JPH04145942A - 脱硝用触媒 - Google Patents

脱硝用触媒

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JPH04145942A
JPH04145942A JP2266655A JP26665590A JPH04145942A JP H04145942 A JPH04145942 A JP H04145942A JP 2266655 A JP2266655 A JP 2266655A JP 26665590 A JP26665590 A JP 26665590A JP H04145942 A JPH04145942 A JP H04145942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
porosity
kaolin
average pore
pore diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP2266655A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Tsunoda
英雄 角田
Akira Serizawa
芹澤 曉
Atsushi Morii
守井 淳
Shinichi Ikegame
池亀 眞一
Masayuki Moriyama
雅之 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04145942A publication Critical patent/JPH04145942A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は脱硝装置用の脱硝触媒に関し、特にエンジン排
ガスの脱硝に有利に適用できる同触媒に関する。
〔従来の技術〕
現在、脱硝装置用の触媒はTi[]2を主成分とし、こ
れにV2O5,l’IO,を配合している。脱硝装置用
の触媒はガスとの接触面積を広くし、ガス流れを妨げな
いものが望ましく、通常ハニカムに成形、焼成されて使
用されている。従来触媒の一般的な組成はTiO2:約
80wt%、V2O5:約0.5wt%、1lIO3:
約8wt%である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来触媒は脱硝装置のプラントに占めるコストの割合が
約25%と非常に高い。脱硝装置は地球環境の保全に不
可欠なものであるが、この高コストが導入の大きな障害
になっている。勃に、エネルギー利用効率の高さから、
コージェネレーションプラント等小型機器での需要が大
幅に伸びていく、と予想されるが、この高コス1〜は、
その伸びにも重要な影響を及ぼしかねない状況にある。
従来触媒の高コストの原因はTlO2を主原料とするこ
とによる材料費の高さと、成形性の困難さにある。Tl
O2は地球環境の有限資源であるTiを精製して製造す
るため、複雑な工程を経て非常に高価となる。また、成
形性についても、乾燥や焼成時に割れを発生しやすい傾
向があり、製品歩留りが悪く高コストの原因になってい
る。。
本発明は上記技術水準に鑑み、安価で、かつ脱硝性能の
優れた脱硝触媒を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は重量%で、V2O5: 0.2〜3 %、1l
103二0.5〜5%、TiO2: 10〜30%なる
触媒活性成分と、残部の少なくとも50%がカオリン鉱
物である成形剤とよりなり、成形触媒の空隙率が40〜
60%で、かつ、その平均気孔径が300〜2000人
であることを特徴とする脱硝用触媒である。
〔作用〕
本発明は従来触媒の活性成分であるV2O5゜ML 、
 TiO2の使用量を抑制することから出発した。抑制
する場合、他の代替成分に何を選択するか、また、この
場合、製品の空隙率や気孔径も従来触媒とは変化してし
まうため、この値をいくらに設定するかが大きなポイン
トであった。
本発明はこれらの点を解決して完成したものである。
触媒の役割は燃焼反応で発生する窒素酸化物NOx  
(NOが主、NO2は僅か)をN83等の還元剤の存在
下でN2を無害化することにある。この反応にはV2O
5、Pe20G 、 WL等が活性を示すが、活性選択
性、耐久性の面からはV2O3,WO3が有利である。
また、1’ 102自身は直接この脱硝反応に寄与しな
いが、V2O5、WLを固定するのに有利に作用する。
本発明は以上の点を考慮して、重量%でV2O5を0.
2〜3%、VO3を0.5〜5%、Ti0□ 10〜3
0%の割合になるようにしたものである。
V2O5が0.2%以下、111030.5%以下テハ
活性を示さない。またV2O,3%以上、111035
%以上でも良好な活性を示すが、高コストになると共に
成形性も悪くなる。’l’iLは上述したようにV2O
5,VO3を固定するために使用する。
本発明で特に限定するものではないが、TiO2粉にV
2O,、、NO,を予じめ原料段階で抱持させるのが望
ましい。具体的には粒径1000人程度のTiO2粉に
、V2O5源としてメタバナジン酸アンモニウム(NH
,VO3) 、WOs源としてパラタングステン酸アン
モニウム((NH4)1o−WI204.・5H20)
をメチルアミン溶液として添加し、これに水を加えてス
ラリー化した後、スプレー・ドライヤー等で乾燥した後
、焼成する先行担持粉(活性触媒成分粉)とする方法で
ある。この方法の場合、V2O5、WOsの活性を有効
利用できる利点がある。この方法での使用を含めて、T
 i O、’は10%以上必要であり、10%以下では
触媒の活性が十分に発揮されない。また、30%以上で
は成形性が悪くなり製品歩留りが低下する。
以上、触媒活性成分の配合を特定した後、その残部成分
について種々検討した。その結果、残部成分の少なくと
も50%以上がカオリン鉱物であることが必要であった
。前記した触媒活性成分を少なくするため、本発明では
後述する平均気孔径を従来触媒より大きくする必要があ
るが、カオリン鉱物が50%以下では製品の強度が低く
実用に耐えない。また、本発明で使用するカオリン鉱物
は望ましくは、Na、 K等の被毒成分の溶出が少ない
