JPH04138566U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH04138566U
JPH04138566U JP4911491U JP4911491U JPH04138566U JP H04138566 U JPH04138566 U JP H04138566U JP 4911491 U JP4911491 U JP 4911491U JP 4911491 U JP4911491 U JP 4911491U JP H04138566 U JPH04138566 U JP H04138566U
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JP
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heat exchanger
tube
thick
improved
heat
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JP4911491U
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寿浩 竹内
一 扇谷
寛 山川
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本田技研工業株式会社
株式会社ハドシス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換能力が低下することなく、また装置全
体が大型化、重量化することなく耐久性が向上した熱交
換器を提供する。 【構成】 外部を流れる空気と内部流体との間で熱交換
を行う熱交換器のチューブに於ける外部空気の流れる方
向に対する前面部分のみを厚肉とすることで、チッピン
グの際の衝撃発生時にもチューブの前面部分が変形せ
ず、また傷による腐食が進行し難くなることから飛石等
の外乱に対する耐久性が向上し、従って耐腐食性も向上
する。更に前面部分のみを厚肉とすることで全体を厚肉
とする場合に比較して重量化することもない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チューブの内部流体と外部を流れる空気との間で熱交換を行う熱交 換器に関し、特に車両の空調装置に於けるコンデンサに用いるのに適した熱交換 器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば車両の空調装置に用いられる熱交換器としてのコンデンサに 於て、断面が前後に長い長円状をなす偏平チューブを蛇行させてパネル状とした ものがあり、実開昭64−42739号公報にはその一例が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような車両用空調装置のコンデンサは、通常車両の前端面に設けられ ることから、走行時のチッピング(飛石)などにより偏平チューブの前面部が変 形したり、その表面に傷がつき、そこから腐食することが考えられる。
【0004】 そこで、比較的外乱の影響を受け難い場所にコンデンサを設けることも考えら れるが、コンデンサの熱交換の性能が低下する問題がある。
【0005】 上述したような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、熱交換能力が 低下することなく、また装置全体が大型化、重量化することなく耐久性が向上し た熱交換器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的は本考案によれば、熱交換用チューブの内部流体と外部を流れる 空気との間で熱交換を行う熱交換器であって、外部空気の流れる方向に対する前 記チューブの前面部分が他の部分よりも厚肉となっていることを特徴とする熱交 換器を提供することにより達成される。
【0007】
【作用】
上述の構成によれば、熱交換用チューブの外部空気の流れる方向に対する前面 部分のみを厚肉とすることで、チッピングの際の衝撃発生時にもチューブの前面 部分が変形し難く、また傷による腐食が進行し難くなる。
【0008】
【実施例】
以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例について詳細に説明する。
【0009】 図1は本考案が適用された車両用空調装置の構成を示す斜視図であり、図2は 図1の構成を簡略化して示すブロック図である。当該車両に於けるエンジンルー ム1内の前端面には、コンデンサ2が設けられ、その冷媒ガス出口がレシーバタ ンク3に接続されている。レシーバタンク3の冷媒ガス出口はエクスパンション バルブ4に接続されている。このエクスパンションバルブ4は室内気との熱交換 用エバポレータ5に接続され、該エバポレータ5はコンプレッサ6に接続され、 更にコンプレッサ6の冷媒ガス出口がコンデンサ2の冷媒ガス入口に接続され、 各部間を冷媒ガスが循環するようになっている。
【0010】 図3に良く示すように、コンデンサ2は車両の前後方向に直交する方向(本実 施例では左右方向)に延在する直管部8bと、左右の折返し部8aにて折返して 蛇行することにより全体としてパネル状をなす偏平チューブ8と、この偏平チュ ーブ8の多数の左右折返し部8aを挟持する1対のフレーム9と、偏平チューブ 8の直管部8b同士の間に介在する波板状フィン10とを有している。
