ述べる。

すなわち、本実施例の自動割引処理機能付車載端末装置
は、記憶部１１と、割引料金テーブルローディング手段
１２と、自動割引料金テーブル生成手段１３と、割引処
理指令キー１４と、自動割引処理手段１５とを、第３図
に付加して構成したものである。

ここで、記憶部１１は、各料金段階に対応する割引額、
または割引後の割引料金テーブルを格納するためのもの
である。また、割引料金テーブルローディング手段１２
は、記憶部１１に、外部より例えばメモリカード１６等
にて、割引料金テーブルデータをローディングするため
のものである。

さらに、自動割引料金テーブル生成手段１３は、料金体
系データおよび割引率が入力されると割引料金テーブル
データを自動作成し、当該割引料金テーブルデータを記
憶部１１にローディングするためのものである。

一方、割引処理指令キー１４は、割引処理を指令するた
めのものである。また、自動割引処理手段１５は、料金
メータ１または手入力により料金が入力され、かつ割引
処理指令キー１４により割引処理力上指令されると、当
該割引処理指令をトリガーとして記憶部１１内の割引料
金テーブルデータを参照して割引後の精算料金を自動算
出し、かつその算出結果を制御部７へ渡して割引後の領
収書を発行させるためのものである。

なお、割引料金データは、あらかじめ別のメモリカード
リーダー・ライターを備えた例えばパソコンシステム等
で作成され、料金体系の改訂や割引率の変更毎に、各車
載端末装置にローディングしておく。

第２図は、本発明を適用する料金メータの代表的な構成
例を示すブロック図である。

料金メータは、第２図に示すように、空車釦２１Ａ、賃
走釦２１Ｂ１迎車釦２１Ｃ１割増釦２１Ｄ、支払釦２１
Ｅよりなる操作釦群２１と、インタフェース回路２２と
、デイスプレィ２４と、主制御部２５とから構成してい
る。

ここで、空車釦２１Ａは、車両が空車状態で走行する際
に乗務員により押操作されるものである。

賃走釦２１Ｂは、車両が乗客を乗せた状態で走行する際
に乗務員により押操作されるものである。

迎車釦２ＩＣは、車両が迎車状態で走行する際に乗務員
により押操作されるものである。割増釦２１Ｄは、車両
が深夜、早朝等に乗客を乗せた状態で走行する際に乗務
員により押操作されるものである。支払釦２１Ｅは、乗
客が精算して車両から降りる際に乗務員により押操作さ
れるものである。

一方、インタフェース回路２２は、メータ料金データを
外部へ出力するためのものである。また、デイスプレィ
２４は、料金を表示するためのものである。さらに、主
制御部２５は、上記各要素をそれぞれ制御するためのも
のである。

次に、以上のように構成した自動割引処理機能付車載端
末装置の作用について説明する〇乗務員は、第２図に示
す料金メータの操作釦群２１を押操作して料金メータを
動作させる。すなわち、非営業時には、空車釦２１Ａを
押して走行すると、料金メータは動作せずに“空車状態
°となる。また、営業時には、賃走釦２１Ｂ、迎車釦２
１Ｃ１割増釦２１Ｄ１支払釦２１Ｅのうちの少なくとも
一つを押して走行すると、“実車状態。

となって料金メータが動作する。そして、料金メータか
らの料金データは、インタフェース回路２を通して車載
端末装置に常時送信されており、常に最新の料金が車載
端末装置本体側に保持されている。

次に、乗客との精算時においては、乗務員は車両を停止
させ、乗務員が支払釦２１Ｅを押して“実車状態”で精
算が行なわれ、プリンター６により精算結果の領収書が
発行される。すなわち、メータ料金を自動入力または入
カキ−３により手入力し、さらにメータ外料金がある場
合には、例えば通行料等を人カキ−３により手入力する
ことにより、精算金額が確定する。次に、精算手段であ
る営業収入項目と料金（例えば、精算料金か３０００円
の場合、現金で１０００円とチケットで２０００円）を
入カキ−３により手入力することにより精算処理を開始
し、精算内訳付きの領収書を発行して精算を終了する。

そして、精算が終了して利用者応く車両から降りた後に
、乗務員は空車釦２１Ａを押して“空車状態”にして、
次の営業に移行する。この時、空車釦２１Ａ押下により
、前の料金メータの金額はリセットさ°れる。

一方、上記乗客との精算時において、その乗客が料金の
割引を受けられる利用者である場合には、乗務員が割引
処理指令キー１４を操作することにより、割引処理指令
が自動割引処理手段１５に入力される。すると、自動割
引処理手段１５では、この割引処理指令をトリガーとし
て、本来の非割引処理から割引処理に移行し、料金メー
タ１または手入力により入力される料金に基づき、記憶
部ｌｌ内の割引料金テーブルデータを参照して割引後の
精算料金が自動的に算出され、さらにその算出結果を制
御部７へ渡して、プリンター６により割引明細が記入さ
れた割引後の領収書か発行され、割引精算が自動的に行
なわれることになる。これにより、すなわち割引処理を
行なわない一般の乗客の場合の精算と同様に、短時間で
自動割引処理が行なわれる。

