JPH0414467Y2 - - Google Patents
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- JPH0414467Y2 JPH0414467Y2 JP7920290U JP7920290U JPH0414467Y2 JP H0414467 Y2 JPH0414467 Y2 JP H0414467Y2 JP 7920290 U JP7920290 U JP 7920290U JP 7920290 U JP7920290 U JP 7920290U JP H0414467 Y2 JPH0414467 Y2 JP H0414467Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、流体噴射式織機の緯入れ制御装置に
関し、特に最適な緯入れ条件に制御するための装
置に関する。
関し、特に最適な緯入れ条件に制御するための装
置に関する。
〈従来の技術〉
従来この種の制御装置としては、例えば特開昭
56−96938号公報に示されるものがある。これは、
移送流体を供給される複数のノズルを用いて緯糸
を経糸開口に緯入れするものであつて、緯糸の移
送速度ないし時間を測定し、その時間が織機1の
サイクル中の一定部分を占めるように織機主軸の
回転数あるいは移送速度を制御するものであり緯
入れミスを減少させるために有効である。但し、
織機主軸の回転数を制御するものは、急速立上げ
を行う織物の分野においては不向きであると共に
高価であり、商業的実用化には程遠いのが現状で
ある。
56−96938号公報に示されるものがある。これは、
移送流体を供給される複数のノズルを用いて緯糸
を経糸開口に緯入れするものであつて、緯糸の移
送速度ないし時間を測定し、その時間が織機1の
サイクル中の一定部分を占めるように織機主軸の
回転数あるいは移送速度を制御するものであり緯
入れミスを減少させるために有効である。但し、
織機主軸の回転数を制御するものは、急速立上げ
を行う織物の分野においては不向きであると共に
高価であり、商業的実用化には程遠いのが現状で
ある。
また、特開昭59−71459号公報に示されるもの
も知られている。これは、緯糸の先端部の反緯入
れ側への到達タイミングを一定に制御するため、
主ノズルへの供給圧力を変化させて到達タイミン
グを制御するものである。
も知られている。これは、緯糸の先端部の反緯入
れ側への到達タイミングを一定に制御するため、
主ノズルへの供給圧力を変化させて到達タイミン
グを制御するものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉
しかしながら、このように主ノズルへの供給圧
力を制御するものにあつては、応答性が悪いとい
う問題点がある。
力を制御するものにあつては、応答性が悪いとい
う問題点がある。
すなわち、主ノズルへの圧力空気の供給路に
は、1ピツク内における圧力の急変を防止するた
め、ほぼ1ピツク分の圧力空気を貯留するエアタ
ンクを介装させてあるので、圧力調整器を調整し
ても、次のピツク時にはその調整圧力にならず約
10数ピツクを要するものである。
は、1ピツク内における圧力の急変を防止するた
め、ほぼ1ピツク分の圧力空気を貯留するエアタ
ンクを介装させてあるので、圧力調整器を調整し
ても、次のピツク時にはその調整圧力にならず約
10数ピツクを要するものである。
このような場合には、その調整圧力に達するま
での間、緯入れ力が小さいか大きいものであり、
小さい場合は緯入れミスを生じ易く、大きい場合
は糸切れを生じ易いものである。
での間、緯入れ力が小さいか大きいものであり、
小さい場合は緯入れミスを生じ易く、大きい場合
は糸切れを生じ易いものである。
そこで本考案は、緯入れ速度ないし緯糸の到達
時期を一定にするための制御を行うものにおい
て、その調整の応答性を向上させ得る緯入れ制御
装置を提供することを目的とする。
時期を一定にするための制御を行うものにおい
て、その調整の応答性を向上させ得る緯入れ制御
