JPH0414282B2 - - Google Patents

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JPH0414282B2
JPH0414282B2 JP59201624A JP20162484A JPH0414282B2 JP H0414282 B2 JPH0414282 B2 JP H0414282B2 JP 59201624 A JP59201624 A JP 59201624A JP 20162484 A JP20162484 A JP 20162484A JP H0414282 B2 JPH0414282 B2 JP H0414282B2
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magnetic disk
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Mitsuyoshi Koizumi
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気デイスクの表面欠陥検査方法お
よび装置に係り、特に梨地状微小凹凸を有する磁
気デイスクの表面に存在する欠陥を、自動的に検
出することができる、磁気デイスクの表面欠陥検
査方法および装置に関するものである。
〔発明の背景〕
磁気デイスクは、研磨仕上したアルミ面板上に
磁性材である酸化鉄砥粒を塗布したものである。
この塗布工程は、溶剤と酸化鉄砥粒との混合液
を、高速回転中のアルミ面板上に滴して、その後
前記溶剤に蒸発させるものである。しかしこの塗
布工程によつて形成される塗布膜には、クレータ
状欠陥、すじ状欠陥が発生する。
以下、このことを図面を使用して説明する。
第11図は、磁気デイスクを示す平面図、第1
2図は、第11図における部近傍を示す拡大斜
視断面図、第13図は、第11図における部近
傍を示す拡大斜視断面図、第14図は、磁気デイ
スクに発生する欠陥の典型例を示す拡大断面図で
ある。
各図において、1は、アルミ面板4上に塗布膜
5を形成した磁気デイスク、2,3は、それぞれ
塗布膜5に発生したクレータ状欠陥、すじ状欠陥
である。クレータ状欠陥2は、前記混合液とアル
ミ面板4との接触部に汚れが存在すると、溶剤蒸
発後に塗布膜5の表面に発生する。また、すじ状
欠陥3は、砥粒不均一部があると、回転遠心力に
よりアルミ面板4の半径方向外側に発生する。
これらのクレータ状欠陥2、すじ状欠陥3は、
磁気デイスク1の書き込みエラーの原因となるの
で、前記塗装工程終了後に検査を行なう必要があ
る。
ところで、アルミ面板4は厚さ2mmであり、こ
の上の塗布膜5は、厚さ1μm、表面粗さ0.01μm
Raの梨地状微小凹凸を呈している。そしてクレ
ータ状欠陥2の大きさ、すじ状欠陥3の幅(以
下、大きさ、幅をまとめて大きさdという)は、
第4図に示すように、0.5〜2mmが典型的である。
欠陥の深さhは0.2μm以上のものが書き込みエラ
ー原因となるので、0.2μm以上の欠陥の深さhを
検出する必要がある。したがつて、検出すべき欠
陥の深さhは、大きさdに比べ、h/d=1:
2500(=10000)と著しく小さい。
このように小さい欠陥は、表面が滑らかなもの
については、たとえばニユートンリングによる干
渉縞によつて検出できるものの、磁気デイスクの
ように表面が梨地状微小凹凸をなしたものでは前
記ニユートンリングを適用できず、従来、目視に
よつて欠陥を検査しており、したがつて磁気デイ
スクの信頼性が低いという課題があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決す
べく、円板上に、梨地状微小凹凸をなした表面を
有する磁性膜を形成した磁気デイスクの磁性膜表
面上の大きさに比べて深さが著しく浅い欠陥、例
