JPH04140087A - モーター制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモーター制御装置に関し、特に記録再生装置に
おけるドラムモーター、キャプスタンモーター等のよう
に精密な回転制御を必要とするモーターの制御装置に関
する。

〔従来の技術〕

記録再生装置におけるドラムモーター、キャプスタンモ
ーター等はモーターの回転に応じて発生される回転信号
をパルスに成形し、このパルスを使用して回転速度や回
転位相のサーボ制御を行なう、又、上記の回転信号は通
常比較的小振幅の信号であり、モーターの駆動信号やそ
の他の外来ノイズが混入した信号である場合が多い、こ
のような信号をそのままパルス成形回路に通すと、回転
信号だけでなくノイズ部分でもパルスが発生してサーボ
回路が誤動作を起こすことがある。

従来装置においては、このようなノイズによる誤動作を
防ぐため、ノイズフィルターをパルス成形回路の前に配
置するような構成をとっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来装置の構成によると、ノイズ成分のみなら
ず回転信号成分も帯域制限を受けるので、回転信号の立
ち上がり／立ち下がりエツジがなまり、パルス化された
信号の位相が変動するという現象を生じる。このような
パルス化された信号の位相変動はサーボ回路内で不要な
外乱となり、サーボループを不安定にするという欠点が
あった。

本発明の目的は、回転信号成分の立ち上がり／立ち下が
りエツジをなまらせることなく、ノイズ成分を除去する
ことにより、安定な制御が可能なモーター制御装置を提
供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のモーター制御装置は、磁気記録再生装置のモー
ターの回転に応じた回転信号を発生する回転信号発生手
段と、前記回転信号を受けて小振幅部分を阻止し大振幅
部分を通過させる非線形フィルター手段と、前記非線形
フィルター手段の出力を受けてパルスに成形するパルス
成形手段とを備え、前記パルス成形手段の出力によって
前記モーターを制御することを特徴とする。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を示すブロック図、第２
図は第１図における主要信号の波形図である。本実施例
はドラムサーボ制御器に使用するドラムＰＧ信号を回転
信号とする例である。

第１図において、ドラムモーター１は回転ヘッド２を回
転させる。一方、ドラムモーター１の回転子に取り付け
られたマグネット４ａ、４ｂと磁気センサー３によりド
ラムモーター１の１回転毎に極性の異なる２つのＰＧ倍
信号得られる。このＰＧ倍信号ＰＧ増幅器５によって増
幅され、第２図に示すようなＰＧ信号Ｓ１が得られる、
このＰＧ倍信号ｌは図に示すようにノイズを含む信号で
ある。ＰＧ信号５１は非線形フィルタ６によってノイズ
成分が除去され、第２図に示すようなＰＧ信号Ｓ２とな
る。ＰＧ信号Ｓ２はパルス成形器７によってペルスＳ３
に成形され、ドラムサーボ回Ｈ８に送られ、更に駆動ア
ンプ９を介してドラムモーター１を回転させる。

第３図は第１図、第４図における非線形フィルタの一例
を示す概略の回路図である。

第３図において、抵抗Ｒ，，Ｒ２，コンデンサＣ，はブ
リフィルタ及びレベル調整器を構成し、非線形フィルタ
の入力成分を最適にする。抵抗Ｒ，，Ｒ，はノイズレベ
ルが小さい場合にノイズ部分を増幅するゲインを決定す
る。抵抗Ｒ３，コンデンサＣ２はノイズ成分のフィルタ
の帯域を決定し、抵抗Ｒ，，Ｒ２，コンデンサＣＩ、抵
抗Ｒ３，Ｒ４によって決定されるノイズレベルがダイオ
ードＤ、、Ｄ２の順方向電圧ドロップより小さい時に、
抵抗Ｒ３，コンデンサＣ２で決まるローパスフィルタを
構成する。抵抗Ｒ５，コンデンサＣ３は回路を安定に動
作させるために必要で、十分に小さい値にすれば特性に
は影響しない。大きい振幅成分に関しては、ダイオード
Ｄ、、Ｄ２が導通になるのでそのまま出力される。

第４図は本発明の第２の実施例を示すブロック図、第５
図は第４図における主要信号の波形図である。本実施例
はキャプスタンサーボ制御器に使用するコントロールト
ラック信号を回転信号とする例である。

第４図において、キャプスタンモーター１１はピンチロ
ーラ１４によってビデオテープ１２をはさみこんでテー
プを走行させる。一方、ビデオチー１１２上に記録され
たコントロールトラック信号はＣＴＬヘッド１３により
再生される。このコントロールトラック信号はＣＴＬ増
幅器１５によって増幅され、第５図に示すようなＣＴＬ
信号信号Ｓｌ図られる。このＣＴＬ信号信号Ｓｌ図に示
すようにノイズを含む信号である。ＣＴＬ信号信号Ｓｌ
図線形フィルタ１６によってノイズ成分が除去され、第
５図に示すようなＣＴＬ信号Ｓ１２となる。ＣＴＬ信号
Ｓ１２はパルス成形器１７によってパルス３１Ｂに成形
され、キャプスタンサーボ回路１８に送られ、更に駆動
アンプ１９を介してキャプスタンモーター１１を回転さ
せる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、モーターの回転に応じた
回転信号を発生する手段と、その回転信号を受けて小振
幅部分を阻止し大振幅部分を通過させる非線形フィルタ
ー手段と、このフィルター手段の出力を受けてパルスに
成形するパルス成形手段とを備え、パルス成形手段の出
力によってモーターを制御するようにしたので、回転信
号の立ち上がり／立ち下がりエツジをなまらせることな
く、ノイズ成分を除去して安定な制御が可能なモーター
制御装置を提供する効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示すブロック図、第２
図は第１図における主要信号の波形図、第３図は第１図
２第４図における非線形フィルタの一例を示す概略の回
路図、第４図は本発明の第２の実施例を示すブロック図
、第５図は第４図における主要信号の波形図である。 １・・・ドラムモーター、２・・・回転ヘッド、３・・
・磁気センサー、４ａ、４ｂ・・・マグネット、５・・
・ＰＧ増幅器、６．１６・・・非線形フィルタ、７．１
７・・・パルス成形器、８・ドラムサーボ回路、９，１
９・・・駆動アンプ、１１・・・キャプスタンモーター
１２・・・ビデオテープ、１３・・・ＣＴＬヘッド、１
４・・・ピンチローラ−１１５・・・ＣＴＬ増幅器、１
８・・・キャプスタンサーボ回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気記録再生装置のモーターの回転に応じた回転信号を
   発生する回転信号発生手段と、前記回転信号を受けて小
   振幅部分を阻止し大振幅部分を通過させる非線形フィル
   ター手段と、前記非線形フィルター手段の出力を受けて
   パルスに成形するパルス成形手段とを備え、前記パルス
   成形手段の出力によって前記モーターを制御することを
   特徴とするモーター制御装置。