ものが望ましい。具体的には、ジョーシアカオリン、小
国カオリン、ニュージランドカオリン等が適当なものと
してあげられる。また、カオリン鉱物以外の成形剤の残
部成分は珪石や陶石、蝋石、フッ石等の5102を主体
とする材料が望ましい。カオリン鉱物以外の残部成分は
、製品の空隙率や平均気孔径を大きくすることが目的で
あり本発明を限定するもではない。従って、5in2以
外の石膏やアルミナ等であってもかまわない。
本発明ではハニカム等に成形、焼成した後の製品の空隙
率が40〜60%で、かつ、その平均気孔径が300〜
2000人になるようにする。空隙率が40%以下では
触媒反応が抑制され活性が出ない。特に、空隙率が小さ
く、かつ、平均気孔径が300Å以下になると活性が全
く出なくなる。また、空隙率が60%以上、平均気孔径
が2000八以上では機械的な構造の面から十分な強度
が得られない。
〔実施例〕
V2O5、WO3,TiO2ノ触媒活性成分ヲ先行担持
粉とした。具体的にはメタバナジン酸アンモニウム(N
H2VO3) 、パラタングステン酸アンモニウム((
N11.)、0−1+112[]、、 ・5 LO)を
メチルアミン10wt%溶液に溶解し、この溶液を、合
成後、T+02:V2O5:WO3=87.5 : 5
.0 : 7.5となるようにT+02粉末に加えた後
、ボール・ミルで約2時間混合した。この時のスラIJ
−m度は約60%TlO2とした。このスラリーをスプ
レー・ドライヤーで噴霧乾燥させた後、この粉体を50
0℃で3時間仮焼きして先行担持粉とした。
また残部の成形剤成分としてのカオリン鉱物は、ジョー
シア・カオリン、ニュージランド・カオリンの乾粉を準
備した。その他の成形剤成分としては、珪石粉(48メ
ツシュ以下95%以上)、■型無水石膏(98%メツシ
ュ以下)、グラスファイバー・チョプド・ストランド(
長さ5+n+n)を準備した。これらが焼成後の製品の
構成成分である。
この他、本発明を限定するものではないが、製品である
ハニカム形状にするために準備した材料及びその手順を
示す。本発明品に可塑性を与え、ハニカム化を要因にす
る粘結剤としてメチル・セルロースを該構成成分10 
(1重量部に対して7重量部添加した(以下、添加量は
全で該構成成分100重量部に対する値。)。この他グ
リセリン3重量部添加した3、この2成分は固定して、
この他、気孔(”1Li−祠として、セルロース(商品
名:アビセル)、パルプ繊維等を必要に応じて添加し、
これらに水を加えて配合した。水の添加量は約40重量
部を基準として混線状態を見ながら増減した。
以」二の材料を可塑性が出る程度に、十分に混練した後
、外形寸法150 mm角、肉厚1 mm、ピッチ6 
mmの断面寸法の金型でハニカム状に成形した。これを
500 mm長さを基準に成形した後乾燥した。この乾
燥したハニカムを500℃×4時間焼成して触媒試験体
を得た。
触媒試験体の物性評価は、該試験体から切り出した小試
験片の重量を寸法計測から求めた体積で除したかさ密度
、同様の小試験片に水銀を圧入し、その圧力と体積変化
から気孔径を測定する水銀圧入滴ポロシメータを用いた
平均気孔径でそれぞれ行った。また触媒試験体の強度評
価は、試験体を150+++m立方に切断し、押出方向
に平行な両面壁から圧縮して破壊させる圧縮強度を求め
た。また、触媒試験体の脱硝性能評価は温度380℃に
設定した試験体に約500ppmのNOX含有ガスを流
速2.3 m / secで流し、人口と出口のNOx
の差から脱硝率を求狛た。
以上の方法で製造・評価した本発明触媒の特性を第1表
に示す。表中に示した材料以外に、グラスファイバは本
発明触媒、本発明触媒外、−律に2.6重量比添加して
いる。
比較材である従来触媒は平均気孔径250人でも高い脱
硝性能を示すが、本発明における触媒のような場合、空
隙率が小さいN07 (本発明触媒外)では脱硝性能の
脱硝率目標値70%以上はだせいできない。達成できる
のは空隙率、平均気孔径共に大きなNo、 1〜No、
 5である。また本発明範囲外のものとして示したNo
、 6は先行担持粉量が本発明範囲外であり、脱硝性能
が低い。
この他、No、 8は平均気孔径が大きく脱硝性能は満
足するが圧縮強度が小さく、製品として不十分である。
カオリン鉱物以外の構成物としてNo、 2及びN03
で珪石及び石膏の配合物を示した。これらは前記気孔付
与剤の添加量の節減に効果的であるが性能には、あまり
影響しない。
〔発明の効果〕
本発明は安価で成形性の優れたカオリン鉱物をベースに
、空隙率、平均気孔径を制御することにより脱硝性能に
優れ、強度も満足する脱硝触媒を提供することができる
3゜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量%で、V_2O_5:0.2〜3%、WO_3:0
    .5〜5%、TiO_2:10〜30%なる触媒活性成
    分と、残部の少なくとも50%がカオリン鉱物である成
    形剤とよりなり、成形触媒の空隙率が40〜60%で、
    かつ、その平均気孔径が300〜2000Åであること
    を特徴とする脱硝用触媒。
JP2266655A 1990-10-05 1990-10-05 脱硝用触媒 Pending JPH04145942A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519972A (ja) * 2011-06-03 2014-08-21 インスティテュート オブ プロセス エンジニアリング,チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシズ 表面堆積型ハニカム状排煙脱硝触媒及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519972A (ja) * 2011-06-03 2014-08-21 インスティテュート オブ プロセス エンジニアリング,チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシズ 表面堆積型ハニカム状排煙脱硝触媒及びその製造方法

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