【0011】 図4に良く示すように、偏平チューブ8の内部には冷媒ガスを通すための管路 8cが隔成され、更にこの管路8cはリブを兼ねる複数の仕切板により複数の部 屋に区画されている。また、偏平チューブ8の外壁12は、その前面部分12a が、側面部分12b、12c及び後面部分12dに比較して厚肉(t1>t2) となっている。従って、当該車両の走行時にチッピングが発生しても、その衝撃 に対する影響が少なく、また傷が生じてもその部分から内部へ腐食が進行し難く なっている。
【0012】 一方、コンデンサ2に於て偏平チューブ8の折返し部8aを保持するフレーム 9は概ねコの字状断面をなし、当該車両の上下方向に延在している。図5に良く 示すように、このフレーム9には、該フレーム9の延在する方向即ち上下方向に 沿って複数の溝部9aが設けられている。この溝部9aによりフレーム9の偏平 チューブ8を挟持する部分にて偏平チューブ8とフレーム9との間に隙間が郭成 され、土砂や水が溜ることを防止している。また、同時に溝部9aにより上記偏 平チューブ8とフレーム9との接触面積が小さくなっている。従って、偏平チュ ーブ8とフレーム9とが互いに異なる材質であっても電食が発生し難くなる。
【0013】 コンプレッサ6はスクロール型コンプレッサからなる。即ち図示されていない が、渦巻状の仕切板が立設された固定スクロール体と、同じく渦巻状の仕切板が 立設され、かつ固定スクロール体とやや偏心する可動スクロール体とを有し、両 スクロール体の底面と仕切板とにより圧縮室が郭成されている。そして、エバポ レータ5からの冷媒ガスを外周側の吸入口から圧縮室に吸入し、可動スクロール 体を所定の軸を中心に回転することなく円運動させることにより圧縮室にて冷媒 ガスを徐々に圧縮し、中央の吐出口からコンデンサ2に向けて吐出するようにな っている。
【0014】 上述したような構成の空調装置に於て、まず、コンデンサ2にて外気と熱交換 された冷媒ガスは液化し、レシーバタンク3を介してエクスパンションバルブ4 にて流量が制御され、エバポレータ5にて室内気と熱交換して気化する。この気 化した冷媒ガスがコンプレッサ6にて圧縮され、再びコンデンサ2にて冷却され るようになる。
【0015】
【考案の効果】
上述の説明により明らかなように、本考案による熱交換器によれば、外部を流 れる空気と内部流体との間で熱交換を行う熱交換器のチューブに於ける外部空気 の流れる方向に対する前面部分のみを厚肉とすることで、チッピングの際の衝撃 発生時にもチューブの前面部分に対する影響が少なく、また傷による腐食が進行 し難くなることから飛石等の外乱に対する耐久性が向上し、従って耐腐食性も向 上する。更に前面部分のみを厚肉とすることで全体を厚肉とする場合に比較して 重量化することもない。以上のことから本考案の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された車両の空調装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】図1の空調装置を模式的に示すブロック図であ
る。
【図3】図1のコンデンサのみを示す部分正面図であ
る。
【図4】図3のIV-IV線について見た断面図である。
【図5】a部は図3のV-V線について見た断面図、b部
はa部のb-b線について見た断面図である。
【符号の説明】 1 エンジンルーム 2 コンデンサ 3 レシーバタンク 4 エクスパンションバルブ 5 エバポレータ 6 コンプレッサ 8 偏平チューブ 8a 折返し部 8b 直管部 8c 管路 9 フレーム 9a 溝部 10 フィン 12 外壁 12a 前面部分 12b、12c 側面部分 12d 後面部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山川 寛 宮城県角田市佐倉字宮谷地3番地 株式会 社ザオーテツク内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換用チューブの内部流体と外部を流れ
    る空気との間で熱交換を行う熱交換器であって、外部空
    気の流れる方向に対する前記チューブの前面部分が他の
    部分よりも厚肉となっていることを特徴とする熱交換
    器。
JP1991049114U 1991-05-30 1991-05-30 車両用室外熱交換器 Expired - Lifetime JP2558542Y2 (ja)

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JPH04138566U true JPH04138566U (ja) 1992-12-25
JP2558542Y2 JP2558542Y2 (ja) 1997-12-24

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JP2558542Y2 (ja) 1997-12-24

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