えばクレータ状欠陥、すじ状欠陥等を光学的に、
且つ自動的に検出することができるようにした磁
気デイスクの表面欠陥検査方法および装置を提供
することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、上記目的を達成するために、円板上
に、梨地状微小凹凸をなした表面を有する磁性膜
を形成した磁気デイスクの表面に、垂直方向に対
して傾けた方向からほぼ平行なる照明光を照射
し、上記磁気デイスクの磁性膜表面に存在する大
きさに比べて深さが著しく浅い欠陥による該欠陥
表面からの反射光の凹面鏡効果と上記欠陥による
磁性膜の膜厚減少によつて磁性膜を通して円板表
面で反射してくる反射光の減衰量の減少効果との
相乗効果に基づいて生じる反射光照度分布の局部
増加変動から、上記磁性膜表面の梨地状微小凹凸
をなした表面からの散乱光を遮光光学系で遮光し
て光電変換手段で受光し、該光電変換手段から得
られる信号に基づいて、梨地状微小凹凸をなした
磁性膜表面に存在する大きさに比べて深さが著し
く浅い欠陥を検出することを特徴とする磁気デイ
スクの表面欠陥検査方法である。また本発明は、
円板上に、梨地状微小凹凸をなした表面を有する
磁性膜を形成した磁気デイスクの表面に、垂直方
向に対して傾けた方向からほぼ平行なる照明光を
照射する照明光照射光学系と、該照明光照射光学
系で照射され、上記磁気デイスクの磁性膜表面に
存在する大きさに比べて深さが著しく浅い欠陥に
よる該欠陥表面からの反射光の凹面鏡効果と上記
欠陥による磁性膜の膜厚減少によつて磁性膜を通
して円板表面で反射してくる反射光の減衰量の減
少効果との相乗効果に基づいて生じる反射光照度
分布の局部増加変動から、上記磁性膜表面の梨地
状態小凹凸をなした表面からの散乱光を遮光光学
系で遮光して光電変換手段で受光する検出光学系
とを備え、該検出光学系の光電変換手段でから得
られる信号に基づいて、梨地状微小凹凸をなした
磁性膜表面に存在する大きさに比べて深さが著し
く浅い欠陥を検出するように構成したことを特徴
とする磁気デイスクの表面欠陥検査装置である。
〔発明の実施例〕 実施例の説明に入るまえに、本発明に係る基本
的事項を説明する。
磁気デイスクの表面に傾斜平行照明光を照射
し、その表面からの反射光の照度分布を測定する
ことにより、表面にある欠陥を検出するようにし
たものである。
本発明者は、表面に欠陥があると、(a)欠陥によ
る凹面鏡効果、および(b)アルミ面板の表面からの
反射光の減衰効果が生じ、これら(a),(b)の相乗効
果に起因して照度分布に変動が生ずるという現象
を発見し、この現象を本発明に利用するものであ
る。この場合、反射光の照度分布を測定するにあ
たつては、遮光光学系によつて磁気デイスク表面
からの散乱光を遮光することにより、前記照度変
動コントラストを大きくし、安定な検出ができる
ようにした。
さらに、すじ状欠陥の検出に際しては、シリン
ドリカルレンズを使用し、その欠陥の像を、当該
すじ状欠陥の長手方向に圧縮して照度変動のコン
トラストを大きくするようにした。
以下、図面を使用して説明する。
第1図〜第5図は、本発明に係る基本的事項を
説明するためのものであり、第1図は、欠陥によ
る各種効果による磁気デイスク表面からの反射光
照度分布図、第2図は、傾斜平行照明光の傾斜角
度の、反射光照度分布のコントラストへの影響を
示す、磁気デイスク表面近傍の詳細断面および反
射光照度分布図、第3図は、散乱光の影響を除く
手段を説明するための、遮光光学系を具備した光
電変換装置およびこの光電変換装置によつて測定
した、クレータ状欠陥に対応する反射光照度分布
図、第4図は、すじ状欠陥を検出する手段を説明
するための、シリンドリカルレンズを配設した光
電変換装置、配設しない光電変換装置およびこれ
らの光電変換装置によつて測定した、すじ状欠陥
に対応する反射光照度分布図、第5図は、第4図
