JPH04141804A - 磁気記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、磁気記録装置に係り、さらに詳しくは記録時
に磁気ヘッドへ流す久方記録電流値の設定に関する。

〔従来の技術〕

従来、例えばスチルビデオシステム（以下、ｓｖシステ
ムと呼ぶ）のような磁気記録装置においては、変調器か
らの記録信号を記録アンプにて増幅した後に磁気ヘッド
に記録信号電流として供給して記録媒体に磁気記録する
。

ここで、前記記録電流は使用する磁気ヘッドの記録再生
出力特性を正弦波入力にて測定した時に、再生出力がピ
ークを迎える時の最適記録電流（Ｉｏｒｅ　（Ｏｐｔｌ
ｍｕｉＯｆ”ｅｃＯｒｄｌｎｇ　ｃｕｒｒｅｎｔ）電流
）かそれ以上の電流値に設定されるのが一般的である。

その理由は、第３図に示す様に磁気ヘッドの再生出力特
性は、再生出力のピーク値までは入力電流が上がるにつ
れて極端に上がるが、前記出力ピーク値以降入力電流を
上げても、再生出力は大きく変化しないからである。

即ち、ｌ０ｒｅ電流値以下に磁気ヘッドの入力電流値を
設定すると再生出力がピーク値よりも極端に下がるとい
う危険が生じるのに対し、Ｉｏｒｃ電流値かそれ以上の
電流値に設定すれば、その危険を防止することができる
からである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来の磁気記録装置にあっては、変調器
から出力される記録信号は、前記変調器の出力段のリミ
ッタでレベル制限されるために正弦波信号ではなく、矩
形波状の信号波形となる。

また、このような矩形波状信号入力時の磁気ヘッドのピ
ーク入力電流値は正弦波入力時の■。ｒｃ電流値よりも
低い値になることが実験より判明した。

従って、記録に際してリミッタレベル制限された信号を
記録する場合、記録電流値としてｌ０ｒｅ電流値のまま
で記録するとＳ／Ｎ劣化の原因となる場合があった。

上述したような背景から本発明は、従来の磁気記録装置
における記録時に磁気ヘッドへ流す入力電流の設定に関
する問題を解消し、前記磁気記録装置のＳ／Ｎを向上し
た磁気記録装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る磁気記録装置は、変調器において変調する
と共にリミットした後記録する磁気記録装置ニおいて、
磁気ヘッドの最適記録電流値を■。ｒｃ電流値よりも所
定量だけ低く設定したことを特徴とするものである。

〔イ乍用〕

本発明における磁気記録装置は、磁気ヘッドの最適記録
電流値を、■。ｒｅＣ電流値りも所定量だけ低く設定し
たものであるから、信号レベルの最適化された磁気記録
装置を実現することができる。

また、磁気ヘッドに流す入力電流を下げられることから
、記録アンプのダイナミックレンジが見かけ上広がると
いう作用も生まれる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例の磁気記録装置を第１〜３図によ
って説明する。

第３図において、同図はＳｖシステムの磁気記録装置の
磁気ヘッドの再生出力特性を表し、入力端子はハイバン
ドの輝度信号で使われている周波数帯域のほぼ中間であ
る９ＭＨｚを用いているものである。

正弦波入力信号時の結果は実線の様になり、Ｉｏｒｃ＝
３３ｍＡ、−９であった。

ここで前記正弦波入力信号を矩形波入力信号に切換え同
測定を行なったところ、その特性は破線の様になった。

この結果、出力ピーク値が前記Ｉｏｒｃ電流より　４ｍ
Ａｐ−、〜５ｍＡｐ−、程低い電流で現れた。

この結果より、Ｓ■システムのように変調時のリミッタ
により記録波形が、矩形波状の電流を磁気ヘッドに供給
する磁気記録システムにおいては、工。ｒｃ電流に対し
て９０％程度（今回は２９ｍＡ、−。

である）の設定値が前記磁気記録システムにおいて最適
記録電流値であることが判明した。

夫ｌ■ユ 第１図は磁気記録装置の概略図を表している。

ｌはリミッタ特性を有する変調回路、２は記録アンプ、
３は磁気ヘッド、４は記録電流調整用ボリュームであり
、前記変調回路１は、ＦＭ輝度信号とＦＭ色信号及びＤ
ＰＳＫ信号を合成した矩形波状の記録信号を出力する。

実施例１では、磁気ヘッドへの供給電流レベルを、記録
電流調整用ボリューム４の操作によって記録アンプ２へ
の入力振幅を調整することによりＩｏｒｃ電流値に対し
て９０％程度に相当する２９ｍＡ、−。

に設定している。

夫鳳■ユ 第２図は磁気ヘッドへの人力波形に応じて入力信号の記
録電流値を変化させる磁気記録装置の概略図を表わして
いる。ｌｏは変調回路、２は記録アンプ、３は磁気ヘッ
ド、５は正弦波信号源、６は矩形波信号源、７，９は切
換えスイッチ、８はスイッチ制御装置、Ｒ１−Ｒ３は分
圧抵抗である。

実施例２では、磁気ヘッドへの入力信号が正弦波のとき
は、制御装置８によりスイッチ７，９をａ側に接続する
ことにより入力電流値をＩ。、Ｃ電流値に設定する。

また、磁気ヘッドへの人力信号が例えばＤＰＳＫ信号等
の矩形波のときは、制御装置８によりスイッチ７．９を
ｂ側に接続することにより入力電流値をＩｏｒｃ電流値
に対して９０％程度に設定するように構成している。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、磁気ヘッドの最
適記録電流値が矩形波状記録信号のときには、Ｉｏｒｃ
電流値よりも所定量だけ低く設定することにより、磁気
記録装置の最適化を図ることが出来、かつ記録アンプの
ダイナミックレンジを広げる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は磁気記録装置の概略図、第３図は磁
気ヘッドの入出力特性図である。 １　　・・・　リミッタ特性を有する変調回路、１“　
　・・・　変調回路、 ２　　・・・　記録アンプ、 ３　　　・・・　　磁気ヘッド、 ４　　・・・　記録電流調整用ボリューム、５　　・・
・　正弦波信号源、 ６　　・・・　矩形波信号源、 ７．９　　・・・　切換えスイッチ、 ８　　・・・　スイッチ制御装置、 Ｒ１−Ｒ３・・・　分圧抵抗。 第３図 ヘッド入力電流［ｒｎＡｐ−ｐ　］

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）矩形波状の信号を磁気ヘッドを用いて磁気記録媒
   体に記録する磁気記録装置において、前記磁気ヘッドの
   記録電流値をＩ＿ｏ＿ｒ＿ｃ電流値（ｏｐｔｉｍｕｍ　
   ｒｅｃｏｒｄｉｎｇ　ｃｕｒｒｅｎｔ）よりも所定量だ
   け低く設定したことを特徴とした磁気記録装置。
2. （２）磁気ヘッドへの入力信号の波形に応じて、前記入
   力信号の記録電流値を切換える切換手段を有することを
   特徴とする磁気記録装置。