JP2981352B2 - ディジタルコードレス電話機 - Google Patents
ディジタルコードレス電話機Info
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Description
電話機に関し、より詳細には、発着呼における端末の判
別をする際にその他の情報を同時に判断することを可能
にしたディジタルコードレス電話機に関する。
基地局から移動局に他端末からのメッセージの着呼が伝
えられた場合に、移動局にはサービスチャネルを使用し
て初めて、発呼端末からのメッセージデータ情報が伝え
られるようになっていた。
ディジタルコードレス電話機において、基地局から移動
局に他端末からのメッセージの着呼が伝えられた場合
に、移動局にはサービスチャネルを使用して初めて、発
呼端末からのメッセージデータ情報が伝えられるように
なっていたため、複数の移動局対するメッセージの同報
を行うような場合には、その都度サービスチャネル確立
動作を各々の移動局に対して行なった後にメッセージデ
ータを送らなければならないといった問題点があった。
たもので、着呼メッセージに含まれているPS番号の一
部の桁に端末間のメッセージデータの情報を持たせる手
段により、着呼の判断と同時に端末間のメッセージデー
タの受信も可能としたディジタルコードレス電話機を提
供することを目的としている。
成するために、基地局から移動局に伝えられる標準化さ
れたプロトコル規格の着呼メッセージに含まれており、
移動局に着呼があったことを知らせる番号であるPS番
号の数桁に移動局の着呼端末番号、残りの桁に先頭桁に
メッセージデータ識別子を配したメッセージデータを割
り当て、基地局に端末間のメッセージデータの意味をも
たせる手段を備え、移動局が自局への着呼の際にメッセ
ージデータの受け取りも同時に受け取ることを可能と
し、着呼メッセージのみによるメッセージ通信やメッセ
ージ同報を可能としたことを特徴とするものである。
に含まれているPS番号(移動局に着呼があったことを
知らせる番号)の一部の桁に端末間のメッセージデータ
の意味をもたせる手段を備えたものであるから、移動局
が自局への着呼の際にメッセージデータの受け取りも同
時に受け取ることが可能となり、サービスチャネルを使
用して、発呼端末からのメッセージデータ情報を伝える
といった複雑な処理を行わなくてよくなる。また、発呼
端末からのメッセージデータ情報が伝えられる時点は移
動局がリンク確立手順を進める前となるため、基地局と
移動局は一対複数でも良く、複数の移動局に対して一つ
の着呼メッセージを送ることにより同時にメッセージを
送るといった同報通信も可能となる。
する。図1は、本発明によるディジタルコードレス電話
機の基地局の一実施例を説明するための構成図で、図2
は、移動局の一実施例を説明するための構成図である。
図中、11は局線、12は電話部、13は無線部、14
はアンテナ、15は電話制御部、16はプロトコル制御
部、16aはPS番号生成手段、16bは着呼端末記憶
部、16cはメッセージ情報出力手段、22は電話部、
23は無線部、24はアンテナ、25は電話制御部、2
6はプロトコル制御部、26aはPS番号識別部、26
bは着呼識別部、26cはメッセージ情報識別手段であ
る。
は他端末と有線にて接続される。電話部12,22はそ
れぞれの電話の機能を有し、電話制御部15,25はそ
の制御部である。無線部13,23は、アンテナ14,
24を通じて電話部間12,22の通話、通信データや
プロトコル制御部16,26間のプロトコルデータを無
線にてやりとりするものである。プロトコル制御部1
6,26は、基地局と移動局間の発着呼、その他のプロ
トコルを制御する部分である。PS番号生成手段16
a、着呼端末記憶部16b、メッセージ情報出力手段1
6c、PS番号識別部26a、着呼識別部26b、メッ
セージ情報識別手段26cは、従来、それぞれプロトコ
ル制御部16,26に含まれる部分であるが、本発明に
係わるPS番号の処理を行う部分として別記してある。
PS番号生成手段16aは、基地局から移動局に送信す
るPS番号を生成する制御部であり、着呼端末記憶部1
6bは、基地局に収容される端末へ着信があった場合に
呼び出すためのPS番号が記憶されている部分であり、
メッセージ情報出力手段16cは、本発明に係わるPS
番号に付加するメッセージ情報を出力するための制御手
段である。PS番号識別部26aは、基地局から移動局
に送信されたPS番号を識別する制御部であり、着呼識
