JP2715663B2 - 通信システム・ネットワーク - Google Patents

通信システム・ネットワーク

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JP2715663B2
JP2715663B2 JP3507875A JP50787591A JP2715663B2 JP 2715663 B2 JP2715663 B2 JP 2715663B2 JP 3507875 A JP3507875 A JP 3507875A JP 50787591 A JP50787591 A JP 50787591A JP 2715663 B2 JP2715663 B2 JP 2715663B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、一般に通信システムに関し、さらに詳しく
は、このようなシステムを互いにリンクして、通信シス
テム・ネットワークを構築する方法および装置に関す
る。
発明の背景 現在、基本的に2種類の陸上移動通信システム、すな
わち従来の通信システム(第1図)およびトランクド通
信システム(第2図)がある。各タイプの通信システム
は、複数の通信ユニット,限定数の通信リソース,通信
リソース・アロケータおよび複数のオペレータ局(コン
ソール)によって構成される。通信リソース・アロケー
タは、複数の基地インタフェース・モジュール(BI
M)、複数のオペレータ多重インタフェース・モジュー
ル(OMI),複数の音声拡張インタフェース・モジュー
ル(AEI)および少なくとも1つのTDMバスによって構成
される。各BIMは、信号源と信号着局の両方の機能を果
たす。信号源としてBIMは、中継局または基地局を介し
て複数の通信ユニットの少なくとも一部から音声信号を
受け取り、この信号をデジタル信号に変換して、TDMバ
ス内のスロットに供給する。典型的なTDMスロット割り
当てパターンについては第3図を参照。(TDMバスおよ
びスロット配置の動作の説明については、Motorola,In
c.,Pub.No.R4−2−37C,CENTRACOM Scries II Control
Centers(March,1998)を参照。)また、BIMは、通信ユ
ニットが発生した通信システム・データを他の通信シス
テムに伝えることにより指定信号源として機能する。信
号着局として、BIMはTDMバスからデジタル信号を受け取
り、それを音声信号に変換し、この音声信号を中継器ま
たは基地局に送出し、それにより音声信号を通信リソー
スを介して複数の通信ユニットの少なくとも一部に送出
することができる。
いずれのタイプの通信システムにおいても、OMIとAEI
とがコンソールを残りのシステムにインタフェースする
ために用いられる。概して、OMIは、それぞれのコンソ
ールが監視機能を実行できるようにする情報と、一般的
な通信システム・コンフィギュレーションに関する情報
とをファームウェアとして収容している。一般的な通信
システム・コンフィギュレーションには、中継器の数,
信号源の数,信号着局の数,各信号源と信号着局に対す
るTDMスロット割当,各BIMのタイプならびに通信グルー
プの数およびそのコードが含まれるが、これらに限定さ
れるものではない。(監視機能およびCCMの詳細な説明
については、Motorola,Inc.Pub.No.R4−2−73,CENTRAC
OM Series II Plus Control Centers(April 1988)を
参照のこと。しかし、ここで使う場合、コンソールはCE
NTRACOM Series II Plus Control Centersに記載され
ているすべての機能を内蔵する必要はない。)指定され
た信号源としてのOMIは、通信システム・データをTDMバ
スに供給し、ここで通信システム・データは、一般的な
通信システム・コンフィギュレーションに関する情報,
選択された監視機能に関する情報,および/または選択
された信号着局に関する情報から成る。さらに、OMI
は、音声信号を各コンソールから受け取り、この信号を
デジタル信号に変換し、適切なスロット内でデジタル信
号をTDMバスに供給することにより信号源として機能す
る。
しかし、OMIは各コンソールに対する信号着局として
機能せず、AEIがこの機能を果たす。信号着局としてのA
EIはデジタル信号をTDMバスから受け取り、この信号を
音声信号に変換し、この音声信号をコンソールの割当CC
Mによって制御されるスピーカに送出する。スピーカに
送られた音声信号は、いくつかの信号源から発生された
複数の音声信号から成り、そのためコンソールのオペレ
ータは、各信号源につき1つのスピーカと1つのCCMと
を介して複数の信号源をモニタし監視することができ
る。AEIは、コンソール上の各CCMに対する信号着局とし
て機能し、そのためコンソールが10個のCCMを有する場
合、AEIは10個の信号着局として機能する。実際の信号
源および信号着局は通信ユニットおよびコンソールであ
るが、それらはそれぞれの通信システム・インタフェー
ス・モジュール(BIM,OMI,AEI)によってアドレス指定
されることに留意されたい。従って、本明細書の説明に
限り、OMIおよびBIMは信号源といい、AEIおよびBIMは信
号着局という。
上記のように、従来の通信システムおよびトランクド
通信システムは、いくつかの同様な特性を有するが、各
通信システムは個別のモードで動作する。第1図の一般
的な従来のシステムは、複数の通信ユニット,通信リソ
ースを介して情報を送受する複数の中継器,通信リソー
ス・アロケータ(中央エレクトロニクス・バンク(CE
B))および複数のコンソールによって構成される。ま
た、トランクド通信システムにも内蔵可能なコンピュー
タ支援ディスパッチャ(CAD)も図示されている。(CAD
についての説明は、Motorola,Inc.Pub.No.R4−2−73,C
ENTRACOM Series II Plus Control Centers(April,19
88)を参照。)従来の通信システムの一般的な通信シス
テム・コンフィギュレーションは、特定の中継器に対し
て通信グループを割り当てており、ここで特定コンソー
ルは通信グループの一部をモニタするために割り当てら
れている。(通信グループは、例えば警察署や消防署な
どの同様な目的のために用いられる複数の通信ユニット
の少なくとも一部によって構成される。)中継器および
通信グループの割当は、CADによって変更できるが、こ
の割り当てにかかわらず、コンソールは通信グループの
少なくとも1つを自己に割り当てている中継器のみをモ
ニタする。従来のシステムの詳細な説明については、Mo
torola,In.に譲渡された米国特許第4,630,263号TIME DI
VISION MULTIPLEX COMMUNICATION CONTROL SYSTEMを参
照のこと。
第2図の一般的なトランクド通信システムは、複数の
通信ユニット,通信リソースを介して信号を送受する複
数の中継器,通信リソース・アロケータおよび複数のコ
ンソールによって構成される。(従来の通信システムと
同様に、通信リソースは電話回線,周波数対,搬送周波
数またはTDMスロットであってもよい。)トランクと通
信システムの一般的な通信システム・コンフィギュレー
ションは、複数の通信グループに構成された通信ユニッ
トから成り、中継器は要求があり次第に通信グループに
割り当てられる。コンソールは、特定の通信グループを
モニタするために割り当てられるが、コンソールは従来
の通信システムと同様に特定の中継器をモニタすること
はできない。コンソールは、その通信グループの1つに
割り当てられた中継器に関する情報を通信リソース・ア
ロケータから受信しなければならない。トランクド通信
システムの詳しい説明については、Motorola,Inc.に譲
渡された米国特許第4,698,805号CONSOLE INTERFACE FOR
A TRUNKED RADIO SYSTEMを参照のこと。
各通信システムが加入者(通信ユニットのユーザ)お
よびコンソール・オペレータに提供するこれらすべての
機能にかかわらず、その利用は加入者およびコンソール
・オペレータが加入している通信システムに限定され
る。この点は、非常に多くの加入者やコンソール・オペ
レータを擁している大都市地域では大きな制限要因とな
りうる。例えば、ある都市に大規模な警察署,消防署お
よびその他の官庁がある場合、これに対応するためには
複数の通信システムを必要とすることがある。通信シス
テムは他の通信ユニットとはアクティブに通信しないこ
とがあるため、この都市は1つではなく複数の中央制御
局を備えている必要がある。例えば、この都市に30個の
通信システムがあり、その内のいくつかに警察署が加入
している場合、この都市の警察署は一斉に通信すること
はできず、また一人のコンソール・オペレータは警察署
全体に監視メッセージを送ることはできない。従って、
いずれの通信システム・タイプでも通信ユニットが同じ
または異なる通信システムにおいて他の通信ユニットと
通信することが可能であり、かつコンソール・オペレー
タがその通信システム内の通信グループならびに他の通
信システム内の通信グループをモニタし監視することが
可能な通信システム・ネットワークが必要となる。
発明の概要 これらおよびその他の必要性は、本明細書で開示され
る処理マルチプレクサと複数の通信システムとによって
構成される通信ネットワークによって実質的に満たされ
る。各通信システムは複数の信号源および複数の信号着
局によって構成され、信号源の少なくとも一部は信号を
生成し、かつ、複数の信号源の指定された信号源は通信
システム・データを生成する。処理マルチプレクサは、
複数の通信ポート,信号源の少なくとも一部によって生
成された信号に関する情報を格納する信号データベース
回路,指定された信号源によって生成された通信システ
ム・データに関する情報を格納するシステム・データ・
データベース回路および通信システム・データベースに
格納された通信システム・データに少なくとも基づい
て、信号データベースに格納された信号に関する情報を
処理する処理回路によって構成される。
通信システム・ネットワークの一例では、信号源によ
って生成された信号を受信し、かつ指定された信号源に
よって生成された通信システム・データを受信する、処
理マルチプレクサ内の受信回路から成る。いったん受信
すると、受信回路は信号に関する情報を信号データベー
ス回路に送出し、通信システム・データに関する情報を
データ・データベース回路に送出する。
通信システム・ネットワークの別の例では、信号に関
する被受信情報のアドレスおよび通信システム・データ
に関する被受信情報のアドレスを生成する。処理マルチ
プレクサ内のアドレス指定回路から成る。生成されたア
ドレスは、信号に関する情報を信号データベース回路内
のアドレス指定可能な番地に格納し、かつ、通信システ
ム・データに関する情報をシステム・データ・データベ
ース内のアドレス指定可能な番地に格納するために用い
られる。
図面の簡単な説明 第1図は、従来の一般的な通信システムを示す。
第2図は、従来の一般的なトランクド通信システムを
示す。
第3図は、従来のTDMバスの図である。
第4図は、本発明による通信システム・ネットワーク
を示す。
第5図は、ソース・インタフェース・バスおよび着局
インタフェース・バスのTDMスロット構成を示す。
第6図は、アンバサダ・ボード(ambassador board)
の回路図である。
第7図は、アンバサダ・インタフェース多重インタフ
ェース・ボードの回路図である。
第8図は、着局データベースのアドレスを生成するた
めの方法を示す論理図である。
第9図は、信号データベースのアドレスを生成するた
めの方法を示す論理図である。
第10図は、格納された典型的なデータを有する着局デ
ータベースの一部を示す。
第11図は、格納された典型的なデータを有する信号デ
ータベースの一部を示す。
第12図は、各通信システムの通信システム・コンフィ
ギュレーション・データベースを更新するための方法を
示す論理図である。
第13図は、AEBデータ・バスに対するアクセスを制御
するための方法を示す論理図である。
発明を実施するための最良の形態 第4図は、複数の通信システム(401)と処理マルチ
プレクサまたはアンバサダ・エレクトロニクス・バンク
(AEB)(402)とによって構成される通信システム・ネ
ットワークを示す。この複数の通信システム(401)
は、従来の通信システム(100)および/またはトラン
クド通信システム(200)であってもよい。AEB(402)
は、複数のアンバサダ・ボード(403),システム同期
回路(404),AEBデータ・バス(405),AEB信号バス(40
6)および複数の通信ポート(407)によって構成され
る。各アンバサダ・ボード(403)は、受信デコーダ(4
08),検出回路(409),通信システム・データベース
回路(410),アドレス回路(411),処理回路(41
2),送信回路(413),信号データベース回路(41