上述したように、本実施例では、タクシ−等の営業用車
両に搭載して使用され、現金、チケット。

クーポン券、カード等の種々の精算手段にて料金精算処
理を行ない、明細が記入された領収書を発行するように
した車載端末装置において、各料金段階に対応する割引
額、または割引後の割引料金テーブルを格納する記憶部
１１と、記憶部１１に、外部より例えばメモリカード１
６等にて、割引料金テーブルデータをローディングする
割引料金テーブルローディング手段１２と、料金体系デ
ータおよび割引率が入力されると割引料金テーブルデー
タを自動作成し、当該割引料金テーブルデータを記憶部
１１にコーディングする自動割引料金テーブル生成手段
１３と、割引処理を指令する割引処理指令キー１４と、
料金メータ１または手入力により料金か入力され、かつ
割引処理指令キー１４により割引処理が指令されると、
当該割引処理指令をトリが−として記憶部１１内の割引
料金テーブルデータを参照して割引後の精算料金を自動
算出し、かつその算出結果を制御部７へ渡して割引後の
領収書を発行させる自動割引処理手段１５とを備えて構
成したものである。

従って、身障者等の特定の、利用者に対する料金の割引
サービスを行なう際に、乗務員が薄暗い車内で小さな文
字で書かれた換算−覧表を参照したり、暗算や手計算を
することなく、単に割引処理指令キー１４を操作するだ
ｌｆで、その後は福祉割引に必要な処理が自動的に行な
われ、利用者に対する割引後の精算を自動的に行なうこ
とが可能となる。これにより、乗務員の負担を軽減し、
また精算の間違いを無くし、さらに精算時間を大幅に短
縮することができる。また、割引料金データは、料金体
系の改訂や割引率の変更毎に、車載端末装置にローディ
ングすることが可能となる。これにより、料金改訂や割
引率の変更に対しても柔軟にかつ即座に対応することが
できる。

尚、上記実施例では、記憶部１１に割引料金テーブルデ
ータをローディングするための手段として、割引料金テ
ーブルローディング手段１２と、自動割引料金テーブル
生成手段１３の両方を備えた場合について説明したが、
これらのいずれか−方のみを備えるようにしてもよいも
のである。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、記憶手段に外部よ
り割引料金テーブルデータをローディングするか、また
は料金体系データと割引率から割引料金テーブルデータ
を自動作成して、この割引料金テーブルデータを記憶手
段にローディングし、割引処理が指令されると、料金メ
ータまたは手入力により入力された料金に基づき、記憶
手段内の割引料金テーブルデータを参照して割引後の精
算料金を自動算出し精算を行なうようにしたのて、特定
の利用者に対する料金の割引サービスを行なう際に、乗
務員の負担と精算間違いの低減化、ならびに精算時間の
大幅な短縮化を図ると共に、料金改訂や割引率の変更に
対しても柔軟に対応することか可能な極めて信頼性の高
い自動割引処理機能付車載端末装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動割引処理機能付車載端末装置
の一実施例を示すブロック図、第２図は本発明を適用す
る料金メータの代表的な構成例を示すブロック図、 第３図は従来の車載端末装置の代表的な構成例を示すブ
ロック図である。 ２・・・インタフェース回路、３・・・入カキ−１４・
・・カードリーダー・ライター　５・・・・・・デイス
プレィ、６・・・プリンター　７・・・制御部、１１・
・・記憶部、１２・・・割引料金テーブルローディング
手段、１３・・・自動割引料金テーブル生成手段、１４
・・・割引処理指令キー　１５・・・自動割引処理手段
、２１・・・操作釦群、２１Ａ・・・空車釦、２１Ｂ・
・・賃走釦、２１Ｃ・・・迎車釦、 Ｄ・・・割増釦、 ワ Ｅ・・・支払釦、 ２・・・インタフェース回路、 ２４・・・デイスプレィ、 ５・・・主制御部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）タクシー等の営業用車両に搭載して使用され、現
   金、チケット、クーポン券、カード等の種々の精算手段
   にて料金精算処理を行ない、明細が記入された領収書を
   発行するようにした車載端末装置において、 各料金段階に対応する割引額、または割引後の割引料金
   テーブルを格納する記憶手段と、前記記憶手段に、外部
   より割引料金テーブルデータをローディングする割引料
   金テーブルローディング手段と、 料金メータまたは手入力により料金が入力されかつ割引
   処理が指令されると、前記記憶手段内の割引料金テーブ
   ルデータを参照して割引後の精算料金を自動算出し精算
   を行なう自動割引処理手段と、 を備えて成ることを特徴とする自動割引処理機能付車載
   端末装置。
2. （２）タクシー等の営業用車両に搭載して使用され、現
   金、チケット、クーポン券、カード等の種々の精算手段
   にて料金精算処理を行ない、明細が記入された領収書を
   発行するようにした車載端末装置において、 各料金段階に対応する割引額、または割引後の割引料金
   テーブルを格納する記憶手段と、料金体系データおよび
   割引率が入力されると割引料金テーブルデータを自動作
   成し、当該割引料金テーブルデータを前記記憶手段にロ
   ーディングする自動割引料金テーブル生成手段と、 料金メータまたは手入力により料金が入力されかつ割引
   処理が指令されると、前記記憶手段内の割引料金テーブ
   ルデータを参照して割引後の精算料金を自動算出し精算
   を行なう自動割引処理手段と、 を備えて成ることを特徴とする自動割引処理機能付車載
   端末装置。