装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案は、上記の目的を達成するため、緯入れ
終了時の緯糸の張力を検出する緯糸張力検出器
と、検出された緯糸張力と基準値とを比較して、
その差に応じ、ドラムに巻付けて貯留した緯糸を
少なくとも緯入れ開始まで係止する係止爪の係止
解除タイミングを変更する係止解除タイミング変
更手段とを設けるようにしたものである。
終了時の緯糸の張力を検出する緯糸張力検出器
と、検出された緯糸張力と基準値とを比較して、
その差に応じ、ドラムに巻付けて貯留した緯糸を
少なくとも緯入れ開始まで係止する係止爪の係止
解除タイミングを変更する係止解除タイミング変
更手段とを設けるようにしたものである。
〈作用〉
すなわち、緯入れ終了時の緯糸張力に応じて係
止爪の係止解除タイミングを変更することによ
り、1ピツク中における緯入れ時間を変更し、例
えば緯入れし難い緯糸の場合には緯入れ力が不足
して緯入れ終了時の緯糸張力が減少することから
緯入れ時間を長くして緯入れミスを少なくするよ
うにし、かつこのように係止解除タイミングを変
更することが時間遅れを生じることなく制御でき
るようにするのである。
止爪の係止解除タイミングを変更することによ
り、1ピツク中における緯入れ時間を変更し、例
えば緯入れし難い緯糸の場合には緯入れ力が不足
して緯入れ終了時の緯糸張力が減少することから
緯入れ時間を長くして緯入れミスを少なくするよ
うにし、かつこのように係止解除タイミングを変
更することが時間遅れを生じることなく制御でき
るようにするのである。
〈実施例〉
以下に本考案の実施例を説明する。
先ず第2図を参照して織物の全体構成を説明す
る。1,1′は織機のフレーム、2は経糸、3は
バツクローラ、4は綜絖、5は筬、6は織前、7
は織布、8はブレストビームである。また、9は
フレーム1に固定したパツケージホルダ、10
A,10Bはパツケージホルダ9に保持された緯
糸パツケージ、11はそのパツケージ10Aから
引出した緯糸である。この緯糸11は、内部に矢
印a方向の空気流を生起させてあるパイプ状のエ
アテンサ12に引通して後、ガイドプーリ13を
経てドラム式緯糸貯留装置14に導き、そのドラ
ム24に巻付け、そしてフレーム1に固定してジ
ラム24の軸線の延長線上に配置したガイド15
に引通し、筬5と一体に揺動運動する緯入れ用の
主ノズル16に引通してある。
る。1,1′は織機のフレーム、2は経糸、3は
バツクローラ、4は綜絖、5は筬、6は織前、7
は織布、8はブレストビームである。また、9は
フレーム1に固定したパツケージホルダ、10
A,10Bはパツケージホルダ9に保持された緯
糸パツケージ、11はそのパツケージ10Aから
引出した緯糸である。この緯糸11は、内部に矢
印a方向の空気流を生起させてあるパイプ状のエ
アテンサ12に引通して後、ガイドプーリ13を
経てドラム式緯糸貯留装置14に導き、そのドラ
ム24に巻付け、そしてフレーム1に固定してジ
ラム24の軸線の延長線上に配置したガイド15
に引通し、筬5と一体に揺動運動する緯入れ用の
主ノズル16に引通してある。
緯糸貯留装置14については第3図及び第4図
を参照して更に詳しく説明する。
を参照して更に詳しく説明する。
ギヤボツクス20がフレーム1から突設したス
テー21A,21Bに固定してあり、そのギヤボ
ツクス20には中空の回転軸22を支持してあ
る。回転軸22にはその軸線から離れる方向に案
内パイプ23を突設してあり、また先端部にはド
ラム24を相対回転自在に支持してある。25
は、ギヤボツクス20に固定した磁石ホルダであ
り、それに固定した磁石(図示せず)と、ドラム
24の背面に固定した磁石26とを相対させて、
回転軸22が回転してもドラム24が静止状態を
保つようにしてある。ドラム24には円錐形状の
巻付部24Aとほぼ円筒状の貯留部24Bとを形
成してある。ドラム24にはまた巻付部24A
と、貯留部24Bとの境界部に位置させた突入孔
27と、貯留部24Bに位置させた突入孔28と
を形成してあり、これらの突入孔27,28に対
して係止爪29,30が突入及び退出するように