別部26bは、従来手段におけるPS番号による着呼を
識別する部分であり、メッセージ情報識別部26cは、
基地局にてPS番号に付加されたメッセージ情報を識別
する部分である。
局とのプロトコルの様子を示す図である。この一連のプ
ロトコルフローはRCR(財団法人電波システム開発セ
ンター)規格で定められているものであり、移動局に着
呼があった場合には最初に基地局より制御用キャリアに
て着呼メッセージがくる。そこで、移動局が自局への着
呼であると判断したときにはリンクチャネル確立要求メ
ッセージを出力し、基地局はそれに応答してリンクチャ
ネル割当メッセージ出力により通信用キャリアに移る。
そして、双方が同期バースト送信によりキャリアの移行
が確認された後にSABM(非同期平衡モード設定)、
UA(非番号制応答)により非同期平衡モードを設定
し、着呼応答メッセージにより移動局は着呼に応答した
ことを基地局に伝えるといったシーケンスをとる。ここ
で、従来のディジタルコードレス電話機にて他端末から
のメッセージ情報を移動局に伝える場合には、上記の非
平衡モード設定以後のサービスチャネルを用いる方式が
とられていた。また、サービスチャネルを用いる方式で
は基地局と移動局は一対一に通信しなければならず、複
数の移動局に対し同報通信を行うことが出来なかった。
明する。着信時には図3における着呼メッセージの中で
基地局から移動局へPS番号の情報が送られるようにな
っていて、この番号により移動局は自局への着呼である
ことを識別するようになっている。図4は、PS番号情
報のフォーマットを示す図である。このフォーマットも
RCR規格で定められているものであり、このデータは
呼出サービス種別と13桁のPS番号の数字で構成され
る。
まれる13桁の数字の割当の一実施例について示す図で
ある。基地局単位に管理するものであるが、通常、基地
局に収容される移動局のPS番号は移動局により全て異
なった番号が与えられるが、通常、移動局の収容数はP
S番号の番号計画に対してわずかな数であるため、13
桁に対して一部の桁しか使用しない場合がほとんどであ
る。従って、その余った部分の桁に本発明におけるメッ
セージ情報を割り付けるものとする。このメッセージ情
報をPS番号のどの部分にどれだけの長さの情報を付加
することができるかは使用するシステムにより異なる
が、図5の例では収容される移動局数が1000台以下
であり、PS番号は3桁ですべての移動局を識別できる
ものとして従来の意味におけるPS番号領域は第1数字
〜第3数字のみとして、第4数字〜第13数字は情報領
域として割り付けている。また、メッセージデータの先
頭桁にメッセージデータ識別子を設け、メッセージデー
タが付加されていることを示すようにしている。ここ
で、PS番号の第1数字〜第3数字により移動局への着
呼が示されていてもメッセージデータ識別子によりメッ
セージデータが付加されていることが示されていなけれ
ば、従来のとおりの通常の着呼と見ることが出来る。
付加される様子について説明する。基地局は自局に収容
される移動局に対するメッセージデータの着呼があった
場合、着呼端末番号情報を着呼端末記憶部16bへ、ま
た、メッセージデータ情報をメッセージデータ情報出力
手段16cに記憶する。そして、基地局は着呼があった
ことを着呼メッセージにて伝えるが、その中に含まれる
PS番号の情報として着呼端末記憶部16b、メッセー
ジデータ情報出力手段16cからの情報がPS番号生成
部16aで図5の例のように割り当てられてプロトコル
制御部16へ送られることにより行われる。また、メッ
セージデータでない通常の着呼があった場合は、着呼端
末番号情報を着呼端末記憶部16bへ、メッセージデー
タが付加されていないことを示したメッセージデータ識
別子を持ったメッセージデータ情報をメッセージデータ
情報出力手段16cに記憶し、その情報がPS番号生成
部16aで図5の例のように割り当てられてプロトコル
制御部16へ送られることにより行われる。
捕捉手順のフローチャートである。移動局においては、
step1でプロトコル制御部26にて基地局から着呼メッ
セージが受信されているかどうかを判断する。受信され
ていれば、step2に移り自局に対する着呼であるかの判
断を行うが、これは従来のPS番号による着呼端末の識
別であり、PS番号がPS番号識別部26aに送られ、
その中の従来のPS番号情報である着呼端末番号が着呼
識別部26bに送られることにより行われる。そして、
自局に対する着呼であると判断された場合には step3
