JPH04144782A - インクシート巻取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、プリンタに用いられ、プリント時にインク
シートを巻き取るためのインクシート巻取装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 第４図は従来のプリンタのインクシート巻取装置の一例
を示す斜視図である。

図において、符号（１）はプリンタ本体、（２）はプリ
ンタ本体（１）の一つの内壁に互いに間隔をおいて設け
られた２個の第１の軸支持部材、（３）は第１の軸支持
部材（２〉にそれぞれ対向するようにプリンタ本体（１
）内に設けられた２個の第２の軸支持部材、（４）はプ
リンタ本体（１）に設けられたレバーであり、このレバ
ー（４）を操作することにより、第２の軸支持部材（３
）がそれぞれ軸線方向（図中矢印入方向）に往復動する
ようになっている。

（５）はプリンタ本体（１）に装着されるインクシート
カセット、（６）はそれぞれインクシート（５）に回転
自在に収容された巻取側及び供給側のインクシートボビ
ンであり、これらのインクシートボビン（６）は、一端
部（６ａ）がそれぞれ第１の軸支持部材（２）に支持さ
れるとともに、他端部（６ｂ）がそれぞれ第２の軸支持
部材（３）に支持される。また、各インクシートボビン
（６）には、インクシート（図示せず）が巻き付けられ
ている。

ここで、第５図は第４図の第２の軸支持部材（３）とイ
ンクシートボビン（６）の他端部（６ｂ）とを示す斜視
図であり、図のように、第２の軸支持部材（３）には凸
部（７）が設けられており、他端部（６ｂ）には凸部（
７）が嵌合する凹部（８）が設けられている。

上記のように構成された従来のインクシート巻取装置に
おいては、レバー（４）を操作して各第２の軸支持部材
（３）を矢印Ａ方向に引っ込ませた状態でインクシート
カセット（５）をプリンタ本体（１）内に入れる。この
とき、各インクシートボビン（６）の一端部（６ａ）を
それぞれ第１の軸支持部材（２）に係合させる。そして
、再びレバー（４）を操作して各第２の軸支持部材（３
）を突出させるとともに各他端部（６ｂ）に嵌合させる
。これにより、インクシートボビン（６）は、第２の軸
支持部材（３）に回転方向に対して固定されることにな
る。従って、第２の軸支持部材（３）を回転させること
により、インクシートボビン（６）が回転して、インク
シートが巻取側のインクシートボビン（６）に巻き取ら
れる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のように構成された従来のインクシート巻取装置に
おいては、第２の軸支持部材（３）が支持と回転伝達と
の両方を受は持っているので、装着時には凸部（７）を
凹部（８）に嵌合させるために、第２の軸支持部材（３
）とインクシートボビン（６）との回転方向の位置合わ
せをする必要があり、インクシートカセット（５）の装
着に手間がかかるという問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解決することを課題
としてなされたものであり、インクシートボビンのフレ
ームへの装着を容易にすることができるインクシート巻
取装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るインクシート巻取装置は、フレームに往
復動自在に設けられ付勢手段により付勢された軸支持従
動部材とフレームの軸支持部との間に、インクシートボ
ビンを回転自在に支持し、かつインクシートボビンにギ
ヤを設け、このギヤに噛み合う駆動側ギヤをフレームに
設けたものである。

［作用］ この発明においては、インクシートボビンの端部により
、軸支持従動部材を付勢手段に逆らって移動させること
によりインクシートボビンをフレームに対して着脱し、
インクシートボビンの装着時に、駆動側ギヤをギヤに噛
み合わせ、インクシートボビンに回転力を伝達すること
により、インクシートボビンを回転させてインクシート
を巻き取る。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例によるプリンタのインクシ
ート巻取装置のインクシート装着前の状態を示す斜視図
、第２図は第１図のインクシート装着状態の要部断面図
、第３図は第１図のインクシート装着状態を示す斜視図
である。

図において、符号＜１１）はプリンタのフレーム、（１
２）はフレーム（１１）の一方の内側面に２カ所に突出
して形成されている軸支持部、（１３）はフレーム（１
１）の他方の内側面に形成されたハウジング（１ｌａ）
内に、軸支持部（１２）に対向して往復動するように設
けられている軸支持従動部材であり、この軸支持従動部
材（１３）は、第２図のように、付勢手段であるばね（
１４）により軸支持部（１２）側に付勢されている。ま
た、軸支持従動部材（１３）は、その後端部のスナップ
フィト部（１３ａ）がフレーム（１１）を貫通しており
、これが抜は止めになっている。

（１５）はそれぞれフレーム（１１）に着脱可能に装着
されている巻取側及び供給側のインクシートボビンであ
り、各インクシートボビン（１５）は、その一端部（１
５ａ）が軸支持部（１２）に、他端部（１５ｂ）が軸支
持従動部材（１３）に、それぞれ係合しているとともに
、軸支持従動部材（１３）により押圧されており、これ
により軸支持部（１２）と軸支持従動部材（１３）との
間に回転自在に支持されている。また、各インクシート
ボビン（１５）は、一端部（１５ａ）の近傍にギヤ（１
６）が設けられている。（１７）はインクシートボビン
（１５）に巻がれているインクシートである。

（１８）はフレーム（１１）に設けられ、巻取側のイン
クシートボビン（１５）のギヤ（１６）に噛み合う駆動
側ギヤ、（１９）は供給側のインクシートボビン（１５
）のギヤ（１６）に噛み合い、インクシート（１７）に
張力を与えるための供給用ギヤである。