aに係るシリンドリカルレンズを配設した光電変
換装置とこれによつてすじ状欠陥を検出している
状態を示す平面図である。
各図において、2はクレータ状欠陥、3はすじ
状欠陥、4はアルミ面板、5は塗布膜であり、ま
た同一番号を付したものは同一部分である。
第1図aは、欠陥による凹面鏡効果を説明する
ものであり、塗布膜5に対して傾斜平行照明光6
を照射すると、塗布膜表面からの反射光7aの照
度分布は、欠陥2,3の凹面鏡効果により、図示
のように局部的に変動する。これが、(a)欠陥によ
る凹面鏡効果である。一方、第1図bは、アルミ
面板の表面減衰効果を説明するものであり、厚さ
1μmの塗布膜5は半透明であるので、傾斜平行
照明光6はアルミ面板4の表面で反射して、アル
ミ表面からの7bとなる。この際、欠陥2,3部
を透過、反射した傾斜平行照明光6、反射光7b
は、いずれも欠陥のない正常部に比べ、塗布膜5
内での減衰が少ないため、アルミ表面からの反射
光7bの照度分布に局部的変動を生じる。これ
が、(b)アルミ面板の表面からの反射光の減衰効果
である。
以上の(a),(b)の相重効果を利用した、欠陥に起
因する照度分布の変動を、本発明に利用するよう
にしたものである。
次に、第2図を使用して、傾斜平行照明光6の
傾斜角度θの影響について説明する。
第2図aは、欠陥近傍○イ〜○ロ領域を示し、第2
図bは、この第2図aにおける部に傾斜角度θ
=40゜の傾斜平行照明光6を照射している状態を
示す拡大断面図で、また第2図cは、傾斜角度θ
=40゜のときの欠陥近傍○イ〜○ロ領域の、反射光照
度分布を示している。そして、第2図dは、第2
図aにおける部に傾斜角度θ=20゜の傾斜平行
照明光6を照射している状態を示す拡大断面図
で、また第2図eは、傾斜角度θ=20゜のときの
欠陥近傍○イ〜○ロ領域の、反射光照度分布を示して
いる。
塗布膜5の表面は梨地状微小凹凸を呈している
ので、傾斜平行照明光6により反射光7aと散乱
光8が発生する。反射光7aは、梨地状微小凹凸
の平坦部から、また散乱光8は梨地状微小凹凸の
エツジ部から各々発生する。そこで、傾斜角度θ
を小さくすると平坦部の見かけの割合が多くなる
ので、反射光7aの照度が高くなる。本発明者の
実験では、θ=20゜、40゜の場合について、反射光
照度分布をピンホール15、光電変換素子16を
用い、試料に係る磁気デイスクをX方向に移動さ
せて、○イ○ロ間の反射光照度分布を測定した。その
結果、第2図c,eに示すように、傾斜角度θ=
20゜の場合の方がθ=40゜の場合に比べ、反射光照
度が約5倍高くなり、欠陥2に対応した照度変動
(コントラスト)も大きくなることがわかつた。
したがつて、傾斜平行照明光6の傾斜角度θは小
さい方が望ましい。
次に、第3図を使用して、散乱光の影響を除く
方法を説明する。
第3図aは、傾斜平行照明装置20と、散乱光
8を除くための遮光光学系18を具備した光電変
換装置21とを略示的に示したものであり、第3
図bは、第3図aにおける光電変換装置21を使
用して測定した、クレータ状欠陥を対応する反射
光照度分布を、第3図cは、この光電変換装置を
使用しないで測定したときの、クレータ状欠陥に
対応する反射光照度分布を、それぞれ示してい
る。
前記した傾斜平行照明装置20は、光源9、ピ
ンホール10、凸レンズ11の組合せからなるも
のである。また、光電変換装置21は、2枚のピ
ンホール18a,18bからなる遮光光学系18
と光電変換素子16との組合せを配設してなるも
のである。したがつて、反射光7aのうちその中
心部の平行光のみ2枚のピンホール18a,18
bを通過して光電変換素子16に入り反射光分布
が測定される。
遮光光学系18を具備した光電変換装置21で
測定した反射光照明分布のコントラストは第3図
bのようになり、遮光光学系を具備しない光電変
換装置(光電変換装置21から遮光光学系18を