4),アドレス・バス(415)および複数の相互接続バス
(416)によって構成される。複数の通信システム(40
1)のそれぞれは、少なくとも1つのソース・インタフ
ェース・バス(426)および少なくとも1つの着局イン
タフェース・バス(427)によって通信ポートに結合さ
れる。各通信システム(401)は、アンバサダ・インタ
フェース多重インタフェース・モジュール(AIMI)(41
7),複数の信号源(418),複数の信号着局(419),
データ・バス(420),ソース・バス(421)および着局
バス(422)から成る。AIMI(417)は、送信回路(42
3),受信回路(424)および処理回路(425)から成
る。
概して、AEB(402)内では、各アンバサダ・ボード
(403)は少なくとも1つの通信ポート(407)と、AEB
データ・バス(405)と、AEB信号バス(406)とに動作
可能に結合される。最良の形態では、各アンバサダ・ボ
ード(403)は2つの通信ポートに結合され、各アンバ
サダ・ボードが2つの通信システム(401)を担当する
ことができるようにしている。そのために、アンバサダ
・ボード(403)は、別の通信ポート(407)に結合され
た第2受信デコーダ(図示せず)と第2送信エンコーダ
(図示せず)とを有する。内部では、第2受信デコーダ
および第2送信エンコーダは、第1送信エンコーダ(41
3)および第1受信デコーダ(408)と同様に、信号デー
タベース回路(414),検出回路(409),システム・デ
ータ・データベース回路(410)およびアドレス指定回
路(411)に接続されている。第2受信デコーダおよび
第2送信エンコーダは、それぞれ第1受信デコーダ(40
8)および第1送信エンコーダ(413)と同様に動作する
ので、第1受信デコーダ(408)および第1送信エンコ
ーダ(413)の動作についてのみ説明する。
ソース・インタフェース・バス(426)を介して通信
システムから信号と通信システム・データとを受信する
と、受信デコーダはその信号と通信システム・データと
を解読し、これらを分離する。(受信デコーダの動作お
よびソース・インタフェース・バスのフォーマットにつ
いての詳細な説明は以下で行なう。)分離された信号は
AEB信号バス(406)の1つに乗せられ、分離された通信
システム・データはシステム・データ・データベース回
路(410)に送られる。AEB信号バス(406)は、32個の
独立したバスから成り、各バスは1つの通信システムに
対して専用であり、そのため分離された信号はその信号
を生成した通信システムに専用のバスに乗せられる。通
信システム(401)に対するAEBバス(406)の専用化
は、どの通信ポートに通信システムが動作可能に結合さ
れるかによって決まる。従って、第1通信ポート(40
7)に結合される通信システム(401)には、それ専用に
第1AEBバスが割り当てられている。
各通信システム(401)によって生成された分離信号
は、それぞれのAEB信号バス(406)に同期されて乗せら
れる。(通信システム・ネットワーク同期方法について
の詳細な説明は以下で行なう。)各信号データベース回
路(414)はすべてのAEB信号バス(406)に結合され、
また同期期間のこの部分または所定の時間フレームにお
いて、分離された各信号を8ビットのPCMコードとして
信号データ・ベースに格納する。最良の形態では、各信
号データベースはデュアル・ポート・ランダム・アクセ
ス・メモリ装置(DPRAM)であるが、任意の再プログラ
ム可能なメモリ装置でもよい。線形方式や他のデジタル
方式など、異なる信号符号化方式を用いる場合、信号デ
ータベースは各信号をそれに関する情報として格納す
る。(信号データベース回路(414)についての詳細な
説明は以下で行なう。) 分離された通信システム・データは、システム・デー
タ・データベース回路(410)に送られる。概して、分
離された通信データは、一般的な通信システム・コンフ
ィギュレーション(すなわち、通信グループ・コンソー
ル割り当て,中継器の数,コンソールの数,通信システ
ム内の通信グループの構成)に関する情報,要求された
あるいは選択された監視機能に関する情報および信号着
局に関する情報から成る。信号着局に関する情報は、同
期期間の一部または所定の時間フレームにおいて、8ビ
ットのPCMコードとして着局データベースに格納され
る。最良の形態では、各着局データベースはDDRAMであ
るが、任意の再プログラム可能なメモリ装置でもよい。
残りの分離された通信システム・データは、ランダム・
アクセス・メモリ装置(RAM)または再プログラム可能
なメモリ装置に格納される。RAMに格納される通信シス
テム・データは、その後AEBデータ・バス(405)に乗せ
られる。(システム・データ・データベース回路(41
0)についての詳細な説明は以下で行なう。) アドレス指定回路(411)は、分離された信号のアド
レスおよび分離された通信システム・データのアドレス
を生成する。これらのアドレスは、信号データベース回
路(414)およびシステム・データ・データベース回路
(410)によって用いられ、それぞれの情報を識別可能
な番地に格納する。各信号のアドレスは、その信号の供
給元である通信システムと、その信号を発生した信号源
とによって決まる。例えば、信号が15番目の通信システ
ムの第3信号源によって発生された場合、そのアドレス
は01111 00011となる。同様に、通信システム・データ
のアドレスは、そのデータの供給元である通信システム
と、そのデータを生成した指定された信号源とによって
決まる。
所定の時間フレームの一部内で信号または信号に関す
る情報が各信号データベースに格納され、かつ通信シス
テム・データまたは通信システム・データに関する情報
が各システム・データ・データベース回路に格納される
と、所定の時間フレームの次の部分において各アンバサ
ダ・ボード(403)の処理回路(412)は、格納された通
信システム・データに少なくとも部分的に基づいて、格
納された信号を処理する。格納された信号の処理では一
般に、アンバサダ・ボード(403)に結合された通信シ
ステムの各信号着局に対して被処理信号の生成が行なわ
れる。一般に、被処理信号は、信号着局が受信すべき信
号の和(summation)から成り、ここで各和信号のボリ
ューム・レベルは変えることができる。(処理回路につ
いての詳細な説明は以下で行なう。) 所定の時間フレームまたは同期期間の次の部分では、
被処理信号はアンバサダ・ボード(403)の送信エンコ
ーダ(413)に送られる。送信エンコーダ(413)は、被
処理信号とシステム・データ・データベース回路(41
0)によって生成されたデータとを符号化する。情報が
符号化されると、この情報は着局インタフェース・バス
(427)に乗せられる。最良の形態では、着局インタフ
ェース・バス(427)は2つのバスから成り、各通信シ
ステムは信号源の2倍の数の信号着局を備えることがで
きる。
AEB(402)のマスタ同期回路(404)は、少なくとも
マスタ・クロック信号およびフレーム同期信号を生成す
る。最良の形態では、マスタ・クロック信号は約2.048M
Hzの周波数を有し、フレーム同期信号は約8kHzの周波数
を有する。各通信システムは、マスタ同期回路(404)
からマスタ・クロック信号とフレーム同期信号とを受け
取り、それを復元して約2.048MHzの独自のクロック信号
と約8kHzの独自のフレーム同期信号とを生成する。通信
システムとAEBとの間の伝搬遅延を補正するために同期
バッファが用いられ、この同期バッファの動作について
は以下で説明する。通信システムとAEBとの間の伝搬遅
延のため、信号を信号源から信号着局に送出するにはい
くつかのフレーム同期信号(所定の時間フレーム)を要
する。最良の形態では、所定の時間フレームは、約11個
のフレーム同期信号から成り、そのうち2フレームでは
信号を生成してソース・インタフェース・バスに乗せ、
2フレームで信号を受け取りAEB信号バス(406)に乗
せ、2フレームで信号を信号データベースに格納し、1
フレームで信号を処理し、2フレームで被処理信号を着
局インタフェース・バス(427)に乗せ、2フレームで
被処理信号を各信号着局に送る。
概して、各通信システム(401)内では、AIMI(417)
はCEB TDMデータ・バス(420),CEB TDMソース・バス
(421)および2つのCEB TDM着局バス(422)(1つの
み図示)を介して複数の信号源(418)と複数の信号着
局とに動作可能に結合されている。上記のように、複数
の信号源(OMIおよび/またはBIM)は、通信ユニットま
たはコンソールによって生成された音声信号を受信し、
この信号をデジタル音声に変換する。デジタル信号は、
特定のOMIまたはBIMに割り当てられたスロット内でCEB
TDMソース・バスに乗せられる。(スロット割り当て
図については第3図を参照。)指定された信号源として
のOMIおよびBIMの少なくとも一部は、通信システム・デ
ータを生成し、それをCEB TDMデータ・バス(421)に
乗せる。(CEB TDMデータ・バスに対するアクセスは、
一般にラウンド・ロビン・ポーリング(round robin po
lling)方法に基づいて行なわれ、ある時間においてCEB
TDMデータ・バス上でデータを送出するために1つのB
IMまたは1つのOMIのみが指定される。) AIMI(417)の送信回路(423)は、フレーム毎にCEB
TDMソース・バス(421)からデジタル音声を受け取
り、CEB TDMデータ・バス(420)から通信システム・
データを受け取る。送信回路(423)は、デジタル音声
と通信システム・データとをソース・インタフェース・
バス(426)に乗せる。AEBがデジタル音声と通信システ
ム・データとを処理すると、被処理信号は受信回路(42
5)によって受け取られる。受信回路(425)は、CEB T
DM着局バス(422)を介して被処理信号を複数の信号着
局(419)に送る。
第5図は、ソース・インタフェース・バス(500)お
よび着局インタフェース・バス(501,502)のTDMフォー
マットを示す。ソース・インタフェース・バス(500)
のTDMフォーマットはフレームの列によって構成され、
各フレームは32個のスロットから成る。最初のスロット
は、フレームの開始を示すフレーム・ヘッダ・コードか
ら成る同期信号情報を収容する。次の30個のスロット
は、通信システムの信号源によって生成された信号を表
す8ビットのPCMコードを構成する。フレームの最後の
スロットは、通信システム・データを表す8ビットのPC
Mコードを構成する。第1着局インタフェース・バス(5
01)のTDMフォーマットはフレームの列によって構成さ
れ、各フレームは32個のスロットから成る。最初のスロ
ットはフレーム・ヘッダ・コードを収容し、次の30個の
スロットは一部の信号着局の被処理信号を表す8ビット
のPCMコードを収容し、最後のスロットは任意の信号源
および/または信号着局に対するネットワーク・データ
を収容する。第2着局インタフェース・バス(502)のT
DMフォーマットはフレーム列によって構成され、各フレ
ームは32個のスロットから成る。最初のスロットはフレ
ーム・ヘッダ・コードを構成し、残りのスロットは残り
の信号着局の被処理信号を表す8ビットのPCMコードを
収容する。フレーム・ヘッダ・コードは8ビットの信号
であり、これを用いて通信システムをAEB(402)に同期
させる。最良の形態では、フレーム・ヘッダ・コードは
数値8の二進数である。フレーム内のスロット位置の割
り当ては、本発明の精神から実質的に逸脱せずに上記の
説明のものから変更することができることが当業者には
明らかである。
第6図は、アンバサダ・ボード(403)のブロック図
であり、このアンバサダ・ボードは上記のように、受信
デコーダ(408),検出回路(409),通信システム・デ
ータベース回路(410),アドレス回路(411),処理回
路(412),送信エンコーダ(413)および信号データベ
ース回路(413)から成る。受信デコーダ(408)は、ソ
ース・インタフェース・バス(426)上で受信した信号
および通信システム・データを受け取り解読する。信
号,同期信号および通信システム・データは、レシーバ
またはバッファ(601)を介して受け取られ、フレーム
・デコーダ(602)に送られる。最良の形態では、フレ
ーム・デコーダ(602)は、同期信号,信号および通信
システム・データが解読または分離できるマンチェスタ
型デコーダ(Manchester decoder)である。分離された
通信システム・データはデータ抽出器(data extracto
r)(603)に送られ、また分離された信号はエラスティ
ック保存装置(elastic store device)(604)に送ら
れる。データ抽出器(603)およびエラスティック保存
装置(604)は共に、分離された同期信号を用いる。
フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイでもよ
いデータ抽出器(603)は、格納しつつ、フレームの最