また、軸支持部＜１２）には、インクシートボビン（１
５）の装着時に一端部（１５ａ）を案内する第１の傾斜
部（１２ａ）、及び装着後に一端部（１５ａ）の先端部
が係合する微小な第１の凹部（１２ｂ）がそれぞれ形成
されている。そして、軸支持従動部材（１３）には、他
端部（１５ｂ）が当接する第２の傾斜部（１３ｂ）、及
び他端部（１５ｂ）の先端部が係合する第２の凹部（１
３ｃ）がそれぞれ形成されている。

上記のように構成されたインクシート巻取装置において
は、インクシートボビン（１５）をフレーム（１１）内
に装着する場合、各インクシートボビン（１５）をその
まま所定の位置に押し込めばよい。

このとき、インクシートボビン（１５）は、第１の傾斜
部（１２ａ）に案内されて移動する。また、他端部（１
５ｂ）が第２の傾斜部（１３ｂ）に当接することにより
、軸支持従動部材（１３）はばね（１４）に逆らって徐
々に第２図の左方へ移動する。この後、インクシートボ
ビン（１５）の両端部（１５ａ）　、　（１５ｂ）ノ先
端部が各凹部（１２ｂ）　、　（１３ｃ）に係合すると
、インクシートボビン（１５）かばね（１４）の押圧力
により図の右方に僅かにずれてフレーム（１１）内に装
着される。

この状態で、各ギヤ（１６）がそれぞれ駆動側ギヤ（１
８）及び供給用ギヤ（１９）に噛み合っており、これに
より各インクシートボビン（１５）に回転力が伝達され
、インクシート（１７）が搬送され巻き取られる。

一方、インクシートボビン（１５）をフレーム（１１）
から取り出す場合は、インクシートボビン（１５）をば
ね（１４）に逆らって第３図の矢印Ｂ方に少し移動させ
てから、矢印Ｃ方向に取り出せばよい。

上記のようなインクシート巻取装置では、回転伝達部分
を軸支持部分から分離させたので、インクシートボビン
（１５）の回転軸と軸支持部（１２）や軸支持従動部材
（１３）との間で回転方向の位置合わせをする必要はな
く、インクシートボビン（１５）のフレーム（１１）へ
の装着が容易である。

また、取り外しの際にも、レバー操作等の必要はなく、
軸支持従動部材（１３）をばね（１４）に逆らって移動
させるだけでよく、作業が簡単である。

また、従来例では、第２の軸支持部材（３）を付勢する
ばねの他に、レバー（４）など、第２の軸支持部材（３
）を往復動させるための機構が必要であるため、部品点
数が多くなってしまうという問題点もあったが、上記実
施例ではハウジング（ｌｌａ）内にばね（１４）を介し
て軸支持従動部材（１３）を設けただけなので、機構が
簡素化されて部品点数が従来例よりも少なくなっている
。

なお、上記実施例では供給側のインクシートボビン（１
５）についても巻取側と同様の構成にしたが、供給側に
ついては、インクシート（１７）に適当な張力を与える
ことができればよく、回転駆動力を伝達する必要はない
ので、他の構成にしてもよい。

また、上記実施例では軸支持従動部材（１３）がインク
シートボビン（１５）の他端部（１５ｂ）を直接支持す
るものを示したが、例えばハウジング（ｌｌａ）に他端
部（１５ｂ）を直接載せて、軸支持従動部材（１３）に
より他端部（１５ｂ）を押さえることにより、支持する
ようにしてもよい。

さらに、上記実施例では付勢手段としてコイル状のばね
（１４）を示したが、例えば板ばねなと、他のものであ
っもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明のインクシート巻取装置
は、インクシートボビンの回転力の伝達部を支持部から
分離し、軸支持従動部材と軸支持部との間にインクシー
トボビンを回転自在に支持したので、装着時に軸支持従
動部材及び軸支持部とインクシートボビンとの間で回転
方向の位置合わせをする必要がなく、インクシートボビ
ンのフレームへの装着を容易にすることができるという
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第２図は第
１図の断面図、第３図は第１図のインクシートボビン装
着時の斜視図、第４図は従来例を示す斜視図、第５図は
第４図の一部を拡大して示す斜視図である。 図において、（１１）はフレーム、＜１２）は軸支持部
、（１３）は軸支持従動部材、（１４）はばね（付勢手
段）、（１５）インクシートボビン、（１６）はギヤ、 （１７）はインクシート、 は駆動側 ギヤである。 なお、 各図中、 同一符号は同−又は相当部分を 示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 軸支持部を有しているフレームと、 前記軸支持部に対向して往復動するように前記フレーム
   に設けられているとともに、付勢手段により前記軸支持
   部側に付勢されている軸支持従動部材と、 ギヤが一体的に設けられており、前記軸支持従動部材に
   より押圧された状態で前記軸支持部及び前記軸支持従動
   部材の間に回転自在に支持されることにより、前記フレ
   ームに着脱可能に装着され、かつインクシートが巻き付
   けられるインクシートボビンと、 前記フレームに設けられ、前記インクシートボビンを前
   記フレームに装着することにより前記ギヤに噛み合って
   前記インクシートボビンに回転力を伝達する駆動側ギヤ
   と を備えていることを特徴とするインクシート巻取装置。