除いたもの)で測定したものは第3図cのように
なり、遮光光学系がない場合には照度変動が少な
く安定な検出ができないが、遮光光学系18を具
備せしめたものでは、クレータ状欠陥2に対応し
た照度変動(コントラスト)が著しく大きくなる
ことがわかる。同様の効果を有する遮光光学系1
80で用いられる凸レンズ12,14を使用した
場合には、光の1部がレンズ表面で反射、散乱し
て本来観測したい対象物の像に重なつて拡がるい
わゆるフレア現象が発生して安定な検出ができな
い。
最後に、第4,5図を使用して、すじ状欠陥3
を検出する方法を説明する。
第4図aは、すじ状欠陥3を検出するための、
シリンドリカルレンズ19を配設した光電変換装
置21Aを略示的に示し、第4図bは、この光電
変換装置21Aによつて測定した、すじ状欠陥3
に対応する反射光照度分布を示している。一方、
第4図cは、第3図dのレンズによる遮光光学系
を含む光電変換装置211を略示的に示し、第4
図dは、この光電変換装置211によつて測定し
た、すじ状欠陥3に対応する反射光照度分布を示
しているがレンズによるフレアが生じておりbに
比べ信号が劣化している。前述の光電変換装置2
1Aは、上記塗布膜5のy方向に長いスリツト穴
18c′,18d′を夫々有する2枚のスリツト18
c,18dからなる遮光光学系18′の後にシリ
ンドリカルレンズ19、スリツト17および光電
変換素子16との組合せを配設したものである。
上記シリンドリカルレンズ19は、すじ状欠陥
3の長手方向にのみ光学的に圧縮する効果を有し
ており、このシリンドリカルレンズ19の後に、
前記圧縮方向と直角方向に細い幅を有するスリツ
ト17が配設されている。このシリンドリカルレ
ンズ19とスリツト17とを用いた光電変換装置
21Aによる走査の方が(第4図bが、この場合
の反射照度分布)、ピンホール15を用いた光電
変換装置210によるよりも、欠陥3に対応した
照度変動が大きくなる。
すじ状欠陥3の長手方向は磁気デイスク1の半
径方向と一致するので、第5図に示すように、磁
気デイスク1をφ方向へ回転することにより、す
じ状欠陥3a,3c,3dが光電変換装置21A
により検出される。また、磁気デイスク1の内径
側のすじ状欠陥3b,3dに対しては、磁気デイ
スク1をy方向に適当な距離だけ並進させた後、
その磁気デイスク1を回転させれば、傾斜平行照
度部6aがデイスク内側に移り、すじ状欠陥3
b,3dが同様に検出されるものである。
本発明は、上記した解明に基づいてなされたも
のである。以下、この発明を実施例によつて説明
する。
第6図は、本発明の一実施例に係る磁気デイス
クの表面欠陥検査方法の実施に供せられる表面欠
陥検査装置の一例を示す平面図、第7図は、第6
図における−断面図、第8図は、クレー
タ状欠陥を検査する場合の走査方法を説明するた
めの平面図、第9図は、すじ状欠陥を検査する場
合の走査方法を説明するための平面図、第10図
は、第6図に係る磁気デイスクの表面欠陥検査装
置の動作を説明するための検査ブロツク図であ
る。
第6,7図において、試料に係る磁気デイスク
1は、ホルダ27に載置されるようになつてお
り、このホルダ27の回転軸27aは、ベアリン
グ28で支持されている。回転軸27aの端部
は、カツプリング23によりDCモータ24に連
結されており、このDCモータ24の他の軸はエ
ンコーダ25に接続される。以上の部品は、ハウ
ジング22,26に装着されており、試料搬送部
29を構成している。そして、この試料搬送部2
9は、ベアリング35を介してベース34上にP
方向へ移動可能に支持されている。また、ベース
34上のパルスモータ30は、カツプリング3
1、おねじ32、ハウジング26に取付けられた
めねじ33を介して、ベアリング35上の試料搬
送部29を並進移動(P方向)させることができ
る。
20は、磁気デイスク1の表面にその表面に対