してある。これらの係止爪29,30はギヤボツ
クス20に突設した案内体31に摺動自在に嵌合
させてあり、その案内体31に固定した電磁アク
チユエータ32,33により第3図で上下方向に
往復動される。34は織機主軸(図示せず)から
ギヤボツクス20へ動力を伝える伝動系である。
テー21A,21Bに固定してあり、そのギヤボ
ツクス20には中空の回転軸22を支持してあ
る。回転軸22にはその軸線から離れる方向に案
内パイプ23を突設してあり、また先端部にはド
ラム24を相対回転自在に支持してある。25
は、ギヤボツクス20に固定した磁石ホルダであ
り、それに固定した磁石(図示せず)と、ドラム
24の背面に固定した磁石26とを相対させて、
回転軸22が回転してもドラム24が静止状態を
保つようにしてある。ドラム24には円錐形状の
巻付部24Aとほぼ円筒状の貯留部24Bとを形
成してある。ドラム24にはまた巻付部24A
と、貯留部24Bとの境界部に位置させた突入孔
27と、貯留部24Bに位置させた突入孔28と
を形成してあり、これらの突入孔27,28に対
して係止爪29,30が突入及び退出するように
してある。これらの係止爪29,30はギヤボツ
クス20に突設した案内体31に摺動自在に嵌合
させてあり、その案内体31に固定した電磁アク
チユエータ32,33により第3図で上下方向に
往復動される。34は織機主軸(図示せず)から
ギヤボツクス20へ動力を伝える伝動系である。
この装置にあつては、織機主軸に関連して回転
軸22と共に案内パイプ23が回動してドラム2
4に巻付部24Aに緯糸11を巻付けると共に、
係止爪29,30が突入孔27,28に所定のタ
イミングで出し入れされる。すなわち、緯入れか
終了した時点を基点として説明すれば、先ず緯入
れ終了時は係止爪30が突入孔28から抜出して
おり、係止爪29は突入孔27に突入していて、
緯糸11が係止爪29に係止されて後、ガイド1
5まで最短距離をとつている。次に、係止爪30
が突入孔28に突入して後、係止爪29が突入孔
27から抜出して、巻付部24Aに巻付けられて
いた緯糸11が貯留部24Bに移り、貯留部24
Bに所定回例えば4回巻付けられた後に、係止爪
29が突入孔27に突入して、これ以降巻付けら
れる緯糸11と分離する。そして緯入れ時期がく
ると、係止爪30が突入孔28から抜出して、主
ノズル16からの空気噴射により緯糸11が緯入
れされる。このとき、貯留部24Bに巻付けられ
ていた緯糸11はこの回りを4回回つて巻戻さ
れ、係止爪29に係止されて緯入れが終了する。
軸22と共に案内パイプ23が回動してドラム2
4に巻付部24Aに緯糸11を巻付けると共に、
係止爪29,30が突入孔27,28に所定のタ
イミングで出し入れされる。すなわち、緯入れか
終了した時点を基点として説明すれば、先ず緯入
れ終了時は係止爪30が突入孔28から抜出して
おり、係止爪29は突入孔27に突入していて、
緯糸11が係止爪29に係止されて後、ガイド1
5まで最短距離をとつている。次に、係止爪30
が突入孔28に突入して後、係止爪29が突入孔
27から抜出して、巻付部24Aに巻付けられて
いた緯糸11が貯留部24Bに移り、貯留部24
Bに所定回例えば4回巻付けられた後に、係止爪
29が突入孔27に突入して、これ以降巻付けら
れる緯糸11と分離する。そして緯入れ時期がく
ると、係止爪30が突入孔28から抜出して、主
ノズル16からの空気噴射により緯糸11が緯入
れされる。このとき、貯留部24Bに巻付けられ
ていた緯糸11はこの回りを4回回つて巻戻さ
れ、係止爪29に係止されて緯入れが終了する。
このような織機に適用する場合の本考案に係る
制御システムの概要を第1図に示す。
制御システムの概要を第1図に示す。
第1図を参照し、主ノズル16へは、圧力空気
供給源から、圧力調整器40、ほぼ1ピツク分に
相当する空気量を貯留するエアタンク41、織機
の始動準備スイツチの投入によつて開弁され織機
の停止によつて閉弁される電磁弁42、織機主軸
に連動して回転するカム43によつて製織サイク
ルの所定時期すなわち緯入れ時期(例えば70°〜