後のスロットに収容された通信システム・データを抽出
する。(第3図において、データの一部のみが1フレー
ム内で送出されたことに想起されたい。)データ抽出器
(603)は、最後のスロットから通信システム・データ
を連続的に抽出し、そして完全な通信システム・データ
・メッセージが格納されるまで通信システム・データ格
納する。完全なデータ・メッセージがデータ抽出器(60
3)によって格納されると、データ抽出器(603)はこの
完全なメッセージをシステム・データ・データベース回
路(410)に送る。システム・データ・データベース回
路についての詳細な説明は以下で行なう。
DRAMでもよいエラスティック保存装置(604)は、同
期バッファとして用いられ、2つの同一セクションから
なる。これらのセクションは交互に用いられ、一方のセ
クションが信号を保存している場合、他方のセクション
は信号をAEB信号バス(406)の1つに供給している。フ
レーム・サイクルが終了すると、これらのセクションは
機能を切り替えて、直前のフレーム・サイクルで信号を
格納していたセクションは信号をAEBバス(406)の1つ
に供給し、他方のセクションはフレーム・デコーダ(60
2)からの信号を格納する。従って、AEB信号バス(40
6)で信号を受け取り、そこに信号を乗せるためには、
2つのフレーム・サイクルまたは信号を必要とする。通
信システムにおける同期信号がAEBによって生成された
同期信号とわずかに異なる場合、ソース・ポインタと保
存ポインタとがセクション内の同一番地にあると、エラ
スティック保存装置(604)は信号の供給と保存とを1
フレーム・サイクルだけ分離する。
アンバサダ・ボード(403)のアドレス指定回路(41
4)は、着局アドレス発生器(618)および信号アドレス
発生器(619)によって構成される。一般に、着局アド
レス発生器(618)は、第8図に示す論理機能を実行す
るマイクロプロセッサまたは他のデジタル・プロセッサ
から成る。各通信システムの信号着局のアドレスを設定
するため、アンバサダ・ボード(403)は各通信システ
ムのAIMI(417)に対し通信システム・コンフィギュレ
ーションについて照会する(800)。上記のように、通
信システム・コンフィギュレーションは、通信システム
内に収容される信号源の数および信号着局の数に関する
情報から成る。通信システム・コンフィギュレーション
を受け取った後(800)、アンバサダ・ボード(403)は
AIMI(417)に対し、通信システムが着局データベース
で必要とするエントリの数またはアドレスの数について
照会する(801)。エントリの数は、各信号着局が受信
する信号の数に基づいている。例えば、通信システムが
50の信号着局を有し、かつ各信号着局が4つの信号を受
け取る場合、必要なエントリの数は200である。また、
いくつかのエントリはアクティブ・データ伝送用に必要
である。
通信システム(401)が2つ以上のアンバサダ・ボー
ド(403)に接続されている場合(802)、AIMI(417)
が接続されている各アンバサダ・ボードは、それらがス
テップ800,801において同じ情報を受信したことを確認
する(803)。最良の形態では、各通信システムは2つ
のアンバサダ・ボードを介してAEBに冗長的に接続され
る。一方のアンバサダ・ボードはアクティブ・ボードと
して指定され、もう一方のボードはバックアップ・ボー
ドとして指定される。これらのアンバサダ・ボードがAI
MIから受信した情報について一致しない場合(803),
これらのボードはAIMIに再度照会する。このプロセス
は、アンバサダ・ボードが情報について一致するまで、
あるいは一方のアンバサダ・ボードが優先権を得るまで
繰り返される。アンバサダ・ボードは、指定によりある
いは品質テストによって優先権をとることができる。指
定された優先権については、情報を一致させる試みに何
度か失敗した後、アクティブ・ボードによって獲得され
た情報に対して優先権が与えられる。品質テストに基づ
く優先権については、AIMIに対する接続品質が高いアン
バサダ・ボードに優先権が与えられる。ただし、高品質
接続とは、AIMIとアンバサダ・ボードとの間の伝送誤り
が低いことと少なくとも部分的に定義することができ
る。
通信システムが1つのアンバサダ・ボードに接続され
ている場合、あるいはアンバサダ・ボードがステップ80
0,801において供給された情報について一致している場
合、アクティブ・アンバサダ・ボードは着局インタフェ
ース・バス内のTDMスロット番地を通信システムの各信
号着局に割り当てる(804)。TDMスロット番地が割り当
てられると(804)、アンバサダ・ボードは指定された
信号源としての各OMIからそのOMIが関連している各信号
着局の着局情報を受け取る(805)。通信システム・コ
ンフィギュレーション変更していない場合(806)、着
局アドレス発生器(618)は変更を待つ。通信システム
・コンフィギュレーションが変更している場合(80
6)、着局アドレス発生器(618)はステップ801におい
てプロセスを反復する。バックアップ・アンバサダ・ボ
ードがアクティブ・ボードになると、着局信号発生器
(618)はこれを検出し、実質的に中断されずに、着局
アドレスとしてバックアップ・ボード情報を供給する。
アンバサダ・ボード(403)の信号アドレス発生器(6
19)は、信号データベース(616)のアドレスを発生す
る。マイクロプロセッサまたは任意のデジタル処理装置
でもよい信号アドレス発生器(619)は、第9図の論理
図に示されるようにアドレスを生成する。ステップ900
において、信号アドレス発生器(619)はアンバサダ・
ボードとAEB信号バスとの間の関係を記録する。最良の
形態では、AEBは32本のAEB信号バスと、32本のカード・
コネクタを有するカード・ケージ(card cage)と同等
のものとを有する。カード・コネクタは、その物理的位
置に基づいて、AEB信号バスと関連している。例えば、
1番目のカード・コネクタはAEB信号バス00000と関連し
ており、32番目のカード・コネクタはAEB信号バス11111
と関連している。従って、アンバサダ・ボードとAEB信
号バスとの間の関係は、アンバサダ・ボードが接続され
ているカード・コネクタによって決まる。別の例とし
て、各カード・コネクタは2つのAEB信号バスと関連し
ており、第1カード・コネクタがAEB信号バス00000,100
00と関連しており、16番目のカード・コネクタはAEB信
号バス01111,11111に関連している。
アンバサダ・ボードとAEB信号バスとの間の関係が設
定されると(900)、信号アドレス発生器(619)はアン
バサダ・ボードと通信システムとの間の関係を記録する
(901)。アンバサダ・ボードと通信システムとの間の
関係は、通信システムの通信ポートに対する物理的位置
によって設定される。最良の形態では、32個の通信ポー
トを備えており、それぞれがカード・コネクタと物理的
に関連することにより、第1通信ポートが第1カード・
コネクタと関連している。従って、アンバサダ・ボード
と通信システムとの間の関係は、アンバサダ・ボードを
カード・コネクタに接続し、通信システムを対応する通
信ポートに結合することにより設定される。
通信システムが1つのアンバサダ・ボードにのみ結合
されている場合(902)、信号アドレス発生器(619)
は、通信システムをアンバサダ・ボードが関連している
AEB信号バスにマッピングする。信号データベースの特
定アドレスは、AEB信号バスの関係とソース・インタフ
ェース・バス(426)におけるスロット番地とによって
決まる。例えば、格納すべき信号が第5AEB信号バスと関
連している通信システム内で発生され、かつソース・イ
ンタフェース・バス内の10番目のスロットを占有してい
る場合、信号アドレス発生器は00101 01010(十進数で
5,10)を生成する。従って、信号源によって生成された
信号のアドレスは、そのスロット番地が変更されるま
で、あるいは通信システムとアンバサダ・ボードとの関
係が変更するまで、00101 01010である。通信システム
とアンバサダ・ボードとの間の関係が変更する場合、あ
るいはAEB信号バスとアンバサダ・ボードとの間の関係
が変更する場合(904)、プロセスはステップ900から反
復する。
通信システムが2つ以上のアンバサダボードに結合さ
れている場合(902)、アクティブ・アンバサダ・ボー
ドとバックアップ・アンバサダ・ボードとが決定される
(905)。(アクティブ・アンバサダ・ボードおよびバ
ックアップ・アンバサダ・ボードの選択についてはすで
に説明している。)アクティブ・アンバサダ・ボードと
バックアップ・アンバサダ・ボードとが設定されると
(905)、信号アドレス発生器(619)は通信システムを
アクティブ・アンバサダ・ボードが関連しているAEB信
号バスにマッピングする(906)。信号の特定アドレス
は上記のように決定される。この特定アドレスは、通信
システムとアンバサダ・ボードとの間の関係が変更する
(バックアップ・ボードがアクティブになる)まで、あ
るいはアンバサダ・ボードとAEB信号バスとの関係が変
更するまで一定に維持される(907)。変更が生じると
(907)、プロセスはステップ900から反復する。
信号データベース回路(414)は、DPRAMでもよい信号
データベース(616)と、フィールド・プログラマブル
・ゲート・アレイでもよいAEB TDMレシーバ(617)と
によって構成される。AEB TDM(617)は、各AEB信号デ
ータ・バス(406)に結合され、フレーム・サイクル毎
に各AEBバスから信号を受け取り、それを信号データベ
ース(616)に送る。信号データベース(616)は、交互
に動作する2つのセクションから成る。エラスティック
保存装置(604)と同様に、フレーム・サイクル中に信
号データベース(616)はAEB TDMレシーバ(617)によ
って受信された信号を一方のセクションに保存し、他方
のセクションから信号を処理回路(412)に供給する。
次のフレーム・サイクルで、これらのセクションは機能
を切り替え、今度は信号を保存していたセクションが信
号を供給し、信号を供給していたセクションが信号を保
存する。アドレス回路(411)の信号アドレス発生器(6
19)によって生成されるアドレスに基づいて、信号は信
号データ・ベース(616)のいずれかのセクションに保
存される。信号アドレス発生器(619)は、上記のよう
に信号のアドレスを生成する。
第11図は、信号データベース(619)の一般的なフォ
ーマットを示す。信号データベース(619)は、複数の
アドレス・フィールド(1100),複数のPCMコード・フ
ィールド(1101),第1セクション(1102)および第2
セクション(図示せず)によって構成される。第2セク
ションのフォーマットは第1セクション(1102)と同一
であるので、第1セクションのフォーマットについての
み説明する。上述のように、信号データベース・アドレ
スは、AEBバスおよび信号源のスロット番地によって決
まる。アドレス00000 00000(1103)は、AEBバス0の
スロット0に対するPCMコードのアドレスである。同様
に、アドレス00000 00001(1104),00000 00010(110
5),10111 00000(1106)および10111 00001(1107)
は、それぞれAEBバス0のスロット1に対するPCMコー
ド,AEBバス0のスロット2に対するPCMコード,AEBバス2
3のスロット0に対するPCMコードおよびAEBバス23のス
ロット1に対するPCMコードである。各PCMコードは、上
述のように1フレーム・サイクル中に保存され、次のフ
レーム・サイクルにおいて供給される。信号のPCMコー
ドは上記以外のアドレスに配置してもよいが、最良の形
態では上記のアドレス指定方法を用いる。
システムデータ・データベース回路(410)は、第1
のX25 PCコントローラ(606),バス・アービトレータ
(bas arbitrator)(607),マイクロプロセッサ(60
8),ランダム・アクセス・メモリ装置(609)(RA
M),リード・オンリ・メモリ装置(610)(ROM),シ
ステム・データ・データベース(611),第2のX25 PC
コントローラ(612),データ・アービトレータ(61
3),アドレス・バス(614)およびデータ・バス(61
5)によって構成される。第1および第2のX25 PCコン
トローラは、モトローラ社製の装置である。ROM(610)
は、固定ROM,EPROMおよび/またはEEPROMでもよく、バ
ス・アービトレータ(607)はフィールド・プログラマ
ブル・ゲート・アレイでもよい。着局データベース(61
1)は、2つのセクションから成るDPRAMでもよく、ここ
でこの2つのセクションは第10図について以下で説明す
るように動作する。
バス・アービトレータ(606)は、アンバサダ・ボー
ドのデータ・バス(615)を第1のX.25 PCコントロー
ラ(606),マイクロプロセッサ(608)または第2のX.