して傾斜角度を有する傾斜平行照明光6を照射す
る、光源9、ピンホール10、凸レンズ11の組
合せからなる(第3図a参照)傾斜平行照明装置
であり、この傾斜平行照明装置20は、ベース3
4に立てられた支柱36上に装着されている。2
1は、2枚の凸レンズ12,14と、これらの間
に介挿したピンホール13との組合せからなる遮
光光学系18を具備し、この遮光光学系18の後
に、ピンホール15と光電変換素子16との組合
せを配設してなる(第3図a参照)光電変換装置
であり、この光電変換装置21は、前記傾斜平行
照明光6による前記表面からの反射光7(7aと
7bとを含む)の照度を測定することができるよ
うに、ベース34に立てられた支柱37上に装着
されている。
このように構成した磁気デイスクの表面欠陥検
査装置によつて、クレータ状欠陥を検出する動作
を説明する。
試料に係る磁気デイスク1をホルダ27上に載
置固定する。ここで表面欠陥検査装置をONにす
ると、傾斜平行照明装置20から磁気デイスク1
の表面上に傾斜平行照明光6が照射される。パル
スモータ30、DCモータ24が駆動され、ピン
ホール15の開口の磁気デイスク1上に対応する
部分15aの大きさと同じ距離でピツチPの並進
移動Pと、回転運動φとを組合せて、磁気デイス
ク1上のクレータ状欠陥が光電変換装置21によ
つて検出される。そして、その欠陥の位置が表示
回路44に表示される。
これを検査ブロツク線図(第10図)を使用し
て説明すると、光電変換装置21からの検出信号
は増幅器38を経て、二値化回路39で比較電圧
Vにより二値化信号となり制御回路40に至る。
制御回路40は、DCモータ駆動回路42、パル
スモータ駆動回路43を作動させて、DCモータ
24、パルスモータ30を駆動させる。エンコー
ダ25で得られる磁気デイスク1の回転方向位置
は増幅器41を経て、制御回路40に至る。そし
て、前記したように、表示回路44には磁気デイ
スクの欠陥位置が表示される。このようにして、
磁気デイスク1の全面のピンホール走査が終了し
たとき、磁気デイスクの表面欠陥検査装置が
OFFになる。
次に、すじ状欠陥を検出する動作を説明する。
この場合には、光電変換装置21の代りに、シ
リンドリカルレンズ19を配設した光電変換装置
21A(第4図a)を、支柱37に装着する。走
査方法は、第9図に示すように、傾斜平行照明部
6aを幅とする環状部38a,38b,38cを
順次走査すればよい。
以上説明した実施例によれば、磁気デイスク1
の塗布膜5上のクレータ状欠陥2、すじ状欠陥3
を自動的に且つ正確に検査することが可能とな
り、磁気デイスク1の信頼性を著しく向上させる
ことができるという効果がある。
なお、上記実施例においては、クレータ状欠陥
を検査する場合と、すじ状欠陥を検査する場合と
では、異なる光電変換装置21,21Aを使用す
る必要があるが、遮光光学系18の後に半透過鏡
を配設して反射光の光路を分岐し、一方の光路に
ピンホール15と光電変換素子16を、他方の光
路にシリンドリカルレンズ19、スリツト17お
よび光電変換素子16を、それぞれ配設した光電
変換装置を使用するようにすれば、クレータ状欠
陥と、すじ状欠陥とを同時に検査することができ
るという利点がある。
以上に述べた表面欠陥検査方法および装置は、
磁気デイスク1の表面欠陥を検出するために適用
することができるのみならず、その他の梨地状微
小凹凸を有する平板表面の欠陥を検出するために
も適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、円
板上に、梨地状微小凹凸をなした表面を有する磁
性膜を形成した磁気デイスクの磁性膜表面上の大
きさに比べて深さが著しく浅い欠陥、例えばクレ
ータ状欠陥、すじ状欠陥等を光学的に、且つ自動