220°)に開弁するメカニカル弁44を介して、圧
力空気を供給するようになつている。45は圧力
ゲージである。
供給源から、圧力調整器40、ほぼ1ピツク分に
相当する空気量を貯留するエアタンク41、織機
の始動準備スイツチの投入によつて開弁され織機
の停止によつて閉弁される電磁弁42、織機主軸
に連動して回転するカム43によつて製織サイク
ルの所定時期すなわち緯入れ時期(例えば70°〜
220°)に開弁するメカニカル弁44を介して、圧
力空気を供給するようになつている。45は圧力
ゲージである。
係止爪29,30の電磁アクチユエータ32,
33は制御回路50からの制御出力で作動するよ
うになつている。
33は制御回路50からの制御出力で作動するよ
うになつている。
制御回路50には、制御入力として、緯糸張力
検出器75からの信号と、アングルセンサ55か
らの信号と、プリセツタ57からの信号とが入力
される。
検出器75からの信号と、アングルセンサ55か
らの信号と、プリセツタ57からの信号とが入力
される。
緯糸張力検出器75は緯入れ終了時の緯糸11
の張力を検出するものであつて、緯入れ終了時に
緯糸11を係止する係止爪29にその時のたわみ
を検出するストレインゲージ75を貼着してな
る。
の張力を検出するものであつて、緯入れ終了時に
緯糸11を係止する係止爪29にその時のたわみ
を検出するストレインゲージ75を貼着してな
る。
アングルセンサ55は織機主軸と連動して回転
すると共に周囲に、360個の凸部を有する回転体
56に相対させてあり、凸部を検出して主軸の回
転角度(以下主軸角度という)を検出する。尚、
凸部を検出する毎に1°ずつカウントアツプし、
359°の次は0°を出力するようにしてある。
すると共に周囲に、360個の凸部を有する回転体
56に相対させてあり、凸部を検出して主軸の回
転角度(以下主軸角度という)を検出する。尚、
凸部を検出する毎に1°ずつカウントアツプし、
359°の次は0°を出力するようにしてある。
プリセツタ57は制御回路50での制御に必要
な情報を予めプリセツトするために設けてあり、
16進入力の可能なバイナリースイツチ57aと3
個のデシマルスイツチ57bと書込みスイツチ5
6cとを備える。
な情報を予めプリセツトするために設けてあり、
16進入力の可能なバイナリースイツチ57aと3
個のデシマルスイツチ57bと書込みスイツチ5
6cとを備える。
ここにおいて、制御回路50は、緯糸張力検出
器75、アングルセンサ55及びプリセツタ57
からの制御入力を基に、電磁アクチユエータ3
2,33の作動を制御する。尚、電磁アクチユエ
ータ33と制御回路50とで係止爪30の係止解
除タイミング(抜出しタイミング)変更手段を構
成している。
器75、アングルセンサ55及びプリセツタ57
からの制御入力を基に、電磁アクチユエータ3
2,33の作動を制御する。尚、電磁アクチユエ
ータ33と制御回路50とで係止爪30の係止解
除タイミング(抜出しタイミング)変更手段を構
成している。
具体的に、この制御回路50は、第5図に示す
ようにCPU60,ROM61,RAM62、I/
O63,64及びドライバ65,66を備え、緯
糸張力検出器75からの緯糸張力検出信号、アン
グルセンサ55からの主軸角度信号、プリセツタ
57からの各種プリセツト信号をI/O63を介
してCPU60に読込み、ROM61上のプログラ
ムに従つて必要なデータをRAM62に書込み、
また読出し、I/O64を介してドライバ65,
66に出力し、電磁アクチユエータ32,33を
作動させる。
ようにCPU60,ROM61,RAM62、I/
O63,64及びドライバ65,66を備え、緯
糸張力検出器75からの緯糸張力検出信号、アン
グルセンサ55からの主軸角度信号、プリセツタ
57からの各種プリセツト信号をI/O63を介
してCPU60に読込み、ROM61上のプログラ
ムに従つて必要なデータをRAM62に書込み、
また読出し、I/O64を介してドライバ65,
66に出力し、電磁アクチユエータ32,33を
作動させる。
