JPH0414645Y2 - - Google Patents

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JPH0414645Y2
JPH0414645Y2 JP10754285U JP10754285U JPH0414645Y2 JP H0414645 Y2 JPH0414645 Y2 JP H0414645Y2 JP 10754285 U JP10754285 U JP 10754285U JP 10754285 U JP10754285 U JP 10754285U JP H0414645 Y2 JPH0414645 Y2 JP H0414645Y2
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spool
spring
flow path
operating lever
piston
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は可変容量形ポンプのレキユレータ、方
向切換弁その他の弁及び油圧作動式クラツチ等の
油圧機器の作動制御に用いられる制御弁に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の制御弁は、例えば第2図に示す如くば
ね8で上限に位置するピストン7とこのピストン
にばね17を介して連結されたスプール31とを
弁本体1に進退自在に嵌挿し、このスプール31
には切欠溝32とこれを2次側ポート33に連通
する通孔34を形成している。上限に位置するピ
ストン7が弁本体1に回転可能に取付けられた操
作レバー4の基部アーム18に当接した図示中立
状態では、スプール31の切欠溝32は2次側ポ
ート33をドレンポート35に連通して2次側ポ
ート33と圧力通路36との連通を断つている。
いま操作レバー4を操作して左側のピストン7
をばね8に抗して押下げると、ばね17により左
側のスプール31は下降し切欠溝32を介して圧
力流路36と2次側ポート33とを連通するた
め、圧力流路36からの高圧が出力部37のピス
トン38に作用する。この場合、操作レバー4に
よるスプール押下げ力は2次側圧力によるスプー
ル押上げ力に等しい。
そこで、2次側圧力はさわらないで操作レバー
4の操作力を小さくして操作性を良くするには、
アーム18の長さrp又はスプール31の受圧面積
Aを小さくするか、それとも操作レバー4の長さ
Lを大きくする必要がある。ところが、長さrp
大幅に小さくすることは構造上困難であり、受圧
面積Aを小さくすることは通孔34の代りにバイ
パス路を設けてスプール31を中実にしたとして
も、切欠溝32を形成し且つばね17を支持する
構成ではあまり期待できない。一方、長さLを大
きくすることはスペースや他との釣合い等から制
限をうける。
そこで第3図に示す如き制御弁(特公昭58−
24805号公報)が提案されている。この制御弁は、
スプールを押圧するばねの大きさに関係なくスプ
ール押上げ力を小さくして操作レバーの操作力を
小さくすることができる。即ち、操作レバー29
により摺動杆39を押下げると(図では左行)、
スプール40はばね41,42により押下げられ
て2次側流路43とドレンポート44との連通を
断ち2次側流路43と圧力流路45とを連通す
る。その際、スプール40の室46には2次側圧
力が細孔47を経て導かれロツドピストン48を
プラグ49に当接すると共にスプール40を押上
げる(図において右行)。従つて、室46の受圧
面積を小さくすれば、スプール押上げ力は小さく
なる。ところが、スプール40は鋼製であるか
ら、ロツドピストン48が摺動する通孔50は焼
入研磨が必要であり、しかも通孔50、室46の
小径化に加えて室46が有底のため通孔50の高
精度の加工が困難となり、結果として制作費が高
騰する欠点がある。
そこで、この欠点を解消した制御弁(実願昭59
−22039号)が提案された。この制御弁は、第4
図に示す如く中実のスプール11の自由端に2次
側流路21の油圧力をうけて当接するごく小径の
針状コロ51をスプール11と直列に設けること
により、操作レバー4操作時のスプール押上げ力
を小さくしている。従つて、比較的簡単な手段で
操作レバーの操作性を改善することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この制御弁は針状コロ51をス
プール11と直列に配設するだけ長さが長くな
る。又、弁本体1にごく小径の針状コロ51を配
設するための加工、組立てが煩雑であると共に、
部品点数が増しその分コトス高となる。さらに、
針状コロ挿通孔52への微細な不純物の混入等に
よる故障が発生し易い。
本考案は前記の点に鑑みてなされたもので、小
型で部品点数が最小となり、しかも加工、組立て
が容易な制御弁を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案の構成を実施
例に対応する第1図及び第4図について説明す
る。弁本体1に回動可能に取付けられた操作レバ
ー4と、ばね8で上限に押圧され操作レバー4に
より上下動させるピストン7と、このピストン7
にばね17を介して連結され且つ中間に切欠溝1
9を形成したスプール11と、ピストン7とスプ
ール11とを連結する前記ばね17と対抗させる
スプール11押圧手段とを備え、スプール11の
切欠溝19は操作レバー操作時に2次側流路21
と圧力流路20とを連通し、非操作時に2次側流
路21とタンクポート25とを連通するようにし
た制御弁において、スプール11は第1図に示す
如くスプール11の切欠溝19両側の両スプール
部分22、23の受圧面積を違えてばね側スプー
ル部分22を大きくすると共に、受圧面積を小さ
くしたスプール部分23の自由端を常時ドレンポ
ート24に連通する構成としている。
〔作用〕
第1図及び第4図に示す中立状態において、操
作レバー4を操作してばね8に抗してピストン7