的に検出することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本発明に係る基本的事項を
説明するためのものであり、第1図は、欠陥によ
る各種効果による磁気デイスク表面からの反射光
照度分布図、第2図は、傾斜平行照明光の傾斜角
度の、反射光照度分布のコントラストへの影響を
示す、磁気デイスク表面近傍の詳細断面および反
射光照度分布図、第3図は、散乱光の影響を除く
手段を説明するための、遮光光学系を具備した光
電変換装置およびこの光電変換装置によつて測定
した、クレータ状欠陥に対応する反射光照度分布
図、第4図は、すじ状欠陥を検出する手段を説明
するための、シリンドリカルレンズを配設した光
電変換装置、配設しない光電変換装置およびこれ
らの光電変換装置によつて測定した、すじ状欠陥
に対応する反射光照度分布図、第5図は、第8図
aに係るシリンドリカルレンズを配設した光電変
換装置とこれによつてすじ状欠陥を検出している
状態を示す平面図、第6図は、本発明の一実施例
に係る磁気デイスクの表面欠陥検査方法の実施例
に供せられる表面欠陥検査装置の一例を示す平面
図、第7図は、第6図における−断面
図、第8図は、クレータ状欠陥を検査する場合の
走査方法を説明するための平面図、第9図は、す
じ状欠陥を検査する場合の走査方法を説明するた
めの平面図、第10図は、第9図に係る磁気デイ
スクの表面欠陥検査装置の動作を説明するための
走査ブロツク線図、第11図は、磁気デイスクを
示す平面図、第12図は、第11図における部
近傍を示す拡大斜視断面図、第13図は、第11
図における部近傍を示す拡大斜視断面図、第1
4図は、磁気デイスクに発生する欠陥の典型を示
す拡大断面図である。 1……磁気デイスク、2……クレータ状欠陥、
3……すじ状欠陥、5……塗布膜、6……傾斜平
行照明光、7,7a,7b……反射光、8……散
乱光、12……凸レンズ、13……ピンホール、
14……凸レンズ、15……ピンホール、16…
…光電変換素子、17……スリツト、18,1
8′……遮光光学系、18a,18b……ピンホ
ール、18c,18d……スリツト、18c′,1
8d′……スリツト穴、19……シリンドリカルレ
ンズ、20……傾斜平行照明装置、21,21A
……光電変換装置、29……試料搬送部、44…
…表示回路、θ……傾斜角度。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円板上に、梨地状微小凹凸をなした表面を有
    する磁性膜を形成した磁気デイスクの表面に、垂
    直方向に対して傾けた方向からほぼ平行なる照明
    光を照射し、上記磁気デイスクの磁性膜表面に存
    在する大きさに比べて深さが著しく浅い欠陥によ
    る該欠陥表面からの反射光の凹面鏡効果と上記欠
    陥による磁性膜の膜厚減少によつて磁性膜を通し
    て円板表面で反射してくる反射光の減衰量の減少
    効果との相乗効果に基づいて生じる反射光照度分
    布の局部増加変動から、上記磁性膜表面の梨地状
    微小凹凸をなした表面からの散乱光を遮光光学系
    で遮光して光電変換手段で受光し、該光電変換手
    段から得られる信号に基づいて、梨地状微小凹凸
    をなした磁性膜表面に存在する大きさに比べて深
    さが著しく浅い欠陥を検出することを特徴とする
    磁気デイスクの表面欠陥検査方法。 2 上記遮光光学系を複数で構成し、該複数の遮
    光光学系を光電変換手段が検出する光軸方向に並
    設し、上記光電変換手段から得られる信号に基づ
    いて、梨地状微小凹凸をなした磁性膜表面に存在
    するクレータ状の欠陥を検出することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の磁気デイスクの表
    面欠陥検査方法。 3 上記遮光光学系を通過した光を、一次元集光