に移り、図5におけるメッセージ識別子にてメッセージ
データが付加されているかどうかの判断が行われる。こ
こで、メッセージデータが付加されていれば、step5に
移り、メッセージデータの受信処理が行われる。したが
って、この場合はリンクチャネルを確立しなくてもメッ
セージの受信が可能となる。また、step3にてメッセー
ジデータが付加されていないと判断された場合はstep4
に移り、図3に示されるような通常のリンクチャネル確
立手順へと進むことになる。
によると、以下のような効果がある。すなわち、基地局
から移動局に伝えられる着呼メッセージに含まれている
PS番号(移動局に着呼があった事を知らせる番号)の
一部の桁に端末間のメッセージデータの意味をもたせる
手段を備えたものであるから、移動局が自局への着呼の
際にメッセージデータの受け取りも同時に受け取ること
が可能となり、サービスチャネルを使用して、発呼端末
からのメッセージデータ情報が伝えるといった複雑な処
理を行わなくてよくなる。また、発呼端末からのメッセ
ージデータ情報が伝えられる時点は移動局がリンク確立
手順を進める前となるため、基地局と移動局は一対複数
でも良く、複数の移動局に対し一つの着呼メッセージを
送ることにより同時にメッセージを送るといった同報通
信も可能となる。
地局の一実施例を説明するための構成図である。
動局の一実施例を説明するための構成図である。
示す図である。
を示す図である。
数字の割当の一実施例を示す図である。
捕捉手順のフローチャートである。
テナ、15…電話制御部、16…プロトコル制御部、1
6a…PS番号生成手段、16b…着呼端末記憶部、1
6c…メッセージ情報出力手段、22…電話部、23…
無線部、24…アンテナ、25…電話制御部、26…プ
ロトコル制御部、26a…PS番号識別部、26b…着
呼識別部、26c…メッセージ情報識別手段。
Claims (1)
- 【請求項1】 基地局から移動局に伝えられる標準化さ
れたプロトコル規格の着呼メッセージに含まれており、
移動局に着呼があったことを知らせる番号であるPS番
号の数桁に移動局の着呼端末番号、残りの桁に先頭桁に
メッセージデータ識別子を配したメッセージデータを割
り当て、基地局に端末間のメッセージデータの意味をも
たせる手段を備え、移動局が自局への着呼の際にメッセ
ージデータの受け取りも同時に受け取ることを可能と
し、着呼メッセージのみによるメッセージ通信やメッセ
ージ同報を可能としたことを特徴とするディジタルコー
ドレス電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31789292A JP2981352B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | ディジタルコードレス電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31789292A JP2981352B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | ディジタルコードレス電話機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06153266A JPH06153266A (ja) | 1994-05-31 |
JP2981352B2 true JP2981352B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=18093221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31789292A Expired - Lifetime JP2981352B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | ディジタルコードレス電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981352B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP31789292A patent/JP2981352B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06153266A (ja) | 1994-05-31 |
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