次に第6図及び第7図のフローチヤートを参照
しつつこのシステムの作動について説明する。
しつつこのシステムの作動について説明する。
先ず織機の電源を投入すると、後述する累積値
ΣT,ΣPをクリアし、かつ、それまでに設定され
ている係止爪29の抜出しタイミングT11突入タ
イミングT12係止爪30の抜出しタイミングT21、
突入タイミングT22等の情報をRAM62から読
出してセツトする(第6図のフローのステツプ
1;図にはS1と記してある)。
ΣT,ΣPをクリアし、かつ、それまでに設定され
ている係止爪29の抜出しタイミングT11突入タ
イミングT12係止爪30の抜出しタイミングT21、
突入タイミングT22等の情報をRAM62から読
出してセツトする(第6図のフローのステツプ
1;図にはS1と記してある)。
次に情報の書込み状態(バイナリースイツチ5
7aが0以外)であるか否かを判定し(ステツプ
2)、書込み状態にあつて、各種の条件を新たに
設定あるいは変更する場合は、第7図のフローに
従つてそれらの条件をプリセツタ57から入力さ
せる。
7aが0以外)であるか否かを判定し(ステツプ
2)、書込み状態にあつて、各種の条件を新たに
設定あるいは変更する場合は、第7図のフローに
従つてそれらの条件をプリセツタ57から入力さ
せる。
ここで、プリセツタ57のバイナリースイツチ
57aが1のときは電磁アクチユエータ32によ
る係止爪29の抜出しタイミングT11を、2のと
きはその突入タイミングT12を、3のときは電磁
アクチユエータ33による係止爪30の抜出しタ
イミングT21を、4のときはその突入タイミング
T22をそれぞれ設定できるようになつている。
57aが1のときは電磁アクチユエータ32によ
る係止爪29の抜出しタイミングT11を、2のと
きはその突入タイミングT12を、3のときは電磁
アクチユエータ33による係止爪30の抜出しタ
イミングT21を、4のときはその突入タイミング
T22をそれぞれ設定できるようになつている。
例えば、係止爪29の抜出しタイミングT11を
設定する際は、バイナリースイツチ57aを1に
して、デシマルスイツチ57bにてその設定角度
(例えば335°)をセツトし、書込みスイツチ57
cをONにすれば、RAM62に記憶される。ま
た、その突入タイミングT12を設定する際は、バ
イナリースイツチ57aを2にして、デシマルス
イツチ57bにてその設定角度(例えば5°)をセ
ツトし、書込みスイツチ57cをONにすればよ
い。また、係止爪30の抜出しタイミングT21を
設定する際は、バイナリースイツチ57aを3に
して、デシマルスイツチ57bにてその設定角度
(例えば90°)をセツトし、書込みスイツチ57c
をONにすればよい。また、突入タイミングT22
を設定する際は、バイナリースイツチ57aを4
にして、デシマルスイツチ57bにてその設定角
度(例えば260°)をセツトし、書込みスイツチ5
7cをONにすればよい。
設定する際は、バイナリースイツチ57aを1に
して、デシマルスイツチ57bにてその設定角度
(例えば335°)をセツトし、書込みスイツチ57
cをONにすれば、RAM62に記憶される。ま
た、その突入タイミングT12を設定する際は、バ
イナリースイツチ57aを2にして、デシマルス
イツチ57bにてその設定角度(例えば5°)をセ
ツトし、書込みスイツチ57cをONにすればよ
い。また、係止爪30の抜出しタイミングT21を
設定する際は、バイナリースイツチ57aを3に
して、デシマルスイツチ57bにてその設定角度
(例えば90°)をセツトし、書込みスイツチ57c
をONにすればよい。また、突入タイミングT22
を設定する際は、バイナリースイツチ57aを4
にして、デシマルスイツチ57bにてその設定角
度(例えば260°)をセツトし、書込みスイツチ5
7cをONにすればよい。
また、バイナリースイツチ57aを5にすれ
ば、デシマルスイツチ57bにて緯入れ終了時の
緯糸張力の基準値T0を設定することができる。
ば、デシマルスイツチ57bにて緯入れ終了時の
緯糸張力の基準値T0を設定することができる。
また、バイナリースイツチ57aを6にすれ