    光学系で一次元方向に集光し、この一次元方向に
    集光された光を上記光電変換手段で受光し、該光
    電変換手段から得られる信号に基づいて、梨地状
    微小凹凸をなした磁性膜表面に存在するすじ状の
    欠陥を検出することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の磁気デイスクの表面欠陥検査方法。 4 円板上に、梨地状微小凹凸をなした表面を有
    する磁性膜を形成した磁気デイスクの表面に、垂
    直方向に対して傾けた方向からほぼ平行なる照明
    光を照射する照明光照射光学系と、該照明光照射
    光学系で照射され、上記磁気デイスクの磁性膜表
    面に存在する大きさに比べて深さが著しく浅い欠
    陥による該欠陥表面からの反射光の凹面鏡効果と
    上記欠陥による磁性膜の膜厚減少によつて磁性膜
    を通して円板表面で反射してくる反射光の減衰量
    の減少効果との相乗効果に基づいて生じる反射光
    照度分布の局部増加変動から、上記磁性膜表面の
    梨地状微小凹凸をなした表面からの散乱光を遮光
    光学系で遮光して光電変換手段で受光する検出光
    学系とを備え、該検出光学系の光電変換手段でか
    ら得られる信号に基づいて、梨地状微小凹凸をな
    した磁性膜表面に存在する大きさに比べて深さが
    著しく浅い欠陥を検出するように構成したことを
    特徴とする磁気デイスクの表面欠陥検査装置。 5 上記検出光学系は、上記遮光光学系を複数で
    構成し、該複数の遮光光学系を光電変換手段が検
    出する光軸方向に並設し、上記検出光学系の光電
    変換手段から得られる信号に基づいて、梨地状微
    小凹凸をなした磁性膜表面に存在するクレータ状
    の欠陥を検出するように構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項記載の磁気デイスクの表
    面欠陥検査装置。 6 上記検出光学系は、上記遮光光学系を通過し
    た光を一次元方向に集光する一次元集光光学系を
    有し、該一次元集光光学系で一次元方向に集光さ
    れた光を上記光電変換手段で受光するように構成
    し、該検出光学系の光電変換手段から得られる信
    号に基づいて、梨地状微小凹凸をなした磁性膜表
    面に存在するすじ状の欠陥を検出するように構成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の磁気デイスクの表面欠陥検査装置。 7 上記検出光学系は、集光する第1の集光レン
    ズを有し、該第1の集光レンズで集光される個所
    にピンホールで形成された第1の遮光光学系を設
    置し、該遮光光学系を通過して拡がつた光を集光
    する第2の集光レンズを有し、該第2の集光レン
    ズで集光された光の一部を通す第2の遮光光学系
    を有し、該第2の遮光光学系を通過した光を上記
    光電変換手段で受光するように構成し、該検出光
    学系の光電変換手段から得られる信号に基づい
    て、梨地状微小凹凸をなした磁性膜表面に存在す
    るクレータ状の欠陥とすじ状の欠陥とを検出する
    ように構成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載の磁気デイスクの表面欠陥検査装置。 8 上記検出光学系の第2の集光レンズと第2の
    遮光光学系との間に、一次元方向に集光する一次
    元方向集光光学系を配置したことを特徴とする特
    許請求の範囲第7項記載の磁気デイスクの表面欠
    陥検査装置。
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