を押下げると、スプール11はばね17で押下げ
られて切欠溝19を介し圧力流路20と2次側流
路21とを連通し、2次側流路21とタンクポー
ト25との連通を断つ。これによりスプール11
にはスプール部分22′,23の受圧面積差に基
づくスプール押上げ力が発生し、スプール11は
このスプール押上げ力と操作レバー4によるスプ
ール押下げ力との均衡位置で停止し圧力流路20
と2次側流路21とを連通する。従つて、操作レ
バー4の操作力を小さくして操作性を良くするに
は、スプール11のスプール部分22,23の受
圧面積差を適当な小さな値に選べばよい。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第4図において、弁本体1の中央上端部に取付け
たピン軸2にピン3により操作レバー4の基部5
を回動可能に取付けると共に、ピン軸2の両側に
貫接した通孔6にはピストン7を摺動自在に嵌挿
しこれを後述のばね8により上限に位置せしめて
いる。このピストン7は中央下部に孔部9を形成
してある。さらに、弁本体1に通孔6と同じ軸線
上に貫設された通孔10にはスプール11が摺動
自在に嵌挿されていてそのロツド12の先端の頭
部13をピストン7の孔部9に嵌挿し、ピストン
7の下端部にはロツド12の頭部13の下に嵌挿
した当板14を介してばね受け座15を取付けて
いる。このばね受け座15と弁本体1との間に前
述のばね8を弾発介装し、ばね受け座15とスプ
ール11の段部16との間にばね17を介装して
頭部13を当板14に押し当てている。
操作レバー4が中立位置をとる図示状態では、
上限に位置する二つのピストン7は操作レバー4
の基部5両側に突設したアーム18に当接し、ス
プール11に形成された切欠溝19は2次側流路
21と圧力通路20との連通を断つと共に、2次
側流路21とタンクポート25とを連通するが、
スプール11を押下げて切欠溝19で圧力流路2
0と2次側流路21とを連通するときには2次側
流路21とタンクポート25との連通を断つてい
る。
以上の構成は従来装置と同じである。本実施例
においては、スプール11は、第1図に示す如く
切欠溝19両側の両スプール部分22,23の受
圧面積を違えて、スプール部分22を23よりも
大きくすると共に、スプール部分23の自由端を
ドレンポート24の臨ませている。
いま、中立位置をとる操作レバー4を操作して
ピストン7をばね8に抗して押下げると、スプー
ル11はばね17で押下げられ、2次側流路21
は切欠溝19によりタンクポート25との連通を
断たれ圧力流路20と連通する。その結果、スプ
ール11にはスプール部分22,23の受圧面積
差によるスプール押上げ力が発生する。一方、ス
プール部分22のばね17と接する上面側は常時
タンクポート25に、スプール部分23の下面側
は常時ドレンポート24に位置しているため、ス
プール11の上下両端の受圧面積差に基づくスプ
ール押下げ力は殆ど無視できる。よつて、スプー
ル11は前記スプール押上げ力と操作レバー4に
よるスプール押下げ力とが均衡する位置で停止す
ることになる。
従つて、操作レバー4によるスプール押下げ力
を小さくして操作性を改善するには、スプール1
1の両スプール部分22,23の受圧面積差を小
さくすることにより達成できる。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように本考案は、スプ
ールの切欠溝両側の両スプール部分の受圧面積を
違えて操作レバーの操作力を軽減したから、スプ
ールに2次圧を作用させるピストンや針状コロが
不要となつてスプール押圧手段の部品点数が最少
となり、又長さも短かくでき、しかもスプールに
孔加工を要しないため加工が容易となる。従つ
て、簡潔且つ安価な手段によりこの種の制御弁の
操作性能の向上及び小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部拡大図、第2
図、第3図及び第4図はそれぞれ従来品の縦断面
図である。 1……弁本体、4……操作レバー、7……ピス
トン、8,17……ばね、11……スプール、1
9……切欠溝、20……圧力流路、21……2次
側流路、22,23……スプール部分、24……
ドレンポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体に回動可能に取付けられた操作レバー
    と、ばねで上限に押圧され操作レバーにより上下
    動させるピストンと、このピストンにばねを介し
    て連結され且つ中間に切欠溝を形成したスプール
    と、ピストンとスプールとを連結する前記ばねと
    対抗させるスプール押圧手段とを備え、スプール
    の切欠溝は操作レバー操作時2次側流路を圧力流
    路に連通し、非操作時2次側流路をタンクポート
    に連通するようにした制御弁において、スプール
    の切欠溝両側の両スプール部分の受圧面積を違え
    てばね側スプール部分の受圧面積を大きくすると
    共に、受圧面積を小さくしたスプール部分の自由
    端を常時ドレンポートに連通したことを特徴とす
    る制御弁。
JP10754285U 1985-07-12 1985-07-12 Expired JPH0414645Y2 (ja)

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JP10754285U JPH0414645Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

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Publication Number Publication Date
JPS6215662U JPS6215662U (ja) 1987-01-30
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