ば、デシマルスイツチ57bにて許容範囲LMを
設定することができる。
ば、デシマルスイツチ57bにて許容範囲LMを
設定することができる。
また、バイナリースイツチ57aを7にすれ
ば、デシマルスイツチ57bにて係止爪30の抜
出しタイミングT21の上限値Ta(例えば120°)を
設定でき、8にすれば、その下限値Tb(例えば
100°)を設定することができる。
ば、デシマルスイツチ57bにて係止爪30の抜
出しタイミングT21の上限値Ta(例えば120°)を
設定でき、8にすれば、その下限値Tb(例えば
100°)を設定することができる。
次に織機の運転スイツチをONにすると(ステ
ツプ3)、上記のようにセツトされた係止爪29,
30の各動作タイミングT11,T12,T21,T22に
て電磁アクチユエータ32,33がON・OFFさ
れつつ緯入れが行われ、緯糸張力検出器75から
の信号に基づいて係止爪30の抜出しタイミング
T21は変更制御されるが、スタートから2ピツク
目まではかかる変更制御及びそのための情報の読
込みを行わず、所定の回転数の到達して安定する
のを待つ(ステツプ4)。
ツプ3)、上記のようにセツトされた係止爪29,
30の各動作タイミングT11,T12,T21,T22に
て電磁アクチユエータ32,33がON・OFFさ
れつつ緯入れが行われ、緯糸張力検出器75から
の信号に基づいて係止爪30の抜出しタイミング
T21は変更制御されるが、スタートから2ピツク
目まではかかる変更制御及びそのための情報の読
込みを行わず、所定の回転数の到達して安定する
のを待つ(ステツプ4)。
3ピツク目以降は、緯入れ終了時における緯糸
張力検出器(ストレンゲージ)75からの信号に
基づいて緯糸張力Tを読込む。尚、緯糸張力検出
器75からの信号のピーク値が緯糸張力の緯入れ
終了時における値となる。そして、その値から基
準値T0を減算して、その差(T−T0)を求め、
その差の累積値ΣTを算出する。また、同時に累
積を始めてから何ピツク目かを示すΣPの値を1
アツプする(ステツプ5)。
張力検出器(ストレンゲージ)75からの信号に
基づいて緯糸張力Tを読込む。尚、緯糸張力検出
器75からの信号のピーク値が緯糸張力の緯入れ
終了時における値となる。そして、その値から基
準値T0を減算して、その差(T−T0)を求め、
その差の累積値ΣTを算出する。また、同時に累
積を始めてから何ピツク目かを示すΣPの値を1
アツプする(ステツプ5)。
次に差(T−T0)の累積値ΣTがプラス側ある
いはマイナス側の許容範囲LMを越えたか否かを
判定する(ステツプ6,7)。
いはマイナス側の許容範囲LMを越えたか否かを
判定する(ステツプ6,7)。
プラス側の許容範囲を越えた場合は、ΣT/ΣP
の演算を行つて、許容範囲LMを越えるまで平均
差異を求め、現在の係止爪30の抜出しタイミン
グT21に平均差異ΣT/ΣPに応じた値f(ΣT/
ΣP)を加算して、新たに抜出しタイミングT21を
設定する(ステツプ8)。すなわち、この場合は
緯入れ力が過大なわけであるから、緯入れ時間を
減少させるよう、抜出しタイミングT21を遅くし
て、緯糸張力を基準値T0に近づけるようにする。
の演算を行つて、許容範囲LMを越えるまで平均
差異を求め、現在の係止爪30の抜出しタイミン
グT21に平均差異ΣT/ΣPに応じた値f(ΣT/
ΣP)を加算して、新たに抜出しタイミングT21を
設定する(ステツプ8)。すなわち、この場合は
緯入れ力が過大なわけであるから、緯入れ時間を
減少させるよう、抜出しタイミングT21を遅くし
て、緯糸張力を基準値T0に近づけるようにする。
マイナス側の許容範囲を越えた場合は、同様に
ΣT/ΣPの演算を行つて、許容範囲LMを越える
までの平均差異を求め、現在の係止爪30の抜出
しタイミングT21から平均差異ΣT/ΣPに応じた
値f(ΣT/ΣP)を減算して、新たに抜出しタイ
ミングT21を設定する(ステツプ9)。すなわち、
この場合は緯入れ力が不足しているわけであるか
ら、緯入れ時間を増大させるよう、抜出しタイミ
ングT21を早くして、緯糸張力を基準値T0に近づ