25 PCコントローラ(612)のいずれかに割り当てる。
データ・バス(615)の割り当ては、このデータ・バス
を必要とするセクションに与えられる。例えば、第1の
X.25 PCコントローラ(606)が通信システム・データ
を着局データベース(611)とRAM(609)とに供給する
場合、バス・アービトレータ(606)はデータ・バス(6
15)を第1のX.25 PCコントローラに割り当てる。同様
に、マイクロプロセッサ(608)または第2のX.25 PC
コントローラ(612)がデータ・バス(615)に乗せるべ
きデータを有する場合、バス・アービトレータ(606)
はこのデータ・バスを要求するデータ源に割り当てる。
第1のX.25 PCコントローラ(606)は、その1つの
機能として、通信システム・データを受け取りそれを信
号着局データ,システム・コンフィギュレーション・デ
ータおよび監視データに分離する。信号着局データは、
通信システムの各信号着局に対し、どの信号を受信すべ
きかおよびどのボリューム・レベルで受信するかについ
ての情報を収容する。例えば、信号着局データは信号着
局が別の通信システム内の信号源から1つの信号のみを
フル・ボリュームで受信することを指示する場合もあれ
ば、信号着局データは信号着局がそれぞれのボリューム
・レベルのそれぞれの通信システムから32個の信号源の
和を受信することを指示する場合もある。各信号着局の
信号着局データは、アドレス回路(411)の着局アドレ
ス発生器によって生成されたアドレスに基づいて、着局
データベース(611)のセクションに格納される。着局
アドレス発生器618は、上記のように信号着局データの
アドレスを生成する。
システム・コンフィギュレーション・データおよび監
視データは、RAM(609)に格納される。関連する通信シ
ステムのデータのみを格納する着局データベース(61
1)とは異なり、このRAM(609)は通信システム・ネッ
トワーク全体のデータ(ネットワーク・データ)を格納
する。透過モードで動作する第2のX.25 PCコントロー
ラは、RAM(609)に格納されたデータをAEBデータ・バ
ス(405)にインタフェースする。フィールド・プログ
ラマブル・ゲート・アレイでもよいデータ・アービトレ
ータ(613)は、AEBデータ・バス(405)および第2の
X.25 PCコントローラに対するデータの送受を制御す
る。データ・アービトレータ(613)は、第2のX.25 P
Cコントローラがネットワーク・データをAEBデータ・バ
ス(405)に対して送受することを可能にする。
実質的にマイクロプロセッサ(608)内で構成できる
検出回路(409)は、信号と、関連する通信システムか
ら受信されている通信システム・データとをモニタす
る。通信システムがアンバサダ・ボード(403)に動作
可能に結合されていないため信号が受信されていない場
合、検出回路(409)は通信システム・ネットワークの
残りの部分に対して関連する通信システムがネットワー
クに動作可能に接続されていない旨通知するデータ信号
を発生する。また、検出回路(409)は、関連する通信
システムの信号源のアドレスにおいて信号データベース
(616)に格納されるミュート信号を発生する。
第10図は、着局データベース(611)のフォーマット
を示す。着局データベース・フォーマットは、第1セク
ション(1009),第2セクション(1010)および複数の
アドレス・フィールド(1000)によって構成され、ここ
で各アドレス・フィールドにおいて、このフォーマット
は入力制御信号フィールド(I/C)(1001),2つのフレ
ーム制御信号フィールド(FC1,FC2)(1002,1003),3つ
のボリューム制御信号フィールド(VOL.1,VOL.2,VOL.
3)(1004,1005,1006),信号源バス・フィールド(100
7)および信号源スロット・フィールド(1008)から成
る。上記のように、関連する通信システムに対するエン
トリまたはアドレスの数は、各信号着局が信号を受信す
る際の信号源の数によって決まる。また、上記のよう
に、関連通信システムの各信号着局には一方の着局イン
タフェース・バス(427)内でスロット番地が割り当て
られている。従って、フレーム・ヘッダまたは同期信号
の後、着局データベース(611)への最初のエントリ
は、第1着局インタフェース・バスのスロット1に割り
当てられた信号源に対するものである。
アンバサダ・ボードに関連する2つの通信システムが
ある場合、着局データベース(611)の各セクション(1
009,1010)は2つのエントリ・ブロック、すなわち、各
関連通信システムに1つのブロックを有する。各ブロッ
ク内のエントリの数は、エントリの総数が着局データベ
ース(611)の容量を越えないように、上記のように決
定される。各エントリ・ブロック内では、第1エントリ
はフレーム・ヘッダであり、エントリ・ブロックが関連
する通信システムの着局インタフェース・バスと同期す
る。両方のブロックにエントリが入ると、着局データベ
ース内の残りのエントリには空情報(null informatio
n)が入る。
図示の例では、アンバサダ・ボードが1つの通信シス
テムのみに接続されており、かつ第1着局インタフェー
ス・バスの第1スロットに割り当てられた信号源は次の
着局データ(1011)を有し、かつ第1セクション(100
9)は格納モードにあることを仮定している。ここで、
信号着局データは、信号着局が信号を受け取る際の信号
源とボリューム・レベルとによって構成されることを想
起されたい。この例では、第1信号着局は、図示のバス
・スロット・アドレスを有する4つの信号源から信号を
受け取る。各信号のボリューム・レベルは、3つのボリ
ューム制御フィールド(1004,1005,1006)に格納され
る。3つのフィールドを備えることにより、信号のボリ
ューム・レベルは16のレベルの任意の1つで設定するこ
とができる。この例では、111は最大ボリュームとみな
され、000は最小値とみなされるが、最小値から最大値
まで任意の二進数を用いてもよい。I/Cフィールド(100
1)は、信号着局の着局データの終了を示す。この例で
は、このフィールドはアドレス000 000 000 011であ
る。
上記の例の続きとして、関連する通信システムが2つ
の信号着局のみを有しており、かつ第2信号着局が2つ
の信号源から信号を受信すると仮定する。ボリューム・
レベルおよび信号源のバス・スロットのアドレスが示さ
れている。両方の信号着局のエントリが入ると、残りの
エントリには空情報(1013,1014)が入れられる。最良
の形態では、着局データベースの一方のセクションは最
大128個の信号着局と最大1750個のエントリとを収容す
る。そのため、例えば、各信号着局は約14個の信号源か
ら信号を受け取ることができる。着局データベースはよ
り多くのまたは少ない信号源を収容するため大きくも小
さくもできることが当業者に明らかである。信号着局
は、その数が着局データベースの容量を越えないかぎ
り、任意の数の信号着局から信号を受信できることが明
らかである。
空情報は、マイクロプロセッサ(608)により着局デ
ータベースに入れられる。関連する通信システムは、着
局アドレス発生器(618)に対して、その中の信号着局
の数と各信号着局が必要とするエントリの数とに関する
情報を送出する。この情報はRAM(609)にも格納され、
空情報を着局データベース(611)を入れるためにマイ
クロプロセッサ(608)によって用いられる。マイクロ
プロセッサ(608)は、着局データのエントリをモニタ
して、この着局データが入ると、マイクロプロセッサ
(608)は空情報を入れることができる。
着局データベース(611)の第2セクション(1010)
は、第1セクション(1009)に格納された情報を複製す
る。通信システム・ネットワークの起動時に、両方のセ
クションは同時に情報を受信し格納することができる。
情報が両方のセクションに格納されると、一方のセクシ
ョンは供給部として機能し、他方は格納部として機能す
る。信号データベースとは異なり、着局データベース
(611)は、そのセクションが各フレーム・サイクル毎
に機能を交互に切り替えない。その代わり、着局データ
ベースの供給セクションは、新たな情報(例えば、ボリ
ューム変更,信号源の変更など)が受け取られるまで供
給セクションのままである。新たな情報が格納セクショ
ンに格納されると、これらのセクションは機能を切り替
える。ついでこの新たな情報は、新たな格納セクション
に複製され、このセクションは次の変更を待つ。
アンバサダ・ボード(403)の処理回路(412)はフィ
ールド・プログラマブル・ゲート・アレイでもよく、PC
M/線形変換器部(624),加算部(625),線形/PCM変換
部(626)および診断ラッチ(627)によって構成され
る。各フレーム・サイクル中に、処理回路(412)は、
マイクロプロセッサ(608)の制御下で、着局データベ
ース(611)に格納された着局情報に基づいて、信号デ
ータベース(616)をアドレス指定する。PCMコードは信
号データベース(616)から順次読み出され、PCM/線形
変換部(624)によって線形信号に変換され、信号着局
のエントリは加算部(625)によって加算される。加算
部(625)は、I/Cフィールド内で「1」が検出されるま
で、指示されたボリューム・レベルで線形信号を連続的
に加算する。「1」が検出されると、加算部(625)は
最後の加算を行ない、そして線形結果を線形/PCM変換部
(626)に出力する。線形結果は線形/PCM変換部(626)
によってPCMコードに変換され、生成PCMコードまたは被
処理信号は送信エンコーダ(413)のTDMバッファ(62
0)に送られる。このプロセスは、各信号着局が自己の
生成PCMコードを得るまで反復される。
上述のように、信号着局は信号をコンソールのCCMに
送るAEIと、信号を複数の通信ユニットに送るBIMとによ
って構成される。(また、BIMは信号源としても機能
し、信号が複数の通信ユニットから送受されることを想
起されたい。)BIMには2つのタイプがあり、第1のタ
イプは通信システムを無線中継器にインタフェースする
ために用いられ、第2のタイプ(スマート・フォン・イ
ンタフェース(SPI))は、通信システムを電話回線に
インタフェースするために用いられる。上述の信号の加
算は、コンソールのCCM向けの被加算信号ならびにいず
れのタイプのBIMに対しても同様に成り立つ。BIMがSPI
の場合、通信ユニットは電話装置および/または無線電
話装置から成り、複数の電話回線が互いに連結すること
ができる。例えば、通信システムが30個のSIPからな
り、各SPIが1本の電話回線と関連している場合、30本
のすべての電話回線は互いに通話することができる。こ
の例では、各SPIは29回の信号加算、すなわち計870回の
加算を必要とし、これは各アンバサダ・ボードの容量の
範囲内である。最良の形態では着局データベース(61
1)は最大1750個の加算エントリを有することを想起さ
れたい。
処理回路(412)の診断ラッチ(627)は、各生成PCM
コードをマイクロプロセッサ(608)に送り、タイミン
グと結果とが検証される。マイクロプロセッサがタイミ
ングまたは結果のいずれかにエラーを検出すると、マイ
クロプロセッサ(608)はエラーをフラグし、アンバサ
ダ・ボードを遮断する。余分なアンバサダ・ボードを使
用している場合、エラー・フラグはバックアップ・アン
バサダ・ボードをアクティブにすべきであることを示
す。
アンバサダ・ボード(403)の送信エンコーダ(413)
は、被処理信号または生成PCMコードをTDMまたは同期バ
ッファ(620)を介して受け取る。TDMバッファ(620)
は、2つのセクションを有するDPRAMでもよく、1フレ
ーム・サイクル中に一方のセクションに被処理信号を格
納し、次のフレーム・サイクルで被処理信号をデマルチ
プレクサ(demultiplexer)(621)に供給する。デマル
チプレクサ(621)は、第1着局インタフェース・バス
