JPH04139996A - 多方向多重無線方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多方向多重無線方式に関し、特に親局を交換局
として子局に接続される複数の端末間にてメンセージ交
換を行う無線方式に関する。

〔従来の技術〕

従来より時分割多方向多重無線システムは、１つの親局
と複数の子局が１つの無線フレームを共有して運用され
ている。ずなわち、親局がら各子局へは時分割信号が一
斉に送出され、各子局は受信信号から基準信号を抽出し
、自局割当て時間分だけ親局へ向けて信号を送出する。

したがって、各子局間でメツセージを送受する場合でも
、このように親局を介した時分割方式で行うことになる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、この時分割多方向多重無線システムでは
、親局受信部において受信される各子局からの信号は、
あたかも−列の信号列のように整列されなければならな
い。このため、子局においては送出位相を厳密に調整す
るだめの手段が必要であり、この調整精度と調整後の位
相安定度の確保のため、面倒な手順と複雑な回路が用い
られなげればならないという問題がある。

本発明の目的は、子局における構成の簡略化と保守等の
容易化を図った無線方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の無線方式は、子局は、個別の識別コードをもつ
１以上の端末と接続され、受信信号から該当する端末の
識別コードに対応する情報を選択して該端末に出力する
手段と、入力された端末の情報を一時記憶して送信許可
時に端末識別コー１゛を付加して多重化信号として親局
へ送出する手段を有する。

また、親局は、子局からの信号を折り返して再び各子局
へ一斉に放送する手段と、端末識別コドを付加した情報
を自局にて入出力する手段とを有する。

〔作用］ 本発明によれば、電話や双方向常時データ通信とは異な
り、メツセージを蓄積して相手へ転送するサービスを扱
っており、従来のように各子局がバースト信号を送出位
相制御を行いながら送信するのとは異なり、各子局から
親局への送信も連続モードで行われる。すなわち、親局
は各子局を順次呼出して送出させるため、子局が複数存
在しても通信方式は対向形の無線システムと全く変わら
ない。ただ、子局を切変える時だＬＪ信ぢ瞬断となるの
で、親局においては、切変えおよびフレーム同期引込み
等の過渡に対する管理機能が追加されることになる。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示しており、特に親局、子
局とその周辺の様子を示している。図において、親局１
は、メツセージ編集装置１１と、無線装置１２で構成さ
れる。また、複数の子局２は、無線装置２１〜２ｎと、
各無線装置２１〜２ｎに夫々接続されてそれぞれ識別コ
ード（ＴＤコード）ＩＤ、−ＩＤ、、に設定された端末
２１．〜２１゜、〜２ｎ＋　〜２ｎ、、で構成される。

子局２においては、各端末はそれぞれ独自の識別コード
を有しており、子局２の無線装置には、各端末の識別コ
ードに対応する情報を選択して出力する手段と、入力さ
れた端末の情報を一時記憶して送信許可時に端末識別コ
ートを付加して多重化信号として親局へ送出する手段を
有している。

また、親局１には、子局からの信号を折り返して再び各
子局へ一斉に放送する手段と、端末識別コードを付加し
た情報を自局にて入出力する手段とを有している。

このような構成において、親局１からは、第２図に示す
無線信号を各子局２へ向けて一斉に送出するので、各子
局２は親局ｌからの信号を等しく受信することができる
。

子局２は、メツセージを送受信する端末と接続されるこ
とによりその端末固有の識別信号を認識する。そして、
識別番号に対応するメツセージが格納されるアドレスを
受信信号より検出すると、そのアドレスに相当するメツ
セージ信号を抽出して端末へ出力する。

すなわち、第２図のメツセージが格納されるアドレスは
、識別コードアライメントと呼ばれる無線フレームの一
部に収容されており、複数のメツセージに対してそれぞ
れアドレスが示される。

方、無線フレーム後半のメツセージ信号は、一定の容量
を持っており、所定の規則にしたがってメツセージが挿
入されている。

受信メツセージ信号はその規則的配列のとおり、子局の
受信メモリにメモリのアドレスに対応して一時記憶され
る。このように記憶されたメツセージ信号を前記端末固
有の識別コードに対応するアドレスを指定することによ
り、メモリから読出し、対応する端末に出力することが
できる。

また、端末からの入力メツセージは、子局２の送信メモ
リに一時記憶され、送信許可時に送信メモリからメツセ
ージを読出し、かつ識別信号を付加して受信フレームと
同様の構成の無線フレームとして親局１へ向けて送出さ
れる。この時、メツセージ格納アドレスには自分のアド
レスの他、メツセージを届ける相手のアドレスが入って
いる。

第３図は各子局の送信状態を示すタイムチャート図であ
る。

親局１では子局２からのメンセージを受信し、−時記憶
した後再び一斉に各子局方向へ送出するようメツセージ
の転送を行う。また、親局自身からもメソセージ編集装
置１１によりメツセージを入れたり出したりすることが
でき、時には全端末へ共通のメツセージを送ることもで
きろ。

このようにして、本発明による多方向多重無線装置では
、親局がカバーするエリア内で任意の端末間でメツセー
ジの交換が行うことができる。したがって、例えばスキ
ー場やゴルフ場を１つのエリアとして、スキーヤやプレ
ーヤが自分の現在地や集合時間、場所等を仲間同士で確
認したり、情報交換を行うようなサービスに利用するこ
とが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、子局では受信信号から該
当する端末に対応する情報を選択して該端末に出力し、
かつ端末の情報を送信許可時に端末識別コードを付加し
て多重化信号として親局へ送出し、また、親局は、子局
からの信号を折り返して再び各子局へ一斉に放送するた
め、多方向形無線通信であっても、実際は親局の広指向
性を利用した対向形無線通信となるため、子局の送信位
相制御等は不要となり、構成の簡略化が可能となり、し
かも保守を容易に行うことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の無線方式の構成図、第２図は無線フレ
ーム構成図、第３図は子局の送信時間を示すタイムチャ
ート図である。 １・・・親局、２・・・子局、１１・・・メツセージ編
集装置、１２・・・無線装置、２１〜２ｎ・・・無線装
置、２１＋　〜２　ｉｎ　、　〜、２ｎ＋　〜２ｎｎ　
＋＋端末。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、１つの親局と複数の子局とで構成され、親局から各
   子局へは信号が一斉に放送され、各子局においては同じ
   信号が常時受信されるが、子局から親局への送信は親局
   からの送信許可を受けた子局のみが行うよう構成された
   多方向多重無線方式において、子局は、個別の識別コー
   ドをもつ１以上の端末と接続され、受信信号から該当す
   る端末の識別コードに対応する情報を選択して該端末に
   出力する手段と、入力された端末の情報を一時記憶して
   送信許可時に端末識別コードを付加して多重化信号とし
   て親局へ送出する手段を有し、親局は、子局からの信号
   を折り返して再び各子局へ一斉に放送する手段と、端末
   識別コードを付加した情報を自局にて入出力する手段と
   を有することを特徴とする多方向多重無線方式。