けるようにする。
ΣT/ΣPの演算を行つて、許容範囲LMを越える
までの平均差異を求め、現在の係止爪30の抜出
しタイミングT21から平均差異ΣT/ΣPに応じた
値f(ΣT/ΣP)を減算して、新たに抜出しタイ
ミングT21を設定する(ステツプ9)。すなわち、
この場合は緯入れ力が不足しているわけであるか
ら、緯入れ時間を増大させるよう、抜出しタイミ
ングT21を早くして、緯糸張力を基準値T0に近づ
けるようにする。
係止爪30の抜出しタイミングT21を変更した
時は、それを上限値Ta及び下限値Tbと比較し
(ステツプ10,11)、上限値Ta又は下限値Tbを越
えた場合は、上限値Ta又は下限値Tbにホールド
する(ステツプ12,13)。その後、ΣT,ΣPをク
リアして(ステツプ14)、かかる制御を繰返す。
時は、それを上限値Ta及び下限値Tbと比較し
(ステツプ10,11)、上限値Ta又は下限値Tbを越
えた場合は、上限値Ta又は下限値Tbにホールド
する(ステツプ12,13)。その後、ΣT,ΣPをク
リアして(ステツプ14)、かかる制御を繰返す。
ここで、給糸体10Aが使用終了状態に向かう
につれ、係止爪30の抜出しタイミングT21は
徐々に早まり、使用終了状態の以前で下限値Tb
(例えば100°)よりも小さくなるが、この場合は
100°にホールドされたままになる。次に給糸体1
0Bに切換わると、抜出しタイミングT21は遅く
制御されるが、このときは最大で上限値Ta(例え
ば120°)にホールドされる。すなわち、あまり早
く係止爪30を抜いて緯入れを開始しようとする
と、経糸開口が十分開かずに緯入れミスを生じる
ことがあり、遅く係止爪30を抜いて緯入れを行
うと、閉口過程にある経糸に緯糸11が引掛かつ
て緯入れミスを生じることがあるからである。
につれ、係止爪30の抜出しタイミングT21は
徐々に早まり、使用終了状態の以前で下限値Tb
(例えば100°)よりも小さくなるが、この場合は
100°にホールドされたままになる。次に給糸体1
0Bに切換わると、抜出しタイミングT21は遅く
制御されるが、このときは最大で上限値Ta(例え
ば120°)にホールドされる。すなわち、あまり早
く係止爪30を抜いて緯入れを開始しようとする
と、経糸開口が十分開かずに緯入れミスを生じる
ことがあり、遅く係止爪30を抜いて緯入れを行
うと、閉口過程にある経糸に緯糸11が引掛かつ
て緯入れミスを生じることがあるからである。
尚、この場合主ノズル16のメカニカル弁44
は係止爪30の抜出しタイミングが変わつても十
分な先行噴射を行うことができるように開弁時期
を設定してある。また、係止爪30の動きに対す
る弁44の先行開弁時期が一定となるよう、該弁
44を電磁式にし、係止爪30の抜出しに対し所
定角度先行するよう開弁時期を変えるようにして
もよい。
は係止爪30の抜出しタイミングが変わつても十
分な先行噴射を行うことができるように開弁時期
を設定してある。また、係止爪30の動きに対す
る弁44の先行開弁時期が一定となるよう、該弁
44を電磁式にし、係止爪30の抜出しに対し所
定角度先行するよう開弁時期を変えるようにして
もよい。
また、第8図に示すように、係止爪29は図で
上下方向に移送可能に設け、その基端部に固定軸
70に揺動自在に枢着したレバー71が係合し
て、このレバー71の揺動運動により係止爪29
がドラム24の突入孔に突入及び退出するように
し、レバー71はそのカムフオロワ72がスプリ
ング73により織機主軸に連動して回転するカム
74に当接し、このカム74により揺動されるよ
うにしてもよい。
上下方向に移送可能に設け、その基端部に固定軸
70に揺動自在に枢着したレバー71が係合し
て、このレバー71の揺動運動により係止爪29
がドラム24の突入孔に突入及び退出するように
し、レバー71はそのカムフオロワ72がスプリ
ング73により織機主軸に連動して回転するカム
74に当接し、このカム74により揺動されるよ
うにしてもよい。
さらに、以上の実施例では、主ノズル16のみ
を用いて緯入れを行うものについて示したが、緯