内のスロットに割り当てられた信号着局用の被処理信号
を第1エンコーダ(622)に送り、かつ、第2インタフ
ェース・バス内のスロットに割り当てられた信号着局用
の被処理信号を第2エンコーダ(623)に送る。第1お
よび第2エンコーダ(622,623)はマンチェスタ型エン
コーダでもよく、被処理信号を符号化し、符号化された
被処理信号を着局インタフェース・バス(427)の適切
なスロットに入れる。
第7図は、アンバサダ・インタフェース多重インタフ
ェース(AIMI)(417)のブロック図であり、このAIMI
は上述のように、受信回路(424),処理回路(425)お
よび送信回路(423)から成る。受信回路(424)は、第
1フレーム・デコーダ(717),第2フレーム・デコー
ダ(718),データ抽出器(719),第1エラスティック
保存装置(720),第2エラスティック保存装置(72
1),第1ライン・ドライバ(722)および第2ライン・
ドライバ(723)によって構成される。マンチェスタ型
デコーダでもよい第1フレーム・デコーダ(717)は、
第1着局インタフェース・バス上の被処理信号を受け取
り解読する。マンチェスタ型デコーダでもよい第2フレ
ーム・デコーダ(718)は、第2着局インタフェース上
の信号を受け取り解読する。受け取られたネットワーク
・データはデータ抽出器(719)に送られ、このデータ
抽出器はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ
でもよい。データ抽出器(719)は、上記のアンバサダ
・ボード(403)のデータ抽出器と同様に機能する。
解読された被処理信号は、第1および第2フレーム・
デコーダ(717,718)から第1および第2エラスティッ
ク保存装置または同期バッファ(720,721)にそれぞれ
送られる。第1および第2エラスティック保存装置(72
0,721)は、フィールド・プログラマブル・ゲート・ア
レイでもよく、アンバサダ・ボード(403)内の受信デ
コーダ(408)のエラスティック保存装置(604)と同様
に機能する。第1および第2エラスティック保存装置の
供給部は、解読された被処理信号をライン・ドライバ
(722,723)を介してCEB TDM着局バス(422)に供給す
る。
処理回路(425)は、X.25 PCコントローラ(708),
バス・アービトレータ(709),マイクロプロセッサ(7
10),ランダム・アクセス・メモリ装置(RAM)(71
1),EEPROM(712),EPROM(716),データ・トランシー
バ(713),デュアル・ユニバーサル非同期レシーバ・
トランスミッタ(DUART)(714)およびウォッチ・ドッ
グ(watch dog)または検出回路(715)によって構成さ
れる。(DUART(714)は、CEBをCADにインタフェースす
るために用いられ、このようなインタフェース方法は既
知であるため、これ以上の説明は行なわない。また、ウ
ォッチ・ドッグ回路の機能も既知であるため、これ以上
の説明は行なわない。)モトローラ社製の装置でもよい
X.25 PCコントローラ(708)は、受信回路(424)のデ
ータ抽出器(719)からネットワーク・データを受け取
り、それをAIMI(417)全体に分配する。特定の信号源
および/または信号着局に宛てられたネットワーク・デ
ータは、送信回路(423)のデータ・コンプレッサ(70
1)に送られる。送信回路(423)については以下で説明
する。
フィールド・プログラミング・ゲート・アレイでもよ
いバス・アービトレータ(709)は、AIMIデータ・バス
(725)をX.25 PCコントローラ(708),マイクロプロ
セッサ(710)およびデータ・トランシーバ(713)の間
で割り当てる。フィールド・プログラマブル・ゲート・
アレイでもよいデータ・トランシーバ(713)がAIMIデ
ータ・バス(725)にアクセスすると、AIMIデータ・バ
ス(725)とCEBデータ・バス(420)との間でデータを
送受する。マイクロプロセッサ(710)がAIMIデータ・
バス(725)にアクセスすると、ネットワーク・データ
の送出および格納を制御する。X.25 PCコントローラ
(708)がAIMIデータ・バス(725)にアクセスすると、
データ抽出器(719)からネットワーク・データを受け
取り、それをAIMI(417)の残りの部分に供給する。
AIMI(417)の送信回路(423)は、信号源によって生
成された信号と、通信システムによって生成されたデー
タとをアンバサダ・ボードに送るために用意する。複数
の信号源によって生成された信号は、DCPRAMでもよいTD
Mまたは同期バッファ(702)によって受け取られる。TD
Mバッファ(702)は、アンバサダ・ボードのTDMバッフ
ァ(620)と同様に動作する。TDMバッファ(620)の供
給部は、信号をマルチプレクサ(705)に送る。マルチ
プレクサ(705)は、TDMバッファ(702)から受け取ら
れた信号をデータ抽出器(701)から受け取られた通信
システム・データと結合し、かつフレーム同期発生器
(703)によって生成された通信システム・クロックと
結合する。アドレス発生器(704)は、各信号源のアド
レスとスロット割り当てとを生成する。マルチプレクサ
(705)の出力は、マンチェスタ型エンコーダでもよい
エンコーダ(706)に送られる。符号化信号は、ライン
・ドライバ(707)を介してソース・インタフェース・
バス(426)に乗せられる。
上記の説明は、着局データの制御に基づくネットワー
ク全体における複数の信号源と信号着局との間の音声信
号の伝搬について主に着目してきた。また、ネットワー
クはネットワーク全体を通してネットワーク.データを
伝搬する。上述のように、ネットワーク・データは各通
信システムによって生成された通信システム・データの
組み合わせから成る。このような組み合わせの通信シス
テム・データの1つに、通信システム・コンフィグレー
ション情報がある。上述のように、通信システム・コン
フィグレーション情報には、中継器の数,信号源の数,
信号着局の数,各信号源および信号着局のTDMスロット
割り当て,各BIMのタイプおよび通信グループの数およ
びコードが含まれるが、これらに限定されるものではな
い。
最大960個の信号源を備えること想定している通信シ
ステム・ネットワーク内では、各通信システムごとの通
信システム・コンフィグレーション情報を各OMIに格納
することは実際的ではない。最良の形態では、各OMI
は、OMIが配置されている通信システムの通信システム
・コンフィグレーション情報およびネットワーク内の他
の通信システムの特定通信システム・コンフィグレーシ
ョンのみを既存のまたは追加メモリに格納する。例え
ば、通信システム1のOMIが、AEIを有する信号着局情報
を生成し、このAEIがOMIと関連し、通信システム24のBI
M1から信号を受け取る場合、OMIは、例えば、BIMのタイ
プや通信システム24内でのそのスロット番地などの、BI
MIに関する通信システム・コンフィグレーション情報の
みを格納する。
さらに、最良の形態では、周器的に、あるは新たな通
信システムがネットワークに追加さらる場合に、各通信
システムはそのAIMIボード(417)を介して通信システ
ム・コンフィグレーション情報を他の通信システムに送
出し、他の通信システムが各自の通信システム・コンフ
ィグレーション情報を変更していないことを各通信シス
テムが確認できるようにしいている。しかし、デジタル
回路のこのスピードでは、通信システム・コンフィグレ
ーション情報をすべての通信システム間で送出すること
は実際的ではない。そのため、各AIMIボード(417)内
で、通信システム・コンフィグレーション情報がコード
に変換される。通信システム・コンフィグレーション・
コードはここでは4ビットのコードとして想定されてい
るが、他の通信システムのAIMIに送出され、通信システ
ム・コンフィグレーション・コード・データベース(図
示せず)に格納される。ただしこの通信システム・コン
フィグレーション・コード・データベースはRAMでもよ
い。
第12図は、通信システム・コンフィグレーション情報
の各OMIデータ・ベースと、各AIMIの通信システム・コ
ンフィグレーション・コード・データベースとを維持す
る方法を示す。起動時に、各OMIおよびAIMIは関連通信
システム・コンフィグレーション情報およびコードによ
ってプログラムされるが、通信システムがその通信シス
テム・コンフィグレーション情報およびコードを変更す
ることにより、あるいは新たな通信システムがネットワ
ークに追加されることにより、あるいは通信システムが
ネットワークから離脱することにより、あるいは通信シ
ステムがネットワークに再加入することにより、このよ
うな情報およびコードは変更できる。ステップ1201にお
いて、AEBに動作可能に結合された各通信システムは、A
EBデータ・バスをモニタして、新たな通信システムがネ
ットワークに追加されているかどうかを確認する。ある
期間中(例えば、1分間)に、新たな通信システムが追
加されていない場合(1201)、AEBに接続されている各
通信システムは各自のシステム・コンフィグレーション
・コードをAEBデータ・バスに送出する(1202)。各通
信システムにおいて、AIMIは各通信システムの格納され
たコードをAEBバス上のコードと比較する(1203)。AEB
データ・バス上のコードが対応する格納されたコードと
異なることをAIMIが検出した場合、AIMIはAEBバス上の
コードを通信システム・コンフィグレーション・コード
・データベースに格納する(1205)。
AEBデータ・バス上のコードが通信システム・コンフ
ィグレーション・コード・データベースに格納されてい
るコードと同じ場合(1204)、あるいは新たなコードが
格納される場合(1205)、各OMIはその特定通信システ
ム・コンフィグレーション情報が最新のものであるかど
うかを判定する(1206)。特定通信システム・コンフィ
グレーション情報が最新のものである場合(1206),プ
ロセスはステップ(1201)から反復する。特定通信シス
テム・コンフィグレーション情報が最新のものでない場
合(1206),最新の情報をもたない各OMIは、そのOMIが
格納する特定情報を収容する通信システムに対してのみ
照会する。OMIが更新された特定情報を受け取ると、こ
の情報を格納して(1208)、プロセスはステップ1201か
ら反復する。
新たな通信システムがネットワークに追加されると
(1201)、この新規システムは接続肯定応答(connecti
on acknowledgement)信号をAEBに送出する(1209)。
新規通信システムが肯定応答信号の確認を受け取ると、
新規通信システムおよびすでにAEBに接続されている通
信システムは、各自の通信システム・コンフィグレーシ
ョン・コードをAEBバスに送出する(1210)。新規通信
システムおよび既存の通信システムは、新規システムを
含む各通信システムに対するコードを受け取り格納する
(1211)。コードを格納した後、新規システムは自己の
通信システム・コンフィグレーション情報を既存の通信
システムに送出する(1213)。既存の通信システム内の
各OMIは、新規通信システムに関する特定通信システム
・コンフィグレーション情報を格納し、ついでプロセス
は、すでに説明したステップ1206に進む。
コンソールがコンソール・インタフェースCPUを具備
している場合、あるいはOMIが十分なメモリを具備して
いる場合、各OMIはネットワーク内の各通信システムの
通信システム・コンフィグレーション情報を格納でき
る。(コンソール・インタフェースCPUの説明について
は、Motorola,Inc.Pub.No.R4−2−73,CENTRACOM Serie
s II Plus Control Centers(April,1933)を参照のこ
と。)特定通信システム・コンフィグレーション情報を
格納する方法がこの実施例で用いられる。ただし例外と
して、通信システム・コンフィグレーション・コード内