入れ経路に沿つて配設した補助ノズルを用いて緯
入れを行すものに適用できることは言うまでもな
い。
を用いて緯入れを行うものについて示したが、緯
入れ経路に沿つて配設した補助ノズルを用いて緯
入れを行すものに適用できることは言うまでもな
い。
〈考案の効果〉
以上説明したように本考案によれば、緯入れ終
了時の緯糸張力に基づいて、係止爪が緯糸に対す
る係止を解除して緯入れを開始させるタイミング
を変更するようにしてあるから、変更信号が出力
された次のピツクからすぐさま変更制御され、時
間遅れを生じることなく的確に制御できるという
効果が得られる。
了時の緯糸張力に基づいて、係止爪が緯糸に対す
る係止を解除して緯入れを開始させるタイミング
を変更するようにしてあるから、変更信号が出力
された次のピツクからすぐさま変更制御され、時
間遅れを生じることなく的確に制御できるという
効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示す要部の概略
図、第2図は織機の平面図、第3図は緯糸貯留装
置の平面図、第4図は緯糸貯留装置の側面図、第
5図は制御回路のハードウエア構成を示すブロツ
ク図、第6図及び第7図は制御内容を示すフロー
チヤート、第8図は他の実施例を示す要部の概略
図である。 11……緯糸、14……緯糸貯留装置、16…
…主ノズル、24……ドラム、29,30……係
止爪、32,33……電磁アクチユエータ、50
……制御回路、75……緯糸張力検出器(ストレ
インゲージ)。
図、第2図は織機の平面図、第3図は緯糸貯留装
置の平面図、第4図は緯糸貯留装置の側面図、第
5図は制御回路のハードウエア構成を示すブロツ
ク図、第6図及び第7図は制御内容を示すフロー
チヤート、第8図は他の実施例を示す要部の概略
図である。 11……緯糸、14……緯糸貯留装置、16…
…主ノズル、24……ドラム、29,30……係
止爪、32,33……電磁アクチユエータ、50
……制御回路、75……緯糸張力検出器(ストレ
インゲージ)。
Claims (1)
- ドラム24に巻付けて貯留した緯糸11を少な
くとも緯入れ開始まで係止する係止爪30と、前
記緯糸11を流体噴射により経糸開口へ緯入れす
る緯入れノズル16とを備えた流体噴射式織機に
おいて、緯入れ終了時の緯糸11の張力を検出す
る緯糸張力検出器75と、検出された緯糸張力と
基準値とを比較してその差に応じて前記係止爪3
0の係止解除タイミングを変更する係止解除タイ
ミング変更手段33,50とを設けたことを特徴
とする流体噴射式織機の緯入れ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7920290U JPH0414467Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7920290U JPH0414467Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330280U JPH0330280U (ja) | 1991-03-25 |
JPH0414467Y2 true JPH0414467Y2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=31623150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7920290U Expired JPH0414467Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0414467Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP7920290U patent/JPH0414467Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330280U (ja) | 1991-03-25 |
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