で変更が検出された場合には、この変更を生じたシステ
ムの通信システム・コンフィグレーション情報のすべて
をOMIは要求し格納する。
ネットワーク全体で送出される別のタイプの通信シス
テム・データは、BIMユーザ・データであり、このBIMユ
ーザ・データは、このBIMを選択した信号源から成る、
各BIMによって生成されるリストによって構成される。B
IMのタイプ、すなわち無線インタフェースまたは電話イ
ンタフェースに応じて、リストの内容は異なる。電話イ
ンタフェース型BIM(スマート電話インタフェース(SP
I))の場合、このリストは、SPIを選択した各信号源の
エントリと、要求された電話接続のタイプとによって構
成される。現在、2種類の電話接続、すなわち私設回線
接続と公衆回線接続とがある。私設回線接続は電話回線
を要求側の信号源に割り当て、所望の着局に呼を起こ
し、その一方で他の信号源がこの呼に参加することを防
ぐ。公衆回線接続は電話回線を要求側の信号源に割り当
て、呼を起こすが、他の信号源は公衆回線接続にアクセ
スを要求することによりその呼に参加することができ
る。各タイプの電話回線接続の要求方法は周知であり、
これ以上の説明は行なわない。
SPIが信号源に電話回線を割り当てることを信号源が
要求すると、SPIは、信号源の供給元である通信システ
ム,特定信号源および要求された接続タイプを回線アク
セス・データベース(図示せず)に記録する。公衆回線
接続の場合、SPIは要求側信号源の情報を格納し、接続
タイプを格納し、そして要求側信号源を一次信号源とし
て指定する。他の信号源が公衆回線接続にアクセスする
と、SPIは各信号源の情報および公衆回線接続との関連
とを格納する。独立型通信システムでは、SPIは回線ア
クセス・データベースに格納された各信号源に対して周
期的にデータ・パケットを送出して、その回線がまだ必
要かどうかを尋ねる。信号源のいずれかがその回線がま
だ必要であると応答した場合、SPIはその回線をアクテ
ィブ状態に維持する。
通信システム・ネットワークでは、アクセスしている
各信号源に対してすべてのSPIがデータ・パケットを送
出させることは実際的ではないので、SPIは一次信号源
に対してのみデータ・パケットを周期的に送出して、公
衆回線がまだ必要かどうかを一次信号源に尋ねる。回線
がまだ必要であると一次信号源が応答した場合、SPIは
回線をアクティブ状態に維持する。回線は必要ないと一
次信号源が応答した場合、SPIは回線アクセス・データ
ベースに格納された信号源から新たな一次信号源を指定
して、要求側信号源を回線アクセス・データベースから
削除する。新たな一次信号源が指定されると、SPIはそ
の信号源にデータ・パケットを送り、公衆回線接続がま
だ必要かどうかを尋ねる。回線が必要であると一次信号
源が応答した場合、SPIは回線をアクティブ状態に維持
し、それ以外の場合には、SPIは回線アクセス・データ
ベースから別の新たな一次信号源を指定する。回線アク
セス・データベースに格納された信号源のすべてが一次
信号源として指定され、回線は必要ないと応答するま
で、その回線はアクティブ状態に維持される。ただし、
本発明の範囲から逸脱せずに、2つ以上の信号源を一次
信号源として指定できるが、最良の形態では一度に1つ
の信号源のみが一次信号源として指定されることに留意
されたい。
独立型通信システムにおいて無線インタフェースとし
て動作するBIMは、自己にアクセスしている各信号源を
格納し、各信号源に対してBIMがまだ必要かどうかを信
号源に尋ねる。しかし、通信システム・ネットワークで
は、これは実際的ではない。その代わり、最良の形態で
は、各BIMは自己にアクセスしている最大3つの信号源
をアクセス・データベース(図示せず)に格納する。BI
Mがネットワークの通信システムに入るあるいは再度入
ると、ネットワーク内のすべての信号源にデータ・パケ
ットを送出し、このデータ・パケットは各信号源に対し
てBIMが選択されているかどうか尋ねる。このデータ・
パケットに応答した最初の3つの信号源がアクセス・デ
ータベースに格納される。格納された信号源のうち、そ
の1つが一次信号源として指定され、この一次信号源は
BIMを更新する。一次信号源は、自己がまだ選択されて
いることを示すデータ・パケットをBIMに対して周期的
に送出する。一次信号源がBIMを選択解除(deseleet)
する場合、BIMを選択解除したことを示すデータ・パケ
ットをBIMに送出する。選択解除データ・パケットを受
け取ると、BIMはアクセス・データベースに格納された
信号源から新たな一次信号源を指定する。信号源がアク
セス・データベースに格納されていない場合、BIMは信
号源がBIMを選択したかどうかを尋ねるデータ・パケッ
トをネットワークに送出する。BIMは、自己を選択した
3つより多いあるいは3つよりも少ない信号源を格納す
ることができるが、最良の形態ではBIMは3つの信号源
を格納する。
別のタイプの通信システム・データとして、BIM状態
データがあり、このデータは通信システムにおけるBIM
の状態、例えば、選択状態,補助入力/出力およびリン
ク状態を示す。通信システムの各AIMIは、通信システム
内の各BIMの状態を収容するBIM状態データベース(図示
せず)を有する。約5秒毎に、各BIMは自己の状態をAIM
Iに送出する。BIMの状態が変化したことをAIMIが検出す
ると、AIMIはその変化を格納し、その変更のフラグを立
て、そしてその変更をネットワークに送出する。また、
AIMIは、状態を変更しなかったBIMの状態も、可変期間
でネットワークに送出する。
AIMIが無変化のBIM状態を送出するこの可変期間は、
所定の期間中に状態を変化しなかったBIMの数と、AIMI
が一度に送出することのできるBIM状態の選択された数
とによって決まる。最良の形態では、各BIMの状態は1
分おきにネットワークに送出され、かつAIMIは4つのBI
Mの状態をある時間に送出することができる。従って、
通信システムがx個のBIMから成り、かつどのBIMもその
状態を変化していない場合、AIMIは4つのBIMの状態を
4×60/x秒ごとに送出する。n個のBIMが状態を変化し
た場合、AIMIは無変化のBIMの状態を4×60/(x−n)
秒ごとに送出する。例えば、通信システムが20個のBIM
を有し、どのBIMも状態を変化していない場合、AIMI
は、BIM状態データベースに格納された最初の4つのBIM
の状態を12秒(4×60/20)ごとに送出する。次の可変
期間中に、5つのBIMが状態を変化した場合、直前の状
態更新情報が送出されてから16秒(4×60/(20−
5))後に、次の4つの無変化のBIM状態が送出され
る。
上述のように関連するアンバサダ・ボードを介してネ
ットワーク・データを送受する各通信システムでは、AE
Bデータ・バス(405)に対するアクセスを制御しなけれ
ばならない。システム同期回路(404)は、各アンバサ
ダ・ボード(403)がAEBデータ・バスに対するアクセス
を要求しているかどうかについて、カード・ケージにお
けるアンバサダ・ボードの物理的位置に基づくラウンド
・ロビン(round robin)方式で各アンバサダ・ボード
のポーリングを行なう。AEBデータ・バス(405)を求め
ていることをアンバサダ・ボード(403)が示すと、シ
ステム同期回路(404)は、要求側アンバサダ・ボード
がAEBデータ・バス(405)との処理を終了するまでポー
リングを中止する。要求側アンバサダ・ボードがAEBデ
ータ・バス(405)との処理を終了すると、システム同
期回路(404)はポーリングを再開し、次のアンバサダ
・ボード(403)は待ち行列に入る。ネットワーク・デ
ータがAEBデータ・バス(405)上で送出されていない場
合、システム同期回路(404)はバス・アイドル信号を
送出する。また、アンバサダ・ボードがデータを送出し
ていない場合、第2のX.25 PCコントローラ(612)は
パッド信号を生成し、このパッド信号はデータ・アービ
トレイタ(613)によってAEBデータ・バス(405)に乗
ることが防がれる。
第13図は、アンバサダ・ボード(403)によってAEBデ
ータ・バス(405)にアクセスするための論理図であ
る。ステップ1301において、アンバサダ・ボード(40
3)はAEBデータ・バス(405)へのアクセスを要求す
る。アンバサダ・ボード(403)は、バス(405)上で送
出すべきデータがあるとすぐにAEBデータ・バスに要求
するが、システム同期回路(404)によってポーリング
されるまではバス(405)にアクセスすることはできな
い(1302)。アンバサダ・ボードがバスへのアクセスを
得ると、要求アンバサダ・ボードのマイクロプロセッサ
(608)はライン・ドライバ(624)をアクティブ状態に
し、それにより第2のX.25 PCコントローラ(612)に
よって生成されたパッド信号はAEBデータ・バス(405)
に乗せられる。一般に、第2のX.25 PCコントローラの
それぞれは連続的にパッド信号を発生するが、ただし、
データをAEBデータ・バス(405)に送出している場合は
除く。ライン・ドライバ(624)は通常高インピーダン
ス状態にあるので、パッド信号はAEBデータ・バスに乗
ることが防がれる。
バス上のパッド信号は、そのバス上でデータが送出さ
れることを、要求アンバサダ・ボードを含むすべてのア
ンバサダ・ボードに対して指示する。要求アンバサダ・
ボードのマイクロプロセッサ(608)がパッド信号を認
識すると、第2のX.25 PCコントローラ(612)がデー
タをAEBデータ・バス上で送出することを可能にする(1
303)。バス(405)上でデータが送出されると、第2の
X.25 PCコントローラ(612)はパッド信号の送出を再
開する。要求アンバサダ・ボードのマイクロプロセッサ
(608)が第1セットのパッド信号,データおよび第2
セットのパッド信号を受信すると(1304)、マイクロプ
ロセッサ(608)はライン・ドライバ(624)を高インピ
ーダンス状態にし、そのためパッド信号はバス(405)
に乗せられなくなる。ライン・ドライバが高インピーダ
ンス状態になると、システム同期回路(404)はバスに
アイドル信号を乗せることを再開し、これはデータ送信
の終了を示す。
要求アンバサダ・ボードのマイクロプロセッサ(60
8)が第1セットのパッド信号,データまたは第2セッ
トのパッド信号のいずれもも受け取っていない場合、マ
イクロプロセッサ(608)はアイドル信号を受け取って
いる(1306)。マイクロプロセッサ(608)がアイドル
信号を受け取っている場合(1306)、アンバサダ・ボー
ドはAEBデータ・バス(405)へのアクセスを再度要求す
る(1301)。マイクロプロセッサがアイドル情報を受け
取っていない場合(1306)、通信システムは遮断してお
り、システム診断チェックを実行することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 11/04 (72)発明者 ヘンダーソン,ジェームス・エー・ジュ ニア アメリカ合衆国イリノイ州ストリームウ ッド、セトン110 (72)発明者 ブルームステイン,セオドア・エム アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケン ブリッジ、アール・エム134,アルバニ ー・ストリート143 (56)参考文献 特開 平2−503619(JP,A) 特開 昭63−246939(JP,A) 特開 昭58−153442(JP,A) 特開 平3−292035(JP,A)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理マルチプレクサおよび複数の通信シス
    テムによって構成される通信システム・ネットワークで
    あって、各通信システムが: 複数の信号源であって、信号源の少なくとも一部が信号
    を生成し、かつ複数の信号源の指定された信号源が通信
    システム・データを生成する複数の信号源;および 複数の信号着局; によって構成され; 処理マルチプレクサが: 複数の通信ポート; 複数の通信システムのそれぞれの信号源の少なくとも一
    部によって生成される信号に関する情報を格納する信号
    データベース手段; 複数の通信システムのそれぞれの指定された信号源によ
    って生成された通信システム・データに関する情報を格
    納するシステム・データ・データベース手段;および 信号データベース手段とシステム・データ・データベー
    ス手段とに動作可能に結合され、システム・データ・デ
    ータベース手段に格納された通信システム・データに関
    する情報に少なくとも部分的に基づいて、信号データベ
    ース手段に格納された信号に関する情報の少なくとも一
    部を処理して、被処理信号を生成する処理手段; によって構成され; 複数の通信システムの1つの通信システムが通信ポート
    の少なくとも1つを介して処理マルチプレクサに動作可
    能に結合されることを特長とする通信システム・ネット
    ワーク。
  2. 【請求項2】処理マルチプレクサがさらに: 複数の通信ポート,信号データベース手段およびシステ
    ム・データ・データベース手段に動作可能に結合され、
    信号源の少なくとも一部によって生成された信号を受け
    取り、かつ、指定された信号源によって生成された通信
    システム・データを受け取り、かつ、信号に関する情報
    を信号データベース手段に送り、かつ、通信システム・
    データに関する情報をシステム・データ・データベース
    手段に送る受信手段; 複数の通信ポート,信号データベース手段およびシステ
    ム・データ・データベース手段に動作可能に結合され、
    信号源の少なくとの一部に対するアドレスを発生してし
    て信号源アドレスを生成し、かつ、指定された信号源に
    対するアドレスを発生して信号着局アドレスを生成し
    て、各信号源アドレスに基づいて被受信信号を信号デー
    タベース手段に格納し、かつ各信号着局アドレスに基づ
    いて被受信通信システム・データをシステム・データ・
    データベース手段に格納するアドレス指定手段; 複数の通信ポートおよび受信手段に動作可能に結合さ
    れ、受信手段が信号源の少なくとも一部から信号を受け
    取っているかどうかを検出する信号検出手段; 信号検出手段および信号データベース手段に動作可能に
    結合され、受信手段が信号源の少なくとも一部の少なく
    とも1つの信号源から信号を受け取っていない場合に、
    ミュート信号を生成するミューティング手段であって、
    該ミュート信号は少なくとも1つの信号源によって生成
    される信号に関する情報の代わりに信号データベース手
    段に格納されるミューティング手段; 複数の通信ポート,信号データベース手段およびシステ
    ム・データ・データベース手段に動作可能に結合され、
    少なくとも1つの同期信号を与え、それにより信号に関
    する情報の格納と、通信システム・データに関する情報
    の格納と、信号データベースに格納された信号に関する
    情報の少なくとも一部の処理とが所定の時間フレーム内
    で実行されるマスタ同期手段;および 複数の通信ポート,システム・データ・データベース手
    段および処理手段に動作可能に結合され、システム・デ
    ータ・データベース手段に格納された通信システム・デ
    ータに関する情報に基づいて、被処理信号を指定された
    信号源に送出する送信手段; によって構成されることを特徴とする請求項1記載の通
    信システム・ネットワーク。
  3. 【請求項3】各通信システムがさらに: 複数の信号源および複数の信号着局に動作可能に結合さ
    れ、処理マルチプレクサから被処理信号を受け取る受信
    手段; 複数の信号源および複数の信号着局に動作可能に結合さ
    れ、複数の信号源の少なくとも一部によって生成される
    信号を処理マルチプレクサに与え、かつ、複数の信号着
    局の少なくとも一部によって生成される通信システム・
    データを処理マルチプレクサに与える送信手段; 受信手段および送信手段に動作可能に結合され、通信シ
    ステムと処理マルチプレクサとの間の動作可能な結合を
    検出する結合検出手段; 結合検出手段,複数の信号源,複数の信号着局,受信手
    段および送信手段に動作可能に結合され、通信システム
    が処理マルチプレクサに動作可能に結合されていないこ
    とを結合検出手段が検出した場合に、通信システムの複
    数の信号着局によって生成される通信システム・データ
    に基づいて、通信システムの複数の信号源によって生成
    される信号を処理する処理手段;および 複数の信号源および複数の信号着局に動作可能に結合さ
    れ、信号源の少なくとも一部に関するシステム機能デー
    タおよび指定された信号源に関するシステム機能データ
    を生成するシステム機能データ手段; によって構成されることを特徴とする請求項1記載の通
    信システム・ネットワーク。
  4. 【請求項4】複数の通信システムおよび処理マルチプレ
    クサに動作可能に結合される複数の信号結合器をさらに
    含んで構成される通信システム・ネットワークであっ
    て、各信号結合器が: 複数の信号源の少なくとも一部によって生成される信号
    を処理マルチプレクサに与え、かつ、複数の信号着局の
    少なくとも一部によって生成される通信システム・デー
    タを処理マルチプレクサに与えるソース・インタフェー
    ス手段;および 処理マルチプレクサの被処理信号を複数の信号着局の少
    なくとも一部に与える着局インタフェース手段; によって構成されることを特徴とする請求1記載の通信
    システム・ネットワーク。
  5. 【請求項5】システム・データ・データベース手段が: システム機能データに関する情報を格納する手段;およ
    び システム・データ・データベース手段に格納されたシス
    テム機能データに関する情報に基づいて、システム機能
    を実行する手段; によって構成されることを特徴とする請求項3記載の通
    信システム・ネットワーク。
  6. 【請求項6】処理マルチプレクサおよび複数の通信シス
    テムによって構成される通信システム・ネットワークに
    おいて、各通信システムが: 複数の信号源であって、信号源の少なくとも一部が信号
    を生成する複数の信号源;および 複数の信号着局であって、指定された信号源が通信シス
    テム・データを生成する複数の信号着局; によって構成され; 処理マルチプレクサが: 複数の通信ポート; 複数の通信システムの信号源の少なくとも一部によって
    生成された信号に関する情報を格納する信号データベー
    ス手段; 複数の通信システムの指定された信号源によって生成さ
    れた通信システム・データに関する情報を格納するシス
    テム・データ・データベース手段;および 信号データベース手段およびシステム・データ・データ
    ベース手段に動作可能に結合され、システム・データ・
    データベース手段に格納された通信システム・データに
    関する情報に基づいて、信号データベース手段に格納さ
    れた信号に関する情報を処理する処理手段; によって構成され; 複数の通信システムの1つの通信システムが通信ポート
    の少なくとも1つを介して処理マルチプレクサに動作可
    能に結合されている通信システムネットワークにおい
    て、通信システムの少なくとも一部が処理マルチプレク
    サに動作可能に結合される場合に、複数の通信システム
    の間でシステム間通信およびシステム内通信を行なう方
    法であって: a)信号源の少なくとも一部によって生成された信号を
    信号データベース手段に送り、かつ、指定された信号源
    によって生成された通信システム・データをシステム・
    データ・データベース手段に送る段階; b)信号に関する情報を信号データベース手段に格納
    し、かつ、通信システム・データに関する情報をシステ
    ム・データ・データベース手段に格納する段階; c)システム・データ・データベース手段に格納された
    通信システム・データに関する情報に少なくとも部分的
    に基づいて、信号データベース手段に格納された信号に
    関する情報の少なくとも一部を処理して、指定された信
    号源に対して個々の被処理信号を生成する段階;および d)個々の被処理信号のそれぞれを少なくとも一部の信
    号着局の各信号着局に送る段階; によって構成されることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】複数の通信システムの1つの通信システム
    が処理マルチプレクサに動作可能に結合されていない場
    合に: d)通信システムおよび処理マルチプレクサによって、
    処理マルチプレクサに動作可能に結合されていない通信
    システムを識別する段階; e)処理マルチプレクサに動作可能に結合されている通
    信システムに対し、段階(d)の通信システムが処理マ
    ルチプレクサに動作可能に結合されていないことを指示
    する段階; f)段階(d)の通信システムの複数の信号源の少なく
    とも一部によって生成された信号に関する情報の代わり
    に、ミュート信号を信号データベース手段に格納する段
    階; g)段階(d)の通信システムの複数の信号着局の少な
    くとも一部によって生成された通信システム・データに
    基づいて、段階(d)の通信システムの複数の信号源の
    少なくとも一部によって生成された信号を、段階(d)
    の通信システムによって処理して、被処理信号を生成す
    る段階;および h)複数の信号着局の少なくとも一部によって生成され
    た通信システム・データに基づいて、段階(e)の被処
    理信号を複数の信号着局に、段階(d)の通信システム
    によって送る段階; によって構成されることを特徴とする請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】処理マルチプレクサが、複数の通信ポー
    ト,信号データベース手段およびシステム・データ・デ
    ータベース手段に動作可能に結合されるマスタ同期装置
    をさらに含んで構成されるところの方法であって: e)所定の時間フレームの少なくとも1つ同期信号を生
    成する段階;および f)所定の時間フレームの第1部分において、複数の信
    号源の少なくとも一部から信号を受け取り、かつ、所定
    の時間フレームの第1部分において、複数の信号着局の
    少なくとも一部から通信システム・データを受け取る段
    階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項6記
    載の方法。
  9. 【請求項9】段階(b),(c)および(d)がさら
    に: b)所定の時間フレームの第2部分において、段階
    (a)の信号に関する情報を信号データベース手段に格
    納し、かつ、所定の時間フレームの第2部分において、
    段階(a)の通信システム・データに関する情報をシス
    テム・データ・データベース手段に格納する段階; c)所定の時間フレームの第3部分において、システム
    ・データ・データベース手段に格納された通信システム
    ・データに関する情報に基づいて、信号データベース手
    段に格納された信号に関する情報を処理して、複数の通
    信システムの複数の信号着局の少なくとも一部のそれぞ
    れに対して、個々の被処理信号を生成する段階;および d)所定の時間フレームの第4部分において、個々の被
    処理信号を各信号着局に送る段階; によって構成されることを特徴とする請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】複数の信号源と複数の信号着局との間の
    通信を処理する処理マルチプレクサであって: 複数の通信ポートであって、各通信ポートが複数の信号
    源の1つまたは複数の信号着局の1つに、少なくとも動
    作可能に結合される複数の通信ポート; 複数の信号源のそれぞれによって生成された信号に関す
    る情報を格納する信号データベース手段; 複数の信号着局のそれぞれによって生成された通信シス
    テム・データに関する情報を格納するシステム・データ
    ・データベース手段;および 信号データベース手段およびシステム・データ・データ
    ベース手段に動作可能に結合され、システム・データ・
    データベース手段に格納された着局情報に関する情報に
    少なくとも部分的に基づいて、信号データベース手段に
    格納された信号に関する情報を処理する処理手段; によって構成されることを特徴とする処理マルチプレク
    サ。
  11. 【請求項11】複数の通信ポート,信号データベースお
    よびシステム・データ・データベース手段に動作可能に
    結合され、各信号源によって生成された信号を受け取
    り、かつ、信号着局から通信システム・データを受け取
    り、かつ、信号に関する情報を信号データベース手段に
    送り、かつ、通信システム・データに関する情報をシス
    テム・データ・データベースに送る受信手段; 複数の通信ポートに動作可能に結合され、各信号源に対
    するアドレスを発生して信号源アドレスを生成し、か
    つ、各信号着局に対するアドレスを発生して信号着局ア
    ドレスを生成し、各信号源アドレスに基づいて被受信信
    号が信号データベース手段に格納され、かつ、各信号着
    局アドレスに基づいて被受信通信システム・データがシ
    ステム・データ・データベース手段に格納されるアドレ
    ス指定手段; 複数の通信ポートおよび受信手段に動作可能に結合さ
    れ、受信手段が各信号源から信号を受け取っているかど
    うかを検出する信号検出手段; 信号検出手段および信号データベース手段に動作可能に
    結合され、受信手段が少なくとも1つの信号源から信号
    を受け取っていない場合に、ミュート信号を発生するミ
    ューティング手段であって、少なくとも1つの信号源に
    よって生成された信号に関する情報の代わりにミュート
    信号が信号データベース手段に格納されるミューティン
    グ手段; 複数の通信ポート,信号データベース手段およびシステ
    ム・データ・データベース手段に動作可能に結合され、
    少なくとも1つの同期信号を与え、それにより信号に関
    する情報の格納と、通信システム・データに関する情報
    の格納と、信号データベースに格納された信号に関する
    情報の処理とが所定の時間フレーム内で実行されるマス
    タ同期手段;および 複数の通信ポート,システム・データ・データベース手
    段および処理手段に動作可能に結合され、システム・デ
    ータ・データベース手段に格納された通信システム・デ
    ータに関する情報に基づいて、被処理信号を各信号着局
    に送出する送信手段; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項10記
    載の処理マルチプレクサ。
  12. 【請求項12】複数の信号源と複数の信号着局との間の
    通信を処理する処理マルチプレクサであって: 複数の通信ポートであって、各通信ポートが複数の信号
    源の1つまたは複数の信号着局の1つに少なくとも動作
    可能に結合される、複数の通信ポート; 複数の信号源のそれぞれによって生成された信号に関す
    る情報を格納する信号データベース手段; 複数の信号着局のそれぞれによって生成された通信シス
    テム・データに関する情報を格納するシステム・データ
    ・データベース手段;および 信号データベース手段およびシステム・データ・データ
    ベース手段に動作可能に結合され、システム・データ・
    データベース手段に格納された着局情報に関する情報に
    基づいて、信号データベース手段に格納された信号に関
    する情報を処理する処理手段; によって構成される処理マルチプレクサにおいて、信号
    源および信号着局の少なくとも一部が処理マルチプレク
    サに動作可能に結合されている場合に、複数の信号源と
    複数の信号着局との間で通信を行なう方法であって: a)各信号源によって生成された信号に関する情報を信
    号データベース手段に送り、かつ、各信号着局によって
    生成された通信システム・データに関する情報をシステ
    ム・データ・データベースに送る段階; b)段階(a)の信号に関する情報を信号データベース
    手段に格納し、かつ、段階(a)の通信システム・デー
    タに関する情報をシステム・データ・データベース手段
    に格納する段階; c)システム・データ・データベース手段に格納された
    通信システム・データに関する情報に少なくとも部分的
    に基づいて、信号データベース手段に格納された信号に
    関する情報を処理して、各信号着局に対して個々の被処
    理信号を生成する段階;および d)個々の被処理信号を各信号着局に送る段階; によって構成されることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】複数の信号源の1つの信号源が処理マル
    チプレクサに動作可能に結合されていない場合に: e)処理マルチプレクサに動作可能に結合されていない
    信号源を識別する段階; f)段階(e)の信号源が処理マルチプレクサに動作可
    能に結合されていないことを指示する段階;および g)段階(e)の信号源によって生成された信号に関す
    る情報の代わりに、ミュート信号を信号データベース手
    段に格納する段階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項12記
    載の方法。
  14. 【請求項14】処理マルチプレクサが、複数の通信ポー
    ト,信号データベースおよびシステム・データ・データ
    ベースに動作可能に結合されるマスタ同期回路をさらに
    含んで構成されるところの方法であって: e)所定の時間フレームの少なくとも1つの同期信号を
    生成する段階;および f)所定の時間フレームの第1部分において、複数の信
    号源から信号を受け取り、かつ、所定の時間フレームの
    第1部分において、複数の信号着局から通信システム・
    データを受け取る段階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項12記
    載の方法。
  15. 【請求項15】段階(b),(c)および(d)がさら
    に: b)所定の時間フレームの第2部分において、段階
    (a)の信号に関する情報を信号データベース手段に格
    納し、かつ、所定の時間フレームの第2部分において、
    段階(a)の通信システム・データに関する情報をシス
    テム・データ・データベース手段に格納する段階; c)所定の時間フレームの第3部分において、システム
    ・データ・データベース手段に格納された通信システム
    ・データに関する情報に少なくとも部分的に基づいて、
    信号データベース手段に格納された信号に関する情報を
    処理して、各信号着局に対して個々の被処理信号を生成
    する段階;および d)所定の時間フレームの第4部分において、個々の被
    処理信号を各信号着局に送る段階; によって構成されることを特徴とする請求項14記載の方
    法。
  16. 【請求項16】通信システムを通信システム・ネットワ
    ークの処理マルチプレクサにインタフェースするために
    通信システムにおいて用いられるインタフェース装置で
    あって、通信システムが: 複数の信号源であって、信号源の少なくとも一部が信号
    を生成する複数の信号源;および 複数の信号着局であって、指定された信号源が通信シス
    テム・データを生成する複数の信号着局; によって構成され; 処理マルチプレクサが、複数の通信ポートと、通信シス
    テム・データに少なくとも部分的に基づいて信号を処理
    し、被処理信号を生成する処理手段とによって構成され
    るインタフェース装置であって: 通信システムを複数の通信ポートの少なくとも1つの通
    信ポートに結合する結合手段; 結合手段に動作可能に結合され、通信システムと処理マ
    ルチプレクサとの間の動作可能な結合を検出する結合検
    出手段; 複数の信号源および複数の信号着局に動作可能に結合さ
    れ、信号源の少なくとも一部によって生成された信号を
    処理マルチプレクサに送り、かつ、指定された信号源に
    よって生成された通信システム・データを処理マルチプ
    レクサに送り、かつ、被処理信号を信号着局の少なくと
    も一部に送る送出手段; 結合検出手段,複数の信号源および複数の信号着局に動
    作可能に結合され、通信システムが処理マルチプレクサ
    に動作可能に結合されていないことを結合検出手段が検
    出した場合に、通信システムの複数の信号着局によって
    生成された通信システム・データに基づいて、通信シス
    テムの複数の信号源によって生成された信号を処理する
    処理手段; によって構成されることを特徴とするインタフェース装
    置。
  17. 【請求項17】通信システムを通信システム・ネットワ
    ークの処理マルチプレクサにインタフェースするために
    通信システムにおいて用いられるインタフェース装置に
    おいて、通信システムが: 複数の信号源であって、信号源の少なくとも一部が信号
    を生成する複数の信号源;および 複数の信号着局であって、指定された信号源が通信シス
    テム・データを生成する複数の信号着局; によって構成され; 処理マルチプレクサが、複数の通信ポートと、通信シス
    テム・データに少なくとも部分的に基づいて信号を処理
    し、被処理信号を生成する処理手段とによって構成され
    るインタフェース装置において、通信システムを処理マ
    ルチプレクサにインタフェースする方法であって: a)通信システムと処理マルチプレクサとの間の動作可
    能な結合を検出する段階; b)通信システムが処理手段に動作可能に結合されてい
    る場合に、信号源の少なくとも一部によって生成された
    信号を処理マルチプレクサに送り、かつ、指定された信
    号源によって生成された通信システム・データを処理マ
    ルチプレクサに送る段階; c)通信システムが処理マルチプレクサに動作可能に結
    合されている場合に、被処理信号を処理マルチプレクサ
    から受け取る段階; d)通信システムが処理マルチプレクサに動作可能に結
    合されていない場合に、複数の信号源によって生成され
    た信号を処理して、システム被処理信号を生成する段
    階;および e)通信システム・データに基づいて、システム被処理
    信号を複数の信号着局に送る段階; によって構成されることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】通信システム・データに基づいて、段階
    (c)の被処理信号を指定された信号源に送る段階をさ
    らに含んで構成されることを特徴とする請求項17記載の
    方法。
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